レオ・セアラ&L・フェルナンデス弾のC大阪が2連勝で7戦無敗! 名古屋は開幕以来2度目の3連敗に【明治安田J1第21節】
2024.06.30 20:03 Sun
C大阪が久々の連勝
明治安田J1リーグ第21節のセレッソ大阪vs名古屋グランパスが30日にヨドコウ桜スタジアムで行われ、ホームのC大阪が2-1で勝利した。
システムもスタイルも大きく異なる両者の一戦は、立ち上がりから自分たちの特長を強調し合う形で進んでいく。開始3分にはボックス右でボールを受けた山岸祐也に決定機が訪れるが、ニアを狙ったシュートはGKキム・ジンヒョンの好守に遭う。
以降はミドルブロックで構えながら前線の個の力をシンプルに活かす名古屋、普段通りに後方からショートパスを繋いで前進し、アタッキングサードで個の仕掛けやコンビネーションプレーで攻め手を窺うC大阪という構図の下で一進一退の攻防が続く。
得点ランキングトップ快走となるレオ・セアラの今季15点目で先手を奪ったホームチームは、以降もボールを動かしながら冷静にゲームをコントロール。37分には相手守備陣の連携ミスを突いたレオ・セアラがゴール前に抜け出すチャンスを迎えたが、ここは守備陣のリカバリーに遭い、追加点とはならず。それでも、1点リードのまま試合を折り返した。
後半は名古屋が押し込む入りとなったが、C大阪も最終的にオフサイドになったものの、上門知樹が強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らす場面を創出。簡単に主導権を譲らない。さらに、55分には右サイドでのルーカス・フェルナンデスの内側への仕掛けからペナルティアーク付近の奥埜博亮が狙いすましたダイレクトシュートを放つが、このグラウンダーシュートはわずかに枠の右へ外れる。
一方、入りは悪くなかったものの、徐々に攻撃が停滞する名古屋は60分に3枚替え。三國ケネディエブス、山岸、永井謙佑を下げて吉田、パトリック、榊原杏太を同じポジションに入れた。パトリックの投入によって徐々にゴール前でのシーンが増えていくが、結果的にこの交代が裏目に出た。
65分、相手陣内左サイドで吉田にプレッシャーをかけたカピシャーバがボールを奪って縦への仕掛けで振り切って絶妙な浮き球のクロスを供給。これにファーから絞ってきたルーカス・フェルナンデスが相手DFの前に身体を入れて右足のワンタッチでゴール右隅に流し込んだ。
痛恨のミスで2失点目を喫した名古屋は、失点に関与した吉田を投入からわずか8分後にベンチへ下げて倍井を投入。稲垣祥を3バックの右に下げる攻撃的な布陣でゴールを目指すと、得意のセットプレーから3試合ぶりのゴールが生まれる。
76分、右CKの場面でキッカーの倍井のクロスはニアでDFに撥ね返されるが、ボックス右角でこぼれに反応した久保が豪快に右足を振り抜くと、ゴール前の密集でディフレクトしてコースが変わったシュートがゴール右隅に突き刺さった。
久保の今季初ゴールで1点差に戻った試合はここからより拮抗。全体的に動きの量が落ちてきたC大阪は2列目に加え、奥埜を下げて柴山昌也、為田大貴を両翼に渡邉りょう、平野佑一を前線と中央に配置。逃げ切りを意識しつつ、カウンターからの3点目も狙う形に。
その後、後半最終盤にはパワープレー気味にリスクを冒して攻める名古屋が押し込む時間が続くが、DFジャスティン・ハブナーの投入で後ろを5枚にして専守防衛の構えを見せたホームチームの粘りの守備を崩し切れず。
そして、ブラジル人トリオの活躍で奪った2点を守り切ったC大阪が2カ月半ぶりの連勝達成で7戦無敗とし、暫定ながら4位に浮上した。一方、3試合ぶりのゴールを挙げた名古屋だったが、開幕以来2度目の3連敗となった。
セレッソ大阪 2-1 名古屋グランパス
【C大阪】
レオ・セアラ(前26)
ルーカス・フェルナンデス(後20)
【名古屋】
久保藤次郎(後31)
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前節、オウンゴールで挙げた1点を守り抜いてサガン鳥栖を1-0で破りリーグ6戦無敗とした7位のC大阪は、2カ月半ぶりの連勝を目指したホームゲームに臨んだ。中3日での3連戦ラストマッチとなったが、前節と全く同じスタメンを採用した。一方、10位の名古屋は前節、浦和レッズに0-1と競り負けてリーグ連敗に。2戦連続ウノゼロ負けと攻撃面で課題を残す中、前節から先発3人を変更。サスペンションの内田宅哉に代えて久保藤次郎を起用したほか、倍井謙、吉田温紀に代えて椎橋慧也、野上結貴を起用した。以降はミドルブロックで構えながら前線の個の力をシンプルに活かす名古屋、普段通りに後方からショートパスを繋いで前進し、アタッキングサードで個の仕掛けやコンビネーションプレーで攻め手を窺うC大阪という構図の下で一進一退の攻防が続く。
ゲームの大枠ではアウェイチームが自分たちのゲームプランを遂行しているように見えたが、一瞬の隙を突いた桜のエースが鮮やかな個人技でゴールをこじ開けた。26分、最後尾の奥田勇斗が浮き球のボールを前線に蹴り込むと、DFハ・チャンレが被って背後に流れたボールをレオ・セアラが回収。そのままドリブルでボックス左まで運びハ・チャンレに一対一を仕掛けた中、左足のグラウンダーシュートを対角のゴール右隅へ突き刺した。
得点ランキングトップ快走となるレオ・セアラの今季15点目で先手を奪ったホームチームは、以降もボールを動かしながら冷静にゲームをコントロール。37分には相手守備陣の連携ミスを突いたレオ・セアラがゴール前に抜け出すチャンスを迎えたが、ここは守備陣のリカバリーに遭い、追加点とはならず。それでも、1点リードのまま試合を折り返した。
後半は名古屋が押し込む入りとなったが、C大阪も最終的にオフサイドになったものの、上門知樹が強烈なミドルシュートでゴールネットを揺らす場面を創出。簡単に主導権を譲らない。さらに、55分には右サイドでのルーカス・フェルナンデスの内側への仕掛けからペナルティアーク付近の奥埜博亮が狙いすましたダイレクトシュートを放つが、このグラウンダーシュートはわずかに枠の右へ外れる。
一方、入りは悪くなかったものの、徐々に攻撃が停滞する名古屋は60分に3枚替え。三國ケネディエブス、山岸、永井謙佑を下げて吉田、パトリック、榊原杏太を同じポジションに入れた。パトリックの投入によって徐々にゴール前でのシーンが増えていくが、結果的にこの交代が裏目に出た。
65分、相手陣内左サイドで吉田にプレッシャーをかけたカピシャーバがボールを奪って縦への仕掛けで振り切って絶妙な浮き球のクロスを供給。これにファーから絞ってきたルーカス・フェルナンデスが相手DFの前に身体を入れて右足のワンタッチでゴール右隅に流し込んだ。
痛恨のミスで2失点目を喫した名古屋は、失点に関与した吉田を投入からわずか8分後にベンチへ下げて倍井を投入。稲垣祥を3バックの右に下げる攻撃的な布陣でゴールを目指すと、得意のセットプレーから3試合ぶりのゴールが生まれる。
76分、右CKの場面でキッカーの倍井のクロスはニアでDFに撥ね返されるが、ボックス右角でこぼれに反応した久保が豪快に右足を振り抜くと、ゴール前の密集でディフレクトしてコースが変わったシュートがゴール右隅に突き刺さった。
久保の今季初ゴールで1点差に戻った試合はここからより拮抗。全体的に動きの量が落ちてきたC大阪は2列目に加え、奥埜を下げて柴山昌也、為田大貴を両翼に渡邉りょう、平野佑一を前線と中央に配置。逃げ切りを意識しつつ、カウンターからの3点目も狙う形に。
その後、後半最終盤にはパワープレー気味にリスクを冒して攻める名古屋が押し込む時間が続くが、DFジャスティン・ハブナーの投入で後ろを5枚にして専守防衛の構えを見せたホームチームの粘りの守備を崩し切れず。
そして、ブラジル人トリオの活躍で奪った2点を守り切ったC大阪が2カ月半ぶりの連勝達成で7戦無敗とし、暫定ながら4位に浮上した。一方、3試合ぶりのゴールを挙げた名古屋だったが、開幕以来2度目の3連敗となった。
セレッソ大阪 2-1 名古屋グランパス
【C大阪】
レオ・セアラ(前26)
ルーカス・フェルナンデス(後20)
【名古屋】
久保藤次郎(後31)
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内田宅哉
久保藤次郎
倍井謙
吉田温紀
椎橋慧也
野上結貴
山岸祐也
キム・ジンヒョン
奥田勇斗
ハ・チャンレ
レオ・セアラ
上門知樹
ルーカス・フェルナンデス
奥埜博亮
三國ケネディエブス
永井謙佑
パトリック
榊原杏太
カピシャーバ
稲垣祥
柴山昌也
為田大貴
渡邉りょう
平野佑一
ジャスティン・ハブナー
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東京ヴェルディは25日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節でセレッソ大阪と対戦する。サスペンション明けのMF綱島悠斗が、リーグ6戦ぶりの白星へ気合十分だ。 開幕から全試合に出場してきた綱島だが、前々節のヴィッセル神戸戦では2枚のイエローカードを受けてキャリア初の退場。アウェイで行われた前節の川崎フロンターレ戦は出場停止となったなか、スタンドからチームの戦いを見守る形となった。 昨シーズンのホーム前回対戦ではチームが4-5の敗戦を喫したなか、2失点に関与しマッチアップしたFWマルシーニョに苦戦を強いられた結果、前半でベンチに下がる屈辱も味わった。 それだけに「去年のことを考えたら、今年の試合でマルシーニョ選手を完璧に抑えて自信を取り戻したかったというのは正直ありました」と悔しい思いを抱きながらのスタンド観戦だったという。 それでも、ポジティブシンキングで自身の成長にフォーカスする24歳は「自分だったらどこのポジションを取るなというイメージもすることができたので、いい経験だったなと思います」と、ピッチの外からも良い気づきが得られたと語る。 さらに、東京ヴェルディジュニアからアカデミーに在籍した生え抜きは、この試合からサッカー面以外でもプロサッカー選手として感じる部分があったという。 「サッカーの面でいろいろ感じることがありましたけど、自分が一番感じたのはサポーターのありがたさというのをすごく感じました。アウェイでは比較的近いですけど、あれだけのサポーターが集まってくれたのを客観的に見たのが初めてでした」 「やっぱり自分が見ていたころのヴェルディのサポーターの量ではないなというのを改めて感じましたし、彼らを喜ばせる。これからもヴェルディの試合に足を運んでもらうためにも、より多くの試合で勝ち点3に繋げたいなと思っています」 常日頃からファン・サポーターへの熱い想いを語っていたものの、今回の出来事をきっかけにより責任感を増した綱島。今回のホームゲームではそのサポートに報いるべくリーグ6戦ぶりの白星を渇望する。 ここまで16得点16失点と出入りが激しい印象の強い、新生セレッソとの一戦では強力な外国籍選手が並ぶ相手の攻撃陣とマッチアップすることになり、攻撃的なインサイドハーフ2枚への対応を含め守備陣のパフォーマンスは重要となる。 綱島は「フロンターレ戦とはまた違った戦い方になると思いますが、どっちにおいても自分たちのベースというのがすごく重要になる」と、ともにアグレッシブなスタイルを志向するなかで、引き続き球際・切り替え・ハードワークが重要になると主張。 個人としては「前線にクオリティが高い選手を揃えているので、自分たちディフェンスラインの最初の準備だったりは、すごく重要になってくる。いくら強力な外国人選手だとしても、彼らにボールが入らなければ失点することはないですし、そういったところでは常に相手の1つ上を行くようなプレーを選択できればなと思っています」とコメント。 今週のサスペンションの影響で、よりトレーニングに集中できる環境となったなか、森下仁志コーチから重点的に指導を受けた「攻守におけるファーストポジション」を意識しながらクリーンシートを目指す。 一方、チームとしてリーグ3試合連続無得点とリーグワーストタイの7得点にとどまる攻撃の改善に向けては、指揮官も常々指摘するへそを使った攻撃、背後を意識した縦に速い仕掛けのバランスを意識。 その中で「相手が帰陣する前に自分たちの質を上げて、そこで仕留められるようなチームになっていけたらなと思います」 とショートカウンターの質の向上が得点を奪う上でのポイントになると考えている。 また、セットプレーからチームトップの2得点を挙げている188㎝のDFは、MF森田晃樹の復帰で、配球・キープ力に優れる中盤の構成が可能となったなか、後方の選手として前線の選手を活かしながら、自らも得点に絡んでいきたいとゴールへの貪欲な姿勢も示した。 「前線の選手は守備面ですごくハードワークしてくれますし、やっぱりゼロで抑えているのは彼らのおかげだからこそ、攻撃になったときには彼らにペナルティエリアの一番怖いエリアで仕事をしてもらいたい。より多くの回数触ってもらいたいからこそ、ビルドアップでは自分たちが優位性を持って安全に前進して、よりその機会を増やしていきたい」 「(中盤の起用法によって)もちろん1つ前でボールが落ち着けば、自分たちが攻撃参加する時間も増えてくると思いますし、そこのインサイドから中に入っていくというのは、相手にとっても付くのが難しいと思うので、そこのズレを生めるようなプレーをイメージしているからこそ、そういったプレーを出していけたらなと思っています」 アグレッシブな攻防も想定されるなか、東京Vの攻守のキーマンとなりそうな背番号23。フライデーナイトに味スタに集う緑の同士に久々の白星を捧げられるか。 2025.04.24 19:16 Thu3
ヴェルディらしさ全開で手にした6戦ぶり白星…屈辱乗り越えた背番号11も指揮官の起用に応える奮闘
ヴェルディらしさ全開のパフォーマンスで接戦を制し待望のリーグ6戦ぶりの白星を挙げた。 東京ヴェルディは25日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第12節でセレッソ大阪と対戦し、1-0で勝利した。 前節の川崎フロンターレ戦では前々節のヴィッセル神戸戦で出た“戦う”部分をしっかりと示すプレーをみせ、敵地でリーグ最多得点を挙げる上位チームの攻撃を完封。一方で、シュート3本に終わるなど、大胆さやアタッキングサードでの質を欠いて3試合連続無得点。手応えも課題も感じるゴールレスドローに終わった。 その川崎F戦から主に攻撃面の課題にフォーカスして臨んだC大阪戦。立ち上がりは強度とパスワークで上回る相手の勢いを受け、FWチアゴ・アンドラーデにあわやという場面も作られる難しい入りに。 それでも、前半半ばを過ぎて徐々に自分たちのリズムを掴むと、33分にはMF福田湧矢との連携で右サイドの深い位置を取ったMF翁長聖の浮き球のクロスを、ファーに走り込んだMF新井悠太がハーフバウンドの難しいボールを右足ダイレクトシュートで合わせ、プロ初ゴールとなるJ1初ゴールでチームにリーグ4戦ぶりのゴールをもたらした。 1点リードで折り返した後半は立ち上がりに相手GKを潰してのショートカウンターなどで2点目に迫ったが、このチャンスで仕留め切れず。以降は守勢の展開のなかで20分近くを残して交代枠をすべて使って逃げ切り態勢に。FW北野颯太やMF阪田澪哉らに再三の決定的なシュートを打たれたが、守護神マテウスの再三のビッグセーブとピッチ上の11人の献身によってウノゼロで勝ち点3を掴み取った。 引き続き最後の質に課題は残しながらも、シュート意識やゴールへ向かう矢印の大きさを含め攻撃面の意識の変化は顕著だった。 また、昨季好調時に比べてスタメンから交代選手の完璧なバトンリレーには至らずも、指揮官が今季は出し切ってバトンを渡す試合がほぼないと指摘していたなか、この試合ではアクシデンタルな形で早めの交代となったMF齋藤功佑を除き前線を中心にスタメンの選手が持てるものを出し切って仲間に引き継ぐ、際の部分で泥臭く戦うという部分でヴェルディらしさ全開の一戦となった。 同試合後、城福浩監督は追加点を奪い切れなかった課題を口にしながらも、チーム全体で想定していたゲーム展開のなかで、各自がやるべき仕事をこなし狙い通りの形で奪った久々の得点を含め手応えを得た一戦だったと振り返った。 「最初の15分ぐらいはおそらく圧力をかけられるだろうと、ボールを握られる可能性もあると、これは選手とも共有をしていました。インテンシティの高い時間帯のセレッソというのは、圧力のかけ方も収める技術も含めて非常に高いレベルを示していた。できることならば相手陣でやる時間をもう少し増やしたかったですけど、途中から自分たちの時間になることも含めて想定内でした」 「押されているときに失点しなかったというのは非常に大きかった。自分たちの時間がある程度できたなかで、我々が突き詰めている攻撃のやり方で点を取れたということは、非常に大きかった。できることならば、後半の決定的なシーンで2点目を取れれば、もう少し落ち着いた展開になったと思います。非常に個のレベルの高いセレッソさん相手に終盤まで1点リードで最後に何が起こるかわからないような状況になったというのは、自分たちがそうしてしまったこと。反省点としたらいくつかありますけれども、よく最後まで選手が体を張ってゴールを防いでくれたというふうに思います」 また、試合前の時点で注目を集めたのは、川崎F戦で途中出場選手として求めたチームプレーヤーとしてのハードワークを怠り、インアウトという厳しい決断を下したFW山見大登のスタメン起用だった。試合2日後の公開練習では目の色を変えて一つひとつのメニューに懸命に取り組む姿が印象的だったが、日々各選手の機微を見逃さないように意識する指揮官はそのポジティブな変化をやはり見逃さなかった。 山見のスタメン起用の決断に至った流れについて問われた城福監督は、「この前のインアウトだから彼が出たわけではない」と明言。もちろんリバウンドメンタリティに期待した部分はあったものの、常々自身の目で公平に見極めるという部分で背番号11がスタメンに相応しいパフォーマンスを見せていたと説明した。 「彼にとってインアウトというのは本当に屈辱的なことですし、それは彼だけじゃなくて選手にとっては公衆の面前で本当に屈辱を味わうようなことなんだと思います。その視点で見れば、とてもじゃないけど、その決断はなかなかできない。しかも彼はインアウトが初めてではないので」 「ただ、何故に彼にそれをやるかといえば、やはり彼に期待しているからです。いろんなやり方があるかと思いますけれども、期待を寄せる選手の方法論はいろいろあれど、言うべきときや、やるべきときにはしっかりとそれを伝えること。本人がそれをどう受け取って、リバウンドメンタリティをどう示すかと。そこがまた次の伸びしろに、積み重なった土台になっていくというふうに思っています」 「次の日の練習がものすごく大事だというのは、彼にも伝えていましたし、彼は本当に悔しい思いのなかでそれを実行してくれた。この前のインアウトだから彼が出たのではなくて、オフ明けのトレーニングを見たら、誰しも彼が先発と言ってもおかしくないというふうに感じたと思いますしそれこそが大事」 「人間の成長なんていうのは、三歩進んで二歩下がるものなので、願わくば下がってほしくはないですけれども、彼はまたひとつベースが上がってくれたとしたら、このチームにとって非常に大きな戦力になるんじゃないかなというふうに思います」 その指揮官の期待通り、この試合の山見は決定機になりそうな場面でやや力む場面が目立って決定的な仕事には至らなかった一方、70分過ぎにFW染野唯月と交代でピッチを後にするまでチームプレーヤーとして奮闘。 前線からのアグレッシブなプレスや味方を助けるプレスバック、「誰のボールでもないときにアクションを起こす」という課題の部分でも常にアラートにプレー。守備時には新井やMF食野壮磨ら周囲の選手への声掛けも怠らず、ピッチを去る際には体力面も頭の消耗も相当に見えたが、周囲に促されて向かった前節とは異なり、やり切った様子でコーチングエリアの指揮官のもとを訪れてハイタッチをかわし、城福監督もその献身を労った。 決勝点を決めた新井とともに再三のビッグセーブで勝利の立役者となったのは守護神マテウス。 指揮官は会見で「マテウスのビッグセーブが多いというのを我々は望んではいない」と、守護神の仕事が多い展開を歓迎すべきではないとしながらも、「シュートを打つ体勢に入る相手選手のスピードと角度と、自分が出ていく間合いというのはマテウスが持っている真骨頂」。「シュートストップだけではなくて、ゴールから飛び出してアングルを狭くする。あるいはシュートを体に当てるという感覚は、本当に高いレベル。彼の判断力というのは非常に頼もしいものがあります」と、その献身を称えた。 常々、チームに対して多くを要求するブラジル人GKは今季に入って攻撃陣を叱咤激励し続けてきたなか、今回の試合ではチームが奪った虎の子の1点を見事に守り抜くさすがの活躍を披露した。 「チャンスを作った機会というのが多々あったなかで、決め切ることができなかったというところは、もう一度振り返らないといけないですし、このレベルを続けているようだと、J1では勝ち切れない試合というのは増えてくる」と、引き続き攻撃陣の奮起を促す。 その一方で、「11人がしっかり走り切って、ディフェンスのところでも貢献した結果、こういう1-0というゲームで終われた。シュート数のところでいえば、川崎戦と比べれば増えましたし、もちろん1点目のユウタ(新井悠太)のゴールもそうですけど、いいクロスからの得点だったと思うので、そういった部分はポジティブに捉えていい」と、チームのポジティブな部分にも言及。前向きな形で改善に取り組んでいく。 ここ数試合では勝てそうな内容の試合で引き分けに終わるケースが少なくなかったなか、勝ち切った点は今後に向けた好材料だ。 マテウスも「今日の勝利はここからよくなっていく一歩だと思うので、この勝利を意味があるものにするには、ここから勝ち続けないといけない。そういった意味でも次の試合だったり、この先の試合というのは大事になってくるのかなと思います」と、苦しみながらも手にした6試合ぶりの勝ち点3を浮上のきっかけにしたいと語った。 2025.04.26 13:20 Sat4
東京VのMF平川怜、C大阪戦ではアグレッシブな攻防想定「いい守備からいい攻撃に繋げていきたい」
東京ヴェルディのMF平川怜が、アグレッシブな攻防が期待されるセレッソ大阪との一戦へ闘志を燃やす。 現在16位の東京Vは25日、味の素スタジアムで行われる明治安田J1リーグ第12節でC大阪と対戦。2ポイント差で14位に位置する相手とのボトムハーフ対決でリーグ6戦ぶりの白星を目指す。 20日にアウェイで行われた前節の川崎フロンターレ戦は前後半で主導権が入れ替わる展開となったなか、互いに決め手を欠いてのゴールレスドローに終わった。 「一緒にやっていますし良さもわかっているので、マッチアップはすごく楽しみでしたし、改めてやっぱりいい選手だなと思いました」とロアッソ熊本時代にコンビを組んだMF河原創とも見応えのあるマッチアップを披露した平川。 この一戦でも攻守両面で存在感を示したボランチは、「ゲームの入り方としては悪くなかったですし、ああいう空中戦だったり、五分五分のボールを自分たちが勝てたからこそ主導権を握れた部分もあると思うので、それは継続しなければいけない」と、前々節のヴィッセル神戸戦で課題となった球際の勝負での粘りをポジティブに振り返った。 一方、攻撃面ではリーグ3試合連続無得点に加え、川崎F戦でのシュート数は3本にとどまるなど課題は明白。チームとして問題点を改めて確認した上で、個人としてもゴール前に入っていく動き、足を振っていくという部分を改善点として挙げ、さらなる成長を追求していく。 「もっと相手の嫌がるボールを入れていかないといけないですし、質とかタイミングとか、中の入りとか、課題はたくさんあると思いますけど、そこはチームとしても改めて確認した部分でもあるので、次の試合はもっといい形ができるんじゃないかなと思います」 「(個人としては)守備から奪って前に出ていくというところで少し休んでしまう部分が自分もありますし、チームとしてもあるので、そこでもうひと踏ん張りできて、攻撃に繋がればもっといい展開になる」 「シュートはあまり打てていないので、もっとゴール前に入っていったりとか、ミドルシュートも意識しないといけないですし、もっと貪欲にゴールを狙っていきたいです」 その川崎F戦ではMF森田晃樹が約1カ月ぶりに戦列に復帰し、MF齋藤功佑とともにピッチ上で3人の万能型MFが同時共演。開幕直後には平川が途中投入の形で3ボランチに近い役割での同時起用もあったが、この試合では齋藤がシャドーの位置に上がってプレー。新たなオプションとしての期待が高まる。 「試合ごとにポジショニングとかいろいろ話し合っているので、毎試合毎試合変化を加えて良くなってきていますし、自分の動きもまだ課題があるなかで、もっと良くなると思っています」と、連携面の向上を実感する背番号16もその新たなオプションを前向きに捉えているという。 「前に行けるし、後ろでももらえるという選手たちだと思うので、ローテーションしながら攻撃できれば、相手も捕まえづらい。クオリティは上がると思うので、そこでゴールに繋がるシーンが増えていけばいい形になると思っています」 前節で得た手応えと課題、新たな化学変化への期待を胸に臨むC大阪戦。新体制移行で、よりアグレッシブさを前面に押し出し、得点も失点も多い出入りが激しい相手とのホームゲームに向けて平川は「アグレッシブな展開」な展開を予想。 自分たちのスタイルをやり切って、アグレッシブさで上回りたいと意気込んだ。 「(C大阪は)クオリティもありますし走力もあると思うので、お互いそういう志向のチームでアグレッシブな展開になると思います。自分たちとしては決してやりにくい相手ではないと思うので、しっかりいい守備からいい攻撃に繋げていきたいです」 「落ち着くようなゲーム展開になるとはあまり思ってないので、自分たちが仕掛けて激しい攻防が増える気がしています。守備のルーズさとかは多分あると思いますし隙もあると思うので、そこで自分たちが隙を突いて得点を奪えれば、これから乗っていけるんじゃないかなと思っています」 2025.04.24 17:00 Thu5