ルーカス・バスケス Lucas VAZQUEZ

ポジション DF
国籍 スペイン
生年月日 1991年07月01日(32歳)
利き足
身長 173cm
体重 70kg
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「最高の形は見られなかった…」、敵地でドローも苦戦認めるアンチェロッティ監督…殊勲の2選手を称賛

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティが、ドローに終わったバイエルン戦を振り返った。クラブ公式サイトがイタリア人指揮官の会見コメントを伝えている。 マドリーは、4月30日にフースバル・アレーナ・ミュンヘンで行われたチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグを2-2のドローで終えた。 守勢の前半序盤を凌いだアウェイチームは、前半半ばの24分にMFトニ・クロースの圧巻のラストパスに抜け出したFWヴィニシウス・ジュニオールのゴールで先制に成功。以降は主導権を奪い返して危なげなく1点リードで試合を折り返した。 しかし、後半は立ち上がりにFWレロイ・サネに同点ゴールを決められると、直後に与えたPKをFWハリー・ケインに決められて逆転を許す。それでも、後半終盤に押し返すと、83分にFWロドリゴ・ゴエスが獲得したPKをヴィニシウスが決めて、敵地での初戦を2-2のドローで終えた。 アンチェロッティ監督は、内容面では難しい戦いを強いられながらも、敵地でのドローという結果に一定の満足感を示した。 「特に終盤同点にするためとても大きな努力をした。バイエルンはその最高の姿を披露し、我々は試合の一部でそれを見せた。我々の最も良い時間帯に失点した。我々はボールをうまく保持していたが、相手がバランスを崩すように仕掛けて2ゴールを挙げた。これは良い結果で、2ndレグに向けて自信になる。バイエルンは非常に高いレベルのプレーヤーたちがいるのを示したのだから、勝ち抜けの可能性は開かれている」 「勝ち抜けの状況は昨日と同じ。バイエルンがしたことは驚きではない。なぜならとても高いレベルのプレーヤーがいて相手にダメージを与えることができるからだ。残念なのは我々の最も良い時間帯に失点したこと。そのあと努力と途中から入ったプレーヤーの貢献から我々は引き分けることができた」 また、この一戦ではドブレーテを記録したエース、前半に完璧なアシストとゲームメイクを見せた百戦錬磨の司令塔の活躍が光った。 イタリア人指揮官はエースの仕事を果たしたヴィニシウスについて「「オフ・ザ・ボールで良い動きをし、背後を攻撃する術を学んでおり、そこでフォワードとしてプレーできる。彼はゴール前で非常に冷静だ。ただ、論理的に考えて先制点でそのボールを送るMFがいなければならなかったが…」と、ストライカーとしての成長を称賛。 その先制点をお膳立てしたクロースに対しては、「彼が最高の解決策を有する中の1人だというのはごく当たり前のことだ。彼はこういった特徴を持った最高のMFの1人。我々はより良く状況をコントロールすることを望んだ。なぜなら相手はボールを取り返すのに苦労していて、彼は誰にもできないようなボール扱いをするからだ」と、その活躍を絶賛した。 一方で、守備面で苦戦を強いられたDFルーカス・バスケスと共に、低調なパフォーマンスに終わったMFジュード・ベリンガムについては「彼の最高の形を取り戻すだろう。ケガを負い大きな影響があった。最高の形ではなかったが、間も無く戻るだろうし(来週の)水曜へ向けて100%の状態になるだろう」と、この日のパフォーマンスが低調だったことを認めつつ、2ndレグでのリベンジを期待した。 「今日我々はブロックを下げて戦うのを望んでいなかったが、最初にブロックが下がった」とこの試合での受け身の入りに不満を示した指揮官は、8日にサンティアゴ・ベルナベウで控える2ndレグに向けては、最高のレアル・マドリーを見せることを期待していると選手たちの奮起を促した。 「我々はシーズンのこのポイントで改めて決勝でプレーするファンタスティックなチャンスがある。ボールを持っている時には良い攻撃を、ボールが無い時にはしっかり守らなければならない。常にボールを持つことはできないのだからそうするつもりだ」 「今日レアル・マドリーの最高の形は見られなかったが、2ndレグでそれが見られるよう期待している。対戦するのは偉大なチームで勝ち抜けは力が拮抗しており、難しいものになるだろうが、2ndレグでファンが我々を後押ししてくれるのは間違いない」 2024.05.01 08:24 Wed

【CL準決勝プレビュー】名門同士によるロンドン行き懸けた第1戦! マドリーが目下6戦無敗と戦績圧倒もバイエルンが意地見せるか

チャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグ、バイエルンvsレアル・マドリーが、日本時間30日28:00にフースバル・アレーナ・ミュンヘンでキックオフされる。現状の状態、直近の相性を鑑みればマドリー優勢も、ロンドン行きを懸けた激戦必至のセミファイナル初戦だ。 バイエルンは準々決勝でアーセナルと対戦。シーソーゲームとなった敵地での初戦を2-2のドローで終えると、ホーム開催の第2戦をキミッヒの圧巻のヘディングゴールで1-0と競り勝って2戦合計3-2での準決勝進出を決めた。 国内の戦いではDFBポカール早期敗退に加え、アーセナルとの2ndレグを前にレバークーゼンの優勝が決定し、ブンデスリーガ12連覇の夢が潰えた。すでに来季のCL出場権は確保しているが、自力での2位確定へ残り3試合で勝ち点4が必要な状況。アーセナル戦後はウニオン・ベルリンに5-1、フランクフルトにケインのドッペルパックで2-1の勝利を収め、公式戦4連勝で今回の一戦を迎えることになった。 対するマドリーは準々決勝でマンチェスター・シティと対戦。ゴラッソの応酬となったホームでの初戦は3-3のドロー、アウェイでの第2戦も1-1のドローで終えた結果、延長戦を経て臨んだPK戦をGKルニンの見事な2本のPKストップによって4-3と勝ち切って準決勝進出を決めた。 2シーズンぶりの覇権奪還を期すラ・リーガではシティ戦直後に行われた2位のバルセロナとのエル・クラシコをベリンガムの後半アディショナルタイムの劇的な決勝ゴールで3-2と逆転で制し、優勝をほぼ確実に。さらに、直近のレアル・ソシエダ戦は主力を完全に温存した中、リーグ初先発ギュレルのゴールを守り切ってウノセロ勝利。公式戦18試合無敗(13勝5分け)と抜群の安定感を維持して敵地へ乗り込む形となった。 なお、いずれもヨーロッパ屈指の名門である両者はこれまで通算26度対戦しており、バイエルンの12勝3分け11敗と非常に拮抗している。直近の対戦は2017-18シーズンの準決勝でアウェイの1stレグを2-1、ホームの2ndレグを2-2のドローで終えたマドリーが決勝進出を決めている。また、マドリーはその前回対戦含め今カードで目下6戦無敗(5勝1分け)だ。 ◆バイエルン◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240429_100_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ノイアー DF:キミッヒ、デ・リフト、ダイアー、マズラウィ MF:ゴレツカ、ライマー MF:サネ、ムシアラ、ラファエル・ゲレイロ FW:ケイン 負傷者:DFブイ、ブナ・サール、FWコマン 出場停止者:なし 出場停止者はいない。負傷者に関しては右サイドバックの控え2人とコマンが欠場となる。また、デ・リフトが前日練習で不在となっており、出場が懸念されるところだ。一方で、ムシアラ、サネ、ライマー、ニャブリの4選手がトレーニングに復帰し、試合に絡める見込みだ。 スタメンは状態懸念の選手たちが起用可能なことを前提に、前述の11名を予想。仮に、先発が難しい場合はキム・ミンジェ、パブロビッチ、ミュラーといった選手が代役を担うことになる。 ◆レアル・マドリー◆ 【4-2-3-1】 ▽予想スタメン <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240429_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brains,LTD.<hr></div> GK:ルニン DF:ルーカス・バスケス、チュアメニ、リュディガー、メンディ MF:カマヴィンガ、クロース MF:バルベルデ、ベリンガム、ロドリゴ FW:ヴィニシウス 負傷者:DFアラバ 出場停止者:DFカルバハル(1/1) カルバハルが累積警告で出場停止に。負傷者に関してはGKクルトワの復帰でアラバのみが不在となる。 スタメンは前述の11名を予想。リュディガーの相棒は引き続きチュアメニが務める見込みで、それ以外のポジションでも変更はない模様だ。 ★注目選手 ◆バイエルン:FWセルジュ・ニャブリ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240429_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> トゥヘルの予言的中なるか。通常であれば、エースストライカーのケインやムシアラ、絶好調のサネ、ヴィニシウスとマッチアップするキミッヒに注目が集まるところだ。しかし、前日会見でトゥヘル監督が「どうしてそれがわかるかはわからないが、それは起こるはずだ」と異例のゴールを予言したニャブリを注目選手に推したい。 今シーズンは熾烈なポジション争いに加え、度重なるケガの影響で公式戦17試合の出場にとどまっているが、ブンデスリーガで3ゴール、CLではマンチェスター・ユナイテッドとの重要なグループステージ開幕戦、アーセナルとの準々決勝1stレグと重要な一戦でゴールを記録。その決定力と勝負強さには以前から定評がある。 ゴールを決めたアーセナルとの準々決勝1stレグでハムストリングを痛めた影響で、今回の一戦では途中出場が濃厚だが、左右のウイングのいずれかのプレーでルーカス・バスケス、メンディを相手に質的優位性をもたらし、指揮官の予言通りにゴールを決められるか。 ◆レアル・マドリー:MFトニ・クロース <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2023/get20240429_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 古巣対戦で中盤制圧を狙う。こちらも元ドルトムントのベリンガムやヴィニシウスら注目選手に事欠かないが、古巣とのラスト対戦の可能性もあるドイツ代表MFを注目選手に推したい。 中盤に多士済々のタレントを揃え、比較的ターンオーバーを積極的に活用するアンチェロッティ監督だが、34歳のベテランMFに関しては過密日程や格下との対戦での6試合を除き、ほぼすべての試合で先発あるいは途中出場で起用。そして、百戦錬磨の司令塔は傑出した戦術眼、テクニックを生かしたゲームメイクによって、若手中心の前線と中盤を巧みに操っている。 ここまで3勝1分けの4戦無敗を誇る古巣との一戦では盟友ミュラーやゴレツカ、ムシアラといったマンシャフトの後輩を相手に中盤の攻防を優位に導き、敵地での勝利に貢献したいところだ。 2024.04.30 18:00 Tue

【ラ・リーガ第33節プレビュー】注目カード満載の週末…久保建英が古巣マドリーに挑む

先週末に行われた第32節は全世界注目のエル・クラシコを劇的に制したレアル・マドリーが、2シーズンぶりの優勝を決定的なモノとした。一方でヨーロッパ出場権争いはより混迷を極めている状況だ。 注目カード満載の今節は、MF久保建英を擁する6位のレアル・ソシエダと、首位のレアル・マドリーの上位対決に大きな注目が集まるところだ。 ソシエダは前節、敵地でヘタフェと対戦。開始早々にFWバレネチェアのゴールで先制に成功したが、前半半ばに失点。以降はクローズな展開を強いられ、途中出場の久保が幾度か決定機を演出したものの、FWサディクらがチャンスをモノにできず。消化不良の2戦連続ドローとなった。これにより、ヨーロッパリーグ(EL)出場権争いでよりシビアな状況に陥ったイマノルのチームは、首位チーム相手に3戦ぶりの白星を狙う。この試合ではDFスベルディアとMFスビメンディのサスペンション明けの主力2選手に加え、久保がスタメン復帰の見込みとなり、日本代表MFの古巣相手の活躍を期待したいところだ。 対するマドリーは前節、宿敵バルセロナとの伝統の一戦に3-2で逆転勝利。2度リードを奪われる難しい展開ではあったが、DFカルバハルの代役を担ったDFルーカス・バスケスがPK奪取に同点ゴール、決勝点のアシストと大車輪の活躍。そして、リーグ前回対戦同様にMFベリンガムが土壇場で決めた決勝点によってホームで会心の勝利を挙げた。これでほぼ優勝を決定的なモノとしたアンチェロッティのチームは、残り試合で勝ち点を積み重ねつつ、チャンピオンズリーグ(CL)の戦いにプライオリティを置く形となる。30日にバイエルンとの準決勝1stレグを控える中で戦うラ・レアルとのアウェイゲームでは大幅なターンオーバーが見込まれ、MFブラヒム・ディアスやFWホセル、復帰後初先発も期待されるDFミリトンらのパフォーマンスに注目したい。 サタデーナイト開催ではCL出場権争い直接対決となる4位のアトレティコ・マドリー、5位のアスレティック・ビルバオの一戦に注目が集まる。3ポイント差で迎える上位対決は激戦必至だ。 アトレティコは前節、下位のアラベスと敵地で対戦。指揮官シメオネの息子であり、武者修行中のFWジュリアーノらに躍動を許した結果、MFベナビデス、FWリオハに2ゴールを叩き込まれ、苦手アウェイで0-2の完敗を喫した。これでCLドルトムント戦に続く厳しい公式戦連敗となったコルチョネロスは、ホーム開催の大一番でアスレティックを迎え撃つ。エースFWグリーズマン、カピタンのMFコケを中心に攻守両面でしっかりと戦ってトップ4圏内死守を狙う。 一方、アスレティックはコパ・デル・レイ優勝後の2試合をいずれもドロー。前節は降格圏のグラナダ相手に1-1のドローに終わった。すでにEL出場権確保もCL出場権獲得を狙うチームは、コパ準決勝で3-0の快勝を飾ったメトロポリターノでその勝利の再現を狙う。今週に入ってカピタンのMFムニアインの今季限りでの退団も発表された中、シーズンをより良い形で締めくくるため難敵撃破といきたい。 順位的な重要度は高くないものの、今季2度目のセビージャ・ダービーも今節注目カードのひとつだ。 7位のベティスは前節、バレンシアとのアウェイゲームをFWアジョセ・ペレスのドブレーテの活躍で2-1の勝利。リーグ連勝でホーム開催のダービーに弾みを付けた。前回対戦で1-1のドローに終わった宿敵撃破を狙う一戦ではEL出場確保に向けても勝ち切りたい。 一方、12位のセビージャは逆転でのヨーロッパ出場権獲得は厳しいものの、直近3連勝と好調を維持。前節のマジョルカ戦はFWエン=ネシリ、FWイザーク・ロメロの2トップ揃い踏みの活躍によって勝ち切った。この一戦ではDFセルヒオ・ラモス、DFヘスス・ナバスの重鎮2人を中心に敵地でしっかりとした戦いをみせ、勝ち点3を持ち帰りたい。 クラシコ敗戦からのバウンスバックを図る2位のバルセロナは、8位のバレンシアとのマンデーナイト開催のホームゲームで勝利を狙う。前節のクラシコではFWラミン・ヤマルの微妙なノーゴール判定というエクスキューズはあったが、2度のリードを守り切れず。さらに、最終盤に失点を喫して逆転を許す拙い試合運びで2-3の敗戦。これで逆転でのリーグ連覇は絶望的となった。今後は2ポイント差で3位のジローナとの2位争いに全力を注ぐ構えだ。 今節に向けては今季限りでの辞任を発表していたチャビ監督の翻意による続投が発表されており、チームとしてはここから来季を見据えた戦い方も意識しつつ、ホームでしっかりとした戦いを見せたいところ。指揮官の続投決定に対して各選手が見せるリアクションについても注目したい。 そのカタルーニャのライバルを追う3位のジローナは、13位のラス・パルマスを相手に連勝を狙う。前節は得点ランキングトップに躍り出たFWドフビクを含む4人のゴールでカディスに4-1で快勝を収めた。連勝を狙うこの試合ではDFヤン・コウト、DFフアンペの負傷は気がかりだが、復調のエースを中心に自慢の攻撃力で押し切りたい。 残留争いでは最下位のアルメリアに今節での降格の可能性。現在、勝ち点14のペペ・メルのチームは、勝ち点31で残留圏内の17位のセルタと、16位のマジョルカと17ポイント差がある。そのため勝利且つ、両者が勝利を逃した場合のみ、今節での降格を回避できる。 《ラ・リーガ第33節》 ▽4/26(金) 《28:00》 レアル・ソシエダ vs レアル・マドリー ▽4/27(土) 《21:00》 ラス・パルマス vs ジローナ 《23:15》 アルメリア vs ヘタフェ 《25:30》 アラベス vs セルタ 《28:00》 アトレティコ・マドリー vs アスレティック・ビルバオ ▽4/28(日) 《21:00》 カディス vs マジョルカ 《23:15》 グラナダ vs オサスナ 《25:30》 ビジャレアル vs ラージョ 《28:00》 ベティス vs セビージャ ▽4/29(月) 《28:00》 バルセロナ vs バレンシア 2024.04.26 19:00 Fri

人生の半分はエル・ブランコ…マドリーが32歳ルーカス・バスケスとの契約延長を急ぐ

レアル・マドリーが元スペイン代表DFルーカス・バスケス(32)との契約延長交渉を急ぐ。スペイン『Relevo』が伝えている。 16歳からマドリーひと筋のL・バスケス。若手時代の武者修行期間1年間を除けば、ほぼ人生の半分をエル・ブランコで過ごし、トップチームで積み上げた公式戦出場数は343試合だ。 絶対的な主力ではない故、愛するクラブで居場所を確保し続けるべく、30代突入を控えて受け入れたのは、若手時代に誰が予想したであろう右サイドバックへのコンバート。 いつの間にか最終ラインの選手となっていた32歳は、ラ・リーガ優勝3回、コパ・デル・レイ(国王杯)優勝1回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝4回、クラブW杯優勝3回…地球上の全フットボーラーが羨む勝ち組となった。 そんな伏兵L・バスケスだが、22日のクラシコ・バルセロナ戦で1得点2アシストと燦然たる輝きを放った一方、契約は今季限り。今年1月から自由に他クラブと交渉できる状態となっている。 それでもマドリーとL・バスケス、双方ともに契約延長の意向が強く、今週中に合意を前提とした協議が行われる予定。特にここ最近の活躍から、首脳陣は一刻も早く交渉をまとめる方針に切り替えたとみられている。 2024.04.23 17:55 Tue

「サッカー界で最も重要な試合」クラシコで再び決勝点のベリンガム、劇的逆転弾にも謙遜「ゴールはチームメイトのおかげ」

劇的な決勝ゴールを挙げたレアル・マドリーのイングランド代表MFジュード・ベリンガムが、歓喜の言葉を残した。 ラ・リーガの首位を走るマドリーは21日、ホームに2位バルセロナを迎えてのエル・クラシコで、3-2と逆転勝ちを収めた。 2度のビハインドを負いながらも、ヴィニシウス・ジュニオールのPK、ルーカス・バスケスのボレー弾で追い付くと、迎えた後半のアディショナルタイムにベリンガムが劇的な一撃をマーク。L・バスケスのグラウンダークロスをホセルがスルーし、ファーへ走り込んだ20歳MFが蹴り込んだ。 殊勲の男はマドリーの公式インタビューにて、「素晴らしい勝利だった」と喜びを口にし、自らの得点については「ゴールはチームメイトのおかげ」と謙遜。L・バスケスらの奮闘を称えた。 「(勝ち越すまで)思ったよりも時間はかかったけど、またしても素晴らしい勝利だった。バルセロナも僕らもとてもいいプレーをしていて、足りなかったのは攻撃時の最後の部分だけだったけど、最後にはそれを達成できた」 「(ゴールシーンは)右サイドからの崩しがとてもうまくいったと思う。ルーカスは今日素晴らしい出来で、クロスも最高だった。ここ数試合はボックス内でちょっと運がなかったけど、今日はボールが自分のところに来たので、決めるだけだった。ゴールはチームメイトのおかげです」 今季加入後公式戦21ゴール。リーグでも得点ランキング2位に付ける17得点を挙げ、敵地でのクラシコでも2ゴールをマークしている。伝統の一戦に問われたベリンガムは「世界のサッカー界で最も重要な試合」と形容し、「プレーできるのは光栄だけど、勝でばさらに素晴らしいね」と、大一番での勝利を喜んだ。 「エル・クラシコは世界のサッカー界で最も重要な試合だ。観戦する人は皆、最高のクオリティと、激しさが合わさった試合を期待しているでしょう。つまり今日みたいな。素晴らしいファンが、試合のレベルも一段引き上げ、屋根を閉じた(スタジアムの)中で素晴らしい経験をすることができた」 「クラシコでプレーするのはいつだって光栄なことだけど、勝つことはさらに素晴らしいことだね」 <span class="paragraph-title">【動画】ベリンガムがクラシコで劇的決勝ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>クラシコの主役はやはりこの男!<br>\<br><br>後半アディショナルタイム<br>ベリンガムが勝ち越しゴール<br>リーグ制覇を引き寄せる‼️<br><br>ラ・リーガ第32節<br>レアル・マドリード×バルセロナ<br>IVE on <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> <a href="https://t.co/cbH4rKvopW">pic.twitter.com/cbH4rKvopW</a></p>&mdash; DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1782153072715702521?ref_src=twsrc%5Etfw">April 21, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.04.22 19:50 Mon

「非常に重要なステップ」クラシコで逆転勝利のレアルが優勝に全身、アンチェロッティ監督が語るカギは「2-2に追いついた後」

レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督が、バルセロナとの“エル・クラシコ”勝利を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 21日、ラ・リーガ第32節でマドリーはホームにバルセロナを迎えた。リーグ戦首位に立つマドリーと2位のバルセロナの天王山。マドリーは勝利することで、リーグ制覇に大きく近づくこととなる。 しかし、試合は開始6分にバルセロナが先制。それでも18分にPKを獲得し、ヴィニシウス・ジュニオールがしっかりと決めて追いつく。 前半は1-1で折り返し、互いになかなかゴールを奪えなかったが、69分にバルセロナがフェルンミン・ロペスのゴールで勝ち越しに成功。それでも73分にルーカス・バスケスのゴール再びマドリーが追いつくと、後半アディショナルタイムにジュード・ベリンガムが逆転ゴール。3-2で勝利を収めた。 リーグ優勝に向けてバルセロナとの勝ち点差を「11」に広げたマドリー。アンチェロッティ監督は、大きなアドバンテージを認めるも、気を緩めないことを誓った。 「このリーグで優勝するに向けて非常に重要なステップだ。我々には大きなアドバンテージがあるが、パフォーマンスを落とすわけにはいかない」 「さらに勝ち点を追加する必要があり、これらの試合はチャンピオンズリーグ準決勝に向けた準備に役立つだろう」 また、2-2の状況で途中交代したヴィニシウスについても言及。交代を嫌がっていたと明かしながらも、チームとしてフレッシュな選手が必要だったと交代の理由を語った。 「ヴィニシウスは交代を好まず、続けたがっていた。特に最後の試合、FW陣は多大な努力を見せていた」 「我々は常にFWに守備をして、チームのために働くよう求めている。彼らはスピードがあり、深い位置から攻撃しようとし、多くのエネルギーを費やすこととなる」 「彼がプレーし続けたがったことは理解しているが、我々はフレッシュな脚を投入しなければならなかった」 一進一退の攻防が続いた中で、しっかりと勝ち切ったマドリー。アンチェロッティ監督はゲームのポイントについても言及した。 「2-2に追いついた後、バルセロナは選手を前に置こうとしてバランスを崩した。そこで我々はシンプルなトランジションを行い、そのうちの1つで3-2とした」 「ヴィニシウスはルニンとのプレーでもっと早くゴールできたはずだ」 <span class="paragraph-title">【動画】これぞクラシコ、劇的結末! 首位レアルvs2位バルサ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="PocrDEziajM";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.22 12:10 Mon

リース・ジェームズとTAA…トップ・オブ・トップの右SB2人に関心寄せるレアル・マドリー、獲得の実現性は?

レアル・マドリーはプレミアリーグでトップ・オブ・トップの右サイドバック2人に関心を寄せるが…。イギリス『90min』が論じている。 右サイドバック(右SB)が軒並みベテランのマドリー。1番手のDFダニエル・カルバハル(32)、2番手のDFルーカス・バスケス(32)、そしてマルチロールのDFナチョ・フェルナンデス(34)...有望な若手もいるが、中堅の実力者も欲しい。 したがって、他のポジション同様、この右SBも2024年夏の拡充対象とみなされ、プレミアリーグからはチェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズ(24)、リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルド(25)へ関心を寄せる、と報じられてきた。 どうやら、マドリーにとって、より現実的な獲得候補は後者のTAA。しかし、当然ながら容易ではない。 まずジェームズについては、チェルシーの生え抜きキャプテンであり、クラブ側と相思相愛。コナー・ギャラガーを売りに出すチェルシーもジェームズには値札を付けず、1億ポンド(約191億円)超えのオファーも受け付けないとの見方が強い。そもそもケガが多すぎてマドリーも躊躇する。 そしてTAA、アレクサンダー=アーノルド。こちらはマドリーが獲得に本腰を入れる可能性こそ排除できずも、選手本人がリバプールとの関係性に“リラックス”。2025年6月までとなっている契約は、ユルゲン・クロップ監督の後任にメドが立ち次第、延長交渉が始まるとされている。 リバプールが、クロップ監督の後任がクラブの将来を左右すると考えていることは想像に難くない。TAAもポスト・クロップの下で自らが右SBを続けるのか、中盤へコンバートされるのか、その将来に関心が強く、移籍は頭の片隅にもないと考えられている。 マドリーとしては、ポスト・クロップが不透明ゆえにTAAへの関心を強めているようだが、リバプールが状況をコントロールしている点を理解しているとみられている。 したがって、現状ではジェームズもTAAも獲得は非現実的という結論が弾き出されている。 2024.03.30 20:25 Sat

愚直にマドリー愛貫く32歳ルーカス・バスケス…契約満了迫るも「まだクラブと何も話していない」

元スペイン代表DFルーカス・バスケス(32)はレアル・マドリー愛を貫くか否か…。 16歳からマドリー所属のL・バスケス。カスティージャ時代の20代前半に1年間だけエスパニョールへレンタル移籍したことがあるが、完全移籍で買い取られた直後にマドリーから買い戻され、今日に至る。 以来、真に序列が高かったことなど一度もない。 世界有数のスター選手をバックアップする“ローテーション要員”の立ち位置を受け入れ、愚直に積み上げたのはクラブ通算338試合34得点61アシストという数字、ラ・リーガ優勝3回、チャンピオンズリーグ(CL)優勝4回などといったタイトルの数々。 右ウイングを主戦場としたあの頃はどこへやら、いつの間にか右サイドバックの選手となっていたが、ベテランとしてマドリーで生き残るためのコンバートもすんなりと受け入れた。 直近のセルタ戦(4◯0)ではフル出場。“ヴィニシウスvsミンゲサ”の件に首を突っ込んでひと悶着あったが、試合後、今季限りとなっているマドリーとの契約について問われると… 「マドリーで満足しているよ…将来何が起きるか? まだクラブと何も話していないし、何もわからない」 契約満了が迫るルーカス・バスケス。契約延長=来季も残留なら、ファーストチーム昇格10年目という節目のシーズンとなるが、果たして。 2024.03.11 14:50 Mon

マドリーとの契約が今季で満了のルーカス・バスケス、クラブは契約延長を検討?

レアル・マドリーの元スペイン代表MFルーカス・バスケス(32)に契約延長の可能性があるようだ。 L・バスケスはマドリーの下部組織出身。これまでバックアッパーとしての役割がメインながらもチームを支え、4度のチャンピオンズリーグ(CL)優勝を含む多くのタイトル獲得に貢献した。 一方で、そんなL・バスケスとマドリーの契約は今シーズン限りに。クラブは昨夏にもオファー次第で売却を容認する姿勢を示しており、結局は残留となったが退団は既定路線かに思われていた。 しかし、L・バスケスは今シーズン公式戦22試合に出場して1ゴール4アシストを記録。特にラ・リーガ直近2試合はスタメンフル出場を果たしており、健在ぶりをアピールしている。 スペイン『アス』によると、こうした最近の活躍を受けてクラブ内で契約延長に向けた動きが出始めたとのこと。新契約を結ぶ場合は、2025年夏までの1年延長が濃厚と報じられている。 まだ初期段階の話であり、具体的な交渉はなし。それでも、このまま活躍を続ければユース時代から過ごすクラブでのキャリアが継続となる可能性は高まるだろう。 2024.02.07 13:25 Wed

マドリーがリーグタイトル争うライバルの右SBに関心か?

レアル・マドリーが、ジローナのブラジル代表DFヤン・コウト(21)に関心を示しているようだ。スペイン『マルカ』が報じている。 近年、ヨーロッパ、南米の若手逸材を積極的に補強する戦略を取るマドリー。現在、同クラブでは手薄なセンターバックや左サイドバックの補強を優先事項に定めているが、その他のポジションに関してもクラブが求めるプロフィールを持つ逸材の動向に目を光らす。 そういったなか、ダニエル・カルバハル、ルーカス・バスケスと30代前半の選手が主力を担う右サイドバックでは、以前にチェルシーのイングランド代表DFリース・ジェームズに関心を示していたが、ここにきて今シーズンのリーグタイトル争いのライバルで躍動するブラジル代表DFへの関心を強めているようだ。 『マルカ』によると、マドリーは現時点で関心の域は出ていないものの、2025年夏にマンチェスター・シティとの契約が終了する同選手の動向を注視。選手自身がエル・ブランコでのプレーを夢と語っていることもあり、タイミングや条件面が合致した場合、獲得の可能性を検討しているとのことだ。 コウトは、コリチーバから2020年7月にシティへ5年契約で完全移籍。母国でダニエウ・アウベスの後継者として期待される、豊富な運動量とスピードに長けた右サイドバックの大器は、これまでジローナ、ブラガへの武者修行を経験。 2022年夏にはジローナへ2度目の加入を果たすと、昨シーズンは右ウイングと右サイドバックの準主力として活躍。さらに、今シーズンはここまでのリーグ戦20試合に出場し、1ゴール7アシストを記録。チームが可変式の3バックと4バックを併用するなか、右サイドで幅を取りながらウイング顔負けの突破力と正確なクロスでチャンスメークを担う。 2024.01.23 00:34 Tue
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移籍履歴
移籍日 移籍元 移籍先 種類
2015年7月2日 エスパニョール レアル・マドリー 完全移籍
2015年7月1日 RMカスティージャ エスパニョール 完全移籍
2015年6月30日 エスパニョール RMカスティージャ レンタル移籍終了
2014年8月19日 RMカスティージャ エスパニョール レンタル移籍
2011年7月1日 Real Madrid C RMカスティージャ 完全移籍
2010年7月1日 レアル・マドリードU19 Real Madrid C 完全移籍
2009年7月1日 レアル・マドリード U18 レアル・マドリードU19 完全移籍
2008年7月1日 レアル・マドリード U17 レアル・マドリード U18 完全移籍
2007年7月1日 レアル・マドリード U17 完全移籍
今季の成績
ラ・リーガ 26 1216’ 2 0 0
UEFAチャンピオンズリーグ グループC 5 258’ 0 1 0
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント 1 6’ 0 1 0
合計 32 1480’ 2 2 0
出場試合
ラ・リーガ
第1節 2023年8月12日 vs アスレティック・ビルバオ ベンチ入り
0 - 2
第2節 2023年8月19日 vs アルメリア 1′ 0
1 - 3
第3節 2023年8月25日 vs セルタ ベンチ入り
0 - 1
第4節 2023年9月2日 vs ヘタフェ 13′ 0
2 - 1
第5節 2023年9月17日 vs レアル・ソシエダ 3′ 0
2 - 1
第6節 2023年9月24日 vs アトレティコ・マドリー 57′ 0
3 - 1
第7節 2023年9月27日 vs ラス・パルマス 49′ 0
2 - 0
第8節 2023年9月30日 vs ジローナ 4′ 0
0 - 3
第9節 2023年10月7日 vs オサスナ 11′ 0
4 - 0
第10節 2023年10月21日 vs セビージャ ベンチ入り
1 - 1
第11節 2023年10月28日 vs バルセロナ 1′ 0
1 - 2
第12節 2023年11月5日 vs ラージョ・バジェカーノ ベンチ入り
0 - 0
第13節 2023年11月11日 vs バレンシア 19′ 0
5 - 1
第14節 2023年11月26日 vs カディス 12′ 0
0 - 3
第15節 2023年12月2日 vs グラナダ 45′ 0
2 - 0
第16節 2023年12月9日 vs レアル・ベティス 83′ 0
1 - 1
第17節 2023年12月17日 vs ビジャレアル 90′ 0
4 - 1
第18節 2023年12月21日 vs アラベス 90′ 1
0 - 1
第19節 2024年1月3日 vs マジョルカ 5′ 0
1 - 0
第21節 2024年1月21日 vs アルメリア ベンチ入り
3 - 2
第22節 2024年1月27日 vs ラス・パルマス ベンチ入り
1 - 2
第20節 2024年2月1日 vs ヘタフェ 90′ 0
0 - 2
第23節 2024年2月4日 vs アトレティコ・マドリー 90′ 0
1 - 1
第24節 2024年2月10日 vs ジローナ 90′ 0
4 - 0
第25節 2024年2月18日 vs ラージョ・バジェカーノ 75′ 0
1 - 1
第26節 2024年2月25日 vs セビージャ 90′ 0
1 - 0
第27節 2024年3月2日 vs バレンシア ベンチ入り
2 - 2
第28節 2024年3月10日 vs セルタ 90′ 0
4 - 0
第29節 2024年3月16日 vs オサスナ 13′ 0
2 - 4
第30節 2024年3月31日 vs アスレティック・ビルバオ 9′ 0
2 - 0
第31節 2024年4月13日 vs マジョルカ 90′ 0
0 - 1
第32節 2024年4月21日 vs バルセロナ 90′ 1
3 - 2
第33節 2024年4月26日 vs レアル・ソシエダ 6′ 0
0 - 1
UEFAチャンピオンズリーグ グループC
第1節 2023年9月20日 vs ウニオン・ベルリン 90′ 0
1 - 0
第2節 2023年10月3日 vs ナポリ ベンチ入り
2 - 3
第3節 2023年10月24日 vs ブラガ 1′ 0
1 - 2
第4節 2023年11月8日 vs ブラガ 74′ 0 4′
3 - 0
第5節 2023年11月29日 vs ナポリ 3′ 0
4 - 2
第6節 2023年12月12日 vs ウニオン・ベルリン 90′ 0
2 - 3
UEFAチャンピオンズリーグ 決勝トーナメント
ラウンド16・1stレグ 2024年2月13日 vs RBライプツィヒ 6′ 0
0 - 1
ラウンド16・2ndレグ 2024年3月6日 vs RBライプツィヒ ベンチ入り
1 - 1
準々決勝1stレグ 2024年4月9日 vs マンチェスター・シティ ベンチ入り
3 - 3
準々決勝2ndレグ 2024年4月17日 vs マンチェスター・シティ ベンチ入り
1 - 1
準決勝1stレグ 2024年4月30日 vs バイエルン 90′ 0 91′
2 - 2