イラン代表FWアズムンのローマ入りが決定! メディカルチェックのため現地入りの姿を確認

2023.08.25 07:00 Fri
Getty Images
ローマが、レバークーゼンのイラン代表FWサルダール・アズムン(28)の獲得を決定的なモノとした。移籍市場に精通するジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏が報じている。
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今夏の移籍市場でイングランド代表FWタミー・エイブラハム不在の前線補強を急務とするローマ。直近ではアタランタの元コロンビア代表FWドゥバン・サパタの獲得に接近したものの、クラブ間交渉が不調に終わった。これを受け、クラブは過去に獲得に動き、今夏はミランやフルアムといったクラブへの移籍が取り沙汰されたイラン代表にターゲットを変更。
クラブ間では1200万ユーロ(約18億9000万円)の買い取りオプション付きのレンタル移籍という条件で合意。また、代理人サイドが漏らしたジョゼ・モウリーニョ監督とアズムンの話し合いは非常に良い形で終わり、ローマ行きを決断するに至った。

そして、イタリア『Il Romanista』は24日夜にアズムンが現地入りした様子を映像で伝えており、同選手は25日に予定されるメディカルチェックを受診したのち、正式にジャッロロッシの一員となる見込みだ。
イラン代表として通算75試合45ゴールを誇るアジア屈指のストライカーとして知られるアズムン。これまでルビン・カザン、FCロストフ、ゼニトとロシア一筋のキャリアを歩んできた28歳FWは、通算104試合62ゴールの数字を残してきたゼニトからの契約延長オファーを固辞し、昨冬にレバークーゼンへ加入。

しかし、昨シーズンは中盤戦での負傷離脱の影響もあり、シーズンを通してなかなかコンディションが上がり切らず、公式戦33試合4ゴール4アシストと思うような数字を残せなかった。また、先発出場も12試合にとどまっていた。

それでも、卓越したアスリート能力とテクニックを生かした個での打開力に加え、決定力にも優れる186cmの実力派ストライカーは、センターフォワードだけでなくシャドーでもプレー可能で、ローマのスタイルに合致する可能性は高いはずだ。

なお、アズムンの確保に成功したローマだが、依然として前線の補強に動いており、売り込みを受けるベルギー代表FWロメル・ルカクやフィオレンティーナで構想外のセルビア代表FWルカ・ヨビッチ、イタリア代表FWモイゼ・ケアンといったセリエA経験者を中心に、数人の候補をリストアップしているようだ。



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