まだ浮かれるには早い…/原ゆみこのマドリッド
2026.03.13 16:35 Fri
「何考えているんだろ」そんな風に私が困惑していたのは木曜日、この週末のメトロポリターノが、ビーキー・ブラインダーズ祭りになると聞いた時のことでした。映画公開に先立って、Netflixとコラボすることになったアトレティコはコケ、グリーズマン、ヒメネス、セルロート、ルックマンが出演者のような仮装をしたプロモビデオを作成。さらに兄弟分ダービーの当日はスタジアム周辺にファンゾーンを設けて作品に関連したイベントを開催、ハーフタイムショーもあるというんですけどね。
いくら先日のCL16強対決トッテナム戦1stレグで5-2と勝ち、来週水曜の2ndレグに余裕が持てるといっても、昨今はアウェイ弱者として知られているアトレティコ。コパ・デル・レイ準決勝でバルサに4-0の大勝した後だって、カンプ・ノウでは3-0まで追い詰められ、冷や汗をかいたのをもう忘れてしまった?それでもチームは、「El Tottenham no es el Barça/エル・トッテナム・ノー・エス・エル・バルサ(トッテナムはバルサじゃない)」と楽観しているようですが、いえ、その前にこのところ、ヘタフェが急激に調子を上げていることを無視するのは極めて危険なんですよ。
だってえ、冬の移籍市場で獲得したFWサトリアーノが優秀だったおかげでもあって、ボルダラス監督のチームはレアル・マドリー、ベティスと上位チームに2連勝中。ここ5試合で4勝1敗という上昇機運に乗って、とうとう順位も9位となり、今はあと2勝して、残留確定ラインの勝ち点早期到達に専念しているとなれば、ええ、昨季もCL16強対決マドリーダービーの狭間となったヘタフェ戦でアトレティコは負けていますからね。
今季のシーズン前半対決では0-1と勝ったとはいえ、得点はドゥアルテのオウンゴールでしたし、相手はマドリッド勢で唯一、ミッドウィークの試合がなかったチーム。年明けからずっと週2試合ペースが続き、体力的に劣るアトレティコとしては、いくらリーガ優勝の目はもうほとんどないとはいえ、土曜午後4時15分(日本時間午前0時15分)の試合では、他のことに気を取られている場合ではないかと。
まあ、そんなことはともかく、ヨーロッパの大会の16強対決1stレグが開催された今週ミッドウィークのマドリッド勢3チームの試合を振り返っていくことにすると。まずCLで先陣を切ったのは火曜にトッテナムをメトロポリターノに迎えたアトレティコだったんですが、ビッグマッチ恒例の赤白青のスタンド全面モザイクと「De tus colores me enamore/デ・トゥス・コローレス・メ・エナモレ(君のカラーに恋をした)」と書かれた横断幕、更にいつも以上に熱のこもったクラブ歌アカペラ合唱で場内のムードを盛り上げて、試合はスタート。
ルックマンがボールを奪い、フリアン・アルバレスに渡すと、最後はジョレンテが弾丸シュートを撃ち込んで、いきなりリードを奪っているんですから、驚いたの何のって。更にトッテナムの災難は続いて、14分にはエリア前でファン・デ・フェンが足を滑らし、グリーズマンがボールをゲット。そのまま前進すると、敵DFとGKの間にシュートを通して、2点目が入ることに。そしてその1分後、再びキンスキーがゴールキックを蹴り損ね、今度はフリアンがボールを拾って、がら空きのゴールに3点目を入れているって、そんな超ラッキー展開、私だって初めてですよ。
え、でもだからって、そこで即座にキンスキーが正GKのビカリオに代えられてしまったのは可哀そうじゃなかったかって?そうですね、22才の控えGKは今季2試合しか出ておらず、現在、トッテナムがプレミアリーグ降格圏すれすれという緊急事態を重く見たトゥドル監督がビカリオを温存するため、この試合に抜擢。こんな恐ろしいミスを繰り返したのがもしや、荒れたピッチのせいだったとしたら、かなり気の毒かと。
もちろん、この3点には「ピッチでは皆、よく足を滑らせていたけど、ボクらはそれに慣れている。Los errores vienen también por la presión nuestra/ロス・エローレス・ビエネン・タンビエン・ポル・ラ・プレシオン・ヌエストラ(ウチがプレスをかけていたから、相手がミスしたっていうのもある)」(グリーズマン)んですけどね。それでもアトレティコは22分にもFKから、うーん、ビカリオは味方のクリアでオウンゴール寸前だったボールは弾いたんですけどね。跳ね返りをゴール前から、ル・ノルマンがヘッドで撃ち込んだ方は弾いたのがゴール内だったため、とうとうコパ準決勝同様、前半のうちに4-0という立派なスコアが360度スクリーン、スカイリボンに輝くことに。
ただバルサ戦と展開が違うのはここからで、25分にはアトレティコに守備ミスが発生。リシャルリソンが上がって来るのを誰も止めず、ラストパスを受けたペドロ・ポロもルッジェーリが逃して、1点を返されてしまったんですよ。幸い、1月にトッテナムに移籍したギャラガーがピッチに入った後半10分にはカウンターが炸裂して、ええ、CKからのリシャルソンのヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)。弾かれたボールをルジェーリがグリーズマンに送り、彼が敵ゴール目掛けて走るフリアンに繋げたところ、ビカリオと1対1のシュートも決まって、また4点差になったんですけどね。
それも残念ながら、30分にはオブラクがその日、2度目の敵目掛けてまっしぐらのゴールキックを出してしまい、ポロからボールをもらったソランケに決められて、最後は5-2で終わったんですが、いやあ。確かに通常なら、3点差あれば、ファンも大船に乗った気で応援旅行に行けるはずなんですけどね。そこはアウェイでは何をしでかすかわからないアトレティコ。ええ、すでに木曜にはトッテナム戦の後半に途中出場して、1カ月ぶりに実戦復帰したバリオスがマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習で再び太ももを負傷。また全治1カ月になってしまったなんて逆境も出てくることに。
また、試合後はMSLのオーランド・シティへの電撃移籍疑惑があったグリーズマンが、「La idea es llegar hasta el final/ラ・イデア・エス・ジェガール・アスタ・エル・フィナル(最後までいようと考えている)」とコメント。ファンを安心させてくれた脇で、来季もアトレティコにいるのかと訊かれたフリアンが、「Yo qué se. No sé, puede ser que sí, que no, nunca se sabe/ジョ・ケ・セ。ノー・セ、プエデ・セル・ケ・シー、ケ・ノー、ヌンカ・セ・サベ(知らないよ。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。わからないんだ)」と言い出して、不安を煽っているなんてこともありましたしね。
たとえ、準々決勝進出が決まっても、相手はアウェイでの1stレグでニューキャッスルと1-1と引き分けたバルサになりそうなのも懸念の一つですが、まあそれはまだ先の話。それよりマドリッドでCL連日開催となった翌水曜のお隣さんのマンチェスター・シティ戦がどうだったかというと、うーん、キックオフ前に話した顔見知りのレキップ(フランスの大手スポーツ紙)の記者も、テレマドリッド(ローカルTV局)のレポーターも口を揃えて、今日は負けると言っていたんですけどね。
ベルナベウのファンが大好きなCLマッチなのにも関わらず、キックオフ前にモザイクも大弾幕もなかったのにも拍子抜けしたんですが、ええ、エムバペを始め、この日も負傷欠場大量7人という頭数不足は変わらず。となると、FW4人を入れてきたグァルディオラ監督のチームの攻撃に耐えに耐えて、ビニシウスの閃きに期待するのかないのかと、私も思っていたんですが、何とこの日はバルベルデに神が降臨したんです!そう、前半20分、GKクルトワのロングキックを追った彼がオライリーを振り切って、敵エリアに向かったところ、GKドンナルンマが立ちふさがったんですが、ボールは相手の右に、自分は左を通り抜け、誰もいないゴールにシュートを決めてしまうとは!
おまけに27分にも、うーん、何で右サイド担当の彼がそこにいたのか、私にはよくわからないんですが、ビニシウスからのアシストで2点目をゲット。そして43分にはブライムがエリア内右から送ったボールをsombrero(ソンブレロ/空中にボール浮かし、敵をかわすトリック)でグエイを出し抜き、volea(ボレア/ボレーシュート)で3点目も入れているって、一体、どうなっているんでしょう。
いえ、もし後半12分にカウンターで敵エリアに入り、ドンナルンマに倒されたビニシウスがPKを弾かれてなければ、スコアは4-0になっていたはずなんですけどね。それでもこの日は、「ウチが勝つのは、cuando salimos con esa actitud, con esa concentración, con esa intensidad/クアンドー・サリモス・コン・エサ・アクティトゥッド、コン・エサ・コンセントラシオン、コン・エサ・インテンシダッド(こういう態度、集中力、激しさを持ってピッチに出る時)」とクルトワも後で言っていたんですが、最後まで守備にも抜かりがなかったため、マドリーはそのまま3-0で勝利。
ええ、3試合連続先発出場となったカンテラーノ(RMカスティージャの選手)、18才のピタルチが自陣エリア内でミスを犯し、至近距離からオライリーが撃ったシュートもクルトワが凄い反射神経で足を出して逸らしてくれましたしね。この点差なら、マドリーも自信を持って、エティハドでの2ndレグに挑めるはずですが、こればっかりはねえ。
ちなみにこの完勝で大いに株を上げたアルベロア監督は、「Ha sido el partido en el que más hemos seguido el plan/ア・シードー・エル・パルティードー・エン・エル・ケ・マス・エモス・セギードー・エル・プラン(一番プラン遂行に努めた試合だった)」と言っていたんですが、キャリア初のハットトリックをバルベルデが達成するのもそのプランに含まれていたのかは永遠の謎。何にしろ、3人掛かりでマンCの特攻要員、ドクを抑えるなど、協力的なプレーが選手たちの気合が違うCL限定だったのかを知るには、2試合連続で先発したメンディがまた負傷してしまい、欠場者9人で迎える土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのエルチェ戦を見てみないといけませんね。
そして木曜、トルコ遠征でサムスンスポルとコンフェレンスリーグ16強対決1stレグを戦った弟分のラージョも前半15分にローテ先発のFWアレモンが先制する好スタート。ただ21分には、7得点でこの大会のピチチ(最高得点者)であるマリウスに同点にされてしまったんですが、大丈夫。40分にはイシのスルーパスから、アルバロ・ガルシアが勝ち越しゴールをゲット。後半33分にもアレモンがエリア外からのシュートでgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めて、1-3の快勝でエスタディオ・バジェカスに戻って来られることに。
まあ、これなら来週木曜の2ndレグは地元のファンの応援もあるため、何とかなりそうですが、リーガ28節のラージョは月曜にバジェカスにレバンテを迎えることになっていて、その後、中2日で試合となるのはちょっと辛いところ。その後のリーガのバルサ戦も中2日ですしね。今のところ、降格圏とは勝ち点6差離れたラージョですが、イニゴ・ペレス監督もこの2週間は選手たちのプレー時間調整に頭を悩ませることになりそうです。
いくら先日のCL16強対決トッテナム戦1stレグで5-2と勝ち、来週水曜の2ndレグに余裕が持てるといっても、昨今はアウェイ弱者として知られているアトレティコ。コパ・デル・レイ準決勝でバルサに4-0の大勝した後だって、カンプ・ノウでは3-0まで追い詰められ、冷や汗をかいたのをもう忘れてしまった?それでもチームは、「El Tottenham no es el Barça/エル・トッテナム・ノー・エス・エル・バルサ(トッテナムはバルサじゃない)」と楽観しているようですが、いえ、その前にこのところ、ヘタフェが急激に調子を上げていることを無視するのは極めて危険なんですよ。
だってえ、冬の移籍市場で獲得したFWサトリアーノが優秀だったおかげでもあって、ボルダラス監督のチームはレアル・マドリー、ベティスと上位チームに2連勝中。ここ5試合で4勝1敗という上昇機運に乗って、とうとう順位も9位となり、今はあと2勝して、残留確定ラインの勝ち点早期到達に専念しているとなれば、ええ、昨季もCL16強対決マドリーダービーの狭間となったヘタフェ戦でアトレティコは負けていますからね。
まあ、そんなことはともかく、ヨーロッパの大会の16強対決1stレグが開催された今週ミッドウィークのマドリッド勢3チームの試合を振り返っていくことにすると。まずCLで先陣を切ったのは火曜にトッテナムをメトロポリターノに迎えたアトレティコだったんですが、ビッグマッチ恒例の赤白青のスタンド全面モザイクと「De tus colores me enamore/デ・トゥス・コローレス・メ・エナモレ(君のカラーに恋をした)」と書かれた横断幕、更にいつも以上に熱のこもったクラブ歌アカペラ合唱で場内のムードを盛り上げて、試合はスタート。
すると早速、相手のトゥドル監督をして、「15年監督業していて、1度も経験したことがない」という大惨事がトッテナムに起きたんです!いやあ、私がメトロの駅を出た時、がんがん降っていた雨はとうに上がっていたんですが、そのせいでピッチの芝状態が更に悪化していたんですかね。前半6分、コパ準決勝1stレグでバルサのGKジョアン・ガルシアが変な跳ね方をしたバックパスを取り逃がし、アトレティコに先制点を与えた、まさにそのゴールを守っていたGKキンスキーがエリア内の味方にパスを出したところ、微妙に距離が足らず。
ルックマンがボールを奪い、フリアン・アルバレスに渡すと、最後はジョレンテが弾丸シュートを撃ち込んで、いきなりリードを奪っているんですから、驚いたの何のって。更にトッテナムの災難は続いて、14分にはエリア前でファン・デ・フェンが足を滑らし、グリーズマンがボールをゲット。そのまま前進すると、敵DFとGKの間にシュートを通して、2点目が入ることに。そしてその1分後、再びキンスキーがゴールキックを蹴り損ね、今度はフリアンがボールを拾って、がら空きのゴールに3点目を入れているって、そんな超ラッキー展開、私だって初めてですよ。
え、でもだからって、そこで即座にキンスキーが正GKのビカリオに代えられてしまったのは可哀そうじゃなかったかって?そうですね、22才の控えGKは今季2試合しか出ておらず、現在、トッテナムがプレミアリーグ降格圏すれすれという緊急事態を重く見たトゥドル監督がビカリオを温存するため、この試合に抜擢。こんな恐ろしいミスを繰り返したのがもしや、荒れたピッチのせいだったとしたら、かなり気の毒かと。
もちろん、この3点には「ピッチでは皆、よく足を滑らせていたけど、ボクらはそれに慣れている。Los errores vienen también por la presión nuestra/ロス・エローレス・ビエネン・タンビエン・ポル・ラ・プレシオン・ヌエストラ(ウチがプレスをかけていたから、相手がミスしたっていうのもある)」(グリーズマン)んですけどね。それでもアトレティコは22分にもFKから、うーん、ビカリオは味方のクリアでオウンゴール寸前だったボールは弾いたんですけどね。跳ね返りをゴール前から、ル・ノルマンがヘッドで撃ち込んだ方は弾いたのがゴール内だったため、とうとうコパ準決勝同様、前半のうちに4-0という立派なスコアが360度スクリーン、スカイリボンに輝くことに。
ただバルサ戦と展開が違うのはここからで、25分にはアトレティコに守備ミスが発生。リシャルリソンが上がって来るのを誰も止めず、ラストパスを受けたペドロ・ポロもルッジェーリが逃して、1点を返されてしまったんですよ。幸い、1月にトッテナムに移籍したギャラガーがピッチに入った後半10分にはカウンターが炸裂して、ええ、CKからのリシャルソンのヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)。弾かれたボールをルジェーリがグリーズマンに送り、彼が敵ゴール目掛けて走るフリアンに繋げたところ、ビカリオと1対1のシュートも決まって、また4点差になったんですけどね。
それも残念ながら、30分にはオブラクがその日、2度目の敵目掛けてまっしぐらのゴールキックを出してしまい、ポロからボールをもらったソランケに決められて、最後は5-2で終わったんですが、いやあ。確かに通常なら、3点差あれば、ファンも大船に乗った気で応援旅行に行けるはずなんですけどね。そこはアウェイでは何をしでかすかわからないアトレティコ。ええ、すでに木曜にはトッテナム戦の後半に途中出場して、1カ月ぶりに実戦復帰したバリオスがマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習で再び太ももを負傷。また全治1カ月になってしまったなんて逆境も出てくることに。
また、試合後はMSLのオーランド・シティへの電撃移籍疑惑があったグリーズマンが、「La idea es llegar hasta el final/ラ・イデア・エス・ジェガール・アスタ・エル・フィナル(最後までいようと考えている)」とコメント。ファンを安心させてくれた脇で、来季もアトレティコにいるのかと訊かれたフリアンが、「Yo qué se. No sé, puede ser que sí, que no, nunca se sabe/ジョ・ケ・セ。ノー・セ、プエデ・セル・ケ・シー、ケ・ノー、ヌンカ・セ・サベ(知らないよ。そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。わからないんだ)」と言い出して、不安を煽っているなんてこともありましたしね。
たとえ、準々決勝進出が決まっても、相手はアウェイでの1stレグでニューキャッスルと1-1と引き分けたバルサになりそうなのも懸念の一つですが、まあそれはまだ先の話。それよりマドリッドでCL連日開催となった翌水曜のお隣さんのマンチェスター・シティ戦がどうだったかというと、うーん、キックオフ前に話した顔見知りのレキップ(フランスの大手スポーツ紙)の記者も、テレマドリッド(ローカルTV局)のレポーターも口を揃えて、今日は負けると言っていたんですけどね。
ベルナベウのファンが大好きなCLマッチなのにも関わらず、キックオフ前にモザイクも大弾幕もなかったのにも拍子抜けしたんですが、ええ、エムバペを始め、この日も負傷欠場大量7人という頭数不足は変わらず。となると、FW4人を入れてきたグァルディオラ監督のチームの攻撃に耐えに耐えて、ビニシウスの閃きに期待するのかないのかと、私も思っていたんですが、何とこの日はバルベルデに神が降臨したんです!そう、前半20分、GKクルトワのロングキックを追った彼がオライリーを振り切って、敵エリアに向かったところ、GKドンナルンマが立ちふさがったんですが、ボールは相手の右に、自分は左を通り抜け、誰もいないゴールにシュートを決めてしまうとは!
おまけに27分にも、うーん、何で右サイド担当の彼がそこにいたのか、私にはよくわからないんですが、ビニシウスからのアシストで2点目をゲット。そして43分にはブライムがエリア内右から送ったボールをsombrero(ソンブレロ/空中にボール浮かし、敵をかわすトリック)でグエイを出し抜き、volea(ボレア/ボレーシュート)で3点目も入れているって、一体、どうなっているんでしょう。
いえ、もし後半12分にカウンターで敵エリアに入り、ドンナルンマに倒されたビニシウスがPKを弾かれてなければ、スコアは4-0になっていたはずなんですけどね。それでもこの日は、「ウチが勝つのは、cuando salimos con esa actitud, con esa concentración, con esa intensidad/クアンドー・サリモス・コン・エサ・アクティトゥッド、コン・エサ・コンセントラシオン、コン・エサ・インテンシダッド(こういう態度、集中力、激しさを持ってピッチに出る時)」とクルトワも後で言っていたんですが、最後まで守備にも抜かりがなかったため、マドリーはそのまま3-0で勝利。
ええ、3試合連続先発出場となったカンテラーノ(RMカスティージャの選手)、18才のピタルチが自陣エリア内でミスを犯し、至近距離からオライリーが撃ったシュートもクルトワが凄い反射神経で足を出して逸らしてくれましたしね。この点差なら、マドリーも自信を持って、エティハドでの2ndレグに挑めるはずですが、こればっかりはねえ。
ちなみにこの完勝で大いに株を上げたアルベロア監督は、「Ha sido el partido en el que más hemos seguido el plan/ア・シードー・エル・パルティードー・エン・エル・ケ・マス・エモス・セギードー・エル・プラン(一番プラン遂行に努めた試合だった)」と言っていたんですが、キャリア初のハットトリックをバルベルデが達成するのもそのプランに含まれていたのかは永遠の謎。何にしろ、3人掛かりでマンCの特攻要員、ドクを抑えるなど、協力的なプレーが選手たちの気合が違うCL限定だったのかを知るには、2試合連続で先発したメンディがまた負傷してしまい、欠場者9人で迎える土曜午後9時(日本時間翌午前5時)からのエルチェ戦を見てみないといけませんね。
そして木曜、トルコ遠征でサムスンスポルとコンフェレンスリーグ16強対決1stレグを戦った弟分のラージョも前半15分にローテ先発のFWアレモンが先制する好スタート。ただ21分には、7得点でこの大会のピチチ(最高得点者)であるマリウスに同点にされてしまったんですが、大丈夫。40分にはイシのスルーパスから、アルバロ・ガルシアが勝ち越しゴールをゲット。後半33分にもアレモンがエリア外からのシュートでgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)を決めて、1-3の快勝でエスタディオ・バジェカスに戻って来られることに。
まあ、これなら来週木曜の2ndレグは地元のファンの応援もあるため、何とかなりそうですが、リーガ28節のラージョは月曜にバジェカスにレバンテを迎えることになっていて、その後、中2日で試合となるのはちょっと辛いところ。その後のリーガのバルサ戦も中2日ですしね。今のところ、降格圏とは勝ち点6差離れたラージョですが、イニゴ・ペレス監督もこの2週間は選手たちのプレー時間調整に頭を悩ませることになりそうです。
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