マドリー撃破のママルダシュヴィリ、POTMに加えて“臨時収入”をゲット? ヴィニシウスとのやり取り明かす

2025.04.06 21:35 Sun
マドリー撃破でPOTMのママルダシュヴィリ
Getty Images
マドリー撃破でPOTMのママルダシュヴィリ
レアル・マドリー撃破の立役者となったバレンシアの守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリは、プレーヤー・オブ・ザ・マッチとともに“臨時収入”を得ることになりそうだ。
PR
バレンシアは5日、敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第30節でレアル・マドリーと対戦。マドリーとのリーグ戦でのアウェイゲームは2008年以来勝利がない鬼門となっていたが、今回の一戦では見事に2-1の勝利を収めた。その一戦で勝利の立役者となったのが、ジョージア代表GKだった。
前半立ち上がりにFWキリアン・ムバッペをDFタレガがボックス内で倒してPKを献上したが、キッカーのFWヴィニシウス・ジュニオールが右を狙って蹴ったシュートをママルダシュヴィリが完璧な読みでセーブ。

この直後にセットプレーから先制したチームは後半立ち上がりにヴィニシウスに同点ゴールを決められたものの、後半の再三のピンチをママルダシュヴィリが圧巻のセーブで阻止。すると、後半アディショナルタイムには前がかりとなったホームチームをうまく引っくり返し、FWウーゴ・ドゥーロが劇的な勝ち越しゴールを挙げた。
同試合後、殊勲のバレンシア守護神はPKの際にヴィニシウスとの興味深いエピソードを明かした。スペイン『ESPN』が伝えている。

ママルダシュヴィリは囲み取材の際に「ヴィニシウスと話して50ユーロ勝ったよ」と、PKの成功か否かを巡って50ユーロ(約8000円)の賭けを行ったことを明かした。

「(PKの前に)50ユーロ賭けたいかと聞いたら、彼は『イエス』と答えて、僕が勝った」

「彼は僕にそれを支払うべきだけど、まだ支払っていないんだ」

ともに高給取りの両者にとって50ユーロという賭けの金額はメンタル面の駆け引きにおいて何の効力も発揮しないように思えるが、緊迫感のある序盤の攻防においてそういったジョークを言える精神的な余裕があったことが、ママルダシュヴィリのPKストップに繋がった部分は十二分にありそうだ。

PR

ギオルギ・ママルダシュヴィリの関連記事

オランダ代表としてもプレーし、リバプールのOBでもあるサンデル・ヴェステルフェルト氏がクラブのGK事情について言及した。 プレミアリーグでの優勝が近づいているリバプール。アルネ・スロット監督が率いて1年目のチームだが、総合力を高めて完成度の高いプレーを見せ続けている。 ヴェステルフェルト氏は、1999年から 2025.03.23 23:30 Sun
アイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(25)がリバプール退団願望を持ち続けている。イギリス『90min』が伝えた。 リバプールの2番手GKにして、実力的には1番手アリソン・ベッカーと遜色ないケレハー。 昨季はEFLカップ優勝を支え、ヨーロッパリーグ(EL)やアリソン不在時のプレミアリーグでも活躍。ユー 2024.10.22 20:45 Tue
ブラジル代表GKアリソン・ベッカー(31)はいつまでリバプールの最後尾を守るだろうか。イギリス『ミラー』が伝えている。 世界最高峰のゴールキーパー、アリソン。 ブラジル代表の正守護神であると同時に、2018年夏加入のリバプールでは、復権へのラストピースに。チャンピオンズリーグ(CL)優勝、プレミアリーグ初優 2024.09.30 13:40 Mon
リバプールのアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(25)が移籍を望んでいる。イギリス『BBC』が伝えた。 リバプールのアカデミー出身で、2019年夏にファーストチームへ昇格したケレハー。2021-22シーズンに第2GKへ昇格すると、昨シーズンはブラジル代表GKアリソン・ベッカーの負傷離脱を受け、公式戦26試 2024.09.09 22:30 Mon
フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのヤシン・トロフィー候補10名を発表した。 昨年はアルゼンチン代表GKエミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ)が受賞していた同賞。 今回もコパ・アメリカ優勝を果たし、バロンドール候補にも10名のなかで唯一選出されているマルティネスが有力と見られる。受賞 2024.09.05 07:00 Thu

バレンシアの関連記事

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が5日にホームで行われ、1-2で敗れたラ・リーガ第30節バレンシア戦後に会見でコメントした。 首位バルセロナを3ポイント差で追う2位マドリーが3日後にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのアーセナル戦を控える中、15位バレンシアをサンチャゴ・ベルナベウに迎えた一戦。 2025.04.06 10:00 Sun
ラ・リーガ第30節、レアル・マドリーvsバレンシアが5日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、アウェイのバレンシアが1-2で勝利した。 週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のアーセナル戦を控える2位のマドリーは、15位のバレンシアとのホームゲームでリーグ4連勝を目指した。リーグ前節のレガネス戦は3-2の勝利も、コパ 2025.04.06 01:52 Sun
ラ・リーガ第29節、バレンシアvsマジョルカが30日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は73分までプレーした。 7位のマジョルカは、インターナショナルマッチウィーク明け初戦で16位のバレンシアとのアウェイゲームに臨んだ。前節エスパニョール相手に浅野の今季2 2025.03.31 03:43 Mon
元フランス代表FWケヴィン・ガメイロ(37)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでストラスブールを退団し、フリーの状況が続いていたガメイロは『beIN Sports』のインタビューでスパイクを脱ぐ決断を下したと明かした。 「最後にフットボールをプレーしてから6~8カ月が経ち、決断を下さなければならない。僕 2025.03.18 16:10 Tue
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英へ人種差別的発言を行ったとして、バレンシアのファン2名が処分を受けることとなった。 事件が起きていたのは今年1月19日。ラ・リーガ第20節のバレンシアvsソシエダの一戦で発生した。 バレンシアのホームであるメスタージャでの試合。ピッチサイドでウォーミングアップしていた久 2025.03.04 21:45 Tue

ラ・リーガの関連記事

記事をさがす

ギオルギ・ママルダシュヴィリの人気記事ランキング

1

マドリー撃破のママルダシュヴィリ、POTMに加えて“臨時収入”をゲット? ヴィニシウスとのやり取り明かす

レアル・マドリー撃破の立役者となったバレンシアの守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリは、プレーヤー・オブ・ザ・マッチとともに“臨時収入”を得ることになりそうだ。 バレンシアは5日、敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第30節でレアル・マドリーと対戦。マドリーとのリーグ戦でのアウェイゲームは2008年以来勝利がない鬼門となっていたが、今回の一戦では見事に2-1の勝利を収めた。 その一戦で勝利の立役者となったのが、ジョージア代表GKだった。 前半立ち上がりにFWキリアン・ムバッペをDFタレガがボックス内で倒してPKを献上したが、キッカーのFWヴィニシウス・ジュニオールが右を狙って蹴ったシュートをママルダシュヴィリが完璧な読みでセーブ。 この直後にセットプレーから先制したチームは後半立ち上がりにヴィニシウスに同点ゴールを決められたものの、後半の再三のピンチをママルダシュヴィリが圧巻のセーブで阻止。すると、後半アディショナルタイムには前がかりとなったホームチームをうまく引っくり返し、FWウーゴ・ドゥーロが劇的な勝ち越しゴールを挙げた。 同試合後、殊勲のバレンシア守護神はPKの際にヴィニシウスとの興味深いエピソードを明かした。スペイン『ESPN』が伝えている。 ママルダシュヴィリは囲み取材の際に「ヴィニシウスと話して50ユーロ勝ったよ」と、PKの成功か否かを巡って50ユーロ(約8000円)の賭けを行ったことを明かした。 「(PKの前に)50ユーロ賭けたいかと聞いたら、彼は『イエス』と答えて、僕が勝った」 「彼は僕にそれを支払うべきだけど、まだ支払っていないんだ」 ともに高給取りの両者にとって50ユーロという賭けの金額はメンタル面の駆け引きにおいて何の効力も発揮しないように思えるが、緊迫感のある序盤の攻防においてそういったジョークを言える精神的な余裕があったことが、ママルダシュヴィリのPKストップに繋がった部分は十二分にありそうだ。 2025.04.06 21:35 Sun
2

リバプールの守護神争いが激化? クラブOBが来季の陣容を展望「贅沢な問題を抱えている」

オランダ代表としてもプレーし、リバプールのOBでもあるサンデル・ヴェステルフェルト氏がクラブのGK事情について言及した。 プレミアリーグでの優勝が近づいているリバプール。アルネ・スロット監督が率いて1年目のチームだが、総合力を高めて完成度の高いプレーを見せ続けている。 ヴェステルフェルト氏は、1999年から2001年までリバプールに在籍した守護神だが、来シーズン以降のリバプールの守護神争いに注目。ブラジル代表GKアリソン・ベッカーのファーストチョイスは変わらないと予想するも、多くの試合を戦うチームにおいては変化が訪れるだろうとした。 リバプールにはアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーが控えとなっている中、ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリがバレンシアにレンタル移籍しており、来シーズンから加入することが決まっている。 ヴェステルフェルト氏は「リバプールがママルダシュヴィリと契約したときはとても驚いた」とコメント。2人のトップクラスのGKがいることになるとし、ケレハーは退団するだろうとした。 「私はスペインのサッカーを追っているし、この選手がどれだけ優れているか知っている。前回のユーロの後、私はママルダシュヴィリがユーロで最高のGKだと言った」 「今シーズン、彼は少し批判されているが、私は心配していない。明らかに、アリソンがナンバー1になるので、ナンバー2のポジションを争っている」 「ケレハーに関しては、どこかでNo.1として定期的にプレーする時が来たと思う。プレミアリーグとチャンピオンシップでは、彼はほぼどのチームでも素晴らしいGKになれるだろう」 「彼は優秀なGKで、プレーする必要がある。ファンとしてはもう少し長く残ってほしいが、そうなればリバプールは(アリソンに次いで)ヨーロッパで最高のGKを2人持つことになる」 いずれにしてもハイレベルなGK陣を保有することになるリバプール。多くの試合を戦う上で、ローテーションもできるだろうとした。 「シーズン中に60試合をプレーするチームでのみ可能だと思う。38~40試合をプレーするチームでは、GKが勢いを失ってしまうため、それはできない」 「No.1と優秀なバックアップが必要だ。経験豊富な選手で、自分がNo.2であることを自覚していて、経験があるためリズムをつかむために5試合プレーする必要がない選手、もしくはケレハーのように自分自身とクオリティを証明できる少し若いGKがいると良い」 「現時点では、リバプールは贅沢な問題を抱えているが、来シーズンもそれが実現できればと思う」 2025.03.23 23:30 Sun
3

悩めるケレハー…リバプール愛堅持も“1番手GKはアリソン” “来季はママルダシュヴィリ加入”「この世の終わりではないけど…」

アイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(25)がリバプール退団願望を持ち続けている。イギリス『90min』が伝えた。 リバプールの2番手GKにして、実力的には1番手アリソン・ベッカーと遜色ないケレハー。 昨季はEFLカップ優勝を支え、ヨーロッパリーグ(EL)やアリソン不在時のプレミアリーグでも活躍。ユース時代から所属するリバプールでキャリアハイの出場数「26」を記録した。 しかし、やはり基本はアリソンの控え。 今夏移籍を望んでいたことが公然の事実であるなか、今季も出番はEFLカップとアリソン不在時のリーグ戦のみ。また、今季の欧州はELではなくCL…ここまでケレハーの出番はない。 市場価値は2000万ユーロ(約32.6億円)。 それでも、来季からはアリソンの競争相手として、ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(24)がリバプールへ加入…ケレハーが退団願望を持ち続けるのは無理もない。 現在はアリソンが負傷中で、当面はCLなどでもケレハーが先発することに。アルネ・スロット監督から直々のご指名も受け取った。 だが、ケレハーはイギリス『テレグラフ』の取材で今月上旬、「活躍したら移籍の可能性を複雑にしてしまうかも」ともコメントしていた。 「昨季は何度もプレーし、うまくやれば評価も上がる。クラブ(リバプール)も利益を上げたいはずだし、僕は移籍に乗り気だった」 「でも結局、リバプールを満足させる要素が生まれず、僕は移籍が叶わなかった。ベンチに座っていても楽しくないし、幸せにもなれない」 「状況はなんら変化していない。なぜなら、残った僕が相手しているのは、世界最高のゴールキーパー・アリソンだからだ。常に彼がNo.1。万全なら常にプレーすべきなんだ」 「僕にできる最善のことは、いいプレーをして、監督を悩ませること。『あいつがあんな素晴らしいプレーをしてるのに、ベンチに置いておくわけないだろ』みたいなね」 「プレッシャーをかけられるように、できる限りのプレーをしよう。リバプールのようなクラブに残ることは、この世の終わり、というわけではないんだ」 2024.10.22 20:45 Tue
4

「移籍したい」昨季アリソンの代役を立派にこなしたケレハー、リバプールからの退団希望を明言「ナンバー1になって毎週プレーしたい」

リバプールのアイルランド代表GKクィービーン・ケレハー(25)が移籍を望んでいる。イギリス『BBC』が伝えた。 リバプールのアカデミー出身で、2019年夏にファーストチームへ昇格したケレハー。2021-22シーズンに第2GKへ昇格すると、昨シーズンはブラジル代表GKアリソン・ベッカーの負傷離脱を受け、公式戦26試合でゴールマウスを守った シーズン終了直後には『The Athletic』のインタビューで移籍希望を示唆。「僕の次のステップは、リバプールであれどこか他の場所であれ、ナンバー1になることだと感じている」とコメントしていた。 現在はUEFAネーションズリーグ(UNL)を戦うアイルランド代表に帯同している守護神だが、10日に行われるギリシャ代表戦を前に、リバプールからの退団希望を明言。バレンシアのジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)の来シーズン加入が決まったことで、クラブとの距離がさらに広がったようだ。 「僕はここ数年、移籍したいことやナンバー1になって毎週プレーしたいことを明確にしてきた」 「クラブは別のゴールキーパーを獲得するという決断を下した。外から見ると、彼らが別の方向へ進む決断をしたように思える」 「外部から見た場合、それが100%僕の決断であるかのように見えることもあるが、常に僕の手に委ねられているわけではない」 「リバプールもいくつかの入札を拒否したと報じられている。僕の野望は明確だ。自分は十分優れていると思っているし、それを証明するために移籍したい」 なお、代表ではサウサンプトンのGKギャヴィン・バズヌの負傷により、ここのところはケレハーが背番号「1」を着用。6月から3試合連続で先発している。 2024.09.09 22:30 Mon
5

“悪名高きオーナー” ピーター・リム氏にとうとう身内から…バレンシア指揮官「投資がない限り、この現実が続く」

バレンシアの悪名高きオーナー、ピーター・リム氏がとうとう身内から噛み付かれた。スペイン『Relevo』や『ムンド・デポルティボ』などが伝えている。 “バルセロナより美しかった”21世紀初頭の栄華から一転、戦績だけでなく、クラブとしての格も落ちていったバレンシア。 今や残留争いも珍しくなく、中国系シンガポール人の実業家、ピーター・リム氏のオーナー就任後はほとんど投資もなし。主軸選手を格安、またはタダ同然で手放すこともあり、今となっては買収した意図がよくわからない悪政家だ。 そんな氏束ねるバレンシアは17日、ラ・リーガ第1節でバルセロナに1-2と惜敗。試合後、クラブの良い時代を知るルベン・バラハ監督が、とうとうピーター・リム氏に噛み付いた。 「投資がない限り、この現実が続く」 「現時点で、バレンシアの選手たちには、競争のリズムがない。私からすればゲーム展開を変える選択肢がないのだ」 「なぜ投資が不足しているのか、ハッキリわからないので安易に私見を述べるわけにはいかない。ともかく、私にバリエーションをくれ。マーケットはまだ開いているんだ」 バラハ監督はバルセロナ戦先制点のFWウーゴ・ドゥーロから「僕らのネジを締めてくれる存在」と評されるなど、かなり人望の厚そうなレジェンド指揮官。 ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリを今月中に3500万ユーロ(約56.4億円)以上で売り捌くつもりとされるバレンシア。そうなれば、現場と上層部の対立は一層深刻化か。 2024.08.19 20:30 Mon

バレンシアの人気記事ランキング

1

マドリーがバレンシアにホーム17年ぶり敗戦…相手守護神ママルダシュヴィリ躍動に苦しみ土壇場被弾【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第30節、レアル・マドリーvsバレンシアが5日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、アウェイのバレンシアが1-2で勝利した。 週明けにチャンピオンズリーグ(CL)のアーセナル戦を控える2位のマドリーは、15位のバレンシアとのホームゲームでリーグ4連勝を目指した。リーグ前節のレガネス戦は3-2の勝利も、コパ・デル・レイ準決勝2ndレグではレアル・ソシエダ相手に延長戦を制し決勝進出を決めたものの、90分では3-4と敗戦。心身ともに消耗を強いられた状態で臨んだ。 そのソシエダ戦からは先発6人を変更。軽傷を抱えるGKルニンに代えてこれがファーストチームデビューとなる19歳GKフラン・ゴンサレスを起用。ロドリゴやアセンシオ、カマヴィンガがベンチスタートとなり、ムバッペ、ブラヒム・ディアス、リュディガーらが復帰した。 ラ・レアル戦の疲労もあって、ややゆったりと試合に入ったマドリー。それでも、10分には快足を飛ばして背後へ抜け出したムバッペがDFタレガとボックス内で交錯。このプレーでPKを獲得した。だが、キッカーのヴィニシウスが右を狙って蹴ったシュートはコースが甘く、GKママルダシュヴィリに完璧な読みではじき出された。 ヴィニシウスの痛恨のPK失敗で先制のチャンスを逃すと、したたかなバレンシアが直後にゴールをこじ開ける。15分、右CKの場面でキッカーのアウメイダが浮き球のボールをボックス中央へ蹴り込むと、ボックス外から勢いを持って走り込んだディアカビが打点の高いヘディングシュートをゴール右に叩き込んだ。 PK失敗に先制点献上と最悪な入りとなったエル・ブランコ。21分にはボックス内での混戦からバレンシアの連携ミスでディアカビが自軍ゴールにボールを蹴り込んでオウンゴールかに思われたが、ここは起点となったムバッペのプレーでオフサイドを取られてラッキーな同点ゴールとはならず。 前半半ばから終盤にかけては完全にホームチームが主導権を握って攻め立てる。ムバッペのボックス付近での再三の仕掛けからのシュート、42分にはベリンガムが圧巻の中央突破でボックス内まで持ち込んでバランスを崩しながらも右足シュートを放つが、いずれのシュートも相手の好守や枠を捉え切れず。前半のうちに追いつくことはできなかった。 それでも、攻勢を仕掛けた後半立ち上がりの50分にはモドリッチの左CKをニアでベリンガムが頭でフリックすると、ファーに詰めたヴィニシウスが名誉挽回のゴールで早々にスコアをタイに戻した。 さらに、57分にはブラヒム・ディアスを下げてロドリゴを投入し攻勢を強めると、ムバッペやロドリゴのシュートで相手ゴールに迫る。さらに、70分にはボックス内でヴィニシウス、バルベルデに連続決定機も、ここはGKママルダシュヴィリの圧巻のセーブに阻まれた。 その後、77分にはエンドリッキ、カマヴィンガ、アラバの3枚替え、85分にはギュレルも投入して前がかるホームチーム。以降もムバッペやロドリゴが決定的な場面に絡むが、ディフェンスラインの高い集中に加えて、ジョージア代表GKの再三の好守に手を焼いて時間だけが過ぎていく。 すると、後半アディショナルタイムには前がかった背後を完璧に突かれると、右サイド深くに抜け出したラファ・ミルからの折り返しをゴール前に走り込んだウーゴ・ドゥーロに頭で流し込まれ、勝ち越しゴールを奪われた。 その後、前線に攻め残ったリュディガーの決定機もGKママルダシュヴィリに阻まれたマドリーは、2008年以来となるベルナベウでの対バレンシア戦敗戦となり、リーグ優勝争いにおいて痛恨の黒星となった。 レアル・マドリー 1-2 バレンシア 【レアル・マドリー】 ヴィニシウス・ジュニオール(後5) 【バレンシア】 ムクタル・ディアカビ(前15) ウーゴ・ドゥロ(後50) 2025.04.06 01:52 Sun
2

浅野拓磨は2度の決定機活かせず2戦連発ならず…競り負けたマジョルカが7戦ぶり黒星【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第29節、バレンシアvsマジョルカが30日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は73分までプレーした。 7位のマジョルカは、インターナショナルマッチウィーク明け初戦で16位のバレンシアとのアウェイゲームに臨んだ。前節エスパニョール相手に浅野の今季2点目となるゴールなどで2-1の逆転勝利を収めたチームは、連勝を狙った一戦でその日本人ストライカーをスタメン起用した。 立ち上がりから中盤での潰し合いが目立つクローズな展開が続いていく。アブドンとともに[5-3-2]の最前線に入った浅野は右に流れて起点を作りつつ、積極的に背後へのランニングを繰り返すが、なかなか良い形でボールを受けられない。 前半半ばの23分にはガヤの左クロスをゴール前のサディクにドンピシャのヘッドで合わせられるが、ここはGKグライフの好守で凌ぐ。一方、攻撃では前半終了間際に浅野に見せ場。モルラネスの斜めのパスを受けてボックス右に持ち込んで右足を振るが、これはGKママルダシュヴィリの正面を突いた。 ゴールレスで折り返した後半、立ち上がりにダルデルのダイレクトボレーシュートでゴールに迫ったマジョルカ。しかし、この決定機を相手守護神に防がれると、50分に相手のカウンターからボックス左でアウメイダからパスを受けたディエゴ・ロペスに4試合連発となる見事な右足グラウンダーシュートを右隅に決められて先制を許した。 早い時間帯に追いつきたいマジョルカは再び日本人ストライカーに決定機。65分、セットプレー流れから右サイドのマフェオがゴール前のスペースへ絶妙なクロスを供給。これを浅野がダイビングヘッドで合わせたが、枠の右に外してしまった。 この試合2度目のチャンスを活かせなかった浅野は73分にダルデルとともにベンチへ下がり、2試合連続ゴールとはならなかった。 その後、試合はウノセロでの逃げ切りを意識して守備的なカードを切ったバレンシアに対してマジョルカが攻勢を仕掛ける展開となったが、後半最終盤のパワープレーも実らず。このままタイムアップを迎えた。 この結果、敵地で競り負けたマジョルカはリーグ7戦ぶりの黒星となった。 バレンシア 1-0 マジョルカ 【バレンシア】 ディエゴ・ロペス(後5) 2025.03.31 03:43 Mon
3

マドリー撃破のママルダシュヴィリ、POTMに加えて“臨時収入”をゲット? ヴィニシウスとのやり取り明かす

レアル・マドリー撃破の立役者となったバレンシアの守護神ギオルギ・ママルダシュヴィリは、プレーヤー・オブ・ザ・マッチとともに“臨時収入”を得ることになりそうだ。 バレンシアは5日、敵地サンティアゴ・ベルナベウで行われたラ・リーガ第30節でレアル・マドリーと対戦。マドリーとのリーグ戦でのアウェイゲームは2008年以来勝利がない鬼門となっていたが、今回の一戦では見事に2-1の勝利を収めた。 その一戦で勝利の立役者となったのが、ジョージア代表GKだった。 前半立ち上がりにFWキリアン・ムバッペをDFタレガがボックス内で倒してPKを献上したが、キッカーのFWヴィニシウス・ジュニオールが右を狙って蹴ったシュートをママルダシュヴィリが完璧な読みでセーブ。 この直後にセットプレーから先制したチームは後半立ち上がりにヴィニシウスに同点ゴールを決められたものの、後半の再三のピンチをママルダシュヴィリが圧巻のセーブで阻止。すると、後半アディショナルタイムには前がかりとなったホームチームをうまく引っくり返し、FWウーゴ・ドゥーロが劇的な勝ち越しゴールを挙げた。 同試合後、殊勲のバレンシア守護神はPKの際にヴィニシウスとの興味深いエピソードを明かした。スペイン『ESPN』が伝えている。 ママルダシュヴィリは囲み取材の際に「ヴィニシウスと話して50ユーロ勝ったよ」と、PKの成功か否かを巡って50ユーロ(約8000円)の賭けを行ったことを明かした。 「(PKの前に)50ユーロ賭けたいかと聞いたら、彼は『イエス』と答えて、僕が勝った」 「彼は僕にそれを支払うべきだけど、まだ支払っていないんだ」 ともに高給取りの両者にとって50ユーロという賭けの金額はメンタル面の駆け引きにおいて何の効力も発揮しないように思えるが、緊迫感のある序盤の攻防においてそういったジョークを言える精神的な余裕があったことが、ママルダシュヴィリのPKストップに繋がった部分は十二分にありそうだ。 2025.04.06 21:35 Sun
4

ベルナベウで痛恨敗戦のマドリー、アンチェロッティ監督はCLアーセナル戦に向けて即座の切り替えを要求

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が5日にホームで行われ、1-2で敗れたラ・リーガ第30節バレンシア戦後に会見でコメントした。 首位バルセロナを3ポイント差で追う2位マドリーが3日後にチャンピオンズリーグ準々決勝1stレグのアーセナル戦を控える中、15位バレンシアをサンチャゴ・ベルナベウに迎えた一戦。 開始10分にFWムバッペがPKを獲得したマドリーだったが、キッカーを務めたFWヴィニシウスのシュートはGKママルダシュヴィリのセーブに阻まれて先制ならず。 すると15分にCKからDFディアカビにヘディングシュートを決められて先制される。その後、ディアカビのオウンゴールで同点に追いついたかと思われたが、VARが入ってオフサイドがありノーゴールに。 それでも迎えた後半、開始5分にCKからヴィニシウスが名誉挽回の同点弾を奪取。しかしママルダシュヴィリに立ちはだかられて逆転ゴールを奪えずにいると追加タイム5分にFWウーゴ・ドゥロに決勝弾を許して痛い敗戦に。 同日、バルセロナがベティスに引き分けたことで何とか4ポイント差で踏み止まったが、負けに等しい引き分けに対してアンチェロッティ監督は即座の切り替えを要求した。 「リーグ戦でより力強く戦う機会を失ったが、CLアーセナル戦とコパ・デル・レイ決勝のバルセロナ戦はまた違った試合になるだろう。相手はより攻撃的になり、試合展開が大きく変わるはずだ。もちろん、我々はもっと良い守備をし、前線で効果的にプレーする必要がある。いずれにせよ集中力を失ってはならない。現時点では相手チームが我々から得点を挙げるのはさほど難しくないというのは事実だ。だが、そのことに不平を言っても無駄だ。今日の敗戦は当然ではない。もっと良い結果を出すことができた。だが、試合に臨む姿勢が悪かったわけではない。我々は勝利に値したし、敗戦は細かい点によるものだ。我々は先に進み、火曜のアーセナル戦に集中する必要がある」 2025.04.06 10:00 Sun
5

久保建英に「目を開けろ」「中国人」、人種差別発言のバレンシアファン2名に処分

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英へ人種差別的発言を行ったとして、バレンシアのファン2名が処分を受けることとなった。 事件が起きていたのは今年1月19日。ラ・リーガ第20節のバレンシアvsソシエダの一戦で発生した。 バレンシアのホームであるメスタージャでの試合。ピッチサイドでウォーミングアップしていた久保とアンデル・バレネチェアに対し、スタンドのバレンシアのファン数人が人種差別の言葉を投げかけていた。 久保に対しては「チノ、目を開けろ、中国人、お前は中国人だ!」と人種差別的な批判が行われると、「ETA、クソ野郎、爆弾を仕掛けろ!」 、「お尻に棒を突っ込んでしまった!」 、「ETA、彼らはあなたに爆弾を置き、頭を覆え!」とバスク出身のバレネチェアに投げかけたという。(ETAはバスク国民党から分離する形で設立された民族組織のこと) ソシエダ、バレンシア共に声明を発表していたが、国家暴力対策委員会がこの件を調査。この結果2名が特定され、4000ユーロ(約62万5000円)の罰金と、12カ月間のスポーツの試合会場へ立ち入りが禁じられることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】バレンシアのファンが久保建英らソシエダの選手に差別発言</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">La Real Sociedad condena enérgicamente los insultos racistas y de otra índole que, desde uno de los fondos de Mestalla, varios aficionados valencianistas profirieron a algunos de nuestros futbolistas. <br><br>Tenemos claro que esos elementos no representan la grandeza de la entidad… <a href="https://t.co/xvjh9VjQ99">pic.twitter.com/xvjh9VjQ99</a></p>&mdash; Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) <a href="https://twitter.com/RealSociedad/status/1881357834224373896?ref_src=twsrc%5Etfw">January 20, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.04 21:45 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly