南野拓実不出場のモナコがCL初黒星…ディ・マリア圧巻2アシストのベンフィカに逆転負け【CL】

2024.11.28 07:20 Thu
モナコが今季CL初黒星
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モナコが今季CL初黒星
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第5節、モナコvsベンフィカが27日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、アウェイのベンフィカが2-3で逆転勝利した。なお、モナコのFW南野拓実はベンチ入りも出場機会はなかった。

ここまで3勝1分けの無敗で3位に躍進するモナコは、19位に沈むポルトガル屈指の名門ベンフィカとのホームゲームに臨んだ。直近のスタッド・ブレストを3-2で競り勝ったチームでは日本代表帰りで温存された南野のスタメン復帰が予想されたものの、この試合ではベンチスタートとなった。

比較的オープンな入りとなった試合はベンフィカのアンヘル・ディ・マリアのファーストシュートを皮切りに、モナコもベン・セギル、ザカリアと際どいシュートを放っていく。
ゴールを匂わせる展開通り、試合は早い時間帯に動く。13分、自陣左サイドでのコンビネーションプレーで見事にプレス回避したモナコは右で大きな展開を受けたヴァンデウソンがボックス内に持ち込んで右足シュート。これはGKトルビンにはじかれるが、ファーへのこぼれをゴロビンが丁寧に折り返すと、最後はベン・セギルが右足ワンタッチで押し込んだ。

早々にビハインドを背負ったベンフィカも、失点後は素早いリアクション。右サイドのディ・マリア、バーのコンビを軸に幾つか良い崩しを見せるが、最前線のパヴリディスへのラストパスが合わない。
前半半ばから終盤にかけてはベンフィカペースで試合が進む。遅攻の局面では苦戦が続くが、37分には相手の軽率なバックパスをかっさらったディ・マリアにGKと一対一のビッグチャンスが舞い込む。しかし、ここはGKマイェッキのビッグセーブに遭う。以降もアクトゥルコールらに決定機が訪れたものの、モナコの守備陣が耐え切って前半を終えた。

後半は開始直後にモナコがエンボロの右ポスト直撃のシュートでゴールに迫ったが、先にゴールをこじ開けたのはベンフィカだった。48分、DFカイオ・エンヒキの不用意なGKへのヘディングでのバックパスを狙っていたパヴリディスがGKをかわして無人のゴールへシュートを流し込んだ。

1-1の振り出しに戻った試合はよりオープンな展開に。その流れでアクリウシュ、バーと互いにゴールネットを揺らしたが、いずれも際どいオフサイド判定でノーゴール。

この直後にはモナコにアクシデントが発生。前半1枚カードをもらっていたシンゴが2枚目のカードをもらって57分に退場となった。

この退場をきっかけに両ベンチが積極的に動きを見せると、モナコの交代策が嵌る。退場直前に2枚替えで投入していた左サイドバックのマウィサが左のポケットに抜け出して鋭角なグラウンダーのマイナスパスを供給。これを同じく途中出場のマガサがペナルティアーク付近から抑えの利いた右足ダイレクトシュートでゴール左隅へ突き刺した。

数的不利を撥ね返して勝ち越しに成功したモナコ。ここからは堅守速攻の形で逃げ切りを意識するが、カウンターチャンスではしっかりと人数をかけて3点目を目指していく。そのため、ベンフィカも攻撃に全振りという形には持ち込めず。

その後、試合終盤までは冷静にゲームを進めたモナコだったが、ベンフィカの千両役者が土壇場で試合を動かした。

84分、カウンターから左サイドのスペースでボールを持ったディ・マリアが高精度のアーリークロスをゴール前のスペースへ送り込むと、これを途中出場のカブラウがDFと交錯しながらもダイビングヘッドで押し込む。

これで同点に追いついたポルトガルの雄は直後の88分、ボックス手前右から再びディ・マリアが上げた高精度のクロスを、今度はアムドゥニが頭で合わせて試合を引っくり返す逆転ゴールとした。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ベンフィカが敵地で劇的逆転勝利を収めた。一方、敗れたモナコは今季CL初黒星となった。

モナコ 2-3 ベンフィカ
【モナコ】
エリーズ・ベン・セギル(前13)
スングトゥ・マガサ(後22)
【ベンフィカ】
ヴァンゲリス・パヴリディス(後3)
アルトゥール・カブラウ(後39)
ゼキ・アムドゥニ(後43)

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レバークーゼン、今季限りでベンフィカ退団のグリマルドを獲得!ビッグクラブとの争奪戦を制す

レバークーゼンは15日、 ベンフィカのスペイン人DFアレハンドロ・グリマルド(27)をフリートランスファーで移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2023年7月1日~2027年6月30日までとなる。 来季からブンデスリーガに初挑戦するグリマルドは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「ブンデスリーガという舞台で、自分の力を発揮できるチャンスを得たことに興奮を覚えているよ。ブンデスリーガは、ヨーロッパで最も優れたリーグのひとつであり、スタジアムの設備や雰囲気も素晴らしい。レバークーゼンのようなブンデスの名門クラブから声がかかったことをとても誇りに思ってるよ」 バルセロナのカンテラ育ちのグリマルドだが、トップチームに昇格することなく、バルセロナB(現バルセロナ・アトレティック)から2016年1月にベンフィカへ完全移籍。 171cmの左利きDFは左のサイドバックやウイングバックを主戦場に、ここまで公式戦301試合に出場し、26ゴール65アシストを記録。今シーズンはプリメイラ・リーガで首位を走り、チャンピオンズリーグでもベスト8のロジャー・シュミット率いるチームで52試合7ゴール15アシストの数字を残している。 高精度の左足のキックと攻撃センスに優れるプリメイラ・リーガ屈指の攻撃的サイドバックに関しては、今夏フリーで獲得できることもあり、インテルやユベントス、アトレティコ・マドリー、レアル・ソシエダといったクラブからの関心も伝えられていた。 2023.05.16 00:10 Tue

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