「特別なカリスマ」33歳バロテッリは今でもモウリーニョ監督を尊敬…古巣ミランについては「レオンが調子悪いと勝てないね」

2023.09.26 20:50 Tue
Getty Images
元イタリア代表FWマリオ・バロテッリローマジョゼ・モウリーニョ監督、そして古巣ミランについて語った。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。

バロテッリは昨夏スイスのシオンへ加入も、チームは2部リーグに降格し自身も1年で契約満了。今月15日、2021-22シーズンにリーグ戦31試合出場で18ゴール4アシストを叩き出したトルコのアダナ・デミルスポルへと約1年ぶりに復帰した。

かつてインテルで神童または悪童として鮮烈にデビューした奔放なストライカーも今年で33歳。2019年にブレシアへ移籍して以降、1年ごとにクラブを転々とする生活を送っているが、今でも10代の頃にインテルで師事したジョゼ・モウリーニョ監督(現:ローマ)を慕っているようだ。
イタリア『TV Play』に出演したバロテッリは「モウリーニョは素晴らしい試合を演出する監督じゃない。けど、特別なカリスマ性があり、選手に競争力と決断力を与えてくれる。もちろん試合へのアプローチはあるけど、重点は戦術じゃないんだ。まさに人格者だよ」と“スペシャル・ワン”を称える。

さらに「ローマでは1年目にヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL)で優勝した。当然だよ。常に勝利すべき監督なのだからね。いつも攻撃的に攻めるタイプではないけど、彼のチームは難攻不落だ。ロベルト・マンチーニ(監督)にも信念があるが、モウリーニョほどは勝てない」と語り、プロデビュー時とマンチェスター・シティで共闘したマンチーニ監督よりワンランク上の指揮官とした。
一方で、古巣ミランのステファノ・ピオリ監督については「ピオリ? 好きだけど、ラファエル・レオンの調子が悪ければミランはほとんど何もできないじゃないか。レオが悪ければミランが勝つのは難しい…」とし、ミランの現状をシンプルに考察した。

また、ミランがフランス代表FWオリヴィエ・ジルー(36)の後継者を探し続け、今夏も多くのFWを獲得したことについて問われると、若い選手がその役割を担うのは容易ではないと冗談混じりに主張する。

「若い選手じゃなきゃダメなのか? ここにいるじゃないか(笑) ミランが若い選手と契約するのはいいんだけど、問題は彼らがプレーするのはそこらのスタジアムではなく、サン・シーロであるということだよ。あの舞台で力を発揮するには、個性のある者でなければいけないんだ」

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アタランタがザニオーロ恩返し弾などで破竹のリーグ8連勝! ローマはラニエリ体制でリーグ連敗…【セリエA】

セリエA第14節、ローマvsアタランタが2日にスタディオ・オリンピコで行われ、アウェイのアタランタが0-2で勝利した。 前節、ラニエリ新体制の初陣となったナポリとのデルビー・デル・ソーレを0-1の敗戦で終えた12位のローマは、直近のヨーロッパリーグ(EL)のトッテナム戦で初勝利を逃すも、後半終盤の劇的同点ゴールによって2-2のドローに持ち込んだ。その勢いを活かしたい新体制のホーム初戦ではスパーズ戦から先発1人を変更。エル・シャーラウィに代えてクリスタンテを起用し、[3-5-2]の布陣で臨んだ。 一方、破竹のリーグ戦7連勝に公式戦12戦無敗と絶好調の2位のアタランタ。リーグ前節はパルマに3-1、直近のチャンピオンズリーグ(CL)のヤング・ボーイズ戦は6-1と自慢の攻撃陣が好調を維持するなか、今回の試合では先発3人を変更。クアドラード、パシャリッチ、ブレシャニーニに代えてベッラノーバ、エデルソン、ルックマンとベストメンバーを揃えてきた。 ウォームアップでは前日のインテル戦で昏倒し、緊急搬送された生え抜きMFボーヴェに連帯を示すT-シャツを着用し、試合前にはホームサポーターからレジェンド指揮官の復帰を歓迎する盛大な声援が届けられるなど最高の雰囲気で幕を明けたマンデーナイト開催のビッグマッチ。 地力で勝るアタランタが優勢に進める一方、ローマも開始4分にパレデスがGKカルネセッキにビッグセーブを強いる強烈なミドルシュートを放てば、13分にもマヌ・コネが枠のわずか左に外れる無回転ミドルでゴールを脅かす。 立ち上がり以降は中盤での球際での激しい攻防がメインとなるなか、ボールの主導権を握ったアウェイチームが押し込む状況が続く。外回りの攻撃から左のルックマンのドリブル突破や右のベッラノーバの攻撃参加を使いながら、クロスとセットプレーでチャンスを窺うが、フンメルスを中心にボックス付近で集中した守備を見せるホームチームの堅守を攻めあぐねた。 ほぼイーブンの内容で折り返しとなった試合はゴールレスで後半に突入した。後半はローマが低い位置ながらもボールを保持する展開となったが、中盤で潰し合うクローズな展開が続いていく。 この膠着状態を脱したいアタランタはレテギ、ルックマン、デ・ケテラエルの前線3枚を総入れ替えし、古巣対戦のザニオーロ、ブレシャニーニ、サマルジッチと中盤的な要素が強い選手を続けてピッチに送り出した。 これでよりボールを保持して全体を押し上げると、69分には待望のゴールが生まれた。コスヌの果敢なボックス内への仕掛けも効いた波状攻撃からペナルティアーク付近でこぼれ球に反応したデ・ローンが右足を一閃。ゴール前の混戦でDFチェリクの背中に当たって大きくコースが変わると、これが右ポストの内側を叩いてゴールネットに吸い込まれた。 ここまで集中した守備でアタランタの攻撃を抑え込みながらも、不運な形で先手を奪われたローマ。この失点直後にはすでに投入したショムロドフに加え、足を痛めたフンメルスとチェリクを下げてサーレマーケルス、エル・シャーラウィを両ウイングバックに投入。ここからリスクを冒して前に出ると、セットプレー流れのサーレマーケルスの右クロスからゴール前のマンチーニにチャンスも、見事なファーストタッチから体勢を崩しながらのシュートは枠に飛ばせず。 緊迫感のある状況が続いたまま迎えた後半最終盤にはアタランタが突き放す。89分、左CKの場面でキッカーのクアドラードが右足インスウィングの正確なクロスを入れると、ニアでザニオーロが頭で触ったボールがDFにもディフレクトしてゴール右隅に決まった。 そして、ザニオーロの今季セリエA初ゴールとなる痛烈な古巣恩返し弾で勝負を決めたアタランタが、敵地での接戦を制してセリエA8連勝を達成。敗れたローマはラニエリ体制でリーグ連敗スタートとなった。 ローマ 0-2 アタランタ 【アタランタ】 マルテン・デ・ローン(後24) ニコロ・ザニオーロ(後44) 2024.12.03 06:47 Tue
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ルカクは前半に退場させるべきだった…ナポリvsローマ裁いたマッサ主審に1試合職務停止処分か

ナポリvsローマで主審を務めたダビデ・マッサ氏が、誤審によって今週末のセリエAの担当から外れるようだ。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じている。 マッサ氏は24日に行われたセリエA第13節のデルビー・デル・ソーレで主審を担当。そのビッグマッチはFWロメル・ルカクの古巣恩返しゴールを最後まで守り抜いたホームチームがウノゼロで勝利していた。 しかし、試合後にローマのクラウディオ・ラニエリ監督が「前半に退場すべきだった」と語ったゴールスコアラーのファウルを巡る2つの判定が物議を醸していた。 ルカクはこの試合の前半にDFメーメト・ゼキ・チェリク、GKミレ・スヴィラルの2選手に対して完全なアフターチャージを見舞っていたが、いずれのファウルに関してもイエローカードが出されなかった。 報道によると、イタリア審判委員会の首脳陣はチェリクへのファウルは完全にイエローカードを掲示すべき誤審と考えており、スヴィラルへのファウルは議論の余地はあるものの、イエローカードに値するものだったと考えているという。 そして、このデルビーでのパフォーマンスによってマッサ氏は、今週末のセリエA第14節では完全に担当を外されるか、主審ではなく第4審に降格となる可能性が高いとのことだ。 2024.11.27 12:56 Wed
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ローマが伊代表デビュー生え抜きの新契約交渉スタート…トッティも“ローマのガビ”と期待

ローマが目下売り出し中の生え抜きMFとの新契約交渉をスタートさせたようだ。 イタリア屈指の育成組織を誇るローマにあって、現在最も注目を集める存在となっているのが、先日のベルギー代表戦でアッズーリデビューを飾ったイタリア代表MFニッコロ・ピジッリ(20)だ。 ローマ生まれで地元クラブのASDヘリオスから8歳でジャッロロッシのアカデミーに加入した万能型MFは、昨年5月に行われたセリエAのインテル戦でファーストチームデビュー。翌シーズンのヨーロッパリーグ(EL)のシェリフ戦では初ゴールも記録した。 迎えた今シーズンはダニエレ・デ・ロッシ前監督の下、アカデミーの先輩であるU-21イタリア代表MFエドアルド・ボーヴェ(現フィオレンティーナ)らとのポジション争いを制すると、ここまで公式戦7試合に出場。ヴェネツィア戦ではチームを勝利に導くセリエA初ゴールを挙げると、その将来性を高く評価するルチアーノ・スパレッティ監督から初招集を受けていた。 クラブレジェンドであるフランチェスコ・トッティが“ローマのガビ”と評する180cmのボックス・トゥ・ボックスMFは、セントラルMFを主戦場に高い戦術眼とテクニック、献身性を併せ持つ万能型。ローマ界隈ではトッティの良き相棒の一人として知られたシモーネ・ペッロッタの再来としての活躍が期待されている。 イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、プロ契約時に結んだ2026年の現行契約で年俸7万ユーロ(約1140万円)しか受け取っていない20歳MFに対して、条件面を大幅に改善したオファーを掲示する準備ができているという。 2024.10.14 07:00 Mon
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就任2戦目での白星ならずもラニエリ監督はパフォーマンス評価「フットボールのやり方を忘れていないことを示した点で重要」

ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、土壇場で手にした敵地での勝ち点1を評価した。 ローマは28日、敵地で行われたヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第5節でトッテナムと対戦し、2-2で引き分けた。 インターナショナルマッチウィーク期間にイバン・ユリッチ前監督を解任し、ラニエリ新監督を招へいしたローマ。その初陣となったセリエAのナポリ戦では敵地で0-1の敗戦となり、ロンドンでの一戦では強豪スパーズを相手に初勝利を目指した。 試合は開始早々に与えたPKを決められてビハインドを背負ったが、20分にFWパウロ・ディバラのFKをDFエヴァン・デンディカがヘディングで合わせて同点に追いつく。この直後にもディバラのお膳立てからFWステファン・エル・シャーラウィがゴールネットを揺らしたが、これは微妙なオフサイド判定で取り消しに。すると、前半半ばには一瞬の隙を突かれて勝ち越しを許した。 それでも、後半も攻守両面で粘ったアウェイチームは試合終了間際の91分に続けて得たCKの流れからDFアンヘリーニョの高速クロスをゴール前のDFマッツ・フンメルスがワンタッチで合わせ、劇的ドローに持ち込んだ。 同試合後、ラニエリ監督はイタリア『スカイ・スポルト』でこの一戦を総括。就任2戦目での勝利を逃したものの、チームが披露したパフォーマンスと気概を称えた。 「我々のプレーヤーは素晴らしい試合をした。ナポリ戦には満足していなかった。確かに守備はしたが、個人的にああいった形(自陣深くに引きこもった)の守備は好きではない。もちろん相手の攻撃に対処する必要があったが、それはチームとファンに伝えたかったメッセージではなかった」 「今日、私は彼らにこう言った。『ナポリでは自分の考えをはっきり伝えなかったかもしれない。私は後ろに下がるチームではなく、常に攻撃に出るチームを望んでいる。相手が動き出したら、自分たちも動き出さなければならない。どのチームのファンも、勝利を目指すチームを愛すると思う。成功するかどうかは別の話だが、ただ後ろに下がるチームは私のスタイルではない』とね」 「そこで、私はプレーヤーに何をすべきかをはっきりと伝えた。そして彼らは理解し、見事に反応し、決して諦めなかった。結果は重要だが、私は彼らにこう言った。『ファンに君たちのパフォーマンスを見てもらいたい。君たちがここにいること、優れていること、君たちがフットボールのやり方を忘れているはずがないことを、ファンに見てもらいたい』とね」 今大会出場チームで屈指の攻撃力を誇る相手に対して、非常にオープンな戦いを挑む形となったが、その試合展開については「私が求めたこと」だと当初からゲームプランにあったものだったと説明。 「結果にはこだわらず、最後まであらゆるリソースを使って全力を尽くして欲しいと思っていた。相手には素晴らしいスプリンターがいる。私はスパーズの監督(ポステコグルー)を褒めた。彼のチームスピリットと彼が植え付けたメンタリティが好きだからね。彼らは常に勝利を目指している。それに対して我々はうまくやった。最後のボールを届けるまではそれほど正確ではなかったが、攻撃の方向を頻繁に切り替えた」 また、ローマ加入後初スタメンを果たし、立ち上がりにPKを献上したものの、貴重な同点ゴールに加え、攻守両面で存在感を示したフンメルスに関してはコンディション、試合勘の部分でさらなる改善が必要ではあるものの、期待通りの活躍を見せてくれたと評価している。 「それ(PK献上)はVARだけが捉えられる瞬間のひとつだ。私はまだ見ていない。審判がプレーを続行させたのであれば、それは通常の出来事だったに違いない。彼は後方でキーマンとして、安全を確保し、高い位置からプレスをかけていたが、まだ最高のコンディションではない。この男はローマの守備でただうまくやるだけでなく、並外れた活躍ができると思う。我々のファンはじきにドイツで憧れていたチャンピオンを再発見して大喜びするはずだ」 スパーズ戦でのパフォーマンスは今後の巻き返しへの契機となり得るが、百戦錬磨の指揮官は「一羽のツバメが来ただけでは、夏にならない』と、チームとして一貫性を持ちながら少しずつ状況を改善する努力が必要だと気を引き締めた。 「我々は一生懸命努力しなければならない。一生懸命努力することによってのみ、我々は良いパフォーマンスと結果を出すことができる。この試合は、彼らがフットボールのやり方を忘れていないことを示した点で重要だ」 なお、“修理屋”の異名を持つ老将のもとで着実に改善を見せるジャッロロッシだが、リーグ次節は絶好調のアタランタとの厳しいホームゲームを戦う。 2024.11.29 09:40 Fri

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