古巣戦ヴラホビッチ温存など戦略的采配が裏目に… ユーベ指揮官「次戦を意識した」

2022.09.04 18:54 Sun
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ユベントスマッシミリアーノ・アッレグリ監督がフィオレンティーナ戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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ユベントスは3日、セリエA第5節でフィオレンティーナと対戦。9分にポーランド代表FWアルカディウシュ・ミリクのゴールで幸先よく先制するも、29分に同点とされる。41分にはPKを献上したが、シュートはポストに弾かれて命拾い。だが、勝ち越し点を奪うことはできず、1-1のドロー決着となった。この結果、ユベントスは開幕から2勝3分に。黒星こそないものの、ドローが3つに連勝は未だなしと、今ひとつ波に乗り切ることができていない。アッレグリ監督は試合後のインタビューで、ゲーム展開に苦言を呈しながらも、結果には満足しているとも述べた。
「フィオレンティーナの高い最終ラインを利用して、もっとうまくカウンター攻撃を仕掛けられたかもしれないが、前半のうちに勝利を決定づけるべきだったと言える。我々はメンタリティの向上が必要なのだろう。だが、今日の結果には満足しているよ」

また、同点で迎えたハーフタイムにアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを下げたほか、エースのセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホビッチを最後まで起用しなかった采配についても言及。ミッドウィークに迎えるチャンピオンズリーグ(CL)初戦を見据えたものだったと説明した。
「後半の劣勢? 私はディ・マリアとレアンドロ・パレデスを下げ、ファビオ・ミレッティニコロ・ファジョーリをプレーさせた。後半に戦力を落とすことは至って普通のことだが、フィオレンティーナとのアウェイゲームでは敗戦につながる可能性があるね。だが、我々は5試合連続で勝ち点を積み上げることができた」

「今日はヴラホビッチを休ませた。彼はこれまでたくさんプレーしてきているからね。スターターのディ・マリアとアレックス・サンドロも今日のプレー時間を抑えたかった。だが、ミリクはピッチに残すことにした。パリ・サンジェルマン(PSG)戦をうまく戦いたいと考えている」

6日に行われるCLのグループステージ初戦、PSG戦を睨んだ采配だったと明かしたアッレグリ監督。対戦相手やその時々のチーム状況に合わせて選手を使い分けるのは同監督が得意とする手法だ。しかし、フィオレンティーナ戦ではディ・マリアを下げた後半に劣勢を強いられ、消化不良に感じたユーベファンも多かったのではないだろうか。

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