マドリーに連敗もチームの成長実感するガスペリーニ監督「彼らのレベルに近づいており、結果を出すチャンスがある」

2024.12.11 11:30 Wed
敗戦もチーム誇るガスペリーニ監督
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敗戦もチーム誇るガスペリーニ監督
アタランタジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督は、王者相手の連敗となった一戦からポジティブな要素を見いだしている。
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アタランタは10日、スタディオ・ディ・ベルガモで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第6節でレアル・マドリーと対戦し、2-3で惜敗した。3勝2分けの無敗で5位に付けるアタランタはクラブ記録タイのセリエA9連勝中と絶好調。開幕前のUEFAスーパーカップにて0-2で敗れた昨季王者をホームで迎え撃った一戦ではリベンジの勝利を目指した。
試合序盤に先制を許したラ・デアだが、前半終了間際にDFセアド・コラシナツの果敢な攻撃参加によって獲得したPKをFWチャールズ・デ・ケテラエルが決め、1-1のイーブンで試合を折り返した。

後半は押し込む入りながら不運な形で勝ち越しゴールを許し、直後にもMFジュード・ベリンガムに見事な個人技から3点目を奪われ、2点差を付けられた。それでも、65分にFWアデモラ・ルックマンのゴールで再び1点差とすると、猛攻を仕掛けた後半終盤には幾度か決定機を創出。しかし、ルックマンの左クロスが演出した最後のビッグチャンスでは、ゴール前のFWマテオ・レテギのダイレクトシュートがクロスバーの上を越えて万事休す。
今季のCL初黒星とともに公式戦15戦ぶりの敗戦を喫することになった。

同試合後、ガスペリーニ監督はイタリア『スカイ・スポルト』で「少しがっかりした」と敗戦という結果を悔やみながらも、UEFAスーパーカップでの前回対戦よりも確実に王者との差は埋まりつつあると、多くのポジティブな要素を見いだしている。

「両チームともフットボールをしたいと思っていた。時間を無駄にしたり、シミュレーションしたりすることはなかった。どちらも自分の強みを生かして勝利を目指し。素晴らしいフットボールの試合だった」

「もちろん、少しがっかりしたが、この試合から多くのことを学んでいる。細かい点が欠けているだけだが、偉大なチャンピオン相手に心を込めてプレーした。結果的には負けたが、パフォーマンスでは負けていない。このことこそ、我々がさらに小さな一歩を踏み出す助けになるはずだ」

「厳しい試合だった」と友人でもある敵将カルロ・アンチェロッティ監督が試合後に率直な思いを語ったように、今回の一戦はドローはもちろんのこと、アタランタが勝っていても不思議ではない非常に拮抗した内容だった。

指揮官は細かい部分での改善は必要ではあるものの、それよりもこの試合で得た手応えを強調する。

「ワルシャワでの前回対戦よりは良くなったと思う。同点ゴール後には勝利の可能性を感じたし、危険な状況を作り出した。前半はもう少し決定力を発揮できたと思うが、こうした状況はすべて学ぶべきことだ。パフォーマンスは素晴らしく、全力を尽くし、最後の最後でもう少しで得点しそうだった」

「ポジティブな点がたくさんある。これは改善を続けるモチベーションになる。ボールを動かすのが遅すぎたし、レアル・マドリーはうまく追い上げてきたので、スピードを上げて彼らを崩さなければならなかった」

「主導権をうまく握っていたし、ゴール前でもっと危険なプレーができたかもしれないが、我々にとって本当に教訓になる経験だったことは確かだ。長い間良い結果が続いていたのに負けてしまったのは残念だし、同点に追いつくチャンスもあっただけに、それも悔しいね」

「レアル・マドリーは少しのスペースがあれば得点できることは周知の事実だ。2点目のゴールは跳ね返って少し運が悪かった。そのゴールと3点目が我々のエネルギーを少し奪ったが、我々はそれを取り戻し、攻め続けた」

「もし彼らが勝ったとしたら、それは彼らにまだ少し余裕があるからだ。しかし、我々の目標は、レアル・マドリー、インテル、マンチェスター・シティ、バルセロナの誰とでも対戦できると理解することだ。我々は彼らのレベルに近づいており、結果を出すチャンスがある」

その指揮官の言葉同様に、この日スタジアムに集ったファン・サポーターからは試合終了後に奮闘を見せた選手たちへスタンディングオベーションが送られた。

その点について指揮官は「特別な夜、フットボールの祭典だった。誰もが素晴らしい試合を見た満足感を持って試合を終えた。それが我々の主な目的のひとつだ」と、敗戦にも誇らしげな様子でインタビューを締めくくっている。

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「黙っていることにうんざり」アタランタに敗戦のミラン指揮官、審判への不満爆発「試合の進め方はミランに対するリスペクトの欠如」

ミランのパウロ・フォンセカ監督が敗戦を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 6日、ミランはセリエAの第15節でアタランタとのアウェイゲーム。リーグ戦8連勝中と絶好調のチームを相手に、公式戦4連勝、リーグ戦2連勝を狙った。 立ち上がりからチャンスを作ったミランは、7分にスペイン代表FWアルバロ・モラタがネットを揺らすもオフサイドの判定。すると12分、左サイドのFKから古巣対戦のベルギー代表FWチャールズ・デ・ケテラエルが頭で押し込み、アタランタがリードする。 22分にはポルトガル代表FWラファエル・レオンの左クロスからモラタが押し込んで追いついたミランだったが、終盤のCKからナイジェリア代表FWアデモラ・ルックマンに決められて再びビハインド。そのまま1-2の敗戦を喫した。 試合後、フォンセカ監督は後半の内容を反省。前半の出来は評価している。 「後半は攻撃の選手たちにアプローチできなかった。前半はボールを持っていたのは我々だった。しかし、レオンとモラタまで届かなかった」 「結局2つのセットプレーで試合に負けた。前半は非常に良い試合をした」 一方、ポルトガル人指揮官は審判への不満が爆発。対応する選手にのしかかる形でヘディングを決めたデ・ケテラエルの先制点や、他の試合での判定に物申した。 「我々はもっと報われてもよかった。2つのセットプレーでこのような試合に負けるのはつらい。また、私は黙っていたと主張したい。審判について話したことは一度もなかったが、誰もがそれについて話すし、それは正しいことだ」 「そして今日は黙っていることにうんざりしている、今日のような光景を目の当たりにした。先制点の場面では明らかなファウルがあった。それがミラン戦でのレフェリーのやり方だ。疑いようがない」 「今日に限ったことではない。審判が難しい仕事をしているのはわかっているが、いつも同じチームで同じものを見るのにうんざりしている」 「(審判は)ミラン戦をうまくリードしたが、いつも同じだ。彼はまったくミランをリスペクトしていない。なぜ私が試合中、審判に『恐くない』と言ったのか? 真実を話すことを恐れないからだ」 「私は常に審判の仕事をリスペクトしてきた。難しい仕事だがミスも多い。毎週、いつも同じだ。リスペクトが欠けている。審判の試合の進め方はミランに対するリスペクトの欠如だ。このような状況が試合を変えてしまう。我々は規則に則っていない失点から始まったし、それが試合を変える。毎週、多くのミスがある」 「この主審はウディネーゼ戦でもVARを行うために来ていたし、その試合で何が起こったかはラインデルスの退場でわかる…」 「この試合の主審が恐かったし、私は眠れなかった」 審判への不満をぶちまけたフォンセカ監督の発言については、イタリアサッカー連盟(FIGC)の検察庁の介入もありえるとのこと。今後の展開が注目される。 <span class="paragraph-title">【動画】セットプレーから2失点…アタランタvsミラン ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="JsmLkP3iUD8";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.12.07 17:37 Sat
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満身創痍のなかで奮闘も絶好調アタランタに屈する…ラニエリ監督「戦い続け、逆境に屈してはいけない」

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、ホーム初陣での敗戦を分析した。 ローマは2日、スタディオ・オリンピコで行われたセリエA第14節でアタランタと対戦し、0-2で敗れた。 この敗戦により、リーグ4連敗となった苦境のジャッロロッシは降格圏と2ポイント差の15位まで転落している。 3度目の就任となったなか、ホームでの初陣で初勝利を目指したローマ。前半は相手に主導権を握られる展開ながらも、集中した守備で0-0のイーブンでハーフタイムを迎えた。そして、後半は低い位置ながらもボールを保持し、相手にチャンスを与えないまずまずの試合運びを見せた。 しかし、前線を中心にフレッシュな選手を投入した相手に押し込まれると、69分にはMFマルテン・デ・ローンのミドルシュートがゴール前のDFにディフレクトして大きくコースが変わってゴール右ポストを叩いた末に決まる、不運な失点で先制点を献上。さらに、試合終了間際の89分には左CKからMFニコロ・ザニオーロにヘディングシュートを決められ、万事休す。 戦前の段階でリーグ7連勝中だった相手に奮闘を見せたが、厳しいホームでの敗戦となった。 同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ・スポルト』でこの敗戦を振り返った。 「体力がある限り、あらゆる攻撃に対応できていた」 「今夜の私の交代はすべて、疲労と肉体的な痛みによって決定づけられた。だから、アタランタにおめでとうと言いたいが、ローマには最高の賛辞を送りたい」 「相手は適切な変更を加えることができたが、私にはもう適任のミッドフィルダーがいなかった。それでも、チャンスを作ったプレーヤーたちを称賛した、とにかく最後の瞬間まで戦ったチームを褒めたい」 「アタランタはスクデット獲得を目指して戦っており、準備ができている。我々はそうではない。単純な話だ」 試合総括で語ったように、同試合ではDFマッツ・フンメルス、MFブライアン・クリスタンテが自ら交代を要求して負傷交代したほか、FWアルテム・ドフビク、FWパウロ・ディバラの2選手に関してもギリギリの状態で連戦を戦う形となっていた。 「フンメルスとクリスタンテは背中と筋肉に違和感を感じており、明日の朝に評価する必要がある。マッツがもっと早く私に異常を伝えてくれたら良かったとは思うよ。そうすれば違う変更ができたからね」 「ディバラはまだフルトレーニングをしていないが、今日は素晴らしい試合をした。ドフビクも代表チームに向かったが、問題があったため出場しなかった。昨日は出場できるかどうかわからないと私に言ったが、今日は素晴らしい試合をした」 監督交代後は首位のナポリと2位のアタランタに、ヨーロッパリーグではトッテナムと厳しい相手との戦いが続いたが、次節のレッチェ戦を含めクリスマス前までは5試合中4試合をホームで戦い、対戦相手のレベルも若干落ちるため、ここが前半戦の正念場となる。 指揮官は「簡単な試合はない」と気を引き締めながらも、少しずつチームが改善を見せるなかで必ずやチームが立ち直れるはずだと自信も示している。 「12月中は4日ごとに試合をする期間がある。簡単な試合はない。実際、次の試合は今夜よりもさらに難しいものになるはずだ。我々はそれを受け入れ、戦わなければならない」 「チームがこれらの試合でやっているように、私に従い続ければ、問題解決のカギが見つかるはずだ」 「我々は戦い続けなければならない。逆境に屈してはいけない。私は諦めようとするプレーヤーが好きではないし、決してそれを受け入れない。我々は今夜のように、疲れ果てるまで、ボールごとにどう反応し、戦うべきかを知らなければならない」 2024.12.03 10:21 Tue
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【セリエA第15節プレビュー】鈴木彩艶がセリエA最強2トップのラウタロ&テュラムに挑戦

前節はフィオレンティーナvsインテルの上位対決がMFボーヴェの緊急搬送によって中止となった中、ローマを下したアタランタが首位ナポリを1ポイント差で追走する状況となった。迎える第15節、GK鈴木彩艶の11位パルマ(勝ち点15)が3位インテル(勝ち点28/1試合未消化)と金曜に対戦する。 パルマは前節ラツィオ戦、5連勝中と好調だった相手に対して守護神の彩艶が好守を幾つか見せた中、3-1で撃破。3勝目を挙げ、順位を11位まで上げている。トップハーフに近づいた中、インテルにも一泡吹かせることができるか。彩艶がセリエA最強2トップのFWラウタロ・マルティネスとFWテュラム相手にクリーンシートに導けるかに注目だ。 一方のインテルは前節フィオレンティーナ戦が延期となった中、首位ナポリとは暫定4ポイント差に。火曜にはチャンピオンズリーグ(CL)レバークーゼン戦を控えるが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』の予想ではベストメンバーで臨む模様。ナポリにプレッシャーをかけるためにも必勝としたい。 そして同じく金曜開催の2位アタランタ(勝ち点31)vs7位ミラン(勝ち点22/1試合未消化)も今節注目の一戦となる。アタランタは前節ローマ戦、敵地での試合を制して怒涛のリーグ戦8連勝とした。火曜にはCLでレアル・マドリーと対戦する中、ビッグマッチ連戦を制すことはできるか。 対するミランは前節エンポリ戦をMFラインデルスのドッピエッタなどで3発快勝。そして火曜に行われたコッパ・イタリアではサッスオーロ相手にターンオーバーしつつ6発圧勝とした。公式戦3連勝とノってきた中、強敵アタランタ相手にもゴールラッシュとなるか。毎試合ゴールに絡む活躍を見せているMFラインデルスに注目だ。 首位ナポリ(勝ち点32)は5位ラツィオ(勝ち点28)と日曜に対戦する。ナポリは前節トリノ戦を相手GKミリンコビッチ=サビッチの好守に阻まれながらもMFマクトミネイがゴールを割ってウノゼロ勝利。連勝を飾った中、パルマに敗れて連勝が止まったラツィオ戦に臨む。 格下レッチェに後半アディショナルタイム被弾で引き分けてしまった6位ユベントス(勝ち点26)は8位ボローニャ(勝ち点21/1試合未消化)と対戦。厳しい選手層が続く中、公式戦3試合連続ドローと勝利が遠いが、FWヴラホビッチが復帰予想となっているのは心強いところ。ボローニャ戦を制して水曜に行われるCLマンチェスター・シティ戦に向かいたいところだ。 アタランタに押し切られる形となった15位ローマ(勝ち点13)は16位レッチェ(勝ち点13)と対戦。ラニエリ監督就任後の難敵との2試合を連敗してしまったローマだが、同勝ち点で並ぶレッチェ戦は必勝としたい。ここで敗れるようだといよいよ残留争いに巻き込まれていくことになりかねない。 ◆セリエA第15節 ▽12/6(金) 《26:30》 インテルvsパルマ 《28:45》 アタランタvsミラン ▽12/7(土) 《23:00》 ジェノアvsトリノ 《26:00》 ユベントスvsボローニャ 《28:45》 ローマvsレッチェ ▽12/8(日) 《20:30》 フィオレンティーナvsカリアリ 《23:00》 ヴェローナvsエンポリ 《26:00》 ヴェネツィアvsコモ 《28:45》 ナポリvsラツィオ ▽12/9(月) 《28:45》 モンツァvsウディネーゼ 2024.12.06 18:00 Fri

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