補強の必要性訴えるバレンシア指揮官「中盤の選手獲得はチームにとって非常に重要だ」
2021.08.05 16:50 Thu
バレンシアのホセ・ボルダラス監督が、補強の必要性を訴えた。スペイン『アス』が伝えている。バレンシアはヘタフェを率いていたボルダラス監督を今シーズンから招へい。今夏の市場では、ヘルタ・ベルリンからパラグアイ代表DFオマル・アルデレテ(24)を買い取りオプション付きのレンタルで獲得したものの、それ以降は目立った補強はない。また、チームは新型コロナウイルス(COVID-19)の影響による財政難にも苦しんでいる。
その中でも、ラ・リーガ13位に終わった昨シーズンからの巻き返しを図ろうとしているが、主軸の1人であるMFカルロス・ソレールは東京オリンピックに参加している影響で13日の開幕戦には間に合わず。苦しいチーム事情となっている。
4日に行われたプレシーズンマッチのミラン戦後、会見に臨んだボルダラス監督はPK戦の末に勝利した試合を振り返りつつ、補強の必要性について言及。特に中盤の強化は確実に必要だと訴えた。
「少しずつだが、チームが最高のコンディションで試合に臨めるよう努力している。クリーンシートを維持することと、相手に多くのチャンスを作らせないことこそが重要だ。ミラン相手に数回のチャンスを作られたのは仕方のないことだが、チームは頼もしかったし堅実に試合を進めていた」
「現在の状況について説明するなら、負傷している選手やカルロス(・ソレール)のような別の大会に出場している選手がいる以上、中盤の獲得はチームにとって非常に重要になるだろう」
「リーグの開幕まであまり時間がない。会長とは連絡を取り合っていて、新型コロナウイルスの影響があるとはいえ、できるだけ早く必要なものが届くよう努力している」
その中でも、ラ・リーガ13位に終わった昨シーズンからの巻き返しを図ろうとしているが、主軸の1人であるMFカルロス・ソレールは東京オリンピックに参加している影響で13日の開幕戦には間に合わず。苦しいチーム事情となっている。
「少しずつだが、チームが最高のコンディションで試合に臨めるよう努力している。クリーンシートを維持することと、相手に多くのチャンスを作らせないことこそが重要だ。ミラン相手に数回のチャンスを作られたのは仕方のないことだが、チームは頼もしかったし堅実に試合を進めていた」
「我々は補強の必要性について話し合っているよ。私は、クラブからチームが必要としている選手は必ずやってくるという約束をしてもらっている。クラブも私も、どのポジションに補強が必要かは把握している」
「現在の状況について説明するなら、負傷している選手やカルロス(・ソレール)のような別の大会に出場している選手がいる以上、中盤の獲得はチームにとって非常に重要になるだろう」
「リーグの開幕まであまり時間がない。会長とは連絡を取り合っていて、新型コロナウイルスの影響があるとはいえ、できるだけ早く必要なものが届くよう努力している」
1
2
ホセ・ボルダラスの関連記事
バレンシアの関連記事
ラ・リーガの関連記事
記事をさがす
|
|
ホセ・ボルダラスの人気記事ランキング
1
ヘタフェが残留に導いたボルダラス監督の続投発表…2年契約にサイン
ヘタフェは23日、ホセ・ボルダラス監督(59)の続投を発表した。同監督は2025年6月30日までの2年契約にサインしている。 ボルダラス監督は今年4月末にキケ・サンチェス・フローレス前監督の後任として、降格圏の18位に沈んでいた古巣で指揮を執ることに。 以降の7試合では3勝2分け2敗と上々の戦績を残し、15位でのプリメーラ残留に導いた。 クラブとの契約は今シーズン終了までとなり、ボルダラス監督は「より野心的なプロジェクトを探していた」と他クラブで指揮を執る可能性を検討していることを示唆。しかし、最終的にヘタフェ残留を決断する形となった。 ボルダラス氏は、エルチェやアルコルコン、アラベスなどで指揮。2016年9月にヘタフェの監督に就任すると、2021年6月まで指揮を執る。クラブのプリメーラ昇格や、ヨーロッパリーグ(EL)出場権獲得に導く手腕を発揮。その後、2021年7月にはバレンシアに引き抜かれるも、わずか1シーズンで解任されていた。 2023.06.23 20:41 Friバレンシアの人気記事ランキング
1
バレンシアが生え抜き左SBヘスス・バスケスと契約延長…今季の公式戦出場は最多23試合
バレンシアは21日、スペイン人DFヘスス・バスケス(21)との契約を2026年6月30日まで延長したと発表した。 ヘスス・バスケスは5歳でバレンシアの門を叩いた生え抜きの左サイドバック。2020-21シーズンのシニアデビューから少しずつ出番を増やしていき、今季は最多の公式戦23試合に出場すると、今年1月15日に行われたラ・リーガ第20節のカディス戦でトップチーム初ゴールをマークした。 バレンシアの左サイドバックには主将のスペイン代表DFホセ・ルイス・ガヤがいるが、スペイン『マルカ』によると、腹直筋の線維性断裂で手術。ヘスス・バスケスにもチャンスが巡ってくることが見込まれるという。 2024.06.21 21:25 Fri2
“悪名高きオーナー” ピーター・リム氏にとうとう身内から…バレンシア指揮官「投資がない限り、この現実が続く」
バレンシアの悪名高きオーナー、ピーター・リム氏がとうとう身内から噛み付かれた。スペイン『Relevo』や『ムンド・デポルティボ』などが伝えている。 “バルセロナより美しかった”21世紀初頭の栄華から一転、戦績だけでなく、クラブとしての格も落ちていったバレンシア。 今や残留争いも珍しくなく、中国系シンガポール人の実業家、ピーター・リム氏のオーナー就任後はほとんど投資もなし。主軸選手を格安、またはタダ同然で手放すこともあり、今となっては買収した意図がよくわからない悪政家だ。 そんな氏束ねるバレンシアは17日、ラ・リーガ第1節でバルセロナに1-2と惜敗。試合後、クラブの良い時代を知るルベン・バラハ監督が、とうとうピーター・リム氏に噛み付いた。 「投資がない限り、この現実が続く」 「現時点で、バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私からすればゲーム展開を変える選択肢がないのだ」 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 バラハ監督はバルセロナ戦先制点のFWウーゴ・ドゥーロから「僕らのネジを締めてくれる存在」と評されるなど、かなり人望の厚そうなレジェンド指揮官。 ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを今月中に3500万ユーロ(約56.4億円)以上で売り捌くつもりとされるバレンシア。そうなれば、現場と上層部の対立は一層深刻化か。 2024.08.19 20:30 Mon3
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.27“ベニテスの堅守速攻”2冠達成/バレンシア[2003-04]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.27</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/バレンシア 〜ベニテスの堅守速攻〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04valencia.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ラファエル・ベニテス(43) 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、UEFAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2冠達成</div> 当時のバレンシアの監督は、就任3年目のラファエル・ベニテスだった。2001-02シーズンにバレンシアに招へいされたベニテスは、1年目にして約30年ぶりとなるリーガエスパニョーラ制覇を達成。メンディエタやキリ・ゴンサレスを擁して2000年から2シーズン連続でCLファイナリストとなったエクトル・クーペルがつくった堅守速攻のチームをベースとしたベニテスは、サポーターが待ち望んでいたタイトルを獲得した。 2003-04シーズンは、リーガエスパニョーラで第2節から第7節まで6連勝するなど好スタートを切った。中盤戦以降は、バルセロナ、レアル・マドリー、デポルティボと熾烈な優勝争いを繰り広げたが、第27節でデポルティボを3-0で下したのをキッカケに、そこから6連勝と勢いに乗る。そして、最終的には2位バルセロナに勝ち点5差をつけて、71得点27失点という素晴らしい成績で、2年ぶり6度目の優勝を達成した。なお、リーガでは、2013-14シーズンにアトレティコ・マドリーが優勝するまで、このシーズンのバレンシアが、レアル・マドリードとバルセロナ以外で最後に優勝したチームであった。 また、UEFAカップでは、決勝トーナメントでボルドーやビジャレアルを撃破し、決勝に進出。マルセイユとの決勝では、ビセンテとミスタのゴールによって2-0で勝利し、見事に戴冠を果たした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソリッドな守備+a</div> 前述したように、チームのベースはクーペル時代からの堅守速攻。ただ、ベニテスは、ワントップのクラウディオ・ロペスやカリューをスペースに走らせていたクーペル時代よりも、ストライカーも含めてショートパスを繋ぐスタイルを意識していた。 守護神は安定感抜群のカニサレスが務め、アジャラがまとめる最終ラインは大きく崩れることはなかった。中盤の底には、バレンシアお馴染みの“バラハ&アルベルダ”。2人のコンビネーションは抜群だった。右サイドには、メンディエタほどの輝きはなかったものの、攻守に堅実なルフェテを配置。左サイドのビセンテは、キレ味鋭いドリブルが持ち味だった。 システムは4-2-3-1と4-4-2を併用。4-2-3-1の場合は、ワンタッチプレーでアクセントを付けるアイマールがトップ下を務め、2トップの場合は縦への推進力があるアングーロがミスタとコンビを組むパターンが多かった。 2000年代前半のバレンシアの問題点だったのが、エース不在による得点力不足。しかし、このシーズンはミスタが19ゴールを挙げる活躍を披露。ビセンテも2桁ゴールを記録し、強固な守備組織を有するチームのなかで、得点力が大幅にアップしたのが2冠達成の最大の要因となった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFロベルト・アジャラ (30)</span> アルゼンチン代表として115試合に出場した名センターバック。加入した2000年以降、バレンシアの最終ラインの中心となり、2度のリーガ優勝やCL決勝進出に多大な貢献を果たした。177cmとセンターバックとしては小柄ながらも、驚異的なジャンプ力を誇り、空中戦に無類の強さを誇った。UEFAカップの決勝では、当時マルセイユに所属していたドログバを、まるで子ども扱い。売り出し中のストライカーを完璧に抑えきり、優勝の立役者となった。 2019.04.16 22:00 Tue4
「私のようだった」ガットゥーゾがW杯で感動した選手「27歳の頃の自分に似ている」
バレンシアで指揮を執るジェンナーロ・ガットゥーゾ監督に、カタール・ワールドカップで印象的な選手がいたようだ。スペイン『アス』が伝えている。 アルゼンチン代表の優勝で幕を閉じたカタールW杯。日本代表を含め、多くの感動とサプライズに満ちた見応え十分の大会となった中、個人的にも大きく名を挙げた選手も少なくない。 ガットゥーゾ監督はそんな一人であるモロッコ代表のMFソフィアン・アムラバト(26)について、『アス』のインタビューで「自分に似た選手」と評し、強く印象に残っていることを語った。 「自分に似た選手は長いことお目にかかれていなかったが、W杯で注目していたのはアムラバトだった。彼のプレーは私が27歳だった頃に似ていて、とても感動したよ」 W杯でのアムラバトはクロアチアとの3位決定戦を含む全7試合でフル出場し、モロッコのベスト4入りに大きく貢献。所属先のフィオレンティーナでも主力としてプレーしているが、今回の活躍を受けてビッグクラブの関心の的になっているようだ。 2022.12.26 14:45 Mon5

