ターンオーバー敢行で余裕を持った勝ち抜けのアーセナル、アルテタ監督はバックアッパーたちの働きに満足

2025.03.13 09:30 Thu
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アーセナルミケル・アルテタ監督が12日にホームで行われ、2-2で引き分けたチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのPSV戦を振り返った。

敵地での1stレグを7-1と圧倒していたアーセナルは2ndレグに向けてターンオーバーを敢行。バックアッパーが多く先発に名を連ねた。

それでも6分、MFオレクサンドル・ジンチェンコが見事なカットインミドルを叩き込んで先制。その後、同点とされるも37分にFWラヒーム・スターリングのアシストからMFデクラン・ライスがヘディングシュートを決めて勝ち越した。
後半、同点に追いつかれて2-2で試合を終えたアーセナルは2戦合計スコア9-3で2季連続ベスト8進出を決めた。アルテタ監督はバックアッパーたちの働きに満足している。

「残念ながら試合には勝てなかったが、ローテーションすることを決めていた。後半は疲れが見えて、敵陣での優位性がなくなり、ボールを持っていない時の一貫性が欠けていた。それでも全体的には満足している。2季連続でベスト8に進出できたからね。ここ最近、出場時間があまりなかった多くの選手にとっても良かった。彼らが出場時間を得て、良い反応を見せてくれたことにもとても満足している」
また、2アシストを決めたスターリングについて聞かれると、後半追加タイムに見せた守備がむしろ印象的だったと述べた。

「2点目をアシストしたシーンは良かった。3点目が取れそうな決定機ではGKにセーブされてしまったね。私としては最後にイエローカードを貰ったプレー、プレスバックする姿、我々が見たいのはそういうプレーだ」

最後に会見の段階では準々決勝の相手がレアル・マドリーかアトレティコ・マドリーかが決まっていなかった中、アルテタ監督は昨季ベスト8で対戦したバイエルン戦を引き合いに出して意気込みを語った。

「昨年はバイエルンと対戦した。我々は彼らを窮地にまで追い込んだが、逃げ切られてしまった。我々がベスト4に進出するには少し足りないものがあった。そこから我々が何かを学んでいることを願っている」

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「非常に満足」チェルシーとの上位対決を制したアーセナル、アルテタ監督はCKの決勝点に「計画とは違った」と明かす

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、チェルシーとの“ビッグ・ロンドン・ダービー”を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 16日、プレミアリーグ第29節でアーセナルはホームにチェルシーを迎えた。 チャンピオンズリーグはベスト8に勝ち上がったアーセナルだが、プレミアリーグでは3試合勝利なし。首位のリバプールの背中が遠ざかる中で、上位のチェルシーを迎えた。 試合はアーセナルが主導権を握っていく展開となる中、20分に右CKからのマルティン・ウーデゴールのクロスを、ニアでミケル・メリーノがバックヘッド。これがファーサイドに吸い込まれ、アーセナルが得意のセットプレーで先制。その後は、堅守でチェルシーの攻撃を封じ込め、1-0で勝利を収めた。 3試合ぶりのリーグ戦勝利となったアーセナル。上位対決を制したアルテタ監督は、試合を振り返り、守備のやり方が非常に良かったと総括した。 「もちろん結果には非常に満足している。パフォーマンスの大部分にも満足している。最初からチームの姿勢、アプローチの仕方、ゴールへのアグレッシブな姿勢、得点を挙げたことにもとても満足している」 「多くのチャンスをものにできず、その後も守備面で多くのことをうまくやり続け、オープンスペースを攻撃する権利がありながら、大きなアドバンテージを失ってしまった場面もあった」 「その後、70mを戻らなければならず、その状況では我々は今日は世界最高のチームの1つだったと思う。そのやり方は信じられないようなものだった」 「ダビド(・ラヤ)のとんでもないセーブを除けば、ほとんど失点することはなかったと言える。これはチームの大きな功績だ。なぜなら、私の意見では、彼らはリーグで最高の攻撃的なチームだからだ」 しっかりとリバプールを追いかける勝ち点3を手にしたアーセナル。ビッグ6との今季の成績は9試合を終えて5勝4分けと無敗。残すはリバプールとの直接対決だけとなる。 今シーズンのビッグ6との対戦成績については「我々はどんな相手に対しても、非常に高い基準で一貫して競争する能力があり、それを続ければ報われるはずだ」とコメント。チームとしての戦う姿勢を称えている。 そして決勝点に繋がったのはまたもCK。セットプレーの強みを活かせた一方で、狙った形ではないとコメント。ただ、それでも苦しい前線の台所事情を救っていると自信を窺わせた。 「我々は似たようなフィニッシュをしたことがあるが、フェアに話せば、計画していたものとは違う種類のフィニッシュだった。ただ、それがまたチームに勢いをもたらすため、とても満足している」 「スタジアムの観客でさえ、我々が得点できると感じている。それが我々に欠けているものだからだ」 「我々はあのフィニッシュでとても成果を上げており、前線で対処しなければならない負傷者の数を考えれば、とても満足している」 <span class="paragraph-title">【動画】メリーノの技ありヘッド炸裂! アーセナルがチェルシー撃破</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="sI3VMRLIEIU";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.17 12:50 Mon
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カラフィオーリがドイツ戦で左ヒザを負傷か、過去に同箇所を大ケガも克服

アーセナルのイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリが左ヒザを負傷した。 カラフィオーリは20日にホームで行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)準々決勝1stレグのドイツ代表戦に先発。 後半追加タイム2分に足を滑らせて体勢を崩した際に左ヒザを痛めてしまっていた。そのままピッチには戻れず試合終了を迎えた中、ルチアーノ・スパレッティ監督はカラフィオーリについて以下のように述べた。 「ヒザに違和感があると言っていたが、それ以上はわからない。正確なことは言えず様子を見なければならない」 カラフィオーリはローマの下部組織に在籍していた2018年にキャリアが危ぶまれる大ケガを左ヒザに負っており、状態が心配される。 2025.03.21 09:30 Fri

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