選手採点&寸評:U23日本代表 2-0 U23イラク代表【AFC U23アジアカップ】

2024.04.30 04:42 Tue
マン・オブ・ザ・マッチの藤田譲瑠チマ
Getty Images
マン・オブ・ザ・マッチの藤田譲瑠チマ
29日、AFC U23アジアカップの準決勝、U-23日本代表vsU-23イラク代表が行われ、2-0で日本が勝利。これにより、8大会連続12回目のオリンピック出場を決めた。超WSの選手採点と寸評は以下の通り。

▽日本代表採点
©️超ワールドサッカー

※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし
GK
1 小久保玲央ブライアン 6.5

ファーストシュートはブラインドもありながら冷静に対応。ロングボールやクロス対応も間違えない。今大会3度目のクリーンシート達成。
DF
4 関根大輝 6.0

中にポジションを取りながら攻撃参加。イラクの攻撃の軸であるジャシムに対応。気の利いたポジショニングはこの試合でも見せた。

5 木村誠二 6.0

冷静に守備対応。ロングボールが増える中でしっかりと抑えた。クリーンシートに貢献。

21 大畑歩夢 6.5

粘りのプレーから2点目の起点となる強烈な横パス。この試合も精力的に攻守に働いた。

(→3 西尾隆矢 -)

出場時間が短く採点なし。

22 高井幸大 6.5

隙を見て持ち出し相手の守備をズラす。守備ではこの試合でも落ち着いた対応を終始見せる。後半増えた空中戦もしっかり対応。

MF
8 藤田譲瑠チマ 8.0

アンカーでバランスを取る。絶妙なロングフィードで先制ゴールアシスト。2点目はダイレクトパスでアシスト。パス、ドリブル、判断と出色の出来。

13 荒木遼太郎 7.0

見事なスルーパスで決定機演出。間で受けて攻撃を活性化。先発起用に応える追加点も落ち着いて決め切った。

(→10 佐藤恵允 -)

出場時間が短く採点なし。

17 松木玖生 6.5

豊富な運動量で色々なところに顔を出して補完する動き。攻守に気の利いたプレーでチームを支えた。後半はシュートチャンスを生かしたかった。

(→6 川﨑颯太 -)

出場時間が短く採点なし。

FW
20 平河悠 7.5

仕掛けが効果的。前半は日本の攻撃の起点に。後半もイラクに対応させない仕掛けでチャンスメイク。90分間イラクの脅威になり続けた。

11 山田楓喜 6.0

前半はあまりボールに触らず見せ場なし。後半は立ち上がりに惜しいシュートなど仕掛けるシーンが増える。守備ではタフに戦った。

(→9 藤尾翔太 5.5)

早々にイエローカードもルーズボールを粘り強く抑えに行くなど前線で体を張った。

19 細谷真大 6.5

10分の決定機を決められず。ただ、28分には見事な裏抜けからターンして流し込み2戦連発。後半はポスト直撃の惜しい場面も。カタール戦のゴールで吹っ切れたか。

(→18 内野航太郎 -)

出場時間が短く採点なし。

監督
大岩剛 7.0

中2日という過密日程の中、選手を効果的にターンオーバーさせて勝ち上がる。パリ行きの切符が懸かった戦いでも選手たちは落ち着いて特徴を出し前半で2点リード。後半のイラクの戦い方の変更にもしっかりと対応した。あと1勝で大会制覇。

★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
藤田譲瑠チマ(日本)

圧巻のパフォーマンス。2アシストの判断とパスのクオリティの高さも目立つなか、効果的にドリブルで運び出し、ボールを保持して時間を使うなど、全てにクオリティを見せた。

U-23日本代表 2-0 U-23イラク代表

【得点者】
1-0:28分 細谷真大(日本)
2-0:42分 荒木遼太郎(日本)

1 2

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東京五輪に臨むU-24スペイン代表は豪華! GKウナイ・シモンやペドリらユーロ2020のスペイン代表から6名が招集

スペインサッカー連盟(RFEF)は29日、東京オリンピックに臨むU-24スペイン代表メンバーを発表した。 ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、22名を指名。18名の本大会登録メンバーに加え、予備登録メンバー4名を招集した。 今回のメンバーには、ラ・リーガで主軸としてプレーし、スペイン代表としてユーロ2020に参加しているメンバーも多数選出した。 28日のラウンド16・クロアチア代表戦で痛恨のオウンゴールを喫したGKウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ)やマンチェスター・シティからバルセロナへと復帰したDFエリック・ガルシア、CBでコンビを組むDFパウ・トーレス(ビジャレアル)、バルセロナの新星MFペドリやMFダニ・オルモ(RBライプツィヒ)、FWミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)が招集されている。 また、レアル・マドリーのFWマルコ・アセンシオやアーセナルに2年間レンタルで出ていたMFダニ・セバージョスも招集。U-24日本代表としてプレーするMF久保建英の同僚でもあるMFマルク・ククレジャも招集された。 スペインはグループCに入り、エジプト、アルゼンチン、オーストラリアと対戦する。今回発表されたU-24スペイン代表は以下の通り。 ◆U-24スペイン代表メンバー GK アルバロ・フェルナンデス(ウエスカ) ウナイ・シモン(アスレティック・ビルバオ) アレハンドロ・ドミンゲス(ラス・パルマス) DF オスカル・ミンゲサ(バルセロナ) ヘスス・バジェホ・ラサロ(グラナダ) エリック・ガルシア(バルセロナ) パウ・トーレス(ビジャレアル) オスカル・ヒル(エスパニョール) フアン・ミランダ(レアル・ベティス) MF マルク・ククレジャ(ヘタフェ) ホン・モンカジョラ(オサスナ) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) ダニ・セバージョス(レアル・マドリー) ミケル・メリノ(レアル・ソシエダ) カルロス・ソレール(バレンシア) ペドリ(バルセロナ) FW ブライアン・ヒル(セビージャ) マルコ・アセンシオ(レアル・マドリー) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/ドイツ) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) ラファ・ミル(ウォルバーハンプトン/イングランド) ハビエル・プアド(エスパニョール) <span class="paragraph-title">【動画】U-24スペイン代表メンバー発表ムービー!</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVdmpoQlZmMyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> 2021.06.29 19:45 Tue
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背番号10は中島翔哉、矢島慎也は9番! リオ五輪に臨むU-23日本代表の背番号が決定!《リオ五輪》

▽日本サッカー協会(JFA)は5日、リオ・デ・ジャネイロ・オリンピック(リオ五輪)に臨むU-23日本代表の背番号を発表した。 ▽注目されていた背番号10は、これまでこの世代で10番を背負い続けてきたMF中島翔哉(FC東京)が着用。中島が負傷で離脱していた直近の試合で10番をつけていたMF矢島慎也(ファジアーノ岡山)は9番をつけることとなった。 ▽また、オーバーエイジ枠で選出されたDF塩谷司(サンフレッチェ広島)は6番、DF藤春廣輝(ガンバ大阪)は4番、FW興梠慎三(浦和レッズ)は13番をつけることとなる。なお、バックアップメンバーにも背番号は割り振られ、FW鈴木武蔵(アルビレックス新潟)が19番、DF中谷進之介(柏レイソル)が20番、MF野津田岳人(新潟)が21番、GK杉本大地(徳島ヴォルティス)が22番をつける。 ▽日本は、五輪のグループBでナイジェリア代表、コロンビア代表、スウェーデン代表と同居。初戦は日本時間5日の10時キックオフとなるナイジェリア戦だ。今回発表された背番号は以下のとおり。 ◆U-23日本代表メンバー ※はオーバーエイジ <B>GK</B> 1.<B>櫛引政敏</B>(鹿島アントラーズ) 12.<B>中村航輔</B>(柏レイソル) <B>DF</B> 4.<B>藤春廣輝</B>(ガンバ大阪)※ 6.<B>塩谷司</B>(サンフレッチェ広島)※ 15.<B>亀川諒史</B>(アビスパ福岡) 2.<B>室屋成</B>(FC東京) 17.<B>岩波拓也</B>(ヴィッセル神戸) 5.<B>植田直通</B>(鹿島アントラーズ) <B>MF 8.<B>大島僚太</B>(川崎フロンターレ) 3.<B>遠藤航</B>(浦和レッズ) 7.<B>原川力</B>(川崎フロンターレ) 9.<B>矢島慎也</B>(ファジアーノ岡山) 10.<B>中島翔哉</B>(FC東京) 18.<B>南野拓実</B>(ザルツブルク/オーストリア) 14.<B>井手口陽介</B>(ガンバ大阪) <B>FW 13.<B>興梠慎三</B>(浦和レッズ)※ 11.<B>久保裕也</B>(ヤング・ボーイズ/スイス) 16.<B>浅野拓磨</B>(サンフレッチェ広島) ◆バックアップメンバー <B>GK</B> 22.<B>杉本大地</B>(徳島ヴォルティス) <B>DF</B> 20.<B>中谷進之介</B>(柏レイソル) <B>MF</B> 21.<B>野津田岳人</B>(アルビレックス新潟) <B>FW</B> 19.<B>鈴木武蔵</B>(アルビレックス新潟) 2016.07.05 19:04 Tue
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日本代表の特別仕様ユニフォームをアディダスが発表、胸には日本国旗

アディダスは30日、日本代表の特別仕様ユニフォームを発表した。 サッカー日本代表が、日本中に希望を与える日本晴れの空の様な存在であって欲しいという願いが込められた、【日本晴れ(ニッポンバレ)】をコンセプトにしている現在のユニフォーム。 それぞれの選手やサポーターが、ぞれぞれの地点で見てきた空が一つにつながっていく様子を表現した “スカイコラージュ”のグラフィックはそのままに、特別仕様のユニフォームでは胸元に日本国旗を配すこととなった。 これまでのユニフォームでは、向かって左胸にアディダスのロゴ、右胸に日本サッカー協会(JFA)のロゴとその上に小さく日本国旗が配されていたが、JFAのロゴがなくなり、日本国旗のサイズが大きくなっている。 この特別仕様ユニフォームは、1日(火)に発表した公式試合球『コネクト 21 スペシャルエディション(CONEXT21 SPECIAL EDITION) 』と共に大一番を盛り上げることとなる。 <span class="paragraph-title">【写真】日本代表が着用する特別仕様ユニフォーム</span> <span data-other-div="movie"></span> ★通常ユニフォーム <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20210630_0_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> ★特別仕様ユニフォーム <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20210630_1_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20210630_2_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiIyUExEcmx2SCIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20210630_3_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/adidas20210630_4_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div> 2021.06.30 20:30 Wed
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金メダルまであと2つ! 男子サッカーベスト4決定、日本は大会前に対戦したスペインと再戦《東京オリンピック》

31日、東京オリンピックの男子サッカー準々決勝の4試合が行われた。 グループAを唯一の3連勝で突破したU-24日本代表は、グループBを2位で通過したU-24ニュージーランド代表と対戦した。 試合は日本が攻めるシーンもある中、ニュージーランドの守備を崩せず。120分を終えてゴールレスとなり、PK戦に突入した。 PK戦では互いに1人目を成功させるが、ニュージーランドの2人目のシュートをGK谷晃生がセーブ。さらにニュージーランドは3人目が失敗しピンチに。日本は4人目のDF吉田麻也が冷静に決めて4-2で勝利を収めた。 グループB首位のU-24韓国代表は、グループA2位のU-24メキシコ代表と対戦し3-6で大敗を喫した。立ち上がりは点の取り合いとなり、前半は1-3でメキシコがリード。後半早々に韓国が反撃し、1点差に迫るも、そこからメキシコが得点を重ね、終わってみれば3-6の大差で勝利した。 グループC首位のU-24スペイン代表は、グループD2位のU-24コートジボワール代表と対戦。試合はコートジボワールがDFエリック・バイリーのゴールで先制するも、_スペインがMFダニ・オルモのゴールで同点に。このまま延長戦かと思われた中、コートジボワールは後半アディショナルタイムにMFマックス・グラデルが決めて土壇場で勝ち越しに成功。そのまま逃げ切ると思われたが、スペインはFWラファ・ミルが93分に決めて同点。2-2で延長戦へと突入する。 延長戦では前半にバイリーがファウルを犯し、スペインはミケル・オヤルサバルのPKで逆転に成功。延長後半には相手の隙をついたラファ・ミルが2点を決めてハットトリック達成。5-2でスペインが勝利した。 グループD首位のU-24ブラジル代表はグループC2位のU-24エジプト代表と対戦。前半にFWマテウス・クーニャがゴールを奪い先制したブラジルが最後まで守り切り、1-0で勝利を収めた。 この結果、準決勝では日本はスペインと対戦。メキシコがブラジルと対戦することとなった。 ◆準々決勝 ▽7月31日(土) U-24スペイン代表 5-2(延長) U-24コートジボワール代表ー【27】 U-24日本代表 0-0(4PK2) U-24ニュージーランド代表ー【25】 U-24ブラジル代表 1-0 U-24エジプト代表ー【28】 U-24韓国代表 3-6 U-24メキシコ代表ー【26】 ◆準決勝 ▽8月3日(火) 《17:00》 U-24メキシコ代表 vs U-24ブラジル代表ー【30】 [県立カシマサッカースタジアム] 《20:00》 U-24日本代表 vs U-24スペイン代表ー【29】 [埼玉スタジアム2002] ◆3位決定戦 ▽8月6日(金) 《20:00》 【29】敗者 vs 【30】敗者 [埼玉スタジアム2002] ◆決勝 ▽8月7日(土) 《20:30》 【29】勝者 vs 【30】勝者 [横浜国際総合競技場] 2021.07.31 22:05 Sat
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「『天才』だと思ってた」小学生の頃のチームメイト・植中朝日を語った大畑歩夢、地元で揃って日の丸を背負う「一緒にできることは嬉しい」

U-23日本代表のDF大畑歩夢(浦和レッズ)が、メディア取材に応じ、地元で行われるU-23ウクライナ代表戦へ意気込みを語った。 22日に京都でU-23マリ代表と対戦したU-23日本代表。パリ・オリンピックへの出場が決定している相手に1-3で敗れていた。 翌日、試合会場の北九州へとチームは移動。試合会場の北九州スタジアムでトレーニングを行った。 22日の試合に先発出場した11名と、後半頭から出場した細谷真大、染野唯月はリカバリーを実施。大畑はフルメニューをこなした。 大畑は北九州市出身で、小倉南FCからサガン鳥栖U-18に加入していた。FW植中朝日(横浜F・マリノス)とは小学校時代にチームメイト。代表として2人揃って地元に凱旋することとなる。 地元での試合について大畑は「このスタジアムは初めてなので、見たこともなかったです。芝の感じもやりやすいなと思いますし、楽しみです」とコメント。初めて立った北九州スタジアムの印象を語った。 家族や友人も試合を観戦に来るという大畑。植中と共に北九州で日本代表として戦うことについては、「一緒の地元で、小学校時代のチームメイトで、中学校の時もオフにはサッカーをしていたので、それが代表で一緒にプレーできることは嬉しいですね」とコメント。植中は「大畑のクロスからゴールできたら」と語っていたが、「できたら良いですね」とコメントしている。 小学生時代から植中は飛び抜けていたようで、大畑は中学でも小倉南FCでプレーしていたが、植中はJFAアカデミー福島U-15に加入。2人は別のチームでプレーすることとなった 「植中選手は小学校の時から飛び抜けていて、1人だけ全然違って、自分は『天才』だと思ってたので、自分が追いついた感じです」 「入ってきた時から1人だけリフティングがめちゃくちゃできて、ドリブルも絶対剥がせて、シュートも打てて、本当に天才だなと思っていました」 小学生の頃から図抜けていた植中を追いかけ、追いつこうと思っていたという大畑。パリ・オリンピックを目指すチームで共にプレーするまでになっている。 そのオリンピックについては「この年代で一番目指す大きな目標です。僕たちの世代はそこを目指してやってきていると思いますし、出ることが夢なので頑張っていきたいです」とコメント。アジア相手の厳しい最終予選が残っているが、「そんなに簡単にはいかないと思いますし、グループリーグも突破できるかは分からないぐらい難しい試合になると思います」と簡単ではないとの見解を示した。 2024.03.23 21:55 Sat

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