マドリーがチェルシー撃破でUEFAスーパーカップに弾み! ブラヒム・ディアス1G1Aの活躍【PSM】

2024.08.07 13:57 Wed
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国際親善試合のレアル・マドリーvsチェルシーが現地時間6日に行われ、マドリーが2-1で勝利した。

プレシーズンのアメリカ遠征中のマドリーは直近に行われたエル・クラシコに1-2で敗戦。その一戦からは先発2人を変更。ギュレル、エンドリッキに代えてロドリゴ、ヴィニシウスを両ウイングに起用し、ブラヒム・ディアスを3トップの中央に配置した。

一方、同じくアメリカツアー中のチェルシーは直近に行われたマンチェスター・シティ戦で2-4の敗戦。その試合からは先発5人を変更。新戦力のGKヨルゲンセン、マルク・ギウを起用したほか、両翼にシティ戦で共にゴールを挙げたマドゥエケ、スターリングを起用した。
立ち上がりはエンクンクのボックス手前右からのクロスをファーでフリーのスターリングがヘディングシュートで放つと、マドリーも11分にヴィニシウスが裏抜けの流れからボックス内で左足シュートを放つなど、拮抗した展開に。

プレシーズンマッチらしい開かれた状況が続くなか、前半半ば手前にマドリーがゴールをこじ開ける。19分、中央で背後を取ったブラヒム・ディアスがボックス内まで持ち込んで右で浮いたルーカス・バスケスにプレゼントパス。左足のシュートがDFにディフレクトしてゴール左隅へ向かうと、こぼれ球にダニ・セバージョスとGKヨルゲンセンが反応するが、そのままゴールネットに吸い込まれた。
幸先よく先手を奪ったマドリーは以降もポジションチェンジやサイドバックの攻撃参加を使いながら畳みかける攻めを見せる。そして、27分には左サイドのヴィニシウスからのスルーパスでセンターバック2枚の間から飛び出したブラヒム・ディアスがボックス左でGKをつり出して冷静に左足シュートを流し込んだ。

序盤以降は守勢が続いたチェルシーだったが、前半のうちに1点を返す。39分、カウンターから左サイドで押し込むと、ボックス手前左角でエンソ・フェルナンデスが上げたクロスをファーでDFフラン・ガルシアに競り勝ったマドゥエケがGKクルトワの寸前でヘディングシュートを流し込んだ。

マドリーの1点リードで折り返した後半もマドリーペースは変わらず。多くの決定機には至らないが、ボールの主導権を握って危なげなくゲームをコントロールした。

その後、60分付近を境にメンバーの入れ替えが目立つと、マドリーはニコ・パスやラタサらに加えてより経験が少ないカンテラーノがピッチに投入されていく。これに対してチェルシーはムドリク、カイセド、デューズバリー=ホール、フォファナら主力クラスの選手がピッチに送り込まれた。

ただ、やや膠着の後半半ばから終盤にスコアは動かず。マドリーがアメリカでのプレシーズンツアーを勝利で締めくくり、14日に控えるアタランタとのUEFAスーパーカップに弾みをつけた。一方、連敗でツアーを終えたチェルシーは11日にインテルとのプレシーズンマッチを戦い、プレミアリーグ開幕に臨む。

レアル・マドリー 2-1 チェルシー
【レアル・マドリー】
ルーカス・バスケス(前19)
ブラヒム・ディアス(前27)
【チェルシー】
ノニ・マドゥエケ(前39)

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18歳エンドリッキがデビュー戦でゴール! 王者マドリーがホーム開幕戦で今季初勝利【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第2節のレアル・マドリーvsバジャドリーが25日にサンティアゴ・ベルナベウで行われ、ホームのマドリーが3-0で勝利した。 開幕節ではマジョルカ相手に1-1のドロースタートと煮え切らないスタートとなった王者マドリー。その開幕節のバタつきを払しょくしたいベルナベウでの今季初戦は、プリメーラ復帰戦を1-0の勝利で飾った昇格組バジャドリーと対戦。アンチェロッティ監督は前節から先発2人を変更。サスペンションと負傷のメンディ、ベリンガムに代えてフラン・ガルシア、ギュレルを起用。[4-2-3-1]の布陣で臨んだ。 ややゆったりとしたリズムで試合に入ったマドリーは、開始9分にボックス左に持ち込んだムバッペが最初の枠内シュートを記録。以降はボールの主導権を握って引いた相手の守備ブロック攻略を図る。 圧倒的にボールを握るものの、アタッキングサードで効果的なアクションや連携を出せず、個人での仕掛けも数的優位でうまく守られるホームチーム。逆に、前がかりなところをアンドレを起点とした相手のカウンターで突かれる場面も散見。 前半終盤にかけては徐々に前線のアクションを増やして揺さぶりかける場面もあったが、立ち上がりのムバッペのシュート以降は明確なチャンスを作れぬまま低調な内容で前半を終えた。 後半も同じメンバーで臨んだマドリーだったが、立ち上がりにいきなりゴールをこじ開ける。 50分、ボックス手前左の好位置で得たFKの場面でデザインプレーを選択すると、ボールサイドに立ったギュレルが短くずらしたボールをロドリゴがピタリと止めて助走をつけたバルベルデが右足一閃。低い弾道の強烈なシュートが相手DFにディフレクトしてゴール右下隅の完璧なコースに突き刺さった。 新8番バルベルデの強烈な一撃によって先制に成功したマドリーは、直後にもヴィニシウスのお膳立てからゴール前に飛び出したギュレルに決定機が訪れるなど、相手が前に出てきたことで攻撃にテンポが生まれていく。 とりわけ、ギュレルがボックス付近で積極的にプレーに関与していく中で足を振っていくが、相手GKなどの好守に阻まれる。 その後、マドリーは69分にロドリゴとギュレルに代えてモドリッチ、ブラヒム・ディアスを、85分にはなかなかチャンスで仕留め切れなかったヴィニシウスとムバッペをベンチに下げてセバージョス、これがエル・ブランコデビューとなる18歳エンドリッキをピッチに送り出す。 危なげない守備で1点差を維持したなか、後半終盤にはその途中出場の2選手がベルナベウを沸かす。 88分、自陣の低い位置からミリトンが背後へ蹴り込んだフィードに反応したブラヒム・ディアスがDFを振り切ってボックス内に持ち込むと、冷静にGKとの一対一を制す。 さらに、試合終了間際の96分にはブラヒム・ディアスがカウンターから中央を持ち上がってボックス手前右のエンドリッキに預けると、絶妙なボディコントロールで前を向いてシュートコースを作った18歳はボックス右から利き足とは逆の右足シュートをニア下に流し込み、マドリーデビュー戦でゴールを決めてみせた。 そして、試合はこのままタイムアップを迎え、全体的なパフォーマンスはまだまだも終わってみれば、3-0の大差をつけた昨季王者が今季初勝利を挙げた。 レアル・マドリー 3-0 バジャドリー 【レアル・マドリー】 フェデリコ・バルベルデ(後5) ブラヒム・ディアス(後43) エンドリッキ(後51) <span class="paragraph-title">【動画】神童エンドリッキのデビュー弾は逆足でのゴラッソ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">エンドリッキ<br>衝撃のマドリーデビュー弾<br>18歳35日でのゴールは21世紀に入ってからの<br>マドリーの選手として最年少スコアラーに<br><br>ラ・リーガ 第2節<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・マドリー</a> v <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%90%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#バジャドリー</a><br><br><a href="https://t.co/RQUF2JreQA">https://t.co/RQUF2JreQA</a> <a href="https://t.co/itXZXcWujK">pic.twitter.com/itXZXcWujK</a></p>&mdash; U-NEXTフットボール (@UNEXT_football) <a href="https://twitter.com/UNEXT_football/status/1827756701220798794?ref_src=twsrc%5Etfw">August 25, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.26 02:20 Mon
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米国クラシコはバルセロナに軍配!若武者パウ・ビクトルが2戦連発のドブレーテ、マドリーはニコ・パスのダイビングヘッドで一矢報いる【国際親善試合】

4日(現地時間3日)、レアル・マドリーvsバルセロナがメットライフ・スタジアムで行われ、バルセロナが1-2で勝利した。 アメリカツアー初戦はミラン相手に0-1で敗れていたマドリー。引き続き新戦力のエンドリッキが最前線で先発し、ルカ・モドリッチやGKティボー・クルトワらも継続してスタメンに入った。 対するバルセロナもアメリカツアー2戦目。前回はマンチェスター・シティとの90分間を2-2で引き分け、PK戦で勝利していた。今回はロベルト・レヴァンドフスキがスタートからピッチに立ち、こちらもGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンら主力と若手が混在する構成となった。 試合は開始直後の12分、雷雨により一時中断。1時間以上経ってから試合が再開された。 互いになかなか決定機を作れなかったが、24分にマドリーがネットを揺らす。アルダ・ギュレルがゴール前に抜け出してGKとの一対一を制するも、オフサイドでゴールは認められなかった。 マドリーは続いてブラヒム・ディアスがゴールを狙うと、バルセロナはパウ・ビクトルがシュート。どちらも得点には至らない。 38分にはモドリッチからの鋭い縦パスを受けたエンドリッキが、トラップでゴールの方を向いて左足。シュートは枠を外れる。 ついにゴールをこじ開けたのはバルセロナ。42分、アレックス・バジェの右クロスにレヴァンドフスキが左足で合わせると、ゴールからそれたボールをパウ・ビクトルが押し込んだ。 1点リードのバルセロナは3人選手を入れ替えて後半へ。先制点のパウ・ビクトルが52分に左足で狙うも、GKクルトワがきっちり弾く。 それでも54分、波に乗るパウ・ビクトルが2点目。バジョの左足アウトでの右クロスに反応。ゴール前でマークを外し、スライディングで押し込んだ。 2点を追いかけるマドリーはヴィニシウス・ジュニオールも登場。CKからゴールに迫る場面もあったが、トラップが流れてしまう。 ヴィニシウスが存在感を発揮するも、反撃できないまま試合は終盤へ。イルカイ・ギュンドアンやヴィトール・ロッキもピッチに立ったバルセロナは79分、ノア・ダルヴィッチのスルーパスからギジェ・フェルナンデスがシュートに持ち込む。 マドリーがようやくゴールをこじ開けたのは82分。右CKを得ると、ファーにフリーで飛び込んだニコ・パスが豪快なダイビングヘッドを突き刺した。 後半アディショナルタイムには、セットプレー時にGKクルトワも上がりを見せたマドリーだったが、追いつけないまま試合終了。22歳パウ・ビクトルの2得点の活躍もあり、バルセロナが勝利を収めた。 レアル・マドリー 1-2 バルセロナ 【マドリー】 ニコ・パス(後37) 【バルセロナ】 パウ・ビクトル(前42、後9) 2024.08.04 11:07 Sun

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バロンドール2024候補30名が発表、CL優勝マドリーからベリンガムやヴィニシウス、ユーロ優勝スペインからロドリら選出

フランス・フットボールは4日、2023-24シーズンのバロンドール候補30名を発表した。1956年に創設され、最も権威ある個人賞とされるバロンドール。FIFAランキング上位100カ国のジャーナリストの投票で決定され、10月28日の授賞式で受賞者が決まる。 昨年はFWリオネル・メッシが最多8度目となる受賞としていた同賞。 今回の候補者ではチャンピオンズリーグ優勝のレアル・マドリーから最多6選手が選出。プレミアリーグ史上初の4連覇を達成したマンチェスター・シティから4選手、そのシティとプレミアリーグで優勝を争ったアーセナルから同じく4選手が選出された。そして無敗で国内2冠を達成したレバークーゼンから3選手が選ばれた。 代表別ではユーロ優勝のスペイン代表が最多6選手、準優勝のイングランド代表からも6選手が選ばれた。候補者は以下の通り。 ◆候補者一覧 ※()内は昨季所属クラブ/国籍 ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー/イングランド) トニ・クロース(レアル・マドリー/ドイツ) ヴィニシウス(レアル・マドリー/ブラジル) フェデリコ・バルベルデ(レアル・マドリー/ウルグアイ) ダニエル・カルバハル(レアル・マドリー/スペイン) アントニオ・リュディガー(レアル・マドリー/ドイツ) ロドリ(マンチェスター・シティ/スペイン) フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ/イングランド) アーリング・ハーランド(マンチェスター・シティ/ノルウェー) ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ/ポルトガル) グラニト・ジャカ(レバークーゼン/スイス) フロリアン・ヴィルツ(レバークーゼン/ドイツ) アレハンドロ・グリマルド(レバークーゼン/スペイン) マルティン・ウーデゴール(アーセナル/ノルウェー) ブカヨ・サカ(アーセナル/イングランド) デクラン・ライス(アーセナル/イングランド) ウィリアム・サリバ(アーセナル/フランス) キリアン・ムバッペ(パリ・サンジェルマン/フランス) ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン/ポルトガル) ラウタロ・マルティネス(インテル/アルゼンチン) ハカン・チャルハノール(インテル/トルコ) ラミン・ヤマル(バルセロナ/スペイン) ハリー・ケイン(バイエルン/イングランド) マッツ・フンメルス(ドルトムント/ドイツ) コール・パーマー(チェルシー/イングランド) ダニ・オルモ(RBライプツィヒ/スペイン) ニコ・ウィリアムズ(アスレティック・ビルバオ/スペイン) アルテム・ドフビク(ジローナ/ウクライナ) エミリアーノ・マルティネス(アストン・ビラ/アルゼンチン) アデモラ・ルックマン(アタランタ/ナイジェリア) 2024.09.05 06:00 Thu
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ポルトガル代表FWジョタがしんみり「ペペがいなくて寂しい」

リバプール所属のポルトガル代表FWジオゴ・ジョタが、偉大なるペペの現役引退を惜しむ。ポルトガル『Diario de Noticias』が伝えた。 8月8日、レアル・マドリーやポルトなどで長らく活躍した41歳の現役ポルトガル代表DFペペが引退を発表。ラストマッチは、PK戦までフル出場したユーロ2024準々決勝のフランス代表戦ということになった。 ブラジルに生まれてポルトガルへ帰化し、A代表通算141キャップ&ユーロ2016優勝。2022年にカタールでW杯の決勝トーナメント史上最年長ゴール(39歳283日)を記録し、今夏はユーロの史上最年長出場記録を更新... 20代の頃に手がつけられないほどの“悪童”だった暴れん坊は、盟友クリスティアーノ・ロナウドが一目置くほどのバイタリティを途切らせることなく、最後まで選手生活をやり切った。 ペペの引退により、時代の転換点を迎えたのが、ポルトガル代表。 ペペは2007年11月の初招集から、ケガやコンディション不良を除いて、常に選出。現選手らは39歳のC・ロナウド以外、基本的にペペのいないポルトガル代表を知らないのである。 27歳ジョタもその1人。 「(ポルトガルが優勝した)ユーロ2016の時点で、彼はすでにかなり年齢を重ねていた。あの時の活躍をみんなが知っているし、信じられないほど素晴らしいものだったね」 「僕たちは彼の決断を尊重しないといけない。選手なら誰しも長くキャリアを続け、誰かに感動を与えることができると、僕たちに身をもって示してくれたのがペペだ」 「でも昨日、ペペのキャリアを称える表彰式の最中に思ったんだ。彼ほどの選手がいなくなることが、まだちょっと整理しきれてない部分があってね。『あと1年やってくれないか』って、つい彼に言ってしまった。寂しくなるよ」 <span class="paragraph-title">【写真】偉大なるペペを称えたポルトガル代表サポーター</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="es" dir="ltr">Espectacular este tifo de homenaje a Pepe, jojojo. <a href="https://t.co/LVE3OFzLUc">pic.twitter.com/LVE3OFzLUc</a></p>&mdash; Madrid Sports (@MadridSports_) <a href="https://twitter.com/MadridSports_/status/1831770816612385016?ref_src=twsrc%5Etfw">September 5, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.07 17:40 Sat
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レアルでの試合とは「全く違う」 ヴィニシウスがブラジル代表と自身の苦戦語る

ブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール(レアル・マドリー)が心境を明かした。『ESPN』が伝えた。 10日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第8節でパラグアイ代表と対戦したブラジル。0-1で予選4敗目を喫し、パラグアイ相手には2008年6月以来、約16年ぶりの黒星となった。 ベスト8敗退に終わったコパ・アメリカも含め、不振が続く状況。離脱中のFWネイマールに代わってけん引が期待されるヴィニシウスは試合後、自身のパフォーマンスに言及した。 「自分のポテンシャルはわかっているし、代表のために何ができるかも理解している。当然だけど、それは非常に複雑なプロセスだ。自信がなければゴールもアシストも生まれないし、良いプレーもどんどん複雑になっていってしまう」 「でも僕は国のためにベストを尽くすことに集中しているし、自分ができることにより集中している。いつもゴールを決められるわけではないし、思っているほど簡単ではない。だけど、何が改善できるかはわかっている」 「自分が何を背負っているのかも理解している。より良くなれば、他の選手にも大きな安心感を与えられるだろう。自分の責任は分かっているし、できるだけ早く進化したい」 また、代表戦の難しさにも言及。環境が整っているマドリーでのプレーとの違いを語った。 「(レアル・マドリーでプレーするのとは)全く違う。ヨーロッパでの試合はこことは異なり、ピッチのおかげでサイドからもう一方のサイドへより速くボールが届く。試合に勝つために、全員がより良い形でプレーするために、どう適応していくかを理解しなければならない」 「試合に勝てればもっと自信を持てるし、違うプレー、違うゴールが決められるだろう。そして僕らは進化しなければならない。いつも味方してくれるファンの皆には申し訳ない。でも難しい時期で、僕らはただ進化したいだけだ」 今回の敗北により、南米予選の順位は5位に後退。まだワールドカップ出場圏内には入っているが、サッカー王国らしさを取り戻すため、大至急の立て直しを誓っている。 「自分たちが置かれている状況は理解している。何としてでもブラジルをこの状況から抜け出させたい。僕らはみんなすぐに家に帰り、良いプレーをするために何ができるかを今から考え始めなければならない。より簡単に勝つために、今日のような試合に勝つために」 「ここに来て勝ち点を失ったり、あのようなプレーをするわけにはいかない。今は難しい時期で、僕らは全ての批判を受け止めなければならない。そして、ブラジルを再びトップにするためにできるだけ早く立ち直る必要がある」 <span class="paragraph-title">【動画】ヴィニシウスもゴールに届かず… パラグアイvsブラジル ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="c6-Fkk56sQc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.11 17:00 Wed
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1人の男のレアル行きが破談に…原因は労働許可証? スペイン政府が却下か

1人の男のレアル・マドリー移籍が破談となっていたという。イギリス『BBC』が伝えた。 その男はアンディ・マンガン(38)。イングランドの下部リーグのクラブを渡り歩いてプレーしたストライカーで、クラブキャリアでは364試合で87ゴール34アシストを記録していた。 マドリーに加入するようなキャリアを歩んではいないマンガンだが、現在は引退して指導者の道を歩んでおり、2021年2月からはブリストル・ローバーズのアシスタントコーチに就任、ジョーイ・バートン監督の下で143試合を共にしたが、バートン監督が解任されたのちに暫定監督を務めていた。 マンガン氏は、UEFAのコーチライセンスを取得している中、カルロ・アンチェロッティ監督の息子であるダビデ氏と共に仕事をしていた。今シーズンはストックポートでアシスタントコーチを務めていた中、マドリー入りを果たし、アンチェロッティ監督の下でスタッフになる予定だった。 しかし、労働許可証の処理に最大9カ月がかかる可能性もあったとのこと。申請はスペイン政府に却下されてしまい、破談となってしまったという。 許可が下りれば加入の可能性もある中で、先は見えない状況。意外な理由で、ビッグクラブでの経験を得られなくなってしまいそうだ。 2024.09.11 23:30 Wed
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“それはグティの十八番!” 名手彷彿の華麗ヒールを披露したバルベルデに現地紙絶賛「何でも出来るスーパースター」

ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ(26)は、レアル・マドリーの「何でも出来るスーパースター」である。 マドリーとの契約は18歳の誕生日当日だったという、今季のエンドリッキと同じ流れでマドリー入りしたバルベルデ。 2016年7月に加入し、2年目からトップチームへ。昇格後すぐさま継続的なプレータイムを貰うようになり、20代前半の頃こそケガが多かったが、気づいたら現在の「鉄人」である。 22-23シーズンは公式戦56試合+ウルグアイ代表10試合の計「66」試合、23-24シーズンも公式戦54試合+ウルグアイ代表7試合の計「61」試合とフル稼働した。 今季からは背番号が「8」となり、世界最強のボックス・トゥ・ボックスである上、引退した名手に代わる“トニ・クロース的な役割”も、どうしても求められるところ。 また、カルロ・アンチェロッティ監督からは「年間30ゴールを期待」と冗談の一方、同時に「ロッカールームのリーダーになりつつある」と評されるなど、要求が高まるバルベルデ。 何せ、クロース自身から「自分に代わる完璧な存在がバルベルデ。個性、責任感、クオリティ、頑丈さ、知性…全てが進歩し続けている、替えの効かない存在だ」とベタ褒めが。 そんななか、バルベルデは1日のベティス戦で、キリアン・ムバッペのマドリー初得点をお膳立て。右足ヒールパスでムバッペを裏抜けさせ、あとは決めるだけ、の状況を作り出した。 無尽蔵のスタミナで走り回り、ボール奪取に長け、弾丸ミドルを枠内へ飛ばすことができ、そして、グティ氏を彷彿とさせる華麗なヒールパスまで出せてしまうバルベルデ。 スペイン『Relevo』は「今週のベルナベウで最も歓声を浴びたのは、ムバッペではなくバルベルデ。何でも出来るスーパースター。クロースが望んだように、バルベルデはマドリーの中盤で完全たるリーダーとなった」と絶賛した。 「彼は遅かれ早かれレアル・マドリーの正式なキャプテン。少なくとも、クラブ内部がその未来を明確に見据えている」 <span class="paragraph-title">【動画】それはグティの十八番!(笑) バルベルデが華麗なヒールパス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr"> ついにラ・リーガ初ゴール <br><br>3試合ゴールのなかった <a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%9A?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#エンバペ</a>、<a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%83%89%E3%83%AA%E3%83%BC?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#レアル・マドリー</a> でついにラ・リーガ初ゴールを記録。<br><br>バルベルデの素晴らしいアシストから左足でネットを揺らす。<br><br>:<a href="https://twitter.com/UNEXT_football?ref_src=twsrc%5Etfw">@UNEXT_football</a><a href="https://t.co/cK3AwYvo0w">pic.twitter.com/cK3AwYvo0w</a></p>&mdash; GOAL Japan (@GoalJP_Official) <a href="https://twitter.com/GoalJP_Official/status/1830351876598165807?ref_src=twsrc%5Etfw">September 1, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.03 17:30 Tue

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