31歳コスティッチにプレミアから関心、ユベントスの価格設定は比較的安価か

2024.05.02 13:30 Thu
ユベントスの主力も立場は微妙...フィリップ・コスティッチ
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ユベントスの主力も立場は微妙...フィリップ・コスティッチ
ユベントスのセルビア代表MFフィリップ・コスティッチ(31)にプレミアリーグ挑戦が浮上だ。
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長谷部誠鎌田大地と共闘したフランクフルト時代に株を上げたコスティッチ。左サイドを定位置に世界最高峰のクロッサーとして認知されるようになり、2021-22シーズンはヨーロッパリーグ(EL)を制している。EL制覇によって30歳目前で“旬”な選手になると、翌季からユベントスへ完全移籍。ただ、置かれている立場は微妙…今季まで2シーズン、左サイドの1番手を張るも、クラブは昨夏に続いて今夏も売却を考慮しているという。
ユーベのお膝元トリノに本社を置く『トゥットスポルト』によると、クラブは1000万ユーロ(約16億7000万円)という値札を設定。そこに対し、“左利きの左ウインガー”を求めるクリスタル・パレスオリバー・グラスナー監督が獲得リクエストを出しているとのことだ。

グラスナー監督は21-22シーズンのフランクフルトでコスティッチと共にEL制覇。フットボーラーとして脂が乗ってきた同選手をより決定的な存在に押し上げた、恩師と言っても良い存在だ。
C・パレスは主軸アタッカー2枚、イングランド代表MFエベレチ・エゼ(25)とフランス人MFマイケル・オリーズ(22)の今夏売却を余儀なくされる可能性があり、その補充計画も不可欠。コスティッチは2人と異なりベテランだが、グラスナー監督は使い方を熟知する。

現状、ユベントスがコスティッチ売却を決断する可能性は、決して低くないとみられている。

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C・パレスの元アーセナルDFに不穏な動き…SNSのクラブに関する投稿を全削除

クリスタル・パレスとイングランド人DFロブ・ホールディング(28)の関係に緊張が走っている。イギリス『Sport Bible』が伝えている。 昨夏、アーセナルから完全移籍でパレスに加入したホールディング。しかし、慢性的なケガの影響もあり、ロイ・ホジソン、オリバー・グラスナーの2人の指揮官の下で与えられた出場機会はEFLカップ1試合にとどまった。 そんななか、今夏の移籍市場でチームはデンマーク代表DFヨアキム・アンデルセンが移籍した一方、ニューカッスル行きが決定的とみられたイングランド代表DFマーク・グエイの残留に加え、モロッコ代表DFチャディ・リアド、フランス人DFマクサンス・ラクロワ、イングランド人DFトレヴォ・チャロバーの3選手が加入。センターバックのポジションでの序列がさらに低下している。 そのため、放出の可能性も取り沙汰されたが、リアドのケガやグエイの去就を含め新加入選手の獲得が市場閉幕ギリギリとなった影響もあって最終的に残留。現在はフィジカルコンディションに問題はないものの、グラスナー監督は先日のチェルシー戦後に同選手がチームとは別でトレーニングを行っていることを明かした。 その際にオーストリア人指揮官は「ロブは現在、個別にトレーニング中だ。我々は一緒に話し合う。彼は理由を知っているが、それはロブと私の間だけのことで、公にすることはない」と、何らかの問題があることを示唆していた。 その指揮官との関係に関してここまでリアクションを見せていなかったホールディングだが、SNS上での変化が確認された。 元々、インスタグラムにあまり投稿を行っていなかったホールディングだが、パレス加入後には加入時の写真やトレーニングセッションの様子を投稿していた。しかし、現在はパレスに関するすべての投稿を削除し、クラブ公式アカウントのフォローも解除。グラスナー監督を含めたクラブの対応に不満があることを示しているようだ。 両者の契約は2026年まで残っており、獲得時には400万ポンド(約7億5000万円)の移籍金も支払っており、契約解除に踏み切る選択肢は困難だが、ヨーロッパの主要リーグはほぼ市場が閉まっており、ここからの移籍も同様に困難と思われる。 2024.09.09 09:20 Mon

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