イングランド相手に金星も「今夜は祝いたくない」 2得点のギリシャ代表FW、戦友の死に悲痛な思い「彼のために魂を捧げた」

2024.10.11 15:59 Fri
2得点で勝利の立役者となったパヴリディス
Getty Images
2得点で勝利の立役者となったパヴリディス
ギリシャ代表のFWヴァンゲリス・パヴリディスイバン・ヨバノビッチ監督が複雑な心境を語っている。『ESPN』が伝えた。UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25ではリーグBのグループ2を戦い、9月はフィンランド代表、アイルランド代表相手に2連勝としたギリシャ。10日の第3節ではイングランド代表との首位攻防戦に臨んだ。

試合前には先日訃報があったギリシャ代表DFジョージ・バルドックへの黙とうが捧げられた一戦。堅守速攻で応戦するギリシャは後半立ち上がり、DFに囲まれながら巧みにシュートまで持ち込んだパヴリディスが先制点を奪う。
終盤にはMFジュード・ベリンガムに同点弾を許すも、後半アディショナルタイムにパヴリディスがゴール前の混戦から勝ち越し弾。劇的な形でイングランド相手に初白星を手にし、3連勝を達成した。

値千金のゴールを亡きチームメイトへ捧げたパヴリディスは試合後にコメント。辛いなかでの金星だったと明かしている。
「とても特別な日であり、とても特別な試合だった。僕らの思いはジョージとともにある」

「僕らはプロで、試合に出場しなければならなかった。今夜は彼のために魂を捧げた。今日はサッカーについて語る日ではない。彼はチームの一員だった。彼がいなくなればとても寂しくなる」

「また、彼の家族の強さを祈っている。サッカーの話はしない。今日はずっと何も感じなかった。今夜は勝ったが祝いたくない。言葉がない」

一方、ヨバノビッチ監督は屈することなく戦ったチームを称賛。バルドックのために選手たちが奮い立ったと述べている。

「こういう時はサッカーは二の次だ」

「彼はこのチームに足跡を残した。そしてそれは今日の選手たちのプレーぶりにも表れていた」

1 2

ヴァンゲリス・パヴリディスの関連記事

ベンフィカのブルーノ・ラージ監督が、激闘を制してベスト16進出を決めたモナコ戦を振り返った。 ベンフィカは18日、エスタディオ・ダ・ルスで行われたチャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグでモナコと対戦し、3-3で引き分けた。この結果、1stレグを1-0で勝利していたベンフィカは2戦 2025.02.19 10:20 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ2ndレグ、ベンフィカvsモナコが18日にエスタディオ・ダ・ルスで行われ、3-3のドローに終わった。この結果、2戦合計4-3としたベンフィカのベスト16進出が決定した。なお、モナコのFW南野拓実は87分までプレーした。 敵地で行われた1stレグを1-0 2025.02.19 07:07 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグ、モナコvsベンフィカが12日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、アウェイのベンフィカが0-1で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は68分から途中出場した。 リーグフェーズを17位フィニッシュしたモナコ。ラウンド16進出を懸けたプレーオフでは1 2025.02.13 07:08 Thu
ベンフィカのブルーノ・ラージ監督が、乱打戦の末に敗れたチャンピオンズリーグ(CL)の一戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えている。 21日、CLリーグフェーズ第7節でバルセロナと対戦したベンフィカ。試合は前半だけでヴァンゲリス・パヴリディスがハットトリックを達成し、3-1のスコアとなってハーフタイムへ。しか 2025.01.22 13:40 Wed
チャンピオンズリーグ(CL)のリーグフェーズ第7節、ベンフィカvsバルセロナが21日にエスタディオ・ダ・ルスで行われ、アウェイのバルセロナが4-5で逆転勝利した。 ここまで全勝のリバプールに次ぐ2位に位置するバルセロナは、決勝トーナメントストレートイン確定を目指して15位のベンフィカとのアウェイゲームに臨んだ。 2025.01.22 07:38 Wed

ギリシャ代表の関連記事

UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のプレーオフで敗れ、リーグBに降格したスコットランド代表の面々が、厳しい戦いを反省した。イギリス『BBC』が伝えた。 リーグAとリーグBの昇格・降格プレーオフに臨んでいたスコットランド。ギリシャとの1stレグは1-0で勝利を収めてリードを奪っていた。 そんな 2025.03.24 16:30 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ2ndレグの4試合が23日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 3日前に行われた敵地での1stレグでウクライナ代表に先勝を許したベルギー代表は、その試合からスタメンを7人変更。F 2025.03.24 07:00 Mon
UEFAネーションズリーグ(UNL)・リーグA/B昇降格プレーオフ1stレグの4試合が20日に欧州各地で行われた。 リーグA各グループ3位チームとリーグB各グループ2位チームによる入れ替え戦。 リーグA・グループ2を3位で終えたベルギー代表は、中立地のスペインでリーグB・グループ1を2位で終えたウクライナ代 2025.03.21 07:10 Fri
欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートし 2024.12.14 01:07 Sat
イングランド代表MFカーティス・ジョーンズ(リバプール)が代表デビューを振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 14日、UEFAネーションズリーグ(UNL)リーグB・グループ2を戦うイングランドは第5節でギリシャ代表と対戦。アウェイで3-0の勝利を掴み、グループ最終戦を前に首位へ浮上した。 今回の代表活 2024.11.15 16:42 Fri

UEFAネーションズリーグの関連記事

ドイツ代表でユリアン・ナーゲルスマン監督の副官を務めるサンドロ・ワグナー氏(37)が、UEFAネーションズリーグ2024-25ファイナルズ後に退任することが決定した。 現在、ドイツ最高峰の監督資格であるDFBプロライセンスの取得に向けたコースを受講中のワグナー氏は、ドイツサッカー連盟(DFB)を通じて自身の決断に 2025.04.26 19:00 Sat
「ホントに8連休だったんだ」そんな風に私が驚いていたのは火曜日、リーガ28節でオサスナに勝った後、休眠状態に入ったヘタフェがようやく練習を開始したという記事を見つけた時のことでした。いやあ、確かにボルダラス監督のチームは、降格圏18位で各国代表戦週間を過ごす羽目になったお隣さんのレガネスとは違い、勝ち点9差の余裕ある1 2025.03.26 21:00 Wed
バルセロナのスペイン代表MFペドリが、過密日程やチームメイトのPK失敗に言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナルズ・準々決勝でオランダ代表と対戦したスペイン。1stレグを2-2のドローで終えると、23日の2ndレグは延長戦までもつれこみ2 2025.03.25 14:47 Tue
欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、UEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25のファイナル4の試合会場とキックオフ時間を発表した。 20日と23日に準々決勝が行われたUNL2024-25。4試合中2試合がPK戦までもつれる激闘となった中、ファイナル4開催国のドイツ代表、初代王者ポルトガル代表、2代目王者 2025.03.25 14:00 Tue
レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルとリバプールのハンガリー代表MFドミニク・ソボスライがSNS上で場外戦を繰り広げている。 両国は今回のインターナショナルマッチウィークに行われたUEFAネーションズリーグ(UNL)2024-25・リーグA/B昇降格プレーオフで激突。 トルコホームの1stレグを 2025.03.25 06:30 Tue

記事をさがす

ヴァンゲリス・パヴリディスの人気記事ランキング

1

南野拓実が途中出場の10人モナコはベンフィカにホームで先勝許す…【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグ、モナコvsベンフィカが12日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、アウェイのベンフィカが0-1で勝利した。なお、モナコのFW南野拓実は68分から途中出場した。 リーグフェーズを17位フィニッシュしたモナコ。ラウンド16進出を懸けたプレーオフでは16位のベンフィカとの対戦となった。直近に行われたリーグ・アンでパリ・サンジェルマン(PSG)に1-4で大敗したチームは、中4日のホームゲームで先発3人を変更。南野はベンチスタートとなった。 リーグフェーズでは激しい打ち合いの末にベンフィカが3-2の逆転勝利を収めたこのカード。今回の一戦では立ち上がりからハイインテンシティの攻防が繰り広げられていく。 開始5分にアルバロ・カレーラスの強烈なミドルシュートに、DFケーラーのミス絡みで数的同数のショートカウンターとベンフィカが先にチャンスを作り出す。だが、モナコも9分にはボックス左でゴロビンのパスを受けたアクリウシェが鋭い左足シュートでGKトルビンにビッグセーブを強いる。 以降は中盤での潰し合いがメインとなるが、ボールの主導権を握るモナコが守備でも優位に進めていく。ただ、カウンターも遅攻も最後の局面で精度を欠いてフィニッシュの数が増えていかない。前半終盤にはゴロビンのミドルシュートが枠を捉えたが、これはGKトルビンに余裕を持ってキャッチされた。 その後、前半終了間際にはベンフィカが押し返してボックス内でカレーラス、アクトゥルコールと際どいシュートを放っていったが、こちらも前半のうちにゴールをこじ開けるまでには至らなかった。 後半も堅い展開が続くかに思われたが、開始早々に動く。48分、背後への長いボールに反応したパヴリディスがDFサリスをボックス内で吹き飛ばしてゴール右に持ち込むと、GKマイェッキにシュートコースを消されたなか、絶妙な右足のチップキックシュートをゴール左に流し込んだ。 立ち上がりにビハインドを背負ったモナコはさらにアクシデントに見舞われる。カレーラスのあわや2枚目という際どいファウルに対して、主審に執拗な抗議を行ったとの判定でアル・ムラスティに2枚目のカードが掲示され、痛恨の退場となった。 瞬く間にビハインドと数的不利の二重苦を背負ったホームチームは、57分にビエレスを下げて中盤にマガサを投入。以降もパヴリディスらに決定機を許す難しい状況を強いられると、68分にはゴロビンとアクリウシェを下げて南野、ベン・セギルを同時投入した。 その中で右サイドに入った南野は献身的な守備でチームを助けつつ、ボールを持った際にはオープンスペースで果敢な縦への仕掛けを見せるなど気概を示した。 後半終盤にかけては2失点目を回避しつつ、あわよくば同点を目指すモナコが高いインテンシティで数的不利を感じさせない戦いぶりを見せる。これに対して、2ndレグをより優位に進めたいベンフィカは攻撃的な交代カードを切っていくが、途中投入のディ・マリアが負傷交代するアクシデントなどにも見舞われ、押し切ることができず。 結局、試合はこのままタイムアップを迎え、ベンフィカが敵地で先勝。ただ、敗れたモナコも粘りの戦いによって18日に敵地で行われる2ndレグでの逆転に望みを繋げている。 モナコ 0-1 ベンフィカ 【ベンフィカ】 ヴァンゲリス・パヴリディス(後3) 2025.02.13 07:08 Thu
2

AZがスパーズのアイルランド代表FWパロットを確保へ…昨季オランダで17ゴール

AZがトッテナムのアイルランド代表FWトロイ・パロット(22)を完全移籍で獲得することが決定的となった。イギリス『フットボール・ロンドン』が報じている。 報道によると、1シーズンのレンタル移籍で加入した昨シーズンのエクセルシオールでエールディビジ25試合10ゴール、入れ替え戦プレーオフ4試合7ゴールを記録したストライカーは、800万ユーロ(約13億8000万円)の移籍金でAZに完全移籍することになり、現地でのメディカルチェックも予約されているという。 パロットは2017年夏に母国のベルヴェディアからトッテナムのユースチームに加入した万能型ストライカー。2019年2月のファーストチーム昇格後、同年9月に行われたEFLカップのコルチェスター・ユナイテッド戦で公式戦デビューを飾り、同年11月には17歳でアイルランド代表デビューを果たした。 しかし、以降はファーストチーム定着には至らず、ミルウォールやイプスウィッチ、MKドンズ、プレストンと国内の下部カテゴリーのクラブへの武者修行を繰り返していた。 AZでは日本代表DF毎熊晟矢に続く新戦力となるパロットは、ベンフィカに完全移籍した昨季リーグ得点王のギリシャ代表FWヴァンゲリス・パヴリディスの後釜を担うことになる。 2024.07.12 17:30 Fri
3

AZがスパーズからアイルランド代表FWパロット獲得! 昨季オランダで17ゴール

AZは13日、トッテナムからアイルランド代表FWトロイ・パロット(22)を完全移籍で獲得したことを発表した。背番号は「9」に決定。契約期間は2029年6月30日までの5年となる。 なお、イギリス『フットボール・ロンドン』によると、移籍金は800万ユーロ(約13億8000万円)程度になったという。 スパーズを離れてAZを新たな挑戦の場に選んだ22歳のアイルランド代表FWは、クラブ公式サイトを通じて意気込みを語った。 「サインする前に、AZについて良い話をたくさん聞いてきたし、一緒にプレーしたときに友人となったケンツォ・フトマインとも話をしたんだ」 「AZは、僕が成長するため次のステップを踏むのに最適なクラブだと思う。昨年の有益な経験を活かしたい。昨シーズンすでにオランダでプレーしていたから、ここでの試合や生活に慣れていることが役立っている。とにかく、ここにいられてとても幸せだし、スタジアムでサポーターに会うのが待ちきれないよ」 パロットは2017年夏に母国のベルヴェディアからトッテナムのユースチームに加入した万能型ストライカー。2019年2月のファーストチーム昇格後、同年9月に行われたEFLカップのコルチェスター・ユナイテッド戦で公式戦デビューを飾り、同年11月には17歳でアイルランド代表デビューを果たした。 しかし、以降はファーストチーム定着には至らず、ミルウォールやイプスウィッチ、MKドンズ、プレストンと国内の下部カテゴリーのクラブへの武者修行を繰り返していた。 1シーズンのレンタル移籍で加入した昨シーズンのエクセルシオールではエールディビジ25試合10ゴール、入れ替え戦プレーオフ4試合7ゴールを記録。オランダ国内での評価を高めていた。 AZでは日本代表DF毎熊晟矢に続く新戦力となるパロットは、ベンフィカに完全移籍した昨季リーグ得点王のギリシャ代表FWヴァンゲリス・パヴリディスの後釜を担うことになる。 2024.07.13 21:50 Sat

ギリシャ代表の人気記事ランキング

1

北中米W杯の欧州予選組み合わせ決定! 12カ国+POの4カ国が出場権獲得、来年3月からスタート【2026年北中米W杯欧州予選】

欧州サッカー連盟(UEFA)は13日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選の組み合わせ抽選会を実施した。 アメリカ、カナダ、メキシコの3カ国が共催する次のW杯。これまでの32カ国から、48カ国に出場国が増加し、規模が大きくなった初の大会となる。 アジア、南米、アフリカではすでにW杯予選がスタートしている中、ヨーロッパはUEFAネーションズリーグ(UNL)が開催されており、ここから本格的に予選がスタートする。 12のグループに分かれて行われる欧州予選。各グループの1位はW杯出場権を獲得。グループ2位の12カ国はプレーオフに進出し、その中から4カ国が出場権を獲得。ヨーロッパからは合計16カ国が出場することとなる。 UNLの準々決勝以降はまだ行われていないため、一部のグループは組み合わせが決まっていない中、確定しているグループもある。 イングランド代表はグループKに入り、5カ国で戦うことに。セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居した。 また、ベルギー代表はグループJに入り、ウェールズ代表、北マケドニア代表、カザフスタン代表、リヒテンシュタイン代表と同居している。 欧州予選は2025年3月から11月までの5回のインターナショナル・マッチウィークで行われることに。4カ国で組まれているグループAからFまでは9月まで予選が行われないこととなる。 <h3>◆2026年北中米W杯欧州予選組み合わせ</h3> 【グループA】 ドイツ/イタリア勝者 スロバキア 北アイルランド ルクセンブルク 【グループB】 スイス スウェーデン スロベニア コソボ 【グループC】 ポルトガル/デンマーク勝者 ギリシャ スコットランド ベラルーシ 【グループD】 フランス/クロアチア勝者 ウクライナ アイスランド アゼルバイジャン 【グループE】 スペイン/オランダ勝者 トルコ ジョージア ブルガリア 【グループF】 ポルトガル/デンマーク敗者 ハンガリー アイルランド アルメニア 【グループG】 スペイン/オランダ敗者 ポーランド フィンランド リトアニア マルタ 【グループH】 オーストリア ルーマニア ボスニアヘルツェゴビナ キプロス サンマリノ 【グループI】 ドイツ/イタリア敗者 ノルウェー イスラエル エストニア モルドバ 【グループJ】 ベルギー ウェールズ 北マケドニア カザフスタン リヒテンシュタイン 【グループK】 イングランド セルビア アルバニア ラトビア アンドラ 【グループL】 フランス/クロアチア敗者 チェコ モンテネグロ フェロー諸島 ジブラルタル 2024.12.14 01:07 Sat
2

ギリシャが追加タイム弾でコートジボワールを撃破 初の決勝T進出《ブラジル・ワールドカップ》

▽ブラジル・ワールドカップのグループC最終節、ギリシャ代表vsコートジボワール代表が24日にフォルタレーザのエスタディオ・カステロンで行われ、ギリシャが2-1で勝利した。この結果、ギリシャにとって、出場3大会目にして初となるグループステージ突破が決定。2位で突破を決めたギリシャは、決勝トーナメント1回戦でグループDを首位で通過したコスタリカ代表と対戦する。<br /><br />▽1勝1敗で最終節を迎えたコートジボワールは、前節のコロンビア代表戦から3選手を変更。ここまでの2試合でベンチスタートが続いていたドログバが、今大会初の先発出場を飾った。一方、わずかながらもグループステージ突破の可能性を残すギリシャは、日本代表戦から3選手を入れ替えている。<br /><br />▽前半の立ち上がりはギリシャがペースを握ったものの、コートジボワールが速攻を仕掛けていく。12分にP・コネが負傷交代を余儀なくされたギリシャに対し、ドログバ、ヤヤ・トゥーレ、ジェルビーニョを絡めた攻撃で相手の守備を崩しにかかる。<br /><br />▽互いに攻め手を欠いて迎えた22分には、コートジボワールが得点機をつくりだす。ボックス手前からドリブルで持ち上がったヤヤ・トゥーレがパスを出すも、ドログバとの連係ミスでシュートチャンスを逸する。<br /><br />▽こう着した状態が続いた試合は24分、ギリシャにアクシデントが再び発生。ギリシャの正守護神を務めるGKカルネジスが腰を痛めてプレー続行が不可能となり、サントス監督は早い時間帯で交代カードを2枚も使わざるを得なくなった。<br /><br />▽主力にアクシデントが続く悪循環に陥ったギリシャだったが、前半の終盤にかけては、得意とする堅守速攻の形から好機を演出。チャンスをモノにできずに迎えた42分には、高い位置でインターセプトに成功したサマラスのラストパスから、ボックス右に抜け出したサマリスがGKバリとの一対一を制し、ギリシャが均衡を破った。<br /><br />▽その後もペースを握ったギリシャは、コートジボワールの反撃を堅い守りで阻止。途中出場のサマリスが奪った1点のリードを守り抜いて試合を折り返した。<br /><br />▽前半にわずか3本のシュートを放つにとどまったコートジボワールだが、後半からは、スピードある選手にボールを多く供給し、サイドからギリシャの守備網を揺さぶっていく。49分にはヤヤ・トゥーレのボールキープからボックス手前にパスを出すと、これに反応したティオテが左足を一閃。鋭く蹴り出されたシュートは枠内を捉えたが、GKグリコスの正面を突いてしまう。<br /><br />▽一方、後半に入って守備に追われたギリシャだったが、前半と同様に速攻からシュートの形に持ち込む。58分にサルピンギディスのミドルシュートで迫ると、68分にも得点機。敵陣に持ち上がったカラグーニスのミドルシュートがクロスバーに弾かれた。<br /><br />▽後半の半ばを迎えると、自力でのグループ突破のためには最低でも勝ち点1が必要なコートジボワールが攻勢に出たことで、試合はよりオープンな展開となる。すると74分、途中出場の選手から待望のゴールが生まれる。カルーのスルーパスをボックス左で受けたジェルビーニョが折り返すと、中央のボニーが冷静に押し込んだ。<br /><br />▽ようやく同点に追いついたコートジボワールは、その直後にドログバやジェルビージョといった攻撃的な選手に代えて守備的な選手を投入。しかし、追加タイムに途中出場のジョバンニ・シオがボックス内でサマラスを倒してしまい、PKを献上。これをサマラスが自ら沈めてギリシャが土壇場で勝ち越した。<br /><br />▽その直後に試合は終了。コートジワールを劇的な形で打ち破ったギリシャは、初の決勝トーナメント進出が決定した。一方、敗れたコートジボワールは、3度目にして初の決勝トーナメント進出に王手をかけていたものの、最後の最後で悲願にはとどかなかった。 2014.06.25 07:07 Wed
3

ギリシャ代表、スキッベ監督と2020年まで契約延長!

▽ギリシャサッカー連盟(EPO)は28日、ギリシャ代表を率いるミヒャエル・スキッベ監督(53)との契約を2020年まで延長したことを発表した。 ▽これまでドルトムントやレバークーゼン、フランクフルトなどで指揮を執ってきたドイツ人指揮官のスキッベ監督は、2015年10月にギリシャ代表監督に就任。ロシア・ワールドカップ(W杯)欧州予選では、ベルギー代表と同居したグループHを2位で終え、予選プレーオフに進出。しかし、クロアチア代表とのプレーオフを2戦合計1-4で落とし、本大会出場を逃していた。 ▽2015年の契約時には、W杯本大会出場を決定した場合のみ本大会まで延長される契約となっていたが、スキッベ監督の手腕を評価するEPOは、今回新たな2年契約のオファーを掲示し、今回の契約延長に至った。そして、ギリシャはスキッベ体制継続でユーロ2020本大会出場を目指すことになる。 2017.11.29 03:04 Wed
4

セルティックで活躍した元ギリシャ代表の長身FWサマラスが現役引退

▽かつてセルティックなどで活躍した元ギリシャ代表FWゲオルギオス・サマラス(33)が現役引退を決断したようだ。イギリス『デイリー・レコード』が伝えている。 ▽ヘーレンフェーンでプロキャリアをスタートさせたサマラスは、2006年にマンチェスター・シティに移籍。その後、2008年1月にセルティックへレンタル移籍すると、193cmの長身を武器に半年間で16試合5ゴールを記録してチームのスコティッシュ・プレミアリーグ3連覇に貢献した。その後、完全移籍を果たし、在籍した6年間で計4度のリーグ優勝を成し遂げた。なお、元日本代表MF中村俊輔とは約1年半プレーしている。 ▽その後は、WBA、アル・ヒラル、ラージョOKC、サラゴサでプレー。昨シーズンはトルコ2部のサムスンスポルで加入したが、シーズン終了後に退団していた。 ▽代表キャリアとしては、これまで81試合のキャップ数を誇り、南アフリカ・ワールドカップ(W杯)とブラジルW杯に出場。ブラジルW杯ではグループステージで日本とも対戦している。 ▽同メディアによると、サマラスは今後、父・ヤニスも務める少年時代に在籍していた母国のOFIクレタにスタッフ入り。クラブのCEOに就任する予定であることも伝えられている。 2018.10.12 12:15 Fri
5

ミラン、アーセナル、セビージャ…19歳ギリシャ人MFコンスタンテリアス巡って争奪戦勃発

PAOKのU-21ギリシャ代表MFヤニス・コンスタンテリアス(19)に対し、複数のビッグクラブが関心を寄せているようだ。イタリア『TuttoMercatoWeb』が伝える。 ギリシャの強豪PAOKで下部組織から育ったコンスタンテリアス。17歳でプロデビュー後、今季はチームの主力として公式戦21試合1得点5アシストを記録する両利きの攻撃的ミッドフィールダー、またはサイドアタッカーだ。 ミランは移籍金として1000万ユーロ(約14億3000万円)を用意し、今夏の獲得に本腰。有望選手の登竜門として名高いザルツブルクもコンスタンテリアス獲得に同額を提示しており、セビージャもPAOKと交渉中だという。 また、同選手にはアーセナルも関心を寄せているとされ、現段階ではどのクラブもPAOKの要求額を満たせていない模様。1500万〜2000万ユーロ(約21億5000万〜28億7000万円)が必要とのことだ。 2023.02.18 17:18 Sat

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly