スパチョークが技ありゴールもここまで無失点のタイが2失点…石井正忠監督のタイは敗退、ウズベキスタンがベスト8進出【アジアカップ2023】

2024.01.30 22:25 Tue
決勝ゴールを決めたファイズラエフ
Getty Images
決勝ゴールを決めたファイズラエフ
30日、アジアカップ2023・ラウンド16のウズベキスタン代表vsタイ代表がアル・ジャヌーブ・スタジアムで行われ、2-1でウズベキスタンが勝利した。グループBを2位で通過したウズベキスタンとグループFを2位で通過したタイの一戦。石井正忠監督監督が率いるタイは北海道コンサドーレ札幌のMFスパチョーク・サラチャートはベンチスタートとなった。

タイはグループステージで無失点を誇った中、ウズベキスタンは立ち上がりから押し込んでいく展開に。18分にウズベキスタンはビッグチャンス。オストン・ウルノフが左サイドからカットイン。ヤロルディン・マシャリポフがワンツーのリターンに浮き球を送るが、シュートまでいけない。
徐々に押し込む時間が長くなるウズベキスタンは20分にもチャンス。波状攻撃を仕掛けると、こぼれ球をボックス内でウルノフがシュートも枠を外してしまう。

26分にもウズベキスタン。左からのクロスを受けたウルノフは2人をボックス内で相手にしながらも反転シュート。しかし、GK正面に飛んでしまう。
タイは防戦が続く状況。それでも細かいパス交換、ダイレクトパスで前進していきながらウズベキスタンゴールを虎視眈々と狙っていく。

それでもウズベキスタンペースで進んだ試合は、37分にスコアが動く。ディヨル・ホルマトフが浮き球のパスを背後に送ると、ボックス内右でティーラトン・ブンマタンの裏を取ったアジズベク・トゥルグンボエフがジャンプしながら胸トラップ。そのままハーフボレーで叩き込み、ウズベキスタンが先制する。

ウズベキスタンペースで終えた前半。後半に向けてハーフタイムにタイは2枚替え。北海道コンサドーレ札幌のMFスパチョーク・サラチャートが起用された。

すると58分にそのスパチョークが結果を残す。敵陣に入ったところでボールを奪うと、ティーラトンとのワンツーで相手を外して抜け出す。するとドリブルで持ち上がり、スパチャイ・チャイデとワンツー。ボックス手前から右足を振り抜くと、大きく巻いたミドルシュートが決まり、タイが同点に追いつく。

追いつかれたウズベキスタンだったが、65分に勝ち越しに成功。ボックス付近でパスをつなぐと、ヤロルディン・マシャリポフのパスを受けたアボスベク・ファイズラエフがターンしてシュート。これが決まり、ウズベキスタンが勝ち越しに成功する。

タイはなんとか追いつきたいなか、アディショナルタイムは7分。93分にはティーラトンの左サイドからのクロスからパンサ・ヘムイブーンがボックス内でヘッド、僅かに枠を越えていく。

最後までウズベキスタンは凌ぎ切り試合終了。タイはここで敗退、ウズベキスタンがベスト8に進出。王者カタール代表と準々決勝で対戦する。

ウズベキスタン代表 2-1 タイ代表
【ウズベキスタン】
アジズベク・トゥルグンボエフ(37分)
アボスベク・ファイズラエフ(65分)
【タイ】
スパチョーク・サラチャート(58分)


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