「見事な対応」ヘタフェの新守護神も久保建英を絶賛「素晴らしいキャリアが待っている」

2021.01.18 22:05 Mon
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ヘタフェのスペイン人GKルベン・ジャニェスが同僚である日本代表MF久保建英について語った。スペイン『マルカ』が伝えている。2020年夏にレンタル先のウエスカから復帰したジャニェスは、開幕当初こそ控えの立場だったもの、2020年12月のラ・リーガ第14節以降はリーグ全試合でフル出場。ヘタフェの新たな守護神だ。

そんなジャニェスが『マルカ』のインタビューに応じ、スペイン人MFカルレス・アレーニャ(23)と久保の新戦力2人について言及した。
「彼らがやってきた状況を考えると、見事に対応したと思う。カルレスはゲーム全体を通して素晴らしいレベルだったし、久保も投入されてから素晴らしかった。それは彼らがチームに大きな貢献をし、素晴らしいキャリアが待っているということだ」

8日にヘタフェ入りした久保は、チームトレーニングに参加できなかったものの、11日に敵地で行われたラ・リーガ第18節のエルチェ戦でさっそく途中出場すると、ぶっつけ本番だったが、2ゴールに絡む形で上々のデビューを果たし、ホセ・ボルダラス監督からも称賛の言葉を送られていた。それはチームメイトにも十分伝わっているようだ。
◆久保建英が早速ゴールに絡む!

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アトレティコ・マドリーは4日、コパ・デル・レイ準々決勝でヘタフェとホームで対戦し、5-0で勝利した。 ラウンド16でセグンダ(スペイン2部)のエルチェに快勝したアトレティコは、直近のマジョルカ戦からスタメンを6人変更。セルロートやバリオス、M・ジョレンテ、GKオブラクらに代えてグリーズマンやデ・パウル、ヒメネス、GKムッソらをスタメンで起用した。 公式戦6試合無敗中のヘタフェに対し、アトレティコは開始早々にスコアを動かす。8分、リーノのパスから左サイド深くまで駆け上がったハビ・ガランのクロスをG・シメオネがヘディングで流し込んだ。 先制したアトレティコは、17分にも自陣でのパスカットからロングカウンターを仕掛けると、左サイドを持ち上がったアルバレスのサイドチェンジをボックス右手前で受けたデ・パウルが落とすと、ボックス中央に走り込んだG・シメオネがダイレクトシュートをゴール右下に沈めた。 早い時間にリードを広げて主導権を握ったアトレティコは、その後も攻勢を続ける。すると42分、G・シメオネの右クロスをペナルティアーク内の19が繋ぐと、ボックス左でボールを受けたリーノがシュートフェイントでDFをかわし、ゴール右隅へシュートを流し込んだ。 ハーフタイムに3枚替えを敢行したヘタフェに対し、アトレティコは後半も開始早々にチャンスを作る。49分、アルバレスのパスでボックス左に抜け出したハビ・ガランの折り返しをG・シメオネがワンタッチシュートを沈めたが、これはハビ・ガランの抜け出しがオフサイドの判定でノーゴールの判定に。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、アトレティコは78分にボックス右手前でボールを受けたアンヘル・コレアがグラウンダーのミドルシュートをゴール左隅に突き刺し、試合を決定づける4点目を奪うと86分にもショートカウンターからセルロートがゴールネットを揺らした。 結局、試合はそのまま5-0でタイムアップ。ヘタフェに圧勝したアトレティコは2大会連続のベスト4進出を決めた。 アトレティコ 5-0 ヘタフェ 【アトレティコ】 ジュリアーノ・シメオネ(前8) ジュリアーノ・シメオネ(前17) サムエウ・リーノ(前42) アンヘル・コレア(後33) アレクサンダー・セルロート(後41) 2025.02.05 08:30 Wed
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ヘタフェ、バルサが買い戻したククレジャを買い取りOP付きのレンタルで獲得

ヘタフェは18日、バルセロナのU-21スペイン代表DFマルク・ククレジャ(20)を買い取りオプション付きのレンタルで獲得したことを発表した。買い取る際の移籍金は600万ユーロ(約7億2500万円)とのことだ。 ククレジャは2日前、バルセロナによってエイバルから400万ユーロ(約4億8500万円)で買い戻されていた。 エスパニョールのユースから2012年7月にバルセロナの下部組織に入団したククレジャは、2018年7月にトップチームへと昇格すると、同年8月にエイバルへとレンタル移籍。2018-19シーズンはエイバルで左サイドバックや左サイドハーフなどでレギュラーとしてプレーし、リーガエスパニョーラで31試合に出場して1ゴール2アシストを記録していた。そしてシーズン終了後、エイバルに200万ユーロ(約2億4300万円)で買い取られていた。 なお、将来的にヘタフェがククレジャを他クラブに完全移籍させた場合、40%の移籍金がバルセロナに入るとのことだ。 2019.07.19 05:50 Fri
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ローマのスペイン人2選手がヘタフェにレンタルへ!

ローマのスペイン人2選手がヘタフェにレンタル移籍することが濃厚となった。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』など複数メディアが報じている。 今シーズンからローマの新指揮官に就任したジョゼ・モウリーニョ監督は、プレシーズンから現有戦力の評価を行ってきた中、前半戦の早い段階で数選手を自身の構想外とした。 その中でアメリカ代表DFブライアン・レイノルズ(20)、ギニア代表MFアマドゥ・ディアワラ(24)と共に、構想を外れていたのが、スペイン代表MFゴンサロ・ビジャール(23)、スペイン人FWボルハ・マジョラル(24)だ。 そして、今冬の放出が既定路線となっていたビジャールとマジョラルは、奇しくもヘタフェという同じ移籍先を選択したようだ。 2020年1月にエルチェから完全移籍で加入した優れた戦術眼とパスセンス、キープ力を誇る大器のビジャールは、昨シーズンは途中出場がメインながらも公式戦47試合に出場。前指揮官パウロ・フォンセカの下ではブレイクの兆しを見せていた。 しかし、前半戦を通して2ボランチを採用していたポルトガル人指揮官の下では守備の強度、ダイレクト志向が強いスタイルへの順応に苦戦。ヨーロッパ・カンファレンスリーグでは予選を含め6試合に出場したものの、セリエAでは1度も出番が与えられていなかった。 一方、昨シーズンにレアル・マドリーからの2年レンタルで加入したマジョラルは、加入1年目に公式戦47試合に出場し、17ゴール7アシストを記録。しかし、2年目の今季はイングランド代表FWタミー・エイブラハム、ウズベキスタン代表FWエルドル・ショムロドフの加入もあり、センターフォワードの3番手に甘んじると、ここ最近ではプリマヴェーラに所属するガーナ代表FWフェリックス・アフェナ=ギャンにも序列で抜かれることに。ここまで公式戦11試合1ゴールの数字も、プレータイムは250分以下に限られている。 その2選手に関してはこれまで幾つかの新天地候補が報じられていたが、共に出場機会を最優先とした中、今シーズンのラ・リーガで残留圏内ギリギリの17位に位置するヘタフェを選択したようだ。 なお、マジョラルはマドリード出身で、ビジャールに関しては実弟であるU-19スペイン代表MFハビエル・ビジャール(18)がレアル・マドリーのフベニールA(U-19チーム)でプレーしており、そういった環境面が移籍を後押しした可能性もありそうだ。 2022.01.12 08:00 Wed

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