チリ代表がW杯出場逃したのは必然? 前指揮官サンパオリは2年前から警鐘
2017.10.13 18:39 Fri
▽コパ・アメリカ・センテナリオ王者がワールドカップ(W杯)の出場権を逃したのは、必然だったのかもしれない。前指揮官であり、今はアルゼンチン代表を率いるホルヘ・サンパオリが過去に警鐘を鳴らしていた。スペイン『アス』が報じている。
▽サンパオリ監督は、2012年にチリ代表の指揮官に就任し、2015年に行われたコパ・アメリカでは、大会初優勝に導いた。しかし2016年1月にチリサッカー連盟から契約の解消が発表され、同年6月にはセビージャの指揮官に就任。2017年からはアルゼンチン代表監督を務めている。
▽サンパオリ監督が去った後もチリ代表は、2016年のコパ・アメリカ・センテナリオで優勝を果たすなど結果を残してきた。しかし来年行われるロシア・ワールドカップ(W杯)の出場権がかかった南米予選の最終節でブラジル代表に0-3と完敗。この結果、前節まで3位だったものの最終節を終えて6位となり、W杯出場は叶わなかった。
▽『アス』によると、チリ代表のこの事態は以前から予見できたという。アルゼンチン代表を率いてロシアW杯の出場権を獲得したサンパオリ監督は、2015年の時点でチーム内に蔓延する“気の緩み”を指摘していたようだ。
「アルトゥーロ・ビダルは医者を必要とするレベルだ。それほどお酒が大好きで、自己管理ができていない。以前にリマから戻る飛行機の中で、彼は私にビールを差し出して『飲むか?』と聞いてきた。私はそれを断ったが、彼はさらにウイスキーも手にしていた」
「マウリシオ・ピニージャに至っては、常にパーティーのことしか頭にない。アレクシス・サンチェスはヘッドホンを携帯し、食事の時ですら話をしない」
▽さすがにこんな代表ではW杯出場を逃したとしても仕方ないだろう――。
▽サンパオリ監督は、2012年にチリ代表の指揮官に就任し、2015年に行われたコパ・アメリカでは、大会初優勝に導いた。しかし2016年1月にチリサッカー連盟から契約の解消が発表され、同年6月にはセビージャの指揮官に就任。2017年からはアルゼンチン代表監督を務めている。
▽サンパオリ監督が去った後もチリ代表は、2016年のコパ・アメリカ・センテナリオで優勝を果たすなど結果を残してきた。しかし来年行われるロシア・ワールドカップ(W杯)の出場権がかかった南米予選の最終節でブラジル代表に0-3と完敗。この結果、前節まで3位だったものの最終節を終えて6位となり、W杯出場は叶わなかった。
「アルトゥーロ・ビダルは医者を必要とするレベルだ。それほどお酒が大好きで、自己管理ができていない。以前にリマから戻る飛行機の中で、彼は私にビールを差し出して『飲むか?』と聞いてきた。私はそれを断ったが、彼はさらにウイスキーも手にしていた」
「ガリー・メデルは外出して楽しい時間を過ごしてきた。もうお酒は飲めないようだったね。エドゥアルド・バルガスは、チリに戻ってくるたびに酷い有様になっていた。マティアス・フェルナンデスは、もはや代表チームでプレーすべきレベルではなかった」
「マウリシオ・ピニージャに至っては、常にパーティーのことしか頭にない。アレクシス・サンチェスはヘッドホンを携帯し、食事の時ですら話をしない」
▽さすがにこんな代表ではW杯出場を逃したとしても仕方ないだろう――。
ホルヘ・サンパオリの関連記事
チリ代表の関連記事
ワールドカップの関連記事
記事をさがす
|
ホルヘ・サンパオリの人気記事ランキング
1
古橋亨梧の獲得に乗り気ではなかったスタッド・レンヌのSDが1年で退任決定、かつてはローマやミランでSDを務める
スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。2011年5月にはローマでマネージャーに就任すると、SDも務め、2019年7月から2023年6月まではミランでSDを務めていた。 2024年7月にレンヌのSDに就任。ホルヘ・サンパオリ監督とともにチームを作り上げたが、今季は苦戦して残留争いに巻き込まれる事態に。それでもハビブ・ベイェ監督就任後は勝ち点を積み上げ、残留を確定させていた。 冬にはクラブ主導で選手の補強を進め、セルティックから日本代表FW古橋亨梧も獲得。ただ、その古橋は出番がほとんど与えてもらえない状態となっている中、マッサーラ氏は当初から乗り気ではなかったとされていた。 2025.05.16 14:20 Fri2
古橋亨梧が加入のレンヌ、ライバルのグイリら2選手放出に生え抜きCBが加入!
古橋亨梧の所属するスタッド・レンヌは1月31日、今冬の移籍市場での3つの取引成立を発表した。 古橋の獲得後にホルヘ・サンパオリ監督の解任および、ハビブ・ベイェ新監督の招へいという監督交代を決断したリーグ・アン16位のクラブ。 その発表翌日には移籍市場での3つの取引成立が明かされた。 放出が発表されたのは、アルジェリア代表FWアミーヌ・グイリ(24)とフィンランド代表MFグレン・カマラ(29)の2選手。 2022年にニースから完全移籍で加入した万能型アタッカーのグイリは、在籍期間に公式戦103試合31ゴールを記録。今シーズンここまではリーグ・アン19試合で3ゴール2アシストを記録していたが、ポジションが重なる古橋の獲得の影響もあってマルセイユへ完全移籍することが決定した。 また、アーセナルでプロデビューを飾ったカマラは昨夏リーズ・ユナイテッドから加入。今季ここまではリーグ・アン13試合1アシストも、サウジアラビアのアル・シャバブへ買い取りオプション付きのレンタル移籍での放出となった。 一方、マルセイユとの交渉の一環でフランス人DFリリアン・ブラシエ(25)が買い取り義務付きのレンタル移籍で加入することが決定。 レンヌの下部組織出身の左利きDFは、2021年にスタッド・ブレストに完全移籍。昨シーズンの3位躍進に貢献した結果、昨夏マルセイユへ買い取り義務付きのレンタル移籍で加入。今シーズンここまではリーグ・アン12試合に出場も、ロベルト・デ・ゼルビ監督の評価は芳しくなかった。 そんななか、レンヌはグイリの売却交渉の一環でアカデミー出身選手の復帰を画策していた。なお、2025年7月1日付けで完全移籍以降となるブラシエは2029年までの契約で合意している。 2025.02.01 09:20 Sat3
ストラスブール、マルセイユからレンタル中のDFペランを買取! 5位躍進の堅守支える
ストラスブールは18日、マルセイユからレンタル中のフランス人DFリュカ・ペラン(23)を買い取りオプション行使を発表した。契約期間は2025年6月30日までの3年となる。 地元出身で幼少期からマルセイユの下部組織に在籍していたペランは、2019年9月に行われたディジョン戦でトップチームデビュー。ここまでトップチームで公式戦13試合に出場していた。 しかし、昨夏ホルヘ・サンパオリ監督の下でディフェンスラインを刷新したクラブに居場所はなく、出場機会を求めてストラスブールに移籍。すると、この選択が功を奏し、今シーズンはリーグ・アンで30試合に出場。最終節を残してヨーロッパリーグ、ヨーロッパ・カンファレンスリーグ出場の可能性を有する5位のチームの3バックの中心として活躍していた。 2022.05.19 01:54 Thu4
マンダンダがレンヌ移籍で口頭合意! マルセイユのレジェンドが移籍へ
スタッド・レンヌがマルセイユの元フランス代表GKスティーブ・マンダンダ(37)獲得に向け、個人間で口頭合意に至ったようだ。フランス『レキップ』が報じている。 報道によると、今夏の退団が取り沙汰されるマンダンダは、レンヌの首脳陣との会談の場で移籍に向けて口頭合意。現在は、マルセイユと2024年まで契約を残す元フランス代表GKの去就に関して、クラブ間での交渉がスタートしているという。 2007年7月にル・アーヴルから加入したマンダンダ。2016-17シーズンをクリスタル・パレスで過ごしたものの、わずか1年でチームに復帰し、これまで通算14シーズンにわたってフランス屈指の名門に在籍している。 マルセイユでの公式戦出場数は610試合を誇り、クラブ史上最多。言わずと知れたマルセイユのレジェンドだが、直近の2021-22シーズンはローマから加入したスペイン代表GKパウ・ロペス(27)に定位置を奪われていた。 マルセイユは今週にホルヘ・サンパオリ前監督が電撃退任し、イゴール・トゥドール新監督を招へいしたが、新体制においてもGKの序列に大きな変化はないと見られている。 一方、レンヌではセネガル代表GKエドゥアール・メンディがチェルシーに旅立って以降、正GKを固定できておらず。百戦錬磨のベテラン守護神の加入を熱望している状況だ。 2022.07.06 15:32 Wed5
セビージャ解任間近のロペテギの新天地はウルブスか?
セビージャ解任間近とされているフレン・ロペテギ監督にウォルバーハンプトンの新指揮官就任の可能性が浮上している。 昨シーズン後半戦の低迷に加え、今シーズンここまでも公式戦9試合で1勝2分け6敗と低迷に陥るロペテギ率いるセビージャ。ホルヘ・サンパオリ氏の再招へいの動きも伝えられる中、4日に行われたドルトムント戦に向けた公式会見の場では、ロペテギ監督自身が退任を示唆するコメントも残しており、このタイミングでの退任が規定路線だ。 ただ、これまでポルト、スペイン代表、レアル・マドリー、セビージャの指揮官を歴任してきた56歳の智将の新天地は、すでに決まっているのかもしれない。 ポルトガル人ジャーナリストのペドロ・アウメイダ氏によると、ロペテギ監督は今月2日にブルーノ・ラージ監督を解任したウルブスの後任としてプレ合意に至っているという。 なお、ウルブスは世界屈指の代理人として知られるジョルジュ・メンデス氏がクラブの運営に深く食い込んでおり、同氏とロペテギ監督は以前から親しい間柄として知られている。また、主力を担うポルトガル代表MFルベン・ネヴェスはポルト時代に指導した元教え子でもある。 仮に今回の報道が事実であれば、スペイン人指揮官は今季8試合消化時点で1勝3分け4敗で降格圏の18位に低迷するクラブでプレミアリーグ初挑戦となる模様だ。 2022.10.04 23:59 Tueチリ代表の人気記事ランキング
1
元バルサGKブラーボ、テア=シュテーゲンとの定位置争いを回想 「共存不可と断定されたが…」
レアル・ベティスのチリ代表GKクラウディオ・ブラーボがバルセロナ時代に定位置を争った元チームメイトについてコメントした。スペイン『Relevo』が伝える。 ベティスは12日にサウジアラビアで行われたスーペル・コパ・デ・エスパーニャ準決勝にてバルセロナと対戦。ラ・リーガ首位相手に延長戦を含む120分間で2-2の激闘を演じたが、最終的にはPK戦を2-4で落とし、決勝戦進出を逃している。 PK戦では両軍ともに4人がキッカーを務め、ブラーボが1本も防げなかった一方、バルセロナのGKアンドレ・テア=シュテーゲンは2本をセーブ。元同僚同士の対決は後者が制す形となった。 バルセロナ時代のブラーボにとって、テア=シュテーゲンはポジションを分けあうライバルで、不仲が囁かれた時期も。試合後のインタビューではそれを否定し、むしろ仲は良かったと語っている。 「私がテア=シュテーゲンと問題を抱えていたことは一度もないよ。彼は国内外のカップ戦で起用され、私はリーグ戦に起用が限定された。マスコミからそれについて大騒ぎされたね(笑)」 「一部の人たちは私たち2人が敵どうしだと言い、共存は不可能だと断定されたが、全くもって事実ではないよ」 2人は2014年夏に揃ってバルセロナへ加入。2シーズンにわたって「分業制」を敷かれたが、2014-15シーズンはブラーボがラ・リーガ優勝、テア=シュテーゲンが国王杯とチャンピオンズリーグ(CL)優勝に貢献と、2人の共存なくして3冠をなし得なかった事実がある。 最終的にはローテーションに不満を抱いたブラーボが退団の道を選んだが、今となっては良い思い出として記憶されていることだろう。 <span class="paragraph-title">【動画】〈試合ハイライト〉バルセロナ 2-2(PK4-2) ベティス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> A heart-stopping win! <a href="https://t.co/2qM4JLh0PJ">pic.twitter.com/2qM4JLh0PJ</a></p>— FC Barcelona (@FCBarcelona) <a href="https://twitter.com/FCBarcelona/status/1613778214203031552?ref_src=twsrc%5Etfw">January 13, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.01.13 15:51 Fri2
“栄光からの1センチメートル”チリ代表FW、バー直撃シュートをタトゥーで表現
▽チリ代表FWマウリシオ・ピニージャは、ブラジル・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦のブラジル代表戦で自身が体験したことをタトゥーとして表現したようだ。<br /><br />▽チリ代表は、28日に行われたブラジル・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦でブラジル代表と対戦。チリは120分間で開催国のブラジルを追い詰めたが、PK戦で涙を呑みベスト16という成績に終わった。<br /><br />▽この死闘で途中出場を果たしたピニージャは、1-1で迎えた延長後半終了間際にカウンターから決定機を得たが、右足から放ったシュートはバーを直撃。決勝点を奪うチャンスを逃してしまった。<br /><br />▽この千載一遇のチャンスを逃したピニージャは敗退後、ボールがバーに直撃する絵柄のタトゥーを背中に彫ったとのこと。ピニージャの知人は、ツイッターで同選手がタトゥーを彫られている写真とタトゥーが完成した写真を掲載。さらに、この絵柄の下には「One centimetre from glory(栄光からの1センチメートル)」の文言が彫られた。<br /><br />▽ピニージャにとっては自身への戒めとしてのタトゥーなのか、それともブラジルを追い詰めた歴史的な試合のハイライトとしてのタトゥーなのか。なんにせよ、記憶だけでなく、タトゥーとして体に “刻み込んだ”ピニージャはこのシュートを生涯忘れることはないだろう。 2014.07.01 18:26 Tue3
サンチェスやビダルが順当選出、前回王者チリが登録メンバー23名を発表《コパ・アメリカ》
▽チリサッカー協会(ANFP)は16日、6月にアメリカで行われるコパ・アメリカ センテナリオUSA 2016に向けた同国代表の登録メンバー23人を発表した。 ▽チリ代表を率いるフアン・アントニオ・ピッツィ監督は、アーセナルで活躍するFWアレクシス・サンチェスやバイエルンのMFアルトゥーロ・ビダル、バルセロナの守護神GKクラウディオ・ブラーボなど主力を順当に選出。 ▽一方、4月29日に発表された40人の候補メンバーからは、ラージョのMFマヌエル・イトゥーラやハノーファーのDFミーコ・アルボルノス、トゥベンテのMFフェリペ・グティエレスなどが外れている。 ▽なお、コパ・アメリカ2016でチリは、アルゼンチン代表、パナマ代表、ボリビア代表と同じグループDに入っている。今回発表されたチリ代表メンバーは以下のとおり。 <B>◆チリ代表メンバー23名</B> GK <B> クラウディオ・ブラーボ</B>(バルセロナ/スペイン) <B>ホニー・エレーラ</B>(ウニベルシダ・デ・チリ) <B>クリストフェル・トセリ</B>(ウニベルシダ・カトリカ) DF <B>ガリー・メデル</B>(インテル/イタリア) <B>マウリシオ・イスラ</B>(マルセイユ/フランス) <B>エンソ・ロコ</B>(エスパニョール/スペイン) <B>エウゲニオ・メナ</B>(サンパウロ/ブラジル) <B>ゴンサロ・ハラ</B>(ウニベルシダ・デ・チリ) <B>ホセ・ペドロ・フエンサリダ</B>(ウニベルシダ・カトリカ) MF <B>アルトゥーロ・ビダル</B>(バイエルン/ドイツ) <B> チャルレス・アランギス</B>(レバークーゼン/ドイツ) <B>マティアス・フェルナンデス</B>(フィオレンティーナ/イタリア) <B>エリック・プルガル</B>(ボローニャ/イタリア) <B>マルセロ・ディアス</B>(セルタ/スペイン) <B>フランシスコ・シルバ</B>(チアバス/メキシコ) <B>ジャン・ボセジュール</B>(コロコロ) FW <B>アレクシス・サンチェス</B>(アーセナル/イングランド) <B>マウリシオ・ピニージャ</B>(アタランタ/イタリア) <B>エドゥアルド・バルガス</B>(ホッフェンハイム/ドイツ) <B>ファビアン・オレジャーナ</B>(セルタ/スペイン) <B>パブロ・エルナンデス</B>(セルタ/スペイン) <B>エドソン・プッチ</B>(キト/エクアドル) <B>ニコラス・カスティージョ</B>(ウニベルシダ・カトリカ) 2016.05.17 06:20 Tue4
ブラジルに敗れたチリ、6位転落で予選敗退《ロシアW杯南米予選》
▽2018ロシア・ワールドカップ(W杯)南米予選最終節が現地時間10日に一斉開催され、ブラジル代表vsチリ代表は3-0でブラジルが勝利した。 ▽既に首位通過を決めているブラジルと、3位ながらも6位アルゼンチンとの勝ち点差が1ポイントと予断を許さない状況のチリが激突。ブラジルはコウチーニョ、ガブリエル・ジェズス、ネイマールの前線に、中盤はパウリーニョ、レナト・アウグスト、カゼミロを起用。対するチリはサンチェス、エドゥアルド・バルガス、アランギス、バルディビア、イスラ、メデル、GKブラーボなど、出場停止のビダルを除くベストメンバーで臨んだ。 ▽アウェイで失点すると厳しいことから、チリは通常のように前に出過ぎることはなく、いつもよりも慎重に試合を進める。一方、プレッシャーのないブラジルは、前線のG・ジェズス、ネイマールを中心に果敢に前へ出ていく。 ▽押し気味に試合を進めるブラジルは、39分に決定機を迎える。左サイド深くからレナト・アウグストが入れたクロスに正面でフリーになっていたG・ジェズスがヘッド。しかし、このシュートはコースが甘く、GKブラーボに正面で処理される。 ▽ゴールレスのまま迎えた後半、試合の均衡を破ったのはブラジルだった。55分、ゴール正面遠めの位置からダニエウ・アウベスがブレ球ショットを枠内に飛ばす。これをGKブラーボがキャッチできず、ゴール前にボールがこぼれると、これをパウリーニョが押し込んだ。 ▽厳しい状況となったチリだが、またしてもブラジルが襲う。57分、カウンターからコウチーニョがロングボールを入れると、前線のネイマールが圧巻のトラップからボックス左へ。最後は折り返しを正面のG・ジェズスが難なく詰めて、ブラジルが2-0とした。 ▽終盤の時点で他会場の結果から5位に転落する状況だったチリは79分、バルディビアがゴール前に入れたFKにメデルが頭で合わせる。しかし、このヘディングシュートはわずかに枠の上にはずれる。 ▽するとアディショナルタイムにはGKブラーボも攻撃参加したところにブラジルがカウンター。ロングボールから抜け出したガブリエウ・ジェズスが無人のゴールにシュートを流し込んだ。 ▽この結果、チリは6位に転落。王国ブラジルを前にW杯を逃す結果となった。 <B>◆南米予選最終順位表</B> (勝ち点/得失点) 1.ブラジル(41/30) 2.ウルグアイ(31/12) 3.アルゼンチン(28/3) 4.コロンビア(27/2) ――――――――――――――― 5.ペルー(26/1) PO圏 ――――――――――――――― 6.チリ(26/-1) 7.パラグアイ(24/-6) 8.エクアドル(20/-3) 9.ボリビア(14/-22) 10.ベネズエラ(12/-16) 2017.10.11 10:46 Wed5