オランダが3度追いつく粘りも王者スペインがPK戦制してベスト4進出! 準決勝ではフランスと対戦【UNL】
2025.03.24 07:41 Mon
スペインがPK戦制す
UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナルズ・準々決勝2ndレグ、スペイン代表vsオランダ代表が23日に行われ、延長戦までもつれ込んだ一戦は2戦合計5-5で終了。その後、PK戦を5-4で制したスペインが準決勝進出を決めた。敵地で行われた初戦を2-2のドローに持ち込んだスペイン。わずかながらのアドバンテージを持ち帰ったホームゲームでは先発4人を変更。負傷のクバルシに代えてハイセンを起用したほか、ペドロ・ポロ、ペドリ、モラタに代えてミンゲサ、ダニ・オルモ、オヤルサバルが起用された。
対してホームで一時逆転も先勝を逃したオランダは、敵地での勝利を目指した一戦で先発1人を変更。サスペンションのハトの代役に追加招集のマートセンを起用した。
立ち上がりから拮抗した展開となったが、思わぬ形で早い時間帯にスコアが動く。6分、ボックス内でルーズボールに反応したオヤルサバルがDFファン・ヘッケと交錯。微妙な判定ながらもスペインにPKが与えられる。これをオヤルサバルが自ら右隅へ蹴り込んで8分の先制点とした。
幸先よく先制に成功したスペインは直後にもラミン・ヤマルのスルーパスに抜け出したオヤルサバルがゴールネットを揺らすが、惜しくもオフサイド判定。さらに、13分にはボックス左に抜け出したニコ・ウィリアムズが決定的なシュートを放ったが、ここはGKフェルブルッヘンのビッグセーブに遭う。
前半半ばから終盤にかけて試合は膠着状態に陥ったが、全体的にスペインがうまくゲームコントロール。2戦合計3-2で試合を折り返した。
後半も拮抗した展開が続いたが、オランダが早い時間帯に追いつく。53分、ボックス内での競り合いの際にDFル・ノルマンからホールディングのファウルを受けたデパイが微妙な判定ながらPKを獲得。これをデパイ自ら豪快にゴール左上に蹴り込んだ。
この直後にはデパイが鋭いミドルシュートでGKウナイ・シモンにファインセーブを強いるなど、アウェイチームが俄然勢いを出すが、スペインもヤマルやニコのシュートで応戦。よりオープンな展開のなかでゴールを目指し合う。
そんななか、67分にはスペインの鮮やかなロングカウンターがスコアを動かす。自陣中央を持ち上がったヤマルが左サイドで背後を狙うニコへスルーパスを通す。中央にドリブルで切り込んだニコが冷静に自身の背後へクロスしたオヤルサバルへラストパス。1本目の左足シュートはGKフェルブルッヘンのセーブに遭うが、撥ね返りをへディングでゴール左隅へ流し込んだ。
この直後に殊勲のオヤルサバルを下げてフェラン・トーレスを投入したスペイン。これに対してオランダは78分に3枚替えを敢行。ヘールトライダ、クライファート、ガクポに代えてマレン、シャビ・シモンズ、ラングを投入。フリンポンを右サイドバックに移してより攻撃的な布陣に変更した。
すると、オランダのこの交代策が見事に機能。79分、左サイドを起点とした崩しからカウンタープレスの形でラングがボックス付近でボール奪取。ペナルティアークのシャビ・シモンズが絶妙なラストパスをボックス左のマートセンに繋ぐと、アストン・ビラDFが鋭い左足シュートをゴール右隅に突き刺し、値千金の代表デビューゴールを奪った。
これで2戦合計4-4のイーブンとなった試合はホームのスペインがよりリスクを冒してゴールを目指したが、90分間で勝負を決めるゴールを奪うことはできず。準決勝の行方は延長戦以降の戦いに委ねられた。
延長戦の前半ではスペインがポロ、オランダがブロビーと交代カードを切っていくが、試合は膠着。だが、103分にはラ・ロハの若きエースが決定的な仕事を果たした。ハーフウェイライン手前の最後尾でボールを持ったハイセンが狙いすました浮き球フィードを前線に供給。これを絶妙なファーストタッチで収めてボックス内に持ち込んだヤマルがカットインから完璧な左足シュートをゴール左隅に突き刺した。
このゴラッソで勝負ありかに思われたが、オランダが驚異の粘りで三度追いつく。延長後半立ち上がりの108分にボックス内に抜け出したシャビ・シモンズがGKウナイ・シモンに倒されてPKを獲得。これをシャビ・シモンズ自らゴール右隅に突き刺した。
その後、両者は最後までゴールを目指し合ったが、延長後半終了間際のマレンの決定的なシュートはGKウナイ・シモンの好守に阻まれた。この結果、延長戦でも決着は付かずにPK戦へ突入となった。
そのPK戦では4人目でオランダがラング、スペインがヤマルの失敗したなかでサドンデスに突入。6人目では先攻のオランダのマレンの右を狙ったシュートをGKウナイ・シモンが見事にセーブすると、後攻のスペインはペドリが冷静に右隅へ蹴り込んで決着。
オランダとの激闘を制した王者スペインは6月に行われる準決勝でフランス代表と対戦する。
スペイン代表 3-3(PK:5-4) オランダ代表
【スペイン】
ミケル・オヤルサバル(前8[PK]、後22)
ラミン・ヤマル(延前13)
【オランダ】
メンフィス・デパイ(後9[PK])
イアン・マートセン(後34)
シャビ・シモンズ(延後3[PK])】
対してホームで一時逆転も先勝を逃したオランダは、敵地での勝利を目指した一戦で先発1人を変更。サスペンションのハトの代役に追加招集のマートセンを起用した。
幸先よく先制に成功したスペインは直後にもラミン・ヤマルのスルーパスに抜け出したオヤルサバルがゴールネットを揺らすが、惜しくもオフサイド判定。さらに、13分にはボックス左に抜け出したニコ・ウィリアムズが決定的なシュートを放ったが、ここはGKフェルブルッヘンのビッグセーブに遭う。
何とか連続失点を回避したオランダは徐々にボール保持でイーブンに持ち込んだが、リードを得たスペインがあえて持たせて前線のスピードを活かしたカウンターを狙っている印象もあり、なかなか効果的な攻めを見せられない。
前半半ばから終盤にかけて試合は膠着状態に陥ったが、全体的にスペインがうまくゲームコントロール。2戦合計3-2で試合を折り返した。
後半も拮抗した展開が続いたが、オランダが早い時間帯に追いつく。53分、ボックス内での競り合いの際にDFル・ノルマンからホールディングのファウルを受けたデパイが微妙な判定ながらPKを獲得。これをデパイ自ら豪快にゴール左上に蹴り込んだ。
この直後にはデパイが鋭いミドルシュートでGKウナイ・シモンにファインセーブを強いるなど、アウェイチームが俄然勢いを出すが、スペインもヤマルやニコのシュートで応戦。よりオープンな展開のなかでゴールを目指し合う。
そんななか、67分にはスペインの鮮やかなロングカウンターがスコアを動かす。自陣中央を持ち上がったヤマルが左サイドで背後を狙うニコへスルーパスを通す。中央にドリブルで切り込んだニコが冷静に自身の背後へクロスしたオヤルサバルへラストパス。1本目の左足シュートはGKフェルブルッヘンのセーブに遭うが、撥ね返りをへディングでゴール左隅へ流し込んだ。
この直後に殊勲のオヤルサバルを下げてフェラン・トーレスを投入したスペイン。これに対してオランダは78分に3枚替えを敢行。ヘールトライダ、クライファート、ガクポに代えてマレン、シャビ・シモンズ、ラングを投入。フリンポンを右サイドバックに移してより攻撃的な布陣に変更した。
すると、オランダのこの交代策が見事に機能。79分、左サイドを起点とした崩しからカウンタープレスの形でラングがボックス付近でボール奪取。ペナルティアークのシャビ・シモンズが絶妙なラストパスをボックス左のマートセンに繋ぐと、アストン・ビラDFが鋭い左足シュートをゴール右隅に突き刺し、値千金の代表デビューゴールを奪った。
これで2戦合計4-4のイーブンとなった試合はホームのスペインがよりリスクを冒してゴールを目指したが、90分間で勝負を決めるゴールを奪うことはできず。準決勝の行方は延長戦以降の戦いに委ねられた。
延長戦の前半ではスペインがポロ、オランダがブロビーと交代カードを切っていくが、試合は膠着。だが、103分にはラ・ロハの若きエースが決定的な仕事を果たした。ハーフウェイライン手前の最後尾でボールを持ったハイセンが狙いすました浮き球フィードを前線に供給。これを絶妙なファーストタッチで収めてボックス内に持ち込んだヤマルがカットインから完璧な左足シュートをゴール左隅に突き刺した。
このゴラッソで勝負ありかに思われたが、オランダが驚異の粘りで三度追いつく。延長後半立ち上がりの108分にボックス内に抜け出したシャビ・シモンズがGKウナイ・シモンに倒されてPKを獲得。これをシャビ・シモンズ自らゴール右隅に突き刺した。
その後、両者は最後までゴールを目指し合ったが、延長後半終了間際のマレンの決定的なシュートはGKウナイ・シモンの好守に阻まれた。この結果、延長戦でも決着は付かずにPK戦へ突入となった。
そのPK戦では4人目でオランダがラング、スペインがヤマルの失敗したなかでサドンデスに突入。6人目では先攻のオランダのマレンの右を狙ったシュートをGKウナイ・シモンが見事にセーブすると、後攻のスペインはペドリが冷静に右隅へ蹴り込んで決着。
オランダとの激闘を制した王者スペインは6月に行われる準決勝でフランス代表と対戦する。
スペイン代表 3-3(PK:5-4) オランダ代表
【スペイン】
ミケル・オヤルサバル(前8[PK]、後22)
ラミン・ヤマル(延前13)
【オランダ】
メンフィス・デパイ(後9[PK])
イアン・マートセン(後34)
シャビ・シモンズ(延後3[PK])】
1
2
ウナイ・シモン
ペドロ・ポロ
ダニ・オルモ
ラミン・ヤマル
ニコ・ウィリアムズ
フェラン・トーレス
シャビ・シモンズ
ミケル・オヤルサバル
メンフィス・デパイ
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100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> コルチョネロスのエースとして奮闘。2トップの一角での配置ながら実質前線と中盤を繋ぐフリーマンとして振る舞い、卓越したテクニックと戦術眼を武器にコルチョネロスの攻撃を牽引。前半戦から中盤戦はモラタと、終盤戦はアンヘル・コレアやデパイといった異なる相棒を巧みに活かしながら16ゴール6アシストをマーク。今季はルイス・アラゴネスを抜きクラブ歴代最多ゴール記録を181ゴールまで更新し、新シーズンは200ゴールの大台を狙う。 2024.06.06 21:01 Thu4
「堂安律のシュートはデ・ヘアなら…」 スペイン守護神シモンにG・ネビル疑問符
カタール・ワールドカップ(W杯)のスペイン代表で守護神を務めるGKウナイ・シモンだが、元イングランド代表のギャリー・ネビル氏は危うさを感じているようだ。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 そう疑問符が付いたのが1日に行われたグループE最終戦の日本代表戦における48分の1失点目だという。ウナイ・シモンは自身の浮き球パスを味方が奪われ、カウンターを許すと、MF堂安律にバイタルエリア右から左足ミドルで同点弾を決められてしまった。 日本代表側からすれば、高い位置でのボール奪取からゴールに向かっていく、まさに狙い通りの攻撃で、堂安にとっても得意な形。コースはニアサイドのやや甘めだったが、堂安のパワフルなひと振りがウナイ・シモンの手を弾いて決まったものだった。 イギリス『ITV』でこの試合の解説を務めたギャリー・ネビル氏はスペイン代表がこれから先も勝ち進む上でウナイ・シモンに厳しい目を向け、「シモンは彼らのウィークポイントに見える部分。あの1失点目はセーブしないといけない」と断じた。 同氏はまた、2020年11月にデビューからウナイ・シモンに1stGKの座を託すルイス・エンリケ監督のGK陣における選手選考にも疑問符。今大会の予備登録メンバーにすら入らなかったGKダビド・デ・ヘアであれば、対処しうるものだったと続けた。 「彼らはデ・ヘアをまだ家に置いたままだ。ここ数年の彼がパッとしないのはわかっているが、あれ(堂安のシュート)を決められるとは思わない。あれ(ウナイ・シモンの対応)は本当に酷いものだった。ノックアウトゲームなら致命的だ」 なお、スペイン代表は日本代表戦での逆転負けにより、2位で決勝トーナメントに。6日のラウンド16ではグループFを首位突破のモロッコ代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】堂安律が豪快に左足で叩き込む同点弾!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/JPN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#JPN</a> 1-1 <a href="https://twitter.com/hashtag/ESP?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ESP</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A0%82%E5%AE%89%E5%BE%8B?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#堂安律</a> が豪快な左足!<a href="https://twitter.com/hashtag/Qatar2022?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#Qatar2022</a> <a href="https://twitter.com/ABEMA?ref_src=twsrc%5Etfw">@ABEMA</a> で視聴中 <a href="https://t.co/Ufw1d831A4">https://t.co/Ufw1d831A4</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/ABEMA%E3%81%A7FIFA%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ABEMAでFIFAワールドカップ</a> <a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%9C%AC%E7%94%B0%E3%81%AE%E8%A7%A3%E8%AA%AC?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#本田の解説</a> <a href="https://t.co/n9LCBWy2zN">pic.twitter.com/n9LCBWy2zN</a></p>— 超ワールドサッカー (@ultrasoccer) <a href="https://twitter.com/ultrasoccer/status/1598408065854091264?ref_src=twsrc%5Etfw">December 1, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.12.02 16:50 Fri5
「信じられない」デビューから23秒の衝撃、バルサに生まれた新星・17歳FWマルク・ギウがクラブ初の偉業達成に「シーズンを通して取り組んできた」
バルセロナの新たな怪物が自身のゴールを振り返った。 22日、バルセロナはラ・リーガ第10節でアスレティック・ビルバオと対戦した。 首位のレアル・マドリーを追いかける中でクラシコを前に負けられないバルセロナ。今季無敗を守るチームだったが、前節はグラナダ相手に悔しいドローを演じているために勝利が欲しい一戦だった。 しかし、FWロベルト・レヴァンドフスキやMFフレンキー・デ・ヨングらを欠くなどした試合は難しい展開に。0-0のままで試合が進む中、79分に出場したFWマルク・ギウが大仕事をやってのける。 この試合がファーストチームデビューとなったギウは、ピッチに入ってからたったの23秒で結果を残すことに。ジョアン・フェリックスからのスルーパスにライン裏へ完全に抜け出すと、前に出てきたGKウナイ・シモンの位置を見て浮き球のシュート。左手で触られるが、シュートはゴールに入り、バルセロナが先制した。 デビューからたった23秒、17歳291日でのデビュー戦ゴールはバルセロナ史上最年少記録となった。 試合後、ギウは自身のゴールを振り返り、興奮状態のまま努力が実ったと語った。 「信じられない。まだ、息が切れているよ。今を楽しんでいるし、まだ少し消化しているところだ」 「誰も想像はしてくれないだろうけど、僕は訪れたチャンスを生かすために、シーズンを通して取り組んできたし、それを達成できたんだ」 「ジョアン・フェリックスが中央でボールを受け、スペースがあったのを見てコントロールした。顔を上げたらGKが出てくるのが見えたから、シュートを決めたんだ。ウナイ相手にゴールを決めるのは光栄だよ」 また、チャビ・エルナンデス監督からのアドバイスについても言及。チャンスを生かせるように言われたとし、ラ・マシアの後輩たちへもエールを送った。 「チャビは僕に全力でプレスをかけろ、チャンスがあるからそれを生かすように言ってくれたよ」 「ラ・マシアは機能しているし、とても良い仕事をしている。クラブにとって困難な時期には、ユースチームを活用しなければならない」 「ハードワークと続けると良い。チャンスは必ずくるよ」 <span class="paragraph-title">【動画】デビューから23秒!圧巻の抜け出しから17歳とは思えない冷静な初ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="FNVhqb4ZiNs";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.23 10:55 Monスペイン代表の人気記事ランキング
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北中米W杯の欧州予選組み合わせ決定! 12カ国+POの4カ国が出場権獲得、来年3月からスタート【2026年北中米W杯欧州予選】
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートしている中、ヨーロッパはUEFAネーションズリーグ(UNL)が開催されており、ここから本格的に予選がスタートする。 12のグループに分かれて行われる欧州予選。各グループの1位はW杯出場権を獲得。グループ2位の12カ国はプレーオフに進出し、その中から4カ国が出場権を獲得。ヨーロッパからは合計16カ国が出場することとなる。 UNLの準々決勝以降はまだ行われていないため、一部のグループは組み合わせが決まっていない中、確定しているグループもある。 イングランド代表はグループKに入り、5カ国で戦うことに。セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居した。 また、ベルギー代表はグループJに入り、ウェールズ代表、北マケドニア代表、カザフスタン代表、リヒテンシュタイン代表と同居している。 欧州予選は2025年3月から11月までの5回のインターナショナル・マッチウィークで行われることに。4カ国で組まれているグループAからFまでは9月まで予選が行われないこととなる。 <h3>◆2026年北中米W杯欧州予選組み合わせ</h3> 【グループA】 ドイツ/イタリア勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク 【グループB】 スイス スウェーデン スロベニア コソボ 【グループC】 ポルトガル/デンマーク勝者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ 【グループD】 フランス/クロアチア勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン 【グループE】 スペイン/オランダ勝者 トルコ ジョージア ブルガリア 【グループF】 ポルトガル/デンマーク敗者 ハンガリー アイルランド アルメニア 【グループG】 スペイン/オランダ敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ 【グループH】 オーストリア ルーマニア ボスニアヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ 【グループI】 ドイツ/イタリア敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ 【グループJ】 ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン 【グループK】 イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ 【グループL】 フランス/クロアチア敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 2024.12.14 01:07 Sat2
オヤルサバル&ニコ・ウィリアムズ弾のスペインが3大会ぶり最多4度目の優勝、イングランドは2大会連続決勝で涙を呑む【ユーロ2024】
ユーロ2024決勝、スペイン代表vsイングランド代表が14日に行われ、2-1でスペインが勝利した。 5日前のフランス代表との準決勝をヤマルのユーロ史上最年少弾などで逆転勝利とし3大会ぶりに決勝に進出したスペインは、フランス戦のスタメンから2選手を変更。ナチョとヘスス・ナバスに代えて出場停止明けのカルバハルとル・ノルマンを起用した。 一方、4日前のオランダ代表との準決勝を同じく逆転勝利として2大会連続決勝に進出したイングランドは、トリッピアーに代えて今大会初スタメンとなるショーを抜擢した。 フォーデンをロドリに付けるフラットな[4-4-1-1]で臨んできたイングランドに対し、スペインが押し込む入りとする。しかし、集中した守備を見せるイングランド相手にシュートに持ち込むには至らない。 終始イングランドがスペインに好機を作らせず時間を進めると、追加タイムにはFKの流れからフォーデンが両チーム通じて初の枠内シュートを浴びせた中、ゴールレスでハーフタイムに入った。 迎えた後半、前半終盤の好シュートブロックで負傷したロドリがプレー続行不可能となり暗雲垂れ込めたスペインだったが、開始2分に先制する。バイタルエリア右でパスを受けたヤマルがカットイン。スルーパスを送ると、ボックス左に走り込んだニコ・ウィリアムズが左足ダイレクトでシュートを蹴り込んだ。 さらに2分後、ニコ・ウィリアムズのクサビのパスを受けたダニ・オルモがボックス左から際どいシュートを浴びせたスペインが流れを引き寄せると、56分にもニコ・ウィリアムズが決定的なミドルシュートを浴びせていった。 苦しいイングランドはケインを諦めてオランダ戦の殊勲者であるワトキンスを投入。[3-4-2-1]に変更すると、64分にはベリンガムが見事なターンからのミドルシュートで牽制した。 ひやりとしたスペインは66分、ダニ・オルモのスルーパスを受けたヤマルがボックス右からコントロールシュート。枠を捉えていたが、GKピックフォードのファインセーブに阻まれた。 守護神に救われたイングランドはパーマーを2シャドーの一角に投入。すると73分、そのパーマーが大仕事。サカの持ち上がりを起点にベリンガムがポストプレー。ボックス手前右のパーマーがコントロールシュートを流し込んだ。 追いつかれたスペインは82分に勝ち越しのビッグチャンス。ニコ・ウィリアムズ、ダニ・オルモと繋いでボックス右のヤマルが狙いすましてシュート。だが、コースが甘くGKピックフォードに阻まれた。 それでも86分、スペインに決勝点。決めたのはモラタに代わって出場していたオヤルサバル。自身が左サイドに展開した流れから、ククレジャのリターンクロスをボックス中央に走り込んでダイレクトで合わせた。 そして90分のCKの流れから迎えた大ピンチではライスとグエイのヘディングシュートをGKウナイ・シモンとダニ・オルモがゴールライン上での好守で凌ぎ、2-1で勝利。3大会ぶり最多4度目の優勝を飾っている。 スペイン 2-1 イングランド 【スペイン】 ニコ・ウィリアムズ(後2) ミケル・オヤルサバル(後41) 【イングランド】 コール・パーマー(後28) 2024.07.15 06:00 Mon3
「夢は今打ち砕かれた」ユーロは手にできず、スペインに敗れ現役引退…トニ・クロースがキャリアを終える「今日はとても悲しい」
ドイツ代表MFトニ・クロースが、現役ラストマッチを振り返った。ドイツサッカー連盟(DFB)が伝えた。 5日、ユーロ2024の準々決勝が行われ、ドイツ代表はスペイン代表と対戦した。 開催国として臨んだドイツ。ワールドカップでは直近2大会でグループステージ敗退となっており、代表チームへの風当たりが強まっている中、威厳を取り戻すためにも今大会の戦いは重要だった。 代表から離れていたクロースも復帰して戦うことを決断。一方で、2023-24シーズン限りでの現役引退を発表しており、ユーロが終わった瞬間にキャリアが終わる状況だった。 試合は、互いに譲らない展開となった中、スペインが先制。ドイツは敗退と思われた中、フロリアン・ヴィルツが土壇場で追いつくことに成功。しかし、延長後半終了間際に失点し、2-1で敗れて敗退となった。 現役ラストマッチとなってしまったクロース。敗退したものの、スタンドからは大声援。長らくドイツを支えてきたクロースは、悔しさを滲ませた。 「ドイツ代表が再び少し良くなれることに手助けできたことは嬉しい。でも、今日はとても悲しい。僕たちには大きな目標があったが、その夢は今打ち砕かれた。とても苦い」 クロースは、ドイツ代表として114試合に出場。クラブレベルを合わせて34個のタイトルを獲得しており、最も成功したドイツ選手として知られているが、ユーロのタイトルだけは獲れないままスパイクを脱ぐこととなった。 <span class="paragraph-title">【動画】クロースのラストマッチに…スペインvsドイツの激闘</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pPbmqnGkZq0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.06 13:15 Sat4
長期離脱中のガビもユーロ決勝へ…RFEFが予選で奮闘のMFにドイツ行き手配
バルセロナのスペイン代表MFガビがユーロ2024決勝に駆けつけるようだ。スペイン『マルカ』が報じた。 2023年11月に行われたユーロ予選のジョージア代表戦で右ヒザに重傷を負ったガビ。新シーズンでの復帰に向け、リハビリの日々が続く。 そんななか、ユーロに参戦中のスペインは準決勝でフランス代表を下し、決勝まで到達。14日にはベルリン・オリンピアシュタディオンでイングランド代表と対戦する。 スペインサッカー連盟(RFEF)はユーロ予選の全試合に出場し、本大会行きに貢献したガビもこの戦いに加わることを希望。ドイツ行きを手配し、14日の午後早くに現地に到着する予定だという。 なお、欧州サッカー連盟(UEFA)も決勝に関係者を招いており、元バルセロナ指揮官のチャビ・エルナンデス氏や、バルセロナやスペイン代表で活躍したジェラール・ピケ氏も招待。多くのバルセロナ関係者がスペインの勝利を願い、ベルリンに集うようだ。 2024.07.14 13:17 Sun5

