アトレティコ、左サイドバック不足問題は内部で解決か?

2020.05.25 11:11 Mon
Getty Images
今夏の移籍市場で左サイドバックの補強に動いているとされているアトレティコ・マドリーだが、どうやら内部で解決する方向のようだ。スペイン『アス』が伝えた。

アトレティコでは、昨夏アトレチコ・パラナエンセから加入したブラジル代表DFレナン・ロージが左サイドバックのレギュラーとしてプレー。今シーズンのラ・リーガでは23試合に出場し1ゴール2アシストを記録していた。

シーズン中に欠場した際には、スペイン代表MFサウール・ニゲスが代役を務めることもあり、今夏の移籍市場では補強に動くとみられている。
その候補には、パリ・サンジェルマン(PSG)のフランス代表DFレイヴァン・クルザワ(27)が浮上しており、今シーズン限りでPSGとの契約が満了を迎えることから、獲得に動くとされていた。

しかし、『アス』によるとアトレティコは内部的にこの問題を解決すると報道。その候補に挙がっているのはが、U-23ブラジル代表DFカイオ・エンリケ(22)とスペイン人DFマヌ・サンチェス(19)の2名とのことだ。
カイオ・エンリケは、アトレティコの下部組織出身で、今年1月にグレミオへ1年間のレンタル移籍を果たしていた。アトレティコでは中盤でプレーしていたものの、グレミオでは左サイドバックとしてコパ・リベルタドーレスで2試合に出場。その後、新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で試合が行われていない状況だ。

アトレティコとの契約は2023年6月までとなっており、契約解除条項については3000万ユーロ(約35億2000万円)が設定されているとのこと。チームに復帰することが一番の解決策だと考えられている。

また、ブラジル人だが、今後数カ月以内にスペインのパスポートを取得できる見込みとのこと。2020-21シーズン開幕時にはEU圏内の選手として扱えるため、チームに居ることは問題にならないとみられている。

一方のマヌ・サンチェスは同じくアトレティコの下部組織出身。現在はBチームに所属しているが、ファーストチームにはトレーニングメンバーとして参加している。そのため、ディエゴ・シメオネ監督の戦術は理解しているという利点がある。

今シーズンは昨年12月のオサスナ戦で左サイドバックとして起用。また、コパ・デル・レイ3回戦のクルトゥラル・レオネサ戦でも先発出場していた。

何れにしても、サイドバックの補強に動くことはないとみられるアトレティコ。まずは来シーズンのチャンピオンズリーグ出場権確保に集中することになりそうだ。

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【ラ・リーガ第35節プレビュー】タイトル行方左右する伝統の一戦! 久保はアトレティコに挑む

先週末に行われた第34節ではバルセロナ、レアル・マドリーの2強が揃って勝利。トップ5争いではアスレティック・ビルバオが取りこぼした一方、ビジャレアルとレアル・ベティスは揃って勝ち点3を積み上げている。 今節はラ・リーガタイトルレースを左右するリーグ戦では今季2度目となるエル・クラシコが最注目カードだ。 首位のバルセロナ(勝ち点79)は前節、大幅なターンオーバーを敢行したなかで最下位のバジャドリーに2-1の逆転勝利。4ポイント差を維持してホーム開催の頂上決戦を戦うことになった。ただ、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)の準決勝2ndレグでは初戦に続く打ち合いとなったインテルとの敵地での死闘を延長戦の末に3-4で落とし、無念のベスト4敗退。シーズン3冠の夢が潰え、心身ともにダメージを抱える形で今回の大一番を戦うことになった。 対する2位のマドリー(勝ち点75)は前節、セルタとのホームゲームを3-2で勝利。後半の連続失点はいただけなかったが、MFアルダ・ギュレルの1ゴール1アシストの活躍にFWムバッペのドブレーテの活躍によってリーグ連勝で敵地でのクラシコを戦うことになった。今季3度の対戦でいずれも敗れている宿敵にリベンジを果たし、逆転での連覇に望みを繋げるためには攻撃陣の活躍とともに守備面でパーフェクトな対応を見せる必要がある。 その頂上決戦とともに注目度が高い一戦は、3位のアトレティコ・マドリー(勝ち点67)と11位のレアル・ソシエダ(勝ち点43)の強豪対決だ。 アトレティコは前節、下位に沈むアラベスと対戦。試合を通して攻撃が停滞し、選手交代も嵌らず。逆転優勝の可能性が完全に潰えた。残り4試合ではスーペル・コパ・デ・エスパーニャ出場圏内の2位フィニッシュとともに、CL出場権確保となる勝ち点3を手にしたい。いずれも古巣対戦となるFWセルロートやFWグリーズマンらストライカー陣の活躍に期待だ。 対するソシエダは前節、アスレティックとのバスク・ダービーを0-0のドローで終えた。ヨーロッパリーグ(EL)準決勝2ndレグのマンチェスター・ユナイテッド戦を控えるなか、大幅にメンバーを入れ替えた相手に見せ場の少ない痛み分けの結果に終わった。MF久保建英に関しては攻撃面で見せ場を作ったが、チームに4試合ぶりの白星をもたらすには至らなかった。それでも、混戦模様のEL、カンファレンスリーグ(ECL)出場権争いではまだチャンスが残っており、敵地から勝ち点3を持ち帰りたい。相手の左サイドの守備は比較的ウィークポイントとなっており、違いとともに決定的な仕事を見せたい。 4位以下のトップ5争いではEL準決勝敗退となった4位のアスレティック(勝ち点61)が17位のアラベス、5位のビジャレアル(勝ち点58)が15位のジローナ。ECL決勝進出を果たした6位のベティス(勝ち点57)が、9位のオサスナと対戦する。欧州の戦いで明暗分かれたアスレティックとベティスはともに厳しいコンディションのなか、勝ち点3を手にできるか。 FW浅野拓磨を擁する10位のマジョルカ(勝ち点44)は、最下位のバジャドリーと対戦。前節、浅野が途中出場で戦列復帰を果たしたが、チームはジローナに0-1で敗戦。逆転での欧州出場権獲得へは今回の一戦での勝ち点3が必須。引き続きジョーカー起用が見込まれる日本人FWの決定的な仕事も求められるところだ。 それ以外では降格圏のラス・パルマス、レガネスの2チーム、セビージャといった下位チームの戦いにも注目だ。 《ラ・リーガ第35節》 ▽5/9(金) 《28:00》 ラス・パルマス vs ラージョ ▽5/10(土) 《21:00》 バレンシア vs ヘタフェ 《23:15》 セルタ vs セビージャ 《25:30》 ジローナ vs ビジャレアル マジョルカ vs バジャドリー 《28:00》 アトレティコ・マドリー vs レアル・ソシエダ ▽5/11(日) 《21:00》 レガネス vs エスパニョール 《23:15》 バルセロナ vs レアル・マドリー 《25:30》 アスレティック・ビルバオ vs アラベス 《28:00》 ベティス vs オサスナ 2025.05.09 19:00 Fri

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