あとは決勝を残すだけ…/原ゆみこのマドリッド
2024.07.12 22:00 Fri
「どうしてシベレスなんだろう」そんな風に私が違和感を覚えていたのは木曜日、ユーロ決勝に進出したスペイン代表が日曜に優勝した場合、祝賀行事が月曜午後8時から、レアル・マドリー行きつけの噴水広場で行われると知った時のことでした。いやあ、確かにそこなら、昨季はリーガもCLも制したマドリーがやったように、プエルタ・デ・ソル(市内の中心地にある広場)でマドリッド州庁舎に寄り、そのままマドリッド市庁舎のあるシベレス広場に向かえばいいため、行政府への表敬訪問も一括して済ませられるという利点があるんですけどね。
どうやらユーロ決勝の前日はボクシングのイベントが入っているようですが、CL決勝前2日前にはテイラー・スウィフトのメガコンサートがありながら、突貫工事でピッチをパブリックビューイング仕様に変えたマドリーですからね。丁度、来週火曜正午にはエムバペのメガプレゼンが8万人のファンの来場見込みで開催されることもありますし、ちょっと早めに巨大スクリーンを置いて、スペインvsイングランド戦のパブリックビューイングをやってくれてもいいんじゃないかと思ったんですが…そうそう、木曜から販売開始となった、背番号9のエムバペユニは180ユーロ(約3万2000円)という高値にも関わらず、昨季終盤にオープンしたベルナベウの新メガオフィシャルショップで爆売れしているそうですよ。
まあ、そんなことはともかく、ドイツから帰って来た私がマドリッド・リオ(マンサナレル河岸の緑地帯)で行われたパブリックビューイングで観戦してきたユーロ準決勝、スペインvsフランス戦がどうだったかをお伝えしていくことにすると。うーん、準々決勝ドイツ戦のパブリックビューイングが39℃という、猛暑予報のせいで中止となり、場所を変えて、これがマドリッド市内で最初の催しとなったんですけどね。この日は気温29℃とあまり暑さを心配する必要はなかったものの、まず下見しようと私が着いた午後7時30分頃は人もまばら。というか、広大なスペースにスクリーンがたった1つだけというのにも驚かされたんですが、お水やビールを売る屋台すらないとは一体、どういうこと?
結局、人の頭と木の枝のせいで、視界を遮られてしまったため、自分のスマホで観戦することになったんですが、ミュンヘンでの試合の方は序盤から、波乱が発生。そう、5分にはジャマル(バルサ)のクロスをファビアン(PSG)がヘッドして、惜しくも枠を外したかと思えば、8分にはその日、とうとうフェイスガードを外して挑むことにしたエムバペが出したクロスをコロ・ムアニ(PSG)が見事に先制点にしてしまったんですよ。さすがにこの時は会場のファンも頭を抱えたものでしたが、大丈夫。
20分には今度は自分で狙うことにしたジャマルがエリア外から、GKメニャン(ミラン)の手の届かないゴール左隅にシュートを決めてしまったから、ビックリしたの何のって。それもこの試合前、「決勝をプレーしたいなら、ここまでやったこと以上のことを見せないといけない」と挑発してきたラビオ(ユベントスを退団)を切り返しての一発だっただけに、私もこの土曜にようやく、17才のバースデーを迎える逸材の才能に感嘆するしかなかったんですが、この日のスペインは逆転するのも早かったんです!
ええ、24分、出場停止のカルバハル(マドリー)の代わりに先発に入ったベテラン、38才のヘスス・ナバス(セビージャ)が撃ったシュートはサリバ(アーセナル)にブロックされてしまったものの、こぼれ球を抜け目なくダニ・オルモ(ライプツィヒ)がゲット。ドイツ戦でヒザを負傷したペドリ(バルサ)から、バトンタッチした彼が敵DFを見事にかわして、シュートしたところ、うーん、最後はクンデ(バルサ)が押し込むことになったんですけどね。何故か、オウンゴールにはならず、オルモの大会3点目となったんですが、「Es gol, gol es gol, da igual Koundé o mío, lo importante es la victoria y el pase。エス・ゴル、ゴル・エス・ゴル、ダ・イグアル・クンデ・オ・ミオ、ロ・インポルタンテ・エス・ラ・ビクトリア・イ・エル・パセ(ゴールさ。ゴールはゴールだ。クンデのでもボクのでも構わない。大事なのは勝利と決勝進出だ)」(オルモ)とは、まさに然り。
そのまま2-1で後半に入ったスペインは、早くも7分に負傷でナバスを失ったものの、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)も累積警告で出場停止の折り、お役立ちだったのがマルチDFのナチョ(マドリーを退団して、今季からアル・カーディシーヤでプレー)。総員ローテションとなったアルバニア戦以来となるビビアン(アスレティック)がピッチに入り、ナチョを右SBに回したデ・ラ・フエンテ監督だったんですが、それでもまったくチームの守備レベルが落ちないんですから、凄いじゃないですか。
実際、逆転されたフランスも手をこまねいていた訳ではなく、ええ、16分には3人を一斉交代。カンテ(アル・イティハド)、ラビオ、コロ・ムアニをカマビンガ(マドリー)、バルコア(PSG)、そして今大会、グループリーグ3節のポーランド戦以来、2度目の控えスタートとなったグリーズマン(アトレティコ)を投入したんですけどね。それでもたったの1点を最後まで返すことはできず、うーん、2度程あったシュートチャンスでエムバペが決めていれば、正直、相手にも勝機はあったかと。後で当人も「このユーロはボクにとって、失敗だった」と認めていたため、別に大会明けのマドリーのプレゼンで、スペイン人ファンの受けが悪くなることを心配したせいではないでしょうが、最後はグリーズマンのヘッドも外れて、試合は2-1で終了です。
おかげで最後に優勝した2012年以来となるスペインの決勝進出が決まったんですが、試合後のピッチでのお祝いではドッキリさせてくれた選手が約1名。それはこの日もゴールを決めることができなかったモラタで、代表スタッフにぶつかられ、ヒザを打撲して、チームメートと集合写真を撮る時もヨロヨロしていたんですが、どうやら、ベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻った木曜の練習では完全に回復していたよう。ええ、デ・ラ・フエンテ監督も「Hace el trabajo que necesita el equipo, y por eso es indiscutible/アセ・エル・トラバッホ・ケ・ネセシータ・エル・エキポ、イ・ポル・エソ・エス・インディスクティブレ(チームに必要とされる仕事をしている。だから絶対レギュラーなんだ)」と言っていた程、彼は頼りにされていますからね。
よって、翌水曜、ドルトムントで行われたもう1つの準決勝では前半7分にシャビ・シモンズ(PSG)のgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でオランダに先制されながら、ハリー・ケインがダンフリース(ミラン)と足をぶつけたプレーでPKをゲットして、同点に。最後は後半ロスタイムにワトキンズ(アストン・ビラ)のゴールで1-2と勝利したイングランドと当たる決勝でも、スペインを牽引するのはモラタということになりますが、会場のベルリン・オリンピアシュタディオンはグループリーグ初戦のクロアチア戦で当人が今大会唯一のゴールを挙げた場所ですからね。
もしかしたら、モラタにとって、ゲンのいいスタジアムかもしれないため、ちょっとは期待してしまうんですが、さて。ちなみに相手のイングランドはこのユーロ、延長戦なしで勝った試合がグループリーグ1節のセルビア戦とこのオランダ戦の2つだけ。延長戦は準々決勝ドイツ戦のみで、しかもここまで6連勝しているスペインの方が明らかに優勢に見えなくもないんですが、勝負は蓋を開けてみるまでわかりませんからね。カルバハル、ル・ノルマンが戻るとはいえ、ペドリに加え、腰痛のヘスス・ナバス、そして練習で筋肉系の負傷をしてしまったアジョセ(ベティス)ら、日曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのイングランド戦に出られない選手もいますし、さすがに決勝まで来ると、最大の敵は疲労蓄積になりましょうか。
え、ユーロ、ユーロと私がかまけている間、実はマドリッドではクラブのプレシーズン練習が始まっているんじゃないかって?いやあ、その通りで今週はまずは月曜に弟分のラージョがマドリッド南部の練習場でスタート。ユーロに参加したバリウ(アルバニア)とラティウ(ルーマニア)、そしてパリ五輪代表サブメンバーに選ばれたカメージョらはまだ合流しておらず、補強もバルサBからCBのペラジョ・フェルナンデスを獲っただけとあまり、大きな動きはないんですが、リーガ開幕前の親善試合だけはすべて国外で、スポルティング・ブラガ、ビトリア、ヘーレンフェーン、ボーンマス、ウォルバーハンプトンと5つも決まっているのは手際がいいんだか、何なんだか。
翌火曜にはもう1つの弟分、ヘタフェが始動となり、今はまだ、コリセウムのすぐ側にある練習場でトレーニングしているものの、こちらは間もなくボルダラス監督の故郷に近い、アリカンテにキャンプに行く予定。それにしたって、怖いのは6月末には大量7選手のレンタル契約が終わり、更にマタ、マクシモビッチ(パナシナイコスへ移籍)、ポベダが退団したヘタフェながら、まだ補強がウチェ(セウタから移籍)とペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)の2人しか、決まっていないことで、ええ、先日の新ユニプレゼンの席でアンヘル・トーレス会長がレンタル延長を匂わせていたグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)も結局、オリンピック・マルセイユに行ってしまいましたしね。
おまけにまだヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のボルハ・マジョラルをレアル・ソシエダが狙っているという噂もあり、それこそ、彼を持っていかれたら、FWが1人もいない状態になるですが、まあ、マドリッドの兄貴分たちの好意頼みのヘタフェは毎年、補強ラッシュは8月後半にやって来ますからね。今はまだ様子見といったところでしょうが、来月半ばにはリーガが開幕するだけに、最初の数試合は苦労するかもしれませんね。
そして水曜には1部再昇格を果たしたレガネスがシュダッド・デポルティボ・ブタルケで練習を始めたんですが、こちらも大量10人の選手がすでに退団。一番痛いのは、守護神ディエゴ・コンデがビジャレアルに行ってしまったことですが、その一方で、買取オプションのおかげでエースのミゲール・デ・ラ・フエンテを始め、ファン・クルス、フランケサ、ブラサナツらがクラブの所有選手になれたなんてことも。この夏は8~10人程の補強を計画しているようですが、2部最短Uターンを避けるためにも、この夏には気合を入れて、いい選手を獲ってもらいたいものです。
そんな中、兄貴分のアトレティコも木曜夕方にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で初セッションとなったため、猛暑のにめげずに、私も覗きに行ってみたんですけどね。一応、コケ、コレア、ジョレンテ、サムエル・リノ、リケルメ、レイニウド、レマルらが真っ黒に日焼けして、元気に戻って来たのは確認できたんですが、とにかく今はトップチームの選手の少ないことといったら、もう。それこそ、オブラク(スロベニア)とモルドバン(ルーマニア)がユーロに参加したGK陣など、Bチームのイトゥルベもスペイン五輪代表サブメンバーに入っているため、カンテラーノ(下部組織の選手)しかいなかったぐらいなんですが、もっとマズいのは未だに新顔が1人もいないことだったかと。
とりあえず、チームは土曜まで地元で練習した後、日曜午後には恒例のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)キャンプに出発。今年も1週間だけ、そちらで体力増強をしてから、親善試合が始まるんですが…まさか、未だに中止となった中国ツアーの代替策が見つからず、ヌマンシア(RFEF2部/実質4部)とのヘスス・ヒル杯、香港でのキッチー戦、ストックホルムでのユベントス戦の3試合しか、決まっていないんですよ。
いやまあ、1チームだけ遅れて、来週月曜にスタートするマドリーも7月末からのアメリカツアーでのミラン、バルサ、チェルシー戦しか、予定は出ていませんけどね。エムバペ、エンドリック(パルメイラスから移籍)ら、大物2人の入団が早々に決まった、天下の2冠王者様とは違って、昨季はかろうじて、CL出場圏内の4位に留まったアトレティコはこのプレシーズン、やることが山積みなんじゃないかと思うんですが…とりあえず、ユーロが終われば、少なくともル・ノルマンの加入ぐらいは公式発表してもらえますかね。
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広場周辺の交通遮断をして、簡易ステージを組み立てるのも、ええ、市当局は毎年のようにやっていますからね。段取りがわかっているだけに、手間が掛からなくていいのかもしれませんが、ここで1つ疑問が。そう、今年はナチョがやっていたように、シベレスでのお祝いは必ず、キャプテンが女神像にクラブの旗とマフラーを巻き付けて完了するんですが、スペイン代表の現キャプテンはモラタ。いくらマドリーでプレーした過去があるとはいえ、そんなことをしたら、アトレティコファンから総スカンを喰らうんじゃないかと思ったんですが、それとも第3キャプテンのカルハバルに代わってもらう?まあ、どちらにしろ、人がごまんと集まる祝賀行事に私は行くつもりはなく、今回はレアル・マドリーTVはなくても、TVE(スペイン国営放送)やテレ・マドリッド(ローカルTV局)が追っかけ中継するのを自宅で見るつもりですが、むしろ残念だったのは、ユーロ決勝のパブリックビューイングをサンティアゴ・ベルナベウでやってくれないこと。そう、昨季のCL決勝ドルトムント戦もそちらで観戦したんですが、そこならシートに座れる上、スタジアム全面改装で設置された360度スクリーンだけでなく、ピッチに巨大スクリーンもあって、感動する程、見やすかったんですよ。まあ、そんなことはともかく、ドイツから帰って来た私がマドリッド・リオ(マンサナレル河岸の緑地帯)で行われたパブリックビューイングで観戦してきたユーロ準決勝、スペインvsフランス戦がどうだったかをお伝えしていくことにすると。うーん、準々決勝ドイツ戦のパブリックビューイングが39℃という、猛暑予報のせいで中止となり、場所を変えて、これがマドリッド市内で最初の催しとなったんですけどね。この日は気温29℃とあまり暑さを心配する必要はなかったものの、まず下見しようと私が着いた午後7時30分頃は人もまばら。というか、広大なスペースにスクリーンがたった1つだけというのにも驚かされたんですが、お水やビールを売る屋台すらないとは一体、どういうこと?
一応、雰囲気を盛り上げるDJなどはいたものの、現地で至れり尽くせりのファンゾーンを見て来た後だけに、いかにもやっつけのパブリックビューイング会場という感は否めなかったかと。幸い石垣に座るところが見つかったため、そこで試合を見ていくことにしたんですが、キックオフが近づくにつれ、周りは到着するファンで大混雑状態に。ええ、スクリーンの正面に行って、90分or120分以上、完全立ち見をするだけの体力は、私にはありませんからね。
結局、人の頭と木の枝のせいで、視界を遮られてしまったため、自分のスマホで観戦することになったんですが、ミュンヘンでの試合の方は序盤から、波乱が発生。そう、5分にはジャマル(バルサ)のクロスをファビアン(PSG)がヘッドして、惜しくも枠を外したかと思えば、8分にはその日、とうとうフェイスガードを外して挑むことにしたエムバペが出したクロスをコロ・ムアニ(PSG)が見事に先制点にしてしまったんですよ。さすがにこの時は会場のファンも頭を抱えたものでしたが、大丈夫。
20分には今度は自分で狙うことにしたジャマルがエリア外から、GKメニャン(ミラン)の手の届かないゴール左隅にシュートを決めてしまったから、ビックリしたの何のって。それもこの試合前、「決勝をプレーしたいなら、ここまでやったこと以上のことを見せないといけない」と挑発してきたラビオ(ユベントスを退団)を切り返しての一発だっただけに、私もこの土曜にようやく、17才のバースデーを迎える逸材の才能に感嘆するしかなかったんですが、この日のスペインは逆転するのも早かったんです!
ええ、24分、出場停止のカルバハル(マドリー)の代わりに先発に入ったベテラン、38才のヘスス・ナバス(セビージャ)が撃ったシュートはサリバ(アーセナル)にブロックされてしまったものの、こぼれ球を抜け目なくダニ・オルモ(ライプツィヒ)がゲット。ドイツ戦でヒザを負傷したペドリ(バルサ)から、バトンタッチした彼が敵DFを見事にかわして、シュートしたところ、うーん、最後はクンデ(バルサ)が押し込むことになったんですけどね。何故か、オウンゴールにはならず、オルモの大会3点目となったんですが、「Es gol, gol es gol, da igual Koundé o mío, lo importante es la victoria y el pase。エス・ゴル、ゴル・エス・ゴル、ダ・イグアル・クンデ・オ・ミオ、ロ・インポルタンテ・エス・ラ・ビクトリア・イ・エル・パセ(ゴールさ。ゴールはゴールだ。クンデのでもボクのでも構わない。大事なのは勝利と決勝進出だ)」(オルモ)とは、まさに然り。
そのまま2-1で後半に入ったスペインは、早くも7分に負傷でナバスを失ったものの、ル・ノルマン(レアル・ソシエダ)も累積警告で出場停止の折り、お役立ちだったのがマルチDFのナチョ(マドリーを退団して、今季からアル・カーディシーヤでプレー)。総員ローテションとなったアルバニア戦以来となるビビアン(アスレティック)がピッチに入り、ナチョを右SBに回したデ・ラ・フエンテ監督だったんですが、それでもまったくチームの守備レベルが落ちないんですから、凄いじゃないですか。
実際、逆転されたフランスも手をこまねいていた訳ではなく、ええ、16分には3人を一斉交代。カンテ(アル・イティハド)、ラビオ、コロ・ムアニをカマビンガ(マドリー)、バルコア(PSG)、そして今大会、グループリーグ3節のポーランド戦以来、2度目の控えスタートとなったグリーズマン(アトレティコ)を投入したんですけどね。それでもたったの1点を最後まで返すことはできず、うーん、2度程あったシュートチャンスでエムバペが決めていれば、正直、相手にも勝機はあったかと。後で当人も「このユーロはボクにとって、失敗だった」と認めていたため、別に大会明けのマドリーのプレゼンで、スペイン人ファンの受けが悪くなることを心配したせいではないでしょうが、最後はグリーズマンのヘッドも外れて、試合は2-1で終了です。
おかげで最後に優勝した2012年以来となるスペインの決勝進出が決まったんですが、試合後のピッチでのお祝いではドッキリさせてくれた選手が約1名。それはこの日もゴールを決めることができなかったモラタで、代表スタッフにぶつかられ、ヒザを打撲して、チームメートと集合写真を撮る時もヨロヨロしていたんですが、どうやら、ベースキャンプ地のドナウエッシンゲンに戻った木曜の練習では完全に回復していたよう。ええ、デ・ラ・フエンテ監督も「Hace el trabajo que necesita el equipo, y por eso es indiscutible/アセ・エル・トラバッホ・ケ・ネセシータ・エル・エキポ、イ・ポル・エソ・エス・インディスクティブレ(チームに必要とされる仕事をしている。だから絶対レギュラーなんだ)」と言っていた程、彼は頼りにされていますからね。
よって、翌水曜、ドルトムントで行われたもう1つの準決勝では前半7分にシャビ・シモンズ(PSG)のgolazo(ゴラソ/スーパーゴール)でオランダに先制されながら、ハリー・ケインがダンフリース(ミラン)と足をぶつけたプレーでPKをゲットして、同点に。最後は後半ロスタイムにワトキンズ(アストン・ビラ)のゴールで1-2と勝利したイングランドと当たる決勝でも、スペインを牽引するのはモラタということになりますが、会場のベルリン・オリンピアシュタディオンはグループリーグ初戦のクロアチア戦で当人が今大会唯一のゴールを挙げた場所ですからね。
もしかしたら、モラタにとって、ゲンのいいスタジアムかもしれないため、ちょっとは期待してしまうんですが、さて。ちなみに相手のイングランドはこのユーロ、延長戦なしで勝った試合がグループリーグ1節のセルビア戦とこのオランダ戦の2つだけ。延長戦は準々決勝ドイツ戦のみで、しかもここまで6連勝しているスペインの方が明らかに優勢に見えなくもないんですが、勝負は蓋を開けてみるまでわかりませんからね。カルバハル、ル・ノルマンが戻るとはいえ、ペドリに加え、腰痛のヘスス・ナバス、そして練習で筋肉系の負傷をしてしまったアジョセ(ベティス)ら、日曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのイングランド戦に出られない選手もいますし、さすがに決勝まで来ると、最大の敵は疲労蓄積になりましょうか。
え、ユーロ、ユーロと私がかまけている間、実はマドリッドではクラブのプレシーズン練習が始まっているんじゃないかって?いやあ、その通りで今週はまずは月曜に弟分のラージョがマドリッド南部の練習場でスタート。ユーロに参加したバリウ(アルバニア)とラティウ(ルーマニア)、そしてパリ五輪代表サブメンバーに選ばれたカメージョらはまだ合流しておらず、補強もバルサBからCBのペラジョ・フェルナンデスを獲っただけとあまり、大きな動きはないんですが、リーガ開幕前の親善試合だけはすべて国外で、スポルティング・ブラガ、ビトリア、ヘーレンフェーン、ボーンマス、ウォルバーハンプトンと5つも決まっているのは手際がいいんだか、何なんだか。
翌火曜にはもう1つの弟分、ヘタフェが始動となり、今はまだ、コリセウムのすぐ側にある練習場でトレーニングしているものの、こちらは間もなくボルダラス監督の故郷に近い、アリカンテにキャンプに行く予定。それにしたって、怖いのは6月末には大量7選手のレンタル契約が終わり、更にマタ、マクシモビッチ(パナシナイコスへ移籍)、ポベダが退団したヘタフェながら、まだ補強がウチェ(セウタから移籍)とペテル(マドリーからレンタル、昨季はバレンシアでプレー)の2人しか、決まっていないことで、ええ、先日の新ユニプレゼンの席でアンヘル・トーレス会長がレンタル延長を匂わせていたグリーンウッド(マンチェスター・ユナイテッド)も結局、オリンピック・マルセイユに行ってしまいましたしね。
おまけにまだヒザの靭帯断裂からのリハビリ中のボルハ・マジョラルをレアル・ソシエダが狙っているという噂もあり、それこそ、彼を持っていかれたら、FWが1人もいない状態になるですが、まあ、マドリッドの兄貴分たちの好意頼みのヘタフェは毎年、補強ラッシュは8月後半にやって来ますからね。今はまだ様子見といったところでしょうが、来月半ばにはリーガが開幕するだけに、最初の数試合は苦労するかもしれませんね。
そして水曜には1部再昇格を果たしたレガネスがシュダッド・デポルティボ・ブタルケで練習を始めたんですが、こちらも大量10人の選手がすでに退団。一番痛いのは、守護神ディエゴ・コンデがビジャレアルに行ってしまったことですが、その一方で、買取オプションのおかげでエースのミゲール・デ・ラ・フエンテを始め、ファン・クルス、フランケサ、ブラサナツらがクラブの所有選手になれたなんてことも。この夏は8~10人程の補強を計画しているようですが、2部最短Uターンを避けるためにも、この夏には気合を入れて、いい選手を獲ってもらいたいものです。
そんな中、兄貴分のアトレティコも木曜夕方にはマハダオンダ(マドリッド近郊)の練習場で初セッションとなったため、猛暑のにめげずに、私も覗きに行ってみたんですけどね。一応、コケ、コレア、ジョレンテ、サムエル・リノ、リケルメ、レイニウド、レマルらが真っ黒に日焼けして、元気に戻って来たのは確認できたんですが、とにかく今はトップチームの選手の少ないことといったら、もう。それこそ、オブラク(スロベニア)とモルドバン(ルーマニア)がユーロに参加したGK陣など、Bチームのイトゥルベもスペイン五輪代表サブメンバーに入っているため、カンテラーノ(下部組織の選手)しかいなかったぐらいなんですが、もっとマズいのは未だに新顔が1人もいないことだったかと。
とりあえず、チームは土曜まで地元で練習した後、日曜午後には恒例のロス・アンヘレス・デ・サン・ラファエル(マドリッドから1時間の高原リゾート)キャンプに出発。今年も1週間だけ、そちらで体力増強をしてから、親善試合が始まるんですが…まさか、未だに中止となった中国ツアーの代替策が見つからず、ヌマンシア(RFEF2部/実質4部)とのヘスス・ヒル杯、香港でのキッチー戦、ストックホルムでのユベントス戦の3試合しか、決まっていないんですよ。
いやまあ、1チームだけ遅れて、来週月曜にスタートするマドリーも7月末からのアメリカツアーでのミラン、バルサ、チェルシー戦しか、予定は出ていませんけどね。エムバペ、エンドリック(パルメイラスから移籍)ら、大物2人の入団が早々に決まった、天下の2冠王者様とは違って、昨季はかろうじて、CL出場圏内の4位に留まったアトレティコはこのプレシーズン、やることが山積みなんじゃないかと思うんですが…とりあえず、ユーロが終われば、少なくともル・ノルマンの加入ぐらいは公式発表してもらえますかね。
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チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節、ドルトムントvsバルセロナが11日にBVBシュタディオン・ドルトムントで行われ、アウェイのバルセロナが2-3で勝利した。 勝ち点12で並ぶトップ8圏内同士の直接対決。 CLでは4勝1敗の4位と好位置につけるドルトムントだが、ブンデスリーガではデア・クラシカーに続き直近のボルシアMG戦をいずれも1-1のドロー。今回のホームゲームでは公式戦3試合ぶりの白星を狙った。直近の試合からは先発3人を変更。負傷のジューレの代役にジャンをセンターバックで起用したほか、グロスとバイアーに代えてレイナ、デュランヴィルを起用した。 一方、同じく4勝1敗で3位に位置するバルセロナは前々節のマジョルカ戦でラ・リーガ4試合ぶりの白星を挙げたが、直近のレアル・ベティス戦は2度のリードを守り切れず。2-2のドローと調子にかげりが見える。その痛恨ドローからのバウンスバックを期して臨んだ一戦ではベティス戦と全く同じメンバーで臨んだ。 前からプレスを仕掛けるドルトムントの守備を立ち上がりから要所でいなすバルセロナは、左右の深い位置を取ってバルデ、ラミン・ヤマルの際どいクロスからチャンスを作り出す。 以降はドルトムントがデュランヴィル、バイノー=ギテンスのウイングを軸に相手のハイラインの背後を意識した攻撃を仕掛ければ、バルセロナは相手のアンカー脇をうまく使いながらサイドに広げ、こちらもハフィーニャ、ヤマルの両ウイングのコンビネーションでゴールを脅かす。 序盤はバルセロナペースで進んだものの、この時間帯の劣勢を耐えたドルトムントが前半半ばを過ぎて押し返していく。引き続きボールは握られたものの、守備時の立ち位置の修正を施すと、より安定した戦いに。 そして、序盤からの狙いだったハイラインをたびたび攻略すると、枠内シュートこそゼロに終わったが、両ウイングの仕掛けからレイナやザビッツァーのミドルシュート、ボックス内でギラシーが競り合うシーンも作り出し、悪くない形で前半を終えた。 後半も拮抗した入りとなったが、バルセロナがファーストチャンスをモノにする。53分、中盤でのダニ・オルモの見事なプレス回避からのスルーパスで八フィーニャがオフサイドラインぎりぎりで抜け出すと、左足の正確な対角シュートをゴール右下隅へ突き刺した。 これで均衡が破られると、ドルトムントも素早いリアクションから同点に追いつく。60分、ボックス内でDFクバルシと交錯したギラシーがPKを獲得。これを自らゴール左隅に蹴り込んだ。 1-1の振り出しに戻った試合はここからよりオープンな展開に。また、両ベンチがこのタイミングで動く。 バルセロナはレヴァンドフスキ、ハフィーニャ、ダニ・オルモを下げてフェルミン・ロペス、フェラン・トーレス、フレンキー・デ・ヨングを一気に投入。これに対してドルトムントは奮闘したレイナ、デュランヴィルを下げてグロス、マレンを同時投入。すると、一連の交代策がスコアを動かす。 まずは75分、ヤマルとクンデで右サイドを崩して正確なクロスが供給すると、ファーでフリーのフェルミンが右足のダイレクトボレーで合わせる。これをGKコベルが前にはじくと、こぼれに詰めたフェランがゴールネットに蹴り込んだ。 だが、この直後の78分にはオフサイドラインの味方をオトリにオンサイドからヤン・コウトのスルーパスに抜け出したグロスがエリア外に飛び出したGKペーニャをかわして左のギラシーにプレゼントパス。これを背番号9が難なく無人のゴールへ流し込んだ。 2-2のイーブンに戻った試合は勢いづくドルトムントペースで進んでいくが、三度リードを奪ったのはバルセロナ。85分、相手CKを撥ね返した流れからグロスのバックパスをかっさらったペドリ、ヤマルを起点にロングカウンターを発動。最後はボックス右でボールを受けたフェランが右足の対角シュートをゴール左下隅に突き刺した。 その後、土壇場で追いつかれた直近のベティス戦の反省を活かして守備的な交代策で逃げ切りを図ったバルセロナに対して、ドルトムントがホームの大歓声を後押しにリスクを冒して攻めたてる。だが、後半ラストプレーとなったFKからゴール前のシュトッターベックが放ったヘディングシュートは枠を捉え切れず。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、白熱の上位対決を制したバルセロナがリバプールに続く2位に浮上。敗れたドルトムントはトップ8圏外の9位に転落した。 ドルトムント 2-3 バルセロナ 【ドルトムント】 セール・ギラシー(後15[PK]、後33) 【バルセロナ】 ハフィーニャ(後8) フェラン・トーレス(後30、後40) 2024.12.12 07:05 Thu3
首位バルセロナは土壇場被弾で痛恨ドロー…レヴィ&フェラン弾も2度のリード守れず【ラ・リーガ】
ラ・リーガ第16節、レアル・ベティスvsバルセロナが7日にエスタディオ・ベニート・ビジャマリンで行われ、2-2のドローに終わった。 首位のバルセロナは前節、ラス・パルマスにホームで敗れる失態を演じたが、第19節が前倒し開催となった直近のマジョルカ戦ではハフィーニャのドブレーテなどで5-1の大勝。リーグ4戦ぶりの白星を手にした。 10位のベティスのホームに乗り込んだ一戦ではフェラン・トーレスに代えてレヴァンドフスキを復帰させた以外は同じメンバーを継続した。 ペジェグリーニ監督のラ・リーガ通算500試合目のメモリアルゲームということもあり、立ち上がりから攻勢を仕掛けていくベティス。開始直後にはセットプレーからジョレンテのヘディングシュート、ロ・チェルソのスルーパスに抜け出したアブデの右足シュートで続けてゴールに迫るが、ここはハフィーニャのゴールカバー、GKペーニャの好守に遭う。 立ち上がりのピンチを無失点で凌いだバルセロナは8分、ボックス右で仕掛けたラミン・ヤマルのシュートでファーストシュートを記録。徐々にボールを保持しながらチャンスを窺っていく。その流れでダニ・オルモらのミドルシュートでゴールに迫る。 前半半ばから終盤にかけては一進一退の展開に。決定機まであと一歩、二歩という焦れる状況が続いていたバルセロナだったが、39分には右サイドでヤマル、ペドリ、クンデとダイレクトでのパス交換で完全に崩すと、GKとディフェンスラインの間へ供給された絶妙なグラウンダークロスをゴール前でフリーのレヴァンドフスキが左足で難なく流し込んだ。 その後、再び右サイドの崩しからボックス内のハフィーニャが左足アウトで狙ったシュートは相手のブロックに阻まれたが、アウェイのバルセロナが1点リードで試合を折り返した。 後半も立ち上がりはベティスが良い入りを見せると、セットプレーからアルティミラ、直後にもアブデが決定的なヘディングシュートを続けて放つが、いずれも枠の左に外れる。さらに、54分にはクイックリスタートから左サイド深くに抜け出したアブデの折り返しをボックス中央で収めたチミ・アビラが左足を振り抜くが、今度はGKペーニャの見事な反応にはじき出された。 なんとか失点は回避したものの、守勢が続くアウェイチームは60分、ダニ・オルモとハフィーニャを下げてフレンキー・デ・ヨング、フェラン・トーレスを同時投入。だが68分、ボックス内に抜け出したヴィトール・ロッキを後ろから倒したデ・ヨングのプレーがオンフィールド・レビューの結果、PKとなってロ・チェルソに決められて追いつかれる。また、この判定を巡って激高したフリック監督はレッドカードを掲示され、退席処分となった。 流れを変えたいバルセロナは75分にペドリとレヴァンドフスキを下げてガビ、パウ・ビクトルを同時投入。対するベティスは7カ月の長期離脱が明けたイスコをアサネ・ディアオとともにピッチへ送り出した。 この流れのなかでゴールを奪ったのはバルセロナ。82分、相手陣内右サイドでDF3枚を相手にボールをキープしてカットインしたヤマルからゴール前で浮いたフェランへ完璧な斜めのラストパスが通る。これをフェランが右足ダイレクトで流し込む。当初オフサイド判定もVARの末にオンサイドでゴールが支持された。 苦しみながらも勝ち越しに成功したバルセロナはここから完全に逃げ切り態勢に入るが、後半の攻勢で士気を失っていなかったホームチームが土壇場で追いついた。94分、右サイド深くでルイバルが絶妙なクロスを供給すると、タイミング良くゴール前に入っていったディアオが右足の絶妙なフリックでゴール左隅に流し込んだ。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、2度のリードを守り切れなかった首位チームは痛恨のドローとなった。 レアル・ベティス 2-2 バルセロナ 【ベティス】 ジオバニ・ロ・チェルソ(後23[PK]) アサネ・ディアオ(後49) 【#Barça】 ロベルト・レヴァンドフスキ(前39) フェラン・トーレス(後37) <span class="paragraph-title">【動画】鮮やかな右での崩しからレヴァンドフスキが先制弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">完璧な連携からレヴィが先制弾<br>今季ラ・リーガ16ゴール目<br><br>ラ・リーガ 第16節 <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%99%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%B9?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#ベティス</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%90%E3%83%AB%E3%82%BB%E3%83%AD%E3%83%8A?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#バルセロナ</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/Q1iEgV763D">pic.twitter.com/Q1iEgV763D</a></p>— U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1865426569055043842?ref_src=twsrc%5Etfw">December 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.08 02:31 Sun4
初栄冠ロドリはヴィニシウスとの争いを41ポイント差で制す バロンドール最終結果が判明
2024年バロンドールの投票結果が明らかになった。 2024年バロンドールは10月28日にパリで行われた授賞式で発表され、マンチェスター・シティのスペイン代表MFロドリが初の栄冠に。シティでのプレミアリーグ4連覇にスペイン代表でのユーロ2024制覇、そして昨季の出場した公式戦64試合でわずか1敗という驚異的な勝率も評価されたか。 スペイン国籍の選手として1960年以来、ルイス・スアレスに次ぐ3人目の快挙として大きく取り上げられた一方で、ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオールの落選がレアル・マドリーの授賞式不参加に発展したりと波紋を広げた今回だが、2人の差は「41ポイント」だったという。 フランス『レキップ』が報じたところによると、初受賞のロドリは1170ポイントをゲットしたのに対して、ヴィニシウスは1129ポイント。3位だったレアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが917ポイントだったのを鑑みると、ロドリとヴィニシウスの一騎打ちだった。 そんな投票は各審査員が上位10選手を推薦し、その選手にそれぞれそれぞれ15点、12点、10点、8点、7点、5点、4点、3点、2点、1点を割り当てて決定。15ポイントを最も獲得した選手は5人から支持を受けたベリンガムだったようだ。 ◆最終的な投票結果 1.ロドリ(スペイン/マンチェスター・シティ) - 1170ポイント 2.ヴィニシウス・ジュニオール(ブラジル/レアル・マドリー) - 1129ポイント 3.ジュード・ベリンガム(イングランド/レアル・マドリー) - 917ポイント 4.ダニエル・カルバハル(スペイン/レアル・マドリー) - 550ポイント 5.アーリング・ハーランド(ノルウェー/マンチェスター・シティ) - 432ポイント 6.キリアン・ムバッペ(フランス/パリ・サンジェルマン→レアル・マドリー) - 420ポイント 7.ラウタロ・マルティネス(アルゼンチン/インテル) - 402ポイント 8.ラミン・ヤマル(スペイン/バルセロナ) - 383ポイント 9.トニ・クロース(ドイツ/レアル・マドリー→引退) - 291ポイント 10.ハリー・ケイン(イングランド/バイエルン) - 201ポイント 11.フィル・フォーデン(イングランド/マンチェスター・シティ) - 157ポイント 12.フロリアン・ヴィルツ(ドイツ/レバークーゼン) - 101ポイント 13.ダニ・オルモ(スペイン/RBライプツィヒ→バルセロナ) - 86ポイント 14.アデモラ・ルックマン(ナイジェリア/アタランタ) - 82ポイント 15.ニコ・ウィリアムズ(スペイン/アスレティック・ビルバオ) - 73ポイント 16.グラニト・ジャカ(ドイツ/レバークーゼン) - 60ポイント 17.フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ/レアル・マドリー) - 58ポイント 18.エミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン/アストン・ビラ) - 28ポイント 19.マルティン・ウーデゴール(ノルウェー/アーセナル) - 16ポイント 20.ハカン・チャルハノール(イタリア/インテル) - 15ポイント 21.ブカヨ・サカ(イングランド/アーセナル) - 14ポイント 22.アントニオ・リュディガー(ドイツ/レアル・マドリー) - 13ポイント 23.ルベン・ディアス(ポルトガル/マンチェスター・シティ) - 8ポイント 24.ウィリアム・サリバ(フランス/アーセナル) - 8ポイント 25.コール・パーマー(イングランド/チェルシー) - 7ポイント 26.デクラン・ライス(イングランド/アーセナル) - 5ポイント 27.ヴィティーニャ(ポルトガル/パリ・サンジェルマン) - 5ポイント 28.アレハンドロ・グリマルド(スペイン/レバークーゼン) - 2ポイント 29.アルテム・ドフビク(ウクライナ/ジローナ→ローマ) - 0ポイント -.マッツ・フンメルス(ドイツ/ドルトムント→ローマ) - 0ポイント 2024.11.09 12:52 Sat5
「もう少しでプレーできる」バルセロナ指揮官がアラウホの復帰に言及、前節回避のダニ・オルモは「必要に応じて先発」
バルセロナのハンジ・フリック監督が選手の状態について語った。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 直近のラ・リーガ第15節ラス・パルマス戦で1-2の敗戦を喫し、リーグ戦では3試合白星から遠ざかっているバルセロナ。3日に行われるマジョルカ戦では4試合ぶりの勝利を狙う。 フリック監督は試合前の会見で「ロナルドを除くすべての選手が出場可能だ」とコメント。7月のコパ・アメリカ2024で右足を負傷して以来、ピッチから遠ざかっているウルグアイ代表DFロナルド・アラウホについて語った。 「彼はとても良くやっているし、調子は上がっている。非常に良いレベルにあり、もう少しでプレーできる。だが、それが来週になるかどうかはわからない。プレッシャーはかけたくないが、練習でのフィーリングはとても良い」 また、恥骨の違和感によりラス・パルマス戦をベンチから見守ったスペイン代表MFダニ・オルモにも言及。こちらはスタメン入りもほのめかしている。 「ダニに関しては戻ってきた。必要に応じて先発させられる」 一方、ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア=シュテーゲンの長期離脱により、緊急的に契約を交わした元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーについても語った指揮官。加入以降もスペイン人GKイニャキ・ペーニャがゴールマウスを守るが、方針を変えるつもりはないと主張した。 「シュチェスニーは今日のトレーニングでとても良かった。だが、今はGKを変えるつもりはないと言える。以前もいったように、イニャキが先発GKで、それが現状だ」 2024.12.03 10:16 Tueスペイン代表の人気記事ランキング
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スペイン代表26名発表…バルセロナの21歳カサドら3名初招集、頭部負傷モラタが選出の一方でクバルシは選外に【UEFAネーションズリーグ】
スペインサッカー連盟(RFEF)がスペイン代表メンバー26名を発表した。 11月のスペイン代表は、15日にUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・グループ第5節でデンマーク代表戦(A)、18日に第6節でスイス代表戦(H)を戦う。 初招集は、アスレティック・ビルバオの24歳センターバックであるパレデス、バルセロナの21歳MFカサド。今夏チェルシー行きに迫っていたポルトの20歳FWオモロディオン。 チームリーダーのモラタは、所属するミランで練習中に頭部を負傷。少なくとも9日のカリアリ戦を欠場することが確実だが、メンバー26名に名を連ねている。一方で、直近の試合で顔面を10針縫うケガを負ったDFパウ・クバルシ(バルセロナ)は選外となっている。 そのほか、先月の代表ウィークをケガで回避したオルモ(バルセロナ)が2カ月ぶりに復帰している。 <h3>◆スペイン代表メンバー26名</h3> GK ダビド・ラヤ(アーセナル) ロベルト・サンチェス(チェルシー) アレックス・レミロ(レアル・ソシエダ) DF オスカル・ミンゲサ(セルタ) ダニ・ビビアン(アスレティック・ビルバオ) アイトール・パレデス(アスレティック・ビルバオ) アイメリク・ラポルテ(アル・ナスル) パウ・トーレス(アストン・ビラ) ペドロ・ポロ(トッテナム) マルク・ククレジャ(チェルシー) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン) MF ミケル・メリーノ(アーセナル) ファビアン・ルイス(PSG) マルティン・スビメンディ(レアル・ソシエダ) マルク・カサド(バルセロナ) ペドリ(バルセロナ) ダニ・オルモ(バルセロナ) アレックス・バエナ(ビジャレアル) FW ラミン・ヤマル(バルセロナ) ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ) アルバロ・モラタ(ミラン) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ) ジェレミ・ピノ(ビジャレアル) アジョセ・ペレス(ビジャレアル) ブライアン・サラゴサ(オサスナ) サム・オモロディオン(ポルト) 2024.11.08 20:12 Fri2
W杯最終予選2連勝の森保ジャパンは15位をキープ! ドイツがトップ10に返り咲き【FIFAランキング】
国際サッカー連盟(FIFA)は28日、最新のFIFAランキングを発表した。 11月の代表ウィークも北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を戦った日本代表はインドネシア代表、中国代表に2連勝。順位は変わらず15位をキープした。 上位人も5位までは変動なしだったが、ポルトガル代表が6位、オランダ代表が7位に浮上。ベルギー代表が8位に転落した。また、ドイツ代表がトップ10に復帰。コロンビア代表が12位に順位を落としている。 アジアではイラン代表が18位に浮上。韓国代表が1つ落とし23位、オーストラリア代表が2つ落として26位に転落している。 <h3>◆全体ランキング トップ30</h3> ()内=前回順位 1.アルゼンチン(1) 2.フランス(2) 3.スペイン(3) 4.イングランド(4) 5.ブラジル(5) 6.ポルトガル(7)↑ 7.オランダ(8)↑ 8.ベルギー(6)↓ 9.イタリア(9) 10.ドイツ(11)↑ 11.ウルグアイ(14)↑ 12.コロンビア(10)↓ 13.クロアチア(12)↓ 14.モロッコ(13)↓ 15.日本(15) 16.アメリカ(18)↑ 17.セネガル(20)↑ 18.イラン(19)↑ 19.メキシコ(16)↓ 20.スイス(17)↓ 21.デンマーク(21) 22.オーストリア(23)↑ 23.韓国(22)↓ 24.エクアドル(27)↑ 25.ウクライナ(25) 26.オーストラリア(24)↓ 27.スウェーデン(28)↑ 28.トルコ(26)↓ 29.ウェールズ(29) 30.ハンガリー(32)↑ <h3>◆アジア ランキング</h3> ※北中米W杯アジア最終予選出場国 15.日本(15)※ 18.イラン(19)↑※ 23.韓国(22)↓※ 26.オーストラリア(24)↓※ 48.カタール(46)↓※ 56.イラク(56)※ 58.ウズベキスタン(58)※ 59.サウジアラビア(59)※ 63.UAE(68)↑※ 64.ヨルダン(64)※ 80.オマーン(80)※ 81.バーレーン(76)↓※ 90.中国(92)↑※ 95.シリア(93)↓ 97.タイ(96)↓ 101.パレスチナ(100)↓※ 104.タジキスタン(105)↓ 107.キルギス(103)↓※ 112.レバノン(115)↑ 114.北朝鮮(111)↓※ 116.ベトナム(119)↑ 125.インドネシア(130)↑※ 127.インド(125)↓ 132.マレーシア(133)↑ 134.クウェート(135)↑※ 2024.11.29 13:00 Fri3
今年の代表戦は終わった…/原ゆみこのマドリッド
「どう考えたって嫌味でしかないよね」そんな風に私が首を振っていたのは水曜日、この週末、4年ぶりにレアル・マドリーをブタルケに迎えるレガネスの兄弟分ダービープロモビデオを見直してみた時のことでした。その筋立てはフランス・フットボール社から盗み出された2025年のバロンドールトロフィーがブタルケに届き、ビジターチーム用のロッカールームに置かれた箱からマスコットのスーパーペピーノが取り出すというものなんですが、もちろん、これが誰に当てたものかは言わずもがな。 前日の夜、Gol(スポーツ専門TV局)の番組で生インタビューを受けていたボルハ・ヒメネス監督は、「別に悪気あってのことではないはず」とクラブ広報を庇っていたものの、表彰式当日朝まで自身の受賞を確信しながら、土壇場でロドリ(マンチェスター・シティ)に持っていかれるという、チャブ台返しを喰らったビニシウスが大ショックを受けていたのは周知の事実ですからね。それも時間が経ち、paron(パロン/リーガの停止期間)直前のオサスナ戦ではハットトリック、更にブラジル代表戦と続き、もう当人も忘れかけているだろう古傷を今更いじるとは、いやはや。 正直、再昇格1年目のレガネスの1部残留は、ホームでどれだけ勝ち点を貯められるか次第というのもありますからね。日曜午後6時30分(日本時間翌午前2時30分)からの試合を前に相手を怒らせるのはどうかと思うんですが、4年前のシーズン最終節、何も懸かっていなかった兄貴分からあと1点が奪えず、2-2で引分けて、2部降格が決まった恨みを晴らすにはいい時期に当たったきらいもなきにしろあらず。 というのも現在、アンチェロッティ監督のチームは切実なDF不足に陥っていて、ええ、そのオサスナ戦でCBミリトンがヒザの靭帯を断裂、カルバハルが今季絶望になって以来、トップチーム唯一の右SBだったルーカス・バスケスも太ももをケガしてしまいましたからね。CB代行役のチュアメニもまだ回復しておらず、カンテラーノ(RMカスティージャ)のアセンシオがリピートする可能性が高い上、右SBに回る予定のバルベルデもウルグアイ代表戦の長旅から帰ったばかりとなれば、レガネスの前に立ち塞がるのは負傷が完治したGKクルトワだけ? おまけにこの週末を皮切りに12月22日のセビージャ戦まで、リーガ6試合、CL2試合、インターコンチネンタルカップ決勝と地獄の9連戦に突入するマドリーとなれば、アンチェロッティ監督や選手たちもレガネスなど眼中にはなく、その先のCLリバプール戦に頭が行っているかもしれませんしね。できれば、弟分にはお手柔らかにしてもらいたいところですが、いやあ。首位バルサとの差が、たとえ、バレンシア戦順延で消化試合が1つ少ないとはいえ、今の勝ち点7以上になられるのも、マドリッド勢を応援する身としては喜べないんですよねえ。 まあ、リーガ再開の話はまた後ですることにして、先にスペイン代表今年最後の試合がどうだったかお伝えしていくことにすると。先週金曜のデンマーク戦に勝ったため、グループ首位でのネーションズリーグ準々決勝進出が決まった彼らは、何も懸かったものがない状態で月曜にスイスと対戦。相手も最下位でのリーグB降格がほぼ決まっていたため、双方、新メンバーを試すテストマッチの感が漂っていたんですが、28年ぶりに迎えるA代表を熱烈歓迎してくれたテネリフェのファンを失望させる訳にはいきませんからね。 負傷でアレックス・バエナ(ビジャレアル)、スビメンディ(レアル・ソシエダ)、出場停止でオジャルサバル(レアル・ソシエダ)が離脱していたこともあり、3日前とはスタメン全員を変えて試合はスタート。そのせいもあったか、スコアが動くにはちょっと時間がかかったんですが、スペインは前半30分過ぎ、モラタ(ミラン)がエリア内でロドリゲス(ベティス)に倒されてPKをゲットすることに。当然、代表歴代2位のフェルナンド・トーレスに並ぶ38得点目が懸かっていたモラタが蹴るものと思ったんですが、会場のコールに屈したんでしょうか。彼はキッカーをご当地選手のペドリ(バルサ)に譲ったんですよ。 それが実際、私もペドリがPKを蹴るところなど、まず見たことがなかったため、大丈夫かと思いきや、案の定、GKムボゴ(ロリアン)に弾かれてしまうとは、もしや、当人にとっても入らぬお節介だった?いえ、その後、ウグリニック(ヤングボーイ)がヘッドクリアしたボールをニコ・ウィリアムス(アスレティック)が撃ったシュートはフロイラー(ボローニャ)に当たってしまったものの、同じカナリア諸島でもテネリフェ島ではなく、グラン・カナリア島出身。「Estaba atento al rebote y hay que estar ahí para meterla/エスタバ・アテントー・アル・レボテ・イ・アイ・ケ・エスタル・アイー・パラ・メテールラ(リバウンドに備えていた。ゴールを入れるにはその場にいないとね)」というジェレミー・ピノ(ビジャレアル)がゴール右前から決めてくれたため、スペインは先制点を奪うことができたんですけどね。 そんなところにも消化試合の緩さは垣間見られたものの、そのまま試合は1-0でハーフタイム入り。後半頭からはモラタに代わり、いよいよ今回、U21代表からカサドー(バルサ)と共にリクルートされた大型FWサム(ポルト)がデビューとなりました。同時にGKもレミロ(レアル・ソシエダ)からロベルト・サンチェス(チェルシー)に代わったんですが、後者はDF陣が一新されていたことのトバッチリを受けてしまいましたかねえ。そう、18分にはグリマルド(レバークーゼン)とやはり、この日が代表デビューとなったパレデス(アスレティック)がモンテイロ(ヤングボーイズ)の侵入を止められず、同点ゴールを許してしまったから。 でも大丈夫。というのもその5分後にはニコに代わって入っていたブライアン・ヒル(ジローナ)が、こちらもエリア内の混乱を利用して、敵に当たって戻ったボールをシュート。勝ち越しゴールを挙げてくれたからですが、どうやら今月は大殺界だったんですかね。デンマーク戦でも終盤に1点差に追い上げられる原因となったバックパスミスをしたファビアン(PSG)がまたしてもやらかしてしまったから、さあ大変! それはブライアン・サラゴサ(オサスナ)と1試合目はU21の親善試合イングランド戦でキャプテンを務めた後、緊急昇格したバリオス(アトレティコ)もピッチに入り、デ・ラ・フエンテ監督が今回の招集メンバー全員にプレー機会を与えた後のこと。無事に2-1で終わりそうだった40分、ファビアンがエリア内でシエロ(トゥールーズ)を倒してPKを献上し、ゼキリ(スタンダード・リエージュ)に同点にされてしまうんですから、困ったもんじゃないですか。ところがどっこい、スペインは残りの短い時間でユーロ王者の誇りを披露。いえまあ、正確にはもう、その時にはベルリンでトロフィーを掲げたメンバーはピッチに2人しか残っていなかったんですけどね。ロスタイムにはブライアン・サラゴサがエリア内に突進し、シエラに倒されて、この試合、2度目のPKを獲得したから、驚いたの何のって。 それだけでなく、彼はキッカーもファビアンに頼んで譲ってもらい、土壇場で3-2の勝利を導くPKゴールを決めたんですが、いやあ。昨季の冬の市場でグラナダ(今季は2部)からバイエルンに大出世移籍しながら、当時のトゥーヘル監督から「ドイツ語も英語もできなくて、適応に時間がかかる」と言われ、ほとんどプレー時間をもらえず。今季はオサスナへレンタル移籍して、実力を披露してきたことが10月に1年ぶりの再招集のキッカケに。当人は「Al fútbol se juega con los pies, no con el idioma.../アル・フトボル・セ・グエダ・コン・ロス・ピエス、ノー・コン・エル・イディオマ(サッカーは言語ではなく、足でプレーするもの)」と言っていたものの、やっぱりドメスティックな雰囲気が合っている? まあ、そんな感じでネーションズリーグ・グループリーグも5勝1分けの無敗で終わったため、デ・ラ・フエンテ監督も「以前の代表も偉大なチームだったが、la diferencia es que ahora ganamos y ganamos todo/ラ・ディフェレンシア・エス・ケ・アオラ・ガナモス・イ・ガナモス・トードー(違いは今、ウチは勝てて、それも全て勝っていること)」と胸を張っていたんですけどね。何より凄いのはこれだけメンバーが変わっても強さに影響しないことで、だってえ、ユーロ正GKのウナイ・シモン(アスレティック)を始め、10月にはロドリ、カルバハルも長期離脱。今月はジャマル(バルサ)もケガでおらず、ロドリ代理のスビメンディも1試合目で負傷したため、どうなることや思いきや、2人のブライアンやカサドーらの台頭で全然、レベルが落ちないんですよ。 これなら、金曜の準々決勝組み合わせ抽選でリーグAの他グループの2位、イタリア、クロアチア、オランドのどこと当たっても、6月のファイナルフォー出場に支障はないんじゃないかと思いますが、さあて。それにしたって、今回の改変ネーションズリーグ、初出の準々決勝だけでなく、グループ3位は下位リーグのグループ2位と昇格降格を懸けたプレーオフをするため、3月の各国代表戦週間に親善試合ができるチームが激減。要はリーグB以下の直接昇格の決まったグループ1位と全リーグの直接降格のグループ最下位以外、皆、公式戦となるんですが、たまにはヨーロッパ以外の代表との試合を見てみたい気もしないではありません。 え、それでマドリーとレガネス以外のマドリッド勢の週末の予定はどうなっているのかって?それがまた、この14節も代表戦週間直前と似ていて、ヘタフェがまず金曜の平日ナイトゲームでバジャドリーをコリセウムに迎えることに。何せ、2週間前にはジローナに0-1で負け、ホームファンの一部から、とうとう「Torres vete ya!/トーレス・ベテ・ジャー(トーレス会長、もう出て行け)」のカンティコが出ていたぐらい、今季は低調なボルダラス監督のチームですからね。せめて降格圏19位の相手ぐらいには勝ってもらわないと先が思いやられるんですが、未だにマジョラルが回復したという報は届かず。 他のFW、ベルトゥもトルコ代表には呼ばれたものの、2試合共、マドリーのギュレルが躍動するのをベンチから見守っていただけでしたし、RMカスティージャから来たアルバロ・ロドリゲスはRFEF1部(実質3部)とのカテゴリー差に適応中。どちらもあまりゴールは期待できそうにないため、この休止期間中、チームがどこまでセットプレーの精度を磨いてくれたかに懸かってくるかと。とにかく、早いうちに18位と勝ち点が同じギリ残留圏17位という順位を少しでも上げて、ファンを安心させてあげられるといいんですが。 続く土曜午後4時15分(日本時間翌午前0時15分)にメトロポリターノにアラベスを迎えるのがアトレティコで、もう水曜にはGKオブラク、それぞれノルウェイ代表とイングランド代表でゴールを挙げてきたセルロート、ギャラガー、そしてスペインA代表デビューに気分を良くして、テネリフェから戻って来たバリオスもチーム練習に合流。後はフリアン・アルバレス、デ・パウル、追加招集されたジュリアーノのアルゼンチン勢、ヒメネス(ウルグアイ)、そしてレイニウド(モザンビーク)の到着を待つばかりに。 ようやくジョレンテも完全回復し、頭蓋骨骨折でもう1カ月以上休んでいるル・ノルマンも部分的に練習に参加できるようになったんですが、実は火曜のマハダオンダ(マドリッド近郊)でのセッションでは、シメオネ監督の興味深い指導が話題に。ええ、「Nosotros estamos hundidos para ganar, no para defender… digan lo que digan/ノソトロス・エスタモス・ウンディードス・パラ・ガナール、ノー・パラ・デフェンデル…ディガン・ロ・ケ・ディガン(ウチは守るためではなく、勝つために下がっている…誰が何と言おうと)」と選手たちを諭していたそうなんですが、なるほど、だからアトレティコはいつも自陣に閉じこもっている? まあ、このところ4連勝していますし、CLのPSG戦やマジョルカ戦で見せた、オブラクのゴールキックからのカウンター攻撃成功も、敵選手たちがアトレティコ陣内に大量にいたおかげもあったんですけどね。でもやっぱり、できれば積極的に攻めていく彼らを見たいと思うのは私のワガママ?何はともあれ、アトレティコも年内はマドリーに次ぐ8試合をこなさないといけないため、まずはアラベス戦にしっかり勝って、リーガでは2位のお隣さんとの勝ち点差1を引っくり返す努力をしていってもらいたいかと。 そして日曜は丁度、兄弟分ダービーの前にラージョがサンチェス・ピスファンでセビージャと対戦するんですが、こちらは勝ち点1差の12位と13位の激突。どちらも代表戦週間直前の試合で負けているため、心機一転、年内最後のサイクルに挑みたいところですが、イニゴ・ペレス監督のチームは果たしてラス・パルマス戦でシュートを30本以上も撃ちながら、敵のオウンゴールでの1点しか取れなかった効率の悪さを解決できたかどうか。守備の方は出場停止処分が終わり、CBムミンが戻って来るため、やや安心かと思いますが、とにかくサッカーは点を取らないと始まりませんよね。 2024.11.21 19:00 Thu4
北中米W杯欧州予選のポット分けが決定!前回準優勝のフランスや3位クロアチアがポット1に
欧州サッカー連盟は28日、来年3月から始まる2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選のポット分けを発表した。 欧州予選のグループリーグは2025年3月~2025年11月まで開催され、出場55カ国を12グループに分け、それぞれホーム&アウェイで総当たり戦を行う。各グループ1位チームは本大会出場権を獲得し、各グループ2位チームはプレーオフに出場する。 今回ポット1には、UEFAネーションズリーグ2024-25の準々決勝に進出したポルトガル代表、クロアチア代表、フランス代表、イタリア代表、ドイツ代表、オランダ代表、スペイン代表、デンマーク代表のに加え、UEFAランキング上位のイングランド代表、ベルギー代表、スイス代表、オーストリア代表が入った。 なお、抽選会は12月13日にスイスのチューリッヒで行われる。 <h3>◆ポット1</h3> フランス スペイン イングランド ポルトガル オランダ ベルギー イタリア ドイツ クロアチア スイス デンマーク オーストリア <h3>◆ポット2</h3> ウクライナ スウェーデン トルコ ウェールズ ハンガリー セルビア ポーランド ルーマニア ギリシャ スロバキア チェコ ノルウェー <h3>◆ポット3</h3> スコットランド スロベニア アイルランド アルバニア 北マケドニア ジョージア フィンランド アイスランド 北アイルランド モンテネグロ ボスニア・ヘルツェゴビナ イスラエル <h3>◆ポット4</h3> ブルガリア ルクセンブルク ベラルーシ コソボ アルメニア カザフスタン アゼルバイジャン エストニア キプロス フェロー諸島 ラトビア リトアニア <h3>◆ポット5</h3> モルドバ マルタ アンドラ ジブラルタル リヒテンシュタイン サンマリノ 2024.11.29 08:30 Fri5