カルバハルがCL制覇揶揄のチャビに反論、「フットボールは結果がすべて」

2022.10.04 23:25 Tue
Getty Images
レアル・マドリーのスペイン代表DFダニエル・カルバハルが、クラブのチャンピオンズリーグ(CL)制覇を“不公平”と揶揄したバルセロナ指揮官に反論した。スペイン『ESPN』が伝えている。
PR
マドリーは昨シーズンのCL決勝トーナメントでパリ・サンジェルマン、チェルシー、マンチェスター・シティ相手にいずれも劇的な逆転突破を決め、リバプールとのファイナルでも試合内容では圧倒されたものの、ベルギー代表GKティボー・クルトワの圧巻のパフォーマンスによって虎の子の1点を守り切って4シーズンぶり最多14回目の優勝を成し遂げた。
そういった中、今月16日に今季初のエル・クラシコを控えるバルセロナのチャビ・エルナンデス監督は、4日に行われるインテル戦に向けた公式会見の場で、ラ・リーガとCLのどちらで優勝するのが難しいかとの質問を受けた際、CLは「より難しい」、「不公平」とライバルを揶揄するようなコメントを残していた。

レオ(メッシ)は、最高のチームが常に勝つとは限らないと言っていたと思う。私も完全に同意する。ペナルティ、退場、そういったものがあった時点でアウトだ。38試合以上もあるリーグ戦はより公平だ」

敵将のこの発言を受け、翌日にシャフタール戦に向けた公式会見に出席したカルバハルは、「結局のところ、フットボールは結果がすべてだ」と、反論を行っている。
「過去9回のチャンピオンズリーグで5回優勝したけど、それは運ではないよ」

「結局のところ、フットボールは結果がすべてだ。より多くのゴ​​ールを決め、より少ない失点をした者が勝つ」

「昨年はリーグで素晴らしいシーズンを過ごし、チャンピオンズリーグでは浮き沈みもあったけど、重要な瞬間にチャンスをつかみ、カップを獲得した」

「『公平か不公平か』についてのこの議論は、レアル・マドリーがチャンピオンズリーグで優勝したときにのみ起こるもので、逆に面白いよ。他のチームが勝ったとき、それは実力主義だって言われるのだからね」

さらに、会見に同席し、個人として通算4度のビッグイヤー獲得を成し遂げているカルロ・アンチェロッティ監督も、カルバハルの意見に同意している。

「ディテールが重要だ。それは運や不運じゃない」

「運の話は自分の抱えている問題や相手のメリットを隠してしまう」

「チャンピオンズリーグでは、(ミラン時代の2005年決勝で)私に起こったように、6分間で3ゴールを許すこともある。または、準決勝で1分間に2ゴールを決めることができる。それらは些細なことだが、正しい姿勢でコントロールできる。レアル・マドリーは、そうしたディテールに最もよく気を配っているチームだと思う」

「何が一番いいのか? 誰もが自分の意見を持っている」

「良いプレーをするには、多くのことが必要だ。ボールを持っているだけではなく、守備も重要だ。ひとつのことだけをうまくやって、成功を収めることは難しい。だから、最高のチームがチャンピオンズリーグを制すると言うのは簡単だ」

PR
関連ニュース

「CLだったら…」レアル戦を振り返った久保建英は不満、幻ゴールの判定や日程変更に苦言「クソみたいなことしかなかったファンを残念に思う」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がレアル・マドリー戦を振り返った。 26日、ラ・リーガ第33節でソシエダはレアル・マドリーと対戦。ホームにマドリーを迎えた一戦は久保にとっては古巣対決となり、先発出場を果たした。 試合はリーグ制覇を目指すマドリーをソシエダが押し込む展開に。それでも29分にアルダ・ギュレルのゴールでマドリーが先制する。 追う展開となったソシエダは32分にビッグチャンス。相手ボックス付近でアンデル・バレネチェアがボールを奪うと、こぼれ球を最後は久保が蹴り込み同点ゴール。しかし、オンフィールド・レビューの結果、バレネチェアのファウルが取られ、ゴールは取り消されることとなった。 その後はマドリーがペースを握るも、久保はスルーパスやドリブルの仕掛けでチャンスを演出。ゴールこそ生まれなかったが、チームの攻撃を牽引したものの、0-1のまま敗戦となった。 現地でも高く評価される久保のパフォーマンスとは裏腹に、このところホームで結果が出せないソシエダ。久保は試合後にスペイン『Movister +』のフラッシュインタビューで振り返った。 「残念な結果だ。勝利に値したと思う。こんな雨の中、日程の変更もあり、クソみたいなことしかなかったファンのことを思うと残念だ」 「ファンのサポートはとても近くで感じた」 この試合は、マドリーのチャンピオンズリーグの影響もあって日程が変更に。その結果悪天候に見舞われる事態となった。 チームはチャンスを作りながらもゴールが遠かったが、久保は相手よりも運がなかったと振り返る。 「わからない。でも僕はネットを揺らした。僕たちは2、3回の明確なチャンスがあった。正確性よりも、運がなかったと思う」 「彼らは1、2回、僕たちは6、7回はチャンスを作っていた」 「僕たちは支配して上回っていたけど、ここでのプレーのやり方を忘れてしまったようだった。大事なのは結果だ」 また、自身もネットを揺らしたが、直前のアンデル・バレネチェアのファウルが取られ取り消しに。ただ、この判定にも納得はいっていないようだ。 「バレネがボールを奪いに行って…ボールを失った選手は倒れていたということしか僕には言えない」 「チャンピオンズリーグではどうなるか分からないけど、笛を吹くとは思えない」 現在チームは6位。4位に入ることはかなりハードルが高く、ヨーロッパリーグ(EL)本戦出場の5位も厳しい状況に。下が迫ってきているだけに、次戦も続くホームゲームでしっかり結果を残したいとした。 「ホームで勝てるはずの試合を、今日のように落としている。だから苦しんでいるし、アウェイではよく戦えている。結果も出ている」 「ホームではファンのサポートがあるのに結果が出ない。勝利で応えたいと思う」 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英が古巣・レアル相手にゴールも幻に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="q6HIXYYXKiw";var video_start = 203;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.27 12:42 Sat

「もっと何かを得るに値した」マドリー相手に惜敗…ソシエダ指揮官は「最終的にゴールが違いを生む」

レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が、強豪相手の惜敗を悔やんだ。スペイン『マルカ』が伝えている。 26日、ホームでのラ・リーガ第33節でレアル・マドリーを迎えたソシエダは、ターンオーバーを敢行した相手を押し込みながらも29分に失点。直後にMF久保建英のゴールで同点に追いついたかに思われたが、VARでFWアンデル・バレネチェアのファウルがとられて取り消しに。その後もチャンスは作りながらも最後までゴールを奪えず、0-1で試合を終えた。 惜しくも敗れる形となったイマノル監督はチームのパフォーマンス自体には満足感を示しつつ、だからこそ結果を得られなかったことを悔やんでいる。 「ヨーロッパでもっとも調子の良いチーム相手に、我々が成し遂げたことを嬉しく思うし、誇らしくも思っている。この相手に対してこれほどの試合をできるチームはほとんどいないだろう」 「だが、それと同時に私は幸せというわけでもない。我々はこの試合でもっと何かを得るに値したと思うのだ。だから、この結果には怒りと苛立ちを残すことになる」 「これがフットボールだ。最終的には、ゴールが違いを生む。だが重要なのは、チームが良いフットボールをすることだ。チームは多くの面で上手くやっていたと思うし、守備もマドリーをしっかり抑えていた」 「私は楽観的だ。チームの仕事ぶりや、選手のプレーぶりを見ているし、今日のようなプレーをすれば勝利に近づき、負けはしないだろう。今のチームはとても生き生きしていると言える」 2024.04.27 11:25 Sat

「彼はラ・レアルの選手」 リバプール関心報道の久保建英にイマノル監督がきっぱり

レアル・ソシエダのイマノル・アルグアシル監督が他クラブの関心取り沙汰される日本代表MF久保建英(22)に言及した。 2022年夏にソシエダ入りし、今や攻撃の中心と化す久保。今年2月にソシエダとの契約を2029年夏まで延長したばかりだが、リバプールから興味を持たれるなどとメディアを賑わせている。 現時点でまことしやかな報道ではあるが、スペイン『アス』によると、イマノル監督は26日にレアル・マドリーをホームに迎え撃ったラ・リーガ第33節後、その件を問う質問もあったようだ。 試合後の久保が自身の幻弾にチャンピオンズリーグ(CL)ならお咎めなしだったとの発言に「シェアするが、その件を話したくない」とすると、リバプール関心の夏移籍にもこう返した。 「彼はラ・レアルの選手であり、ここで続けたがっている。興味については知らない」 2024.04.27 11:15 Sat

「輝きと意欲を見せた」幻ゴールの久保建英、古巣レアル相手のパフォーマンスは現地でも評価「最も危険を生み出した」

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英がまずまずの評価を受けている。 26日、ラ・リーガ第33節でソシエダはレアル・マドリーと対戦した。 ホームにマドリーを迎えた一戦。久保にとっては古巣対決となり、先発出場を果たした。 試合はリーグ制覇を目指すマドリーをソシエダが押し込む展開に。それでも29分にアルダ・ギュレルのゴールでマドリーが先制する。 追う展開となったソシエダは32分にビッグチャンス。相手ボックス付近でアンデル・バレネチェアがボールを奪うと、こぼれ球を最後は久保が蹴り込み同点ゴール。しかし、オンフィールド・レビューの結果、バレネチェアのファウルが取られ、ゴールは取り消されることとなった。 その後はマドリーのペースとなる中で、80分には久保のスルーパスからミケル・オヤルサバルがシュートも枠を外すことに。久保は何度もチャンスを作ったがゴールが遠く、0-1で敗戦となった。 古巣相手に攻撃を牽引した久保に対し、スペイン『ElDesmarque』は久保に対して7点(10点満点)の評価を与えた。 「取り消されたゴールを除けば、非常に良かった。彼はレアル・マドリーの守備をいとも簡単に打ち破り、輝きと意欲を見せた」 また、スペイン『Noticias de Gipuzkoa』は6点(10点満点)の評価をつけた。 「再び違いを生み出す武器に。彼は何度も何度もチャレンジしたが、ベストのレベルには程遠い」 「彼のシュートがポストに当たってしまったことは残念だ。決して隠れることはなく、最も危険を生み出してきた人物」 <span class="paragraph-title">【動画】久保建英が古巣・レアル相手にゴールも幻に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="q6HIXYYXKiw";var video_start = 203;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.04.27 10:50 Sat

「最高の気分」ラ・リーガ初先発で決勝弾の活躍、ギュレルは「チャンスをくれた監督に感謝」

レアル・マドリーのトルコ代表MFアルダ・ギュレルが、ラ・リーガでの活躍を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。 ギュレルは敵地で26日に行われたラ・リーガ第33節のレアル・ソシエダ戦で先発。チームがチャンピオンズリーグ(CL)準決勝1stレグのバイエルン戦を見据えたターンオーバーを敢行したことで、ラ・リーガ初先発のチャンスを得る形となった。 チームは押し込まれる展開からスタートしたものの、29分にボックス内へ走り込んだギュレルが先制ゴールを記録。チームは最後までこの得点を守り抜き、1-0で勝利した。 決勝弾で勝利に貢献したギュレルは喜びを露わにしつつ、チームメイトやチャンスを与えてくれたカルロ・アンチェロッティ監督への感謝を述べている。 「まずはチーム全体を称えたいし、今日の試合でこうしたチャンスを与えてくれた監督にも感謝したい。得点できたこと、そして勝利できたことをとても嬉しく思っているよ」 「ここは世界最高のクラブであり、そこでの得点は最高の気分になれるね。ここにいることができて、得点も決められるのがとても嬉しいよ。みんなに感謝したい」 「これがレアル・マドリーなんだ。選手の質は、信じられないほど素晴らしいものだと思う。僕たちはいつだってプレーする準備ができているし、今日もそれを示せたね」 「僕はフィジカル面だけでなく、メンタル面も鍛えているよ。辛抱強くチャンスを待っているし、今も毎日ハードワークしているんだ。メンタル面においては、常に向上し続けることに集中している」 2024.04.27 10:25 Sat
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly