【プレミア注目プレビュー】上位戦線左右する赤と青のロンドンダービー
2025.03.16 18:20 Sun
赤と青のロンドンダービー
プレミアリーグ第29節、アーセナルvsチェルシーが、日本時間16日22:30にエミレーツ・スタジアムでキックオフされる。上位戦線の行方を左右する赤と青の名門2クラブによる激戦必至のロンドン・ダービーだ。
2位のアーセナル(勝ち点55)は前節、マンチェスター・ユナイテッドとアウェイで対戦し、1-1のドローに終わった。ウェストハム、ノッティンガム・フォレスト同様に後ろ重心の相手に対して、ここ数試合の攻撃面の課題を露呈。ライスの同点ゴールに守護神ラヤの好守によって敗戦を回避したが、リーグ3試合未勝利に。
首位との暫定勝ち点差は「15」に広がり、逆転優勝は絶望的となり、今後の成績次第でチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにも巻き込まれかねない状況でもあり、ホーム開催のダービーで勝ち切りたいところだ。直近のCLラウンド16・2ndレグでは初戦7-1のアドバンテージを受け、多くの主力を温存した末にPSVと2-2のドローに終わったが、2戦合計9-3でベスト8進出。主力温存に控え組にプレータイムを与え、上々の仕上がりでダービーマッチを迎えた。
一方、4位のチェルシー(勝ち点49)は前節、レスター・シティに1-0の勝利。名手パーマーの初めてのPK失敗もあって厳しい戦いを強いられたが、ククレジャの鮮烈なミドルシュートによって競り勝ってリーグ連勝を達成。続くカンファレンスリーグ(ECL)のラウンド16・2ndレグのコペンハーゲン戦も伏兵デューズバリー=ホールのゴールを守り切って同じく1-0勝利。連勝でベスト8進出を決めた。一部ポジションを除いて中2日での連戦となり、コンディション面では難しい戦いとなるが、公式戦4連勝の勢いでダービー勝利といきたい。
なお、昨年11月に行われたスタンフォード・ブリッジでの前回対戦はマルティネッリ、ペドロ・ネトがゴールを奪い合い、内容面でも拮抗の1-1のドロー決着となっていた。
【4-3-3】
▽予想スタメン

GK:ラヤ
DF:ティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー
MF:ウーデゴール、トーマス、ライス
FW:ヌワネリ、トロサール、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋、FWサカ、ガブリエウ・ジェズス、ハヴァーツ
出場停止者:なし
出場停止者はいないが、保有元との対戦となるスターリングが起用不可となる。負傷者に関してはここ数試合と大きな変化はない。
スタメンはリーグ前節のユナイテッド戦をベースにカラフィオーリ、メリーノに代えてルイス=スケリー、マルティネッリを起用し、トロサールを最前線に配置する形を予想。もちろん、ホワイト、カラフィオーリ、メリーノらにもチャンスはあるはずだ。
◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン

GK:ロベルト・サンチェス
DF:リース・ジェームズ、フォファナ、コルウィル、ククレジャ
MF:カイセド、エンソ・フェルナンデス
MF:サンチョ、パーマー、エンクンク
FW:ペドロ・ネト
負傷者:DFグスト、MFケリーマン、FWジャクソン、マドゥエケ、マルク・ギウ
出場停止者:なし
出場停止者はいないが、ドーピング問題でムドリクが引き続き起用不可となる。負傷者に関しては前線の数名に加え、グストに欠場の可能性がある。
スタメンに関しては前述の11名を予想。リース・ジェームズが中盤で起用される場合は、フォファナの右サイドバック、アダラビオヨのセンターバックという形になる。より守備的に戦う際にはラヴィアをカイセドの相棒に置き、エンソ・フェルナンデスを1列前に置くことも想定される。
★注目選手
◆アーセナル:DFマイルズ・ルイス=スケリー

スリーライオンズ入り果たした18歳の俊英。ブカヨ・サカ以来の逸材アタッカーとして台頭するヌワネリとともに、今季のガナーズで躍動を見せるルイス=スケリー。本来は守備的MFを主戦場とするが、負傷者の影響で手薄だった左サイドバックとして台頭し、ここまで公式戦25試合1ゴール1アシストを記録。
後に取り消されたウォルバーハンプトン戦含め、カードトラブルや守備時の判断に若手らしさは残るものの、先輩MFライスが「18歳にして、あれほど優秀で、あれほど落ち着いていて、あれほど強いなんて、まるで研究室で作られたかのようだ」と絶賛する才能は本物だ。
その活躍が評価されて、トゥヘル新体制のイングランドA代表に初招集。イングランド国内で最も注目を浴びるティーンエイジャーの一人だ。今回の一戦における起用法はスタメン、途中出場のいずれも想定されるが、スリーライオンズでの初の戦いに向けてアピールといきたい。
◆チェルシー:MFコール・パーマー

終盤戦へ復活待たれるエース。マンチェスター・シティからの加入で昨季はプレミアリーグMVP級の活躍を見せたイングランド代表MF。今季もここまでリーグ戦28試合14ゴール6アシストと上々の数字を残しているが、1ゴール1アシストを記録した1月14日のボーンマス戦以降は公式戦10試合連続でノーゴールノーアシスト。直近のレスター戦では加入後初のPK失敗などアタッキングサードでの冷静さ、自信を失っている印象だ。
ECLのリーグフェーズは登録外で全休も、リーグ戦では2シーズン連続でほぼフル稼働と勤続疲労は間違いなくあり、前線で良い関係性を築いたジャクソン不在の影響で周囲の選手にフラストレーションを募らせる場面も少なくない。ただ、熾烈なCL出場権争いが続くなかで攻撃面で負うべき責任は大きく、加入後初めての挫折を乗り越えたい。
リーグ屈指の堅守を誇る相手に2カ月ぶりのゴールを決められれば、間違いなく終盤戦に向けた復活に繋がるだけに、敵地エミレーツ・スタジアムでは久々のゴールパフォーマンスを披露したい。
2位のアーセナル(勝ち点55)は前節、マンチェスター・ユナイテッドとアウェイで対戦し、1-1のドローに終わった。ウェストハム、ノッティンガム・フォレスト同様に後ろ重心の相手に対して、ここ数試合の攻撃面の課題を露呈。ライスの同点ゴールに守護神ラヤの好守によって敗戦を回避したが、リーグ3試合未勝利に。
首位との暫定勝ち点差は「15」に広がり、逆転優勝は絶望的となり、今後の成績次第でチャンピオンズリーグ(CL)出場権争いにも巻き込まれかねない状況でもあり、ホーム開催のダービーで勝ち切りたいところだ。直近のCLラウンド16・2ndレグでは初戦7-1のアドバンテージを受け、多くの主力を温存した末にPSVと2-2のドローに終わったが、2戦合計9-3でベスト8進出。主力温存に控え組にプレータイムを与え、上々の仕上がりでダービーマッチを迎えた。
なお、昨年11月に行われたスタンフォード・ブリッジでの前回対戦はマルティネッリ、ペドロ・ネトがゴールを奪い合い、内容面でも拮抗の1-1のドロー決着となっていた。
◆アーセナル◆
【4-3-3】
▽予想スタメン

©超ワールドサッカー
GK:ラヤ
DF:ティンバー、サリバ、ガブリエウ、ルイス=スケリー
MF:ウーデゴール、トーマス、ライス
FW:ヌワネリ、トロサール、マルティネッリ
負傷者:DF冨安健洋、FWサカ、ガブリエウ・ジェズス、ハヴァーツ
出場停止者:なし
出場停止者はいないが、保有元との対戦となるスターリングが起用不可となる。負傷者に関してはここ数試合と大きな変化はない。
スタメンはリーグ前節のユナイテッド戦をベースにカラフィオーリ、メリーノに代えてルイス=スケリー、マルティネッリを起用し、トロサールを最前線に配置する形を予想。もちろん、ホワイト、カラフィオーリ、メリーノらにもチャンスはあるはずだ。
◆チェルシー◆
【4-2-3-1】
▽予想スタメン

©超ワールドサッカー
GK:ロベルト・サンチェス
DF:リース・ジェームズ、フォファナ、コルウィル、ククレジャ
MF:カイセド、エンソ・フェルナンデス
MF:サンチョ、パーマー、エンクンク
FW:ペドロ・ネト
負傷者:DFグスト、MFケリーマン、FWジャクソン、マドゥエケ、マルク・ギウ
出場停止者:なし
出場停止者はいないが、ドーピング問題でムドリクが引き続き起用不可となる。負傷者に関しては前線の数名に加え、グストに欠場の可能性がある。
スタメンに関しては前述の11名を予想。リース・ジェームズが中盤で起用される場合は、フォファナの右サイドバック、アダラビオヨのセンターバックという形になる。より守備的に戦う際にはラヴィアをカイセドの相棒に置き、エンソ・フェルナンデスを1列前に置くことも想定される。
★注目選手
◆アーセナル:DFマイルズ・ルイス=スケリー

Getty Images
スリーライオンズ入り果たした18歳の俊英。ブカヨ・サカ以来の逸材アタッカーとして台頭するヌワネリとともに、今季のガナーズで躍動を見せるルイス=スケリー。本来は守備的MFを主戦場とするが、負傷者の影響で手薄だった左サイドバックとして台頭し、ここまで公式戦25試合1ゴール1アシストを記録。
後に取り消されたウォルバーハンプトン戦含め、カードトラブルや守備時の判断に若手らしさは残るものの、先輩MFライスが「18歳にして、あれほど優秀で、あれほど落ち着いていて、あれほど強いなんて、まるで研究室で作られたかのようだ」と絶賛する才能は本物だ。
その活躍が評価されて、トゥヘル新体制のイングランドA代表に初招集。イングランド国内で最も注目を浴びるティーンエイジャーの一人だ。今回の一戦における起用法はスタメン、途中出場のいずれも想定されるが、スリーライオンズでの初の戦いに向けてアピールといきたい。
◆チェルシー:MFコール・パーマー

Getty Images
終盤戦へ復活待たれるエース。マンチェスター・シティからの加入で昨季はプレミアリーグMVP級の活躍を見せたイングランド代表MF。今季もここまでリーグ戦28試合14ゴール6アシストと上々の数字を残しているが、1ゴール1アシストを記録した1月14日のボーンマス戦以降は公式戦10試合連続でノーゴールノーアシスト。直近のレスター戦では加入後初のPK失敗などアタッキングサードでの冷静さ、自信を失っている印象だ。
ECLのリーグフェーズは登録外で全休も、リーグ戦では2シーズン連続でほぼフル稼働と勤続疲労は間違いなくあり、前線で良い関係性を築いたジャクソン不在の影響で周囲の選手にフラストレーションを募らせる場面も少なくない。ただ、熾烈なCL出場権争いが続くなかで攻撃面で負うべき責任は大きく、加入後初めての挫折を乗り越えたい。
リーグ屈指の堅守を誇る相手に2カ月ぶりのゴールを決められれば、間違いなく終盤戦に向けた復活に繋がるだけに、敵地エミレーツ・スタジアムでは久々のゴールパフォーマンスを披露したい。
マイルズ・ルイス=スケリー
ペドロ・ネト
冨安健洋
ガブリエウ・ジェズス
ロベルト・サンチェス
リース・ジェームズ
エンソ・フェルナンデス
マルク・ギウ
ブカヨ・サカ
コール・パーマー
アーセナル
チェルシー
プレミアリーグ
マイルズ・ルイス=スケリーの関連記事
アーセナルの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
|
マイルズ・ルイス=スケリーの人気記事ランキング
1
今季は物議醸す判定連発のマイケル・オリバー主審…週末のプレミアリーグでは笛を吹かず
今シーズン、何かと物議を醸す判定を連発しているマイケル・オリバー主審は、今週末のプレミアリーグで担当から外れたようだ。 かつては審判団の中でも高い評価を得ていたが、今シーズンは批判を浴びるケースが目立つオリバー氏。1月25日に行われたウォルバーハンプトンvsアーセナルにて主審を務めた際は、アーセナルのDFマイルズ・ルイス=スケリーに一発退場を命じたが、これは後にプロ審判協会(PGMOL)も誤審を認め出場停止は取り消しとなった。 また、2月12日に行われたプレミアリーグ第15節延期分エバートンとのマージーサイド・ダービーでも安定しないジャッジによって、試合直後にはリバプールのアルネ・スロット監督がオリバー主審に激怒。「もし我々がリーグ優勝できなければ君のせいだ」と発言したことで、スロット監督は2試合のベンチ入り禁止処分となった。 そして先週末に行われたFAカップ5回戦のミルウォールvsクリスタル・パレス戦では、開始8分にロングボールのクリアを試みようとしたミルウォールのGKリアム・ロバーツが、C・パレスのFWジャン=フィリップ・マテタの顔面にスパイクを入れる非常に危険なファウル。結果としてマテタは耳を25針縫う重傷を負ったが、このファウルに対してオリバー主審はすぐさまレッドカードを提示することができず、VARの助けを借りることとなった。 このロバーツの退場を速やかに判断できなかったジャッジについては、後に元審判員のキース・ハケット氏も酷評。「世界トップクラスの審判の一人が、なぜすぐレッドカードを提示しなかったのか疑問に思わざるを得ない。退場は当然だ。マイケル・オリバーが判定を下すためにVARに頼らざるを得なかったのは酷いものだった」と批判している。 こうした中で、イギリス『ミラー』によるとオリバー氏は今週末のプレミアリーグで主審担当から外れたとのこと。上述した出来事との因果関係は不明だが、今シーズンはこれまで培ってきた名声が揺らぎつつあるのは間違いないだろう。 2025.03.05 15:45 Wed2
「最悪の判定」「皮肉だ」アーセナルの不可解退場、オリバー主審に脅迫と暴言が確認され警察が捜査
プレミアリーグで主審を務めるマイケル・オリバー氏への「脅迫と暴言」を警察が捜査しているとのことだ。 問題が起こったのは25日に行われたプレミアリーグ第23節のウォルバーハンプトンvsアーセナルの一戦。この試合の主審を務めたオリバー氏だったが、43分にアーセナルのマイルズ・ルイス=スケリーを一発退場処分にしていた。 ウォルバーハンプトンのゴール前からのカウンターを阻止しようとルイス=スケリーがマット・ドハーティを倒した中、足首を引っ掛ける形で倒してしまっていた。 プレミアリーグは「足首以上への高くて強い接触は「危険とみなされる」ため「レッドカード」となる」と判定について説明。ただ、危険なプレーとまでは言い難い状況でもあった。 元イングランド代表FWアラン・シアラー氏は「私が長い間見てきた中で最悪の判定の1つ」とコメント。VARが主審の判定に何も訴えなかったことへ疑問を呈している。チェルシーなどで活躍したパット・ネビン氏も「これは暴力行為には見えない。これは皮肉な行為だ。私は人生でこんなことは見たことがない」とコメント。一方で元審判員のマイク・ディーン氏はイギリス『スカイ・スポーツ』で「彼は重大な反則行為で足にスタッドを刺した。アキレス腱を擦りむいた」と判定を擁護した。 ミケル・アルテタ監督は「今日は私の言葉は必要ないほど明白だった」と、言うまでもなくレッドカードではないと主張をした中、オリバー氏の判定に怒りを覚えた人からの脅迫があったとプロ審判協会(PGMOL)が発表した。 「マイケル・オリバー氏に対する脅迫と暴言に我々は愕然としている」 「 過去24時間にわたってマイケル氏とその家族に向けられた忌まわしい攻撃は言うまでもなく、いかなるマッチオフィシャルもいかなる形の虐待も受けるべきではない」 「いくつかの調査が開始された。我々はマイケルと影響を受けたすべての人々を支援し、この容認できない行為に取り組む決意だ」 またプレミアリーグも「マイケル・オリバー氏に対する脅迫と暴言を強く非難する」とし、「いかなる職員もいかなる形の虐待も受けるべきではない。我々はマイケル氏、PGMOL、そしてすべての捜査を支援し続ける」と声明を発表している。 オリバー氏はこれまで何度もアーセナルに不可解な退場者を出すなどした過去があり、ファンの怒りの種はたくさんあった状況。ただ、SNSなどで脅迫をして良い理由は1つもなく、判定に苛立っても誹謗中傷を行わない姿勢が求められることとなる。 <span class="paragraph-title">【動画】物議を醸したアーセナルの一発退場劇…脅迫を受ける要因に</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="PEGeet_BPQg";var video_start = 68;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.27 15:00 Mon3
出番限られるジンチェンコに移籍の可能性? アトレティコ&ドルトムントが今冬の獲得に関心
アーセナルのウクライナ代表DFオレクサンドル・ジンチェンコ(28)に2つのクラブが関心を寄せているという。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えた。 ジンチェンコは2022年7月にマンチェスター・シティからアーセナルに加入。ミケル・アルテタ監督の下で、変則的な4バックの左サイドバックを担い、ビルドアップ時にはインサイドに入って大きな役割を担っていた。 近年のリーグ優勝争いに大きく貢献している中、昨シーズンからケガなどもあり苦戦。今シーズンもケガで離脱した他、イタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリ、そしてアカデミーから台頭しているDFマイルズ・ルイス=スケリーの存在もあり、プレミアリーグで8試合、チャンピオンズリーグ(CL)で3試合、EFLカップ(カラバオカップ)で2試合に出場している。 出番も減っているジンチェンコは、2026年夏までの契約が残っている中で海外クラブからの関心が寄せられている。 ジンチェンコに関心を寄せているのは、アトレティコ・マドリーとドルトムントとのこと。今冬の獲得に熱心だという。 アーセナルの左サイドバックには上記の3人に加え、ケガで離脱している日本代表DF冨安健洋、スコットランド代表DFキーラン・ティアニー、ポーランド代表DFヤクブ・キヴィオルもおり、右サイドバックを主戦場としているオランダ代表DFユリエン・ティンバーもプレー可能。ケガなどの問題がなければ、かなり層が厚い状況でもある。 現状はカラフィオーリとルイス=スケリーが起用できるが、からフィオーリは負傷明け、ルイス=スケリーはウォルバーハンプトン戦での一発退場により数試合の欠場となるため、ジンチェンコにもチャンスは訪れそうだが、どういった結末が待っているだろうか。 2025.01.27 21:35 Mon4
トゥヘル新体制のイングランド代表が発表! 売り出し中のルイス=スケリー、32歳のバーンが初招集…ラッシュフォードやヘンダーソンが復帰【2026年W杯欧州予選】
イングランドサッカー協会(FA)は14日、、2026年北中米ワールドカップ(W杯)欧州予選に臨むイングランド代表メンバー26名を発表した。 3月からUEFAネーションズリーグ(UNL)を戦わないチームは欧州予選がスタート。グループKに入っているイングランドは、セルビア代表、アルバニア代表、ラトビア代表、アンドラ代表と同居している。 トーマス・トゥヘル監督が新たに就任し、初のメンバー招集となった中、アーセナルのDFマイルズ・ルイス=スケリー、ニューカッスルのDFダン・バーンが初招集を受けた。 また、FWマーカス・ラッシュフォード(アストン・ビラ)、MFジョーダン・ヘンダーソン(アヤックス)、DFリース・ジェームズ(チェルシー)が復帰。復帰するかどうかが注目されたDFベン・ホワイト(アーセナル)は招集されなかった。 その他、FWハリー・ケイン(バイエルン)やMFコール・パーマー(チェルシー)、MFジュード・ベリンガム(レアル・マドリー)らも招集をうけている。 イングランドは21日にホームでアルバニア、24日にもホームでラトビアと対戦する。今回選出されたイングランド代表メンバーは以下の通り。 <h3>◆イングランド代表メンバー26名</h3> GK ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス) ジョーダン・ピックフォード(エバートン) アーロン・ラムズデール(サウサンプトン) ジェームズ・トラッフォード(バーンリー) DF ダン・バーン(ニューカッスル・ユナイテッド) レヴィ・コルウィル(チェルシー) マーク・グエイ(クリスタル・パレス) リース・ジェームズ(チェルシー) エズリ・コンサ(アストン・ビラ) マイルズ・ルイス=スケリー(アーセナル) ヴァレンティノ・リヴラメント(ニューカッスル・ユナイテッド) ジャレル・クアンサー(リバプール) カイル・ウォーカー(ミラン/イタリア) MF ジュード・ベリンガム(レアル・マドリー) エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス) ジョーダン・ヘンダーソン(アヤックス/オランダ) カーティス・ジョーンズ(リバプール) コール・パーマー(チェルシー) デクラン・ライス(アーセナル) モーガン・ロジャーズ(アストン・ビラ) FW ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム) フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ) アンソニー・ゴードン(ニューカッスル・ユナイテッド) ハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ) マーカス・ラッシュフォード(アストン・ビラ) ドミニク・ソランケ(トッテナム) 2025.03.14 19:40 Fri5
初のメンバー選考を行ったトゥヘル監督、注目されたホワイトは「復帰を望んでいる」としながらも招集外に「ケガの深刻さを考えれば少し早すぎる」
イングランド代表のトーマス・トゥヘル監督が初めての招集メンバーを発表した。 1月1日にイングランド代表の監督に就任したトゥヘル監督。チェルシーでの指揮経験があり、イングランドの選手のことも把握している。 外国人監督を迎え、復権を目指すイングランド。トゥヘル監督は、アーセナルで存在感を見せている19歳のDFマイルズ・ルイス=スケリーを初招集。また、ニューカッスル・ユナイテッドの32歳のベテランDFダン・バーンも初招集した。 主軸も順当に選出した中で、気になるスターティングメンバーの考えについて言及。様々な組み合わせを考えるためにメンバーを選んだとし、複数のポジションでプレーできる選手の存在も重要だとした。 「我々はあらゆる選択肢を持っている。選択肢を持たせるために9人のディフェンダーを招集した。彼らがどう適応するかを見ることになるだろう」 「我々が4バックでプレーするのか、5バックでプレーするのか、現時点では明かしたくない。アルバニアとラトビアに対する我々へのリスペクトも考え、この情報は我々の中に留めておきたい」 「我々には多くの選択肢があると思う。我々は複数のポジションでプレーできる選手を何人か選んだ。課題はこれらすべての異なるアイデアを1つのアイデアにまとめることであり、おそらくこれまで以上に、少ない方がより良いということが重要なのかもしれない」 「初戦までの4日間で新しいサッカーを発明するつもりはない。ビデオやピッチ上で多くのことが起こり、その後、全員に合う、全員がすぐに理解できる構造とアイデンティティを見つけ、全員が自分を表現し、才能を発揮する自由を与える必要がある」 重要な北中米ワールドカップ(W杯)予選がスタートする中で、まずは新たなことを一気に取り入れるつもりはないというトゥヘル監督。予選を戦いながら、戦力を見極める必要もある状況だ。 そんな中、復帰の可能性があったアーセナルのDFベン・ホワイトは招集されず。2022年のカタールW杯中にチームを離れ、それ以降招集されていなかった中、トゥヘル監督はケガの状態を見極めていたと説明した。 「彼は絶対に断ることはないだろう」 「負傷の深刻さを考えると、少し早すぎると思う。彼が復帰し、トレーニングに復帰したことを嬉しく思う。我々は経過を注視していたし、FAのメディカル部門とパフォーマンス部門には大いに賛辞を送りたい」 「そして、我々が注意深く監視することを許可してくれたアーセナルのみんなに感謝したい」 また、ホワイトとも話をしたと明かし、所属クラブでの完全復帰を待ちたいとした。 「ベンには、ベンチに戻ってきたことを嬉しく思っていると伝えた。彼はチャンピオンズリーグの2ndレグに出場しており、今は出場時間を増やし、リズムを掴むことが問題だ」 「そうすれば復帰のチャンスは十分にある。彼は復帰を望んでいるし、復帰できたことを喜んでいる」 2025.03.14 21:35 Friアーセナルの人気記事ランキング
1
【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.9 “フェイマス・バックフォー”クラブ史上2度目のダブル/アーセナル[1997-98]
1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.9</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">1997-98シーズン/アーセナル 〜フェイマス・バックフォー〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/1997-98arsenal.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:アーセン・ヴェンゲル(48) 獲得タイトル:プレミアリーグ、FAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント8:★★★★★★★★☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆</p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">クラブ史上2度目のダブル</div> 1997-98シーズンは、アーセン・ヴェンゲル監督が初めてシーズンを通してチームを指揮したシーズンだった。1996-97シーズンの途中にアーセナルの指揮官に就任したヴェンゲル監督は、新たなトレーニングメソッドや選手たちのプライベートに関する制限、外国人選手の積極的な招へいなど、クラブに多くの変化をもたらした。 プレミアリーグでは、開幕から第12節まで負けなしで首位に立った。しかし、11月に行われた4試合のうち3試合で敗れるなど、中盤に失速する。それでも、年明け以降に再び調子を取り戻すと、第33節から5連勝を達成するなどし、首位を奪還。最終的には、マンチェスター・ユナイテッドを1ポイント差で退け、7シーズンぶりにリーグタイトルを戴冠した。 さらに、このシーズンのアーセナルはFAカップでも躍進。準々決勝と準決勝で、それぞれウェストハムとウォルバーハンプトンを下して決勝に進出する。決勝では、ニューカッスルを相手にオーフェルマルスとアネルカのゴールで勝利。1970-71シーズン以来、クラブ史上2度目となるダブルを達成した。そして、英国4協会以外の出身者で初めてプレミアリーグを制した指揮官となったヴェンゲル監督は、年間最優秀監督賞を受賞した。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">フェイマス・バックフォー</div> 今でこそ攻撃的なフットボールで知られるアーセナルだが、1990年代以前は非常に守備的なスタイルで、「1-0の退屈なチーム」などと嘲笑されることも多かった。それでも、ヴェンゲル監督の就任以降は、徐々にスペクタクルなチームへと変貌。1997-98シーズンのチームの強みは未だ守備にあったが、攻撃でも見どころ十分だった。 GKには、イングランド代表の守護神でもあるシーマンが君臨。“フェイマス・バックフォー”と呼ばれた名高い最終ラインでは、ディフェンスリーダーのアダムスを中心に、ウィンターバーン、ディクソンという守備的ながらも安定感抜群の両サイドバックが不動のレギュラーを務める。アダムスの相棒には、現在のアーセナルコーチであるボールド、そしてキーオンと、フィジカルコンタクトに優れる両名が名を連ねた。 セントラルMFは、強靭なフィジカルとフットボールセンスを併せ持つヴィエラと、左利きのプレーメーカーであるプティのコンビが磐石。攻撃的にシフトする際には、テクニシャンのプラットも控えていた。そして、右サイドにはバランスの優れる万能型MFパーラー。左サイドのオーフェルマルスは当時、世界有数のウインガーとして名を馳せ、右足で持ち出す縦突破は、分かっていても止められないレベルにあった。 最前線にも魅力的な選手たちが在籍していた。ベルカンプはゴールだけでなくアシストでも貢献した。当時のアーセナルのスターだったイアン・ライトは現代で言うバロテッリのような“愛すべき悪童”的存在。1991年からアーセナルのために多くのゴールを挙げ続けたイングランド人FWも当時34歳とキャリア終盤だったが、驚異的なダッシュ力と豪快なシュートは健在で、多くのゴールを陥れた。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">FWデニス・ベルカンプ(28)</span> 内に秘める闘争心と氷のような冷静さを併せ持つオランダの天才ストライカーは、卓越したボールテクニックと決定力を遺憾なく発揮。公式戦40試合に出場して22ゴールを記録しただけでなく、ゲームメークやアシストでも多大な貢献を果たした。その結果、選手が選ぶPFA年間最優秀選手賞と、記者が投票で選出するFWA年間最優秀選手賞をダブルで受賞する快挙を達成している。 2019.04.07 22:00 Sun2
“ジャンピングチョップ事件”いまだ和解なし、ファン・ニステルローイが宿敵との騒動を振り返る
▽現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が、宿敵との騒動を振り返った。イギリス『インデペンデント』が伝えた。 ▽事件は約13年前のオールド・トラフォード、マンチェスター・ユナイテッドvsアーセナルで起こった。当時のプレミアリーグは、ユナイテッドとアーセナルの2強時代。MFロイ・キーン、MFパトリック・ヴィエラという闘将に率いられていた両者の直接対決は、常に意地と意地がぶつかり合う激闘だった。 ▽そして試合では、0-0で迎えたアディショナルタイムにFWディエゴ・フォルランがボックス内でDFマーティン・キーオンに倒されてPKを獲得。しかし、このPKキッカーを務めた名手ファン・ニステルローイは、シュートをバーに当ててしまった。 ▽そして、試合は0-0のまま終了。宿敵の絶対的エースがPKを失敗したことにより勝ち点を獲得してテンションが上がったアーセナルの選手たちは、試合終了の笛とともにファン・ニステルローイを囲んで挑発。試合中も激しくやりあっていたキーオンは、ファン・ニステルローイに“ジャンピングチョップ”を敢行した。 ▽オックスフォード大学での講義にゲストとして参加したファン・ニステルローイ氏は、「キーオンに街でたまたま会ったら、どのように振舞うのか?」と尋ねられると、冗談交じりに「彼は再び私の上に飛んでくるだろう(笑)。時代を生きていくには、クレバーじゃないといけないと思ったよ」と語り、会場の笑いを誘った。 ▽一方、この事件があった2003-04シーズンにプレミアリーグ無敗優勝を経験したキーオン氏は先月、当時について以下のように振り返っていた。 「おそらく、私は過剰な反応を見せてしまった。ルート・ファン・ニステルローイは、ブラックリスト入りする信用できない敵だった。彼はトッププレーヤーであり、ファイターだったが、どんな手を使ってでも相手を打ちのめそうとするような選手だった」 2016.02.08 20:42 Mon3
全く似ていなかった冨安健洋の顔が『FIFA 23』でアップデート「以前との差がハンパない」「めちゃくちゃ似てるじゃん」
大人気サッカーゲーム『FIFA 23』で日本代表DF冨安健洋の見た目が修正された。 エレクトロニック・アーツ(EA)が手掛ける大人気サッカーゲームの『FIFA』シリーズ。発売されると、毎回選手の能力や見た目が話題になる。最新作の『FIFA 23』でもユーザーや時には選手本人から不満の声が上がることもあった。 似ていないことで話題になった1人が冨安。アーセナルではミケル・アルテタ監督を筆頭に似ていない選手が圧倒的に多く、発売当初は注目を集めていた。 その中、『FIFA 23』の最新アップデートで冨安の顔が修正されることに。冨安だけでなく、イングランド代表MFエミール・スミス・ロウら他の選手たちも修正されている。 修正された冨安の顔は特徴が捉えられており、以前のものと比較すると大幅に似ている。 これには、ファンからも「めちゃくちゃ似てるじゃん」、「結構リアルに近いやんね」、「以前との差がハンパない笑」、「やっと固有フェイスきたぁぁ!!」と好評の声が。これからはさらに感情移入してゲームを楽しむことができそうだ。 <span class="paragraph-title">【写真】アップデートされた冨安健洋の顔</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Arsenal defender Takehiro Tomiyasu’s new face scan on FIFA 23. [<a href="https://twitter.com/fifawitcher?ref_src=twsrc%5Etfw">@fifawitcher</a>] <a href="https://twitter.com/hashtag/afc?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#afc</a> <a href="https://t.co/0ZRRgWiVY5">pic.twitter.com/0ZRRgWiVY5</a></p>— afcstuff (@afcstuff) <a href="https://twitter.com/afcstuff/status/1613502640662495233?ref_src=twsrc%5Etfw">January 12, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】発売当初の冨安健洋の顔…</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="nDxH6VfDbww";var video_start = 159;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】発売当初のアーセナルの全選手の顔をレビュー</span> <span data-other-div="movie3"></span> <script>var video_id ="nDxH6VfDbww";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.01.13 20:15 Fri4
今季は5名が新加入、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向に英紙が注目「今後も続く可能性が高い」
現在は9人、イングランドでプレーする日本人女子選手の増加傾向を英紙が注目「今後も続く可能性が高い」 イングランドのFA女子スーパーリーグ(FAWSL)には、現在9人の日本人選手が所属。アジア人プレーヤーが増加傾向にある理由を、イギリス『BBC』が探った。 マンチェスター・シティのMF長谷川唯を筆頭に、ウェストハムにはDF清水梨紗とMF林穂之香に加え、今季からはFW植木理子も在籍。リバプールではMF長野風花が主軸を担っている。 オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)得点王の実績が評価され、マンチェスター・ユナイテッドにはMF宮澤ひなたが加入。チェルシーにはローンバックでFW浜野まいかが復帰し、今冬にはレスター・シティへ宝田沙織と籾木結花が籍を移した。 なでしこジャパンが2011年ドイツ女子W杯で優勝、2012年にロンドン・オリンピックで銀メダルを獲得した直後にも、2013年にチェルシーへ永里優季(現:ヒューストン・ダッシュ/アメリカ)が、2014年にアーセナルへ大野忍(スペランツァ大阪監督)や近賀ゆかり(サンフレッチェ広島レジーナ)が加入と、イングランドでのプレーを選択する日本人が続いたが、現在は当時とは異なる風向きで、勢いも加速している。 WSLで頭角を現した最初のアジア人選手と言えば、チェルシーで6度のリーグ優勝を達成した韓国女子代表MFチ・ソヨン(2014-2022年5月)をおいて他にないが、『BBC』では、続く存在として長谷川を挙げ、増加傾向にある日本人選手を特集。スカウティングへの投資、テレビによる世界的な女子サッカー中継の増加、移籍市場での競争の激化など、いくつかの要因を挙げた。 「映像が得られるという点で、スカウティングリソースは劇的に増加した。我々には2人の素晴らしいアナリストもいて、間違いのない選手を特定するのに役立っている」と、宝田と籾木を獲得したレスターのウィリー・カーク監督の言葉を引用。ウェストハムのレハネ・スキナー監督は、国際大会を通じて植木の才能を買っていたと話す。 また、イングランド内における女子サッカーの地位が高まったことによる、待遇の変化にも注目。給与の向上や移籍市場の変化により、WSLが選手にとってより魅力的なものになったと伝えている。 各チームの監督ともに、日本人選手の良さに「規律や戦術理解度、技術の高さ」などを挙げる。『BBC』は「これらの要因により、アジア系の才能ある人材がイギリスに流入することになり、最近到着した選手たちの成功を考えると、この傾向は今後も続く可能性が高い」と結んでいるが、まさしくその通りになるだろう。 最後に、各指揮官によるコメントを掲載。日本人選手、特に自チーム所属の選手を大いに評価している点がユニークだ。 「(WSLでプレーする)日本人選手はどんどん増えてくるだろうし、その理由も分かるだろう。非常に規律があり、聞く耳を持っている。強度も高く、ゲームの理解度もとても高い。もちろん、個々の能力は異なる。(長谷川)唯は非常に知的でゲームの読み方は誰にも負けないだろうし、信じられないほどの才能があると思う」(マンチェスター・シティ/ガレス・テイラー監督) 「風花は試合を読む力が高く、本当に素晴らしいサッカー選手だ。彼女たちは戦術面において非常にクレバーで、技術的にもとても優れている。後方から組み立てるチームの多いWSLの現状において、"日本ブランド"は我々にとって助けになる」(リバプール/マット・ビアード監督) 「日本人選手が増えた理由は明白です。戦術的に聡明で、技術的にも才能のある選手を望まない人はいないでしょう?彼女たちは私たちのチームに大きな価値をもたらしてくれました」(ウェストハム/レハネ・スキナー監督) 「必ずしもアジアの選手を探していたわけではなく、トップクラスのナンバー6を探していたら宝田を見つけたんだ。半年ほど注視して、夏に獲得しようとしたが、リンシェーピングとの合意に至らなかったから、(それなら満了後にと)事前契約を行った。チャンピオンズリーグのアーセナル戦は素晴らしかった」 「宝田選手をさらに見ていたら、籾木の良さにも気付いて、これは良い機会だと思ったんだ。2人とも素晴らしい才能のある選手だよ」(レスター・シティ/ウィリー・カーク監督) 2024.02.12 21:57 Mon5
