モウリーニョがローマで初会見! メディアを目の前に、らしさ満載のコメント連発
2021.07.08 23:09 Thu
ローマのジョゼ・モウリーニョ監督が新天地での初の公式会見に出席した。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。
会見途中に音響トラブルが起こった際には自ら機材を直しに向かうなど、新天地でもさすがのエンターテイナーぶりを発揮している。
「まずは温かく迎えてくれたファンに感謝したい。まだ何も成し遂げていないにもかかわらず、信じられない歓迎だった。同時にクラブとフリードキンファミリーにも感謝したい。本当に素晴らしい歓迎をしてもらい、感動しているよ」
「ローマの人々は今日の成功を望んでいるのではなく、情熱を持って働き、将来に向けて持続可能なプロジェクトを望んでいる。それこそ私がここにいる理由だ」
「今はスタッフと一緒に仕事をするときだ。この街は素晴らしいが、私がここにいる理由は休暇のためではないからね」
「この街のシンボルマークやカラーはクラブとの繋がりが強く、ローマという街とローマというクラブを混同してしまうこともあるが、我々は仕事をするためにここにいるのであって休暇ではない」
「私はここ最近、携帯電話の番号を3回も変えなければならなかった。なぜなら、皆さん(目の前にいるジャーナリストたち)がいつでも私の番号をどうにか手にするからだ。まあ、冗談は脇に置いておくとして、ここに戻ってこれたことは素晴らしい。イタリアを恋しく思っていたが、今はやるべき多くの仕事がある」
「ただ、私はクラブを守る必要があり、これからの仕事中はあまり良い顔はできないと思うよ」
ローマでの今後の目標に関してはまずはグループを知ることに専念し、タイトル獲得の有無に関してはひとまず明言を避けている。
「最初のステップは、グループを知ることだ。プレーヤーを知る前に何かを変えることはできない。譲れない原則もある。今日は最初のトレーニングだが、プレーヤーたちには我々がどのように仕事をしているのかをすぐに理解してもらいたいと思っている。私はいつも、全員から100%の力を引き出したいと思っている」
「隔離期間中はトリゴリアで過ごしていたから、多くの人と話す機会もあった。一緒に働こうという気持ちが伝わってきて、とても気持ちが良かったよ」
「多くの人はいつもタイトルの話をするが、我々はプロジェクトや仕事の話をしている。タイトルを約束するのは簡単だが、現実は違うものだ」
「我々はプロジェクトと改善について話す。あなた方はタイトルについて話すが、我々はプロジェクトについて話す。我々のオーナーは単発の成功を望んでいるのではなく、そこにたどり着き、そこに留まることを望んでいる。それはより難しいことだ」
「(大量の資金を投下して)勝つことは簡単だが、勝利しても給料を払うことができないかもしれない。それとは逆に、我々は持続可能でありたいと思っており、クラブと私は同じ考えを共有している。我々はそのための仕事をして、タイトルにたどり着くつもりだ」
「(ローマで採用する戦術に関して)アイデアはあるが、まずは試行錯誤が必要だ。どうすれば各プレーヤーを最適なポジションに配置できるかを理解しなければならない」
「フットボールは大きく変わった。今では一つのシステムを決めて戦うのは難しくなり、今では変化に対応し、より多くの選択肢を持つ必要がある。現在のプレーヤーたちはより良い戦術文化を持っているしね」
また、今後の去就に注目が集まるボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ、イタリア代表としてユーロ2020に参戦しているMFブライアン・クリスタンテ、MFレオナルド・スピナッツォーラ(負傷離脱)、ポルトガル人指揮官の下でキーマンの一人と目されるMFニコロ・ザニオーロら現有戦力についても言及している。
「(ジェコの去就について)自分のクラブで何が起こっているかを話す必要はない。この情報をあなた方と共有することはできない。クラブのディレクターから最初に知らされることになるはずだ」
「(クリスタンテ、スピナッツォーラについて)我々は彼らが代表チームの一員であることに満足している。代表チームは非常に好調で、50%の確率でユーロのチャンピオンとしてここに戻ってくることができる」
「私は彼らと一緒に仕事をしたことはないが、彼らを私のプレーヤーだと思っている。クリスタンテの存在は代表チームに多くの素晴らしいプレーヤーがいるのに、11人しかプレーできないという事実を証明している。(監督のロベルト・)マンチーニはこれを変えることはできない。彼はクリスタンテを尊重し、彼を頼りにしている」
「スピナッツォーラに関しては、我々全員にとって悲しい状況だが、彼の明るさは素晴らしいと思っているよ。彼はポジティブな人間だが、我々は長い間、彼と一緒にいられないのだから、彼にとっても我々にとっても辛いことだ」
「我々にはリッカルド・カラフィオーリのような若いプレーヤーがいて、彼はトップチームのプレーヤーだが、我々には左サイドバックが必要だと思う」
「(ザニオーロについて)我々には理解とコミュニケーションが必要だ。ザニオーロは、このチームにいる他のプレーヤー同様、素晴らしい才能を持っている。彼のケガの履歴も知っているが、彼と他のプレーヤーにとって最適な環境を見つけなければならない」
さらに、インテルで史上初のシーズントレブルを達成した2010年以来のイタリア帰還となった中、この11年間の自身の変化について問われると、失敗と揶揄されるここ数年の出来事を過剰に意識してか、ややいら立った反応を見せながらも、より多くの経験を得たと語っている。
「私はローマの監督であり、他の何者にもなりたくない。ここではやるべきことがたくさんあり、私は24時間この役割を担うが、数時間は眠る必要がある」
「ローマでの在任期間にイタリアのフットボール界に何かを与えることができれば、それは素晴らしいことだと思う。恐らく、色々なことが起こる可能性があると思うが、私は選手を守るために全力を尽くす。そして、トラブルを自ら探すようなことはしない。今は経験が豊富であり、精神的にもしっかりしていると思うが、私は常に自分のクラブを守る」
「私はマンチェスター・ユナイテッドで3つのトロフィーを獲得したが、それは失敗だったと思われている。トッテナムでは指揮を執ることさえできなかったカップ戦(EFLカップ)で決勝に進出したが、これも失敗としか思われなかった。他の人にとっては大成功であっても、私にとっては失敗だということだ」
「(識者からの批判に関して)何も言うことはない。私の直近の3つのクラブではチェルシーでタイトルを獲得し、ユナイテッドでは3つのカップを獲得し、トッテナムではファイナルに進出し、リーグ6位でヨーロッパリーグ出場権を手にした。私にとっての失敗は、他の人が成し遂げられないものだ」
「とにかく、ローマは私のものではなく、ロマニスタのものだ。私はこのクラブの一員にすぎないということだ。したがって、モウリーニョのローマという言葉は聞きたくない。ただ、あなた方が求めるのであれば、サッリのラツィオやアッレグリのユベントスについて話してもいいがね」
最後に、契約最終年となる3年後のローマがどうなっているかを問われると、「セレブレーションだ。何かを祝い合っているはずだ」と、自信家らしい形で締めくくった。
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昨シーズン途中にトッテナムの指揮官を解任されたモウリーニョ監督は、そのわずか2週間後にパウロ・フォンセカ氏の後任としてローマの新指揮官就任が決定した。そして、監督就任決定後、約2カ月が経った今月2日にローマに到着したポルトガル人指揮官は、8日にメディアをクラブハウスに招いた中、初の公式会見に出席した。「まずは温かく迎えてくれたファンに感謝したい。まだ何も成し遂げていないにもかかわらず、信じられない歓迎だった。同時にクラブとフリードキンファミリーにも感謝したい。本当に素晴らしい歓迎をしてもらい、感動しているよ」
「ダンとライアン・フリードキンは明確なプロジェクトを持っている。彼らはローマの未来を築きたいと思っている。フットボールには『時間』という概念が存在しないことがあるが、今回はそれがしっかりと存在していて、それこそが重要なんだ」
「ローマの人々は今日の成功を望んでいるのではなく、情熱を持って働き、将来に向けて持続可能なプロジェクトを望んでいる。それこそ私がここにいる理由だ」
「今はスタッフと一緒に仕事をするときだ。この街は素晴らしいが、私がここにいる理由は休暇のためではないからね」
「この街のシンボルマークやカラーはクラブとの繋がりが強く、ローマという街とローマというクラブを混同してしまうこともあるが、我々は仕事をするためにここにいるのであって休暇ではない」
「私はここ最近、携帯電話の番号を3回も変えなければならなかった。なぜなら、皆さん(目の前にいるジャーナリストたち)がいつでも私の番号をどうにか手にするからだ。まあ、冗談は脇に置いておくとして、ここに戻ってこれたことは素晴らしい。イタリアを恋しく思っていたが、今はやるべき多くの仕事がある」
「ただ、私はクラブを守る必要があり、これからの仕事中はあまり良い顔はできないと思うよ」
ローマでの今後の目標に関してはまずはグループを知ることに専念し、タイトル獲得の有無に関してはひとまず明言を避けている。
「最初のステップは、グループを知ることだ。プレーヤーを知る前に何かを変えることはできない。譲れない原則もある。今日は最初のトレーニングだが、プレーヤーたちには我々がどのように仕事をしているのかをすぐに理解してもらいたいと思っている。私はいつも、全員から100%の力を引き出したいと思っている」
「隔離期間中はトリゴリアで過ごしていたから、多くの人と話す機会もあった。一緒に働こうという気持ちが伝わってきて、とても気持ちが良かったよ」
「多くの人はいつもタイトルの話をするが、我々はプロジェクトや仕事の話をしている。タイトルを約束するのは簡単だが、現実は違うものだ」
「我々はプロジェクトと改善について話す。あなた方はタイトルについて話すが、我々はプロジェクトについて話す。我々のオーナーは単発の成功を望んでいるのではなく、そこにたどり着き、そこに留まることを望んでいる。それはより難しいことだ」
「(大量の資金を投下して)勝つことは簡単だが、勝利しても給料を払うことができないかもしれない。それとは逆に、我々は持続可能でありたいと思っており、クラブと私は同じ考えを共有している。我々はそのための仕事をして、タイトルにたどり着くつもりだ」
「(ローマで採用する戦術に関して)アイデアはあるが、まずは試行錯誤が必要だ。どうすれば各プレーヤーを最適なポジションに配置できるかを理解しなければならない」
「フットボールは大きく変わった。今では一つのシステムを決めて戦うのは難しくなり、今では変化に対応し、より多くの選択肢を持つ必要がある。現在のプレーヤーたちはより良い戦術文化を持っているしね」
また、今後の去就に注目が集まるボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ、イタリア代表としてユーロ2020に参戦しているMFブライアン・クリスタンテ、MFレオナルド・スピナッツォーラ(負傷離脱)、ポルトガル人指揮官の下でキーマンの一人と目されるMFニコロ・ザニオーロら現有戦力についても言及している。
「(ジェコの去就について)自分のクラブで何が起こっているかを話す必要はない。この情報をあなた方と共有することはできない。クラブのディレクターから最初に知らされることになるはずだ」
「(クリスタンテ、スピナッツォーラについて)我々は彼らが代表チームの一員であることに満足している。代表チームは非常に好調で、50%の確率でユーロのチャンピオンとしてここに戻ってくることができる」
「私は彼らと一緒に仕事をしたことはないが、彼らを私のプレーヤーだと思っている。クリスタンテの存在は代表チームに多くの素晴らしいプレーヤーがいるのに、11人しかプレーできないという事実を証明している。(監督のロベルト・)マンチーニはこれを変えることはできない。彼はクリスタンテを尊重し、彼を頼りにしている」
「スピナッツォーラに関しては、我々全員にとって悲しい状況だが、彼の明るさは素晴らしいと思っているよ。彼はポジティブな人間だが、我々は長い間、彼と一緒にいられないのだから、彼にとっても我々にとっても辛いことだ」
「我々にはリッカルド・カラフィオーリのような若いプレーヤーがいて、彼はトップチームのプレーヤーだが、我々には左サイドバックが必要だと思う」
「(ザニオーロについて)我々には理解とコミュニケーションが必要だ。ザニオーロは、このチームにいる他のプレーヤー同様、素晴らしい才能を持っている。彼のケガの履歴も知っているが、彼と他のプレーヤーにとって最適な環境を見つけなければならない」
さらに、インテルで史上初のシーズントレブルを達成した2010年以来のイタリア帰還となった中、この11年間の自身の変化について問われると、失敗と揶揄されるここ数年の出来事を過剰に意識してか、ややいら立った反応を見せながらも、より多くの経験を得たと語っている。
「私はローマの監督であり、他の何者にもなりたくない。ここではやるべきことがたくさんあり、私は24時間この役割を担うが、数時間は眠る必要がある」
「ローマでの在任期間にイタリアのフットボール界に何かを与えることができれば、それは素晴らしいことだと思う。恐らく、色々なことが起こる可能性があると思うが、私は選手を守るために全力を尽くす。そして、トラブルを自ら探すようなことはしない。今は経験が豊富であり、精神的にもしっかりしていると思うが、私は常に自分のクラブを守る」
「私はマンチェスター・ユナイテッドで3つのトロフィーを獲得したが、それは失敗だったと思われている。トッテナムでは指揮を執ることさえできなかったカップ戦(EFLカップ)で決勝に進出したが、これも失敗としか思われなかった。他の人にとっては大成功であっても、私にとっては失敗だということだ」
「(識者からの批判に関して)何も言うことはない。私の直近の3つのクラブではチェルシーでタイトルを獲得し、ユナイテッドでは3つのカップを獲得し、トッテナムではファイナルに進出し、リーグ6位でヨーロッパリーグ出場権を手にした。私にとっての失敗は、他の人が成し遂げられないものだ」
「とにかく、ローマは私のものではなく、ロマニスタのものだ。私はこのクラブの一員にすぎないということだ。したがって、モウリーニョのローマという言葉は聞きたくない。ただ、あなた方が求めるのであれば、サッリのラツィオやアッレグリのユベントスについて話してもいいがね」
最後に、契約最終年となる3年後のローマがどうなっているかを問われると、「セレブレーションだ。何かを祝い合っているはずだ」と、自信家らしい形で締めくくった。
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サウジアラビア代表DFサウード・アブドゥルハミド(25)のローマ移籍について、代理人がいきさつ、そして信念を語った。国内の関係者からは反対されていたのだという。 アブドゥルハミドはサウジ代表の主力右SBで、22年W杯も全3試合に先発出場。昨季はスター選手乱獲によりサウジ代表選手のプレータイムが激減したアル・ヒラルでも定位置を守り、今季からローマへ4年契約で完全移籍した。 ただ、ケガしているわけではないが、ここまでセリエA出場ゼロ。12試合全てでベンチスタートとなり、全てをベンチのまま終えている。 そんななか、代理人を担うアーメド・アルムアリン氏がサウジ『アラブ・ニュース』に登場。 ローマ移籍のいきさつを明かしたうえで、国内リーグの待遇が良く、相対的に国外移籍に消極的とされるサウジ選手へ、欧州移籍への意欲を見せてほしいと語った。 「フローラン・ギゾルフィ(※)が5月に関心を寄せてくれてね。当時彼はニースだったが、ローマのSDに任命され、話を続けてくれたんだ。イタリア首都の彼から電話がきたんだよ」 (※)昨季までニースSD、今季からローマSD 「ローマとの契約直前には、スタッド・レンヌも頻繁に連絡をくれた。最後はサウード自身がローマを選んだが、レンヌにも感謝しなければならない」 「この移籍がサウジサッカーに寄与することを願っている。他のサウジ選手にも欧州でプレーしてほしい。現状で言えば、今回のディールは国内で多くの人から反対されたという現実がある。サウジ選手の新たな扉を開くために、私自身も自腹を切る形となったのだ」 最後に、ここまでEL2試合しか出場していないサウードの出場機会増加に期待。 「ベンチスタートはあらかじめギゾルフィから説明されていて、サウードも受け入れたことと思う。メンタル的な準備は問題ないだろう。ここから、他に類を見ない“イタリア”への適応が大事になる。その間に代表戦でプレーしているのは悪いことじゃない」 2024.11.19 22:16 Tue3
好調ラツィオ牽引のペドロが年明けデルビーへ早くも臨戦態勢…「ラツィオに売却してくれたことに感謝している」
好調ラツィオを牽引する元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスが、年明けに控える古巣対戦へ早くも闘志を燃やしている。 イゴール・トゥドールからマルコ・バローニへの指揮官交代に、重心チーロ・インモービレ、ルイス・アルベルト、フェリペ・アンデルソンらと袂を分かつ、大刷新を敢行して今シーズンに臨んだラツィオ。 開幕時点での下馬評は低かったが、ここまでは首位のナポリと1ポイント差のセリエA5位に加え、ヨーロッパリーグでは唯一の4連勝と、クラウディオ・ロティート会長の賭けは見事に成功している。 その新生ビアンコチェレスティを牽引する37歳のベテランアタッカーは、ここまでの公式戦12試合6ゴール2アシストと衰え知らずのパフォーマンスを披露している。 その絶好調の元バルセロナFWは、イタリア『Il Messaggero』のインタビューで来年1月5日に控える古巣ローマとのデルビー・デッラ・カピターレへの熱い思いを語った。 2020年夏にチェルシーからローマへのフリートランスファーでセリエAでのキャリアをスタートしたペドロだが、翌年に当時の指揮官ジョゼ・モウリーニョから構想外を言い渡された末、宿敵のラツィオへフリートランスファーで電撃移籍。 その際にポルトガル人指揮官とジャッロロッシへの憤りを示し、初の古巣対戦ではチームをデルビー勝利に導く痛烈な恩返し弾も挙げていた。 移籍から3年が経過したこともあり、「ローマとモウリーニョについてすでに話した詳細を繰り返したくない」と当時に比べて怒りの感情は薄れつつあるものの、改めて古巣に関してコメントを求められると、痛烈な皮肉を交えて対抗意識を燃やしている。 「それらは過去のことであり、実際、彼らは当時最良の決断を下した。首都のトップチーム、つまりラツィオに自分を売却してくれたことに感謝しているよ」 「僕は競争の激しいセリエAでプレーを続けたかったし、その願いが叶ったよ」 さらに、好対照の序盤戦を過ごす両者が対峙する年明けの大一番に向けては「次のデルビーで得点を挙げたい。いつも複雑な試合だ。今はイベントの感情と情熱も味わっている。試合の意味をより深く理解していて、すでに得点していてもさらに難しくなる」と、その意気込みを語っている。 2024.11.18 08:15 Mon4
苦境のローマとともにくすぶり続けてきたフンメルスにようやくチャンス到来か…指揮官交代で前向きに
苦境のローマとともにくすぶり続けてきたドイツ代表DFマッツ・フンメルスだが、ようやくのチャンス到来へモチベーションを高めているようだ。 昨シーズン限りでドルトムントを退団したフンメルスは、9月初旬にローマへフリートランスファーで加入。開幕時点でチームを指揮していたダニエレ・デ・ロッシ監督の熱心なラブコールが加入決断の決定打となっていたが、その指揮官は自身がコンディション調整の時期に解任された。 その後、徐々にコンディションを上げてきたベテランDFだったが、先日に解任されたイバン・ユリッチ前監督の下では構想外に。マンツーマン守備を志向する新指揮官は3バックにスピードを求めており、“戦術的な判断”を理由にベンチを温める日々が続き、デビュー戦にして唯一の出場となったフィオレンティーナ戦では数的不利で投入された直後にオウンゴールで失点に関与する屈辱も味わった。 そのため、今冬の移籍市場での退団が決定的と見られていたが、ここにきてユリッチ監督の解任によって状況が好転している。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、ボローニャ戦の敗戦後に解任を伝えられたユリッチ監督から冷遇に対する謝罪を受けたとされるフンメルスは、直近に「この72時間の自分」とのキャプションとともにスマートフォンを微妙な表情で見つめる自身の写真を投稿。 この投稿に関してはユリッチ前監督の解任、クラウディオ・ラニエリ氏の新監督就任報道を巡る状況を注視し、新たな変化を歓迎する気持ちの移り変わりを示唆したものだとみられる。 ベテランの扱いにも長けたラニエリ氏の下で3バックを採用する場合は新たなディフェンスリーダーとなれる可能性は高く、4バック採用でも過密日程のなかで着実に出場機会が見込める状況であり、百戦錬磨のセンターバックがようやく新天地で本領発揮の予感だ。 2024.11.14 21:10 Thu5