東京五輪世代U-21日本代表メンバー発表! MF久保建英、MF三好康児らが招集《ドバイカップU-23》
2018.11.07 15:00 Wed
▽日本サッカー協会(JFA)は7日、UAEでのドバイカップU-23に臨むU-21日本代表メンバー23名を発表した。
▽U-21日本代表は、A代表を兼任する森保一監督が指揮。同代表は2020年に自国開催となる東京オリンピックに参加する世代だ。
▽今回のメンバーには、17歳のMF久保建英(横浜F・マリノス)やMF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)、MF三好康児(北海道コンサドーレ札幌)らが招集。海外からは、GK山口瑠伊(エストレマドゥーラUD)やMF伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)が招集された。
▽U-21日本代表は、14日(水)にU-23ウズベキスタン代表と、17日(土)にU-23クウェート代表と、20日(火)にU-23UAE代表と対戦する。今回発表されたメンバーは以下の通り。
◆U-21日本代表メンバー
GK
小島亨介(早稲田大)
滝本晴彦(柏レイソル)
山口瑠伊(エストレマドゥーラUD/スペイン)
板倉滉(ベガルタ仙台)
大南拓磨(ジュビロ磐田)
立田悠悟(清水エスパルス)
橋岡大樹(浦和レッズ)
小林友希(ヴィッセル神戸U-18)
MF
中山雄太(柏レイソル)
三好康児(北海道コンサドーレ札幌)
長沼洋一(FC岐阜)
伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)
藤谷壮(ヴィッセル神戸)
岩崎悠人(京都サンガF.C.)
松本泰志(サンフレッチェ広島)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
齊藤未月(湘南ベルマーレ)
伊藤洋輝(ジュビロ磐田)
久保建英(横浜F・マリノス)
FW
小川航基(ジュビロ磐田)
上田綺世(法政大)
田川亨介(サガン鳥栖)
▽U-21日本代表は、A代表を兼任する森保一監督が指揮。同代表は2020年に自国開催となる東京オリンピックに参加する世代だ。
▽今回のメンバーには、17歳のMF久保建英(横浜F・マリノス)やMF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)、MF三好康児(北海道コンサドーレ札幌)らが招集。海外からは、GK山口瑠伊(エストレマドゥーラUD)やMF伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)が招集された。
◆U-21日本代表メンバー
GK
小島亨介(早稲田大)
滝本晴彦(柏レイソル)
山口瑠伊(エストレマドゥーラUD/スペイン)
DF
板倉滉(ベガルタ仙台)
大南拓磨(ジュビロ磐田)
立田悠悟(清水エスパルス)
橋岡大樹(浦和レッズ)
小林友希(ヴィッセル神戸U-18)
MF
中山雄太(柏レイソル)
三好康児(北海道コンサドーレ札幌)
長沼洋一(FC岐阜)
伊藤達哉(ハンブルガーSV/ドイツ)
藤谷壮(ヴィッセル神戸)
岩崎悠人(京都サンガF.C.)
松本泰志(サンフレッチェ広島)
杉岡大暉(湘南ベルマーレ)
菅大輝(北海道コンサドーレ札幌)
齊藤未月(湘南ベルマーレ)
伊藤洋輝(ジュビロ磐田)
久保建英(横浜F・マリノス)
FW
小川航基(ジュビロ磐田)
上田綺世(法政大)
田川亨介(サガン鳥栖)
森保一
久保建英
杉岡大暉
三好康児
山口瑠伊
伊藤達哉
小島亨介
滝本晴彦
板倉滉
大南拓磨
立田悠悟
橋岡大樹
小林友希
中山雄太
長沼洋一
藤谷壮
岩崎悠人
松本泰志
菅大輝
齊藤未月
伊藤洋輝
小川航基
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“柏の太陽”が6年ぶりの韓国で示した進化の証 “ぶっつけ本番”のWB起用で掴んだ確かな手応え「自分がいることで可変を起こせる」
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3日、日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われる。 キリンチャレンジカップ2021のジャマイカ代表戦が、ジャマイカ代表が来日できなかったことを受けて急遽中止に。その後、対戦相手にU-24日本代表を指名し、異例の日本代表対決が実現した。 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦う日本代表と、東京オリンピック出場に向けてメンバー選考を続けるU-24日本代表の一戦。互いに主力選手を起用して臨む。 日本代表はDF長友佑都(マルセイユ)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF南野拓実(サウサンプトン)、FW大迫勇也(ブレーメン)と日本代表の主軸を先発起用した。 一方のU-24日本代表はオーバーエイジの3名はベンチスタート。MF久保建英(ヘタフェ)、MF中山雄太(ズヴォレ)、MF板倉滉(フローニンヘン)らが起用された。 今回の試合は、フィールドプレーヤーが7名、GK1名が交代可能なレギュレーション。後半の交代枠は3回までとなるが、負傷交代の場合は含まれない。 ★日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:シュミット・ダニエル DF:室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都 MF:橋本拳人、守田英正 MF:原口元気、鎌田大地、南野拓実 FW:大迫勇也 監督:森保一 ★U-24日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:大迫敬介 DF:菅原由勢、橋岡大樹、町田浩樹、旗手怜央 MF:中山雄太、板倉滉 MF:三好康児、久保建英、遠藤渓太 FW:田川亨介 監督:横内昭展 2021.06.03 18:42 Thu3
パリ五輪出場なるか? 海外組は5名、U-23日本代表メンバーが発表!【AFC U23アジアカップ】
日本サッカー協会(JFA)は4日、AFC U23アジアカップに臨むU-23日本代表メンバー23名を発表した。 2024年のパリ・オリンピック出場を目指すU-23日本代表。AFC U23アジアカップ カタール2024では中国、UAE、韓国と対戦し、3.5枠のオリンピック切符を懸けて戦う。 3月にはU-23マリ代表、U-23ウクライナ代表と国際親善試合を戦い、1勝1敗。課題も見えた中で、ついに大事な大会を迎えることとなる。 国際Aマッチデーではないため、海外組の招集が困難だとされて居た中、大岩剛監督はMF佐藤恵允(ブレーメン)、MF山本理仁、MF藤田譲瑠チマ(共にシント=トロイデン)、DF内野貴史(デュッセルドルフ)、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)と、先日の国際親善試合に招集した海外組5名を招集。MF鈴木唯人(ブレンビー)やMF斉藤光毅(スパルタ・ロッテルダム)などは招集しなかった。 その他、FW染野唯月(東京ヴェルディ)やDF馬場晴也(北海道コンサドーレ札幌)、GK藤田和輝(ジェフユナイテッド千葉)、MF小見洋太(アルビレックス新潟)、DFバングーナガンデ佳史扶(FC東京)、FW植中朝日(横浜F・マリノス)が招集外となり、GK山田大樹(鹿島アントラーズ)、DF木村誠二(サガン鳥栖)、FW内野航太郎(筑波大学)が新たに招集された。 今回発表されたU-23日本代表メンバーは以下の通り。 ◆U-23日本代表メンバー ※4月9日に合流 GK 1.小久保玲央ブライアン(ベンフィカ/ポルトガル)※ 23.山田大樹(鹿島アントラーズ) 12.野澤大志ブランドン(FC東京) DF 16.内野貴史(デュッセルドルフ/ドイツ)※ 21.大畑歩夢(浦和レッズ) 3.西尾隆矢(セレッソ大阪) 5.木村誠二(サガン鳥栖) 2.半田陸(ガンバ大阪) 4.関根大輝(柏レイソル) 15.鈴木海音(ジュビロ磐田) 22.高井幸大(川崎フロンターレ) MF 20.平河悠(FC町田ゼルビア) 11.山田楓喜(東京ヴェルディ) 10.佐藤恵允(ブレーメン/ドイツ) 6.川﨑颯太(京都サンガF.C.) 7.山本理仁(シント=トロイデン/ベルギー) 8.藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン/ベルギー) 14.田中聡(湘南ベルマーレ) 17.松木玖生(FC東京) FW 9.藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 19.細谷真大(柏レイソル) 13.荒木遼太郎(FC東京) 18.内野航太郎(筑波大学) 2024.04.04 14:01 Thu4
【パリ行きの命運を託された23選手】頭脳とテクニックに優れた万能型CB、世代を代表する柱・鈴木海音
パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、鈴木海音にフォーカスする。 ■鈴木海音(DF/ジュビロ磐田) 静岡県出身の鈴木は中学生の時に磐田に加入。U-15、U-18とアカデミーで育ち、2020年4月にトップチーム昇格。プロ契約を結んだ。 U-15から世代別の日本代表を経験しているこの世代のエリート。2018年のAFC U-16選手権では見事優勝に貢献。2019年のU-17ワールドカップにも出場したが、チームはベスト16で敗退となった。 鈴木のプレースタイルの特長は、そのバランス感覚。ディフェンダーとしては堅実な守備を見せ、しっかりと安定感を与えるプレーが特徴。一方で、攻撃時には積極的に参加する他、キックの精度も高く、ロングフィードも得意とする。 182cmという飛び抜けて上背があるわけではないが、空中戦を得意としており、対人守備の能力も高い。テクニックと賢さ、そして強さを持ち合わせた万能型のCBと言って良い。 特に試合を読む力、戦術理解度が高く、攻守両面でプレー選択がしっかりとできるところが特徴。また、ポジショニングに長けているため、守備時には危険なゾーンをカバーし、攻撃時にはタイミングを間違えずに前線に上がる動きに加え、足元の技術とポジショニングはビルドアップをする際にも大きな力となる。もちろん一対一の守備も得意で、ボールを奪いにいく動きや、決定機の前に潰しに行くことも得意としている。 2022年には栃木SCへ育成型期限付き移籍を経験し、リーグ戦34試合に出場するなど、多くの試合経験を積んで帰還。2023年はJ2を戦うチームで22試合に出場し初ゴールも記録。チームのJ1昇格に寄与した。 守備陣の経験値に若干の不安を抱えるパリ五輪世代。アジアの戦いも経験しており、世代別の国際経験が豊富な鈴木。対戦相手の特徴に合わせ、試合展開を読んでプレーができる鈴木が守備陣を牽引していけるのか注目が集まる。 2024.04.15 11:00 Mon5