35歳ペリシッチのPSV加入が決定! 「ダンフリースに助言を求めてみて正しいステップだと確信」
2024.09.18 23:24 Wed
【動画】ペリシッチがさっそくPSVユニ姿でインタビューに応じる!
Many countries, many clubs, and even more stories. Meet Ivan pic.twitter.com/8UjDq08dP4
— PSV (@PSV) September 18, 2024
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クロアチア代表がUEFAネーションズリーグに向けたメンバー25名+予備6名を発表【UEFAネーションズリーグ】
クロアチアサッカー連盟(HNS)は29日、来月のUEFAネーションズリーグ2024-25に臨むクロアチア代表メンバー25名と予備メンバー6名を発表した。 ここまで4試合を終えて2勝1分け1敗でリーグA・グループ1の2位に位置するクロアチア。ズラトコ・ダリッチ監督は、予備メンバーを含めて31名を招集した。 今回のメンバーには重鎮であるMFルカ・モドリッチ(レアル・マドリー)やMFマテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ)、DFヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ)、FWイバン・ペリシッチ(PSV)など主力を順当に選出。 また、10月15日のポーランド代表戦で退場となり、自動的に1試合の出場停止となったGKドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ)に対して追加処分がある可能性を考慮して、GKを4名選出した。 2大会連続の決勝トーナメント進出を狙うクロアチアは、11月15日にアウェイでスコットランド代表と、同18日にホームでポルトガル代表と対戦する。今回発表されたクロアチ代表メンバー25名と予備メンバー6名は以下の通り。 ◆クロアチア代表メンバー25名 GK ドミニク・リヴァコビッチ(フェネルバフチェ/トルコ) ネディリコ・ラブロビッチ(アウグスブルク/ドイツ) ドミニク・コタルスキ(PAOKテッサロニキ/ギリシャ) イビツァ・イブシッチ(パフォス/キプロス) DF ヨシプ・シュタロ(アヤックス/オランダ) ドゥイエ・チャレタ=ツァル(リヨン/フランス) ボルナ・ソサ(トリノ/イタリア) ヨシュコ・グヴァルディオル(マンチェスター・シティ/イングランド) MF マルティン・バトゥリナ(ディナモ・ザグレブ) ペタル・スチッチ(ディナモ・ザグレブ) クリスティヤン・ヤキッチ(アウグスブルク/ドイツ) ニコラ・モロ(ボローニャ/イタリア) マリオ・パシャリッチ(アタランタ/イタリア) マテオ・コバチッチ(マンチェスター・シティ/イングランド) ルカ・スチッチ(レアル・ソシエダ/スペイン) ルカ・モドリッチ(レアル・マドリー/スペイン) FW アンドレイ・クラマリッチ(ホッフェンハイム/ドイツ) イゴール・マタノビッチ(フランクフルト/ドイツ) アンテ・ブディミル(オサスナ/スペイン) イバン・ペリシッチ(PSV/オランダ) ミスラフ・オルシッチ(トラブゾンスポル/トルコ) ブルーノ・ペトコビッチ(ディナモ・ザグレブ) マルコ・ピアツァ(ティナモ・ザグレブ) マルコ・パシャリッチ(リエカ) ◆予備メンバー6名 DF ドミニク・プルピッチ(ハイドゥク・スプリト) ロベルト・リュビチッチ(AEKアテネ/ギリシャ) マリン・ポングラチッチ(フォレンティーナ/イタリア) MF トニ・フルク(リエカ) ニコラ・ヴラシッチ(トリノ/イタリア) ロヴロ・マイェル(ヴォルフスブルク/ドイツ) 2024.10.29 00:30 Tue2
監督キャリアで苦労絶えぬガットゥーゾ…今季はひと味違う? 新天地クロアチアで“ハード過ぎる3カ月”を乗り越えて首位に
“闘犬”ジェンナーロ・ガットゥーゾが、監督キャリア初となるリーグ優勝へ前進中だ。 現役時代はミランでセリエA制覇にチャンピオンズリーグ(CL)制覇、そしてなんと言っても、イタリア代表の一員として2006年ワールドカップ(W杯)を制したガットゥーゾ氏。 しかし、監督キャリアは苦労が絶えず。 大きく低迷していたナポリをコッパ・イタリア制覇に導き、暗黒時代を彷徨っていたミランをある程度のレベルまで立て直した功績こそあれど、実は2シーズン以上指揮を執ったことが一度もない。タイトルも前述の1つである。 今季からは、クロアチア1部のハイドゥク・スプリトと2年契約。ディナモ・ザグレブの1強時代に終止符を打つことが期待された格好だ。 ただ、さっそく初陣の試合内容を巡って地元記者と大ゲンカし、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)はスロバキアのチームに敗れて予選敗退…35歳イバン・ペリシッチが自分勝手に風紀を乱して契約解除となり、自身を招聘したニコラ・カリニッチSDは解任された。これらは全て、就任から3カ月以内の出来事である。 それでも、国内リーグは絶好調。 もちろんまだまだ序盤戦だが、第11節を終えて8勝3分け0敗の首位。すでに4失点が2試合など守備力が大きく低下したディナモ・ザグレブを尻目に、手堅いサッカーを展開するガットゥーゾ監督のチームは11試合6失点と、今のところ大きなスキがないという。 その手堅さゆえ、「つまらない」と不満を抱くファンもいるとは、地元紙『Slobodna Dalmacija』の主張。 それでもここ最近は試合を追うごとにホームゲームの観客動員が増えており、04-05シーズン以来20年ぶりとなるリーグ制覇へ、ガットゥーゾ監督にとっては監督キャリア初のリーグ制覇へ、視界良好のハイドゥク・スプリトだ。 <span class="paragraph-title">【動画】マルディーニの命令だけは素直に聞くガットゥーゾ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Gennaro Gattuso only listens to Maldini. <a href="https://t.co/ZpoEmwx8Gs">pic.twitter.com/ZpoEmwx8Gs</a></p>— Historic Vids (@historyinmemes) <a href="https://twitter.com/historyinmemes/status/1781860403393474638?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.28 15:10 Mon3
“ペリシッチの乱”から重たい空気漂うハイドゥク・スプリト…まさかのECL予選敗退でガットゥーゾ監督も地元紙も戦意喪失?
ハイドゥク・スプリトのクラブ内外が、この上なく重たい空気に包まれている模様だ。 王者ディナモ・ザグレブの一強体制に終止符を打つべく、20年ぶりのリーグ優勝を成し遂げるべく、今季からジェンナーロ・ガットゥーゾを新監督に迎え入れたハイドゥク・スプリト。 ところが、シーズン頭から闘犬ガットゥーゾが地元記者とバトル(すぐに和解)を繰り広げ、イバン・ペリシッチ35歳が自分勝手な理由で風紀を乱し、この重鎮は遅かれ早かれ退団へ向かうとニコラ・カリニッチSDが公言する。 カリニッチSDは同時に「極めて良くない雰囲気がクラブ内で醸成されている」とも。今季加入の人格者イバン・ラキティッチでさえどうしようもないほど、ペリシッチの一件が大きくなってしまっているということか。 今季最初の2試合となったヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)予選2回戦は危なげなく突破も、国内リーグは開幕2試合で1勝1分け。 堅守をウリにするガットゥーゾ・サッカーが「退屈」との風潮がファンに広がり、開幕2連勝を逃した時点で不満も広まっているのだ。 そして、16日のECL予選3回戦2ndレグ、スロバキア1部のルジョムベロクにホームで0-1と対戦。アウェイ1stレグで0-0だったなか、2戦合計0-1で予選敗退が決まってしまった。 地元紙『Slobondna Dalmacija』は「悲しみ、嘆きと恥、おやすみなさい」と詩を紡ぐかのごとく敗戦を伝え、スロバキア1部昨季5位でタイトル獲得歴もない「誰も知らないチーム」に敗れた事実にひいき精神を完全喪失。 試合後、ガットゥーゾ監督は「今日は90分間ずっと苦しんだ印象だ。この敗戦を前向きに捉えなければならない…時に痛みを伴うのがサッカーだ」と短く総括。耳の痛い質問を繰り出す現場記者に激昂する覇気は消えていたそうだ。 また、自身の進退について問われてもなお、落ち着いたトーンでこう答えたそうだ。 「戦う準備のできていない若い選手がいる。2つの大会を並行するチームではなかったということだ。私は次のリーグ戦も指揮を執るよ。泣く余裕もないし、頭を上げて次へ進む」 早々と欧州カップ戦を去ったハイドゥク・スプリトに残されたのは、国内の戦いのみ。ある意味、20年ぶりのリーグ優勝へ身も心も楽になったと捉えるべきか。 今季ホームゲーム3試合で早くも観客動員が減少に転じているなか、ガットゥーゾ監督はクラブの状況を好転させられるか…。 <span class="paragraph-title">【動画】キレッキレだった、若かりし頃の闘犬ガットゥーゾ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">AC Milan boss Gennaro Gattuso after doing his scouting for the Arsenal tie <a href="https://t.co/ngIqcJCU1v">pic.twitter.com/ngIqcJCU1v</a></p>— ODDSbible (@ODDSbible) <a href="https://twitter.com/ODDSbible/status/967021009609076736?ref_src=twsrc%5Etfw">February 23, 2018</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.17 14:30 Sat4
迷走するクロアチア1部強豪がカリニッチSDを3カ月で更迭…2018年W杯で“追放”された名手
クロアチア1部のハイドゥク・スプリトが10日、スポーツ・ディレクター(SD)のニコラ・カリニッチ氏(36)を更迭。在職期間107日で袂を分かつ決断に至った。 カリニッチ氏は現役時代にハイドゥク・スプリトでプロデビューし、23-24シーズンでの引退も最後はハイドゥクで。脂が乗っていたころはフィオレンティーナやミラン、ローマ、アトレティコ・マドリーなどに所属した。 クロアチア代表としても通算42試合15得点のストライカーだったが、なんといっても印象深いのは「追放」の件。 2018年ロシアW杯で初戦の途中出場を拒否し、グループの輪を乱す行動として強制帰国。準優勝チームの一員とはなれず、そこから代表復帰することもなくキャリアを終えた。 そんなカリニッチ氏が夏で引退し、そのままクラブの要職に就いたことは現地でも驚きに。ハイドゥクはジェンナーロ・ガットゥーゾ新監督を招聘し、イバン・ラキティッチが加入と、大きな期待とともに今季を迎えた。 しかし、ECL予選敗退に始まり、重鎮イバン・ペリシッチがかつてのカリニッチ氏と同じように不満分子となって追放・契約解除…現状リーグ戦では開幕5試合無敗の3位だが、「なんといっても空気が悪い」と伝えられる。 今回、カリニッチ氏の解任は、SDとしての能力どうこうより、経営陣との関係悪化が根底にあったとクロアチア『Slobodna Dalmacija』はレポート。任命したばかりのSDを3カ月で解任とは、なんともお粗末な判断の連続である。 今日現在も不穏な空気が蔓延していそうなハイドゥク・スプリト。ガットゥーゾ監督の堅実なサッカーも、20年ぶりのリーグタイトル奪還を求めるファンの間で不人気だそうだ。 2024.09.11 15:35 Wed5
“不満分子”ペリシッチが18年ぶり帰還の古巣ハイドゥクを半年余りで退団へ…カリニッチSDが声明「クラブの雰囲気が悪い」
クロアチア1部のハイドゥク・スプリトは13日、クラブがクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(35)との決別へ向かうと公表した。 クロアチア代表の重鎮、35歳ペリシッチ。 ペリシッチは今年1月にトッテナムから古巣ハイドゥク・スプリトへ復帰したばかりも、ここ最近、移籍希望と序列への不満を昨季中から募らせていたことが明らかになっていた。 それは、チームの輪を乱しかねないほどの態度として表れたそうで、事態を重く見たジェンナーロ・ガットゥーゾ監督がペリシッチの除外を決断。重鎮は退団が決定的となった。 そして13日、スポーツ・ディレクター(SD)のニコラ・カリニッチ氏が声明。 クロアチア代表で共闘したペリシッチについて、自身も“不満分子”となってチームを追放された経験のあるカリニッチSDは「彼との間に意見の相違があり、協力関係を継続できない。数日以内に移籍か契約解除か決まる」とした。 また、「極めて良くない雰囲気がハイドゥクで醸成されていると認めざるを得ない」と、ペリシッチの風紀を乱す態度が、クラブ内外に悪影響を与えていると示唆。双方合意で退団へと向かうようだ。 ペリシッチは、18年ぶりに帰還したハイドゥクを、半年余りで再び去ることになる。 2024.08.14 14:25 WedPSVの人気記事ランキング
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アーセナルにリベンジ果たしたPSVファン・ニステルローイ監督「我々ははるかに危険だった」
PSVのルート・ファン・ニステルローイ監督が、アーセナル戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 PSVは27日、ヨーロッパリーグ(EL)グループA第5節でアーセナルと対戦した。 勝利すればグループステージ突破の可能性があった試合。1週間前にアウェイで敗れたアーセナル相手に、PSVは立ち上がりから押し込んでいく。 タイトな守備とプレスをかけることでアーセナルにボールを回させず、攻撃の形を作らせない。前半はネットを揺らすもオフサイドで取り消されていたが、55分にジョエイ・フェールマンがネットを揺らして先制に成功する。 さらに63分には、GKアーロン・ラムズデールがクロスをパンチングミス。これをルーク・デ・ヨングが決め2-0。そのまま反撃を許さずに勝利。ボデ/グリムトがチューリヒに敗れたことで、グループステージ突破が決まった。 ファン・ニステルローイ監督は前半は難しかったとしながらも、後半はかなり良くなったと振り返った。 「前半は簡単ではなかった。ボールを追いかけすぎて、多くの選手がエネルギーを使い果たしているのを見た」 「後半はかなり良くなっていた。我々は彼らにプレッシャーをかけたが、我々ははるかに危険で、譲ることはあまりなかった」 また、この試合でも素晴らしいパフォーマンスを見せたオランダ代表MFシャビ・シモンズを称賛。オランダ代表MFアンワル・エル・ガジと組ませることで、ポリバレントな活躍を見せられたとした。 「彼は様々なポジションでプレーすることができる。アーセナルの戦術に応じて、彼とアンワル(・エル・ガジ)を入れ替えることができた。だから今日は彼と組ませた」 「それが彼の多様性だ。10番(トップ下)、9番(CF)、7番(右ウイング)、11番(左ウイング)、6番(インサイドハーフ)でもプレーできる」 さらに、復帰してからの初ゴールを決めたオランダ代表FWルーク・デ・ヨングについても言及。先発をさせるリスクは負えなかったが、離脱中の努力が報われたと喜んだ。 「(ルーク・)デ・ヨング、(ノニ・)マドゥエケ、マウロ・ジュニオールは、先発できなかったし、彼らや他の選手にリスクは負わせたくなかった」 「ルークのヘディングのやり方、そしてケガからの復帰には驚くべきものがある。ただ、彼が離脱していた数カ月間、どれだけ懸命に取り組んできたかを知っている」 「彼は偉大なプロであり、比較的早く元のレベルに到達することができるだろう」 2022.10.28 11:35 Fri2
35歳ペリシッチのPSV加入が決定! 「ダンフリースに助言を求めてみて正しいステップだと確信」
PSVは18日、クロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(35)のフリー加入を発表した。契約は2025年夏までの1年となる。 心機一転のオランダ行きが決まり、「フリーになってから、こういうオプションをずっと待っていたんだ。自分が心地よく、タイトルを目指せるクラブと環境をね。(インテル時代の)元チームメイトのデンゼル・ダンフリースにアドバイスを求めてみて、PSVが正しいステップだと確信したんだ。スタートが待ちきれないよ。全力を尽くしてタイトルを掴みたい」と語った。 ペリシッチは長いキャリアの当初をソショーやKSVルーセラーレ、クラブ・ブルージュで過ごした後、ドルトムントにステップアップ移籍。その後、ヴォルフスブルクや、インテル、バイエルン、トッテナムといった名門を渡り歩いた。 そして、昨季後半戦からはユース時代を過ごしたハイドゥク・スプリトに加入。今季もハイドゥク・スプリトでシーズンインしたが、出場機会の少なさを巡り、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督と対立し、契約解除となっていた。 PSVではアメリカ代表DFセルジーニョ・デストの長期離脱で薄いウィングポジションの新たな選択肢になるとみられ、メキシコ代表FWイルビング・ロサーノの負傷もこの移籍を後押ししたようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ペリシッチがさっそくPSVユニ姿でインタビューに応じる!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Many countries, many clubs, and even more stories. Meet Ivan <a href="https://t.co/8UjDq08dP4">pic.twitter.com/8UjDq08dP4</a></p>— PSV (@PSV) <a href="https://twitter.com/PSV/status/1836398374704042419?ref_src=twsrc%5Etfw">September 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.18 23:24 Wed3
元オランダ代表MFストロートマンが34歳で現役引退…ローマやPSV、マルセイユで活躍
元オランダ代表MFケビン・ストロートマン(34)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでジェノアを退団し、フリートランスファーとなっていたストロートマンは18日、インスタグラムに自身の写真とこれまで在籍したクラブのエンブレムを合成した画像と共に「キャリアは終わった。フットボールに感謝!」と非常に短い言葉で現役引退を明かした。 スパルタ・ロッテルダムの下部組織出身のストロートマンは同クラブでファーストチームに昇格。ユトレヒトを経て国内屈指の名門PSVへステップアップを果たすと、2013年夏にローマへ完全移籍。加入1年目に中盤の要として存在感を示したが、2014年3月にヒザに重傷を負って約2シーズンを棒に振る形に。 それでも、2016-17シーズンに完全復活を果たし、翌2017-18シーズンは主力としてチャンピオンズリーグ(CL)でのベスト4進出に貢献した。 その後、2018年夏に移籍したマルセイユでは加入2シーズンは公式戦30試合以上に出場していたが、3年目となった2020-21シーズンは出場時間が大幅に減少し、シーズン後半はジェノアへのレンタルを経験。 翌シーズンはカリアリにレンタル移籍するも、チームが買い取りを見送ったことで、マルセイユへ一時帰還。その後、セリエBのジェノアへ再びレンタル移籍で復帰し、セリエA昇格に貢献。昨シーズンもセリエAで27試合に出場したが、契約満了に伴いジェノヴァの地を離れていた。 2011年2月に行われたオーストリア代表戦でデビューを飾ったオランダ代表では、ローマ時代のケガの影響で2014年ブラジル・ワールドカップを逃したことで、メジャー大会には一度も出場できず。それでも、通算46試合3ゴールの数字を残している。 長年ヒザのケガに悩まされてトロフィーに恵まれるキャリアとはならなかったが、卓越した戦術眼とボール奪取能力、パスセンスに優れ、ロマニスタの間では汚いボールを綺麗なボールに変えて味方に供給するプレーから“ラヴァトリーチェ(洗濯機)”の愛称でも親しまれた玄人好みの素晴らしい選手の一人だった。 2024.10.18 19:35 Fri4
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.30“ヒディンク第2次政権”国内2冠/PSV[2004-05]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.30</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2004-2005シーズン/PSV 〜ヒディンク第2次政権〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2004-05PSV.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:フース・ヒディンク(58) 獲得タイトル:エールディビジ、KNVBカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力8:★★★★★★★★☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係8:★★★★★★★★☆☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">充実のシーズン</div> オランダの強豪クラブとして輝かしい実績を誇るPSVは2002年夏、同年に開催された日韓ワールドカップで韓国代表をベスト4に導いたヒディンク監督を招へい。1988年のチャンピオンズカップ(現CL)制覇などクラブに数々のタイトルをもたらしたオランダ人監督に再び指揮を委ねた。 ヒディンク第2次政権の初年度にエールディビジを制覇したチームは、2004年夏にロッベンなどの主力数人を放出。ただ、GKゴメスやアレックス、ファルファン、ビーズリーといった活きの良い若手を獲得した上に、バルセロナで実績を残したコクーを6年ぶりに復帰させた。これに伴い、ヒディンク監督は若手とベテランがうまく融合した好チームを作り上げる。 そして2004-05シーズン、PSVはCLで好成績を残す。グループステージをアーセナルに次ぐ2位で突破すると、モナコとリヨンを破って1996-97シーズンのアヤックス以来となるオランダ勢のベスト4進出を果たした。 そして、イタリアの強豪・ミランと対戦した準決勝は名勝負となる。アウェイでの1stレグを0-2で落としたPSVは、ホームで開催された2ndレグでパク・チソンとコクーのゴールで2点を奪い、2戦合計スコアをタイとする。しかし、後半アディショナルタイムにアンブロジーニにゴールを奪われて失点。残り数分で2点を奪わなければならなくなったPSVは、直後にコクーの見事なゴールで1点を返したが反撃もここまで。2戦合計スコアを3-3としたが、アウェイゴール差で敗退となった。 CLで躍進したPSVは、国内リーグで圧巻の強さを見せて首位を独走し、エールディビジの王座を奪還。さらに、KNVBカップも制覇して国内2冠を達成するなど、充実のシーズンを送った。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ヒディンク仕込みのアタッキングフットボール</div> ヒディンク監督に率いられたPSVは、粋の良い若手と経験豊富なベテランがうまく融合し、攻守にアグレッシブなフットボールを展開した。その中で、チームのストロングポイントは中盤の3枚。コクーを中心にファン・ボメルやフォーゲルといった中堅が攻守にわたって気の利いたプレーを見せて、チームに安定をもたらした。 また攻撃では、191cmの身長を持つフェネホール・オフ・ヘッセリンクの高さを生かすべく、パク・チソンやファルファン、ビーズリーらのサイドアタックや中盤からの飛び出しで攻撃を仕掛けた。そのため、コクーやファン・ボメルが10ゴール以上を記録し、ウイングプレイヤーがそれぞれ9ゴールを挙げる活躍を見せた。 守備陣もアレックスやボウマを軸に安定したパフォーマンスを披露。両サイドバックを務めたオーイエルとイ・ヨンピョは堅実な守備を見せた。最後尾に控えたGKゴメスは、ビッグセーブを連発して失点を最小限に抑えていた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">MFフィリップ・コクー(34)</span> GK以外のポジションをこなす左利きのオールラウンダー。バルセロナで主力として活躍したコクーは、古巣のPSVに復帰して以降も攻守に絶大なる存在感を放って、若手が多いチームをまとめ上げた。2008年に引退した後、PSVの監督も務めた。現在はトルコのフェネルバフチェの監督を務めている。 2019.04.18 12:00 Thu5