「100人中誰もファウルだとは言わない」ブルージュ戦のPK判定に憤るアタランタ陣営…ガスペリーニ「フットボールは完全に別のスポーツになりつつある」

2025.02.13 09:32 Thu
憤るガスペリーニ監督
Getty Images
憤るガスペリーニ監督
アタランタが1-2で惜敗したクラブ・ブルージュ戦のPK判定に対する憤りを示した。

アタランタは12日、敵地で行われたチャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグでクラブ・ブルージュと対戦し、1-2で敗戦した。

試合全体を通してはホームチーム優勢の試合展開だったが、後半アディショナルタイムに決まったブルージュの決勝点に関しては物議を醸す形だった。
1-1のイーブンで迎えた91分、ボックス内に抜け出したFWグスタフ・ニルソンがDFイサク・ヒエンと交錯して倒れると、イーブンな競り合いかに思われたものの、主審はヒエンの右肘が顔面を捉えたとしてPKを与えた。

当然のことながらVARの介入はあったものの、当初の主審の判定を覆すほどの証拠はないとしてオンフィールド・レビューでの確認も行われず、これをキッカーのニルソンが決めて劇的な形での決着となった。
同試合後、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督はイタリア『スカイ・スポルト』で「フットボールがまったく別のスポーツになりつつある」と憤りを示した。

さらに、古巣対戦となったFWチャールズ・デ・ケテラエルは「100人に聞いても、100人中誰もファウルだとは言わないと思う」、「彼(主審)は非常に傲慢で、誰にも(PKの理由を)説明しようとしなかった」と指揮官同様に怒りを露わにした。

ガスペリーニ監督は今回の判定を含め、VAR導入後に目立つコンタクトプレーやハンドに対する各自の見解の相違やルール変更によってフットボールが汚染されていると、さらに踏み込んだ私見を語っている。

「プレーヤーや監督の話を聞くと、ファウルの意味について皆が全く違う考えを持っている。悲劇なのは、皆が何かを盗むために、プレーヤーに警告を与えるために、あるいはペナルティをこっそりと決めるためにダイブするようになったことだ」

「フットボールは今、スポーツとは全く関係のない方向に進んでいる。我々はこの要請を受け入れなければならないが、正直言って、私はもはやルールさえ理解していないし、もちろんそれが好きではない」

「今の問題は、我々全員がペンギンのように走り回らなければならないことだ。腕を体の横にくっつけて、ペンギンのようにジャンプもしなければならない。ルールは今やプレーヤーの言うことや考えることからかけ離れている。フットボールは完全に別のスポーツになりつつある」

前述の判定が結果に大きな影響を与えたことは間違いないが、一方で指揮官はこの試合でのパフォーマンスが勝利に値したとは考えていない。そして、来週に行われる2ndレグでの巻き返しを誓った。

「(2ndレグでは)大きな成果が必要だ。もっと攻め込まなければならないし、相手は30分間、自陣の最終ラインで喜んでパスを回し、ゴールキーパーにボールを返してしまう」

「今夜は悪いスタートだったが、改善はできた。常にベストの状態ではいられないし、対戦相手も考慮しなければならない」

「(2ndレグへ)準備が最も簡単な試合だが、その前にカリアリと対戦するし、誰が残っているかを見極める必要がある。アウェイでは決して簡単ではなかったが、次もベストを尽くす」

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【2023-24セリエAベストイレブン】インテルから最多6選手を選出

2023-24シーズンのセリエAが2日に終了しました。本稿では今季のセリエAベストイレブンを超ワールドサッカー編集部が独自に選定してみました。 GKヤン・ゾマー(35歳/インテル) 出場試合数:34(先発回数:34)/失点数:19/出場時間:3060分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw1.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> オナナの抜けた穴を埋める以上の活躍で選出。足元に関しても問題なくビルドアップでも貢献できている。ショットストップ能力に関しては言わずもがな。安定感抜群だった。 DFフェデリコ・ガッティ(25歳/ユベントス) 出場試合数:32(先発回数:30)/得点数:4/出場時間:2640分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 移籍2季目にして大ブレイク。3バックの右でレギュラーを獲得し、ソリッドな守備で堅守ユベントスを支えた。攻撃面においても4ゴールと攻守に活躍したシーズンとなった。 DFグレイソン・ブレーメル(27歳/ユベントス) 出場試合数:36(先発回数:36)/得点数:3/出場時間:3234分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw10.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 現ユベントスの堅守の象徴。伸び盛りのガッティ、同胞のダニーロと共に強固な3バックを形成。圧倒的な対人能力を武器に最終ラインで存在感を示した。 DFテオ・エルナンデス(26歳/ミラン) 出場試合数:32(先発回数:31)/得点数:5/出場時間:2795分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 相次ぐ負傷離脱によりセンターバックもこなした。能力の高さで何の問題もなくプレーしたことが彼のポテンシャルを現している。左サイドバック時には相変わらずの攻撃センスでFWレオンと共に打開役を担っていた。 DFフェデリコ・ディマルコ(26歳/インテル) 出場試合数:30(先発回数:29)/得点数:5/出場時間:2104分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今やセリエA屈指の左足の精度を誇るキック職人として認知されるようになった。アシスト数は6。インテルの左サイドがディマルコによってストロングポイントとなった。 MFヘンリク・ムヒタリアン(35歳/インテル) 出場試合数:36(先発回数:35)/得点数:2/出場時間:2804分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 35歳と円熟の時を迎え、インテリジェンス溢れるプレーでチャルハノールと共に攻撃を組み立てた。インテルが安定した試合運びを実現できているのはチャルハノールと共にムヒタリアンが居るからこそ。ゴールにもよく絡み6アシストを記録。 MFハカン・チャルハノール(30歳/インテル) 出場試合数:32(先発回数:32)/得点数:13/出場時間:2576分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 昨季からブロゾビッチ不在時にはアンカーを務めていたが、今季も継続して安定したパフォーマンスを披露。インテルの新たな心臓として欠かせない存在となっている。 MFトゥン・コープマイネルス(26歳/アタランタ) 出場試合数:34(先発回数:29)/得点数:12/出場時間:2631分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw11.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> これまではプレーメーカーのイメージが強かったコープマイネルスだが、今季はよりゴール前に近いポジションで起用され、見事ガスペリーニ監督の期待に応えた。昨季の10ゴール4アシストを越える12ゴール5アシストと申し分ないスタッツを残し、チームをCL出場、EL優勝に導いた。 FWマルクス・テュラム(26歳/インテル) 出場試合数:35(先発回数:34)/得点数:13/出場時間:2707分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 移籍初年度であっさりチームにフィット。生まれ育ったイタリアで一皮剥けた。13ゴール13アシストと決定力、チャンスメークともに十分な働き。 FWラウタロ・マルティネス(26歳/インテル) 出場試合数:33(先発回数:31)/得点数:24/出場時間:2667分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今季より正式就任の主将としてチームも牽引。一流のストライカーとして完成されつつある。後半戦はペースが落ち9試合ゴールのない期間があったが、それでも24ゴールと十分なスタッツ。自身初の得点王を獲得した。 FWジョシュア・ザークツィー(23歳/ボローニャ) 出場試合数:34(先発回数:32)/得点数:11/出場時間:2774分 <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/800/img/2024/get20240523_16_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 躍進のボローニャを攻撃面で大きく支えた。大柄ながら卓越した技術を駆使してのキープ力で味方の押し上げを促した。後半戦は4ゴールと少々ペースは落ちたが、ゴール数以上の存在感でチームのCL出場権獲得に貢献した。 2024.06.05 18:05 Wed

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