選手採点&寸評:U23フランス代表 1-1 U23日本代表【国際親善試合】
2024.07.18 06:25 Thu
17日、U-23フランス代表vsU-23日本代表が行われ、1-1の引き分けに終わった。超WSの選手採点と寸評は以下の通り。
▽U-23日本代表採点

※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし
GK
1 小久保玲央ブライアン 6.0
落ち着いたプレーで判断も間違えない。失点シーンはノーチャンス。終盤には一対一をしっかりセーブ。安定感を見せた。
2 半田陸 5.5
普段プレーしない左SBでプレー。後半からは右SBに回る。縦を何度も突破されたが、最後はやらせなかった。
4 関根大輝 5.5
持ち前のフィジカルの強さを見せて守備で見せる。何度か前に上がってプレーしたが効果的には絡めず、45分で交代。
→16 大畑歩夢 5.5
試合に入るのに時間がかかったが決定的なピンチを凌ぐ素晴らしい対応。ただ、押し込まれたことでポジションを上げられず守勢に回った。
5 木村誠二 6.0
立ち上がりは相手の圧力に不安定さを見せたが、徐々に慣れてしっかりと対応。マテタを相手に空中戦でも負けなかった。
→3 西尾隆矢 5.0
入って早々にズレを突かれて失点。スピードを持った背後を狙う攻撃に下がりすぎる傾向もあり、前に押し出せなかった。
15 高井幸大 6.5
冷静な守備対応。ラカゼットとのマッチアップでもやらせなかったが、後半頭には連係が取れる前に失点も、オリーズに最後まで寄せた。その後はマテタも含めしっかり対応。粘り強く戦った。
MF
7 山本理仁 6.0
読みの鋭さで気の利いた守備。危険な場面に顔を出す。バランスをとっていた中、もう少し攻撃の組み立てをしたかった。
→6 川崎颯太 5.5
こぼれ球への反応、守備面では特徴を出すが、攻撃で効果的なプレーは出せず。
8 藤田譲瑠チマ 6.5
アンカーでバランスを見ていた中、プレスで相手を制限し、見事な先制ゴール。試合を読んでのプレー見せるも、攻撃の組み立てはあまりできず。
14 三戸舜介 6.0
溢れたボールを落ち着いて繋げてヒールでアシスト。前線から豊富な運動量でプレスをかけ続ける。PK奪取かと思わせる仕掛けも見せた。
→26 佐藤龍之介 -
出場時間が短く採点なし。
FW
9 藤尾翔太 6.0
見事なプレスバックで先制点に繋げる。体を張るプレーと前線からの制限で仕事をした。
→11 細谷真大 5.5
多くのボールは入ってこなかったが、ボールを持った時でもシュート打てず、見せ場はなかった。
10 斉藤光毅 5.0
ボールを持てば良さを出せる部分があるも、大きな見せ場がなく交代。プレスがハマらず、ポジショニングも良くなかった。前半で交代。
→18 佐藤恵允 5.0
推進力を持って仕掛けるも効果的な攻撃はできず。2度ボックス内に仕掛けたが持ちすぎてシュートを打てなかった。
17 平河悠 6.0
相手の左サイドを牽制。守備面で貢献し、攻撃時にも得意のドリブルを見せる。仕掛けを実らせることができなかった。
監督
大岩剛 6.0
前日に選手が揃った中、コンディションにバラつきがあり難しい試合に。防戦となったが、強豪フランス相手に選手たちは粘り強く戦った。先制点はまさにチームが目指す形。残り1週間で準備を整えたい。
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
高井幸大(日本)
フル出場を果たした中で、1失点を喫したものの落ち着いた対応を見せた。前半はラカゼット、後半はマテタと左右を交代してプレーした中、守勢でも最後はやらせない対応。個の能力が高い相手に本大会での活躍にも期待。
U-23フランス代表 1-1 U-23日本代表
【得点者】
0-1:25分 藤田譲瑠チマ(日本)
1-1:47分 マイケル・オリーズ(フランス)
▽U-23日本代表採点

©️超ワールドサッカー
※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし
1 小久保玲央ブライアン 6.0
落ち着いたプレーで判断も間違えない。失点シーンはノーチャンス。終盤には一対一をしっかりセーブ。安定感を見せた。
DF
2 半田陸 5.5
普段プレーしない左SBでプレー。後半からは右SBに回る。縦を何度も突破されたが、最後はやらせなかった。
4 関根大輝 5.5
持ち前のフィジカルの強さを見せて守備で見せる。何度か前に上がってプレーしたが効果的には絡めず、45分で交代。
→16 大畑歩夢 5.5
試合に入るのに時間がかかったが決定的なピンチを凌ぐ素晴らしい対応。ただ、押し込まれたことでポジションを上げられず守勢に回った。
5 木村誠二 6.0
立ち上がりは相手の圧力に不安定さを見せたが、徐々に慣れてしっかりと対応。マテタを相手に空中戦でも負けなかった。
→3 西尾隆矢 5.0
入って早々にズレを突かれて失点。スピードを持った背後を狙う攻撃に下がりすぎる傾向もあり、前に押し出せなかった。
15 高井幸大 6.5
冷静な守備対応。ラカゼットとのマッチアップでもやらせなかったが、後半頭には連係が取れる前に失点も、オリーズに最後まで寄せた。その後はマテタも含めしっかり対応。粘り強く戦った。
MF
7 山本理仁 6.0
読みの鋭さで気の利いた守備。危険な場面に顔を出す。バランスをとっていた中、もう少し攻撃の組み立てをしたかった。
→6 川崎颯太 5.5
こぼれ球への反応、守備面では特徴を出すが、攻撃で効果的なプレーは出せず。
8 藤田譲瑠チマ 6.5
アンカーでバランスを見ていた中、プレスで相手を制限し、見事な先制ゴール。試合を読んでのプレー見せるも、攻撃の組み立てはあまりできず。
14 三戸舜介 6.0
溢れたボールを落ち着いて繋げてヒールでアシスト。前線から豊富な運動量でプレスをかけ続ける。PK奪取かと思わせる仕掛けも見せた。
→26 佐藤龍之介 -
出場時間が短く採点なし。
FW
9 藤尾翔太 6.0
見事なプレスバックで先制点に繋げる。体を張るプレーと前線からの制限で仕事をした。
→11 細谷真大 5.5
多くのボールは入ってこなかったが、ボールを持った時でもシュート打てず、見せ場はなかった。
10 斉藤光毅 5.0
ボールを持てば良さを出せる部分があるも、大きな見せ場がなく交代。プレスがハマらず、ポジショニングも良くなかった。前半で交代。
→18 佐藤恵允 5.0
推進力を持って仕掛けるも効果的な攻撃はできず。2度ボックス内に仕掛けたが持ちすぎてシュートを打てなかった。
17 平河悠 6.0
相手の左サイドを牽制。守備面で貢献し、攻撃時にも得意のドリブルを見せる。仕掛けを実らせることができなかった。
監督
大岩剛 6.0
前日に選手が揃った中、コンディションにバラつきがあり難しい試合に。防戦となったが、強豪フランス相手に選手たちは粘り強く戦った。先制点はまさにチームが目指す形。残り1週間で準備を整えたい。
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
高井幸大(日本)
フル出場を果たした中で、1失点を喫したものの落ち着いた対応を見せた。前半はラカゼット、後半はマテタと左右を交代してプレーした中、守勢でも最後はやらせない対応。個の能力が高い相手に本大会での活躍にも期待。
U-23フランス代表 1-1 U-23日本代表
【得点者】
0-1:25分 藤田譲瑠チマ(日本)
1-1:47分 マイケル・オリーズ(フランス)
1
2
高井幸大
小久保玲央ブライアン
半田陸
関根大輝
大畑歩夢
木村誠二
西尾隆矢
山本理仁
川﨑颯太
藤田譲瑠チマ
三戸舜介
佐藤龍之介
藤尾翔太
細谷真大
斉藤光毅
佐藤恵允
平河悠
大岩剛
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久保建英「すごくおしゃれ」、長谷川唯「すごく新鮮」…「FIRE(炎)」がテーマの日本代表の新ユニフォーム、選手たちの感想は?
アディダスジャパンは21日、「サッカー日本代表 2024 ユニフォーム」発表した。 今夏行われる世界的なスポーツイベントを前に、日本代表の戦闘服が装いも新たに。新ユニフォームは、「ヨウジヤマモト」のデザイナーでもある日本が誇るファッションデザイナーの山本耀司氏がデザイン。アディダスとヨウジヤマモトのコラボレーションブランドである「Y-3」が日本代表と史上初のコラボレーションを果たした。 この新ユニフォームは、21日に行われたパリ・ファッションウィークにて発表。「ヨウジヤマモト」のコレクションの1つとして発表され、コレクションにはU-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)、なでしこジャパンのMF長野風花(リバプール)がランウェイを歩く特別な演出でお披露目された。 今回のユニフォームのテーマは「FIRE(炎)」。「サッカー日本代表2024ユニフォーム」の全体を通して一貫したモチーフとして登場するヨウジヤマモトによるデザインの炎のグラフィックは、サッカー日本代表が持つ揺るぎない力強さ、そして日本という国が持つ神秘的な力を象徴している。 ホームはダークネイビー、アウェイはホワイトとなり、ホームは青い炎、アウェイは赤い炎がデザインされている。 今回の新ユニフォームに関して、日本代表のMF久保建英、U-23日本代表のMF藤田譲瑠チマ、FW細谷真大、なでしこジャパンのMF長谷川唯、MF長野風花、FW宮澤ひなたがコメントしている。 <span class="paragraph-subtitle">◆久保建英</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_kubo_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回のユニフォームはすごくおしゃれだな、というのが第一印象です。ユニフォームをファッションに取り入れるスタイルは海外ではよく見かけますが、日本でもこのサッカー日本代表ユニフォームをきっかけに、そのトレンドが広がることを願っています。僕自身も、新たなユニフォームとともに気持ちを新たに切り替えて、青い炎のように熱い気持ちで次のステージに向かっていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆藤田譲瑠チマ</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_fujita_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームもアウェイも、どちらもとてもスタイリッシュで、それぞれ異なる意味を持つ炎をモチーフにしているところがすごく気に入っています。自分たちの世代が、新たな想いが込められたユニフォームとともに大きな舞台へと向かえることをとても嬉しく思います。このユニフォームを着てピッチで活躍する姿を皆さんに見ていただけるよう、頑張りたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆細谷真大</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hosoya_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今回、サッカー日本代表史上初の「Y-3」とのコラボレーションになると聞いて、とてもびっくりしました。色合いやデザイン、ロゴの位置など、とても新鮮で、これをきっかけにサッカー日本代表に興味を持っていただける方や、応援していただける方が増えると嬉しいです。このユニフォームに描かれた炎のように、僕たちもそれぞれの力を一つにして、完全燃焼で世界と戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長谷川唯</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_hasegawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「ホームユニフォームの濃い紺色は、最近の日本代表ユニフォームにはあまりなかった色合いなので、とても良いと思いました。またアウェイの白と赤の組み合わせも、すごく新鮮です。今回は燃え盛る炎がデザインのテーマですが、私にとっては、スタジアムに入場するときが、一番気持ちが燃え上がる瞬間です。常に世界一を目指してサッカーをやってきたからこそ、この新しいユニフォームで、この夏世界一を目指したいと思います」 <span class="paragraph-subtitle">◆長野風花</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_nagano_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「今までのサッカー日本代表ユニフォームと雰囲気が違って、すごくスタイリッシュで驚きました。チームで着たときにも格好良いと思いますし、ファッションとして着ても素敵なデザインだと思います。ユニフォームに描かれた炎のように、燃え盛る力強いプレーでまた世界に衝撃を与えたいという想いを新たにしました」 <span class="paragraph-subtitle">◆宮澤ひなた</span><div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240622_miyazawa_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 「一見して、今までのサッカー日本代表ユニフォームよりもシンプルで、すごく格好良いと思います。雰囲気がガラッと変わった印象です。街中でユニフォームを着ている方を見かけると、サッカーへの愛を感じてすごく嬉しくなります。日本でもそういう風にこのユニフォームを着てくれる人が増えることを楽しみにしています。応援してくれる方の気持ちを力に、この夏はチームとして優勝を目指して一戦一戦大切に戦っていきたいと思います」 <span class="paragraph-title">【写真】久保建英や長谷川唯も着用!日本代表の新ユニフォーム、テーマは「FIRE(炎)」</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="j82B9AIMKvA";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw11.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw2.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw3.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw4.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw15.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/adidas20240621_tw6.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 写真:adidas is the official supplier of the Japan National Team 2024.06.22 05:45 Sat2
ソシエダ戦の不思議な体験と五輪OA枠/六川亨の日本サッカー見聞録
すでにネットでも取り上げられていたが、29日の東京V対レアル・ソシエダ戦では珍しい体験をした。4万人も詰めかけながら、東京Vのゴール裏にグリーンのユニホームを着たサポーターはパラパラと散らばっているだけ。このため応援のチャントもない。無言の国立競技場には東京Vの選手が主審にアピールする声が4階の記者席まで聞こえてきた。 普段のJリーグではありえない光景である。 そして試合が進むにつて、バックスタンドからはブラスバンドの演奏によるZARDの「負けないで」や平原綾香の「Jupiter」、「ルパン3世」のテーマ曲が聞こえてきた。高校選手権ならブラスバンドの演奏とチアガールの応援は見慣れた光景だが、Jクラブの試合でブラスバンドの演奏を聴いたのは初めてだ。しかも演奏はかなりレベルが高かった。 そして電光掲示板である。普通はホームチームが左、アウェーチームが右に表示される。このため東京Vが左、レアル・ソシエダが右だった。後半に入ると両チームとも積極的な選手交代を行ったため、誰が誰と代わったのか電光掲示板で確認しようとしたところ、背番号がまるで一致していないのだ。 リザーブの選手の背番号が変更になったのかと思ってよくよく見ると、後半はレアル・ソシエダが左、東京Vが右と入れ替わっていたことが判明。長いことサッカーの試合を取材してきたが、前半と後半で電光掲示板のチーム名が入れ替わったのは初めての経験だった。いったい誰が考え出したのか、不思議な体験だった。 さて昨日はアメリカ遠征に参加するU-23日本代表メンバー25名が発表された。気になるOA枠について山本昌邦NTDは「長い時間をかけて進めている。出場したい本人の意思と、所属クラブの了承を取り付けないといけない。移籍の可能性のある選手もいるので、移籍先の了承も取らないといけない。それぞれ極めて難しい状況にある。所属クラブの監督が決まっていないケースもある」と初めて具体的な交渉の難しさを語った。 山本NTDの話を聞く限り、OA枠の選手は海外組と想像がつく。Jリーグも7月8日から8月21日まで移籍ウィンドーは開いているが、シーズン中の現段階で夏の移籍を交渉している選手は皆無に近いだろう。そして海外組で来シーズンの移籍が噂されているのは板倉滉、町田浩樹、田中碧あたりか。そして「所属クラブの監督が決まっていないケース」ではリバプール=遠藤航、ということになる。 ただ、26日にスポニチが配信した記事によると、JFAが5月31日までにFIFAへ提出する予備登録メンバー50人に板倉、町田、田中の3人の名前はなく、谷口彰悟と遠藤が有力候補と報じていた。山本NTDは、7月下旬から8月にかけて所属チームを離れてパリ五輪に参加すると、ポジション争いで不利になることも懸念していたし、日本の目標はあくまでW杯で優勝することも強調していた。 リオ五輪では、直前まで交渉しながらFW久保裕也を招集できなかったし、OA枠もヴァイッド・ハリルホジッチ監督が9月1日からW杯アジア最終予選が始まるため主力選手の招集に難色を示したため、塩谷司、藤春廣輝、興梠慎三の3人になった。3人ともJリーグではチームの主力として活躍していたが、国際舞台の経験不足は否めなかった。 中途半端な形でOA枠を使うより、予選を突破したU-23のメンバーを中心に戦うのも一つの考え方である。 2024.05.31 22:00 Fri3
「プロ入りした時は自分がパリ世代という認識もなかった」。雑草魂で五輪の大舞台、そして海外移籍をつかみ取った平河悠への期待【新しい景色へ導く期待の選手/vol.44】
大岩剛監督ら現場が望んだオーバーエージ(OA)枠の活用が叶わず、久保建英(レアル・ソシエダ)や鈴木唯人(ブレンビー)などパリ世代の面々も招集できなかった今回のパリ五輪に挑むU-23日本代表。欧州組は斉藤光毅(ロンメル)と三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)、藤田譲瑠チマ・山本理仁(シント=トロイデン)、小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)の5人という陣容になった。 その分、国内で活躍しているイキのいい選手の活躍が求められるということ。特に注目度が高まっているのが、首位を走るFC町田ゼルビアのドリブラー・平河悠だ。 今季ここまでJ1・17試合に出場(うち先発16試合)し、2ゴール4アシストという好結果を残している。彼の切れ味鋭い突破と仕掛けがあるからこそ、町田の頭抜けたタテの鋭さと推進力が発揮できている。それは多くの人が認めるところだろう。 とはいえ、平河は最初からエリート街道を歩んできた選手ではない。佐賀東高校から山梨学院大学を経由して町田という道のりを見ると、むしろ「雑草系」と言ってもいいかもしれない。 平河の存在が広く認識されるようになったのは、2021年から町田の特別指定選手となってから。ランコ・ポポヴィッチ監督(現:鹿島アントラーズ)に鍛えられ、2022年のJ2で16試合出場2ゴールという結果をマークしたあたりから「突破力のある若手アタッカー」と一目置かれるようになった。 その存在感が一気に高まったのが2023年。大卒新人としてJ2に本格参戦し、35試合出場6ゴールと大活躍。町田の史上初のJ1昇格の原動力となるのと同時に、大岩監督のお眼鏡にも叶い、パリ五輪代表候補入りを果たしたのだ。 最初は昨年6月の欧州遠征。オランダ戦で短時間、起用されるにとどまったが、その時点ではすでに「日本代表の名波浩コーチが代表に呼びたがっている」という噂も流れたほどだ。9月のAFC U23アジアカップ予選(バーレーン)も招集されたが、この時点ではまだ「斉藤光毅(ロンメル)や三戸舜介(スパルタ)の控え」という印象が強く、パリ五輪に行けたとしても、18人に生き残るのはかなり難しいと目された。 その流れが大きく変わったのが、2024年だ。最高峰リーグ初参戦の町田の快進撃に伴って、平河の評価も急上昇。左サイドから次々とドリブルで敵陣を切り裂いていく個の力というのは今季J1で抜きん出ている。その目覚ましい進化を見れば、大岩監督も彼を外すという選択肢はなくなるはず。4〜5月のAFC U23アジアカップ(カタール)の働きや実績も踏まえながら、最終的に平河を抜擢。東京五輪の頃には「自分がパリ世代という認識もしていなかった」という男が見事が下剋上をやってのけたのだ。 「年代別代表から入ってきた選手が多い世代でもある分、結束力っていうのは必ずあると思いますけど、自分はそれと違って急に入ってきた選手。去年の6月からなりますけど、そこでしっかりアピールができてこの結果に繋がったと思いますし、今後、(代表や五輪に)縁がないと思ってる人もチャンスがあると思ってもらえる選手になれたらいい」と本人も語気を強めていた。 佐藤恵允(ブレーメン)や関根大輝(柏レイソル)もそうだが「非エリート」の急成長というのは見る側もワクワクさせられる。A代表にも伊東純也(スタッド・ランス)や守田英正(スポルティングCP)のような人材がいるが、そういう選手がどんどん出てきて活躍してほしい。パリ五輪での日本の命運は彼らのような泥臭い頑張り屋に懸かっているのかもしれない。 加えて言うと、平河には目下、海外移籍話も浮上している。報道ベースだが、イングランド2部のブリストル・シティから正式オファーが届いていると言われており、本人もチャレンジする気満々だという。7月3日の五輪メンバー入り直後の取材対応時もそれを聞かれて「なかなかちょっと今は答えられないです」と発言。「今は五輪に集中するというところですか?」と聞かれて「そうですね…、はい」と複雑な表情を浮かべていた。 本人としては、五輪前に海外移籍が決まっていれば、松木玖生(FC東京)のようにそちらを優先したかった思いもあるのかもしれない。ただ、五輪に出ることでより格上のクラブからオファーが届く可能性もある。斉藤光毅も「世界中の見る目が変わる可能性がある大会」と鼻息が荒かったが、平河もパリで人々を驚かせればいい。自分が成功ロードをまい進したいと思うなら、千載一遇のチャンスをモノにするしかないのだ。 「サイドハーフに似たような特徴を持っている選手がいるので、自分はそれ以上のパフォーマンスを出すことが大事。守備のタスクというところは誰よりもできると思うので、90分間ハードワークを見せられたらいい」と目をギラつかせた平河。斉藤や三戸とどう使い分けされていくのか興味深いところだが、彼には彼のストロングを前面に押し出し、日本を勝たせる存在になってほしいものである。 2024.07.05 16:00 Fri4
今季オランダ1部で斉藤光毅・三戸を上回るゴールを記録。20歳・佐野航大の大いなる可能性/佐野航大(NECナイメヘン)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.42】
2024年パリ五輪前最後の強化の場となる6月のアメリカ遠征。U-23日本代表の大岩剛監督が招集した25人の中で、ひと際、注目度が高まっているのが、20歳の佐野航大(NECナイメンヘン)だ。 2023年U-20W杯(アルゼンチン)で異彩を放った若武者がオランダに赴いたのは昨年夏。新天地合流当初はなかなか出番を得られなかったが、徐々に存在感を高め、1月以降は18試合連続先発。最終盤のフェイエノールト、アルメレ・シティ、ゴー・アヘッド・イーグルスの3連戦では立て続けにゴールをゲット。ルーキーイヤーにシーズン通算5得点というインパクトを残したのである。 この数字は同じリーグでプレーするパリ世代の斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)の3点、三戸舜介(同)の2点を上回っている。しかも、NECの6位という順位は、8位フィニッシュのスパルタより上。大岩監督がここまで一度も呼んでいなかった彼に目をつけるのも当然と言えば当然なのだ。 「(斉藤選手と三戸選手)は注目して見ていましたけど、同じリーグでやっているからこそ、凄さが分かります。2人は『個として絶対的な自信があるもの』を持っている。自分はまだまだ追いつけてないなと思います」と本人は謙虚な口ぶりを見せていた。が、オランダ1部で残した数字に加え、ボランチ・インサイドハーフ(IH)・両ウイングやサイドハーフでもプレーできるのだから、万能性は登録枠の少ない五輪では重宝されるはずだ。 「それ(ユーティリティ性)は武器ですけど、かといってドリブルができないかというとそうでもない。仕掛けのところもどんどんチャレンジしたいですし、彼らとは違うタイプというところでも勝負したい」と佐野は目を輝かせた。 短期間で彼が急成長した要因を考えてみると、1つはチームメイト・小川航基の存在が大きいだろう。20歳そこそこの若手が初の海外移籍に踏み切るとなれば、言語や文化、意思疎通、サッカー観の違いなど数々の困難が付きまとう。そういう環境に一足先に新チームに加入した日本人FWがいてくれたのは、佐野にとって心強かったに違いない。 「いろんなサポートをしてもらいましたけど、言語のところは一緒に身に着けていった感じです。プレーについてもJ2にいた時から航基君の凄さを分かっていたし、一緒に試合に出ても彼がいるかいないかで全然、気持ち的なところが違いました」 「試合の映像を見返しても、本当にストライカーっていう動きをしていた。今季は航基君にアシストをつけられなかったですけど、前にいてくれることでストレスなく楽しくやれたのは確かです」と本人も心から有難く感じていた様子だ。 小川とともにピッチに立ち、オランダ独特のフィジカルの強さと激しさに適応していったことで、佐野はより異彩を放つようになった。筋力アップに勤しんだ結果体重も3〜4キロは増え、より考えながらサッカーをするようにもなったという。 「オランダは激しい分、考えてやらないとケガをするし、置いていかれるようなスピード感なので、ホントに考えるところは意識してやりました。メンタル面やサッカーに対する向き合い方も変わった。そこは大きかったと思います」と自分でも大きな変化を実感しているという。もともとポジショニングや駆け引きなどを含めて賢いタイプの選手だったが、そのストロングに磨きがかかったのは朗報だ。見る側も大きな期待を抱かざるを得ない。 もう1つは実兄・佐野海舟(鹿島アントラーズ)の存在だろう。佐野がオランダへ渡って3カ月後の昨年11月、佐野海舟は森保一監督率いる日本代表に初招集され、今年1月のアジアカップ(カタール)にも参戦した。出番は少なかったものの、遠藤航(リバプール)や守田英正(スポルティングCP)ら最高峰レベルの選手たちと共闘。ボール奪取能力のみならず、攻撃チャンスを作り出すタテパスへの意識がガラリと変わった。 「いつか兄と一緒にA代表でボランチを組みたい」という夢を描く佐野にしてみれば、身近なお手本から刺激を受けないはずがない。 「自分が今回、U-23日本代表に選ばれたことも伝えましたし、兄がA代表に選ばれたことも嬉しかった。切磋琢磨できるいい関係だと思います」と嬉しそうに語っていた。 残念ながら兄・海舟は6月の2026年北中米W杯アジア2次予選2連戦からは落選してしまったが、ラージグループに入っているのは間違いない。佐野海舟がここからのJリーグで飛躍し、弟・航大もパリ五輪を経由してA代表に入ってくれば、“兄弟日の丸”も夢ではないだろう。 同じ2003年組の松木玖生(FC東京)、高井幸大(川崎フロンターレ)以上にポテンシャルが大とも言われる佐野航大。場合によってはこの夏、欧州5大リーグへのステップアップもあり得るかもしれない。そういった近未来の飛躍を楽しみに待ちつつ、まずは大岩ジャパンでの地位確立、パリ五輪滑り込みに期待したいものである。 2024.06.02 19:00 Sun5