何か、雲行きが変わってきた…/原ゆみこのマドリッド
2024.08.05 19:00 Mon
「世間がバケーション真っ盛りになった途端、動き出したのね」そんな風に私がアトレティコの豹変ぶりに驚いていたのは日曜日、前日のル・ノルマン(レアル・ソシエダから移籍)、セルロート(同ビジャレアル)入団正式発表に続き、お昼にはハビ・ゲラ(バレンシア)加入にもメドがついたという報を読んだ時のことでした。いやあ、7月中はまったく新顔が見えず、お隣さんがサンティアゴ・ベルナベウでエムバペ(同PSG)、エンドリック(同パルメイラス)と、メガ入団プレゼンしているのを横目で見ながら、モタモタしているフロントに腹を立てていたものですけどね。
だってえ、メンフィス・デパイ(契約終了)に続き、モラタ(契約破棄金を払ってミランに移籍)退団後のCF補強ですら、2週間以上も決定秒読みと言われていたドブビク(ジローナからローマに移籍)に振られる始末で、第2候補だったセルロートの名が出てきたのはほんの数日前。まさかこんなに早く決まるとは思わなかったんですが、とうとう念願のMFまで来てくれるとは、バリオスもスペイン五輪代表のお勤め中だけに有難かったと。
ただ、ハビ・ゲラに関してはまだ正式発表がないのと、クラブが移籍金2500万ユーロ(約40億円)の彼と4000万ユーロ(約64億円)のギャラガー(チェルシー)を秤にかけている節もなきにしろあらず。よって、まだ確定とは言えませんが、その差額で浮いた分をフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)獲得の足しにするって話はやっぱり、眉唾ですよねえ。
そんなことはともかく、とりあえず、今週末の試合がどうだったかをお伝えしていくことにすると、金曜にはオリンピック男子サッカーの準々決勝があったんですが、スペインはグループリーグ最終節エジプト戦に1-2で負けて、不安視されていた日本戦を見事にクリアしたんですよ。午後5時キックオフで、気温34℃と暑かったリヨンでの一戦ではベストメンバーに戻したのが効果覿面。前半10分にはフェルミン(バルサ)のエリア前からのシュートがGK小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)の手を弾いてネットに刺さり、早くも先制点を挙げているんでから、さすがユーロとの梯子招集組なだけはある?
ただ、40分にはヒヤリもあって、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)のスルーパスを細谷真大(柏レイソル)がクバルシ(バルサ)を背負いながらシュート。すわ同点かと思いきや、VAR(ビデオ審判)が3分近く、長々チェックした後、細谷選手の足先がわずかにオフサイドだったことが発覚し、スペインは難を逃れることに。気の毒にも彼の不運はロスタイム6分にも続き、FKからヘッドを撃ったところ、惜しくもポストに嫌われるなんてことがありましたが、前半はスペインの1点リードで終わります。
37分にはまた、細谷選手にエリック・ガルシア(バルサ)から奪ったボールを撃ち込まれた時もFKアルナウ・テナス(PSG)がparadon(パラドン/スーパーセーブ)で失点を防いでくれましたしね。最後は40分、CKから、アベル・ルイス(ジローナ)が敵のクリアミスを押し込んで、3点目をゲット。ロスタイムが5分と短かったのも幸いして、そのまま無事、0-3で準決勝進出が決まりましたっけ。ちなみに、もう月曜午後6時(日本時間翌午前1時)にはキックオフとなる、その試合の相手は大人のスペイン代表がW杯カタール大会で敗退させられたモロッコ。相手が同日の準々決勝でアメリカを4-0とボコボコにしていたことより、彼らのグループリーグ初戦アルゼンチン戦がスタンドから大量侵入してきたモロッコ人ファンにより、2時間も試合中断の憂き目に。今度の開催地、マルセイユもモロッコ人の移民人口が多いだけにむしろ、そっちの方が心配ですが、スペインの選手たちも日本戦快勝に慢心せず、心して乗り込まないとですよね。
そして翌土曜には女子の番が回ってきたんですが、男子と同じリヨンでコロンビアと対戦した彼女たちはレアル・マドリー並の根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)精神を備えていたことを証明。そう、前半12分にはカウンターから、マイラ(チェルシー)に先制ゴールを許し、後半8分にもカイセド(マドリー)のシュートはGKカタ・コル(バルサ)が弾いたものの、レイシー(ワシントン・スピリット)にゴール前から蹴り込まれ、まさかの2点ビハインドとなった時には、私も男子たちの後を追って、マルセイユに行くのは無理かなと思ったもんでしたけどね。
それが何と、後半34分、アレクシア・プテジャス(バルサ)と交代で入っていたジェニ・エルモーソ(ティグレ)が1点を返して、反撃の狼煙を上げると、10分とこの日も長かったロスタイムの7分目にはサルマ(バルサ)のクロスを土壇場戦法で前線に上がっていたCBパレデス(バルサ)が同点ゴールにしてしまうんですから、凄い底力じゃないですか。試合はそのまま延長戦に入ったため、夜9時からのプレシーズンマッチにコリセウムに行かないといけなかった私はメトロの中で続きをスマホで追うことになったんですが、その前後半30分にはずっと、攻めまくっていながら、スペインは勝ち越し点を挙げられず。
2-2のまま、パビ(デポルティボ・カリ)やカイセドを負傷で失っていたコロンビアが唯一の希望を託したPK戦入りしてしまったんですが、いやあ、やはりW杯とネーションズリーグ・ファイナルフォーのダブル女王は格が違う?グループリーグ最終節のブラジル戦で鼻中骨骨折し、その日はユーロのエムバペ(フランス)ばりのフェイスガードを着用していたGKカタ・コルがまさか、出だしに相手の第1キッカー、ウスマ(パチューカ)を弾いてしまうとは!これで心を挫かれたコロンビアは第3キッカーのサラサル(ミジョナリオ)も枠を外してしまい、逆にマリオナ(アーセナル)、エバ・ナバーロ(マドリー)、サルマが成功。そして4人目のバロンドール女子、ボンマティ(バルサ)ももちろん決めて、2-4で準決勝進出を勝ち取っているんですから、逞しいっちゃありゃしませんって。
そんなスペイン女子は火曜午後9時(日本時間翌午前4時)に再び、ブラジルと準決勝となるんですが、こちらの懸念は、相手は準々決勝フランス戦を0-1の辛勝ながら、90分で終えていることで、120分戦った後、中2日で挑む彼女たちが消耗から回復できるかどうか。前回はローテーションしながらもアテニア(マドリー)、プテジャスがゴールを挙げて、0-2で勝っているため、体力さえ戻っていれば、問題はないはずですが、男女揃って、パリでの決勝戦に行けるといいですよね。
え、それでこの夏、初めて自分の目で見ることができたヘタフェとアトレティコのプレシーズン兄弟分ダービーはどうだったのかって?いやあ、夜になっても収まらない猛暑に頭がクラクラしていたせいか、記者席前にあるパルコ(貴賓席)に入団ほやほやのセルロートとル・ノルマンが観戦に現れたのに気を取られていたせいか、お馴染みの青いユニの弟分と一緒に灰緑っぽいユニを着たチームがピッチに出て来た時にはどこの誰?状態だった私なんですけどね。まさか、今季の第2ユニが、個人的には好きな色合いでも、そんな弱っちく見える、”マリンブルー”(オフィシャルウェブ)だったのには呆気に取られるばかりでねえ。
でも試合が始まるとそんなことはなく、もしや無害に見せて敵の油断を誘う深い意図があったのかと穿ってしまったぐらいなんですけどね。ファン・セラーノとコスティス以外、トップチームの選手を並べたアトレティコは相変わらず、FWがいなくて、その日はオリンピックのドミニカ共和国代表グループリーグ敗退で戻って来たばかりのペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)をトップに置いたボルダラス監督のチームに前半、まったくチャンスを与えず。それどころか、38分にはフェアメーレンからボールを受けたコレアが先制ゴールを挙げてくれたとなれば、元々、相性のいいヘタフェ戦、怖いことは何もありませんって。
実際、45分にもグリーズマンの調整不足で駆り出された、ほぼ放出間違いなしのジョアン・フェリックスが2点目を決めたんですが、ウザかったのはコリセウムに駆けつけたフレンテ・アトレティ(ウルトラのグループ)の一団。アトレティコのためにゴールを挙げてくれたのに、「Ese portugués, qué hijo puta es/エセ・ポルトゥゲス、ケ・イホ・プータ・エス(そのポルトガル人は娼婦の息子)」と、ジョアンに悪口カンティコを浴びせなくてもいいのでは?更には「Getafe, superaldea/ヘタフェ、スーペルアルデア(ヘタフェは超田舎の村)」なんて歌って、場内からpito(ピト/ブーイング)されていたんですが、彼らがいないと、メトロポリターノでも揃った応援ができないという状況をクラブもまず、何とかしないといけないですよね。
そしてジョアンとフェアメーレンは前半だけで退き、後半頭からはリケルメとレイニウドが入ったアトレティコだったんですが、10分にはとうとう3点目が入ります。ええ、ユーロのスペイン代表招集最終選考に漏れた代わりに長いバケーションを満喫したジョレンテが右サイドを駆け上がり、そのラストパスをコレアが再び決めて、セルロートに挑戦状を叩きつけていましたが、それから間もなく、ヘタフェにこのプレシーズン初のゴールを決められることになるとは。
うーん、昨季の後半、ヒザの靭帯断裂から復帰したレイニウドのツキの悪さはまだ続いていたようで、この時は彼に当たったボールがウチェ(RFEF1部/実質3部のセルタから移籍)の前に落ち、そのエリア前からのシュートがGKモルドバンを破ったんですが、その直後、アトレティコはスタメン7人を、こちらも放出予定のハビ・ガランと6人のカンテラーノ(アトレティコBの選手)に一斉交代。よって、ヘタフェもこの夏、初めてアップしているところを見た、ヒザの半月板損傷からのリハビリが終わったボルハ・マジョラルが出ていれば、あと1点ぐらいは取れたかもしれませんが、結局、そのまま試合は1-3で終了です。
一応、これでプレシーズンマッチ2連勝としたアトレティコは翌日曜の早朝練習から、最後のバケーション明けメンバー、ヒメネス、デ・パウル、モリーナ、ル・ノルマン、そしてセルロートも加わったんですが、彼らと個別調整中のグリーズマン、オブラクを除いたチームの方は夕方に香港に向けて出発。水曜午後2時(日本時間午後10時)からのキッチー戦をプレーする1試合だけアジアツアーに行ってしまったんですが、帰って来ても日曜にはストックホルムでユベントス戦と来週は少々、忙しない感じに。もうその次の週末はもうリーガ開幕ですし、ヘタフェ戦ではすでに松葉杖から解放されていたシメオネ監督も最後の仕上げに余念がないといったところでしょうが、何より新戦力到着がファンを勇気づけてくれたのは良かったかと。
一方、CFの補強をする前にマジョラルのビジャレアルorレアル・ソシエダ移籍が噂されているヘタフェはプレシーズン4試合で1分け3敗という、当然の結果を携えて、この水曜にはまたコリセウムにサン・テティエンヌを迎える新生チームお披露目試合を開催。確かにウチェの他にもアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)、カルレス・ペレス(同セルタ)といった新顔がいない訳ではないんですけどね。それよりカンテラーノ(ヘタフェBの選手)をファンに広く知ってもらう機会になりそうなのが怖いところ。最後は土曜のイギリス遠征、サザンプトン戦で締めるんですが、1勝ぐらいはできるといいですよね。
そして今週はイギリスでキャンプしていたレガネスはバーンリー(イングランド2部)戦に続き、土曜のシェフィールド・ウェンズデー(同)戦もスコアレスドローで終わり、日曜に1部再昇格の功労者であるイラオラ監督率いるボーンマスと対戦したラージョは1-0の敗戦。マドリッドの弟分たち全員がまだ、このプレシーズンで白星を挙げていないのは気になるところなんですが、いや、ホント、勝っているのはアトレティコだけなんですって。というのも土曜深夜にニュージャージーでアメリカツアー2試合目のクラシコ(伝統の一戦)を迎えたお隣さんも…。
そう、開始11分には落雷警報で選手にも観客にも避難命令が出て、試合が一時中断。1時間半後に再開されるという、ハプニングがあったバルサ戦でもマドリーはミラン戦に続いて、負けちゃったんですよお。前半22分にはギュレルがゴールを決めながら、オフサイドで認められなかった不運もあったものの、42分にはカンテラーノ(バルサBの選手)満載の相手にアレクス・バジェのクロスから、レバンドフスキが撃ち損じたシュートをパウ・ビクトルにヘッドされ、先制点を奪われると、後半9分にも再び、パウ・ビクトルがGKクルトワを破って、doblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成。
その当人も昨季はジローナからのレンタルでBチームでプレーして、チーム内得点王になったことから、300万ユーロ(約5億円)で買い取られたFWとなると、筋肉痛のバジェホに代わって、現地でチームに合流したばかりのミリトンが先発していたとて、ちょっと不安にならない?この日もエンドリックはゴールデビューできず、後半途中から入ったビニシウスももちろん、ミリトンと同じ状況とあって、結局、37分にギュレルのCKをニコ・パスがヘッドして、1点を返すだけに留まることに(最終結果1-2)。
いえまあ、これで夏のアメリカツアークラシコでは4連敗とはいえ、「バルサに負けるのはプレシーズンでも嫌だけど、cuando cuenta es durante la temporada/クアンドー・クエンテ・エス・ドゥランテ・ラ・テンポラーダ(大事なのはシーズン中だからね)」(クルトワ)というのは事実ですからね。アンチェロッティ監督も「慌てることはない。ウチは多くの選手がまだいないし、esto es para coger la forma/エスト・エス・パラ・コヘール・ラ・フォルマ(これはフォームを整えるための試合だから)」と落ち着いたもんでしたが、せめて水曜午前1時(日本時間午前8時)からのチェルシー戦ぐらいは勝っておかないと。エムバペ、ベリンガム、カルバハル、カマビンガ、チュアメニ、メンディが戻るのは帰国後になりますし、実質、今季初公式戦となるUEFAスーパーカップ、アタラタンタ戦は現メンバーで戦うとなれば、勝ち癖をつけるのも必要なんじゃないでしょうか。
だってえ、メンフィス・デパイ(契約終了)に続き、モラタ(契約破棄金を払ってミランに移籍)退団後のCF補強ですら、2週間以上も決定秒読みと言われていたドブビク(ジローナからローマに移籍)に振られる始末で、第2候補だったセルロートの名が出てきたのはほんの数日前。まさかこんなに早く決まるとは思わなかったんですが、とうとう念願のMFまで来てくれるとは、バリオスもスペイン五輪代表のお勤め中だけに有難かったと。
ただ、ハビ・ゲラに関してはまだ正式発表がないのと、クラブが移籍金2500万ユーロ(約40億円)の彼と4000万ユーロ(約64億円)のギャラガー(チェルシー)を秤にかけている節もなきにしろあらず。よって、まだ確定とは言えませんが、その差額で浮いた分をフリアン・アルバレス(マンチェスター・シティ)獲得の足しにするって話はやっぱり、眉唾ですよねえ。
ただ、40分にはヒヤリもあって、藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)のスルーパスを細谷真大(柏レイソル)がクバルシ(バルサ)を背負いながらシュート。すわ同点かと思いきや、VAR(ビデオ審判)が3分近く、長々チェックした後、細谷選手の足先がわずかにオフサイドだったことが発覚し、スペインは難を逃れることに。気の毒にも彼の不運はロスタイム6分にも続き、FKからヘッドを撃ったところ、惜しくもポストに嫌われるなんてことがありましたが、前半はスペインの1点リードで終わります。
その時はまだ、かなりゲームも拮抗していたんですが、ハーフタイムにサンティ・デニア監督に「守ってばかり、後方に引いてばかりでないようにするにはサッカーをプレーしないと。Teníamos que mover el balón, ser nosotros/テニアモス・ケ・モベール・エル・バロン(ボールを動かして、自分たち自身であらねばならない)」と叱咤されたのが効いたんでしょうかね。後半は再びフェルミンの躍動が始まり、序盤から、エリア外シュートを2度撃って、日本ゴールを脅かすことに。それがとうとう、27分には、セルヒオ・ゴメス(レアル・ソシエダ)にCKをエリア外に送ってもらった当人が胸トラップして、vaselina(バセリーナ/ループシュート)を決めてしまったから、ビックリしたの何のって。
37分にはまた、細谷選手にエリック・ガルシア(バルサ)から奪ったボールを撃ち込まれた時もFKアルナウ・テナス(PSG)がparadon(パラドン/スーパーセーブ)で失点を防いでくれましたしね。最後は40分、CKから、アベル・ルイス(ジローナ)が敵のクリアミスを押し込んで、3点目をゲット。ロスタイムが5分と短かったのも幸いして、そのまま無事、0-3で準決勝進出が決まりましたっけ。ちなみに、もう月曜午後6時(日本時間翌午前1時)にはキックオフとなる、その試合の相手は大人のスペイン代表がW杯カタール大会で敗退させられたモロッコ。相手が同日の準々決勝でアメリカを4-0とボコボコにしていたことより、彼らのグループリーグ初戦アルゼンチン戦がスタンドから大量侵入してきたモロッコ人ファンにより、2時間も試合中断の憂き目に。今度の開催地、マルセイユもモロッコ人の移民人口が多いだけにむしろ、そっちの方が心配ですが、スペインの選手たちも日本戦快勝に慢心せず、心して乗り込まないとですよね。
そして翌土曜には女子の番が回ってきたんですが、男子と同じリヨンでコロンビアと対戦した彼女たちはレアル・マドリー並の根性のremontada(レモンターダ/逆転劇)精神を備えていたことを証明。そう、前半12分にはカウンターから、マイラ(チェルシー)に先制ゴールを許し、後半8分にもカイセド(マドリー)のシュートはGKカタ・コル(バルサ)が弾いたものの、レイシー(ワシントン・スピリット)にゴール前から蹴り込まれ、まさかの2点ビハインドとなった時には、私も男子たちの後を追って、マルセイユに行くのは無理かなと思ったもんでしたけどね。
それが何と、後半34分、アレクシア・プテジャス(バルサ)と交代で入っていたジェニ・エルモーソ(ティグレ)が1点を返して、反撃の狼煙を上げると、10分とこの日も長かったロスタイムの7分目にはサルマ(バルサ)のクロスを土壇場戦法で前線に上がっていたCBパレデス(バルサ)が同点ゴールにしてしまうんですから、凄い底力じゃないですか。試合はそのまま延長戦に入ったため、夜9時からのプレシーズンマッチにコリセウムに行かないといけなかった私はメトロの中で続きをスマホで追うことになったんですが、その前後半30分にはずっと、攻めまくっていながら、スペインは勝ち越し点を挙げられず。
2-2のまま、パビ(デポルティボ・カリ)やカイセドを負傷で失っていたコロンビアが唯一の希望を託したPK戦入りしてしまったんですが、いやあ、やはりW杯とネーションズリーグ・ファイナルフォーのダブル女王は格が違う?グループリーグ最終節のブラジル戦で鼻中骨骨折し、その日はユーロのエムバペ(フランス)ばりのフェイスガードを着用していたGKカタ・コルがまさか、出だしに相手の第1キッカー、ウスマ(パチューカ)を弾いてしまうとは!これで心を挫かれたコロンビアは第3キッカーのサラサル(ミジョナリオ)も枠を外してしまい、逆にマリオナ(アーセナル)、エバ・ナバーロ(マドリー)、サルマが成功。そして4人目のバロンドール女子、ボンマティ(バルサ)ももちろん決めて、2-4で準決勝進出を勝ち取っているんですから、逞しいっちゃありゃしませんって。
そんなスペイン女子は火曜午後9時(日本時間翌午前4時)に再び、ブラジルと準決勝となるんですが、こちらの懸念は、相手は準々決勝フランス戦を0-1の辛勝ながら、90分で終えていることで、120分戦った後、中2日で挑む彼女たちが消耗から回復できるかどうか。前回はローテーションしながらもアテニア(マドリー)、プテジャスがゴールを挙げて、0-2で勝っているため、体力さえ戻っていれば、問題はないはずですが、男女揃って、パリでの決勝戦に行けるといいですよね。
え、それでこの夏、初めて自分の目で見ることができたヘタフェとアトレティコのプレシーズン兄弟分ダービーはどうだったのかって?いやあ、夜になっても収まらない猛暑に頭がクラクラしていたせいか、記者席前にあるパルコ(貴賓席)に入団ほやほやのセルロートとル・ノルマンが観戦に現れたのに気を取られていたせいか、お馴染みの青いユニの弟分と一緒に灰緑っぽいユニを着たチームがピッチに出て来た時にはどこの誰?状態だった私なんですけどね。まさか、今季の第2ユニが、個人的には好きな色合いでも、そんな弱っちく見える、”マリンブルー”(オフィシャルウェブ)だったのには呆気に取られるばかりでねえ。
でも試合が始まるとそんなことはなく、もしや無害に見せて敵の油断を誘う深い意図があったのかと穿ってしまったぐらいなんですけどね。ファン・セラーノとコスティス以外、トップチームの選手を並べたアトレティコは相変わらず、FWがいなくて、その日はオリンピックのドミニカ共和国代表グループリーグ敗退で戻って来たばかりのペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)をトップに置いたボルダラス監督のチームに前半、まったくチャンスを与えず。それどころか、38分にはフェアメーレンからボールを受けたコレアが先制ゴールを挙げてくれたとなれば、元々、相性のいいヘタフェ戦、怖いことは何もありませんって。
実際、45分にもグリーズマンの調整不足で駆り出された、ほぼ放出間違いなしのジョアン・フェリックスが2点目を決めたんですが、ウザかったのはコリセウムに駆けつけたフレンテ・アトレティ(ウルトラのグループ)の一団。アトレティコのためにゴールを挙げてくれたのに、「Ese portugués, qué hijo puta es/エセ・ポルトゥゲス、ケ・イホ・プータ・エス(そのポルトガル人は娼婦の息子)」と、ジョアンに悪口カンティコを浴びせなくてもいいのでは?更には「Getafe, superaldea/ヘタフェ、スーペルアルデア(ヘタフェは超田舎の村)」なんて歌って、場内からpito(ピト/ブーイング)されていたんですが、彼らがいないと、メトロポリターノでも揃った応援ができないという状況をクラブもまず、何とかしないといけないですよね。
そしてジョアンとフェアメーレンは前半だけで退き、後半頭からはリケルメとレイニウドが入ったアトレティコだったんですが、10分にはとうとう3点目が入ります。ええ、ユーロのスペイン代表招集最終選考に漏れた代わりに長いバケーションを満喫したジョレンテが右サイドを駆け上がり、そのラストパスをコレアが再び決めて、セルロートに挑戦状を叩きつけていましたが、それから間もなく、ヘタフェにこのプレシーズン初のゴールを決められることになるとは。
うーん、昨季の後半、ヒザの靭帯断裂から復帰したレイニウドのツキの悪さはまだ続いていたようで、この時は彼に当たったボールがウチェ(RFEF1部/実質3部のセルタから移籍)の前に落ち、そのエリア前からのシュートがGKモルドバンを破ったんですが、その直後、アトレティコはスタメン7人を、こちらも放出予定のハビ・ガランと6人のカンテラーノ(アトレティコBの選手)に一斉交代。よって、ヘタフェもこの夏、初めてアップしているところを見た、ヒザの半月板損傷からのリハビリが終わったボルハ・マジョラルが出ていれば、あと1点ぐらいは取れたかもしれませんが、結局、そのまま試合は1-3で終了です。
一応、これでプレシーズンマッチ2連勝としたアトレティコは翌日曜の早朝練習から、最後のバケーション明けメンバー、ヒメネス、デ・パウル、モリーナ、ル・ノルマン、そしてセルロートも加わったんですが、彼らと個別調整中のグリーズマン、オブラクを除いたチームの方は夕方に香港に向けて出発。水曜午後2時(日本時間午後10時)からのキッチー戦をプレーする1試合だけアジアツアーに行ってしまったんですが、帰って来ても日曜にはストックホルムでユベントス戦と来週は少々、忙しない感じに。もうその次の週末はもうリーガ開幕ですし、ヘタフェ戦ではすでに松葉杖から解放されていたシメオネ監督も最後の仕上げに余念がないといったところでしょうが、何より新戦力到着がファンを勇気づけてくれたのは良かったかと。
一方、CFの補強をする前にマジョラルのビジャレアルorレアル・ソシエダ移籍が噂されているヘタフェはプレシーズン4試合で1分け3敗という、当然の結果を携えて、この水曜にはまたコリセウムにサン・テティエンヌを迎える新生チームお披露目試合を開催。確かにウチェの他にもアレックス・ソラ(レアル・ソシエダから移籍)、カルレス・ペレス(同セルタ)といった新顔がいない訳ではないんですけどね。それよりカンテラーノ(ヘタフェBの選手)をファンに広く知ってもらう機会になりそうなのが怖いところ。最後は土曜のイギリス遠征、サザンプトン戦で締めるんですが、1勝ぐらいはできるといいですよね。
そして今週はイギリスでキャンプしていたレガネスはバーンリー(イングランド2部)戦に続き、土曜のシェフィールド・ウェンズデー(同)戦もスコアレスドローで終わり、日曜に1部再昇格の功労者であるイラオラ監督率いるボーンマスと対戦したラージョは1-0の敗戦。マドリッドの弟分たち全員がまだ、このプレシーズンで白星を挙げていないのは気になるところなんですが、いや、ホント、勝っているのはアトレティコだけなんですって。というのも土曜深夜にニュージャージーでアメリカツアー2試合目のクラシコ(伝統の一戦)を迎えたお隣さんも…。
そう、開始11分には落雷警報で選手にも観客にも避難命令が出て、試合が一時中断。1時間半後に再開されるという、ハプニングがあったバルサ戦でもマドリーはミラン戦に続いて、負けちゃったんですよお。前半22分にはギュレルがゴールを決めながら、オフサイドで認められなかった不運もあったものの、42分にはカンテラーノ(バルサBの選手)満載の相手にアレクス・バジェのクロスから、レバンドフスキが撃ち損じたシュートをパウ・ビクトルにヘッドされ、先制点を奪われると、後半9分にも再び、パウ・ビクトルがGKクルトワを破って、doblete(ドブレテ/1試合2得点のこと)を達成。
その当人も昨季はジローナからのレンタルでBチームでプレーして、チーム内得点王になったことから、300万ユーロ(約5億円)で買い取られたFWとなると、筋肉痛のバジェホに代わって、現地でチームに合流したばかりのミリトンが先発していたとて、ちょっと不安にならない?この日もエンドリックはゴールデビューできず、後半途中から入ったビニシウスももちろん、ミリトンと同じ状況とあって、結局、37分にギュレルのCKをニコ・パスがヘッドして、1点を返すだけに留まることに(最終結果1-2)。
いえまあ、これで夏のアメリカツアークラシコでは4連敗とはいえ、「バルサに負けるのはプレシーズンでも嫌だけど、cuando cuenta es durante la temporada/クアンドー・クエンテ・エス・ドゥランテ・ラ・テンポラーダ(大事なのはシーズン中だからね)」(クルトワ)というのは事実ですからね。アンチェロッティ監督も「慌てることはない。ウチは多くの選手がまだいないし、esto es para coger la forma/エスト・エス・パラ・コヘール・ラ・フォルマ(これはフォームを整えるための試合だから)」と落ち着いたもんでしたが、せめて水曜午前1時(日本時間午前8時)からのチェルシー戦ぐらいは勝っておかないと。エムバペ、ベリンガム、カルバハル、カマビンガ、チュアメニ、メンディが戻るのは帰国後になりますし、実質、今季初公式戦となるUEFAスーパーカップ、アタラタンタ戦は現メンバーで戦うとなれば、勝ち癖をつけるのも必要なんじゃないでしょうか。
ハビ・ゲラ
メンフィス・デパイ
フリアン・アルバレス
小久保玲央ブライアン
藤田譲瑠チマ
細谷真大
サンティ・デニア
セルヒオ・ゴメス
エリック・ガルシア
アルナウ・テナス
アベル・ルイス
カタ・コル
アレクシア・プテジャス
ジョアン・フェリックス
ハビ・ガラン
ボルハ・マジョラル
アレックス・ソラ
カルレス・ペレス
パウ・ビクトル
ニコ・パス
レアル・マドリー
アトレティコ・マドリー
ラ・リーガ
ハビ・ゲラの関連記事
レアル・マドリーの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
|
レアル・マドリーの人気記事ランキング
1
名手ファン・デル・ファールトの長男ダミアンがアヤックスと長期契約…世代別オランダ代表に名を連ねる18歳
アヤックスがラファエル・ファン・デル・ファールト氏の長男と長期契約を結んだ。 絶大なタレント性でサッカーファンを魅了した左足の名手、元オランダ代表MFファン・デル・ファールト氏。アヤックスやハンブルガーSV、レアル・マドリー、トッテナム等で活躍した。 その長男は、元日本代表FW高原直泰氏とともにプレーしたハンブルガー時代に生まれた、ダミアン・ファン・デル・ファールト(18)。 少年時代は父親の移籍に伴い、ドイツ、デンマーク等で生活し、2023年にアヤックスのU-18チームへ入団。昨夏U-19チームに昇格し、世代別のオランダ代表にも名を連ねている。 父の古巣でもあるアヤックスとはU-19昇格と同時に新契約を締結も、7日、新たに2029年6月までの契約延長にサイン。近い将来のトップチーム昇格が念頭にあるのは間違いないだろう。 アヤックスのフットボール・ダイレクター(FD)を務めるマリジン・ボイカー氏いわく、ダミアンは父ラファエルと同じく攻撃的MFで、より守備にも協力的な現代型のフットボーラー。 「彼との契約延長を嬉しく思う。ダイナミックな攻撃的MFで、ボックス内への侵入も多い。何より優れたキック精度とテクニックがあり、エネルギッシュなプレッシングも魅力的だ」 「次のステップはヨング・アヤックス(オランダ2部/セカンドチーム)に上がること。今後数年間でさらなる成長があると確信しているよ」 <span class="paragraph-title">【写真/2枚目】ファン・デル・ファールト親子</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="hu" dir="ltr">It’s a ‘Van der Vaart’ thing <br><br>Damián 2029 </p>— AFC Ajax (@AFCAjax) <a href="https://twitter.com/AFCAjax/status/1876698684404207889?ref_src=twsrc%5Etfw">January 7, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.01.08 14:20 Wed2
ヴィニシウスにトラブル…クラブ買収巡る問題で2年間の出場停止求める訴え起こされる
レアル・マドリーのブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールが、国際サッカー連盟(FIFA)の倫理規定違反で2年間の出場停止処分を科される可能性が浮上している。 昨年はバロンドールこそ逃したもののFIFAザ・ベストを受賞し、チャンピオンズリーグとラ・リーガの2冠に貢献したヴィニシウス。今シーズンは昨シーズンほどのインパクトこそ残せていないが、公式戦20ゴール14アシストと十分なスタッツを残し、マドリーの主軸として活躍。直近では2030年までの新契約締結で合意に至ったとの報道も出ていた。 そんななか、イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』などの報道によれば、現在フットボール界屈指のスーパースターには父親と代理人とともに経営する『ALL Agenciamento Esportivo』社のサッカークラブ買収に関する問題で、FIFAから調査を受けているという。 『ALL』はポルトガルのFCアルベルカと、カンピオナート・ブラジレイロ・セリエB(ブラジル2部)のアスレティック・クラブを買収した。 後者のアスレティック・クラブに関しては16.5%の株式を保有するブラジル企業『ティベリス・ホールディング・ド・ブラジル』が、クラブのセリエB昇格を受けて、株式過半数を取得する優先購入権を行使する計画を立てていた。 しかし、実際に株式はヴィニシウスと関係のある『ALL』に直接売却され、サンパウロ商事裁判所は調査のため取引を停止。 だが、捜査が行われている間に『ALL』がクラブの運営権を握ったことに激怒した『ティベリス』は4月7日、FIFA倫理委員会の調査委員会に申し立てを行い、ヴィニシウスに対して2年間の出場停止処分を要求した。 『ティベリス』の訴えによると、これはFIFA倫理規定第20条およびスペインサッカー連盟(RFEF)スポーツ正義規定第22条に違反するとして国際訴訟を起こすことを決定。これらの規定はいずれも、利益相反の明らかなリスクがある場合に、現役サッカー選手がプロサッカークラブを直接的または間接的に所有することを禁じている。 懸念されるのは、選手オーナーにとって有利な個人契約、スポーツの試合結果への影響。さらに、異例の形で他の選手を引きつける可能性、税務上の不正行為に至るまで、多岐にわたるという。実際、アスレティック・クラブとアルベルカの間ではここにきて選手移籍の動きもある。 この訴えはFIFAに審査される予定であり、出場停止処分に至らない可能性もあるが、『ティベリス』は2年間の出場停止処分を求めており、この訴えが全面的に認められた場合、ヴィニシウスの選手生命に関わる事態となる。 ただ、現状の見立てでは両者間での和解を目指しつつ、ヴィニシウス側に処分が下ったとしても、罰金といったより軽微な処分にとどまる可能性が高いようだ。 2025.04.23 20:51 Wed3
コパ決勝クラシコで2アシスト、優勝に貢献したヤマルはマドリーに「今季彼らは僕らに勝てない」と豪語
バルセロナのスペイン代表FWラミン・ヤマルがレアル・マドリーに対して豪語した。 ヤマルは26日に行われたコパ・デル・レイ決勝マドリー戦で先制点と2点目をアシスト。延長戦の末3-2で勝利したチームの優勝に大きく貢献していた。 コパ・デル・レイ決勝での勝利により今季のクラシコの戦績はバルセロナの3戦3勝となった中、ヤマルは試合後のインタビューで「例え1点決められても、2点決められても関係なかった。今季彼らは僕らに勝てない。それが証明された」と豪語。 優勝決定後には派手なサングラスを着用してお茶らけていたヤマル。17歳の言動が来月11日に行われるラ・リーガでの今季最後となるエル・クラシコにどのような影響を与えるだろうか。 2025.04.27 13:00 Sun4
40歳C・ロナウドが約400億円で3年連続最も稼いだアスリートに! メッシが5位、ドジャース・大谷翔平は9位
アル・ナスルのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(40)が、再び世界で最も稼ぐアスリートとなった。アメリカ『フォーブス』が伝えた。 サッカー界のスーパースターの1人であるC・ロナウド。初めて世界で最も稼ぐアスリートになってから9年。40歳になった中で、3年連続5度目のナンバーワンとなった。 スポルティングCPで才能を見出され、マンチェスター・ユナイテッドで輝きを放ち、レアル・マドリーで全盛期を迎えると、ユベントス、ユナイテッドでプレーし、現在はサウジアラビアのアル・ナスルでプレー。AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACLE)では準決勝で川崎フロンターレに敗れてアジア王者は逃したが、その存在感は健在だ。 サッカー界のNo.1プレーヤーという肩書きは譲りつつあるものの、この1年間で稼いだ金額は推定2億7500万ドル(約399億6000万円)とのこと。これは自己最高記録であり、歴代でも2015年に3億ドル、2018年に2億8500万ドルを稼いだプロボクサーのフロイド・メイウェザーだけとなっている。 内訳としては2億2500万ドル(約326億9000万円)がアル・ナスルとの契約で手にしており、残りの5000万ドル(約72億7000万円)はピッチ外での収入となり、スポンサー契約などの収入と見られている。 サッカー選手ではトップ10にはアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(インテル・マイアミ)が1億3500万ドル(約196億3000万円)で5位。8位に元フランス代表FWカリム・ベンゼマ(アル・イテハド)が1億400万ドル(約151億2000万円)でランクイン。トップ50に広げると、フランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)が9000万ドル(約130億9000万円)で16位、ブラジル代表FWネイマール(サントス)が7600万ドル(約110億5000万円)で25位、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ)が6200万ドル(約90億1000万円)で34位、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が5500万ドル(約80億円)で46位、セネガル代表FWサディオ・マネ(アル・ナスル)が5400万ドル(約78億5000万円)で48位となった。 全体では2位にNBAのゴールデンステート・ウォリアーズのステフィン・カリーで1億5600万ドル(約226億7000万円)、3位にイングランドのプロボクサーであるタイソン・フューリーで1億4600万ドル(約212億2000万円)、4位にNFLのダラス・カウボーイズに所属するダック・プレスコットで1億3700万ドル(約199億1000万円)、5位がメッシとなった。 なお、日本人では9位にはMLBのロサンゼルス・ドジャーズに所属する大谷翔平が唯一入り1億250万ドル(約148億9000万円)。フィールド上で250万ドル(約3億6000万円)、フィールド外で1億ドル(約145億3000万円)を稼いでいるとされている。 <h3>◆最も稼ぐアスリートランキング 2025</h3> 1位:クリスティアーノ・ロナウド(サッカー/ポルトガル/40歳) 総収益:2億7500万ドル(約399億6000万円) 2位:ステフィン・カリー(バスケットボール/アメリカ/37歳) 総収益:1億5600万ドル(約226億7000万円) 3位:タイソン・フューリー(ボクシング/イギリス/36歳) 総収益:1億4600万ドル(約212億2000万円) 4位:ダック・プレスコット(アメリカン・フットボール/アメリカ/31歳) 総収益:1億3700万ドル(約199億1000万円) 5位:リオネル・メッシ(サッカー/アルゼンチン/37歳) 総収益:1億3500万ドル(約196億3000万円) 6位:レブロン・ジェームズ(バスケットボール/アメリカ/39歳) 総収益:1億3380万ドル(約194億4000万円) 7位:フアン・ソト(野球/ドミニカ共和国/26歳) 総収益:1億1400万ドル(約165億8000万円) 8位:カリム・ベンゼマ(サッカー/フランス/36歳) 総収益:1億400万ドル(約151億2000万円) 9位:大谷翔平(野球/日本/歳) 総収益:1億250万ドル(約148億9000万円) 10位:ケビン・デュラント(バスケットボール/アメリカ/35歳) 総収益:1億140万ドル(約147億3000万円) 2025.05.16 17:40 Fri5
