スパルタMF斉藤光毅がオランダメディアの選ぶ年間ベストイレブン入り「ディフェンダーを毎週悩ませていた」、最多は王者PSVで6名

2024.05.21 14:10 Tue
斉藤光毅はケガで離脱する期間もあったがシーズンを通して脅威に
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斉藤光毅はケガで離脱する期間もあったがシーズンを通して脅威に
スパルタ・ロッテルダムのU-23日本代表MF斉藤光毅がオランダ『AD』のベストイレブンに選出された。2023-24シーズンのエールディビジも終了。PSVが圧倒的な強さで優勝を掴み取り、日本代表FW上田綺世が所属するフェイエノールトが2位に入り、来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)の出場権を確保した。

その他、日本代表DF菅原由勢が所属するAZが4位でヨーロッパリーグ(EL)行き。日本代表FW小川航基、MF佐野航大が所属するNECナイメヘンは6位、そして斉藤と三戸舜介が所属するスパルタ・ロッテルダムは8位となり、7位のユトレヒト、8位のゴー・アヘッド・イーグルスとのプレーオフでカンファレンスリーグの2次予選の出場権を懸けて戦うこととなる。
そんな中、シーズンを通したレーティングをもとに、基本的には22試合以上のリーグ戦に出場した『AD』が2023-24シーズンのベストイレブンを決定。斉藤が左ウイングとして選出されることとなった。

斉藤は「6.33」の平均採点で、今シーズンはハムストリングを痛めてシーズン途中に3カ月ほど離脱。それでも、エールディビジで21試合に出場し3ゴール5アシストと大きく成績は残していないが、「時折見せる独特のアクションでディフェンダーを毎週悩ませていた」と高く評価されていた。
なお、その他は優勝したPSVからは6名が受賞。フェイエノールトが3人、トゥベンテが1人となっている。

また、菅原は惜しくも届かず、ルシャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト)が右シドバックに選出されていた。

◆オランダ『AD』選出のベストイレブン

GK
ワルテル・ベニテス/PSV(6.62)
DF
ルシャレル・ヘールトライダ/フェイエノールト(6.63)
セルジーニョ・デスト/PSV(6.74)
ミーズ・ヒルハース/トゥベンテ(6.38)
ダビド・ハンツコ/フェイエノールト(6.92)
MF
イェルディ・スハウテン/PSV(6.98)
マッツ・ヴァイファー/フェイエノールト(6.57)
ジョエイ・フェールマン(/PSV6.79)
FW
ヨハン・バカヨコ/PSV(6.25)
ルーク・デ・ヨング/PSV(6.74)
斉藤光毅/スパルタ・ロッテルダム(6.33)

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今季からQPRでプレーするMF斉藤光毅が移籍後初ゴールをマークした。 昨夏のパリ・オリンピックでは若き日本代表の10番として戦った斉藤。21日に敵地で行われた第28節のハル・シティ戦もベンチスタートと5試合連続で出番をうかがう一戦だったが、結果を出した。 QPRが64分に先制し、迎えた70分、57分から出場した斉藤は敵陣左サイド深くのボールに追いつくと、ゴールに向かってドリブル。対面の相手を抜き去って突き進み、そのまま右足を振り抜いた。 角度ほぼなしのところから放たれたシュートだったが、相手GKの反応も追いつかないスピードでゴールマウスへ。今季公式戦にして30試合目の出場で待望の初ゴールとなった。 その後、QPRは相手にもスーパーなミドルを許して、無失点勝利こそ逃したものの、2-1で逃げ切り。4連勝で5試合無敗としている。 ちなみに、イギリスの地元メディア『West London Sport』はチーム最高タイの8点をつけ、称賛の言葉を送る。 「この日本人ワイドマンにとってこれまでで最高のカメオ出演。QPRでの初ゴールは見事なもので、左サイドのタッチライン付近から相手を軽々と抜き、鋭角からゴールマウスの天井にシュートを決めた。素晴らしい」 <span class="paragraph-title">【動画】斉藤光毅がほぼ角度なしから強烈ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="vNq7UF8iJOU";var video_start = 90;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.22 11:05 Wed

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クワラツヘリアを失ったナポリ、PSVのウインガーに40.4億円を提示も完全拒否

パリ・サンジェルマン(PSG)にジョージア代表FWクヴィチャ・クワラツヘリアが移籍したナポリ。穴埋めを目指す中でPSVのオランダ代表FWノア・ラング(25)を目指している。 左ウイングを主戦場とするノア・ラング。アヤックスの下部組織出身で、トゥベンテやクラブ・ブルージュでプレーし、2023年7月からPSVでプレー。PSVでは公式戦45試合に出場し11ゴール10アシストを記録。左ウイングを補強したいナポリが目をつけることとなった。 クワラツヘリアは約7000万ユーロ(約113億1000万円)の移籍金でPSGへと移籍した中、ラングにもオファー。オランダ『AD』によると、PSVに2500万ユーロ(約40億4000万円)を提示したとされるが、PSVは完全に拒否したという。 ラングはナポリ行きを望んでいるともされるが、無理に退団を目指すことはないとのこと。ナポリはマンチェスター・ユナイテッドのアルゼンチン代FWアレハンドロ・ガルナチョも狙っているとされるが、残りの少ない時間で補強は成功するだろうか。 2025.01.29 23:35 Wed
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ここ4シーズンで3度目の対戦となるPSV戦を前にアルテタ監督は選手たちに奮起を促す「明らかに違ったエネルギーが生まれる試合」

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