前線手薄なリールがアヤックスの10番を補強! アーセナル育ちで英2部得点王経験も

2025.02.02 22:00 Sun
アクポムがリール加入
Getty Images
アクポムがリール加入
リールは2日、アヤックスからイングランド人FWチューバ・アクポム(29)を買い取りオプション付きの今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「24」に決定している。

アーセナルの下部組織で育ったアクポムは、ブレントフォードやコベントリー・シティ、ノッティンガム・フォレスト、ハル・シティ、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、ベルギーのシント=トロイデンへのレンタル移籍を経て、2018年にギリシャのPAOKテッサロニキへ完全移籍。

その後、2020年夏にミドルズブラへ移籍すると、加入初年度から主力として活躍したが、2021-22シーズンは古巣PAOKへレンタル移籍。ミドルズブラへ復帰した2022-23シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で28ゴールを記録し、リーグ得点王とリーグMVPをダブル受賞した。
その活躍が評価されて2023年夏にアヤックスへステップアップを果たすと、在籍1年半で公式戦68試合23ゴールを記録。今季は前線の準主力として32試合8ゴール1アシストの数字を残していた。

リールではコソボ代表FWエドン・シェグロヴァ、U-19ベルギー代表FWマティアス・フェルナンデス=パルドの2選手が戦線離脱を余儀なくされており、今冬の移籍市場では前線の補強が急務となっていた。

チューバ・アクポムの関連記事

まるで映画のような復活劇と言って良いだろう。リールのアルジェリア代表MFナビル・ベンタレブが奇跡の復活劇を見せた。 トッテナムでプロキャリアをスタートさせたベンタレブはシャルケやニューカッスルでプレー。2022年1月にアンジェに完全移籍すると、2023年8月にリールへと完全移籍した。 そのベンタレブだが、2 2025.02.17 23:30 Mon
古橋亨梧の所属するスタッド・レンヌは16日、リールと対戦し0-2で敗戦した。古橋は73分からプレーしている。 リーグ2連勝中の12位レンヌ(勝ち点23)が、5位リール(勝ち点35)をホームに迎えた一戦。レンヌの古橋は2試合連続のベンチスタートとなった。 試合は地力で勝るリールが主導権を握ると9分、左CKをフ 2025.02.17 08:20 Mon
22日、ヨーロッパリーグ(EL)予選プレーオフの1stレグが行われた。 チャンピオンズリーグ(CL)予選3回戦で敗れたチームと、EL予選3回戦を勝ち上がったチームが参加するプレーオフ。勝利した12チームが本大会へと駒を進めることとなる。 日本人選手では、FW小田裕太郎が所属するハート・オブ・ミドロシアン(ハ 2024.08.23 12:20 Fri
オランダ代表FWワウト・ヴェグホルスト(31)にアヤックスが関心を寄せる。 22-23シーズンの後半戦にマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたヴェグホルスト。22年暮れのカタールW杯におけるインパクトがキャリア初のビッグクラブ行きに繋がったが、一定の貢献こそあれど、ゴール数は寂しかった。 今季もユナイテッ 2024.06.08 13:15 Sat
アヤックスは16日、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)ミドルズブラからイングランド人FWチューバ・アクポム(27)を完全移籍で獲得した。契約期間は2028年6月30日までとなる。 クラブによれば、移籍金は1230万ユーロ(約20億円)で、最大200万ユーロ(約3億円)の出来高ボーナスとなる。 アーセ 2023.08.17 00:45 Thu

リールの関連記事

残留懸かるリーグ・アン最終節のリール戦を前に、スタッド・ランスは前線に大きな不安を抱えている。フランス『レキップ』が伝えている 前節、17位のサンテチェンヌとの残留争い直接対決で0-2の敗戦を喫した14位のランス(勝ち点33)。自動降格圏内のサンテチェンヌ(勝ち点30)とは3ポイント差も、得失点差で「21」の差が 2025.05.15 22:03 Thu
リールのカナダ代表FWジョナサン・デイビッド(25)が14日、自身のSNSを通じて今シーズン限りでのリールからの退団を発表した。 ジョナサン・デイビッドはヘントの下部組織出身で、2018年7月にファーストチームに昇格。2020年8月にリールに完全移籍を果たした。 スピードを生かしたラインブレイクが得意なスト 2025.05.14 23:55 Wed
リーグ・アンで無敗優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)ではファイナリストになったパリ・サンジェルマン(PSG)がフランスプロサッカー選手組合(UNFP)の授賞式で賞を総なめにした。 UNFPアワードが11日に行われ、リーグ・アンの最優秀選手にフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが選出されることとなった。 2025.05.12 13:55 Mon
元フランス代表MFレミ・カベラ(35)が今シーズン限りでのリール退団を発表した。 リールの背番号10は自身のインスタグラムを通じて「この3年間の素晴らしい時間と、みんなからもらったたくさんの愛に、どう感謝したらいいのかわからない! ただ、精一杯クラブのために尽くしたつもりだ…。胸が締め付けられる思いで、深い悲しみ 2025.05.07 16:00 Wed
ドルトムントのニコ・コバチ監督が12日にアウェイで行われ、2-1で逆転勝利したチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16・2ndレグのリール戦を振り返った。 先週行われたホームでの1stレグを1-1で引き分けていたドルトムント。開始5分にGKグレゴール・コベルの痛恨トンネルで失点するまずい入りとなったものの、後半に 2025.03.13 08:45 Thu

リーグ・アンの関連記事

【リーグアン】オセール 1-2 モナコ(日本時間9月14日/スタッド・ドゥ・ラベ・デシャン) [速報]南野拓実 ゴールで魅せる!リーグ・アン 第4節オセール vs モナコ/中央から冷静に流し込みモナコが先制を奪う!\ABEMAdeDAZNABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) S 2025.09.14 20:00 Sun
【リーグアン】モナコ 3-2ストラスブール(日本時間9月1日/スタッド・ルイ・ドゥ) [速報]南野拓実 劇的決勝弾!リーグ・アン 第3節モナコ vs ストラスブール/85分から投入された南野試合終了間際の今季初ゴールが決勝点に!\ABEMAdeDAZNABEMA— アベマサッカー (@ABEMA_so 2025.09.01 12:20 Mon
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
スタッド・レンヌは15日、スポーツディレクター(SD)を務めていたフレデリック・マッサーラ氏の退任を発表した。 マッサーラ氏は、現役時代はトリノやペスカーラ、パレルモなどイタリアのクラブでプレー。引退後はベネヴェント、ペスカーラでアシスタントコーチを務めるなどした中、2008年7月にはパレルモで監督に就任。201 2025.05.16 14:20 Fri

記事をさがす

チューバ・アクポムの人気記事ランキング

1

アヤックス、ミドルズブラから昨季チャンピオンシップ得点王のFWアクポムを獲得

アヤックスは16日、チャンピオンシップ(イングランド2部相当)ミドルズブラからイングランド人FWチューバ・アクポム(27)を完全移籍で獲得した。契約期間は2028年6月30日までとなる。 クラブによれば、移籍金は1230万ユーロ(約20億円)で、最大200万ユーロ(約3億円)の出来高ボーナスとなる。 アーセナルの下部組織で育ったアクポムは、ブレントフォードやコベントリー・シティ、ノッティンガム・フォレスト、ハル・シティ、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、ベルギーのシント=トロイデンへのレンタル移籍を経て、2018年ギリシャのPAOKテッサロニキへ完全移籍。 その後、2020年の夏にミドルズブラへ移籍すると、加入初年度から主力として活躍したが、2021-22シーズンは古巣PAOKへレンタル移籍。ミドルズブラへ復帰した昨シーズンはチャンピオンシップ38試合に出場して28ゴールを記録し、リーグ得点王に輝いていた。 2023.08.17 00:45 Thu
2

“万能な197cmFW”ヴェグホルストにアヤックスが関心、安価で獲得可能?

オランダ代表FWワウト・ヴェグホルスト(31)にアヤックスが関心を寄せる。 22-23シーズンの後半戦にマンチェスター・ユナイテッドでプレーしたヴェグホルスト。22年暮れのカタールW杯におけるインパクトがキャリア初のビッグクラブ行きに繋がったが、一定の貢献こそあれど、ゴール数は寂しかった。 今季もユナイテッド時代と同じく、バーンリーを保有元としたうえで、ブンデスリーガのホッフェンハイムへレンタル移籍。ターゲットマンとしてリーグ戦28試合7得点3アシストをマークし、ユーロ2024のオランダ代表に選出だ。 そんななか、オランダ『Algemeeen Dagblad』によると、ヴェグホルストに関してアヤックスがバーンリーへ照会依頼。 所属選手32人中23人が「2000年代生まれ」というヤング・アヤックスなだけに、ナイジェリア代表FWチューバ・アクポム(29)が退団なら、国際キャリアも豊富な197cmストライカーの獲得に力を入れる可能性があるようだ。 オランダ『Voetbal International』いわく、「バーンリーとの契約は残り1年。ヴェグホルストは非常に安く獲得できる」とのことだ。 2024.06.08 13:15 Sat
3

前線手薄なリールがアヤックスの10番を補強! アーセナル育ちで英2部得点王経験も

リールは2日、アヤックスからイングランド人FWチューバ・アクポム(29)を買い取りオプション付きの今シーズン終了までのレンタル移籍で獲得したことを発表した。背番号は「24」に決定している。 アーセナルの下部組織で育ったアクポムは、ブレントフォードやコベントリー・シティ、ノッティンガム・フォレスト、ハル・シティ、ブライトン&ホーヴ・アルビオン、ベルギーのシント=トロイデンへのレンタル移籍を経て、2018年にギリシャのPAOKテッサロニキへ完全移籍。 その後、2020年夏にミドルズブラへ移籍すると、加入初年度から主力として活躍したが、2021-22シーズンは古巣PAOKへレンタル移籍。ミドルズブラへ復帰した2022-23シーズンはチャンピオンシップ(イングランド2部)で28ゴールを記録し、リーグ得点王とリーグMVPをダブル受賞した。 その活躍が評価されて2023年夏にアヤックスへステップアップを果たすと、在籍1年半で公式戦68試合23ゴールを記録。今季は前線の準主力として32試合8ゴール1アシストの数字を残していた。 リールではコソボ代表FWエドン・シェグロヴァ、U-19ベルギー代表FWマティアス・フェルナンデス=パルドの2選手が戦線離脱を余儀なくされており、今冬の移籍市場では前線の補強が急務となっていた。 2025.02.02 22:00 Sun

リールの人気記事ランキング

1

ベストイレブンに9名、PSGがリーグ・アン席巻! デンベレがMVPを初受賞、最優秀監督&最優秀新人賞も受賞

リーグ・アンで無敗優勝を果たし、チャンピオンズリーグ(CL)ではファイナリストになったパリ・サンジェルマン(PSG)がフランスプロサッカー選手組合(UNFP)の授賞式で賞を総なめにした。 UNFPアワードが11日に行われ、リーグ・アンの最優秀選手にフランス代表FWウスマーヌ・デンベレが選出されることとなった。 デンベレは今シーズンのリーグ・アンで28試合21ゴール6アシストを記録し優勝に大きく貢献。最終説を残して得点ランキングでもトップに立っており、キャリア初のMVP受賞となることに。これまで5年連続受賞していたフランス代表FWキリアン・ムバッペ(レアル・マドリー)を継ぐ形となった。 また、最優秀監督賞はルイス・エンリケ監督が受賞。チームを成功に導く手腕を見せ、2018年のウナイ・エメリ監督(アストン・ビラ)以来となるPSGからの受賞となった。 その他、最優秀新人賞はフランス代表MFデジレ・ドゥエが受賞。今季加入した19歳は、リーグ・アンで30試合に出場し6ゴール8アシストを記録。3月にはフランス代表デビューを果たすなど、将来が期待されるウインガーだ。 さらに驚きはベストイレブン。11名中9名がPSGの選手となり、アクラフ・ハキミ、マルキーニョス、ヌーノ・メンデス、ウィリアン・パチョ、ジョアン・ネヴェス、ヴィティーニャ、ブラッドリー・バルコラ、そしてデンベレとドゥエとなった。 これはPSGにとって史上最多記録であり、2016年の8人を超えることに。また、UNFPトロフィー史上最多の記録となった。 <h3>◆リーグ・アン ベストイレブン</h3> GK リュカ・シュヴァリエ(リール) DF アクラフ・ハキミ(パリ・サンジェルマン) マルキーニョス(パリ・サンジェルマン) ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン) ウィリアン・パチョ(パリ・サンジェルマン) MF デジレ・ドゥエ(パリ・サンジェルマン) ジョアン・ネヴェス(パリ・サンジェルマン) ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン) FW ブラッドリー・バルコラ(パリ・サンジェルマン) ウスマーヌ・デンベレ(パリ・サンジェルマン) ラヤン・シェルキ(リヨン) 2025.05.12 13:55 Mon
2

リールがムバッペ弟のエタンを完全移籍で獲得!3年契約を締結

リールは4日、U-19フランス代表MFエタン・ムバッペ(17)を完全移籍で獲得した。契約期間は2027年6月30日までとなる。 レアル・マドリーに所属するキリアン・ムバッペを兄に持つエタンは、2017年にフランス屈指の育成組織を持つPSGのアカデミーに加入。順調にステップアップを重ねると、2022年には15歳ながらU-19チームでプレーしていた。 飛び級でU-19フランス代表にも招集される逸材は、かつてレアル・マドリーで活躍した元アルゼンチン代表MFフェルナンド・レドンドを彷彿とさせる、高精度の左足を生かしたパスと戦術眼を特長とするエレガントなMFとしてクラブ内での評価も非常に高く、昨年12月のリーグ・アンでトップチームデビューを飾ると、2023-24シーズンは公式戦5試合に出場していた。 リールへの移籍が決定したエタンは、公式サイトで以下のように喜びを語った。 「リールに加入出来てとても嬉しい。新しいチームメイト、スタッフ、ファンに会うのが待ちきれない。僕の年齢では、フランスにとどまることが成長するための最良の選択肢だった。リールは最高の選択肢だったと思う。フランスで最高のクラブのひとつだ。ここでプレーできることを本当に誇りに思う」 2024.07.05 07:30 Fri
3

フランスで活躍するイングランド代表MFをウェストハムが注視? 中盤の補強を目指す

フランスでプレーするイングランド代表MFをプレミアリーグクラブが狙っているようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えた。 狙われているのはリールに所属するイングランド代表MFアンヘル・ゴメス(24)。2024年9月にイングランド代表デビューを果たし、4キャップを記録している。 アンヘル・ゴメスはマンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身で、2019年7月にファーストチームに昇格。ユナイテッドでは公式戦10試合に出場も、2020年8月にリールへフリーで完全移籍。移籍直後にポルトガルのボアヴィスタにレンタル移籍を経験も、2021-22シーズンからはリールでプレーしている。 ここまでリールでは公式戦134試合で10ゴール19アシストを記録。リーグ・アンでも105試合で4ゴール16アシストを記録している。 今シーズンはケガもあって欠場する試合も多いが、公式戦20試合で2ゴール1アシスト。ただ、今シーズン終了後に契約が満了を迎え、新たな挑戦を求めているとのことだ。 グレアム・ポッター監督は1月に監督に就任。ポゼッションを司るアンカータイプの選手を求めており、アンヘル・ゴメスがターゲットに浮上しているようだ。 世代別のイングランド代表としては欧州王者にもなったアンヘル・ゴメス。母国に戻り、その輝きをさらに放つことができるのか、動向に注目だ。 2025.03.06 19:35 Thu
4

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.43“フランス版「バルサ」”若き日のアザール/リール[2010-11]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.43</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2010-2011シーズン/リール 〜フランス版“バルサ”〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2010-11liile.jpg" style="max-width:100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ルディ・ガルシア(47) 獲得タイトル:リーグ・アン 攻撃力9:★★★★★★★★★☆ 守備力7:★★★★★★★☆☆☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係7:★★★★★★★☆☆☆ 選手層6:★★★★★★☆☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">57年ぶりの栄冠</div> 2000年代のリーグ・アンは、7連覇を達成したリヨンが絶対王者として君臨していた。しかし、その強さが終焉を迎えると、2008-09シーズンにボルドー、2009-10シーズンにマルセイユと、シーズン毎に王者が入れ替わる本命なしの状況となった。そして迎えた2010-11シーズン、覇権を奪ったのは古豪・リールだった。 2008年夏にルディ・ガルシア監督(現マルセイユ監督)を招へいしたリールは、アザールやジェルビーニョといった才能溢れるアタッカーを擁して攻撃的なサッカーを展開。ガルシア監督2年目のシーズンにリーグ最多の72得点を挙げて4位でフィニッシュすると、翌シーズンは守備の安定を図って優勝にまい進した。 第14節に首位の座に躍り出たリールは、そのまま優勝戦線を引っ張る存在となる。第32節で首位の座をマルセイユに奪われたが、1週間で奪い返すと、第35節のサンテチェンヌ戦を2-1で勝利して優勝決定。古豪・リールが57年ぶりのリーグ・アン制覇を成し遂げた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フランス版“バルサ”</div> 2シーズン連続(2009-10シーズンと2010-2011シーズン)でリーグ最多の得点数を記録したチームは、“フランス版バルサ”と称されるほど、攻撃において魅力を有した。その中で個性的な選手をうまくまとめたガルシア監督の手腕は、称賛されるべきものだった。 守備の中心は、元フランス代表の守護神・ランドローとラミ。特に、ディフェンスリーダーを担ったラミはフィジカルを生かした守備でレ・ブルーに名を連ねる存在となる。また、右サイドバックのドビュッシーは果敢な攻撃参加を披露して得点にも絡むプレーも披露した。 中盤はフィルター能力に優れるマブバをアンカーに置き、インサイドハーフにバルモンとキャバイエを起用。パスセンスに溢れる前者と、飛び出しやミドルシュートが持ち味の後者が攻守に存在感を放った。 そして、攻撃のキーマンは20歳のアザールと23歳のジェルビーニョという両翼。スピード溢れるドリブルで相手の守備を切り裂いた彼らは、アザールが7ゴール11アシスト、ジェルビーニョが15ゴール11アシストという素晴らしい数字を残した。そして、最前線のムサ・ソウはナントでの不遇を乗り越え、25得点をマークして得点王に輝いた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWエデン・アザール(20)</span> 2007年にリールの下部組織からトップチームデビューを果たしたアザールは、すぐさまその才能を遺憾なく発揮した。2008-09シーズンと2009-10シーズンにリーグ・アンの年間最優秀若手選手賞を受賞すると、リーグ制覇を成し遂げた2010-2011シーズンはリーグMVPに選出。抜群のスピードとキレのあるドリブルで攻撃を牽引し、リールに57年ぶりの優勝をもたらした。 2019.04.24 22:00 Wed
5

リールがメキシコの逸材MFピッツートを確保! 昨年のU-17W杯でブロンズボール獲得

リールがパチューカに所属するメキシコ人MFエウジェニオ・ピッツート(18)の確保に成功したようだ。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が報じている。 メキシコ生まれもニュージーランドのウェリントン・フェニックスの下部組織でプレーしていたピッツートだが、国際サッカー連盟(FIFA)が定める未成年の海外移籍のルールに引っかかり、トップチーム登録が不可能となった影響から2018年に母国のパチューカのユースチームに加入。 高精度の左足のキックを生かした長短交えたパス、縦への推進力に長けたセントラルMFは、昨年にブラジルで行われたFIFA U-17ワールドカップでU-17メキシコ代表をキャプテンとして準優勝に導く活躍を披露。さらに、個人としても大会優秀選手に与えられるブロンズボールを獲得し、一躍ヨーロッパ各国のスカウトの注目を集めた。 そして、今年1月にはパチューカでのトップチームデビューも飾っていたが、試合中に受けた危険なタックルによって腓骨骨折の重傷を負う悲劇に見舞われていた。 それでも、その才能を高く評価するリールは今夏のタイミングでの獲得を決断し、今週末に予定されるメディカルチェック後に正式契約を結ぶ模様だ。 なお、イタリアのパスポートを持つピッツートは、非EU圏外選手の登録枠を使用することなく登録が可能だ。 2020.07.29 16:30 Wed

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly