シティがフォーデン2G1Aなど圧巻6ゴールでイプスウィッチ粉砕! リーグ暫定4位浮上でPSGとの大一番へ弾み【プレミアリーグ】

2025.01.20 03:26 Mon
フォーデン躍動で6発圧勝
Getty Images
フォーデン躍動で6発圧勝
プレミアリーグ第22節、イプスウィッチ・タウンvsマンチェスター・シティが19日にポートマン・ロードで行われ、アウェイのシティが0-6で圧勝した。
PR
前節、ブレントフォードに2点差を追いつかれて公式戦連勝が「3」でストップした6位のシティは、週明けにパリ・サンジェルマンとのチャンピオンズリーグ(CL)での重要な一戦を控えるなか、降格圏の18位に沈むイプスウィッチと対戦した。グアルディオラ監督はCLの大一番直前の一戦で前節から先発4人を変更。GKをオルテガからエデルソンに変更したほか、ベンチ外のアケに代わって負傷明けのルベン・ディアスベルナルド・シウバサヴィオに代えてギュンドアン、ドクを起用した。
立ち上がりは比較的拮抗した展開に。その流れで最初の決定機はシティに訪れる。15分、コバチッチの中央を通すスルーパスに抜け出したハーランドがボックス内でGKと一対一となるが、ここはGKウォルトンの体を張った見事なセーブに阻まれる。

その後はホームチームも押し返す場面を作ると、セットプレー流れからハッチンソンの左足ミドルシュートにオシェイのヘディングシュート、ボックス右に持ち込んだデラップのシュートと際どいシーンを作り出した。
シティにとっては少し嫌な流れとなったが、好調の背番号47が試合を動かす。27分、ドクのスルーパスに反応したデ・ブライネが左のポケットを取って折り返すと、ゴール前でうまく収めたフォーデンが反転シュートを流し込む。

良い時間帯に先制したアウェイチームは前半終盤にかけて畳みかける。まずは30分、再び左のドクで押し込んでフォーデンを経由したボールがペナルティアーク付近で前向きのコバチッチに繋がると、クロアチア代表MFが抑えの利いた右足のグラウンダーシュートをゴール左隅に突き刺す。続く42分にはカウンターから先制点と似た形からドク、デ・ブライネと左でスムーズにボールが繋がり、最後はベルギー代表MFの正確な折り返しをフォーデンがワンタッチで合わせ、2試合連続の2ゴールとした。

フォーデンの全ゴールに絡む活躍によって3点リードで試合を折り返したシティは、後半も攻撃の勢いが止まらない。立ち上がりの49分、前半から鋭い突破を幾度も見せていたドクが左サイド深くでデ・ブライネから足元にボールを受けると、DF2枚の間を割る突破から右足シュート。相手のオシェイにディフレクトしたボールがゴール右隅に突き刺さった。

さらに、57分には相手陣内中央左でジャック・クラークの軽率な横パスをドクがカット。そのままボックス付近まで運び右で浮いたハーランドにプレゼントパス。これをエースが難なく流し込み、2034年までの新契約締結を自ら祝うゴールとした。

この5点目を受けてグアルディオラ監督はデ・ブライネ、フォーデン、ハーランドと殊勲の3選手をベンチに下げ、マカティー、グリーリッシュ、ムバマを同時投入。PSGとの大一番に向けて主力のプレータイムをコントロール。さらに、69分にはコバチッチの絶妙な浮き球パスに反応したマカティーがゴール前に抜け出してヘディングシュートを流し込み、今季のリーグ戦初ゴールまで奪った。

その後、シティはアカンジ、コバチッチも下げてオライリー、リコ・ルイスとピッチ内のアカデミー出身者の比率を増やして完全にゲームクローズに入ると、ホームチームに一矢報いることも許さず。

ブレントフォード戦のドローを払しょくする大勝で暫定4位に浮上したシティは、勝ち点3必須のPSGとの大一番へ大きな弾みを付けた。

イプスウィッチ・タウン 0-6 マンチェスター・シティ
【マンチェスター・C】
フィル・フォーデン(前27、前42)
マテオ・コバチッチ(前30)
ジェレミー・ドク(後4)
アーリング・ハーランド(後12)
ジェームズ・マカティー(後24)

PR

フィル・フォーデンの関連記事

“マンチェスター・ダービー”でマンチェスター・シティのイングランド代表FWジャック・グリーリッシュを襲った男が逮捕されたようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 事件は6日に行われたプレミアリーグ第31節のマンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ。試合後にピッチからさろうとしたところ、トンネル 2025.04.08 16:20 Tue
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が6日に行われ、0-0で引き分けたプレミアリーグ第31節、マンチェスター・ユナイテッドとのダービー後にコメントした。 試合自体は膠着した展開の中でゴールレスドローに終わった今回のダービー。グアルディオラ監督はそんな中、イングランド代表MFフィル・フォーデンに向 2025.04.07 09:00 Mon
イングランド代表を率いるトーマス・トゥヘル監督が21日にホームで行われ、2-0で快勝した2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選グループK第1節アルバニア代表戦を振り返った。 トゥヘル監督の初陣となった一戦。イングランドは立ち上がりからボールを握ると、19分に最初のシュートで先制する。MFジュード・ベリンガ 2025.03.22 09:00 Sat
マンチェスター・シティのイングランド代表MFフィル・フォーデンが、今シーズンの不振が自分の見方を変えたと認めている。イギリス『ミラー』が伝えた。 ここ数シーズン、まさに我が世の春と言うべきシーズンを過ごしていたシティとフォーデン。クラブは昨シーズンに前人未到のプレミアリーグ4連覇を成し遂げ、フォーデンもプレミアリ 2025.03.19 18:15 Wed
イングランドサッカー協会(FA)は14日、、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選に臨むイングランド代表メンバー26名を発表した。 3月からUEFAネーションズリーグ(UNL)を戦わないチームは欧州予選がスタート。グループKに入っているイングランドは、セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代 2025.03.14 19:40 Fri

マンチェスター・シティの関連記事

2024-25シーズンの2度の移籍期間で最も代理人手数料を支払ったクラブが判明した。その金額は6038万4449ポンド(約114億2000万円)とのことだ。 シーズンも佳境に迫る中、イングランドサッカー協会(FA)は2024年2月2日から2025年2月3日までの期間で、FAに登録されているクラブおよびサッカーエー 2025.04.15 15:40 Tue
今シーズン限りでマンチェスター・シティを退団するベルギー代表MFケビン・デ・ブライネ(33)だが、インテル・マイアミが強い関心を持っているようだ。 10シーズンを過ごしたシティからの退団を発表したデ・ブライネ。12日に行われたプレミアリーグ第32節のクリスタル・パレス戦では、直接FKを叩き込むなど1ゴール1アシス 2025.04.14 16:20 Mon
マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が12日にホームで行われ、5-2で逆転勝利したプレミアリーグ第32節クリスタル・パレス戦を振り返った。 来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得を目指す6位シティは、今季限りでの退団を発表したMFケビン・デ・ブライネが先発した中、21分までに2点を追う展開に。 2025.04.13 11:00 Sun
プレミアリーグ第32節のマンチェスター・シティvsクリスタル・パレスが12日にエティハド・スタジアムで行われ、5-2でホームのシティが勝利した。クリスタル・パレスの鎌田大地はフル出場している。 前節、マンチェスター・ユナイテッドとの“マンチェスター・ダービー”をゴールレスドローで終えた6位シティ(勝ち点52)は、 2025.04.12 22:35 Sat
先週末に行われた前節は首位リバプールを始め上位5チームがいずれも勝ち点を取りこぼす波乱の一節となった。また、最下位のサウサンプトンが7節を残してプレミアリーグ史上最速での2部降格が決定した。 UEFAコンペティションの準々決勝2ndレグを控えるなか、今節はヨーロッパ参戦組の戦いに注目だ。 1stレグで明暗分 2025.04.12 12:00 Sat

プレミアリーグの関連記事

2024-25シーズンの2度の移籍期間で最も代理人手数料を支払ったクラブが判明した。その金額は6038万4449ポンド(約114億2000万円)とのことだ。 シーズンも佳境に迫る中、イングランドサッカー協会(FA)は2024年2月2日から2025年2月3日までの期間で、FAに登録されているクラブおよびサッカーエー 2025.04.15 15:40 Tue
ニューカッスル・ユナイテッドは14日、エディ・ハウ監督の病状を報告した。 ハウ監督は、体調不良により11日に入院。精密検査を行い、肺炎と診断されていた。 13日に行われたプレミアリーグ第32節のマンチェスター・ユナイテッド戦は病床から見守ることとなったが、チームは4-1で勝利。アシスタントコーチのジェイソン 2025.04.15 13:40 Tue
アーセナルは14日、U-18チームに所属するU-19北アイルランド代表MFシーダッチ・オニール(17)とのプロ契約を発表した。 2024年7月にリンフィールドのU-18チームからアーセナルU-18に加入したオニール。アンダー世代の北アイルランド代表としてもプレーする期待の若手。ミケル・アルテタ監督率いるファースト 2025.04.15 13:10 Tue
リバプールのオランダ代表DFヴィルヒル・ファン・ダイクは、今夏の移籍市場で大きな補強を期待していると語った。 ファン・ダイクは13日に行われたプレミアリーグ第32節のウェストハム戦に先発出場。1-1で迎えた89分にチームを勝利に導く決勝ゴールを記録した。 そのファン・ダイクは、先週契約延長したエジプト代表F 2025.04.14 22:40 Mon
リバプールの日本代表MF遠藤航のクローザーぶりが評価されている。 13日、プレミアリーグ第32節でリバプールはウェストハムをホームに迎えた。 2位のアーセナルが前日引き分けたこともあり、勝てば優勝に大きく近づく一戦。試合は18分にルイス・ディアスのゴールで先制するも、その後はなかなかゴールを奪えない。 2025.04.14 19:50 Mon

記事をさがす

フィル・フォーデンの人気記事ランキング

1

グアルディオラ監督がユナイテッドサポのフォーデン母への侮辱チャントに苦言「品位の欠如だ」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が6日に行われ、0-0で引き分けたプレミアリーグ第31節、マンチェスター・ユナイテッドとのダービー後にコメントした。 試合自体は膠着した展開の中でゴールレスドローに終わった今回のダービー。グアルディオラ監督はそんな中、イングランド代表MFフィル・フォーデンに向けたユナイテッドの一部サポーターによる侮辱チャントに苦言を呈した。 グアルディオラ監督はフォーデンの母親に対する侮辱チャントが何度も浴びせられていたことを記者から問われると以下のようにコメントした。 「品位の欠如だ。だが、問題はユナイテッドではなく人々にある。わかるだろう? 世界のサッカー界では監督、オーナー、そして選手たちがスクリーンに映り過ぎている。正直、フィルの母親を巻き込んだ人々の気持ちが理解できない。誠実さや品格の欠如であり、彼らは恥じるベきだ」 一方で引き分けに終わったことでチャンピオンズリーグ(CL)出場圏内の4位浮上を果たせなかったことについては「心配していない。重要なのは次のクリスタル・パレス戦だ。今後の試合に向けて準備を進める」と前を向いた。 2025.04.07 09:00 Mon
2

ダービーで事件? グリーリッシュが観客から平手打ちの被害…20歳男が逮捕

“マンチェスター・ダービー”でマンチェスター・シティのイングランド代表FWジャック・グリーリッシュを襲った男が逮捕されたようだ。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 事件は6日に行われたプレミアリーグ第31節のマンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティ。試合後にピッチからさろうとしたところ、トンネルの横の観客の1人がグリーリッシュを呼び止めた。 すると、近寄ったグリーリッシュに対してその男は平手打ちする暴挙に。警察が捜査に出ていた。 グレーター・マンチェスター警察によると、20歳の男性が逮捕されたとのこと。「ドロイズルデンのヘイブン・ドライブに住むアルフィー・ホルトが暴行容疑で起訴された。彼は7月にマンチェスター治安判事裁判所に出廷する予定だ」とし、「この容疑者は昨日オールド・トラッフォードで起きた事件に関連している」声明を発表した。 試合中にはシティのイングランド代表MFフィル・フォーデンに対して、母親に対する下品なチャントがユナイテッドサポーターから歌われるなどし問題も発生。ダービーで熱くなるとはいえ、よくない事件が続いている。 2025.04.08 16:20 Tue
3

アーセナルに5失点惨敗もグアルディオラ監督「悔やんでいるのは終盤の25分」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が2日に行われ、1-5で惨敗したプレミアリーグ第24節アーセナル戦を振り返った。 前節チェルシー戦を逆転勝利し、チャンピオンズリーグでもクラブ・ブルージュに逆転勝利としてプレーオフ進出を決めたシティ。アーセナル戦でも開始早々にDFマヌエル・アカンジのミスから早々に失点して追う展開に。 その後、反撃に転じて後半の55分にはFWアーリング・ハーランドのゴールで追いついたが、2分後にMFフィル・フォーデンの横パスをカットされた流れからMFトーマス・パルティに勝ち越しゴールを許してしまう。 そして62分にDFマイルズ・ルイス=スケリーに3点目を決められると、76分にFWカイ・ハヴァーツ、後半追加タイムにMFイーサン・ヌワネリにゴールを決められて5失点惨敗となった。 グアルディオラ監督は終盤の失点が余計だったと指摘した。 「私が悔やんでいるのは終盤の25分だけだ。我々はやるべきことを忘れてしまった。65分から70分はできていたことを。このスタジアムで戦うのは難しいが、開始早々の失点を今季何度も喫している。それでも持ち直して試合を支配し、良いプレーができていたと思う。終盤の時間帯は残念だったが、それ以外の部分では良い試合ができていた。結果を見ると理解するのが難しいが、これが私の感想だ。何が起きてもチームは安定し、コントロールを失ってはいけない」 <span class="paragraph-title">【動画】アーセナル相手にシティが衝撃の5失点敗戦…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="V6XLn_CWPDo";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.02.03 09:00 Mon
4

シティに5発圧勝のアーセナル、アルテタ監督はアグレッシブさを勝因に挙げる

アーセナルのミケル・アルテタ監督が2日に行われ、5-1で圧勝したプレミアリーグ第24節マンチェスター・シティ戦を振り返った。 前節ウォルバーハンプトン戦を1-0で競り勝った2位アーセナルが、チャンピオンズリーグ(CL)でラウンド16プレーオフ進出を辛くも決めたシティをホームに迎えた一戦。 開始早々の2分にDFマヌエル・アカンジからボールを奪った流れでMFマルティン・ウーデゴールが先制ゴールを挙げたアーセナルは、シティの反撃を凌ぎつつ迎えた後半、55分にFWアーリング・ハーランドに同点弾を奪われてしまう。 それでも2分後にMFフィル・フォーデンの横パスをカットしたMFトーマス・パルティがミドルシュートを放つと、DFジョン・ストーンズに当たってゴールに吸い込まれ勝ち越し。そして62分、DFマイルズ・ルイス=スケリーにトップチーム初ゴールが生まれてリードを広げたアーセナルは、その後2点を加えて5発圧勝とした。 今季の1stマッチでは2-2の引き分けに持ち込まれたシティを相手に圧勝としたアルテタ監督は次のように振り返った。 「シティに勝つには多くのことがうまく行かないといけない。そして我々は非常にアグレッシブに、勇気を持ってプレーした。ボールを持っていない時はハイプレスをかけて圧力をかけた。押し込まれる時間もあって苦しんだが、我々に幾つかの瞬間で運があり、チャンスがあった。ボールホルダーへのアグレッシブさ、シティにダメージを与える方法が並外れていたと思う」 またトップチーム初ゴールを記録したルイス=スケリーについては以下のようにコメントした。 「予想外だった! 現状、我々のサイドバックたちは攻撃面で変化を与えてくれている。ウルブス戦ではリッチ(カラフィオーリ)がそうだった。ユリエン(ティンバー)も相手チームに脅威を与えてくれている。素晴らしいことだ」 2025.02.03 08:30 Mon
5

フォーデンが気合の新髪型を披露!剃り込みとカットで後頭部に“自身の背番号”をデザイン

マンチェスター・シティのイングランド代表MFフィル・フォーデンがチャンピオンズリーグ(CL)を前に気合を入れた。 14日にCLグループGの第2節でドルトムント戦を控えているシティ。前節のセビージャ戦でゴールをマークしたフォーデンにも期待がかかっている。 そのフォーデンだが、試合前に散髪を敢行。短髪は変わらないものの、後頭部には「47」と自身の背番号が分かるようにカットと剃り込みを入れている。また、「4」の部分は一部が少し切り離されているのも特徴だ。 イギリス『デイリー・メール』によると、フォーデンの祖父であるロニーさんは47歳で他界。その祖父への思いからフォーデンは背番号「47」を選んでおり、過去に背番号変更を打診された際にも断ったという。 「47」への強い思い入れが表れたフォーデンのニューヘアだが、ファンからは「オーノー」、「ひどい」、「きつい」といった声が寄せられており、デザインはやや不評のようだ。 <span class="paragraph-title">【写真】後頭部に背番号の「47」を剃り込んだフォーデンのニューヘア</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Number 47. <a href="https://twitter.com/PhilFoden?ref_src=twsrc%5Etfw">@PhilFoden</a> <a href="https://t.co/WvnwdhASfZ">pic.twitter.com/WvnwdhASfZ</a></p>&mdash; City Xtra (@City_Xtra) <a href="https://twitter.com/City_Xtra/status/1569762060728258562?ref_src=twsrc%5Etfw">September 13, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.09.14 12:10 Wed

マンチェスター・シティの人気記事ランキング

1

「冷静さを保つ能力が足りない」グアルディオラ監督が100億円を出して獲得したMFに見切り、サイドバックとして再生中「良い右SBになれる」

マンチェスター・シティのジョゼップ・グアルディオラ監督が、大金を投じて獲得した選手にダメ出しをした。 今シーズンは近年稀に見る低迷ぶりを見せており、プレミアリーグ5連覇は潰えた状況。チャンピオンズリーグ(CL)、EFLカップ(カラバオカップ)も敗退しており、タイトルの可能性はFAカップのみとなっている。 ケガ人に泣いた部分もあるシティだが、これまで以上にチームがうまく機能していないシーズンに。なかなか解決策が見つかっていない。 そんな中、グアルディオラ監督はポルトガル代表MFマテウス・ヌネスについて言及。本職は中盤でありながら、右サイドバックでの出番が増えていることについて語った。 「彼はそのフィジカルの強さから、良い右サイドバックになれる。問題は、冷静さを保つ能力が足りないため、中央でプレーできないことだ」 「彼は多くのことを学んでいる。サイドバックはファーポストにクロスを上げるときにミスを犯すし、油断する」 「ただ、彼はブルーノ・フェルナンデスがファーポストのドルグに送ったクロスを2、3回防いだ。彼はそれができるフィジカルがある。彼はあそこでプレーできるし、我々を大いに助けてくれた」 「シーズンが始まったとき、もしマテウスを右サイドバック、ニコ・オライリーを左サイドバックで起用すると言われたら、私は何を言っているんだと言うだろう。だが、シーズンはシーズンだ」 マテウス・ヌネスは2023年9月に6200万ユーロ(約100億円)でウォルバーハンプトンから完全移籍で加入。セントラルミッドフィルダーとしてのプレーが続いていたが、前述の通り向いていないというグアルディオラ監督の判断でサイドバックでのプレーが続いている。 獲得した当初には考えられなかったコンバート。高い買い物になった感も否めないが、中盤に戻った際にサイドバックでのプレーが生きればプラスと捉えられるかもしれない。 2025.04.08 22:50 Tue
2

デ・ブライネ退団決定のシティ、ドイツの若きゲームメーカーを指名か? 190億円以上かかる可能性も

ベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが今シーズン限りで退団することが決定したマンチェスター・シティ。すでに後継者に目を向けているようだ。 イギリス『ミラー』によれば、シティが獲得を目指しているのは、レバークーゼンのドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツ(21)とのこと。ドイツ期待の若手であり、すでにドイツ代表でも29試合6ゴールを記録している。 シャビ・アロンソ監督の下でレバークーゼンの中心選手となっているヴィルツ。公式戦191試合に出場し56ゴール63アシストを記録している。 シティはヴィルツ獲得に向けて大金を投じる準備を整えており、週給7万3000ポンド(約1400万円)を大幅に増額させる考えがあるとのこと。1億ポンド(約190億円)の壁も越える覚悟があるという。 レバークーゼンとヴィルツの契約は2年残っている中、2028年夏までの延長を提案するとのこと。ただ、ヴィルツ本人はドイツを出たい考えがあるという。 現在足首の負傷で離脱中のヴィルツ。レバークーゼンに与えた影響は大きく、ブンデスリーガでは首位のバイエルンに差を広げられた他、チャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルンに敗れて敗退。さらにDFBポカールは3部のアルミニア・ビーレフェルトに敗れて決勝進出を逃していた。 多くの成功を共にしてきたデ・ブライネの後任として、ジョゼップ・グアルディオラ監督が望んでいる選手。バイエルンも獲得に動いているとされる中、ヴィルツがシティ行きを決断するには十分かもしれない。 2025.04.06 23:35 Sun
3

退団デ・ブライネの後継者は好調なチームを支える25歳のイングランド代表MFか? シティの補強ポイントにも合致

10シーズンチームの中心としてプレーしてきたベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが退団することが決定したマンチェスター・シティ。後任候補が新たに浮上した。 『The Athletic』によると、その選手はノッティンガム・フォレストのイングランド代表MFモーガン・ギブス=ホワイト(25)とのことだ。 2022年8月にウォルバーハンプトンからフォレストに加入したギブス=ホワイト。創造性に溢れるプレーぶりは今シーズン一気に評価を上げ、プレミアリーグで27試合に出場し5ゴール9アシストを記録。リバプール、アーセナルに次ぐ3位に位置するチームを牽引している。 FAカップでも準決勝に駒を進めるなど、チームの好成績に大きく貢献しているギブス=ホワイト。イングランド代表も2024年9月にデビューしており、注目が高まっている。 ギブス=ホワイトはゲームメイクやチャンスメイクに長けているだけでなく、エネルギーやリーダーシップ、アグレッシブな中盤でのプレーもファンを魅了。フォレストのサッカーを支えている柱となっている。 今シーズン苦しんでいるシティにおいて、最大の要因とも言えるのがスペイン代表MFロドリの不在。バロンドーラーがケガで長期離脱していることで、その存在感の大きさを痛感しているしティは、ビルドアップやポゼッションに長けているだけでなく、フィジカルを活かしたプレーができるギブス=ホワイトを求めると見られている。 ゴールやアシストの数字だけを見れば多いとは言えないが、攻撃を司るプレーは十分い果たしており、フォレストの攻撃においては最も重要な役割を担うギブス=ホワイト。すぐにフィットとはいかない可能性が高いが、将来性とポテンシャルを考えれば、補強に値する選手と見られている。 2025.04.09 23:45 Wed
4

【プレミア注目プレビュー】シティ司令塔のラストダンスに注目集まるマンチェスター・ダービー

プレミアリーグ第31節、マンチェスター・ユナイテッドvsマンチェスター・シティが、日本時間6日24:30にオールド・トラッフォードでキックオフされる。シティ司令塔のラストダンスに注目集まる今季2度目のマンチェスター・ダービーだ。 13位のユナイテッド(勝ち点37)は前節、ノッティンガム・フォレストとの一戦に0-1の敗戦。古巣対戦のエランガに恩返しゴールを許すと、後半最終盤の猛攻も実らず、上位相手に力負けとなった。週明けにはヨーロッパリーグ(EL)準々決勝1stレグのリヨン戦を控えるなか、ホーム開催のダービーマッチに臨む。現状でのプライオリティは間違いなくリヨン戦にあるが、体たらくが続くシーズンにおいてダービーでの不甲斐ない戦いは許されない。より守備的に堅守速攻型のスタイルで臨む可能性が高く、割り切ってターンオーバーを行うプランもなくはないが、ベストメンバーで宿敵を撃破しELに弾みを付けるような戦いを期待したい。 対する5位のシティ(勝ち点51)は前節、下位に沈むレスター・シティ相手に2-0の勝利を収めてリーグ3戦ぶりの白星。熾烈なチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにおいて5位をキープした。スコアは2-0も、80%近いボール支配率に相手シュートを1本に抑え込むなど余力を残した上での完勝だった。エースのハーランドら一部主力を欠くも、マーモウシュやオライリーら代役がしっかりと活躍しており、敵地でのダービーへ自信を持って臨めるはずだ。 なお、近年のリーグ戦績、タイトル数ではシティが圧倒的に優位に立っているが、プレシーズンマッチ的な色合いが強いコミュニティ・シールドはシティが勝利も、昨季のFAカップ決勝、直近のリーグ戦ではユナイテッドがいずれも2-1で勝利を収めている。そのため、今回の対戦も拮抗した展開も想定される。ちなみに、ユナイテッドがシティ相手にシーズンダブルを決めたのは2019-20シーズン。ホームで5シーズンぶりのダブル達成となるか。 ◆マンチェスター・ユナイテッド◆ 【3-4-2-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©超ワールドサッカー<hr></div> GK:オナナ DF:マズラウィ、マグワイア、ヨロ MF:ダロト、カゼミロ、ウガルテ、ドルグ MF:ブルーノ・フェルナンデス、ガルナチョ FW:ホイルンド 負傷者:DFマルティネス、ショー、エバンス、ヘヴン、デ・リフト、MFメイヌー、FWアマド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関してはメイヌーに復帰の可能性がある一方、打撲の影響でデ・リフトの状態が懸念される。 ELを考慮してターンオーバーの可能性もあるが、前述のメンバーの起用を予想。デ・リフトが間に合う場合はマグワイアに代わって中央に入る可能性が高い。前線ではマウントやザークツィーにもチャンスがありそうだ。 ◆マンチェスター・シティ◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">©超ワールドサッカー<hr></div> GK:エデルソン DF:マテウス・ヌネス、クサノフ、ルベン・ディアス、グヴァルディオル MF:ギュンドアン、ニコ・ゴンサレス MF:サヴィオ、フォーデン、ドク FW:マーモウシュ 負傷者:DFストーンズ、アケ、アカンジ、MFロドリ、FWハーランド 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しても直近数試合と大きな変化はない。 スタメンは前述の11名を予想。ディフェンスラインではリコ・ルイス、オライリー。中盤から前ではコバチッチ、ベルナルド・シウバ、デ・ブライネ、グリーリッシュとベテランの起用も十分にある。 ★注目選手 ◆マンチェスター・ユナイテッド:MFブルーノ・フェルナンデス <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 赤い悪魔の主将の矜持で花道は飾らせない。リーグ戦での低迷に、週明けのリヨン戦の重要度を考えると、ユナイテッドにとっては難しいモチベーションで挑むダービーとなるが、ホーム開催の宿敵との一戦ということもあり、メンバー構成いかんは別として気概を示したい。 そのダービーの重要性を最も知る一人であるポルトガル代表MFとしては普段通りに中盤と前線のリンクマン、チャンスメイカー、フィニッシャーというマルチタスクをこなしながら、気持ちの部分でもチームを鼓舞し続けたい。 堅守速攻のスタイルで臨む可能性が高いなか、被カウンターの局面で脆さもある相手に対して、高精度のパスやクロスから味方の決定機を演出したい。 ◆マンチェスター・シティ:MFケビン・デ・ブライネ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250406_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 敵地で挑むラストダービー。リーグテーブル上は大一番とは言えない今回のダービーだが、シティにとってはCL出場権争いとともに、在籍10年のレジェンドMFのラストダービーという部分で非常に重要な一戦となる。 デ・ブライネは今回のダービー2日前に自身のSNSを通じて今季限りでのシティズンズ退団を発表。2015年8月にヴォルフスブルクから加入し、ここまで公式戦413試合で106ゴール174アシストを記録。6度のプレミアリーグ制覇や、CL初制覇など15のタイトルを獲得。2022-23シーズンにはトレブル“3冠”を達成し、シティで獲得できるタイトルを全て手にしていた。 しかし、近年は度重なる負傷によるパフォーマンスの低下もあって以前のような絶対的な存在にはなり切れず、33歳MFはこのタイミングでマンチェスターを離れる決断を下した。 なお、プレミアリーグでのダービーは15試合に出場し6勝4分け5敗の戦績。3ゴール4アシストと好相性とは言い難いが、2ゴール1アシストの活躍で4-1の快勝に導いた2022年3月の対戦以来の躍動を期待したい。 2025.04.06 15:20 Sun
5

「全ての称賛に値する」ユナイテッドの主将ブルーノ・フェルナンデスがライバル主将デ・ブライネに賛辞「プレミアリーグの歴史に名を残す」

マンチェスター・ユナイテッドのキャプテンでもあるポルトガル代表MFブルーノ・フェルナンデスが、ライバルであるマンチェスター・シティの英雄との別れに賛辞を送った。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 6日、プレミアリーグ第31節でユナイテッドvsシティの“マンチェスター・ダービー”が行われた。 今シーズン低迷するユナイテッドと、5連覇を目指しながらも5位に位置するシティの対戦は、両者の調子の悪さが顕著に表れ、0-0のゴールレスドローに終わった。 試合に先駆け、シティのキャプテンを務めるベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが今シーズン終了後の退団を発表。10年間シティでプレーしたデ・ブライネにとっては、最後のダービーとなった。 ピッチ上でも称えあったB・フェルナンデスとデ・ブライネだが、B・フェルナンデスは試合後に、改めてデ・ブライネへの賛辞を送った。 「彼はプレミアリーグをより良くした。この期間にシティが今の位置にあり、マンチェスター・ユナイテッドがそれほど多くのトロフィーを獲得していないのも、ケビン・デ・ブライネが理由だと思う」 「彼は全ての称賛に値する。プレミアリーグでの10年間は​​長い。彼らは別れを決意したが、どちら側からかは分からない」 「ケビンは世界クラスであり続けており、彼を間近で見たり、対戦したりするのは楽しかった。彼はマンチェスター・シティだけでなくプレミアリーグの歴史に名を残すことになるだろう」 <span class="paragraph-title">【動画】デ・ブライネ最後のマンチェスター・ダービー</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="DmdvOdGvGQ4";var video_start = 3;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.07 12:15 Mon

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly