逃げきりの広島がグループ頂上対決制し無傷の3連勝! 東俊希&ピエロス・ソティリウ弾でD・コスタ擁するシドニーFC下す【ACL2】

2024.10.23 21:13 Wed
途中出場から貴重な追加点を奪ったピエロス・ソティリウ
©︎J.LEAGUE
途中出場から貴重な追加点を奪ったピエロス・ソティリウ
23日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループE第3節のサンフレッチェ広島vsシドニーFCが広島サッカースタジアムで行われ、ホームの広島が2-1で勝利した。
PR
広島はカヤFC―イロイロ、東方SCに2連勝。同じく2連勝中のシドニーFCをホームに迎えた。明治安田J1リーグでは首位を走るなか、直近の第34節湘南ベルマーレ戦から2人変更。ゴンサロ・パシエンシア新井直人がスタメン入りし、3トップはパシエンシアの背後にトルガイ・アルスラン加藤陸次樹が並んだ。
バイエルンやユベントスでプレーしたドグラス・コスタ擁するシドニーFCに対し、押し込む立ち上がりとなった広島。しかし、競り合いでピッチに身体を叩きつけた荒木隼人が早々に負傷交代するアクシデント。8分から塩谷司が緊急出場する。

12分にはドグラス・コスタのスルーパスからピンチを迎えるが、GK大迫敬介がジョーダン・コートニー=パーキンスとの一対一に勝利。すると20分、広島が先手を取る。
アルスランが右サイドの新井へロングフィードを送ると、ゴールライン際からクロス。ファーの東俊希が左足ボレーでゴール右下に決めた。

先制直後、塩谷の絶妙なスルーパスから再び新井が右サイドを抜け出すと、今度はクロスにパシエンシア。ゴール前でボレーを放ったが、これはバーの上を越えてしまう。

その後はやや受けに回ったが、しっかりとゴール前を固めて反撃を許さず。34分にはショートカウンターから加藤に決定機が訪れるが、シュートは枠の左に外れた。

前半終了間際にはドグラス・コスタの右クロスから再びピンチ。続くショートコーナーではまたもドグラス・コスタから危険なクロスが入るが、ライアン・グラントのシュートは左ポストに跳ね返り、無失点で折り返す。

ハーフタイムにはパシエンシアに代えてピエロス・ソティリウを投入。攻勢をかけると55分、アルスランのハイプレスからボックス内でソティリウがボックス内で収め、冷静に右足で流し込んだ。

リードを広げられたシドニーFCはドグラス・コスタを下げる采配。広島は攻撃を受け流しつつ3点目を狙い、アルスランに代えて中島洋太朗もピッチに送り込む。

79分には速攻から加藤が持ち上がり、ボックス内でDFの裏を取ったソティリウへ。GKアンドリュー・レッドメインとの一対一となったが、シュートは顔面ブロックに阻まれた。

一方のシドニーFCも85分、ボックス中央手前の好位置から直接FKのチャンス。アンソニー・カセレスがズラしてジョー・ロリーが左足シュートも、佐々木翔がコースを消したことで左に外れる。

ついに詰め寄られたのは90分。右サイドでキープしたマックス・バルゲスが味方を使いながらボックス内へ。折り返しをアドリアン・セゲチッチが流し込み、途中出場の2人でシドニーFCが1点を返す。

直後にもセゲチッチの危険なシュートが広島ゴールを捉えるが、ここはGK大迫がセーブ。そのまま1点差で逃げ切り、広島がグループ3連勝を達成。単独首位に浮上している。

なお、第3節のカヤFCvs東方SCは24日に行われる。

サンフレッチェ広島 2-1 シドニーFC
【広島】
東俊希(前20)
ピエロス・ソティリウ(後10)
【シドニーFC】
アドリアン・セゲチッチ(後45)

PR

ピエロス・ソティリウの関連記事

3日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループE第2節の東方SC(香港)vsサンフレッチェ広島が旺角大球場で行われ、2-3で広島が勝利を収めた。 初戦でカヤFCーイロイロと対戦し、3-0で勝利していた広島と、シドニーFC相手に5-0で大敗を喫している東方の戦いとなった。 広島は直近のFC町田ゼルビ 2024.10.03 23:01 Thu
明治安田J1リーグ第31節の1試合が22日にエディオンピースウイング広島で行われ、サンフレッチェ広島が6-2で横浜F・マリノスを下した。 ACL2初戦を制し、勝てばFC町田ゼルビアを抜いて首位返り咲きの広島が先のACLE初戦で3-7のショッキングな敗北の横浜FMをホームに迎え撃った一戦。エウベルと西村拓真が揃って 2024.09.22 20:40 Sun
サンフレッチェ広島に“三度目の正直”での勝利を逃した東京ヴェルディだが、“悔しさ”という収穫を得た。 東京Vは7日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第25節で広島と対戦し、0-1で敗戦した。 中断明け初戦は城福浩監督の古巣であり、今シーズンのルヴァンカップ(2-3●)、アウェイでの前回対戦(1- 2024.08.08 09:10 Thu
サンフレッチェ広島のMF満田誠が、勝負強く勝ち切った東京ヴェルディとのアウェイゲームを振り返った。 広島は7日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第25節の東京V戦を1-0で勝利した。 今季の公式戦2試合でいずれも完勝した相手に圧倒する戦いが期待されたが、ブラックバーン移籍のFW大橋祐紀、負傷のF 2024.08.08 07:13 Thu
サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が、今シーズン初の3連勝を飾った東京ヴェルディ戦を振り返った。 広島は7日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第25節の東京V戦を1-0で勝利した。 今季の公式戦2試合でいずれも完勝した相手に圧倒する戦いが期待されたが、ブラックバーン移籍のFW大橋祐紀、 2024.08.08 06:30 Thu

サンフレッチェ広島の関連記事

Jリーグは24日、功労選手賞の受賞者7名を発表した。 今回の受賞者は遠藤保仁氏(44)、柏木陽介氏(36)、柴﨑晃誠氏(40)、林卓人氏(42)、南雄太氏(45)、梁勇基氏(42)、渡邉千真氏(38)となっている。 功労選手の受賞基準については、日本人選手はクラブより推薦があった者であり、Jリーグや天皇杯、 2024.10.24 18:15 Thu
サンフレッチェ広島戦を控えるシドニーFC。広島MFトルガイ・アルスランへの警戒心があるようだ。豪『news.com.au』が伝える。 シドニーFCは23日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)・グループE第3節で広島とのアウェイゲーム。2連勝どうしの首位攻防戦となり、勝ったほうがE組首位に立つ。 この一 2024.10.22 18:55 Tue
サンフレッチェ広島は20日、元日本代表MF青山敏弘(38)の現役引退を発表した。 岡山県出身の青山は、作陽高校から2004年に広島に加入。21シーズンにわたり広島一筋でプレーしてきた。 プロ入り2年間は公式戦1試合の出場に終わったが、3年目で出番を得ると、その後はレギュラーに定着。中盤のゲームメーカーとして 2024.10.20 14:13 Sun
19日、明治安田J1リーグ第34節の湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島がレモンガススタジアム平塚で行われ、ホームの湘南が2-1で勝利した。 残留に向け2連勝中と勝ち点を伸ばしている15位湘南。前節は東京ヴェルディ相手に2-0で勝利したなか、スタメンは変えず首位チームとの一戦に臨んだ。 対する首位広島は11 2024.10.19 17:30 Sat
【明治安田J1リーグ第34節】 2024年10月19日(土) 15:00キックオフ 湘南ベルマーレ(15位/38pt) vs サンフレッチェ広島(1位/65pt) [レモンガススタジアム平塚] ◆残留のために勝ち点3を【湘南ベルマーレ】 降格圏に位置していたチームだったが、後半戦の強さは今シーズンも 2024.10.19 12:10 Sat

AFCチャンピオンズリーグ2の関連記事

記事をさがす

ピエロス・ソティリウの人気記事ランキング

1

東方に苦しんだ広島、後半AT5分に荒木隼人の劇的決勝ヘッドで連勝スタート! 中島洋太朗は初ゴールも脳震とうで交代【ACL2】

3日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループE第2節の東方SC(香港)vsサンフレッチェ広島が旺角大球場で行われ、2-3で広島が勝利を収めた。 初戦でカヤFCーイロイロと対戦し、3-0で勝利していた広島と、シドニーFC相手に5-0で大敗を喫している東方の戦いとなった。 広島は直近のFC町田ゼルビアとのリーグ戦から11名全員を変更。キャプテンは柏好文が務め、1トップにピエロス・ソティリウ、GKは田中雄大が務めた。 U-19日本代表の遠征帰りのMF中島洋太朗やリーグ戦で出番がない大卒ルーキーのMF細谷航平ら若手も起用した中、ホームの東方ペースで試合がスタートした。 すると6分、マー・シーウェイがドリブルで仕掛けてボックス内に入ると、対峙した細谷が振り切られそうになるが、なんとか食らいついてクロスをブロックする。しかし、これで得た右CKからのクロスを、ファーサイドで飛び込んだダニエル・アルマサンがヘッドで合わせ、東方SCが先制する。 早々に先制を許した広島。なかなか責めあぐねると21分には右サイドからのクロスをピエロス・ソティリウが押し込むが、その前にハンドを取られてしまいノーゴールに。ACL2はVARが導入されていないため、主審の判定のみとなる。 さらに30分にアクシデント。中島が競り合いで変な落ち方をしてピッチに倒れ込んだが、なんとかプレーに復帰。大事には至らなかったが、激しさが増していった。 広島は39分、左サイドからの志知孝明のクロスを逆ウイングバックの越道草太が飛び込んでヘッド。枠に向かうが、わずかに外れていく。 難しい戦いが続いていた広島だったが、流れを断ち切るスーパーゴールが生まれる。40分、ボールを回していた中、松本大弥が遠目から右足一閃。ゴール左に鋭いシュートが突き刺さり、広島が前半のうちに同点に追いつく。 追いついた広島は勢いそのままに連続ゴール。41分、右サイドからの越道のクロスをボックス内で競り合うと、跳ねたボールを志知が頭で折り返し、最後は中島が蹴り込み、逆転に成功する。これが公式戦で初ゴールとなった。 一気に逆転した広島だったが、45分に中島がプレー続行不可能に。何度も激しく地面に叩きつけられ、脳震とうの疑いもあるなか、ピッチ内で起き上がれずに担架で運び出され、松本泰志と交代した。 前半のうちにリードを奪った広島。ピエロス・ソティリウに代えてドウグラス・ヴィエイラをハーフタイムから投入すると、後半早々にゴールを奪ったのは東方だった。 後半開始早々のプレー。自陣からのロングフィードが裏に出されると、ノア・バッフォーが抜け出すと、細谷と競り合う中で角度のないボックス内左から蹴り込み、東方がすぐに同点に追いつく。 出鼻を挫かれてしまった広島。なかなか良い形が作れず、裏へのアバウトなボールは競り負けるなど、良い流れに持っていけない。68分にはカウンターからチャンスを迎えるが、松本大のミドルシュートは枠を外れていく。 広島は加藤陸次樹、中野就斗、荒木隼人、マルコス・ジュニオールと選手を入れ替えて流れを掴みにいくが、なかなかペースが上がっていかない。 それでも、終盤にかけて押し込んでいく広島。88分には、スローインをニアゾーンで受けた松本泰がドリブルを仕掛け、ボックス内左から折り返し、最後は加藤陸次樹が飛び込んだが、わずかに届かず。ゴールとはならなかった。 後半アディショナルタイムに入り、引き分けが濃厚かと思われた中、アディショナルタイム5分に劇的ドラマが。広島はCKを獲得すると、新井直人のクロスに途中出場の荒木隼人が打点の高いヘッド。これがネットを揺らし、広島が土壇場で逆転勝利。苦しんだ中での劇的勝利で連勝スタートを切った。 なお、カヤFCーイロイロvsシドニーFCは、1-4でシドニーFCが勝利。こちらも連勝スタートとなっている。 東方SC 2-3 サンフレッチェ広島 【東方】 ダニエル・アルマサン(前7) ノア・バッフォー(後1) 【広島】 松本大弥(前40) 中島洋太朗(前41) 荒木隼人(後50) <span class="paragraph-title">【動画】奇跡の勝利!後半ATに荒木隼人のヘッド炸裂!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>勝点3をもぎ取る荒木隼人のヘッド <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 見逃し配信中 <a href="https://t.co/0DMPnoutlh">pic.twitter.com/0DMPnoutlh</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1841842846829314503?ref_src=twsrc%5Etfw">October 3, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.03 23:01 Thu
2

逃げきりの広島がグループ頂上対決制し無傷の3連勝! 東俊希&ピエロス・ソティリウ弾でD・コスタ擁するシドニーFC下す【ACL2】

23日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)グループE第3節のサンフレッチェ広島vsシドニーFCが広島サッカースタジアムで行われ、ホームの広島が2-1で勝利した。 広島はカヤFC―イロイロ、東方SCに2連勝。同じく2連勝中のシドニーFCをホームに迎えた。 明治安田J1リーグでは首位を走るなか、直近の第34節湘南ベルマーレ戦から2人変更。ゴンサロ・パシエンシアと新井直人がスタメン入りし、3トップはパシエンシアの背後にトルガイ・アルスランと加藤陸次樹が並んだ。 バイエルンやユベントスでプレーしたドグラス・コスタ擁するシドニーFCに対し、押し込む立ち上がりとなった広島。しかし、競り合いでピッチに身体を叩きつけた荒木隼人が早々に負傷交代するアクシデント。8分から塩谷司が緊急出場する。 12分にはドグラス・コスタのスルーパスからピンチを迎えるが、GK大迫敬介がジョーダン・コートニー=パーキンスとの一対一に勝利。すると20分、広島が先手を取る。 アルスランが右サイドの新井へロングフィードを送ると、ゴールライン際からクロス。ファーの東俊希が左足ボレーでゴール右下に決めた。 先制直後、塩谷の絶妙なスルーパスから再び新井が右サイドを抜け出すと、今度はクロスにパシエンシア。ゴール前でボレーを放ったが、これはバーの上を越えてしまう。 その後はやや受けに回ったが、しっかりとゴール前を固めて反撃を許さず。34分にはショートカウンターから加藤に決定機が訪れるが、シュートは枠の左に外れた。 前半終了間際にはドグラス・コスタの右クロスから再びピンチ。続くショートコーナーではまたもドグラス・コスタから危険なクロスが入るが、ライアン・グラントのシュートは左ポストに跳ね返り、無失点で折り返す。 ハーフタイムにはパシエンシアに代えてピエロス・ソティリウを投入。攻勢をかけると55分、アルスランのハイプレスからボックス内でソティリウがボックス内で収め、冷静に右足で流し込んだ。 リードを広げられたシドニーFCはドグラス・コスタを下げる采配。広島は攻撃を受け流しつつ3点目を狙い、アルスランに代えて中島洋太朗もピッチに送り込む。 79分には速攻から加藤が持ち上がり、ボックス内でDFの裏を取ったソティリウへ。GKアンドリュー・レッドメインとの一対一となったが、シュートは顔面ブロックに阻まれた。 一方のシドニーFCも85分、ボックス中央手前の好位置から直接FKのチャンス。アンソニー・カセレスがズラしてジョー・ロリーが左足シュートも、佐々木翔がコースを消したことで左に外れる。 ついに詰め寄られたのは90分。右サイドでキープしたマックス・バルゲスが味方を使いながらボックス内へ。折り返しをアドリアン・セゲチッチが流し込み、途中出場の2人でシドニーFCが1点を返す。 直後にもセゲチッチの危険なシュートが広島ゴールを捉えるが、ここはGK大迫がセーブ。そのまま1点差で逃げ切り、広島がグループ3連勝を達成。単独首位に浮上している。 なお、第3節のカヤFCvs東方SCは24日に行われる。 サンフレッチェ広島 2-1 シドニーFC 【広島】 東俊希(前20) ピエロス・ソティリウ(後10) 【シドニーFC】 アドリアン・セゲチッチ(後45) 2024.10.23 21:13 Wed
3

広島が横浜FMを6発粉砕で首位返り咲き! 町田との直接対決になる次節へ【明治安田J1第31節】

明治安田J1リーグ第31節の1試合が22日にエディオンピースウイング広島で行われ、サンフレッチェ広島が6-2で横浜F・マリノスを下した。 ACL2初戦を制し、勝てばFC町田ゼルビアを抜いて首位返り咲きの広島が先のACLE初戦で3-7のショッキングな敗北の横浜FMをホームに迎え撃った一戦。エウベルと西村拓真が揃って出場停止で宮市亮も負傷離脱の横浜FMだが、11試合ぶり先発の井上健太が早々に裏抜けから仕掛けていくなど、前重心で立ち上がる。 だが、広島がその立ち上がりに崩す。3分、ボックス右の深い位置から加藤が折り返すと、トルガイ・アルスランの粘りからゴンサロ・パシエンシアがフィニッシュ。これをGKポープ・ウィリアムが何とかかき出すが、ボックス左深くから東俊希が折り返し、川辺駿がスルーしたボールを加藤が左足でプッシュした。 早々に崩れてしまった横浜FMだが、押し返す時間を作り出し、5分にヤン・マテウスの高精度クロスに天野純が右足ワンタッチで決定機。そのシーンこそ惜しくもゴール左に外れてしまったものの、19分に井上が左サイドから味方とのワンツーでボックス左に仕掛けていくと、右足シュートを突き刺して追いつく。 良い流れをしっかりとゴールに結びつけ、勝機を見いだした横浜FMだが、22分に広島のカウンター。トルガイ・アルスランが左サイドから持ち上がると、畠中槙之輔との一対一に持ち込み、カットインから右足を一閃する。これが相手にディフレクトしながらも豪快に決まり、広島が取って取られの展開で再び前に出る。 再び追いかける横浜FMは28分に天野の負傷アクシデントに見舞われるなか、前進するシーンを作り出すが、40分に後ろからの浮き球パスで右サイドを抜け出した加藤の折り返しにトルガイ・アルスランが反応し、右足ワンタッチ。これが再び横浜FMのゴールネットを揺らし、広島が前半のうちに突き放してみせる。 だが、横浜FMも45+1分にアンデルソン・ロペスがボックス右に持ち込み、小刻みなボディフェイントで一気に縦に抜け出していくと、相手GKが前がかったところで右足チップキック。結局、広島の1点リードで終わった前半だが、横浜FMもその差を縮め、ハーフタイムに入る。 だが、広島は後半から新井直人の交代カードを切ると、これが次のゴールに直結。48分、敵陣右サイドでボールを受けた新井がバイタルエリア中央に向かってドリブルを仕掛けていくと、切り返しで一気にボックス右に入り込み、右足フィニッシュでダメ押しの4点目を記録する。 広島はその後も攻めの手を緩めず、59分に左サイドから東が折り返すと、大外の新井がさらにボールを中に。それを加藤が左足で蹴り込む。見事な崩しだったが、VARからのOFRで得点前の段階でオフサイドが取られ、広島のゴールは認められず、横浜FMがさらなる失点を免れる。 この判定もきっかけに巻き返したい横浜FMだが、81分に3枚替えに動いた直後の83分、途中出場の満田誠が右サイド深くからクロスを上げると、大外の東が左足ダイレクトで5ゴール目。続く90+2分にも途中出場のピエロス・ソティリウがゴールをこじ開け、広島がさらに得点を重ねる。 トルガイ・アルスランの加入後7戦7発となる2ゴールなどで派手に打ち勝った広島は2戦ぶり白星で9戦無敗。次節に町田との直接対決というなか、首位返り咲きに成功した。一方の横浜FMは先のACLEに続く大敗。J1リーグ連敗となっや。 サンフレッチェ広島 6-2 横浜F・マリノス 【広島】 加藤陸次樹(前3) トルガイ・アルスラン(前22、前40) 新井直人(後3) 東俊希(後38) ピエロス・ソティリウ(後45+2) 【横浜FM】 井上健太(前19) アンデルソン・ロペス(前45+1) <span class="paragraph-title">【動画】トルガイ・アルスラン、自ら仕掛けて右足ミドル</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>紫の魔法使い、降臨<br>\<br><br>追いつかれた直後の勝ち越しゴール<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%88%E3%83%AB%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%82%B9%E3%83%A9%E3%83%B3?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#トルガイアルスラン</a> 自ら持ち込みネットを揺らした<br><br>明治安田J1リーグ第31節<br>広島×横浜FM<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> 配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%BA%83%E5%B3%B6%E6%A8%AA%E6%B5%9CFM?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#広島横浜FM</a> <a href="https://t.co/vx3EhQcSkI">pic.twitter.com/vx3EhQcSkI</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1837794427856646612?ref_src=twsrc%5Etfw">September 22, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.22 20:40 Sun
4

「工藤さんやったよ」前日に急逝した先輩・工藤壮人へ広島GK大迫敬介が優勝を報告…ユニフォームにメダルを添える

YBCルヴァンカップで奇跡的な逆転での初優勝を果たしたサンフレッチェ広島。守護神としてピッチに立った日本代表GK大迫敬介が、急逝した元チームメイトに優勝を報告した。 22日、広島はルヴァンカップ決勝でセレッソ大阪と対戦した。 1週間前の天皇杯決勝では、先制を許すも追いつくと、延長終了間際に獲得したPKを失敗。その後、PK戦でヴァンフォーレ甲府に敗れ、天皇杯優勝を逃していた。 そして1週間が経過し今度はリーグカップの決勝。国立競技場に舞台を移した中、この試合でも先制を許す。 C大阪のペースで試合は進み、天皇杯同様に攻撃面で苦しみ続ける広島。初優勝をまたしても逃すことになるかと思われたが、C大阪は79分にマテイ・ヨニッチが退場。さらに後半アディショナルタイム4分にはオンフィールド・レビューにより相手のハンドが認められPKを獲得すると、ピエロス・ソティリウがしっかりと決めて土壇場で追いつく。 このまま延長戦に入るかと思われたが、ドラマは最後に。後半アディショナルタイム11分、右CKを広島が獲得すると、満田誠がクロス。これをボックス中央でピエロス・ソティリウがボレー。これが決まり、広島が奇跡の逆転。そのまま逃げ切り、1-2で勝利し、初のルヴァンカップ制覇を果たした。 劇的すぎる幕切れとなった決勝戦。広島は初優勝を果たしたが、ピッチ上では背番号「50」と「9」のユニフォームが掲げられることに。これは、21日に急逝した元日本代表FW工藤壮人(享年32歳)が広島時代に着用していたユニフォームだった。 水頭症と診断され、そのまま手術を受けるも容態が悪化。ICU(集中治療室)での治療が続いていたことが18日に報告されたが、21日に帰らぬ人に。回復を願っていた中、突然の別れとなってしまった。 試合前日に届いた訃報。その想いを胸に戦い、見事優勝した大迫は、自身のツイッターで「工藤さんやったよ」と投稿。背番号「50」と「9」の2つの工藤のユニフォームを飾り、メダル、トロフィー、パネルにスパイクと、工藤へ初優勝を捧げた。 これにはファンも「最高の優勝をありがとう」、「きっと工藤選手も見てくれていると思います」、「すげー喜んでるはず!」、「工藤選手絶対見にきてます」、「素晴らしい試合をありがとう」とコメント。工藤が見守ってくれた末の劇的ドラマでの優勝となったという声が集まった。 <span class="paragraph-title">【写真】広島の守護神・大迫敬介が天国の工藤壮人へ優勝を報告</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">工藤さんやったよ <a href="https://t.co/4eE3sWqZgP">pic.twitter.com/4eE3sWqZgP</a></p>&mdash; 大迫 敬介 / Keisuke Osako (@keisuke_0728) <a href="https://twitter.com/keisuke_0728/status/1583740613014740994?ref_src=twsrc%5Etfw">October 22, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.10.22 18:42 Sat
5

東京V撃破で今季初3連勝の広島、スキッベ監督は異例づくめの一戦をユーモアたっぷりに回想…殊勲の主将イジりも

サンフレッチェ広島のミヒャエル・スキッベ監督が、今シーズン初の3連勝を飾った東京ヴェルディ戦を振り返った。 広島は7日、味の素スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第25節の東京V戦を1-0で勝利した。 今季の公式戦2試合でいずれも完勝した相手に圧倒する戦いが期待されたが、ブラックバーン移籍のFW大橋祐紀、負傷のFWピエロス・ソティリウとセンターフォワードの核を欠いた影響もあり、いずれも3点以上を挙げた前回対戦とは異なり、攻撃面ではアタッキングサードの崩しで苦戦。 それでも、守護神・大迫敬介を中心にソリッドな守備で無失点を維持すると、78分には途中出場のMF中島洋太朗の右CKの流れからゴール前で混戦を作り、最後はDF佐々木翔が右足シュートをゴール右上隅に突き刺して先制に成功した。 以降はリスクを冒して前に出たホームチームの攻勢に晒されたが、最後まで高い集中力でゴールを割らせず。昇格組相手に今季3度目の対戦も勝ち切り、今季初のリーグ3連勝と共に4位に浮上した。 この試合では前半20分過ぎに雷の影響で試合中断となり、約1時間半の中断というアクシデントが発生。さらに、VAR機器のトラブルによる中断などもあり、ピッチ上の選手、チームをマネジメントする指揮官にとっても難しい試合となった。 それでも、59歳の指揮官は試合後の会見の場で、「わりと早い段階で(試合再開まで)結構長い時間かかるということを知らされ、コーチ室でオリンピックを見たりしていた(笑)」とジョークを交えつつ、「選手たちはしっかり体が硬くならないように、いろいろ動いたりしていた。それで開始に合わせて、きちんと準備することができて、その流れの中で後半というか中断明けの部分で入れた」と思わぬアクシデントにもチームとして動じることなく戦えたと語った。 肝心の試合内容に関しては「非常に堅い試合だったというか、本当にどちらもいいところを出せなかったような試合だったと思う」とコメント。ここまでの2度の対戦とは異なり、長所を消し合うような展開だったと振り返る。 「ヴェルディはディフェンスのところで非常にコンパクトで非常に堅い守備というのを見せられ、自分たちはなかなかシュートまで行くことができなかった。前半はセットプレーのところであまりうまくいかなかった部分もあったが、後半はひとつうまくいって点を取ることができた。残りの10分、5分というところで、相手もそれなりにいいチャンスがあったというふうに思う」 それでも、「今日は自分たちがゼロで抑えられたこと。それから東京ヴェルディとのアウェイでの難しい試合で勝ち点3を取れたことを非常に嬉しく思う」と粘り強くクリーンシートで勝ち切ったタフな一戦を評価した。 この試合では中断期間に獲得したドイツ人MFトルガイ・アルスランを2ボランチの一角で早速スタメン起用。Jリーグデビューとなった新助っ人は60分ほどのプレータイムの中で傑出したキープ力、視野の広さを活かした配球などそのクオリティの高さを早くも披露した。 「彼のクオリティやインテリジェンスの高いプレーというのは見ての通りだと思う」と、期待通りのプレーを評価しつつも、本領発揮にはもうしばらく時間を要するとの見立てを語った。 「オーストラリアから来たが、彼はオーストラリアのプレシーズンのときに来て、その間に移籍だとか、そういったことがあってチームで練習できない、そういう事情があった。そのなかで、コンディション的にここまで持ってこられたことは本当に素晴らしいと思う。だが、まだ3、4週間プレシーズンが始まった状態と考えれば、まだあと2、3週間かかってもおかしくないと思っている」 また、前述の長い中断の影響で試合終了は22時半手前と、Jリーグでは異例の時間帯となった。 先のユーロ2024ではスペイン代表の16歳FWラミン・ヤマルに関して、開催国ドイツの青少年保護法に定められる18歳未満のスポーツ選手が23時以降は働くことができないという法律によって、スペインサッカー連盟が罰金処分を科される可能性があるとの報道が話題となった。 今回の試合では18歳の中島洋太朗が22時以降にプレーし、出場はなかったものの17歳のFW井上愛簾もベンチ入りしており、質疑応答ではスキッベ監督にそういった趣旨の質問が投げかけられた。 それに対してドイツ人指揮官は「ドイツでも22時以降は16歳以下はダメで、23時以降は18歳以下がダメ。たぶんそんな感じだと思うが、そういうルールはドイツにも一応ある」と笑みを浮かべながら返答。 その上で「今いるメンバーのなかで若い選手というのはたくさんいる。彼らがベンチに入ってくるようになって、今日交代で入ったヨウタロウも、今日はプレーしなかったアレンなんかもそういう選手だ」、「サンフレッチェ自体がそもそも育成クラブであって、次の世代の選手にも機会を与えていくという、スタンスを持っているクラブで、そういったところはこれからもどんどんやっていこうと思っている」と、クラブのフィロソフィーに敬意を示すと共に、今後も積極的に若手を抜擢していきたいと自身の考えを明かした。 なお、試合中断の影響で会見の時間が普段に比べて限られたなか、少ししゃべり足りなかったか、サービス精神旺盛のスキッベ監督は「今日は初めて佐々木翔の足でのゴールというのを見られた。たぶん今までは全部頭だったと思う(笑)」と、殊勲の決勝点を挙げたキャプテンをイジり、報道陣の笑いと共に会見場を去っていた。 2024.08.08 06:30 Thu

サンフレッチェ広島の人気記事ランキング

1

「僕が今まで会った中で最高の男」広島のトルガイ・アルスランが親友ソン・フンミンを語る…HSVの若手時代からの交流

サンフレッチェ広島のドイツ人MFトルガイ・アルスランが、トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンとの交友関係について語った。 今夏の移籍市場でAリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・シティFCから広島に完全移籍で加入したアルスラン。 登録が完了した直後の東京ヴェルディ戦でJリーグデビューを果たすと、以降は瞬く間に広島の“心臓”として機能。ここまでリーグ戦9試合7ゴールの圧巻の活躍をみせ、加入後のチームは8勝1分けと驚異的なペースで勝ち点を積み上げ、ヴィッセル神戸、FC町田ゼルビアとの三つ巴のタイトルレースでJ1最上位に立っている。 その広島の救世主は『ESPN』の独占インタビューで、アジアサッカー界のスーパースターとの交友関係について語った。 トルコにルーツを持つドイツ生まれのアルスランはドルトムントの下部組織にも在籍。その後、2009年夏に加入したハンブルガーSV(HSV)でプロキャリアをスタートすることになったが、その直後の2010年1月にクラブへ加入してきたのが、ソン・フンミンだった。 そして、2人は韓国代表FWが2013年夏にレバークーゼンへ完全移籍するまで仲の良いチームメイトだったという。 その証拠にトッテナムが昨シーズン終了後の5月にニューカッスルとの親善試合を行うため、メルボルンを訪れた際には当時メルボルン・シティに在籍していたアルスランは、久々の再会を楽しんで記念撮影する姿も確認されていた。 そのやり取りについて34歳MFは「ソニーがメルボルンに来ると知ってすぐに、僕らはたくさん話をしたんだ」と感慨深げに振り返った。 「ここ3、4年は彼に会う機会がなかったんだ。彼は代表チームにいて、僕はリーグ戦に出場していたし、とても辛かったよ」 「ヨーロッパではお互い近くにいるのに会えないなんて、おかしかったよ。それから世界の反対側で会うことになった。ただ笑いあっていたし、僕らにとって特別な瞬間だったよ」 年齢はアルスランが2歳上と近いものの、出自を考えても両者に大きな共通点はなかったが、当時のHSVではファーストチームでプレーする若手が少なかったこともあり、自然と多くの時間を過ごすことになったと、友人関係になった経緯についても語った。 「彼は僕が今まで会った中で最高の男だよ。僕らの時代は、若い選手がファーストチームでプレーするのはより難しかったんだ。ハンブルクには僕とソニーしかいなかったから、アカデミーやAチーム以外でも多くの時間を過ごしていたんだ」 「時にはソニーの家族とも一緒にいて、時には彼が僕の自宅にもいた。僕らにとって特別な時間だったよ。妻は、僕が彼女とより長く一緒にいるのか、ソニーとより長く一緒にいるのかわからないと言っていたほどさ(笑)」 その後、アルスランがトルコやイタリア、オーストラリア、広島とドイツ国外の各地で活躍を見せた一方、前述のレバークーゼンからトッテナムへステップアップを遂げたソン・フンミンは、アジア人史上初のプレミアリーグ得点王に輝くなどワールドクラスのスーパースターへの進化を遂げた。 今回のインタビューで若手時代から親友に特別な才能があったかと問われたアルスランは、「ソニーには本当に特別な才能があるのがわかっていた」と返答。ただし、現在のレベルに到達する上では父親との二人三脚を含め、壮絶な努力があったとの見解を示した。 「彼はとても才能があったけど、ヨーロッパには才能のある選手がたくさんいる」 「彼の父親はソニーのために多くのことをしてきた。僕の個人的な意見だけど、父親と一緒に懸命に努力したことで、彼は別次元に到達したんだ」 「だからこそ、彼はサッカー史上最高のアジア人選手なのかもしれない。彼は1年だけ活躍しているわけではなく、非常に高いレベルで10年間も活躍してきた」 「才能だけでなく、大変な努力も必要だ。彼は最高になるに値するし、僕にとっては最高の選手だよ」 2024.10.18 23:10 Fri
2

「今は、みんながそれを信じている気がする」広島の救世主トルガイ・アルスランが『ESPN』でJ1優勝への熱い思い語る

サンフレッチェ広島で優勝争いのキーマンを担うドイツ人MFトルガイ・アルスランが、『ESPN』の独占インタビューで移籍の経緯、クラブとして9年ぶりのJ1優勝への思いを語った。 今年7月にAリーグ(オーストラリア1部)のメルボルン・シティFCから広島に完全移籍で加入したアルスラン。 登録が完了した直後の東京ヴェルディ戦でJリーグデビューを果たすと、以降は瞬く間に広島の“心臓”として機能。ここまでリーグ戦9試合7ゴールの圧巻の活躍をみせ、加入後のチームは8勝1分けと驚異的なペースで勝ち点を積み上げ、ヴィッセル神戸、FC町田ゼルビアとの三つ巴のタイトルレースでJ1最上位に立っている。 その広島の救世主は今回のインタビューで日本行きを決断した経緯を改めて説明している。 「ミヒャエル・スキッベ(監督)のことは子供の頃から知っていたんだ。良い予感がしたし、やってみようと(移籍を)決めたんだ」 「メルボルン・シティで良いシーズンを過ごしたし、サマーブレークのときにスキッベが(アシスタントコーチの)セルハト・ウマルと一緒に電話をかけてきて、自分の状況がどうなっているかを尋ねてきたんだ」 「自分のキャリア、あるいは人生で何か新しいことをしたかった。サッカーが僕に与えてくれた最大の贈り物のひとつは、さまざまな国を見るチャンスだ。日本や日本の人々について、いつも良い話を聞いていたんだ」 「シーズン途中の移籍は決して簡単なことではないけど、スキッベとセルハト・ウマルコーチのおかげで、順応しやすくなった。唯一の問題は、休暇からすぐに来たことで、体調を整える必要があった。今は気分もいいし、最後の5試合に向けて準備ができているよ」 元々の安定感に加え、今夏加入したアルスラン、日本代表MF川辺駿、元ポルトガル代表FWゴンサロ・パシエンシアら今夏の新戦力の活躍によって広島は、残り5試合で2位の神戸(すでに第34節を消化)と1ポイント差、3位の町田と6ポイント差と、『エディオンピースウイング広島』開場元年での悲願達成に向けて好位置に付ける。 その痺れる優勝争いに向け、生粋の負けず嫌いは「自分のメンタリティと自信があれば、周りの選手たちは自分に頼ることができると思う」と優勝請負人としての重責を担う覚悟だ。 「(タイトル獲得への挑戦は)大きなことだ」 「このリーグが非常に厳しいものだということはすぐに悟ったよ。レベルが高く、どのチームもどの相手に対して勝つことができる。だから、簡単な試合はないよ」 「自分のメンタリティと自信があれば、周りの選手たちは自分を頼ることができると思う。最後までイーブンだった試合もあったけど、みんなそれを受け入れているように感じたんだ。だけど、それは僕のスタイルではない」 「勝ちたい。すべての試合に勝つために臨むという(考え方)に影響を与えることができる。引き分けや負けはないよ」 「ここに来たとき、僕らは5位か6位で、1位とは9~10ポイント差だった。でも契約したとき、僕はチャンピオンになるためにここにいると言ったんだ」 「今は、みんながそれを信じているような気がするよ。僕が来る前も同じだったかどうかはわからないけど、街中、通りを歩く人全員が信じているのが感じられるんだ」 これまでのキャリアではベシクタシュ時代の2015-16、2016-17シーズンのスュペル・リグ制覇が唯一のタイトルとなっている34歳MFだが、初挑戦のJリーグでキャリア3度目のタイトル獲得へ導くことはできるか。 2024.10.18 22:29 Fri
3

契約解除から2週間…アルスランのJ1広島加入に前所属メルボルン・シティが不満 “ドイツに帰国するんじゃなかったの?”

元U-21ドイツ代表MFトルガイ・アルスラン(33)のサンフレッチェ広島行きについて、前所属メルボルン・シティの関係者が不満を隠せないという。豪『news.com.au』が伝える。 J1リーグ広島は22日、Aリーグ・メン(豪1部)のメルボルン・シティを退団していたアルスランの加入を発表。 アルスランはハンブルガーSVやベシクタシュ、ウディネーゼ等でプレー経験を持ち、背番号10を背負ったメルボルン・シティでは23-24シーズンのAリーグ・ベストイレブンに。広島は多彩なベテランMFを手に入れた。 その一方、メルボルン・シティ側はアルスランの日本移籍に不満。 広島加入から遡ること2週間前、同選手は24-25シーズンに向けたメルボルン・シティの練習へ参加していたなかで「家庭の事情」を理由にドイツへ帰国。そして契約解除となった。 今月上旬、メルボルン・シティのフットボール・ディレクターを務めるマイケル・ペトリロ氏は「トルガイのクオリティを失うのは非常に残念。我々にはコントロールできないような要因もあるのだ」と語り、「慰留へ全力を尽くしたが及ばなかった」とも明かしていた。 契約を残していたアルスランの解除希望に渋々同意したのは、「家庭の事情」「自宅近辺に住みたい」というドイツへの帰国希望があったため。メルボルン・シティの全関係者にとって、日本行きは寝耳に水だったようだ。 アルスランは広島加入に際し、「素晴らしいクラブからのオファーにとても興奮しており、プレーが待ちきれません。オファーを断るはずがないほどのお言葉をいただきました」と喜びをあらわに。29日に練習へ合流予定とされている。 2024.07.24 15:45 Wed
4

首位広島が痛恨の逆転負け…湘南は後半ATに田中聡が劇的弾、残留手繰り寄せる3連勝!【明治安田J1第34節】

19日、明治安田J1リーグ第34節の湘南ベルマーレvsサンフレッチェ広島がレモンガススタジアム平塚で行われ、ホームの湘南が2-1で勝利した。 残留に向け2連勝中と勝ち点を伸ばしている15位湘南。前節は東京ヴェルディ相手に2-0で勝利したなか、スタメンは変えず首位チームとの一戦に臨んだ。 対する首位広島は11戦負けなしと優勝へ邁進。今節は一足先に試合を終えた2位ヴィッセル神戸が敗れ、勝ち点差を広げるチャンス。ゴンサロ・パシエンシアに代わって中島洋太朗が先発した。 開始直後からトルガイ・アルスランにシュートがあった広島。その後は主導権争いが続くが、松本泰志もボックス右手前から狙っていく。 19分には川辺駿のミドルが湘南ゴールを強襲。GK上福元直人が好セーブで凌ぐ。 攻勢の広島は28分に先制。加藤陸次樹が左サイドからドリブルを仕掛けると、逆サイドでフリーの中野就斗へ。トラップから右足を振り抜き、強烈なシュートがゴール右上に決まった。 守勢を強いられる湘南だったが、前半アディショナルタイムにネットを揺らす。右CKから鈴木淳之介が競り勝つと、最後はキム・ミンテが難しい体勢からボレー。クロスバーに当たったボールがゴールラインを割り、少ないチャンスをものにしたかに思われたが、VARとOFRによるチェックで直前のファウルが取られ、得点は取り消された。 追いつけず前半を終えた湘南だったが、茨田陽生、畑大雅を投入して迎えた後半には正真正銘の同点ゴール。48分、敵陣でボールを動かすと、茨田が右クロス。GK大迫敬介が弾いたボールに福田翔生が反応し、左足ワンタッチで押し込んだ。 振り出しに戻った試合は、前半とは違い拮抗した展開に。広島は右ポケットから川辺のシュートが生まれるが、右ポストに跳ね返される。 65分にも川辺が狙うが、今度はGK上福元がファインセーブ。守護神の粘りに応えたい湘南は、カウンターから最終ラインの裏に抜け出した福田がGK大迫敬介との一対一を迎えるが、逆転ゴールは決められない。 さらに73分、速攻から茨田の左クロスに繋げた湘南。ゴール前まで駆け上がった大岩一貴が頭で叩きつけたボールは、枠の右へ外れる。 両チームともチャンスを作るなか、広島は荒木隼人が負傷交代。より勢いに乗る湘南は途中出場の根本凌がオーバーヘッドでシュートを放つ。 すると後半アディショナルタイム、畑が左ポケットで粘ると、駆け上がってきた田中聡に落とし。受けた田中は相手をかわして左足を振り抜き、ついに湘南の逆転ゴールが決まった。 そのまま逃げ切った湘南は、3連勝達成。広島は痛恨の逆転負けを喫し、12試合ぶりの黒星。2位神戸との勝ち点差は「1」のままとなった。 湘南ベルマーレ 2-1 サンフレッチェ広島 【湘南】 福田翔生(後3) 田中聡(後45+3) 【広島】 中野就斗(前28) <span class="paragraph-title">【動画】田中聡の劇的弾! ボックス侵入からニア上射抜く</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>後半ATの劇的ゴール!<br>\<br><br>劇的ドラマの主役は <a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%94%B0%E4%B8%AD%E8%81%A1?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#田中聡</a> <br>ゴール前に侵入し、見事に首位撃破の殊勲弾<br><br>明治安田J1第34節<br>湘南×広島<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B9%98%E5%8D%97%E5%BA%83%E5%B3%B6?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#湘南広島</a> <a href="https://t.co/WoMr31UTVT">pic.twitter.com/WoMr31UTVT</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1847550661467984173?ref_src=twsrc%5Etfw">October 19, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.10.19 17:30 Sat
5

広島戦控えるシドニーFCの元Jリーガー指揮官、豪州国内で猛威を振るったアルスランを警戒「たいへん優れた選手だ」

サンフレッチェ広島戦を控えるシドニーFC。広島MFトルガイ・アルスランへの警戒心があるようだ。豪『news.com.au』が伝える。 シドニーFCは23日、AFCチャンピオンズリーグ2(ACL2)・グループE第3節で広島とのアウェイゲーム。2連勝どうしの首位攻防戦となり、勝ったほうがE組首位に立つ。 この一戦、夏にメルボルン・シティとの契約を「家庭の事情」で解除したはずが、2週間後に日本へ飛んだアルスランがAリーグクラブと対戦…ということで豪州国内で大きな注目が。 メルボルンが「現行と同じ金銭条件での契約延長」という口頭合意を果たそうとしなかったことで、アルスランの心が離れたそうだが、広島加入発表時は豪州で大きな波紋が広がった。 メルボルン時代のアルスランは、23-24シーズンのAリーグで23試合12得点をマークし、ベストイレブンに。ブンデスリーガやセリエAなどを渡り歩いた実績に劣らぬ活躍を披露した。 その後、広島でも現在進行形で活躍し、J1優勝へ首位に立つチームを牽引。かつてアビスパ福岡に在籍したシドニーFCのウフク・タレイ監督が、アルスランへの警戒心をのぞかせる。 「たいへん優れた選手だ。技術が高く、多くの得点チャンスを生み出し、自らネットを揺らす。いくつかのビッグクラブでもプレーし、今は広島という良いチームにいるね」 シドニーFCは広島戦を迎えるにあたり、24-25シーズン開幕戦でウェスタン・シドニー・ワンダラーズとのシドニー・ダービーに勝利。自信を深めて日本遠征に臨んでいる。 「アルスランだけではない。広島には素晴らしい選手が他にもいる。大まかな展望としては、我々は自分たちのプレーに最大限集中し、そのプレーも十分なものでなければならない」 「しかし、勝つためにここへ来ている。簡単な試合ではないだろうが、この挑戦が本当に楽しみだ。ダービーからの体力回復も順調で、我々にとって素晴らしいことだらけだよ」 2024.10.22 18:55 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly