孝行息子ジュリアーノ・シメオネがアトレティコ初ゴール! 格下相手に快勝でCLのPSG戦へ【ラ・リーガ】

2024.11.04 00:04 Mon
ジュリアーノがアトレティコ初ゴール
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ジュリアーノがアトレティコ初ゴール
ラ・リーガ第12節、アトレティコ・マドリーvsラス・パルマスが3日にリヤド・エア・メトロポリターノで行われ、ホームのアトレティコが2-0で勝利した。今シーズンのリーグ戦初黒星からバウンスバックを図る4位のアトレティコは、今季初白星からの連勝で復調した18位のラス・パルマスとのホームゲームに臨んだ。リーグ前節はレアル・ベティスとのアウェイゲームで0-1の敗戦を喫したシメオネのチームは、チャンピオンズリーグ(CL)のリール戦に続く公式戦連敗に。直近のコパ・デル・レイではアルバレスのドブレーテで2-0の勝利も、格下相手に苦戦を強いられており、流れを大きく変えるまでには至らず。

週明けに控えるCLのパリ・サンジェルマン戦に弾みを付けたいコルチョネロスはリーグ前節から先発4人を変更。ヴィツェル、ヘイニウド、ギャラガー、デ・パウルに代えてラングレ、ガラン、バリオス、ジュリアーノ・シメオネを起用した。
立ち上がりから攻守にアグレッシブな姿勢を示したアトレティコ。8分にはハイプレスでボールを奪うと、アルバレスのマイナスの折り返しに反応したバリオスがボックス中央からシュートを枠に飛ばすが、ここはGK正面を突いた。

さらに、13分にはグリーズマンのクロスがボックス内のDFマッケンナの手に当たってオンフィールド・レビューの対象となったが、ここはノーハンドの判定でPK獲得とはならず。
以降も集中を切らすことなく相手陣内でハーフコートゲームを展開するアトレティコだが、21分にはラス・パルマスの鋭いカウンターに晒される。GKからのロングボールに競り勝ったファビオ・シウバに味方とのワンツーでボックス右に持ち込まれるが、やや強引に放ったシュートはGKオブラクの好守で凌ぐ。

強度の高い守備からリズムを作るものの、アタッキングサードでの一工夫が足りないアトレティコは徐々に攻めあぐねたが、孝行息子が苦境の父親を救う決定的な仕事を果たす。

37分、自陣右サイドのモリーナからの背後を狙った縦パスに反応したジュリアーノがヘディングでのボールコントロールで一気に縦へ抜け出すと、逆サイドの味方への折り返しを選択肢に入れずに強引に振った右足の対角シュートがゴール左隅に決まり、アトレティコでの待望の初ゴールを挙げた。

自分たちの時間帯で先制に成功したアトレティコは冷静にゲームをコントロール。さらに、前半終了間際には右サイドで深い位置に侵攻したバリオスの完璧な折り返しにゴール前のグリーズマンが反応したが、左足ダイレクトシュートは惜しくもクロスバーを叩いて追加点を奪うまでには至らず。

1点リードで試合を折り返したアトレティコはハーフタイムで2枚替えを敢行。リーノとバリオスを下げてデ・パウル、ギャラガーを投入。左にデ・パウルを配置し、より左右非対称の中盤のバランスに。

後半もアトレティコペースで進む中、ラス・パルマスにアクシデント発生。モリーナとの接触プレーで頭部に打撃を受けたGKシレッセンが一度はプレーに復帰したが、脳震とうの症状かプレー続行不可能となり担架でピッチを後に。60分に控えGKホルカシュがスクランブル投入された。

後半に入って攻撃が停滞するアトレティコは65分、当初の予定でもあったか、グリーズマンとアルバレスを下げてセルロート、アンヘル・コレアを同時投入した。この交代で攻撃を活性化させたいところだったが、グリーズマン不在によって崩しのアイデアを欠いて逆に停滞。それでも、迫力不足のラス・パルマスの攻撃を難なく抑え込んで時計を進めていく。

すると、83分にはハーフウェイライン付近でボールを受けたデ・パウルの絶妙なスルーパスに巧みなラインブレイクで抜け出したセルロートがボックス内に持ち込んで強烈な左足シュートを突き刺し、決定的な追加点を奪った。

その後、当初の予定通りにヴィツェル、ヘイニウドの同時投入で完全にクローズに入ったアトレティコはラス・パルマスに快勝し、リーグ前節での初黒星を払拭。良い形でPSGとの重要な一戦に臨むことになった。

アトレティコ・マドリー 2-0 ラス・パルマス
【アトレティコ】
ジュリアーノ・シメオネ(前37)
アレクサンダー・セルロート(後38)

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【ラ・リーガ第36節プレビュー】2年前の再現狙うバルサがダービーで優勝決めるか?

先週末に行われた第35節ではリーグタイトルレースを決定づける大一番となったエル・クラシコを逆転で制したバルセロナが優勝に王手をかけた。また、アトレティコ・マドリーのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得が決定している。 ミッドウィーク開催となる今節の最注目カードは2シーズンぶりのプリメーラ制覇に王手をかけた首位のバルセロナ(勝ち点82)と、14位のエスパニョールによるバルセロナ・ダービー。 奇しくもバルセロナが2022-23シーズンに優勝を決めたのはRCDEスタジアムで4-2の勝利を収めたダービーで、今回も同じ条件での通算28度目の戴冠を目指す。ちなみに、2位のレアル・マドリー(勝ち点75)と7ポイント差且つ当該戦績で上回るフリックのチームの今節での優勝条件は前日に試合を行うマドリーの結果に左右される部分もあるが、勝利すれば文句なしで決められる。 ホーム開催となった前節のクラシコでは4-3の逆転勝利を収めたバルセロナ。試合開始から15分までにFWムバッペにドブレーテを許す最悪な入りとなったが、そこからDFエリック・ガルシア、FWラミン・ヤマル、FWハフィーニャの3連続ゴールで逆転。さらに、前半終了間際にもハフィーニャのドブレーテで点差を広げた。後半はハフィーニャらが相手守護神クルトワの再三のビッグセーブに阻まれ、トドメをさせずにムバッペにトリプレーテを献上。試合終盤はかなり緊迫した攻防に持ち込まれたが、インテル戦を教訓に勝ち切って今季クラシコ全勝を達成した。 インテル戦に続く激闘から中3日で臨むアウェイ開催のダービーマッチは決してラクな試合とはならないが、マドリー撃破の勢いそのままに優勝を成し遂げたい。また、ピチーチ争いでムベッペ(27ゴール)に2点差を付けられたFWレヴァンドフスキ(25ゴール)のゴールにも期待したいところだ。 敵地でのクラシコで屈辱的な逆転負けを喫し、逆転での連覇の夢がほぼ潰える形となったマドリー。この試合後にアンチェロッティ監督の今季限りでの退任およびブラジル代表監督就任のアナウンスも行われ、クラブは6月開催のFIFAクラブ・ワールドカップとともにシャビ・アロンソ新監督招へい決定的な来シーズンへ目を向けている。 とはいえ、自分たちの取りこぼしでライバルに優勝をプレゼントするわけにはいかず、9位のマジョルカ(勝ち点47)をホームで迎え撃つ中2日の一戦ではバウンスバックの勝ち点3を掴みたい。クラシコでMFルーカス・バスケス、FWヴィニシウスと新たな負傷者を出し、今季限りでの退団も噂されるFWロドリゴも起用が難しい状況となっており、唯一の希望であるムバッペやクラシコで不完全燃焼に終わったMFギュレルやFWエンドリッキの意地に期待したい。 対するマジョルカは前節、FW浅野拓磨の今季初アシストの活躍もあって最下位のバジャドリーに2-1で逆転勝利。ヨーロッパへの望みを繋いだ。残り3試合すべてで勝利を手にすることが必要となるなか、手負いのエル・ブランコを撃破できるか。引き続きスタメン起用が期待される浅野としてはディフェンスラインに不安を抱える相手に積極的なチャレンジを期待したい。 3位のアトレティコ(勝ち点70)は前節、レアル・ソシエダを相手に古巣対戦のFWセルロートのポーケル(1試合4ゴール)の活躍によって4-0の圧勝。低調だったアラベス戦のゴールレスドローを見事に払拭し、3節を残してCL出場権獲得を決定。最低限のノルマを達成したなか、残り試合では5ポイント差のマドリーを抜いての2位フィニッシュを目指す。10位のオサスナ(勝ち点45)のホームに乗り込む今回の一戦では[4-3-3]の新布陣継続やセルロートのパフォーマンスに注目しつつ、サスペンション明けのFWアルバレスの活躍にも期待だ。 そのアトレティコに無惨な大敗を喫したMF久保建英を擁する12位のソシエダ(勝ち点43)は、7位のセルタ(勝ち点49)との対決に臨む。逆転でのヨーロッパ出場権獲得へわずかながら可能性を残すなか、難敵相手のホームゲームでリーグ6試合ぶりの白星を掴めるか。アトレティコ戦で孤軍奮闘の活躍を見せた久保には、残り2試合となるホームゲームでラ・レアルファンを沸かせる活躍を期待したい。 4位のアスレティック・ビルバオ(勝ち点64)、5位のビジャレアル(勝ち点61)、6位のレアル・ベティス(勝ち点58)が2枠を争うCL出場権争いでは、最も厳しい立場にあるベティスが8位のラージョ・バジェカーノ(勝ち点47)という難敵とのアウェイゲームを戦うことになり、ここが正念場だ。 また、残留争いでは直近のセルタ戦で数的優位を活かせずに惨敗し、クラブハウス到着後に一部過激サポーターの暴力的な抗議を受けた16位のセビージャ(勝ち点38)、19位のラス・パルマス(勝ち点32)の対戦はいろんな意味で注目が集まる重要な一戦となる。 《ラ・リーガ第36節》 ▽5/13(火) 《26:00》 バジャドリー vs ジローナ 《27:00》 レアル・ソシエダ vs セルタ 《28:30》 セビージャ vs ラス・パルマス ▽5/14(水) 《26:00》 アラベス vs バレンシア ビジャレアル vs レガネス 《28:30》 レアル・マドリー vs マジョルカ ▽5/15(木) 《26:00》 オサスナ vs アトレティコ・マドリー ラージョ vs ベティス 《28:30》 エスパニョール vs バルセロナ ヘタフェ vs アスレティック・ビルバオ 2025.05.13 19:30 Tue
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敵地で完敗アトレティコが4戦ぶりの黒星…オサスナは来季の欧州カップ戦出場に望みを繋ぐ【ラ・リーガ】

アトレティコ・マドリーは15日、ラ・リーガ第36節でオサスナとエル・サダールで対戦し0-2で敗戦した。 直近に行われたソシエダ戦を古巣対戦となったセルロートの4ゴールで圧勝した3位アトレティコ(勝ち点70)は、その試合のスタメンからリーノをアルバレスに変更した以外は同じスタメンを採用。2トップにセルロートとアルバレスを並べた[4-4-2]で試合に臨んだ。 リーグ戦2試合勝利のない10位オサスナ(勝ち点45)に対し、アトレティコは25分にセットプレーから失点を許す。サラゴサの右CKをゴール前で競り合ったカテナがヘディングシュートをゴール左に叩き込んだ。 先制を許したアトレティコは35分に反撃。ボックス右横でパスを受けたバリオスのダイレクトクロスに反応したセルロートがワンバウンドしたボールをダイビングヘッドで合わせたが、これはGKエレーラの好セーブに防がれた。 迎えた後半、1点ビハンドのアトレティコはG・シメオネとハビ・ガランを下げてリーノとアスピリクエタを投入。さらに50分には、相手DFのタックルでバランスを崩したバリオスが味方選手に頭から接触すると、そのままピッチに倒れ込む。バリオスは脳震盪の疑いがあり、モリーナが緊急投入された。 その後は主導権を握ったアトレティコがポゼッションでオサスナを圧倒する展開となるが、自陣で堅固なブロックを敷く相手の堅守を崩し切れ図に時間が経過。 するとアトレティコは、82分にオサスナにワンチャンスをモノにされる。中盤でのボールをカットしたボヨモが左サイドに展開すると、キケ・バルハのクロスをニアサイドのブディミルにダイビングヘッドで流し込まれた。 2点を追う展開となったアトレティコは、試合終了間際の96分に左サイドからカットインしたリーノのクロスをゴール前に抜け出したモリーナが頭で合わせた、これは枠の上に外れた。 結局、試合はそのまま0-2でタイムアップ。アトレティコはリーグ戦4試合ぶりの黒星を喫した。一方、勝利したオサスナは来季の欧州カップ戦出場権争いに望みを繋いでいる。 オサスナ 2-0 アトレティコ・マドリー 【オサスナ】 アレハンドロ・カテナ(前25) アンテ・ブディミル(後37) 2025.05.16 07:10 Fri
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攻撃停滞のアトレティコが下位アラベスに痛恨ドロー…【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第34節、アラベスvsアトレティコ・マドリーが3日にエスタディオ・デ・メンディソローザで行われ、0-0のドローに終わった。 3位のアトレティコは残留争い真っ只中の17位アラベスを相手にリーグ連勝を目指した。前節はラージョ・バジェカーノとの自治州ダービーに3-0で完勝。セルロートら今季加入3選手のゴールで勝ち切り、バウンスバックに成功した。 シメオネ監督はその前節からセルロートに代えてグリーズマンを起用した以外同じメンバーを継続した。 立ち上がりからボールを握って押し込んだアトレティコ。序盤はクロスに反応したギャラガーがボックス内に飛び込むなどチャンスに絡む場面も作った。 しかし、時間の経過とともにボールを持たされる展開になると、アルバレスとグリーズマンの2トップやデ・パウルがアクセントを付けるが、フィニッシュまで持ち込めず。完全に攻撃が停滞した。 その後、前半終盤にはガルセスへの足裏を見せたファウルでアルバレスに1度はレッドカードが掲示されたが、ここはオンフィールド・レビューの末にイエローカードとなり、胸を撫でおろした。 ピンチこそなかったが、前半シュート0本に終わったアトレティコは後半も同じメンバーでスタート。立ち上がりにキケ・ガルシアやグリディにフィニッシュまで持ち込まれる入りになると、シメオネ監督は60分に2枚替え。グリーズマンと古巣対戦のジュリアーノ・シメオネの2人を下げてセルロート、リーノを投入。 前線に起点ができたことで、ようやくゴールの匂いをさせ始めると、66分にはゴール前のセルロートが決定機に関与。さらに、アンヘル・コレアらより攻撃的なカードを切っていくと、リーノの枠内シュートやセットプレーからのラングレのシュートでゴールを脅かすが、いずれもGKシベラの好守に阻まれた。 完全に1点勝負となった後半終盤はアトレティコが押し込む形を作り出した一方、アラベスも前がかりな背後を突いてキケ・ガルシアが幾度もゴールを脅かしたが、GKオブラクのさすがの対応に阻まれた。 そして、前後半を通じてクローズな展開が続いた一戦は0-0のドロー。格下相手に勝ち切れなかったアトレティコは、上位2チームとの差を詰めることができなかった。 アラベス 0-0 アトレティコ・マドリー 2025.05.03 23:10 Sat
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アウェイ3戦未勝利のアトレティコ、シメオネ監督は「結果を残せなかったのは私の責任」

アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が15日に行われ、0-2で敗戦したラ・リーガ第36節オサスナ戦を振り返った。 直近に行われたソシエダ戦をセルロートの4ゴールで圧勝したアトレティコが、来季の欧州カップ戦出場権獲得を狙うオサスナのホームに乗り込んだ一戦。 アトレティコは25分にセットプレーからカテナにヘディングシュートを決められて先制を許すと、主導権を握った後半にもブディミルにワンチャンスをモノにされ、0-2で4試合ぶりの敗戦を喫した。 シメオネ監督は試合後、「開始早々から試合の流れは見えていた。最初の数分間でリードを奪うチャンスがあったのにそれを決め切れなかった。コーナーの処理もよくなった。後半は、前半のような危険な状況もなく、試合をコントロールできた。しかし、ブディミルのゴールによって、このような結果になってしまった」と敗戦を分析。 また、アウェイ戦で3試合勝利がないことについては、「アラベス戦やラス・パルマス戦よりは良いプレーができたが、監督はより良い試合をするための武器を見つけられていない。彼らがアウェイで結果を残せなかったのは、私の責任だ」とコメントした。 2025.05.16 08:45 Fri

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