PK戦は運が強い方が勝つ…/原ゆみこのマドリッド

2025.03.26 21:00 Wed
Getty Images
「ホントに8連休だったんだ」そんな風に私が驚いていたのは火曜日、リーガ28節でオサスナに勝った後、休眠状態に入ったヘタフェがようやく練習を開始したという記事を見つけた時のことでした。いやあ、確かにボルダラス監督のチームは、降格圏18位で各国代表戦週間を過ごす羽目になったお隣さんのレガネスとは違い、勝ち点9差の余裕ある11位ではあるんですけどね。下手したら、クリスマス休暇より長い1週間以上のお休みを今の時期に取るチームなんて、今だかつて聞いたことがなかったため、まさかと思っていたところ、本当に練習していなかったとは!
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いえまあ、ジェネ(トーゴ)、アルデレテ(パラグアイ)、ペテル(ドミニカ)の3人だけはまだ各国代表のお勤め中なんですけどね。Paron(パロン/リーガの停止期間)明けの試合、ビジャレアル戦も日曜にコリセウムで開催とあって、焦る必要もないんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームなど、先週は木曜までバッチリ練習して、金土日を休んだだけ。それ以外は土曜午後9時(日本時間翌午前5時)のサンティアゴ・ベルナベウでの兄弟分ダービーに向けて、歯を食いしばって練習を続けているのとはあまりに対照的だったかと。実際、相手のレアル・マドリーだって、お休みは土日月だけで、いえ、先週はリハビリ組に加え、大量16人が各国代表に出向していたため、バルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場でRMカスティージャとの合同セッションに参加したのはルーカス・バスケスとバジェホだけだったんですけどね。この火曜からは最後のリーガ戦で負傷したフラン・ガルシアも加わり、日曜に各国代表のお務めが終わったアセンシオ(スペイン)、ルニン(ウクライナ)、クルトワ(ベルギー)も合流することに。
ちなみにこのGK2人はネーションズリーグのリーグAとBの入れ替えプレーオフで対戦し、ウクライナが3-1で勝った1stレグでは両者共、ゴールを守っているんですが、うーん、何か皮肉ですよね。1年ぶり以上で代表復帰したクルトワがgoleada(ゴレアダ/ゴールラッシュ)を浴びた後、2ndレグでは試合前のアップ中に筋肉の痛みを覚え、急遽、スタメン落ち。そしたらチームメートが奮起して、今度はルニンにゴール3本を浴びせて、総合スコア4-3でベルギーがリーグA降格を免れたなんてことも。

え、それよりもっと気まずいのは、ネーションズリーグ準々決勝で対決し、1stレグで2-0と勝ちながら、スタッド・デ・フランスでの2ndレグでは総合スコアを2-2にされた上、PK戦でファイナルフォー進出の夢を断たれたクロアチアのモドリッチとエムパペ、チュアメニ、カマビンガのフランス勢じゃないかって?うーん、結局、この2試合でエムバペの挙げたゴールはPK戦第1キッカーとしてのものだけで、もうその時はモドリッチも交代していたため、まあ仕方ないかって感じもしますけどね。
その一方でアトレティコは土曜から月曜夕方までの2日半がお休みだったんですが、その今週最初のマハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションには、ようやくケガが治ったコケが参加。火曜にはもう、ネーションズリーグでそれぞれ延長戦を戦ってお疲れ、でも満足ゆく結果を出してきたオブラク(スロベニア、ネーションズリーグ入れ替えプレーオフでスロバキアに1-0で勝利してグループBに残留)とル・ノルマン(スペイン)もシメオネ監督と共に復帰していたんですが、やっぱり、気になるのは各国代表選手10人のうち、5人を占めるアルゼンチン勢の2試合目でしょうか。

そう、フリアン・アルバレス、デ・パウル、ジュリアーノ、モリーナ、コレアらが火曜の深夜、お隣さんのビニシウス、ロドリゴ、エンドリックのいるブラジル代表とW杯予選で対戦してから、戻って来るからですが、果たしてCLマドリーダービーのリベンジはできるのかどうか。それ以上に誰もケガせず、5試合出場停止処分の消化2試合目となるコレアはともかく、土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)からのエスパニョール戦に出られる状態で帰って来てくれるといいんですが、はあ。マルカ(スポーツ紙)などはファンを慰めようとしてか、もう1度、昨年10月末から1月半ばまで続いた奇跡の15連勝状態になれば、バルサに負けて、勝ち点4差となったリーガにもまだ優勝のチャンスはあると言っていても、信じるのはかなり難しいですよね。

まあ、そんなことはともかく、日曜に行われたネーションズリーグ準々決勝オランダ戦2ndレグがどうだったかもお伝えしていかないと。木曜にロッテルダムでの1stレグで土壇場にミケル・メリーノ(アーセナル)のゴールで2-2と引き分けた後、チームは直接バレンシアに移動。金曜にメスタジャで実施した公開練習は1万人のファンを集める大盛況だった上、もちろん日曜の試合も満員御礼で、チケット収入全てを昨年10月末に起きたバレンシア地方の洪水災害復興基金に充てるという目論見も成功だったんですが、試合の方は最後までヒヤヒヤさせられる展開に。

そう、1stレグから、モラタ(ガラタサライ)、ペドリ(バルサ)、ペドロ・ポロ(トッテナム)をオジャルサバル(レアル・ソシエダ)、ダニ・オルモ(バルサ)、ミンゲサ(セルタ)に代えてスタートしたスペインは、この日も前半8分にはファビアン・ルイス(PSG)のパスをエリア内で受けたオジャルサバルがファン・ヘッケ(フライトン)に倒され、PKをゲット。ソシエダのキャプテンがこれをしっかり決めて早々に先制したんですけどね。でも残念ながら、その3分後に再びオジャルサバルがゴールを入れたものの、オフサイドで認められなかったのが災いしたんでしょうか。

他にもジャマル(バルサ)やニコ・ウィリアムス(アスレティック)らのシュートはあったんですが、前半はそのまま1-0で終わったところ、まさか後半9分にル・ノルマンがやらかしてくれるとは。というのもゴール前で昨夏までアトレティコにいたデパイ(コリンチャンス)と争った時に相手が倒れ、ペナルティを吹かれてしまったからで、デパイも自らPKを決めて、スコアは1-1の同点に。それでも22分にはまた、オジャルサバルが発奮して、ニコからのラストパスからシュート。最初はGKフェルブルッヘン(ブライトン)の頭に当たって跳ね返ったものの、そのボールをヘッドで押し込んで、スペインは再び2-1とリードを奪ったんですが…。

いやあ、34分、オルモが自陣エリア前でボールを奪われ、1stレグで退場したハト(アヤックス)の代わりに追加招集されていたマートセン(アストン・ビラ)に同点ゴールを決められてしまうとは、これ如何に。そこで時間内に決着をつけようと、ファビアン、オルモをペドリ、ミケル・メリーノに代えたデ・ラ・フエンテ監督でしたが、結局、後半も2-2で終わり、延長戦に突入しているんですから、困ったもんじゃないですか。

そして延長戦でもこのパターンはリピートされ、ええ、前半13分、1stレグでクバルシ(バルサ)の負傷を受け、アセンシオに先んじてデビュー。この日は先発に入ったフイセン(ボーンマス)がセンターから送ったロングボールをジャマルが受け取り、マートセンをかわして、golazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めた時には、先日のアトレティコvsバルサ戦の彼の勝ち越しゴールを思い出して、ブルーになりながらも、これで準決勝進出はスペインと私も喜んだんですけどね。あにはからんや、後半4分にはGKウナイ・シモン(アスレティック)がシャビ・シモンズ(ボーンマス)を倒し、またしてもPKを献上。シモンズのゴールで3-3って、開いた口が塞がらないとはまさにこのこと?

その後はどちらも点が入らず、とうとう勝負はPK戦に持ち込まれたんですが、先攻のオランダはファン・ダイク(リバプール)、コープマイネルス(ユベントス)、シモンズ、スペインもメリーノ、フェラン・トーレス(バルサ)、アレイチェ・ガルシア(レバークーゼン)と3人続けて成功した後、4人目のラング(PSV)がゴールバーに当てて失敗。でもねえ、続くジャマルが実は止まったボールを蹴るのは苦手だったか、フェルブルッヘンに弾かれちゃったんですよ。第5キッカーのテイラー(アヤックス)とPK要員で延長戦後半にピッチに入ったアレックス・バエナ(ビジャレアル)は決めたため、サドンデスに入ったところ、何とウナイ・シモンがマーレン(アストン・ビラ)を止めてくれたから、ビックリしたの何のって!

いやあ、彼は2年前のネーションズリーグ決勝クロアチア戦でもPK戦で活躍して、スペインにトロフィーをもたらした功労者で、確かに当人も「Estudiamos a los rivales/エスティアモス・ア・ロス・リバレス(相手チームの選手たちについて学んでいる)」と言っていた通り、止められなかったPKも大体、方向は当たっていましたからね。そしてスペイン最後のキッカー、ペドリも責任を果たし、PK戦5-4で勝ったんですが、試合後、クーマン監督も「ウチのGKも5人は止める寸前だったが、la fortuna es así. Unai paró uno y fue decisivo/ラ・フォルトゥーナ・エス・アシー。ウナイ・パロ・ウノ・イ・フエ・デシシボ(運とはそういうもの。ウナイが1本止めて、それが決定的だった)」と言っていたように、スペインがラッキーだったのは否めなかったかと。

いえ、もちろん、デ・ラ・フエンテ監督は、「何より自分が気に入ったのは選手たちの態度。Están educados para ganar/エスタン・エドゥカードス・パラ・ガナール(彼らは勝つように教育されている)」と満足していたんですけどね。ただ、「Hoy tuvimos sensaciones parecidas a las de la Eurocopa/オイ・トゥビモス・センサシオネス・パレシーダス・ア・ラス・デ・ラ・エウロコパ(今日はユーロの時に似た感覚があった)」というのはちょっと、どうかと思うんですが、だってえ、この2試合で5失点もしているんですよお。今はユーロでの主軸だったロドリ(マンチェスター・シティ)やカルバハル(マドリー)が長期離脱中で、常連のラポール(アル・ナスル)、ビビアン(アスレティック)もケガで今回いなかったのもあるんでしょうが、もう少し守備はしっかりやらないと準決勝で痛い目に遭いそうな。

何せ、6月5日、シュツットガルトでのファイナルフォー準決勝の相手はまさに同じ時間、パリでPK戦の死闘を勝ち抜いたフランスですからね。一応、昨夏のユーロでは準決勝で2-1と下してはいるんですが、一筋縄ではいかないのは火を見るよりも明らかかと。といっても、まだかなり先のことなので、色々、状況は変わるかと思いますが、メスタジャで次戦出場停止となるイエローカードをもらったル・ノルマンが、この時点でUEFAが累積枚数をチャラにするため、出られるのは良かったかと。

ちなみにもう1つの準決勝はデンマークに2ndレグで5-2と勝って、1stレグの1-0負けを逆転したポルトガルと、1-2と先勝しながら、2ndレグではイタリアに3-3まで追い上げられたドイツの対戦。決勝は8日にミュンヘンのアリアンツ・アレナで開催なんですが、ネーションズリーグ・ファイナルフォーでは3位決定戦もありますからね。6月14日には初開催の大規模クラブW杯も始まるため、ル・ノルマンやファビアンを始め、ククレジャ(チェルシー)、サム(ポルト)らは長い夏を送ることになりそうです。



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「彼らは我々よりも運が良かった」敵地で善戦もPK戦で屈したクーマン監督はチームの奮闘称える

オランダ代表のロナルド・クーマン監督が、PK戦の末に敗れたスペイン代表との激闘を振り返った。 オランダは23日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナルズ・準々決勝2ndレグでスペインと対戦し、延長戦までもつれ込んだ一戦は2戦合計5-5で終了。その後、PK戦を4-5で落とし、無念のベスト8敗退となった。 ホームでの1stレグを2-2のドローで終えていたなか、敵地での大一番に臨んだオランダ。FWメンフィス・デパイのPK、DFイアン・マートセンの代表初ゴールによって2度のビハインドを追いついて90分の戦いを終了。延長戦でも先行される厳しい展開となったが、MFシャビ・シモンズのPKで追いついてPK戦まで持ち込んだ。 しかし、そのPK戦ではFWノア・ラングがクロスバー、FWドニエル・マレンがGKウナイ・シモンに止められて無念の敗退となった。 同試合後、クーマン監督は少しの運が結果を分けたと激闘を振り返った。オランダ『ESPN』が伝えている。 「ウナイ・シモンが我々のチャンスを2、3回防いだが、我々のゴールキーパーもスペインのチャンスを2、3回防いだ。細かい点が勝敗を分けた。フットボールのせいでも、激しさのせいでもない。彼らは我々よりも運が良かった」 さらに、「スペインのこのピッチで3ゴールを決めるのは大きなこと」と敵地で奮闘したチームを称えている。 「両チームともファイナルフォーに進出すべきだと思うが、それは不可能だ」 「私はチームをとても誇りに思っている。彼らは3回ビハインドを追いついた。文句は言えないし、戦わなければならない」 その後も、敵将ルイス・デ・ラ・フエンテ監督の意見に賛同する形で、2つの素晴らしいチームによる素晴らしい試合で、個々の才能が豊かだったとスペクタクルな内容を好意的に受け止めた。 2025.03.24 11:45 Mon
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「まず開催されるかわからない」南米王者アルゼンチンの指揮官がフィナリッシマに言及、欧州王者スペインと対戦も「来年は確実に難しい」

アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督がフィナリッシマの開催に言及した。アルゼンチン『TyC Sports』が伝えた。 コパ・アメリカを制した南米王者とユーロを制した欧州王者が対戦するフィナリッシマ。2022年6月に第1回大会が開催され、イタリア代表を破ったアルゼンチンが初代王者に輝いていた。 今夏のコパ・アメリカ2024で大会2連覇を果たし、南米王者の座を守ったアルゼンチン。今度はユーロ2024で優勝したスペイン代表とフィナリッシマで相まみえる。 前回大会はコパ・アメリカとユーロの翌年に開催されたなか、第2回大会の開催時期は未定。スケジュールがタイトなことから、2025年の開催は不可能とみられている。 アルゼンチンを率いるスカローニ監督も、2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選のコロンビア代表戦を前にした8日の記者会見で言及。2017年のUEFAプロライセンス取得時に戦術的指導を受けたルイス・デ・ラ・フエンテ監督との対戦日程について、やはり2025年の開催は難しいだろうと見解を示している。 「まず、開催されるかどうかわからない。日程に関して聞いた限りでは、来年の開催は確実に難しいだろう。特にスペインは11月までワールドカップ予選を戦わなければならない。来年実現するとは思えない」 「(日程や会場の)空きが見つかるのかどうかだ。なぜならこのような試合は、ある試合とまた別の試合の間でプレーすることになるからだ。私にはどうなるかまだわからない。まだ先の話だし、そこまでは考えていない。そういった情報しか持っていないから、何が起こるか見てみよう」 なお、開催地については、アルゼンチンサッカー協会 (AFA)がブエノスアイレスのモニュメンタル・スタジアムで行われることを望んだものの、今夏のコパ・アメリカや2026年ワールドカップの開催地であるアメリカ、もしくはヨーロッパが有力とのこと。日程はワールドカップ開催年の2026年3月になる可能性が最も高いと考えられている。 2024.09.09 15:30 Mon

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