「もっと来季は出場したい」ベストヤングプレーヤー賞受賞のDF高井幸大、デビュー飾った日本代表には「もちろん選ばれたい」

10日、『2024 Jリーグアウォーズ』が催され、川崎フロンターレのDF高井幸大がベストヤングプレーヤー賞を受賞した。川崎Fアカデミー育ちの20歳で、高校2年の2022年に飛び級でプロ契約を交わした高井。今シーズンは明治安田J1リーグで24試合2得点を記録し、夏のパリ・オリンピック(五輪)ではレギュラーとしてプレー。フル代表デビューも飾る飛躍の年となった。川崎Fからは2019年の日本代表MF田中碧(現リーズ・ユナイテッド)以来となる受賞。「嬉しいですし、もっとがんばらなければいけないなと思っています」と語り、さらなる向上を誓った。
「(シーズン)終わってみて、試合数見たら案外少なかったので、もっと来季は出場したいなと思います」

「この賞を受賞したからというのは特にはないですけど、常に上を目指して、努力し続けたいなと思います」また、革のロングコートにタートルネックを覗かせたファッションについては、「奇抜に決めてみました」とコメント。一方、自分からリクエストしたわけではなく、「決まっていました」とも明かしている。

さらに、20歳のCBは代表にも言及。「正直そっちの方が手応えありますし、来年も続けていけたら良いなと思います。もちろん選ばれたいです」と意欲を述べ、2024年の代表活動を振り返った。

「(U-23)アジアカップが終わってから自分的には伸びたかなと感じるので、(印象に残るのは)そこかなと思います。(伸びた部分は) 守備のところでよりボールを奪いにいけるようにはなったかなと思います」

「正直、すべてのところを伸ばさなければ、スタメンを奪えることはないと思いますし、そこは意識していきたいなと思います」

鬼木達監督とのラストシーズンも回想。印象に残ったのは「直近の試合になりますけど、最終節は監督の最終戦でしたし、僕もすごくお世話になった方なので、勝てて良かったなと思います」と振り返り、指揮官への思いを語った。

「コミュニケーションも取ってくれますし、自分に足りないところも明確にアドバイスだったり、伝えてくれるので、僕もすごく信頼していました」

一方、今シーズンは2年連続の8位に終わった川崎F。「チームとしては今年うまくいかなかったので、来年はより高みを目指してやりたいなと思います」と改善を誓っている。