序列への不満から面談拒否…35歳ペリシッチがハイドゥク・スプリトの輪を乱す

2024.08.12 14:20 Mon
ハイドゥク・スプリトのクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(35)
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ハイドゥク・スプリトのクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(35)
ハイドゥク・スプリトに所属するクロアチア代表MFイバン・ペリシッチ(35)の唐突なメンバー外は、本人の移籍希望から始まった。クロアチア『Slobodna Dalmacija』が伝える。クロアチア代表通算134キャップ、左サイドのスペシャリストとしてドルトムント、インテル、バイエルン、トッテナムなどでプレーしてきた35歳ペリシッチ。

今年1月にクロアチア1部のハイドゥク・スプリトへ18年ぶり帰還も、ケガを負った状態での合流から昨季後半戦は7試合出場、うちスタメン2試合にとどまり、23-24シーズンを終えた。
チームは今季からジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が指揮。ペリシッチはECL予選で途中出場を続けつつ、国内リーグ第1節で今季初先発と、徐々にコンディションを上げていた。

しかし、11日の第2節を目前に控え、「規律の問題」として突如メンバー外とされたことが明らかに。試合終了後、ガットゥーゾ監督からペリシッチ除外のワケが明かされた。
「かれこれ20日ほど前になるが、私のオフィスに来たペリシッチが『移籍したい』と…。そういうことなら、その意志を尊重しなくてはならないのだ。誰しもがロッカールームに従わないといけない。よって彼はメンバー外だ」

「退団が決まったとは言っていない。まだ彼の物語はここで続いている」

『Slobodna Dalmacija』によると、ペリシッチはガットゥーゾ監督就任前、すなわち昨季から自らの序列に不満を抱え、ECL予選3回戦1stレグ(9日)のスタメン落ちで爆発。

この試合のあと、チームの輪が乱れかねないと判断したガットゥーゾ監督が、クラブスタッフをペリシッチの元へ向かわせるも、この重鎮選手は面談を拒否したという。

11日の試合まで中1日、これがメンバー外の決定打となったようだ。

ガットゥーゾ監督いわく、ペリシッチの移籍希望を試合後に明かしたのは、試合前に雰囲気悪化が漏れ伝わるのを嫌ったため。どのみち露見することであり、もはや退団は既定路線か。

ペリシッチの契約には、20万ユーロ(約3200万円)の解除条項が付帯しているとされる。

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“闘犬”ジェンナーロ・ガットゥーゾが、監督キャリア初となるリーグ優勝へ前進中だ。 現役時代はミランでセリエA制覇にチャンピオンズリーグ(CL)制覇、そしてなんと言っても、イタリア代表の一員として2006年ワールドカップ(W杯)を制したガットゥーゾ氏。 しかし、監督キャリアは苦労が絶えず。 大きく低迷していたナポリをコッパ・イタリア制覇に導き、暗黒時代を彷徨っていたミランをある程度のレベルまで立て直した功績こそあれど、実は2シーズン以上指揮を執ったことが一度もない。タイトルも前述の1つである。 今季からは、クロアチア1部のハイドゥク・スプリトと2年契約。ディナモ・ザグレブの1強時代に終止符を打つことが期待された格好だ。 ただ、さっそく初陣の試合内容を巡って地元記者と大ゲンカし、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)はスロバキアのチームに敗れて予選敗退…35歳イバン・ペリシッチが自分勝手に風紀を乱して契約解除となり、自身を招聘したニコラ・カリニッチSDは解任された。これらは全て、就任から3カ月以内の出来事である。 それでも、国内リーグは絶好調。 もちろんまだまだ序盤戦だが、第11節を終えて8勝3分け0敗の首位。すでに4失点が2試合など守備力が大きく低下したディナモ・ザグレブを尻目に、手堅いサッカーを展開するガットゥーゾ監督のチームは11試合6失点と、今のところ大きなスキがないという。 その手堅さゆえ、「つまらない」と不満を抱くファンもいるとは、地元紙『Slobodna Dalmacija』の主張。 それでもここ最近は試合を追うごとにホームゲームの観客動員が増えており、04-05シーズン以来20年ぶりとなるリーグ制覇へ、ガットゥーゾ監督にとっては監督キャリア初のリーグ制覇へ、視界良好のハイドゥク・スプリトだ。 <span class="paragraph-title">【動画】マルディーニの命令だけは素直に聞くガットゥーゾ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Gennaro Gattuso only listens to Maldini. <a href="https://t.co/ZpoEmwx8Gs">pic.twitter.com/ZpoEmwx8Gs</a></p>&mdash; Historic Vids (@historyinmemes) <a href="https://twitter.com/historyinmemes/status/1781860403393474638?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.28 15:10 Mon
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荻原拓也所属のクロアチア王者が迷走、昨季まで国内リーグ7連覇も今季は…

ディナモ・ザグレブが迷走中だ。 荻原拓也が所属するディナモ・ザグレブと言えば、東欧クロアチアの絶対王者。昨季まで国内リーグを7連覇し、過去19シーズンで優勝18回…ダヴォール・シューケル、ズボニミール・ボバン、ルカ・モドリッチと、数多のスーパースターがこのクラブから巣立っていった。 ところが、国内リーグで昨季36試合「4敗」のチームは、今季すでに15試合「4敗」。21年ぶりの覇権奪還へジェンナーロ・ガットゥーゾ氏を新監督とした“宿敵”ハイドゥク・スプリトに首位を譲り、勝ち点差も「7」となっている。 また、9月のチャンピオンズリーグ(CL)初戦でバイエルンに9失点惨敗を喫し、セルゲイ・ヤキロビッチ監督を即刻解任。 後任となったネナド・ビエリカ監督のもとでも成績は上がらず、迎えた2日、宿敵ハイドゥクに0-1と敗戦。レギュラーシーズンで同じ相手と4度対戦するクロアチア1部において、対ハイドゥクは今季すでに2連敗、いずれも0-1である。 クロアチア『Slobodna Dalmacija』によると、ディナモ・ザグレブ上層部は怒れるファンを意識し、緊急ミーティングへ。ここではビエリカ監督の続投が決まったといい、3日には指揮官への信頼を強調する声明も発表された。 一方で、こんな文言も。 「マルティン・バトゥリナを冬に売り捌くことは絶対にありません。彼を含む複数の選手へのオファーが毎週のように届きますが、この冬に選手を売る可能性はありません」 実はディナモ・ザグレブ、モドリッチの後継者とも言われるクロアチア代表MFバトゥリナ(21)が、マンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリーから関心を寄せられており、ユーロ2024後は評価が高まる一方なのだ。 ビエリカ監督の続投についてはファン評が分かれるようだが、背番号「10」バトゥリナの売却完全否定は好意的に受け止められている模様。その場凌ぎの声明でなければよいのだが…。 2024.12.04 16:10 Wed

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