ママルダシュヴィリがバレンシア残留へ 心身ともに切り替えて帰還「今の僕は残りたい」

2024.07.29 17:00 Mon
ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)
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ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)
ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリ(23)がバレンシアに帰ってきた。スペイン『Relevo』が伝えている。

近年台頭した“クヴァラ世代”の1人、ママルダシュヴィリ。建国以来、サッカーの国際舞台と縁がなかったジョージアをユーロ2024出場に導き、本大会ベスト16という成果を上げた。

クラブキャリアでは、昨季のバレンシアでラ・リーガNo.1守護神とも称えられる奮闘ぶりを見せ、ニューカッスルが獲得へ本腰。プレミアリーグの他クラブからも関心が寄せられる。
しかし、バレンシアの要求額を支払うつもりのあるクラブが欧州にないとされ、状況はユーロ2024開幕前から変化なし。

そうこうしているうちに、休暇を終えたママルダシュヴィリがバレンシアの練習に合流。その裏では、満を持してと言うべきか、サウジアラビア勢からの接触が始まったという。
ただ、ママルダシュヴィリは「プレミアリーグのトップクラブ」しか眼中になく、バレンシアで時が来るのを待つ方針とのこと。個人間ではプレミアの下位クラブから打診があったものの、これらを全て断ってきたそうだ。

詰まるところ、バレンシアではクラブ内外から大きな信頼を得ており、残留を嫌がってはいない模様。帰還した28日の取材対応では、心身ともに切り替えた様子を窺わせた。

「どこでもいいから移籍したいってわけじゃない。今の僕は、バレンシアに残りたい」

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ユベントスがウルグアイの大器、U-20W杯優勝に貢献のDFゴンサレスをバレンシアから完全移籍で獲得

ユベントスは8日、バレンシアからウルグアイ代表DFファクンド・ゴンサレス(20)を完全移籍で獲得したことを発表した。 契約期間は2026年夏までの3年間。イタリア『スカイ・スポーツ』によれば、移籍金は35万ユーロ(約5500万円)で、ボーナスとして200万ユーロ(約3億1500万円)がつく可能性。さらに、売却時の15〜20%をバレンシアが手にする契約だという。 ウルグアイ出身のゴンサレスは、左利きのセンターバックで、190cmの長身。フィジカルに優れているだけでなく、テクニックやスピいーども備えている現代的な選手だ。 エスパニョールのユースからバレンシアの下部組織に加入。その後は順調に昇格をするも、ファーストチームではデビューしておらず、セカンドチームで37試合に出場し1ゴール1アシストを記録していた。 ウルグアイ代表にも招集されているがデビューはまだしていない状況。U-20ウルグアイ代表として21試合プレーし、5月〜6月にかけて行われたU-20ワールドカップ(W杯)では、7試合に先発フル出場。イングランド戦で2失点を喫したものの、その他の6試合は全てクリーンシートを達成し、ウルグアイの優勝に大きく貢献していた。 2023.08.09 10:20 Wed
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ジャスティン・クライファートが偉業達成! 史上3人目となる欧州5大リーグ得点者に

ボーンマスの元オランダ代表FWジャスティン・クライファートが偉業を達成した。イギリス『Sport bible』が伝えている。 かつてアヤックスやバルセロナなどで活躍したパトリック・クライファートを実の父親に持つクライファート。 かつて父もプレーしたアヤックスでプロキャリアをスタートした後、2018年にローマ(イタリア)へ完全移籍。ただ、セリエAの名門では定位置奪取とはいかず、RBライプツィヒ(ドイツ)、ニース(フランス)、バレンシア(スペイン)へのレンタル移籍を繰り返した。 そして、今夏の移籍市場でローマからボーンマス(イングランド)に完全移籍していた。 24歳にしてヨーロッパ5大リーグをコンプリートする形となった同選手は、さらに25日に行われたプレミアリーグ第13節のシェフィールド・ユナイテッド戦(3-1で勝利)で偉業を達成。 前半終了間際にエリア外へ飛び出してクリアを試みたGKフォダリンガムからボールを奪い切ったクライファートは角度がないところから無人のゴールへミドルシュートを突き刺し、プレミアリーグデビューから10戦目にして初ゴールを記録。すでにセリエA、ブンデスリーガ、リーグ・アン、ラ・リーガでゴールを決めていたため、今回のプレミアリーグ初ゴールによってヨーロッパ5大リーグすべてでゴールを挙げる偉業達成となった。 なお、これまでヨーロッパ5大リーグすべてでゴールを挙げた選手は、クライファート以前に2人のみ。1人目は元ルーマニア代表FWフロリン・ラドチョウ氏で、同氏は現役時代にミラン、エスパニョール、シュツットガルト、ウェストハム、モナコなどでプレー。 2人目はモンテネグロ代表FWステファン・ヨベティッチ(現オリンピアコス)で、同選手はフィオレンティーナ、マンチェスター・シティ、セビージャ、モナコ、ヘルタ・ベルリンといったクラブでプレーしていた。 2023.11.26 08:30 Sun
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バレンシアの逸材DFガシオロフスキに複数ビッグクラブが関心

バレンシアのU-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(18)に複数ビッグクラブが関心を示しているようだ。イギリス『TEAMtalk』が報じている。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、190cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシアBでのプレーを経て昨年10月に行われたマジョルカ戦でファーストチームデビュー。以降はここまで公式戦8試合に出場している。 また、スペインとポーランドの二重国籍を有するなか、U-17チームから生まれ故郷のスペインでのプレーを選択し、現在はU-19スペイン代表の主力として活躍している。 現在はセンターバックを主戦場としているが、元々はサイドバックでプレーしていたこともあり、バレンシアのファーストチームではここまで左サイドバックとしてプレー。その恵まれた体躯通りの空中戦の強さに加え、サイズを感じさせないスピードを兼備するフィジカルアスリートで、出足鋭い対応で対峙した相手を潰すアグレッシブな対人守備を持ち味とする。 さらに、判断や精度という部分に伸びしろを残すが、後方からの配球や積極果敢なドライブなど攻撃に関与する意識も高い現代型のDF。セットプレー時はターゲットマンとしても有能だが、ロングスローも武器としている。 『TEAMtalk』によると、そのバレンシア産の逸材に対してはアーセナルとトッテナム、ユベントスの3クラブが関心を示しているという。 なお、バレンシアとは2年の延長オプションが付帯した2025年までの契約を結んでいるが、財政面の問題を抱えるクラブは適切なオファーが届いた場合、交渉に応じる可能性は高そうだ。 2024.01.02 06:30 Tue

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