南野拓実が1ゴールと気を吐くも、敵地で打ち合いドローのモナコはベンフィカに競り負けてベスト16進出ならず…【CL】

2025.02.19 07:07 Wed
南野はゴールもベスト16進出逃す
Getty Images
南野はゴールもベスト16進出逃す
チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、ベンフィカvsモナコが18日にエスタディオ・ダ・ルスで行われ、3-3のドローに終わった。この結果、2戦合計4-3としたベンフィカのベスト16進出が決定した。なお、モナコのFW南野拓実は87分までプレーした。
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敵地で行われた1stレグを1-0で先勝も、退場者を出した相手にさらなるアドバンテージを得られなかったベンフィカ。大幅なターンオーバーを敢行した直近のサンタ・クララ戦も1-0で勝ち切り、良い形でホーム開催のリターンレグを迎えた。一方、ホームで初戦を落としたものの、粘りの守備で可能性を残したモナコ。直近のナント戦では南野の1ゴール2アシストの圧巻の活躍などで7-1の圧勝し、こちらも良い状態で敵地へ乗り込んだ。その勝利の立役者となった南野は[3-5-2]の2トップの一角でスタメン起用となった。
立ち上がりからインテンシティの高い攻防が繰り広げられるなか、モナコに立ち上がりから続けて決定機。4分にベン・セギルが左ポストを叩くシュートを放つと、7分にも左サイドにタイミング良く抜け出した南野のクロスにファーで反応したディアタが右足ボレーシュートを放つ。だが、これはGKトルビンの好守に遭う。

序盤以降はモナコがボールを握る展開となり、流動的な2トップに幾度か良い形で縦パスを差し込みながらインサイドハーフ、両ウイングバックの攻撃参加を使ってチャンスを窺う。
一方、立ち上がりのセットプレー以降は攻撃でチャンスを作れずにいたベンフィカ。しかし、22分には相手ボックス付近での連動したプレスでDFシンゴからボールを奪い切ってショートカウンター。パヴリディスは自らシュートに持ち込めずも左に流れて高速クロスを入れると、ファーに走り込んだアクトゥルコールがスライディングシュートで押し込んだ。

良い流れで進めながらもミス絡みでの厳しい失点となったモナコ。これで少なくとも追いつくために2点が必要となったが、士気を落とすことなく反撃に出ていく。すると32分、味方のクリアボールに反応したエンボロがボックス右でゴールを背にしてボールを収めると、前向きでボールを引き取った南野がニア下へ右足シュート。GKトルビンに足で触られたものの、そのままゴールネットに突き刺さった。

南野のCL日本人最多となる通算5ゴール目ですぐさま点差を縮めたアウェイチームは、勢いにのって攻勢を継続。ただ、ベンフィカも徐々にカウンターを起点に押し返し、前半終盤はほぼイーブンな展開に。前半アディショナルタイムにはモナコにビッグチャンスが舞い込むが、数的同数で仕掛けたロングカウンターではアクリウシェの完璧なラストパスをボックス左で受けたフリーのエンボロが大きくふかしてしまい、痛恨の決定機逸となった。

それでも、後半も開始直後にベン・セギルのカットインシュートで早速GKトルビンを脅かすと、51分には連動した攻撃からボックス右でアクリウシェがグラウンダーで折り返したボールを中央のエンボロがスルー。これを背後のベン・セギルが抑えの利いた右足ダイレクトシュートで合わせ、ゴール右隅に突き刺した。

これで2戦合計2-2のイーブンに戻った試合は一進一退の攻防に。2点差を追いつかれる格好となったベンフィカはシェルデルップ、アクトゥルコールの両ウイングを下げてダール、アムドゥニを同時投入。対するモナコはエンボロに代えて直近のナント戦でハットトリックのビエレスをピッチに送り込んだ。

前半から飛ばしてきたツケでややペースダウンのモナコに対して、ベンフィカがやや優勢に進め始めると、74分にはボックス内での混戦からDFケーラーとアウルスネスが交錯すると、オンフィールド・レビューの末にケーラーのアフターチャージによるPKが与えられる。これをキッカーのパヴリディスがパワーシュートで中央右へ蹴り込み、2戦合計での勝ち越しゴールとした。

これで厳しくなったモナコは80分、マウィサとカイオ・エンヒキを下げてワタラ、イレニーエナを投入し、攻撃的な[4-3-1-2]に変更。すると、この交代策がものの見事に同点ゴールをもたらす。

81分、左サイドバックに入ったワタラのロングボールにビエレスが競ると、DFのクリアが後方に流れたところに反応したイレニーエナがDFを吹き飛ばして一気にボックス内へ持ち込んでGKトルビンの脇下を抜く左足シュートを突き刺し、ファーストプレーでのゴールとした。

これで再び2戦合計スコアで並んだが、ホームでタフさを見せるベンフィカがすぐさま勝ち越す。84分、右サイドでの崩しから逆サイドに流れたボールを繋いでカレーラスがゴール前へピンポイントクロスを供給。これに勢いを持って飛び込んだオルクン・コクチュがGKの寸前で右足アウトでコースを変えてゴール右隅へ流し込んだ。

一瞬の隙を突かれて痛恨の勝ち越しを許したモナコは、87分に南野を下げてミシェルを投入。最終盤の攻防ではボックス内でディアタが与えたPKが取り消されて可能性を残したが、攻撃では守りに入ったベンフィカの守備をこじ開けることはできなかった。

この結果、ホームで引き分けも1stレグのアドバンテージを活かしたベンフィカがモナコを破ってベスト16進出を決めた。

ベンフィカ 3-3(AGG:4-3) モナコ
【ベンフィカ】
ケレム・アクトゥルコール(前22)
ヴァンゲリス・パヴリディス(後31[PK])
オルクン・コクチュ(後39)
【モナコ】
南野拓実(前32)
エリーズ・ベン・セギル(後6)
ジョージ・イレニーエナ(後36)



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南野が前半で交代のモナコがマフディ・カマラの劇的ミドル弾に沈みリーグ戦5試合ぶりの黒星…【リーグ・アン】

南野拓実の所属するモナコは5日、リーグ・アン第28節でブレストと対戦し1-2で敗戦した。南野は前半のみのプレ-となった。 前節ニースとの上位対決を制した2位モナコ(勝ち点50)が、リーグ戦3試合負けなしの8位ブレスト(勝ち点40)のホームに乗り込んだ一戦。南野は[4-4-2]の左MFで先発出場している。 試合は開始早々の6分にモナコが最初のチャンスを迎える。南野のラストパスをボックス内で受けたビエレスがカットインから右足を振り抜いたが、これは相手DFのスライディングブロックに阻まれた。 先制のチャンスを逃したモナコは、20分にピンチ。ペレイラ・ラージェの左クロスを飛び出したGKが弾くと、こぼれ球をボックス内のマフディ・カマラが右足ボレーで合わせたが、このシュートはGKケーンがキャッチした。 拮抗した時間が続くなか、モナコは42分に再びピンチ。ララのロングパスからゴール前に抜け出したアジョルクがシュートを放ったが、これは飛び出したGKがブロック。しかし、こぼれ球をシマが右足ボレーで合わせると、GKケーンは反応するも弾ききれずにボールはゴールネットに吸い込まれた。 0-1で前半を終えたモナコは、南野とケーラーを下げてベン・セギルとヴァンデウソンを投入。すると59分、左CKの競り合いの際にエンボロの合わせたヘディングシュートがDFララの手に当たっており、オンフィールドレビューの末にモナコがPKを獲得。このPKをザカリアがゴール左下に沈めた。 試合を振り出しに戻したモナコは、76分にペナルティアーク内でボールを受けたベン・セギルが反転からミドルシュート。さらに80分には、エンボロの落としからアクリウシェが決定機を迎えたが、共にゴールネットは揺らすことはできず。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、試合は最終盤に突入。このままタイムアップかと思われたが、モナコは後半アディショナルタイムにピンチ。 94分、レース=メルのサイドチェンジを受けたM・カマラがボックス左手前から右足一閃。GKの手前でバウンドしたボールは、そのままゴール右隅に決まった。 結局、これが決勝点となり1-2でタイムアップ。劇的被弾を浴びたモナコは、リーグ戦5試合ぶりの黒星を喫した。 ブレスト 2-1 モナコ 【ブレスト】 OG(前42) マフディ・カマラ(後49) 【モナコ】 デニス・ザカリア(後18)【PK】 2025.04.06 07:10 Sun
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2025年の仏リーグ最高給取りはデンベレに! PSGが上位12位まで独占

2025年のリーグ・アン(フランス1部)のサラリーランキングが、フランス『レキップ』によって発表された。 2024年はパリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペが月給600万ユーロ(約9億7000万円)と破格の金額でランキングトップに君臨していたが、その最高給取りがレアル・マドリーに移籍したことで、今年のランキングはより拮抗したものに。 ただ、今シーズンのリーグテーブルで首位を独走するPSGが発表されたトップ30のうち、上位12位まで独占する金満ぶりを改めて証明。そのなかで1位に輝いたのは、新エースFWのウスマーヌ・デンベレの月給150万ユーロ(約2億4000万円)となった。 そして、2位にはキャプテンのDFマルキーニョス、3位は同額でDFリュカ・エルナンデスとDFアクラフ・ハキミが並んだ。 PSG勢以外ではマルセイユのMFアドリアン・ラビオとMFピエール=エミール・ホイビュア、リヨンのFWアレクサンドル・ラカゼットが月給50万ユーロ(約8億1000万円)で並んでいる。 今回発表されたリーグ・アンのサラリーランキングの上位30名は以下の通り。 1. ウスマーヌ・デンベレ(PSG) 150万ユーロ 2. マルキーニョス(PSG) 112万ユーロ 3. リュカ・エルナンデス(PSG) 110万ユーロ 3. アクラフ・ハキミ(PSG) 110万ユーロ 5. ワレン・ザイール=エメリ(PSG) 95万ユーロ 6. ヴィティーニャ(PSG) 90万ユーロ 6. クヴィチャ・クワラツヘリア(PSG) 90万ユーロ 8. ジャンルイジ・ドンナルンマ(PSG) 84万9500ユーロ 9. ヌーノ・メンデス(PSG) 80万ユーロ 10. プレスネル・キンペンベ(PSG) 64万ユーロ 11. ブラッドリー・バルコラ(PSG) 55万ユーロ 12. デジレ・ドゥエ(PSG) 50万ユーロ 12. アドリアン・ラビオ(マルセイユ) 50万ユーロ 12. ピエール=エミール・ホイビュア(マルセイユ) 50万ユーロ 12. アレクサンドル・ラカゼット(リヨン) 50万ユーロ 16. メイソン・グリーンウッド(マルセイユ) 45万ユーロ 16. ジェフリー・コンドグビア(マルセイユ) 45万ユーロ 16. イスマエル・ベナセル(マルセイユ) 45万ユーロ 16. コランタン・トリソ(リヨン) 45万ユーロ 20. ゴンサロ・ラモス(PSG) 44万3500ユーロ 21. ファビアン・ルイス(PSG) 43万4300ユーロ 22. ネマニャ・マティッチ(リヨン) 40万ユーロ 22. セコ・フォファナ(レンヌ) 40万ユーロ 22. ブライス・サンバ(レンヌ) 40万ユーロ 22. ジョアン・ネヴェス(PSG) 40万ユーロ 26. レオナルド・バレルディ(マルセイユ) 35万ユーロ 27. ラヤン・シェルキ(リヨン) 33万ユーロ 27. ヴァランタン・ロンジエ(マルセイユ) 33万ユーロ 29. ガエタン・ラボルド(ニース) 32万ユーロ 29. アレクサンドル・ゴロビン(モナコ) 32万ユーロ 29. デニス・ザカリア(モナコ) 32万ユーロ ※金額はいずれも月給(推定) 2025.03.26 17:00 Wed
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南野拓実が先発のモナコがニースとの上位対決で逆転勝利!連勝で2位浮上【リーグ・アン】

南野拓実の所属するモナコは29日、リーグ・アン第27節でニースと対戦し2-1で勝利した。南野は84分までプレーしている。 リーグ戦3試合負けなしの3位モナコ(勝ち点47)が、同勝ち点で並ぶ4位ニースをホームに迎えた上位対決。日本代表帰りの南野は[4-4-2]の左MFで先発出場している。 モナコは開始早々の4分にチャンス。ボックス内のサンタマリアがGKに戻したバックパスにビエレスがプレスをかけるとGKブルカの中途半端なクリアをボックス左の南野が頭で折り返す。これに反応したエンボロがサンタマリアに倒されると、主審はPKを宣告。しかし、ビエレスのPKはGKブルカのファインセーブに防がれた。 その後は一進一退の展開が続くなか、モナコは41分に失点を許す。右サイドを持ち上がったボンビトのスルーパスからボックス右横のクラウスがダイレクトクロス。これをボガがヘディングシュートでゴール左に流し込んだ。 1点ビハインドで前半を終えたモナコだが、後半早い時間に試合を振り出しに戻す。55分、カマラの楔のパスをペナルティアーク右手前でアクリウシェがフリック。このパスに反応したビエレスがボックス内に侵入すると、ゴール右上にシュートを突き刺した。 追いついたモナコは73分、ボックス手前のビエレスとパス交換したアクリウシェがボックス内まで切り込みラストパス。これを受けたエンボロがDFに寄せられながらも右足を振り抜き、ゴールネットを揺らした。 逆転に成功したモナコは84分に南野を下げてディアタを投入。91分にはアクリウシェのロングカウンターを阻止したDFダンテにレッドカードが提示され、数的優位を得た。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。ニースとの上位対決を逆転勝利で制したモナコが2位に浮上している。 モナコ 2-1 ニース 【モナコ】 ミカ・ビエレス(後10) ブリール・エンボロ(後28) 【ニース】 ジェレミー・ボガ(前41) 2025.03.30 07:55 Sun

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