湘南、前節叱責の鈴木章斗がJ1初得点となる値千金の同点弾!横浜FMとの神奈川ダービーは両者決定機多数も引き分けに【明治安田J1第8節】
2023.04.15 17:10 Sat
明治安田生命J1リーグ第8節、湘南ベルマーレvs横浜F・マリノスがレモンガススタジアム平塚で15日に行われ、1-1の引き分けに終わった。昨季はリーグ4番目に得点数の少なかった湘南だが、今季は固め打ちも相まってここまでリーグトップの15得点を挙げている。一方で昨季はリーグ最多得点、ディフェンディングチャンピオンの横浜FMも今季13得点と攻撃力は健在。打ち合いの可能性も予感させる一戦へ向け、湘南はGKソン・ボムグンがリーグ戦3試合ぶりにスタメン復帰。横浜FMは5発大勝の前節横浜FC戦と同じ11人でスタートした。
雨の降りしきる中でキックオフを迎えたゲームは、湘南攻勢の立ち上がりとなった。早々にCKから杉岡大暉、石原広教がミドルを狙えば、4分にはオフサイドの判定となったが、FKからネットを揺らす。自陣からのつなぎが引っ掛かる横浜FMだったが、かいくぐった際にはビッグチャンスに。右クロスからマルコス・ジュニオールの右足がクロスバーを叩いた。
それでも、湘南のプレスがはまる回数が多く、相手陣地でのプレーが増加。ショートカウンターから阿部浩之が抜け出し、こぼれ球にタリクが詰める決定機は、GK一森純に阻まれ、16分にも町野修斗のクロスに阿部と、チャンスを量産する。
横浜FMも18分に水沼宏太のシュート性クロスが、クロスバーを直撃すると、速攻を交えて徐々に中央のスペースをマルコス・ジュニオールが見つけ出し、好機へ絡むようになる。26分にはエウベルのクロスもバーを叩き、31分には速攻から水沼が切り返しからの左足フィニッシュを見せるも、ニアを狙った一撃は右ポストに嫌われた。
後半は前半とは打って変わって横浜FMが主導権を掌握し続け、
オフサイドにはなったが、速攻から水沼が決定機を迎え、右CKからはニアで畠中槙之輔。51分にもショートカウンターからフリーで渡辺皓太のミドルと立て続けに湘南ゴールに襲い掛かる。
GKソン・ボムグンの好守連発でしのいでいた悪い流れの湘南は、選手交代を準備していたものの、その直前の65分に横浜FMが寄り切る。中盤での阿部のマイナスパスを水沼がカットし、ラストパスからアンデルソン・ロペスが左隅を射抜く強烈な一撃を突き刺した。
開幕から8試合連続となる失点を喫して後手を踏んだ湘南は、直後に3枚替えを決行。さらに、72分にも2選手を投入し、早々の交代カード使い切りで反撃を試みる。球離れの早くなった横浜FMの前にプレスそのものは定まりかねたが、向上を見せるつなぎからチャンスを作り、奥野耕平の落としから石原が左足。ホームの声援を受けて盛り返し始めると、81分についに同点弾を奪取する。
左サイドで作って杉岡がDFとGKの低く速いクロスを送り込むと、ニアで途中出場の山田直輝が触って奥からこちらも途中出場の鈴木章斗。前節終盤のチャンスシーンに関して山口智監督から厳しい言葉を掛けられた19歳だが、この日はゴール前での嗅覚を発揮し、J1初ゴールで見事起用に応えた。
湘南は90分にも小野瀬康介が町野とのワンツーからビッグチャンスを迎えたが、GKとの一対一を枠の右に外してしまう。ラストプレーではバックパスをさらった町野に千載一遇のチャンス到来かと思われたが、コントロールが大きくなり、シュートまで持ち込めず。互いに多数の決定機を迎えながらもいずれも最少得点でタイムアップを迎え、1-1のドローで勝ち点1を分け合っている。
湘南ベルマーレ 1-1 横浜F・マリノス
【湘南】
鈴木章斗(後36)
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(後20)
雨の降りしきる中でキックオフを迎えたゲームは、湘南攻勢の立ち上がりとなった。早々にCKから杉岡大暉、石原広教がミドルを狙えば、4分にはオフサイドの判定となったが、FKからネットを揺らす。自陣からのつなぎが引っ掛かる横浜FMだったが、かいくぐった際にはビッグチャンスに。右クロスからマルコス・ジュニオールの右足がクロスバーを叩いた。
横浜FMも18分に水沼宏太のシュート性クロスが、クロスバーを直撃すると、速攻を交えて徐々に中央のスペースをマルコス・ジュニオールが見つけ出し、好機へ絡むようになる。26分にはエウベルのクロスもバーを叩き、31分には速攻から水沼が切り返しからの左足フィニッシュを見せるも、ニアを狙った一撃は右ポストに嫌われた。
37分のアンデルソン・ロペスの直接FKは枠の上へ外れ、1分後にも中央を崩して11番が一対一を迎えるも、GKソン・ボムグンが右足を残して好ブロックを披露。41分にはGK一森のフィード一本からエウベルにも一対一が訪れ、3分後にはマルコス・ジュニオールにもチャンスが到来するも、湘南の守護神が立ちはだかる。次第に押し込まれ始めた湘南も前半の追加タイムにタリクの右足シュートが左ポストを叩くなど、両チームが好機を演出しながら、前半はゴールレスで終えた。
後半は前半とは打って変わって横浜FMが主導権を掌握し続け、
オフサイドにはなったが、速攻から水沼が決定機を迎え、右CKからはニアで畠中槙之輔。51分にもショートカウンターからフリーで渡辺皓太のミドルと立て続けに湘南ゴールに襲い掛かる。
GKソン・ボムグンの好守連発でしのいでいた悪い流れの湘南は、選手交代を準備していたものの、その直前の65分に横浜FMが寄り切る。中盤での阿部のマイナスパスを水沼がカットし、ラストパスからアンデルソン・ロペスが左隅を射抜く強烈な一撃を突き刺した。
開幕から8試合連続となる失点を喫して後手を踏んだ湘南は、直後に3枚替えを決行。さらに、72分にも2選手を投入し、早々の交代カード使い切りで反撃を試みる。球離れの早くなった横浜FMの前にプレスそのものは定まりかねたが、向上を見せるつなぎからチャンスを作り、奥野耕平の落としから石原が左足。ホームの声援を受けて盛り返し始めると、81分についに同点弾を奪取する。
左サイドで作って杉岡がDFとGKの低く速いクロスを送り込むと、ニアで途中出場の山田直輝が触って奥からこちらも途中出場の鈴木章斗。前節終盤のチャンスシーンに関して山口智監督から厳しい言葉を掛けられた19歳だが、この日はゴール前での嗅覚を発揮し、J1初ゴールで見事起用に応えた。
湘南は90分にも小野瀬康介が町野とのワンツーからビッグチャンスを迎えたが、GKとの一対一を枠の右に外してしまう。ラストプレーではバックパスをさらった町野に千載一遇のチャンス到来かと思われたが、コントロールが大きくなり、シュートまで持ち込めず。互いに多数の決定機を迎えながらもいずれも最少得点でタイムアップを迎え、1-1のドローで勝ち点1を分け合っている。
湘南ベルマーレ 1-1 横浜F・マリノス
【湘南】
鈴木章斗(後36)
【横浜FM】
アンデルソン・ロペス(後20)
1
2
ソン・ボムグン
杉岡大暉
石原広教
マルコス・ジュニオール
阿部浩之
一森純
町野修斗
水沼宏太
エウベル
アンデルソン・ロペス
畠中槙之輔
渡辺皓太
奥野耕平
山田直輝
山口智
小野瀬康介
鈴木章斗
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元日本代表MFの中田英寿氏が、『The Atletic』のロングインタビューで自身のサッカーキャリアを振り返った。 中田氏はベルマーレ平塚(現・湘南ベルマーレ)でプロキャリアをスタートし、以降は2006年の現役引退までペルージャ、ローマ、パルマ、ボローニャ、フィオレンティーナのイタリア5クラブ、イングランドのボルトンでプレー。 また、日本代表としては1998年フランス大会、2002年日韓大会、2006年ドイツ大会と3度のワールドカップに出場し、通算77キャップを刻んだ。 そのアジアを代表するレジェンドは『The Atletic』で29歳での現役引退を始め、キャリアにおけるトピックについて語った。 2006年ドイツW杯のグループステージ最終節のブラジル代表戦での1-4の敗戦後、スパイクを脱ぐ決断を下したMFは、その突然の引退から19年を経たなかで改めて決断の理由に言及。 「プロのサッカー選手になる夢は一度もなかったが、どういうわけかそれが実現し、ワールドカップでプレーし、イタリアとイングランドに行った。情熱のためにいつもプレーしていた。私はサッカーのファンではなく、サッカーをプレーするのが好きだった。それが私が引退した理由だ。情熱を失っていたし、情熱がなければ、自分に嘘をついているようなものだった」 「私が好きなのはプレーすることであり、コーチやコメントをすることではない。それが引退後に『別の情熱を見つけなければならない』と言った理由だった」 インタビュー冒頭で、サッカーキャリアの終わりについて語った元日本代表はここからキャリアの最初期に立ち戻り、「当時は、プロサッカー選手になることを夢見る人は誰もいなかった。日本で一番人気のスポーツは野球だった。だけど、結局、私は漫画『キャプテン翼』が大好きだったから、サッカーをやろうと決めた」と、サッカーを始めた理由を明かした。 続けて日本代表が初めてW杯に出場した1998年フランスW杯での奇抜な髪色については「(W杯前でさえ)毎日髪の色を変えていたが、海外でプレーしたかったので世界に知られることが重要だった。だから注目されたいと思っていた」と、振り返る。 その目論見通り、W杯直後にはセリエAのペルージャへ完全移籍。イタリアでのキャリアをスタート。その新天地では加入1年目から鮮烈な輝きを放ったが、プレーすること以外でサッカーに関心がなかったことが良い意味でプラスに働いたという。 「私はサッカーの大ファンではなかったし、サッカーを見たり新聞で読んだりもしなかった。そういう人間ではないんだ。ただサッカーをするのが好きで、毎日もっといい選手になりたいと思っていた」 「イタリアに来たときは、セリエAが世界最高のリーグで、ジネディーヌ・ジダンやアレッサンドロ・デル・ピエロのような選手がいたが、私は選手をあまり知らなかった。リーグのチームの半分も知らなかった」 「でも、そのおかげで自分のプレーに集中できたし、それが私の強みだった。とにかく恐れがなかった」 そのペルージャでの活躍によって2000年にはローマへステップアップ。当時、頭角を現わしていたフランチェスコ・トッティとのポジション争いで苦戦を強いられた一方、2005年1月のユベントス戦ではクラブ史に刻まれた圧巻のロングシュートを突き刺し、ジャッロロッシのスクデット獲得に大きく貢献した。 中田氏はそのローマ時代について「ローマに戻るたびに、ファンのみんなが私のところに来て『ありがとう、ナカタ』と言ってくれる」と、自身の重要な働きに満足感を示した。 その後、1年でイタリアの首都を離れてパルマに活躍の場を移すと、コッパ・イタリア優勝に貢献。2年連続のタイトル獲得を経験。そして、日韓W杯では大会の目玉選手の一人として日本代表史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。 「もっといい結果を出せたはず」トルコ代表に敗れてのベスト16に不満を示しながらも、「雰囲気は素晴らしかった」と、自国開催のW杯をポジティブに振り返った。 「日本では誰もが、私たちがグループリーグを突破して決勝トーナメントに進出するだろうと期待していたが、それはとても大変だった」 「私たちはとても若いチームで、ほとんどのメンバーがワールドカップでプレーしたことがなかった。当時、海外でプレーしていたのは数人だけで、プレッシャーは大きかった。しかし同時に、国全体が私たちを応援してくれたので、雰囲気は素晴らしかった」 その後、チェーザレ・プランデッリ監督との衝突を機に、ボローニャ、フィオレンティーナとイタリア国内での移籍を繰り返した後、2005年に7年間過ごしたイタリアを離れ、プレミアリーグのボルトンへレンタル移籍。 自身最後のクラブとなったマンチェスターのクラブではキック&ラッシュでお馴染みのサム・アラダイス監督が率いたチームということもあり、イタリアと大きく異なる環境面を含めて難しい日々を過ごした。 「イタリアから来たので、サッカーはまったく違っていた。多くのチームがロングボールをプレーしていた。それは少しショックだった。そしてイタリアからマンチェスターに来て、食べ物の面でも違ったし、雨も多かった。そういった意味で少し大変だった」 その後、前述のドイツW杯での現役引退で中田氏の波乱万丈のサッカーキャリアは締めくくられた。 そして、自身のサッカーキャリアを通じて「どのように記憶されたいか?」との問いに対して、中田氏は「私は美しいプレー、優雅さが好きだ。ジネディーヌ・ジダンのようなプレーが美しい。スピードやパワーではなく、美しいパス、美しいプレー。ゴールである必要はない。私は優雅さが好きで、サッカーだけでなく人生でもそうだ。優雅で美しいものが好きだ。つまり美しい服、美しい建築物、デザイン、景色…」と返答している。 現役引退後は3年間に渡っておよそ100カ国以上を巡る放浪の旅に出て、以降は魅了された日本酒造りや日本茶のブランド立ち上げなど、日本の文化や食文化の発信者として活躍する48歳。 今回のロングインタビューの最後には改めて自身の生き方について語り、これからも自身の情熱の赴くがままに様々なことにチャレンジしたいと結んだ。 「29歳で引退したとき、たくさんの人から『まだプレーできるよ』とか『サッカー業界で働いてコーチでもしたらどうだ』と言われた」 「でも、できるからやることを選んでいるわけではない。やりたいからやっている」 「私は好きなことをやっている。だからファッションが好きならファッションをやるし、他の文化が好きなら他の文化。日本酒が好きなら日本酒をやる」 「他の人は時々その理由が理解できないことがある。それは私が情熱を持ってやっているからだ」 2025.03.19 00:14 Wed4
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue5