レアルに敗戦のEL王者アタランタ、指揮官は失点からの変化悔やむ「試合の流れのせいで良いチャンスを逃した」

2024.08.15 12:15 Thu
UEFAスーパーカップ制覇は逃したガスペリーニ監督
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UEFAスーパーカップ制覇は逃したガスペリーニ監督
アタランタジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督がレアル・マドリー相手の敗戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。
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昨シーズンはクラブ史上初のヨーロッパリーグ(EL)制覇を果たし、14日にはUEFAスーパーカップに臨んだアタランタ。負傷や移籍関連で複数の主力が欠場したなか、チャンピオンズリーグ(CL)王者のマドリーと対戦した。前半はオランダ代表MFマルテン・デ・ローンのシュートがディフレクトし、ポストに当たる場面もあったが、得点は奪えずハーフタイムへ。後半はウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ、フランス代表FWキリアン・ムバッペにゴールを決められ、0-2の敗戦を喫した。
惜しくもタイトルを逃したガスペリーニ監督は、2点とも痛恨の失点だったと回想。後半開始直後にあった、クロアチア代表MFマリオ・パシャリッチのヘディングシュートなども悔やんだ。

「良い試合をして彼らを苦しめる自信は十分にあった。彼らのゴールの後、試合は明らかに変化した。特に2点目は避けられた。最終的に彼らは間違いなく勝利に値した」
「我々は良いスタートを切った。クルトワのスーパーセーブに阻まれたパシャリッチの素晴らしいチャンスがあった。それからルックマンにも大きなチャンスがあった。左足でシュートを打てていれば、ゴールがこじ開けられたかもしれない」

「このような試合では、先制した方に大きな利点がある。逆転は難しくなり、相手の反撃にもさらされることになる」

また、3-0で勝利したEL決勝のレバークーゼン戦とも比較。細部を詰めきれなかったと反省している。

「試合の流れのせいで良いチャンスを逃してしまった。リードを得ることもできたかもしれないが、もっと冷静に、より質の高いプレーをしならなければならなかった。あとは間違いなく素晴らしい経験だが、勝った時の経験にはより価値がある」

「私は誇りに思っているが、ダブリン(EL決勝)で入れたようなコンマ(細かい部分)がいつも欠けている。このようなチャンスはめったにないから、選手たちにも申し訳ない」

19日にはセリエA開幕節のレッチェ戦。ガスペリーニ監督は途中交代したボスニア・ヘルツェゴビナ代表DFセアド・コラシナツの負傷も含め、戦力に不安を抱えている。

「まだ今夜のことを考えている。この試合から何かポジティブなものを得るためだ。それからリーグ戦が始まる。全く別物になるだろうし、そこに誰がいるのかを数えなければならない。コラシナツは負傷した。我々は彼の様子を見る」



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“CLを挟んだ厳しい戦い” アーセナルの真価が問われる敵地シティ戦へジョルジーニョ「全試合に勝つメンタリティを」

アーセナルのイタリア代表MFジョルジーニョが、次節対戦するマンチェスター・シティに言及した。イギリス『ミラー』が伝える。 9月の代表ウィークも終わり、アーセナルは再開初戦となったプレミアリーグ第4節でトッテナムに1-0と勝利。敵地でのノースロンドダービーを制し、最高のリスタートを切った。 次戦はチャンピオンズリーグ(CL)初戦、アタランタとのアウェイゲームだが、これが終われば序盤戦の大一番へ。プレミアリーグ第5節、マンチェスター・シティとのアウェイゲームだ。 シティに関しては、FWアーリング・ハーランドが今季も開幕から無双中。開幕4試合で9得点、すでにハットトリック2回と、にわかには信じ難いようなペースでネットを揺らす。 アーセナルのジョルジーニョもサッカーファンと同じような心象か。トッテナム戦後、「昨日アーリングがまたゴールを決めたらしい…笑うしかないね!(笑)」と開口一番に笑い飛ばす。 しかし、シティ戦への意欲を問われると、一転して神妙な面持ちで語る。 「今の焦点はもちろんCLだけど、その次にシティとぶつかる事実を放置することはできない。まず、アタランタとタフな戦いを強いられることが確実だ。彼らは肉体的に優れ、イタリアの雰囲気もこことは違う」 「昨季より僕らは成長していると思う。一丸となって、プロセスを進めているんだ。お互いへの理解が深まり、自らが成長したいと願い、チームのために最善を尽くす準備がある。フォア・ザ・チームが良い結果への一手だ」 昨季終盤の敵地シティ戦は「守備的すぎる」とも批判された戦いで0-0ドロー。結果的に優勝逸のターニングポイントとなり、敵軍MFロドリからも「あの試合の進め方が、僕らと彼らの違いだ」と指摘された。 ジョルジーニョは「残念ながら、その指摘は正しい。大きなことを成し遂げるために、全試合に勝つメンタリティが必要だった、これからも必要なわけだ」とシティ撃破を誓った。 アーセナルは19日にアタランタと戦い、中2日の22日にシティと対戦する。 <span class="paragraph-title">【動画】クルゼフスキに完勝したサリバ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr"> William Saliba <a href="https://t.co/zRKazM0dSf">pic.twitter.com/zRKazM0dSf</a></p>&mdash; Arsenal (@Arsenal) <a href="https://twitter.com/Arsenal/status/1835664945347776516?ref_src=twsrc%5Etfw">September 16, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.17 15:25 Tue
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「キャリア最高のセーブ」アルテタ監督が勝ち点1をもたらした守護神ラヤを称える…「今季は並外れた活躍を見せている」

アーセナルのミケル・アルテタ監督が、チームを救う圧巻の連続セーブを見せた守護神を称えた。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 アーセナルは19日、アウェイで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第1節でアタランタと対戦し、0-0のドローで試合を終えた。 ノースロンドン・ダービー、マンチェスター・シティとの大一番という2つのビッグマッチに挟まれた中で行われた、昨シーズンのヨーロッパリーグ王者とのアウェイゲーム。 立ち上がりはFWブカヨ・サカの直接FK、そのこぼれに反応したMFトーマス・パルティのシュートで続けざまの決定機を作るなど、まずまずの入りを見せたアーセナル。しかし、時間の経過と共に相手のハイインテンシティのプレー、とりわけ強烈なマンツーマン守備に苦戦。前半は最低限のゴールレスで折り返すも、後半立ち上がりにはMFエデルソンの仕掛けに対応したトーマスがボックス内でファウルを犯してPK献上。 絶体絶命のピンチを迎えたが、キッカーのFWマテオ・レテギが左を狙って蹴ったシュートをGKダビド・ラヤが完璧な読みでストップ。さらに、こぼれ球に詰めたレテギのヘディングシュートも素早いリカバリーを見せた守護神が驚異的なセーブで阻み、事なきを得た。 ただ、メンバーを入れ替えた後半半ば以降も流れを引き戻すことはできず、敵地から勝ち点1を持ち帰るにとどまった。 同試合後、アルテタ監督は前半の入りこそ悪くなかったものの、試合を通してアタランタのアグレッシブな戦いに苦戦したと敵地での一戦を振り返った。 「試合の立ち上がりは良かったと思う。最初の25分間は相手のアプローチを非常にうまく読み取れた。チャンスをあまり作らせずに、正しいエリアで正しい意図を持ってプレーできた」 「その後はボールの扱いが非常に不安定で、試合をコントロールできなくなった。マンツーマンのチームに対して、イージーに何度もボールを失ってしまった。不用意にスペースができて、バックラインに同数のプレーヤーがいたり、オーバーロードしたり、トランジションの瞬間に置き去りにされる可能性があった。守備で苦しむことはなかったが、それが現実だ。そして、その瞬間に、私はダビドのキャリア最高のセーブを2回も見た」 「その後、試合は最初の25分間と同じように続いた。我々は非常に不安定だった。ボールを持っている瞬間はあったが、支配したり脅威になることはなかった。マルティネッリに試合に勝つ大きなチャンスがあったが、残念ながらそれを活かすことができなかった。したがって、改善すべき点はたくさんある」 また、指揮官自ら「キャリア最高の2つのセーブ」と絶賛した殊勲のラヤに関して、GKアーロン・ラムズデールの移籍の影響や現時点で世界最高のGKと考えているかとの質問に対して明言は避けたものの、今シーズンここまで傑出したパフォーマンスを見せてくれているとその貢献度の高さを認めている。 「確かに昨年はすでに非常に印象的だった。今シーズンの彼は並外れた活躍を見せた。アストン・ビラ戦と今日のセーブは、我々を試合に引き留めた。このレベルのゴールキーパーにはそれが必要だ。彼が今、その調子でいてくれて本当に嬉しい」 「(現時点で世界最高のGKか?)他のゴールキーパーを見たことはないが、現時点で彼が我々にとって並外れた活躍を見せていることは確かだ」 敵将のジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督が「引き分けで満足しているように見えた」と試合後に語るなど、後半終盤のアーセナルは割り切って勝ち点1を持ち帰る選択をしたようにも見えた。 その点についてアルテタ監督は「チームに伝えたいメッセージではない」と心から望んだものではなかったものの、「チームは必要な規律を少し失いかけていたが、昨年よりも成熟した姿を見せた。今夜は勝つ方法がわからず、だからこそ負けないように戦った」と苦しい状況の中で最低限の結果を持ち帰ったチームの成長を評価している。 2024.09.20 08:30 Fri
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【CLリーグフェーズ第1節プレビュー③】南野が絶好調バルサに挑む! シティ戦控えるアーセナルはEL王者とのタフなアウェイ戦

チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズが9月17日に開幕。ここでは開幕節3日目の19日に開催されるカードの展望を紹介していく。 2024-25シーズンからレギュレーションが変更となり、32チーム制から36チーム制に変更され、グループステージが廃止。代わってリーグフェーズが行われ、ホームとアウェイで4試合ずつ、8チームとの対戦を行う。36チームは全チームが同じ順位表で争い、上位8チームがラウンド16に進出。9位から24位までがプレーオフを戦い、勝者がラウンド16に進むこととになる。 ◆リーグフェーズ第1節③ ▽9/19(木) 《25:45》 フェイエノールト vs レバークーゼン ツルヴェナ・ズヴェズダ vs ベンフィカ 《28:00》 モナコ vs バルセロナ アタランタ vs アーセナル アトレティコ・マドリー vs ライプツィヒ ブレスト vs シュトゥルム・グラーツ ◆南野が絶好調のバルサに挑む <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240918_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> FW南野拓実を擁するモナコは開幕前のジョアン・ガンペールカップで対戦したばかりのバルセロナと対戦する。 今夏の移籍市場ではFWベン・イェデルやDFマリパンらベテランに加え、MFフォファナらがチームを離れた中、MFラミーヌ・カマラやDFマウィサ、FWイレニーエナら若手を中心に補強を行い、世代交代に踏み切ったモナコ。[4-2-3-1]への布陣変更も施し、開幕からは3勝1分けと好調を維持。とりわけ、4試合1失点の守備の安定感が際立つ。そんななかで南野は負傷明けの司令塔ゴロビンに代わって中盤と前線のリンクマンを担い、攻守両面でチームを牽引。直近のオセール戦では日本代表帰りのコンディションを考慮され短いプレー時間にとどまっており、良い状態で今季CL初戦に臨めるはずだ。ボールを持たれる展開の中で守備では2センターバック、2セントラルMFに制限をかけながら攻撃では相手のハイラインに対して2列目からの飛び出しを意識して決定的な仕事に絡みたい。 対するバルセロナはハンジ・フリック新体制でラ・リーガ開幕5連勝と絶好調だ。引き続き財政問題を抱える中、高年俸のベテラン選手を放出し、MFダニ・オルモの獲得に逸材揃いのカンテラーノを抜擢しながらシーズンをスタート。開幕直後はFWレヴァンドフスキの決定力やFWラミン・ヤマルの個人技に依存傾向が見受けられたが、試合を経るごとにチームパフォーマンスを上げている。ここにきてオルモやMFフェルミン・ロペスら負傷者が出ているが、その穴を埋めるべく血気盛んなカンテラーノが台頭の気配を示しておりチーム状態も良好だ。 前述のジョアン・ガンペール杯は多くの主力を欠いたバルセロナ相手にモナコが3-0の完勝を収めているが、今回のリターンマッチでは本気のバルセロナが優位に試合を進めることになるはずだ。また、開幕から懸念されるスタッド・ルイ・ドゥの芝が改善され、両チームが力を発揮できることを期待したい。 ◆週末に大一番控えるアーセナルはEL王者と激突 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240918_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今週末にマンチェスター・シティとのプレミアリーグ頂上決戦を控えるアーセナルは敵地ベルガモでヨーロッパリーグ王者のアタランタと対戦する。 退場者を出した第3節のブライトン戦こそ1-1で引き分けたものの、直近のノースロンドン・ダービーではMFライス、MFウーデゴールら中盤の要が不在となった中、DFガブリエウがセットプレーで奪った虎の子の1点を持ち味の堅守で守り切るなど3つの完封勝利で3勝1分けの4戦無敗と好スタートを切ったアーセナル。今シーズンはリーグ戦同様にCLの舞台でもさらなる躍進が期待される。 消耗戦を強いられたトッテナム戦から中3日で行われる今回のアタランタ戦を挟み、週末には中2日で同じくアウェイでのシティ戦を戦うため、アルテタ監督としてはターンオーバーを含めたチームマネジメントが試されるところだ。ウーデゴールの戦線離脱が明かされた一方、軽傷を抱えるDFカラフィオーリとFWサカの2選手は起用可能となったが、昨季ELではリバプールも屈した相手のハイインテンシティのスタイルに対して、結果と共に離脱者を出さずに週末の大一番を迎えることはできるか。なお、DF冨安健洋は引き続き欠場となる。 一方、MFコープマイネルスの移籍にFWスカマッカ、DFスカルヴィーニの戦線離脱とセンターラインの離脱者の影響でパフォーマンスの安定を欠くアタランタだが、2度のビハインドを撥ね返した直近のフィオレンティーナ戦をしぶとく制するなど、ここからの上昇気配を色濃く見せる。ここに来てFWレテギやDFベッラノーバ、MFブレシャニーニら新戦力も力を発揮しており、圧倒的なホームアドバンテージを活かしながら重要なリーグ連戦を挟む強豪相手に好勝負が期待できそうだ。マンツーマンで真っ向勝負を挑む中、サカとの対峙がDFルッジェーリやDFディムスティ、強力守備陣と対峙するレテギやFWデ・ケテラエルらのパフォーマンスが勝敗のカギを握る。 ◆レバークーゼンにアトレティコ登場 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/get20240918_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨シーズンの国内無敗での2冠にEL準優勝を果たしたシャビ・アロンソ率いるレバークーゼンは、今大会の注目クラブのひとつ。そのブンデスリーガ王者は、FW上田綺世を擁するフェイエノールトと初戦を戦う。 主力の流出を最低限にとどめた上、MFアレイシ・ガルシアやDFムキエレ、FWテリエら実力者を補強して選手層に厚みを増したチームだが、今季開幕3戦目でRBライプツィヒに2シーズンぶりのブンデスリーガ黒星を喫するなど調子はいまひとつ。引き続きMFヴィルツを中心とする攻撃の破壊力は絶大も、CLの舞台では開幕から失点が目立つ守備面の改善が重要となる。とはいえ、この初戦では開幕から不調の相手に主導権を握れる可能性が高く、4-1で快勝した直近のホッフェンハイム戦のように敵地でアグレッシブな戦いを見せたい。 一方、フェイエノールトはリバプールに引き抜かれたスロット監督の後任にプリスケ監督を招へいした中、ここまで1勝3分けと微妙な滑り出しに。主砲サンティアゴ・ヒメネス、DFハンツコの慰留に成功した一方、DFヘールトライダとMFヴァイファーのオランダ代表コンビの穴埋めは一筋縄ではいかない。攻守両面で課題を残す中で難敵相手の初戦では今後に繋がるパフォーマンスを見せたい。なお、開幕から公式戦5試合連続途中出場の上田は2ゴールを挙げたバーレーン戦の活躍を追い風に途中出場から今季初ゴールを狙っていきたい。 積極補強を敢行した昨季CLベスト8のアトレティコ・マドリーは難敵ライプツィヒとのCL開幕戦に臨む。開幕からややパフォーマンスに波はあるものの、リーグ5試合中4試合でクリーンシートを記録し、3勝2分けの無敗を維持するシメオネのチーム。直近のバレンシア戦では開幕節で早々にゴールを記録したFWセルロートに続き、MFギャラガー、FWアルバレスが待望の初ゴールを記録。クラブと代表で不調が囁かれたエースFWグリーズマンにもゴールが生まれ、最高の状態でホーム開催のCL初戦を迎えた。 対するライプツィヒは直近のウニオン・ベルリン戦を0-0のドローで終えたが、王者レバークーゼンを撃破するなど、こちらも開幕から公式戦3勝1分けと好調を維持。難所メトロポリターノでタフな戦いを強いられることは間違いないが、新10番シャビ・シモンズにFWシェシュコ、FWオペンダの強力ストライカー陣の活躍で堅守攻略を期待したい。 その他では開幕数試合でシュミット監督を解任し、ブルーノ・ラージを呼び戻した再建途中のベンフィカ、昨季リーグ・アンで大躍進したスタッド・ブレストの初陣にも注目だ。 ◆リーグフェーズ第1節 日程・結果 ▽9/17(火) ヤング・ボーイズ 0-3 アストン・ビラ ユベントス 3-1 PSV ミラン 1-3 リバプール バイエルン 9-2 ディナモ・ザグレブ レアル・マドリー 3-1 シュツットガルト スポルティングCP 2-0 リール ▽9/18(水) スパルタ・プラハ 3-0 ザルツブルク ボローニャ 0-0 シャフタール・ドネツク セルティック 5-1 スロバン・ブラチスラヴァ クラブ・ブルージュ 0-3 ドルトムント マンチェスター・シティ 0-0 インテル パリ・サンジェルマン 1-0 ジローナ 2024.09.19 19:00 Thu

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