ACLでも日本勢が躍進/六川亨の日本サッカー見聞録
2025.02.14 17:00 Fri
26年北中米W杯のアジア最終予選グループCで圧倒的な強さを見せている日本代表。それは近年、若手選手の海外流出でレベルダウンが指摘されるJクラブでも、アジアでの強さは図抜けているようだ。
11日と12日に開催されたACLEでは、神戸が上海海港に、川崎Fが浦項にそれぞれ4-0と快勝。この結果、神戸と川崎だけでなく、12日の上海申花戦を待たずに横浜FMもラウンド16進出を決めた。横浜FMは、上海申花戦は相手の粘りに苦戦したものの1-0の勝利を収めて勝点3を獲得。この結果、勝点16の横浜FMが首位、同じく勝点16ながら得失点差で神戸が2位、そして勝点15の川崎Fが3位とJクラブ勢が上位3強を占めた。
さらに12日のACL2ラウンド16の第1戦では、敵地に乗り込んだ広島が前半こそノーゴールだったものの、後半は3連続得点で突き放してベスト8進出に大きく近づいた。
18日のFUJIFILM Super Cupではスタメンを大幅に入れ替えて広島に0-2と完敗した神戸だったが、上海海港戦ではGK前川黛也、CBマテウス・トゥーレル、右SB酒井高徳、ボランチ扇原貴宏、FW武藤嘉紀、大迫勇也らレギュラー陣がスタメンに復帰。9位とグループリーグ突破のボーダーライン(8位までがラウンド16進出)にいる上海海港を寄せ付けず、前半11分の武藤の先制点を皮切りに後半は3連続ゴールで突き放した。
前半は苦戦を強いられたのがアウェーの試合に臨んだ川崎Fと広島だった。5位の浦項はホームでJクラブ勢に無敗を誇っていた。さらに当時の気温は公式記録では6度だが、この時期の韓国のピッチは土が凍っていることも多い。実際、山田新が浦項CBと競った際、バウンドしたボールが大きく跳ねて2人の頭上を越えるシーンもあった。
それでも前半38分に新加入の伊藤達哉の右クロスから山田がヘッドで先制点を決めると、後半終盤は怒濤の3連続ゴールで浦項を突き放した。
長谷部茂利新監督の初陣とあって、チーム作りにも注目したが、早くも“長谷部カラー”が出ていたように感じられた。前線の山田とマルシーニョがプレスに行ってパスコースを限定すると、2列目の選手がその動きに呼応し、パスの受け手であるサイドの選手に素早く寄せて自由にプレーさせなかった。「守備でも常に先手を取る」というメッセージを感じさせるプレッシングだった。
攻撃に目を転じても、鬼木達監督時代に比べてシンプルにゴールに迫るパスに加え、ロングパスも増えた印象を受けた。黄金時代の川崎Fは、無駄に思えるようなパスでもそれが相手DF陣を崩す布石になっていた。しかし多くの選手が海外移籍したことで、ともすれば“パス回し”が手段ではなく目的になっていた感は否めない気がした。
しかし長谷部監督はシンプルに原点に戻り、パスワークの美しさよりもゴールという結果を追求している。これは東京Vの城福浩監督や町田の黒田剛監督に通じる哲学だろう。共通しているのは攻守にハードワークを求めること。神戸も同じスタイルでリーグ連覇と昨シーズンは2冠に輝いたので、当然の結果かもしれない。
その一方で、広島はパスワークの美しさも追求している。ナムディン戦の前半は相手の抵抗もあり互角の展開となったが、川崎Fと同様というか、こちらはベトナムの暑さに慣れるまで時間がかかったかもしれない。10度前後の気温の日本から、20度という暑さと65パーセントの湿気は体力をセーブしなければならなかっただろう。
それでも後半は20分に右FKから佐々木翔が決定的なヘディングシュートを放つと、その後は徐々に攻勢に出て、ルーキー中村草太のプロ初ゴールや田中聡、越道草太ら若手選手の活躍でナムディンを突き放した。磐田から加入したジャーメイン良はFUJIFILM Super Cupに続いてノーゴールだったものの、しっかり2得点に絡んで存在感を発揮した。
FUJIFILM Super Cup戦と同様、ベストメンバーで臨んで狙い通りの結果を手にしたミヒャエル・スキッベ監督。中3日で16日にはJ開幕戦の町田戦、さらに中2日で19日にホームのナムディン戦、23日と26日には横浜FM戦と清水戦が控えている。この4連戦をどう乗り切るのか、指揮官の采配にも注目したい。
11日と12日に開催されたACLEでは、神戸が上海海港に、川崎Fが浦項にそれぞれ4-0と快勝。この結果、神戸と川崎だけでなく、12日の上海申花戦を待たずに横浜FMもラウンド16進出を決めた。横浜FMは、上海申花戦は相手の粘りに苦戦したものの1-0の勝利を収めて勝点3を獲得。この結果、勝点16の横浜FMが首位、同じく勝点16ながら得失点差で神戸が2位、そして勝点15の川崎Fが3位とJクラブ勢が上位3強を占めた。
さらに12日のACL2ラウンド16の第1戦では、敵地に乗り込んだ広島が前半こそノーゴールだったものの、後半は3連続得点で突き放してベスト8進出に大きく近づいた。
前半は苦戦を強いられたのがアウェーの試合に臨んだ川崎Fと広島だった。5位の浦項はホームでJクラブ勢に無敗を誇っていた。さらに当時の気温は公式記録では6度だが、この時期の韓国のピッチは土が凍っていることも多い。実際、山田新が浦項CBと競った際、バウンドしたボールが大きく跳ねて2人の頭上を越えるシーンもあった。
強風にさらされれば体感温度はマイナスになることも珍しくはない。このため両チームの選手もバランスを崩さないよう慎重にプレーしていたように見えたし、ケガを恐れてか、スライディングタックルもいつもの試合に比べて少ないように感じた。
それでも前半38分に新加入の伊藤達哉の右クロスから山田がヘッドで先制点を決めると、後半終盤は怒濤の3連続ゴールで浦項を突き放した。
長谷部茂利新監督の初陣とあって、チーム作りにも注目したが、早くも“長谷部カラー”が出ていたように感じられた。前線の山田とマルシーニョがプレスに行ってパスコースを限定すると、2列目の選手がその動きに呼応し、パスの受け手であるサイドの選手に素早く寄せて自由にプレーさせなかった。「守備でも常に先手を取る」というメッセージを感じさせるプレッシングだった。
攻撃に目を転じても、鬼木達監督時代に比べてシンプルにゴールに迫るパスに加え、ロングパスも増えた印象を受けた。黄金時代の川崎Fは、無駄に思えるようなパスでもそれが相手DF陣を崩す布石になっていた。しかし多くの選手が海外移籍したことで、ともすれば“パス回し”が手段ではなく目的になっていた感は否めない気がした。
しかし長谷部監督はシンプルに原点に戻り、パスワークの美しさよりもゴールという結果を追求している。これは東京Vの城福浩監督や町田の黒田剛監督に通じる哲学だろう。共通しているのは攻守にハードワークを求めること。神戸も同じスタイルでリーグ連覇と昨シーズンは2冠に輝いたので、当然の結果かもしれない。
その一方で、広島はパスワークの美しさも追求している。ナムディン戦の前半は相手の抵抗もあり互角の展開となったが、川崎Fと同様というか、こちらはベトナムの暑さに慣れるまで時間がかかったかもしれない。10度前後の気温の日本から、20度という暑さと65パーセントの湿気は体力をセーブしなければならなかっただろう。
それでも後半は20分に右FKから佐々木翔が決定的なヘディングシュートを放つと、その後は徐々に攻勢に出て、ルーキー中村草太のプロ初ゴールや田中聡、越道草太ら若手選手の活躍でナムディンを突き放した。磐田から加入したジャーメイン良はFUJIFILM Super Cupに続いてノーゴールだったものの、しっかり2得点に絡んで存在感を発揮した。
FUJIFILM Super Cup戦と同様、ベストメンバーで臨んで狙い通りの結果を手にしたミヒャエル・スキッベ監督。中3日で16日にはJ開幕戦の町田戦、さらに中2日で19日にホームのナムディン戦、23日と26日には横浜FM戦と清水戦が控えている。この4連戦をどう乗り切るのか、指揮官の采配にも注目したい。
前川黛也
マテウス・トゥーレル
酒井高徳
扇原貴宏
武藤嘉紀
大迫勇也
山田新
伊藤達哉
長谷部茂利
マルシーニョ
マルシーニョ
鬼木達
城福浩
黒田剛
佐々木翔
中村草太
田中聡
越道草太
ジャーメイン良
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Jリーグは25日、2025年度理念強化配分金の支給対象候補クラブ、2024年度ファン指標配分金支給対象クラブを発表した。 理念強化配分金は、2023年の明治安田生命J1リーグで1位から10位に対して送られるもの。20チーム制に変更となったために1チーム増えることとなった。また、2024シーズン年間ファン指標順位(DAZN視聴者数等1~10位)に基づいても支給される。 競技面では連覇を達成したヴィッセル神戸から10位のセレッソ大阪までに支給され、神戸は2025年、2024年にそれぞれ2億5000万円ずつを手にする。なお、2023年も優勝したため、その分の2億5000万も今回支給される。また、2位のサンフレッチェ広島には2年間で1億8000万円ずつ、3位のFC町田ゼルビアは、1億5000万円(2025年)と7000万円(2026年)を手にする。なお、2023年2位の横浜F・マリノスには1億8000万円、3位の広島には7000万円がしキュされる。 また、ファン指標順位は1位は2024年も浦和レッズとなり1億7000万円。2位が鹿島アントラーズで1億2000万円、3位が横浜FMで7000万円と続き、10位は名古屋グランパスで1000万円となった。なお、競技順位で10位以内に入っていないクラブでは、1位の浦和、10位の名古屋に加え、8位に北海道コンサドーレ札幌が入り2000万円となった。 さらに、「ファン指標配分金」として、13億6000万円をJリーグの全60クラブに分配。これは、2024シーズンのDAZN視聴者数やDAZNシーズンパス販売実績等で配分され、1位が浦和で8921万5930円。2位が横浜FMで7945万2984円、3位が川崎フロンターレで6648万1993円となっている。なお、最下位はY.S.C.C.横浜となり182万4625円が分配される。 <h3>◆理念強化配分金(競技)/総額11億2000万円</h3> 1位:ヴィッセル神戸 1年目ー2億5000万円、2年目ー2億5000万円 2位:サンフレッチェ広島 1年目ー1億8000万円、2年目ー1億8000万円 3位:FC町田ゼルビア 1年目ー1億5000万円、2年目ー7000万円 4位:ガンバ大阪 1年目ー1億5000万円、2年目ーなし 5位:鹿島アントラーズ 1年目ー1億2000万円、2年目ーなし 6位:東京ヴェルディ 1年目ー9000万円、2年目ーなし 7位:FC東京 1年目ー6000万円、2年目ーなし 8位:川崎フロンターレ 1年目ー5000万円、2年目ーなし 9位:横浜F・マリノス 1年目ー4000万円、2年目ーなし 10位:セレッソ大阪 1年目ー3000万円、2年目ーなし <h3>◆理念強化配分金(人気)</h3> 1位:浦和レッズ/1億7000万円 2位:鹿島アントラーズ/1億2000万円 3位:横浜F・マリノス/7000万円 4位:ヴィッセル神戸/5000万円 5位:川崎フロンターレ/4000万円 6位:サンフレッチェ広島/3000万円 7位:ガンバ大阪/2000万円 8位:北海道コンサドーレ札幌/2000万円 9位:FC町田ゼルビア/1000万円 10位:名古屋グランパス/1000万円 <h3>◆ファン指標配分金</h3>(昨年との金額比較) 1位:浦和レッズ/8921万5930円(↑) 2位:横浜F・マリノス/7945万2984円(↑) 3位:川崎フロンターレ/6648万1993円(↓) 4位:鹿島アントラーズ/6598万4095円(↓) 5位:ヴィッセル神戸/6491万8131円(↑) 6位:ガンバ大阪/5864万8883円(↑) 7位:名古屋グランパス/5851万4812円(↓) 8位:北海道コンサドーレ札幌/5315万3249円(↑) 9位:FC東京/4924万9886円(↑) 10位:サンフレッチェ広島/4572万5356円(↑) 11位:FC町田ゼルビア/4558万3908円(↑) 12位:アルビレックス新潟/4466万3143円(↓) 13位:ジュビロ磐田/4426万2918円(↑) 14位:セレッソ大阪/3988万8434円(↓) 15位:サガン鳥栖/3834万3648円(↑) 16位:柏レイソル/3695万3904円(↓) 17位:湘南ベルマーレ/3554万5920円(↓) 18位:東京ヴェルディ/3459万9966円(↑) 19位:京都サンガF.C./3438万1632円(↑) 20位:清水エスパルス/3362万962円(↓) 21位:アビスパ福岡/3259万3587円(↓) 22位:ベガルタ仙台/2298万6246円(↑) 23位:V・ファーレン長崎/1758万2571円(↑) 24位:大分トリニータ/1716万3388円(↑) 25位:ファジアーノ岡山/1704万1315円(↑) 26位:横浜FC/1664万9981円(↓) 27位:ジェフユナイテッド千葉/1608万1426円(↓) 28位:モンテディオ山形/1442万3396円(↓) 29位:ヴァンフォーレ甲府/1362万8966円(↓) 30位:松本山雅FC/1324万9873円(↑) 31位:ロアッソ熊本/1008万4227円(↓) 32位:栃木SC/983万8888円(↓) 33位:徳島ヴォルティス/934万7583円(↓) 34位:RB大宮アルディージャ/925万5971円(↓) 35位:ザスパ群馬/888万8344円(↓) 36位:レノファ山口FC/886万2864円(↓) 37位:いわきFC/878万641円(↓) 38位:鹿児島ユナイテッドFC/825万2572円(↑) 39位:愛媛FC/768万2897円(↑) 40位:水戸ホーリーホック/718万9579円(↓) 41位:藤枝MYFC/708万1435円(↓) 42位:ツエーゲン金沢/622万6288円(↓) 43位:ブラウブリッツ秋田/619万6520円(↓) 44位:カターレ富山/481万4398円(↑) 45位:ギラヴァンツ北九州/459万264円(↓) 46位:FC岐阜/396万9504円(↓) 47位:SC相模原/341万1253円(↓) 48位:FC今治/327万7554円(↓) 49位:AC長野パルセイロ/317万8338円(↓) 50位:カマタマーレ讃岐/313万7389円(↓) 51位:FC琉球/309万4569円(↓) 52位:福島ユナイテッドFC/288万7440円(↑) 53位:ガイナーレ鳥取/282万3403円(↓) 54位:ヴァンラーレ八戸/265万6822円(↓) 55位:いわてグルージャ盛岡/261万6733円(↓) 56位:アスルクラロ沼津/251万5766円(↓) 57位:テゲバジャーロ宮崎/237万4594円(↑) 58位:FC大阪/226万1536円(↑) 59位:奈良クラブ/223万1534円(↓) 60位:Y.S.C.C.横浜/182万4625円(↓) 2025.02.25 17:40 Tue3
2025シーズンのホームグロウン制度、14クラブが不遵守も罰則なし…最多はFC東京の15名
Jリーグは22日、各クラブの2025シーズンのホームグロウン選手の人数を発表した。 ホームグロウン制度は、各クラブが選手育成にコミットし、アカデミーの現場を変えていくことを目的に導入したもの。12歳の誕生日を迎える年度から21歳の誕生日を迎える年度までの期間において、990日以上、自クラブで登録していた選手が対象となる。 期限付移籍の選手は、移籍先クラブでの登録となり、21歳以下の期限付移籍選手の育成期間は、移籍元クラブでカウント。JFA・Jリーグ特別指定選手は、ホームグロウン選手とはみなされない。 2025シーズンに関しては、J1のクラブは4名、J2・J3のクラブは2名以上と定められている中、14クラブが不遵守となっており、昨シーズンから2クラブ増えることとなった。 明治安田J2リーグではいわきFCと藤枝MYFCが昨シーズンに続いて「0人」、明治安田J3リーグではヴァンラーレ八戸、福島ユナイテッドFC、栃木シティ、SC相模原、FC大阪、高知ユナイテッドSC、テゲバジャーロ宮崎が「0人」、ザスパ群馬、FC岐阜、奈良クラブが「1人」となっている。 これまで不遵守となったクラブは、翌シーズンのプロA契約選手の「25名枠」から不足人数分減じられることとなっていたが、2026シーズンからはプロ契約の区分が撤退されるため、処分はない。 なお、全部60クラブで最も多くホームグロウン選手を登録しているのはFC東京で15名。続いて13名の鹿島アントラーズとサンフレッチェ広島、12名の柏レイソル、11名の川崎フロンターレ、RB大宮アルディージャと続いている。 <h3>◆明治安田J1リーグ(合計160人)</h3> 鹿島アントラーズ:13人 浦和レッズ:7人 柏レイソル:12人 FC東京:15人 東京ヴェルディ:9人 FC町田ゼルビア:4人 川崎フロンターレ:11人 横浜F・マリノス:9人 横浜FC:4人 湘南ベルマーレ:8人 アルビレックス新潟:7人 清水エスパルス:7人 名古屋グランパス:5人 京都サンガF.C.:8人 ガンバ大阪:8人 セレッソ大阪:7人 ヴィッセル神戸:6人 ファジアーノ岡山:2人 サンフレッチェ広島:13人 アビスパ福岡:5人 <h3>◆明治安田J2リーグ(合計83人)</h3> 北海道コンサドーレ札幌:8人 ベガルタ仙台:4人 ブラウブリッツ秋田:2人 モンテディオ山形:4人 いわきFC:0人 水戸ホーリーホック:1人 RB大宮アルディージャ:11人 ジェフユナイテッド千葉:5人 ヴァンフォーレ甲府:7人 カターレ富山:2人 ジュビロ磐田:6人 藤枝MYFC:0人 レノファ山口FC:2人 徳島ヴォルティス:3人 愛媛FC:3人 FC今治:2人 サガン鳥栖:7人 V・ファーレン長崎:5人 ロアッソ熊本:4人 大分トリニータ:7人 <h3>◆明治安田J3リーグ(合計40人)</h3> ヴァンラーレ八戸:0人 福島ユナイテッドFC:0人 栃木SC:3人 栃木シティ:0人 ザスパ群馬:1人 SC相模原:0人 松本山雅FC:9人 AC長野パルセイロ:3人 ツエーゲン金沢:2人 アスルクラロ沼津:8人 FC岐阜:1人 FC大阪:0人 奈良クラブ:1人 ガイナーレ鳥取:2人 カマタマーレ讃岐:2人 高知ユナイテッドSC:0人 ギラヴァンツ北九州:4人 テゲバジャーロ宮崎:0人 鹿児島ユナイテッドFC:2人 FC琉球:2人 2025.04.22 22:10 Tue4
神戸が福知山成美高GKウボング・リチャード・マンデーの加入内定を発表 「全力でプレーすることが次の目標」
ヴィッセル神戸は13日、福知山成美高校からGKウボング・リチャード・マンデー(19)の来季加入内定を発表した。 同選手はナイジェリア出身で、身長194cm、体重84kg。クラブの紹介によると、「身長の高さや手足の長さを活かしたハイボールやシュートストップが得意。足元の技術にも自信があり、積極的にビルドアップにも参加できる」という。 神戸でのプロ入りにあたり、クラブの公式サイトで周囲の人々に感謝の言葉。そして、抱負を語った。 「みなさん、こんにちは。この度、ヴィッセル神戸に加入することになりました福知山成美高校のリチャードです。今までサポートしていただいた関係者や指導者、友人に感謝を伝えたいです。また、このような機会を与えていただいたヴィッセル神戸にも感謝します。小さい頃からのプロサッカー選手になるという目標が叶った今、自分自身の更なる成長とチームの勝利に貢献できるように全力でプレーすることが次の目標です。ファン・サポーターのみなさま、チームの勝利のために一生懸命頑張りますので、応援よろしくお願いします」 2024.12.13 14:25 Fri5