佐野航大 Kodai SANO

ポジション MF
国籍 日本
生年月日 2003年09月25日(20歳)
利き足
身長 176cm
体重 68kg
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フェイエノールトがNECナイメヘンを下し14度目のカップ王者に! 上田綺世は初タイトル、小川航基&佐野航大も出場【KNVBベーカー】

21日、オランダでKNVBベーカーの決勝が行われ、フェイエノールトとNECナイメヘンが対戦。1-0でフェイエノールトが勝利し、見事カップ戦を制した。 フェイエノールトはこれが14回目の優勝。2017-18シーズン以来6シーズンぶりの優勝となった。 エールディビジで2位につけるフェイエノールトと、6位につけるNECの対戦。共に日本人選手を擁しており、フェイエノールトの日本代表FW上田綺世はベンチスタート。NECの日本代表FW小川航基とMF佐野航大は共に先発出場した。 試合は上位対決らしくハイレベルな戦いに。NECは29分に縦パスをボックス内で受けた小川がフリックする形になると、チャロン・チェリーが豪快に蹴り込み先制かと思われた。しかし、これはチェリーがオフサイドポジションにいたため、ゴールは認められない。 ゴールが生まれないまま後半に入ると、59分にスコアが動く。 フェイエノールトはカルヴァン・ステングスがスルーパスを出すと、ボックスない右で受けたサンティアゴ・ヒメネスが反転して折り返し、最後はイゴール・パイシャオンがダイレクトシュート。右ポストを叩いたボールがラインを越えて先制となった。 先制ゴールにはパブリックビューイング会場も大きく沸き上がり、熱狂を生んだ中、70分には右サイドのFKからパイシャオンが詰めるもこれはオフサイドで取り消しとなる。 フェイエノールトは73分にヤンクバ・ミンテが2枚目のイエローカードをもらい退場に。20分程度を数的不利な状況で戦うことに。上田は75分から途中出場すると、チームはそのまま逃げ切り見事に1-0で勝利。カップ王者に輝いた。 <span class="paragraph-title">【動画】フェイエノールトがカップ制覇!NECナイメヘンとの戦いを制する</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="f0VEtABQz2Q";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】上田綺世がジャハンバフシュとトロフィーを掲げる</span> <span data-other-div="movie2"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ht" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/CupWinner2024?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#CupWinner2024</a> <a href="https://t.co/R93cbW9q0g">https://t.co/R93cbW9q0g</a> <a href="https://t.co/xmZfOyXSSv">pic.twitter.com/xmZfOyXSSv</a></p>&mdash; Feyenoord Rotterdam (@Feyenoord) <a href="https://twitter.com/Feyenoord/status/1782157544653230415?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.22 10:25 Mon

120年越しの初優勝へ…NECナイメヘン小川航基&佐野航大が挑むアドレナリン全開のKNVBベーカー決勝戦

NECナイメヘンのロジャー・マイヤー監督が、「クラブ史上最大の一戦」に向けて意欲だ。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 今季から日本代表FW小川航基、そしてMF佐野航大が所属するオランダ1部・エールディビジのNECナイメヘン。 加入後すぐにセンターフォワードの定位置を掴んだ小川は、エールディビジで27試合10得点を記録し、直近の第30節ズウォレ戦では2得点。KNVBベーカー(国内カップ戦)は4戦連発の4試合4得点により、同大会得点ランキング2位タイだ。 J2ファジアーノ岡山から渡欧の若武者佐野は、序盤戦こそバックアッパー要員も1月中旬より定位置を奪取し、公式戦16試合連続で先発出場中。エールディビジ6試合連続フル出場中のなか、第27節PSV戦では1得点で勝利に貢献…今季リーグ戦で唯一、首位PSVに黒星をつけたのがNECだ。 さて、そんなNECは、過去に2部リーグを2度、3部リーグを1度制覇した以外にタイトル獲得経験のない、いわば中堅以下のクラブ。そんな彼らは今季、リーグ戦でPSVから金星を挙げただけでなく、KNVBベーカー決勝戦まで駒を進めている。 21日に、対戦相手は日本代表FW上田綺世も所属の昨季エールディビジ王者・フェイエノールト。19世紀ラストの1900年11月に創立されたNECは、勝てばオランダ・トップディビジョンでの初タイトルとなる。 会場はフェイエノールトの本拠地デ・カイプとあって、完全アウェイが待ち受けているNEC。 とは言え、クラブ史に残る“初タイトル”を目指す彼らがエネルギーに満ち溢れているのは想像に難くなく、就任4季目のマイヤー監督も17日、「クラブがこれほど注目された過去を私は知らない。少なくとも私にとってはサッカー人生最大のゲームだ」と、アドレナリンの放出を抑えられない。 NECは17日、21日のフェイエノールト戦に先立ち、前日20日に行われる本拠地でのチーム練習をファンに完全公開すると発表。ドイツとの国境にも近い人口18万人のオランダ東部ナイメヘンから、西部の世界都市ロッテルダムへ遠征に向かうチーム一行へのサポートを呼びかけた格好だ。 小川と佐野は渡欧1年目でいきなりタイトル獲得なるか…もしもフェイエノールトに勝つようなら、主軸として活躍する2人はクラブ史に刻まれる「Koki Ogawa」「Kodai Sano」となる。 ◆NECのvsフェイエノールト(直近3シーズン) ---23-24--- 2024.1 リーグ戦 2-2(引き分け) ---22-23--- 2023.2 KNVBベーカー 4-4&PK7-8(敗戦) 2023.1 リーグ戦 0-2(敗戦) 2022.10 リーグ戦 1-1(引き分け) ---21-22--- 2022.1 リーグ戦 1-4(敗戦) 2021.9 リーグ戦 3-5(敗戦) 2024.04.18 14:10 Thu

“悪夢の0-6”で「人生最悪の一週間」…でもアヤックスはフェイエノールトを応援? EL出場権懸けた小川&佐野NECとの攻防

アヤックスのU-21オランダ代表MFケネス・テイラーが、“悪夢の0-6”を振り返った。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 アヤックスは14日、オランダ1部・エールディビジ第30節でトゥベンテと対戦。31分に先制されるも、59分にブライアン・ブロビーが同点弾、81分にステーフェン・ベルフワインが逆転PK弾を決め、2-1で勝利を飾った。 そんなアヤックスだが、昨季から過渡期に突入し、今季も一時は2部リーグ降格圏に足を踏み入れるほど低迷。その後持ち直すも、前節ライバルのフェイエノールトに0-6と惨敗を喫した。 名門らしからぬ戦いぶりに全世界がショックを受けたわけで、それは当事者も同じ。トゥベンテ戦後に“悪夢の0-6”を振り返ったのは、近い将来の欧州5大リーグ行きも見据えるホープ、21歳テイラー。個人レベルでも大きな挫折だったようだ。 「言うまでもなく、今日(トゥベンテ戦)のテーマは、あの試合(フェイエノールト戦)からの立ち直りをアピールすることだった…。人生で最も酷く落ち込んだ日になったし、先週一週間は人生で最も暗い一週間だったんだ…」 一方で、アヤックス陣営にとってしばらくは思い出したくもない「フェイエノールト」だが、21日に小川航基&佐野航大が所属するNECナイメヘンとのKNVBベーカー(カップ戦)決勝があり、ここでフェイエノールトが勝てば、アヤックスは恩恵を受けることになる。 すでに来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を確保しているフェイエノールト。NECに勝てば、本来ならKNVBベーカー王者に付与されるヨーロッパリーグ(EL)出場権(予選プレーオフなし)が、リーグ5位に代替付与されることとなり、現状その5位につけているのがアヤックスなのだ。 テイラーはこの件について「そうだね…奇妙な状況だし、目も背けたい。けど、フェイエノールトが勝てば事実として僕らの利益になる可能性が高い。より高い欧州の舞台に立つのは僕たちの目標だ」とコメントする。 NECは現状リーグ6位。5位アヤックスとの勝ち点差は「1」となっている。23-24シーズン最佳境はオランダに目を向け、アヤックスと小川&佐野NECのEL出場権を巡る攻防に注目してみるのもいいかもしれない。 2024.04.15 11:40 Mon

小川航基&佐野航大が加入で上昇気流? 記録的なシーズンを送るNECナイメヘン

NECナイメヘンが記録的なシーズンを送っている。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 エールディビジのNECは日本代表FW小川航基&MF佐野航大が今季から所属。小川は加入当初から1トップのファーストチョイスを掴み、ここまで公式戦12得点。年明けから定位置奪取の佐野はリーグ戦12試合連続で先発出場中だ。 そんなNECだが、オランダ代表の元正守護神であるGKイェスパー・シレッセン、またアヤックスで中軸を担った世界的フリーキッカー、元デンマーク代表MFラッセ・シェーネら味わい深い役者も揃っており、好調な23-24シーズンを送る。 7日には第29節でフィテッセを3-0と下し、アヤックスを抜いて5位に浮上。ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得となる4位とは勝ち点「6」差だ。 また、フィテッセ戦の3得点により、今季リーグ戦累計57得点に達したNEC。これは10-11シーズンのクラブ記録と並ぶ数字であり、残り5試合で新記録を樹立することが確実となった格好だ。 22日にはKNVBベーカー(国内カップ戦)決勝でフェイエノールトと対戦するNEC。実は過去に2部リーグを2度、3部リーグを1度制した以外にタイトル獲得経験がなく、フェイエノールトに勝てばエールディビジでの初タイトルとなる。 日本人選手2人の加入とともに上昇気流に乗ったNECだ。 2024.04.09 15:35 Tue

「信頼されてる」「楽しそう!」小川航基、地元のライバル相手の勝利をスタジアム外でサポーターと喜ぶ自撮りが話題

NECナイメヘンの日本代表FW小川航基の喜ぶ姿が話題となっている。 7日、NECはエールディビジ第29節でアウェイでフィテッセと対戦した。 最下位に沈むチームとの対戦。同じヘルダーラント州のライバルとの試合には小川、そして佐野航大が先発出場を果たした。 試合は前半こそ得点が生まれなかったものの、後半に3ゴールを記録したNECが勝利。前々節はPSVの無敗を止めるなど好調を維持しており、5位に浮上している。 この試合ではゴールはなく、途中交代した小川。そんな中、NECの公式X(旧ツイッター/@necnijmegen)が試合後の様子をアップ。ライバル相手の勝利をサポーターと喜びを分かち合う小川の様子が見られた。 スタジアムの外に大勢集まったサポーターの前で喜びを露わにしている小川。地鶏でサポーターと共に勝利を喜ぶ姿が話題だ。 ファンも「信頼されているのがわかる」、「元気そうだな」、「楽しそう!」とコメントが集まっている。 <span class="paragraph-title">【動画】ライバル粉砕のNEC、小川航基が自撮りでファンと勝利を祝福</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/VITNEC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#VITNEC</a> 0-3 <a href="https://t.co/YgHVqlTt5l">pic.twitter.com/YgHVqlTt5l</a></p>&mdash; N.E.C. Nijmegen (@necnijmegen) <a href="https://twitter.com/necnijmegen/status/1776991893764653558?ref_src=twsrc%5Etfw">April 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.08 10:05 Mon

34歳シレッセンがオランダ代表復帰に意欲、小川航基ら所属のNECで奮闘する元バルセロナ守護神「まだ燃えたぎっている」

NECナイメヘンのGKイェスパー・シレッセン(34)がオランダ代表復帰に意欲をみせた。オランダ『Voetbalpremiur』が伝えている。 オランダ代表通算65キャップを誇るシレッセン。マールテン・ステケレンブルフ氏からオランイェ正守護神の座を受け継ぎ、2014年のブラジルW杯で3位入賞を果たした功績がよく知られる。 しかし、18年ロシアW杯は欧州予選で敗退…その後も正守護神の座を守っていたが、当時ラ・リーガはバルセロナとバレンシアで不遇だった男は、20年秋のケガから次第に序列が低下。22年カタールW杯にその姿はなかった。 結局、昨年3月を最後にオランダ代表から完全フェードアウト。それでもクラブレベルでは小川航基&佐野航大も所属するNECで安定感を維持しており、オランダ代表復帰が目標だと明言する。 「自分の中にまだ、何か燃えたぎるものがある。年齢?たかだか来月(4月)で35歳だよ。全然まだまだ続けられるし、この間の代表ウィーク前には、オランイェのGKコーチからも連絡が来た。僕の近況を聞きたかったみたいだ」 3月30日のPSV戦後に、オランダ代表側から久々に接触があったと満面の笑みで明かしたシレッセン。NECはこの一戦、佐野の決勝ゴールで首位PSVに逆転勝利を収め、シレッセンもPKセーブの大活躍を披露した。 絶対的な存在のいないオランダ代表GK陣。ユーロ2024本大会でのシレッセン復帰...可能性は少なからずあるだろう。 2024.04.03 15:00 Wed

NEC佐野航大がPSVの連続無敗止める逆転ゴール! 小川航基欠場試合で大仕事

佐野航大と小川航基を擁するNECナイメヘンがエールディビジで大金星だ。 6位につけるNECは30日の第27節で首位のPSVとホームで対戦。小川がメンバー外となるなか、佐野はトップ下でフル出場し、大仕事をやってのけた。 20分にリードを許したNECだが、43分のPKで追いつくと、佐野が49分に逆転弾。メース・フーデマーカースのシュートを相手GKが弾いたところを詰めた。 今季の佐野にとって3月2日に行われた第24節以来の公式戦3ゴール目でひっくり返したNECは63分にダメ押し。3-1の逆転勝ちで、2試合ぶりの白星を掴んだ。 なお、PSVはこれが今季のリーグ戦初黒星。リーグ戦での敗北は昨年1月24日のエメン戦以来となった。 <span class="paragraph-title">【動画】NEC佐野航大がPSV撃破の逆転弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="nl" dir="ltr"><a href="https://twitter.com/hashtag/NECPSV?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#NECPSV</a> 3-1 <a href="https://t.co/3DtRcjXjKD">pic.twitter.com/3DtRcjXjKD</a></p>&mdash; N.E.C. Nijmegen (@necnijmegen) <a href="https://twitter.com/necnijmegen/status/1774211775187022031?ref_src=twsrc%5Etfw">March 30, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.03.31 13:05 Sun

NEC小川航基の今季12ゴール目はCKからの先制ヘッド! リーグ戦では5試合ぶりの一発に

NECナイメヘンFW小川航基が今季の公式戦12ゴール目をマークした。 エールディビジ7位のNECは10日の第25節で9位のヘーレンフェーンとホームで対戦。小川と佐野航大が揃って先発した一戦を2-0の勝利で飾り、3連勝の4戦負けなしで6位に浮上している。 前半こそ0-0だったが、67分に右CKのキックに反応した小川が中央からニアに動きをつけて相手のマークをずらすと、ヘッド。リーグ戦5試合ぶりの8ゴール目でチームを先制に導いた。 この一撃でリードしたチームはその1分後に追加点を奪って突き放すと、守りでも2試合ぶりのクリーンシートでシャットアウト勝利。小川は82分までプレーし、佐野はフル出場した。 2024.03.11 08:40 Mon

まずはパリ五輪、そしてA代表で兄・海舟超え目指せ!20歳の成長株・佐野航大の可能性/佐野航大(NECナイメヘン)【新しい景色へ導く期待の選手/vol.35】

3月のインターナショナルマッチデー(IMD)がいよいよ目前に迫ってきた。 1〜2月のアジアカップ(カタール)で8強止まりに終わった森保一監督率いる日本代表は、21日、26日に2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア2次予選・北朝鮮とのホーム&アウェー2連戦に挑む。日本中を失望させた大舞台から彼らがどう再起するのか。そこは大いに注目されるところだ。 一方、大岩剛監督率いるU-23日本代表は22日と26日にU-23マリ、U-23ウクライナとテストマッチを消化。4月に迫っているパリ五輪アジア最終予選を兼ねたAFC U-23アジアカップ(カタール)に向けた最終調整を進めることになる。 後者に関して言うと、4月の最終予選がIMDでないため、欧州組の拘束力はない。現時点では鈴木唯人(ブレンビー)、小田裕太郎(ハーツ)、鈴木彩艶(シント=トロイデン)、の招集が不可能と見られ、斉藤光毅と三戸舜介(スパルタ・ロッテルダム)も微妙と言われる。 彼らと同じ欧州組の佐野航大(NECナイメンヘン)もシーズン中ということで、チームが代表合流を認めるかどうかは未知数だが、最近の成長ぶりは目を見張るものがある。 昨夏に赴いたNECでは1月20日のトゥエンテ戦からリーグ7試合連続出場中(3月1日のフォレンダム戦時点)。しかも2月27日のKNVBカップ準決勝・カンピュール戦と1日のフォレンダム戦で連続ゴールをゲット。チームを勝利に導く原動力となっているのだ。これだけのインパクトを残しているとなれば、「パリ五輪経由2026年W杯行き」も現実味を帯びてきたと見てよさそうだ。 20歳の佐野航大はご存じの通り、アジアカップメンバーの佐野海舟(鹿島)の実弟。昨年4月のU-20W杯(アルゼンチン)に参戦し、注目度の高かった松木玖生(FC東京)や熊田直紀(ヘンク)以上に活躍。「日本で一番目立った選手」とも言われ、将来への期待も高まった。 「カテゴリーは落ちますけど、やっぱりW杯だったんで、本当に異様な空気感の中で戦いだった。球際やキワの部分の激しさもすごく感じました。そこで自分のやりたいプレーを出せたという自信はあります。でも、日本に帰ってきてからはプラスの方向に持って行けていない。強度やスピード感はJ2の方があると感じるので、そういうところに左右されないようにやらないといけない。もっと実力をつけないといけないかなと思います」とオランダに赴く直前の昨年7月末、彼はしみじみとこう語っていた。 より高みを目指して、早い段階での渡欧を決断。最初はNECでなかなか出番を得られなかったが、両ウイングやトップ下、ボランチやインサイドハーフなど中盤をマルチにこなせる能力を買われたのだろう。ウインターブレイク明けからは完全に主力に定着している。佐野航大より少し早くNECの一員になった小川航基のサポートも大きいのかもしれない。 ドイツで活躍した岡崎慎司(シント=トロイデン)も「自分も欧州最初にクラブだったシュツットガルトに高徳(酒井=神戸)がいて、次のマインツにも日本語の喋れるパク・チュホと意思疎通できるク・ジャチョル(済州ユナイテッド)がいたから本当に助かった」とと語っていたことがあるが、やはり当時19歳の若者にとっては日本人同士で共闘できる環境は大きかったのだろう。 「自分は攻撃の部分を得意としてるので、もっと守備や強度の部分っていうのを磨いていかないといけない。J2で戦っていても、そこは本当に反省点だと思うし、もっとやっていきたいですね」 渡欧前の本人は課題を口にしていたが、デュエルやボール奪取、寄せの激しさという部分は間違いなくオランダでレベルアップしたと言っていい。ボランチで出場したカンブール戦ではそういった印象を色濃く残した様子。相手がオランダ2部の格下だったとはいえ、屈強で大柄な相手と対峙しても互角以上に行けるようになったのは事実だ。 そういったタフさは今後、日の丸をつけて世界舞台で戦ううえで必要不可欠な要素。しかも複数ポジションを難なくこなすユーティリティ性は招集人数が限られている五輪のような大会にはもってこい。そのためにも、何とか3月のマリ、ウクライナ2連戦には滑り込みたいところ。大岩監督の判断が大いに気になる。 最終的にはA代表入りし、兄・海舟を超えていくことが本人の目指す領域。すでに兄より一足先に欧州の舞台に進出している佐野航大にはそのチャンスが少なからずある。 「お兄ちゃんの試合は本当に勉強になるし、自分は守備が苦手なので、お兄ちゃんから学べることっていうのは沢山ある。お兄ちゃんが上で引っ張ってくれてるっていうのが自分にとってはすごくいい刺激になってて、あそこに追いついて追い越さないと、自分は日本代表だったり、世界に行けない。僕らはそういう関係なのかなと思います」 常に兄の背中を追いかけているという佐野航大。2人揃ってブレイクし、日本代表をリードするようになっていければ理想的。まずはU-23日本代表入りという力強い一歩を踏み出し、成長曲線を一気に引き上げてほしいものである。 <hr>【文・元川悦子】<br/><div id="cws_ad">長野県松本市生まれ。千葉大学卒業後、夕刊紙記者などを経て、94年からフリーのサッカーライターとなる。Jリーグ、日本代表、海外まで幅広くフォローし、日本代表は特に精力的な取材を行い、アウェイでもほぼ毎試合足を運んでいる。積極的な選手とのコミュニケーションを活かして、選手の生の声を伝える。 <span class="paragraph-title">【動画】佐野航大がエールディビジ初ゴール! 右足一閃</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LXrKsVaMbqk";var video_start = 162;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.10 12:30 Sun

NECの佐野航大がリーグ戦でも初得点!鮮やか連係からの一振りでカップ戦に続き公式戦2試合連発

NECナイメヘンのMF佐野航大が、リーグ戦でも初ゴールをマークした。 昨年8月にファジアーノ岡山からNECへ加入し、自身初の海外挑戦を果たした佐野。2月27日のKNVBカップ準決勝カンブール戦では加入後初ゴールを挙げ、NECの1999-00シーズン以来となる決勝進出へ貢献していた。 1日にはエール・ディビジでの初得点も記録。アウェイで行われた第24節フォレンダム戦に先発出場し、1-0とリードして迎えた31分に追加点を挙げる。 中盤右寄りでボールを保持しながら機をうかがうNECは、三角形の立ち位置を作った鮮やかパスワークでバイタルエリアまで侵入すると、ボックス手前右で受けた佐野は、ポケットまで持ち出して右足のフィニッシュ。DFの股を抜くグラウンダーのシュートを対角へと突き刺した。 年明けからスタメン出場が続いていた佐野は、リーグ戦出場14試合目にして待望の初ゴール。明確な数字を残した。佐野は73分まで出場し、小川航基は67分から途中出場している。 GKミオ・バックハウス(長田澪)から5得点を奪ったNECは、5-2で快勝。暫定6位に浮上した。 <span class="paragraph-title">【動画】佐野航大がエールディビジ初ゴール! 右足一閃</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="LXrKsVaMbqk";var video_start = 162;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.03.04 12:55 Mon
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2023年8月17日 岡山 NEC 完全移籍
2022年2月1日 岡山 完全移籍