【J1注目プレビュー|第29節:鳥栖vs湘南】残留を争う”シックスポインター”…喰らいつくか、突き放すか

2024.08.31 16:50 Sat
鳥栖vs湘南 予想フォーメーション
©超ワールドサッカー
鳥栖vs湘南 予想フォーメーション
【明治安田J1リーグ第29節】
2024年8月31日(土)
19:00キックオフ
サンフレッチェ広島(2位/52pt) vs FC東京(9位/38pt)
[エディオンピースウイング広島]

◆最下位が迫る苦境、大事な一戦【サガン鳥栖

監督交代も功を奏することなく、6試合未勝利。降格圏の19位に位置する中、最下位の北海道コンサドーレ札幌が猛追してきており、その勝ち点差は「2」となった。
一方で、残留圏との差は「7」。そろそろ勝ち点を積み上げなければいけない状況だ。

今節の相手はその残留ラインにいる湘南。ここで勝てれば、チームが勢いづくことは間違いない。選手を入れ替え、システムを変え、もがく中でキッカケを掴みたいところだ。
ただ、FWマルセロ・ヒアンが負傷によりしばらく離脱。得点源として頼りきりだった分、誰がその役割を担うのか。苦しい中でも勝利を求めたい。

★予想スタメン[3-4-2-1]
GK:朴一圭
DF:今津佑太、山﨑浩介、キム・テヒョン
MF:原田亘寺山翼福田晃斗堺屋佳介
MF:中原輝久保藤次郎
FW:富樫敬真
監督:木谷公亮

◆降格圏を突き放したい【湘南ベルマーレ

後半戦は好調なスタートを切り、残留に向けて明るい兆しが見えていたが、直近2試合で連敗。停滞勝ち点のロスとなってしまった。

ポゼッションサッカーで相手を上回り、名古屋グランパス戦でも相手のハイプレスを剥がして行ったが、ワンチャンスを決められて敗れた。

湘南の課題はセットプレー。名古屋戦もセットプレーでやられ、天皇杯ラウンド16のガンバ大阪戦もセットプレーで負けた。流れの中での失点を防げているものの、相手がセットした状況でやられているだけに、今一度確認したいところだ。

ゴールに関してもチャンスメイクはできていながら、得点数は伸びず、5試合複数得点がない。良い流れをチャンスではなく、結果に繋げていきたいところだ。

★予想スタメン[3-3-2-2]
GK:ソン・ボムグン
DF:髙橋直也、大野和成鈴木淳之介
MF:鈴木雄斗田中聡小野瀬康介
MF:池田昌生茨田陽生
FW:ルキアン鈴木章斗
監督:山口智
出場停止:キム・ミンテ

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磐田戦で今季初連勝&ホーム勝利狙う東京Vの城福浩監督…「我々らしいリカバリーパワーを発揮」、鳥栖戦勝利に繋がったワンプレーに言及

東京ヴェルディの城福浩監督が、今シーズン初の連勝、ホーム初勝利を狙うジュビロ磐田戦への意気込みを語った。 前節、サガン鳥栖とのアウェイゲームを2-0で勝利した14位の東京V。これで5試合ぶりの白星を挙げたチームは4試合続いたドローをストップし、無敗試合を「8」に更新した。 そして、6日に味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節では、勝ち点1差で11位に位置する磐田と対戦。 城福監督は4日にクラブハウスで行われた公式会見で、ホーム初勝利と連勝を狙う昇格組対決への意気込みを語った。 前節の鳥栖戦はFW木村勇大のPKによるゴールで前半に先制し、後半アディショナルタイムには途中出場のMF綱島悠斗、MF松橋優安の生え抜き2人の奮闘から課題の2点目を奪い、守備陣が3試合連続クリーンシートでリードを守り切るという理想的な形での勝利となった。 城福監督は、開幕9試合連続失点からの3試合連続無失点という、守備面の改善については「互いを補完し合う関係ができている」と、新たなセンターバックコンビのコミュニケーションの部分を挙げている。 「まずはセンターバックの千田海人と林尚輝のところ。ここのコミュニケーションが非常に密に行われているということで、各々が補完し合うというか、自分たちがやれることと、やれないことという言い方が正しいとは思わないですけど、やれることをしっかり認識して、お互いがやれることを全て出し尽くした中で、互いを補完し合うというような関係が最終ラインのところで今できているなと思います」 「ひょっとしたらメンバーが全く変わらなかったら、こういう関係性、新たなというわけではないですけど、メンバーが変わったから守備が落ちたと言われたくないという思いも踏まえ、双方のコミュニケーション力が上がったと思う。これはメンバーが揃ってきたとしても、このポジティブな面は続けていきたい」 さらに、日々の真摯なトレーニングからの取り組みによってプレシーズンの段階での序列を大きく覆してJ1初ゴールを挙げた松橋のゴールについては、その起点となった「綱島のハードワークの賜物」とゲームチェンジャーとして確かな仕事を果たした生え抜き2選手を称賛した。 「松橋優安の得点に関してはあのシーンだけではなく、それまでの綱島のハードワークの賜物だなと思います。彼が前線で身体を張って競る、キープする、ボールを追う、というところで、チームのラインが下がらずに済んでいたところで、最後ロングボールを綱島が競ってスクランブルな状態にしてくれたという意味では、彼が前線に入ってからの後ろの選手というのは相当助かったと思いますし、あれは綱島と松橋の2人のゴールだなと思っています」 ただ、追加点奪取を含め、今季リーグ戦で初めて先制した試合を勝ち切ったという部分で、指揮官はその試合展開自体ではなく、「我々のチームらしいリカバリーパワーを発揮した」上で結果を残したところを「理想的」と表現。 その指揮官がピックアップしたのは、同試合の66分にDF千田海人、MF翁長聖がチームの窮地を救った守備でのスーパープレーだった。 このシーンでは右のFW富樫敬真から背後を狙った斜めのパスが出ると、DF林尚輝と完璧に入れ替わったFWマルセロ・ヒアンがボックス右でGKもかわして無人のゴールへシュート。だが、右サイドバックの翁長が圧巻の絞りで千田と共にゴールカバーに入り、ポストを恐れずに身体を投げ出してシュートブロックで阻止していた。 「誰しもが天を仰ぐような、失点をしたというシーンがあった。あそこで千田海人と翁長聖が、ひょっとしたら難しいかもしれないと思いながら、全速力で帰ってスライディングをして聖が足に当てた。あれこそが我々のリカバリーパワーで、ああいうことがあって、最後ダメ押しの2点目があって勝てたというのは、すごく大きなことだと思います」 「我々のリカバリーパワーというのは、ミスした本人が一生懸命やるのではなくて、あのシーンというのは本当にアクシデントだった。センターバックと入れ替わってキーパーも抜かれた状態の中で、諦めずに戻ってコースにスライディングした選手が2人いて、我々のチームらしいリカバリーパワーを発揮した上で勝てたというのが理想的であった」 「アディショナルタイムの優安のゴールというのはご褒美。ある意味でそれこそ悔しい思いをしている綱島と、今年苦しい中で自分が試合に出られるピッチに立てる距離感が全くわからない中でやり続けた、優安へのご褒美だと思います。チームトータルとしてはやっぱり聖のスライディングのあのシーンを踏まえて勝てたことがすごく大事なことだと思います」 指揮官が常々、チームコンセプトとして挙げる“リカバリーパワー”を体現した上で勝ち切った鳥栖戦の勝利によって勢いにのるチームは、昨季J2でいずれも白熱のドローゲームを演じた磐田相手に連勝を狙う。 昨季J2を2位フィニッシュしたチームをベースに、FIFAの選手登録禁止処分解除によってGK川島永嗣、MF平川怜、FWマテウス・ペイショットら4人のブラジル人選手を獲得し、スケールアップした昨季昇格争いのライバルについて、東京Vの指揮官は早くも2桁得点で得点ランキングトップに立つエースFWジャーメイン良への警戒を含め非常にタフな相手として認識している。 「平川怜選手が入って、よりボールの保持という面で安定したと思う。そこでポジションを変えることができると、ボールを持ちながらポジションを変えていくことができる余裕ができているというのと、マテウス・ペイショットの存在があるからこそ、ジャーメインが一番前にいるだけではなくて、かなり自由に動ける。であるからゆえに、彼が2列目からゴール前に飛び込んでくるのはなかなかつかみづらいという状況だと思う。彼があれだけ点を取っているというのは、フロックでは絶対点を取れないので、オン・ザ・ボールのところだけではなくて、オフ・ザ・ボールの動き出しのスタートのところが非常につかみづらいところから入ってくるので、これは我々としてしっかり全員が注意しなければいけない」 「(好パフォーマンス続く川島について)やはり経験のある選手というのは、おそらく瞬時の判断というのが、これまでの経験則の中で100分の1秒でどうやる、どう動くべきだ、どう対応するべきだ、というところで計算式を出せるというか、アクションを起こせる。そういう選手だと思います。たくさんの経験をしてきて、おそらくはもっと痺れるような試合もやってきたがゆえに、落ち着きもあると思います。周りから見たら時間のないような状況、危機的な状況でも、彼からすると意外と落ち着いた状態で判断できているのではないかと。そこが経験のなせる技かなと思います。それによってディフェンス陣も落ち着きを取り戻せるというような状況もあるので、ジュビロにとってものすごくいい補強をしたのだろうなと思います」 その難敵相手に狙う味スタでのホーム初勝利に向けては、「クラブの力をつけていく上で重要」と改めて強い思いを口にしたが、チームとしては普段通りに「ぶれずにやり続ける」ことをテーマに臨む考えだ。 「ホームで勝ちたい思いはみんなが持っていますし、去年も実はホームでなかなか勝てずに苦しみましたが、終盤になってようやくホームで勝ち始めたというような状況でした。ホームの勝率を上げていくというのが、イコールこのチームの順位を上げていくことにもなり、集客にも繋がるでしょうし、クラブの力をつけていくということに背中を押せることにもなるので、ホームで勝ちたいという思いは本当に強いです。では何をやるかというと、特別なことというよりは自分たちがやってきた準備のところ。選手を成長させて今現在のベストと思える選手を送り出していくということ。しっかりと目指すものをみんなが共有して戦うということをぶらさずにやることのみなので、ぶれずにやり続けることが大事だと思っています」 2024.05.05 19:00 Sun
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明治安田J1リーグ第27節の1試合が16日に大和ハウス プレミストドームで行われ、ホームの北海道コンサドーレ札幌が5-3でサガン鳥栖を下した。 最下位札幌は試合前アクシデントで先発するはずだった浅野雄也に代わってスパチョークが2シャドーの一角に入り、空いたベンチのひと枠に急きょ白井陽斗。19位鳥栖は前節と同じイレブンで挑んだ。 この裏天王山のウォームアップで浅野のケガに見舞われてしまった札幌だが、鳥栖も開始3分が過ぎたところでマルセロ・ヒアンがスプリント時に足を痛めて担架退場のアクシデント。ともにこの試合に向けたゲームプランが狂っての戦いとなる。 だが、誤算が札幌にとって良い方向に転び、10分に敵陣深くでのFKから、スパチョークが相手のクリアボールをバイタルエリア中央で拾って右足ミドル。寄せに入った木村誠二の身体にディフレクトしたボールがゴール右下に吸い込まれ、札幌が先手を奪う。 その札幌は鳥栖がビルドアップのやり直しにかかった11分、GK朴一圭のパスを受けに入った福田晃斗にスパチョークがプレッシャー。そこからショートカウンターに転じ、ボックス左からスパチョークが浮き球パスを送ると、駒井善成がヘッドで合わせた。 畳みかける札幌は16分にもバイタルエリア左のスパチョークがボックス内に浮き球パスを送ると、鈴木武蔵が裏に抜けながら反応。そのプレーが相手DF陣をうまく引きつけると、最後はフリーの駒井が右足ボレーを叩き込み、鳥栖をさらに突き放す。 追いかける鳥栖は途中から相手に合わせる形で3バックにシフトするが、なかなか突破口を見いだせず。3失点が重くのしかかったまま後半に入るが、ハーフタイム明けから今夏加入が発表されたばかりの久保藤次郎を送り込み、反撃姿勢を打ち出す。 鳥栖は57分に中原輝がボックス右から相手DFの股下を射抜く折り返しでチャンスメークすると、ファーの福田晃斗が右足で押し込み、1-3。続く60分にもボックス左の堺屋佳介が折り返すと、大外の久保が右足ダイレクトで合わせ、1点差に詰め寄る。 不安に駆られる展開の札幌だが、70分に敵陣右サイドからドリブルを仕掛けた近藤友喜が右足で折り返すと、これに大外の青木亮太が反応。その手前で原田亘がクリアを試みるが、自チームのネットを揺らし、札幌がほしかった4点目で突き放しに成功する。 それでも、下向かずの鳥栖は77分、途中出場の清武弘嗣がバイタルエリア右から浮き球パスを送ると、大外から堺屋が跳躍力を生かしてヘディングシュート。鳥栖が堺屋のJ1初ゴールで再び1点差に迫る。 だが、札幌も90分に敵陣右サイドからボックス右に仕掛けていった近藤が鋭い切り返しでもう1つ中に切り込んでいくと、堺屋のファウルを誘ってPKチャンスをゲット。これを途中出場のアマドゥ・バカヨコが今夏加入後初ゴールに繋げ、勝負を決した。 計8発の裏天王山を制した札幌が3戦ぶり白星で鳥栖との勝ち点差を5ポイントに詰め、残留に望み。木谷公亮体制初黒星の鳥栖は5戦未勝利となっている。 北海道コンサドーレ札幌 5-3 サガン鳥栖 【札幌】 スパチョーク(前10) 駒井善成(前11、前16) OG(後25) アマドゥ・バカヨコ(後44) 【鳥栖】 福田晃斗(後12) 久保藤次郎(後15) 堺屋佳介(後32) <span class="paragraph-title">【動画】スパチョークが5発勝利の口火を切る右足ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> ゴール動画 <br> 明治安田J1リーグ 第27節<br> 札幌vs鳥栖<br> 1-0<br> 10分<br> スパチョーク(札幌)<a href="https://twitter.com/hashtag/%EF%BC%AA%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%B0?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#Jリーグ</a> <a href="https://t.co/DggcBD43NG">pic.twitter.com/DggcBD43NG</a></p>&mdash; Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) <a href="https://twitter.com/J_League/status/1824424602719883314?ref_src=twsrc%5Etfw">August 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.16 21:59 Fri

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まだJ1からの降格をしたことがないチームってどこまで粘ってきたの?!の巻/倉井史也のJリーグ

J1から降格したことのない3チームってどこ? 鹿島と横浜FMと……実は鳥栖。その鳥栖が最下位ですからね。嘆きのメール、たくさんいただいております。まぁそういう嘆き方って正しいんですけどね。サッカークラブが売ってるのは、夢じゃなくてストレスなんだから。 ともあれ、先週の札幌の回でも書いたんだけど、やっぱり1試合あたり2失点以上というのはかなりヤバいんですよ。でもね、鳥栖って落ちてないけどかなり危ないときが過去何度もあったんじゃないかと思うんです。クラブが危ないときも多かったけど、残留もヤバイって時が。 ということで、ここでは鳥栖が昇格した2012年以降、最低順位と最高順位をピックアップしてみました。 2012年:最低順位13位/最高順位 3位 2013年:最低順位15位/最高順位 5位 2014年:最低順位 9位/最高順位 1位 2015年:最低順位14位/最高順位 3位 2016年:最低順位17位/最高順位 2位 2017年:最低順位17位/最高順位 8位 2018年:最低順位17位/最高順位 6位 2019年:最低順位18位/最高順位14位 2020年:最低順位17位/最高順位11位 2021年:最低順位 7位/最高順位 2位 2022年:最低順位12位/最高順位 5位 2023年:最低順位18位/最高順位 8位 ちなみに最終順位は 2012年: 5位 2013年:12位 2014年: 5位 2015年:11位 2016年:11位 2017年: 8位 2018年:14位 2019年:15位 2020年:13位 2021年: 7位 2022年:11位 2023年:14位 おお、確かにサポーターが騒ぐ気持ちもよく分かる。 2023年に18位だったのは第1節のみ。2019年は第1節から第3節、第7節から第11節、第15節から第16節、第19節から第20節って12節も最下位だったけど、ルイス・カレーラス監督を第9節のあとに解任。そこまで1勝1分7敗だったチームを金明輝監督が10勝6分18敗までもちこんで最終節に残留を果たしたって年でした。 鳥栖って今年も波瀾万丈ありそうね。これまでの奇跡の力に期待ってとこでしょうか。 2024.04.20 10:30 Sat
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ルヴァンカップのニューヒーロー賞、第3回途中集計結果! 準決勝進出クラブからは3選手

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鳥栖が違反の該当者1名を無期限入場禁止に 中指を立てるという差別的・侮辱的行為

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元日本代表MF水野晃樹が現役引退、Jリーグ8クラブ、セルティックでもプレー「これからも『サッカー小僧』水野晃樹をよろしくお願いします」

いわてグルージャ盛岡は29日、元日本代表MF水野晃樹(39)の現役引退を発表した。 水野は静岡県出身で、清水商業高校からジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)でプロ入り。その後、中村俊輔も所属していたセルティックへと移籍しヨーロッパでプレーした。 2010年に柏レイソルに加入しJリーグ復帰。以降は、ヴァンフォーレ甲府、千葉、ベガルタ仙台、サガン鳥栖、ロアッソ熊本、SC相模原と数多くのクラブを渡り歩き、2023年から岩手でプレーしていた。 岩手では2シーズンを過ごし、J3通算19試合、リーグカップ1試合、天皇杯3試合に出場。通算ではJ1で157試合16得点、J2通算32試合1得点、J3通算29試合、リーグカップ通算41試合出場、天皇杯通算21試合2得点を記録している。 また、イビチャ・オシム監督の下で日本代表も経験し、4試合に出場していた。 今シーズン限りでの現役引退を決断した水野は、クラブを通じてコメントしている。 ーーーーーー 日頃から応援してくれているみなさんに報告があります。 2024シーズンでプロサッカー選手、水野晃樹は引退することを決断いたしました。 3歳から地元清水のサッカーチームでサッカーを始め、小学2年生の時にJリーグが開幕して以来、将来の夢は!目標は!『Jリーガー』。 どんなに苦しくてもどんなに挫折しても血反吐を吐いてぶっ倒れても、この夢は一瞬たりともブレることはなく、必死に追い続けてきました。 そこからジェフユナイテッド市原、セルティック、柏レイソル、ヴァンフォーレ甲府、ジェフユナイテッド千葉、ベガルタ仙台、サガン鳥栖、ロアッソ熊本、SC相模原そして、社会人を経て、いわてグルージャ盛岡。 正直こんないろんなチームに行くとは思っていなかったです(笑) しかし、どのチームでも素敵な出会いがあり、素晴らしいクラブでありどのチームも愛しています。 どんな時でも背中を押してくれるサポーター。時には厳しい叱咤激励。どれもが愛を感じました。 ありがたいことに世代別代表、A代表でもプレーさせてもらい、海外も経験しました。 そして国内ではジェフ時代にジェフにとっての初タイトル。ナビスコ杯優勝。 翌年にはナビスコ杯連覇。みんなのおかげでMVPも受賞できました。 セルティックでもリーグ優勝、スコティッシュ杯優勝。 レイソルではJ2優勝&昇格、翌年J1優勝。翌年天皇杯優勝。 SC相模原でJ3昇格。 あの最高の光景を忘れることは出来ないし あの光景をまた見たいと常に思っていました。 タイトルはたくさん取らせていただいたけど どれも満足するような活躍は出来ませんでした。ただただ周りの方々に恵まれたと思います。でも21年間は長いようだけど今となってはあっという間に感じます。 サッカーが本当に大好きで負けず嫌いな子供。 『サッカー小僧』 水野晃樹という選手をよく知ってる人はこの言葉がよく似合うと思ってくれてると思います。 39歳になった今でもサッカーが大好きで試合に出れなければ悔しくて仕方ない。 プロ1年目の時はよく泣いていて『泣き虫小僧』とも言われていました。 でもそのくらい毎日が勝負で毎試合が人生を左右する仕事。 膝の手術5回 契約満了6回 紆余曲折 波乱万丈 忙しなく過ぎていった21年間、活躍出来たのは4.5年だけかな? でも諦めず努力すれば必ず道は開ける! 21年間に後悔はないと言ったら嘘になるけど、本当に憧れていたものから憧れられる存在になれた事、そしてたくさんの人にサッカーの素晴らしさを伝えられていたら幸いです。 サポーターの方々にはたくさん期待を裏切ってしまって申し訳ない気持ちでいっぱいです。再起を信じてどこに行っても応援してくれるサポーターの方々には本当に感謝の気持ちでいっぱいです。その恩返しはプレーでと何度も言っていたにも関わらずなかなか結果が出せない自分に苛立ちを何度も何度も覚えました。 決して裕福な家庭ではなかったけどサッカーを続けさせてくれた両親。ありがとうございました。 親父は野球やらせたかったみたいだけど(笑)でも、両親の厳しさ、いろんなものへチャレンジすること、努力することを学びました。プロ生活で少しは親孝行出来たかな? そして1番迷惑をかけ続けた家族。わがままで気分屋で引越しばかりで大変だったと思う。けど、文句も言わず常についてきてくれて理解してくれた。転校で友達と離れ離れになってばかりで悲しい思いをさせてきた。その上、スパルタで口うるさいクソ親父で大変だと思う。 今、伝わらなくてもわからなくても大人になって、わかってもらえたら嬉しい。 プロ生活2年目から一緒にいる妻は本当に大変だったと思う。アスリートの栄養管理、家事育児と仕事がたくさん。そしてたくさんケンカしてたくさん泣かして困らせ続けた。それでも1番サッカーを応援してくれて数年前から考えていた引退も「続けたら?」「もっと見たい」と背中を押し続けてくれた。 いわてグルージャ盛岡に来てからは単身赴任でワンオペ。日々大変で苦労と迷惑ばかりかけてすまん。常にサッカーに集中出来る環境を作ってくれてありがとう。 チームが苦境の中で個人的なリリース申し訳ありません。 どうしても自分が好きな『29』で発表したかったのでどうか許して下さい。 しかし可能性が低くても1%の可能性がある限り絶対に諦めません。最後の最後まで自分を信じて仲間を信じてチームを信じて戦い切ります! これからもオシムチルドレンとして 上を見てチャレンジすることを忘れず このサッカー界に関わり続けたいと思います。 今まで関わった全ての人に感謝の思いでいっぱいです。 ありがとうございました!! Jリーグありがとう! サッカーありがとう! 21年間MIZUNOのスパイクもありがとう! みんなありがとう! これからも『サッカー小僧』水野晃樹をよろしくお願いします。」 ーーーーーー なお、引退セレモニーはシーズンのホーム最終戦で行われるという。 2024.09.29 10:55 Sun

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