審判委員会はリバプールvsスパーズの1本目のPKを正当と主張! 主審と副審のやり取りを説明
2018.02.06 03:45 Tue
▽イングランドのプロフェッショナルレフェリーを管轄するPGMOLは5日、リバプールvsトッテナムで物議を醸した審判団の判定に関して声明を発表している。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
▽4日に行われたプレミアリーグ第26節のリバプールvsトッテナムは、2-2のドローに終わった。試合自体は上位対決に相応しい白熱した展開となったものの、試合終盤にトッテナムに与えられた2つのPKが物議を醸すことになっていた。
▽この一件に関して、プロフェッショナルレフェリーを管轄するPGMOL(プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド)は5日、オフサイドとダイブが疑われた1本目のPKに関するジョナサン・モス主審とエディ・スマート副審の判定が正当なものだったことをスポークスマンを通じて表明している。
▽85分のPKの場面ではトッテナムMFデレ・アリからのスルーパスをリバプールDFデヤン・ロブレンがクリアし損ね、このボールがオフサイドラインにいたトッテナムFWハリー・ケインに渡り、ボックス内で仕掛けたケインがリバプールGKロリス・カリウスに倒され、トッテナムにPKが与えられた。
▽また、モス主審はPKスポットを指さした後、オフサイドを主張したスマート副審の元を訪れて数分間の話し合いを行った後、改めてPKを認める判定を下していた。
「ジョン・モスはハリー・ケインにボールが渡る前にリバプールの選手(ロブレン)が意図的にボールをプレーしたことを確認する上で良いポジションにいた。同時にケインがロリス・カリウスからファウルを受けたことを正しくジャッジした」
「その一方で、ケインがオフサイドラインにいたことを確認したエディ・スマートはデヤン・ロブレンが意図的にボールに触っていたかということに関して、モスに明確な説明を求めていた」
「このときにエディが“ロブレンがボールに触ったか”とモスに尋ねたときに小さな混乱が起こった。モスはリバプールの選手がボールに触っていたことを確認していたが、それがロブレンだったかは把握していなかった」
「最終的に第4審判のマーティン・アトキンソンは決定に関与せず、モスは一連の状況を整理して、リバプールの選手(ロブレン)が意図的にボールに関与したことでオフサイドは成立しないことを確認し、PKを与えた」
「一連の流れをリアルタイムで判断することは非常に難しいが、審判団はロブレンの意図的なボールへの関与によってケインのノーオフサイドを確認し、その後のファウルによってPKを与えた」
「“意図的”にボールに関与したという解釈に関しては、その選手がボールを蹴りに行く意図があったかが考慮される。したがって、蹴りに行った選手がどこを狙って蹴ったかという部分に関しては考慮されない」
▽前述のPGMOLの説明によって審判団の考えが明らかとなり、1つ目のPKに関する判定に関してはややクリアな状況になった。その一方で、トッテナムMFエリク・ラメラの大げさなリアクションも指摘される2本目に関する判定に関してはPGMOLから特別な言及はない。
▽4日に行われたプレミアリーグ第26節のリバプールvsトッテナムは、2-2のドローに終わった。試合自体は上位対決に相応しい白熱した展開となったものの、試合終盤にトッテナムに与えられた2つのPKが物議を醸すことになっていた。
▽この一件に関して、プロフェッショナルレフェリーを管轄するPGMOL(プロフェッショナル・ゲーム・マッチ・オフィシャルズ・リミテッド)は5日、オフサイドとダイブが疑われた1本目のPKに関するジョナサン・モス主審とエディ・スマート副審の判定が正当なものだったことをスポークスマンを通じて表明している。
▽また、モス主審はPKスポットを指さした後、オフサイドを主張したスマート副審の元を訪れて数分間の話し合いを行った後、改めてPKを認める判定を下していた。
▽一連の判定に関してPGMOLのスポークスマンは、モス主審がクリアを試みたロブレンの足にボールが当たったことを確認し、それが“意図的に行ったプレー”によってオフサイドラインにいたケインのオフサイドが成立しないと主張し、判定の正当性を主張。同時にモス主審とスマート副審のやり取りに関しても説明している。
「ジョン・モスはハリー・ケインにボールが渡る前にリバプールの選手(ロブレン)が意図的にボールをプレーしたことを確認する上で良いポジションにいた。同時にケインがロリス・カリウスからファウルを受けたことを正しくジャッジした」
「その一方で、ケインがオフサイドラインにいたことを確認したエディ・スマートはデヤン・ロブレンが意図的にボールに触っていたかということに関して、モスに明確な説明を求めていた」
「このときにエディが“ロブレンがボールに触ったか”とモスに尋ねたときに小さな混乱が起こった。モスはリバプールの選手がボールに触っていたことを確認していたが、それがロブレンだったかは把握していなかった」
「最終的に第4審判のマーティン・アトキンソンは決定に関与せず、モスは一連の状況を整理して、リバプールの選手(ロブレン)が意図的にボールに関与したことでオフサイドは成立しないことを確認し、PKを与えた」
「一連の流れをリアルタイムで判断することは非常に難しいが、審判団はロブレンの意図的なボールへの関与によってケインのノーオフサイドを確認し、その後のファウルによってPKを与えた」
「“意図的”にボールに関与したという解釈に関しては、その選手がボールを蹴りに行く意図があったかが考慮される。したがって、蹴りに行った選手がどこを狙って蹴ったかという部分に関しては考慮されない」
▽前述のPGMOLの説明によって審判団の考えが明らかとなり、1つ目のPKに関する判定に関してはややクリアな状況になった。その一方で、トッテナムMFエリク・ラメラの大げさなリアクションも指摘される2本目に関する判定に関してはPGMOLから特別な言及はない。
ジョナサンの関連記事
トッテナムの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
|
トッテナムの人気記事ランキング
1
AZがスパーズのアイルランド代表FWパロットを確保へ…昨季オランダで17ゴール
AZがトッテナムのアイルランド代表FWトロイ・パロット(22)を完全移籍で獲得することが決定的となった。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。 報道によると、1シーズンのレンタル移籍で加入した昨シーズンのエクセルシオールでエールディビジ25試合10ゴール、入れ替え戦プレーオフ4試合7ゴールを記録したストライカーは、800万ユーロ(約13億8000万円)の移籍金でAZに完全移籍することになり、現地でのメディカルチェックも予約されているという。 パロットは2017年夏に母国のベルヴェディアからトッテナムのユースチームに加入した万能型ストライカー。2019年2月のファーストチーム昇格後、同年9月に行われたEFLカップのコルチェスター・ユナイテッド戦で公式戦デビューを飾り、同年11月には17歳でアイルランド代表デビューを果たした。 しかし、以降はファーストチーム定着には至らず、ミルウォールやイプスウィッチ、MKドンズ、プレストンと国内の下部カテゴリーのクラブへの武者修行を繰り返していた。 AZでは日本代表DF毎熊晟矢に続く新戦力となるパロットは、ベンフィカに完全移籍した昨季リーグ得点王のギリシャ代表FWヴァンゲリス・パヴリディスの後釜を担うことになる。 2024.07.12 17:30 Fri2
「ロナウドよりもベイル」元マドリーのドクターが見解「彼は最高のアスリート」
元レアル・マドリーのドクターが最高のアスリートについて言及した。 世界最高峰のアスリートは誰かと問われれば、ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの名を挙げる人は多いだろう。36歳となった今でも、強さ、ジャンプ力、スピードをすべて信じられないほどのレベルで備えた見本のような肉体を誇っている。 C・ロナウドは息子がポテトチップスを食べてコカ・コーラを飲んでいるのを見ると、いい気分にはならないようで、自身も先日のユーロ2020の記者会見では目の前のコーラを退けるなど、印象的な行動もとっていた。 だが、元マドリーのドクター、ヘスス・オルモ氏の考えは少々異なる様子。オルモ氏はC・ロナウドよりもレアル・マドリーのウェールズ代表FWガレス・ベイルの方がより完全なアスリートであると信じているようだ。スペイン『イデアル』に次のように語っている。 「サッカー選手の身体的パフォーマンスレベルは、他のオリンピック選手とはかけ離れている」 「ただ、今はセルヒオ・ラモスのように近づいている選手も居る。ルーカス・バスケス、クリスティアーノ・ロナウドもだ。ケイロル(・ナバス)は驚異的な瞬発力があり、(ダニエル・)カルバハルは素晴らしいコンディションを持てている」 「ただ、おそらく私が見た中で最高のアスリートはガレス・ベイルだ」 「彼はどんなスポーツでも優れた能力をできる生まれながらのアスリートだ。彼は特異な遺伝学と運動能力を持っていて、技術的な能力もある」 「パフォーマンスがあってのことだが、彼はあらゆる状況から生じるすべての面で私に最も感銘を与えた人物だ」 ベイルはマドリー時代の2017年にレアル・ソシエダ戦で75メートルを独走してのゴールを挙げ、その際に時速22マイル(約35km)というクレイジーな最高速度を記録している。かつて痩せた子供だったベイルが何年もかけて肉体の構築に取り組んできたため、オルモ氏は感銘を受けているのだろう。 <span class="paragraph-title">【写真】あなたはどっち派?!C・ロナウドとベイルの筋肉美</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Gareth Bale's legs <a href="https://t.co/sWUddWmodR">pic.twitter.com/sWUddWmodR</a></p>— bob mortimer (@RealBobMortimer) <a href="https://twitter.com/RealBobMortimer/status/886531195214995456?ref_src=twsrc%5Etfw">July 16, 2017</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Recovery time! <a href="https://t.co/1NduH6HkFi">pic.twitter.com/1NduH6HkFi</a></p>— Cristiano Ronaldo (@Cristiano) <a href="https://twitter.com/Cristiano/status/1367191022963425283?ref_src=twsrc%5Etfw">March 3, 2021</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2021.08.04 19:15 Wed3
小ブームとなっている“デレ・チャレンジ” あのポーズには先駆者がいた!
▽現在トッテナムの間で小さなブームとなっている“デレ・チャレンジ”。ブームの先駆けである同クラブのイングランド代表MFデレ・アリが、そのゴールパフォーマンスはある人をマネたポーズであることを明かした。イギリス『デイリー・メール』が伝えている。 ▽デレ・アリがロシア・ワールドカップから見せているゴールパフォーマンス…手でOKサインを作り、それを内側に反転させ穴を覗き込むというハンドジェスチャーは、トッテナム界隈で軽くブームになっている。 ▽実はそのパフォーマンスは、デレ・アリのオリジナルではなかったようだ。同選手のコメントによると、代表の同僚のジェイミー・ヴァーディの子供からインスピレーションを受けていたという。 「ワールドカップの時、何日かそれぞれの家族が一緒にホテルで過ごす時間があったんだ。その時に、ヴァーディの息子が周りのみんなにあのポーズができるかどうか訪ねて回っていてね。僕は出来たんだけど、他の子どもたちは出来なくて。それがちょっとおもしろかったんだ」 「その後、ジェシー・リンガードの弟がこのポーズのやり方を紹介していることを知ったよ。実際にどこから来て、誰がやり始めたのかわからないんだ。でも休みの時は友達とみんなでずっとやってたよ。でもここまで広がるとは思っていなかった。少し愉快だったね」 2018.09.06 15:13 Thu4
リーズの正GKメリエが退団を希望、ユナイテッドら強豪3クラブが関心か
リーズ・ユナイテッドのU-21フランス代表GKイラン・メリエ(23)がステップアップを望んでいるようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 メリエは2020年7月にロリアンからリーズへ加入。1年目から定位置を固めると、2年目の昨シーズンはプレミアリーグの全38試合にフルタイム出場を果たし、今シーズンもここまでの全30試合に出場している。 一方で、リーズは昨シーズン同様に苦しい残留争いを強いられており、仮にもチャンピオンシップ(イングランド2部)降格となれば、メリエや元スペイン代表FWロドリゴ・モレノ(32)といった複数の主力選手の売却もあり得るとされる。 そんななかでメリエ本人はチームが残留か降格かにかかわらず退団を希望。リーズは4000万ポンド(約66億2000万円)の値札をつけ、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム、チェルシーが関心を寄せているという。 メリエはプレミアリーグ残留をノルマとし、決して強豪とは言えないリーズで通算122試合に出場して199失点。その一方、30試合でクリーンシートを達成している。その能力はビッグクラブ間で少なからず評価されているようだ。 2023.04.14 19:53 Fri5
