ダービー完敗のスパーズ、コンテ監督「この試合の重要性はわかっていたが…」

2023.01.16 11:54 Mon
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トッテナムアントニオ・コンテ監督が敗戦の弁を述べた。クラブ公式サイトが伝えている。
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15日に行われたプレミアリーグ第20節でアーセナルをホームに迎えたトッテナム。立ち上がりから押し込まれる展開が続くと、14分に相手FWブカヨ・サカのクロスがブロックを試みたイングランド人DFライアン・セセニョンの足に当たり、元フランス代表GKウーゴ・ロリスがキャッチできずにゴールに吸い込まれた。オウンゴールで先制を許した後も劣勢変わらず、36分にも相手MFマルティン・ウーデゴールにミドルシュートを決められて失点。後半には交代策を活用し、ようやくギアの入った攻撃を見せるが、相手GKアーロン・ラムズデールを中心とした守備を崩せずに0-2のままタイムアップを迎えた。コンテ監督は試合後、“ノースロンドン・ダービー”での完敗を嘆きつつも、後半のパフォーマンスにはポジティブな反応を示した。
「この試合の重要性はわかっていたが、すぐに1点を失った。その後も同点に追いつくチャンスがあったが、アーセナルのキーパーが素晴らしいセーブをしたために1-1になるどころか、2点目を献上してしまった。

「2失点目はどのチームにとっても致命傷になりかねない。しかし、後半は冷静さを失わなかったので、素晴らしいリアクションができたと思う。0-2という状況では、攻撃に重点を置いてバランスを崩すと、スコアを振り出しに戻すどころか、さらに失点を重ねてしまうリスクがある」
「しかし、我々は得点するチャンスを多く作れたと思う。数分後には2-1とするチャンスだってあった。不運だったし、今日のピッチでは相手のキーパーがベストプレーヤーだったと思う。一方で、木曜日にはまたマンチェスター・シティとの厳しい試合が待っている」

「前半も後半も、監督は選手の心や気持ちの入り方を正しく理解しなければいけない。私は選手たちに、試合に集中すること、頭を常に動かすこと、そして最後まで悔いのないように戦うということを求めた。試合終了後、自分たちがしたことに後悔はないと思う」

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今季ゴール量産の前田大然にリバプールやアーセナルなどプレミアの複数クラブが関心か? 移籍金は48.3億円程度

今シーズンのセルティックで多大なる活躍を見せている日本代表FW前田大然(27)にプレミアリーグのビッグクラブが関心を持っているという。イギリス『TBR』が伝えた。 2022年1月に横浜F・マリノスからセルティックに加入した前田。今シーズンは公式戦47試合で33ゴールを記録。スコティッシュ・プレミアシップでは16ゴールを記録し、得点ランキングトップに立つとともに、シーズンMVPの最終候補に残っている。 左ウイングを主戦場としていた前田は、1月に日本代表FW古橋亨梧がスタッド・レンヌへと完全移籍したことを受けて中央でのプレーが増えることに。すると一気にゴールを量産し、1つステップを登った形となっている。 前田とセルティックの契約は2027年夏までとなっており、ブレンダン・ロジャーズ監督も今夏の移籍の可能性を示唆していたが、プレミアリーグからの関心が高まっているという。 前田の獲得に関心を持っているのは、アーセナル、リバプール、チェルシー、トッテナム・ホットスパーとのこと。さらに、アストン・ビラやブレントフォード、フルアム、クリスタル・パレス、ウェストハム、リーズ・ユナイテッドなども興味を持っているという。 前田の移籍金は約2500万ポンド(約48億3000万円)と見られており、プレミアリーグのクラブであれば手が出せる金額。前田自身は「ここにいる間は、常にセルティックのために戦い、プレーしたいと思っています。チームのために集中してプレーし続けたいです」と、セルティックのためにプレーすることを口にしていたが、セルティックが最後のクラブになるかという質問には「うーん、よく分かりません。難しい質問ですね」と、残留を明言せず、高みを目指していくことは間違いないと見られている。 2025.05.02 16:45 Fri
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無冠煽り、相手選手の模倣…プレミアリーグでは批判的・嘲笑的なゴールセレブレーションへの処罰が厳格に?

プレミアリーグでは今後、ゴールセレブレーションをする際に注意が必要となるかもしれない。 今シーズン、いくつかのゴールセレブレーションが物議を醸しているプレミアリーグ。得点を記録した選手がチームメイトやファンと祝うのはサッカーの醍醐味の一つであり、試合の盛り上げに大きく貢献しているが、一方で相手を嘲笑するようなセレブレーション対しては批判も少なくない。 例えば、1月26日に行われたプレミアリーグ第23節トッテナムvsレスター・シティでは、レスターのFWジェイミー・ヴァーディが同点弾を決めた際のゴールセレブレーションが話題に。ヴァーディはユニ右袖の「プレミアリーグのエンブレム」を指差した上で、トッテナムファンに向けて指で「0」の形を作り、無冠の続くクラブを煽った。 また、2日に行われたプレミアリーグ第24節アーセナルvsマンチェスター・シティ戦では、アーセナルの若手DFマイルズ・ルイス=スケリーがゴールを決めた際に、シティのFWアーリング・ハーランドがよく見せるあぐらをかいて目をつぶるセレブレーションを披露。これについても物議を醸すこととなった。 この2つのセレブレーションについては、いずれもお咎めなし。しかし、イギリス『スカイ・スポーツ』によると、今後は警告の対象になる可能性があるようだ。 プレミアリーグの最高責任者であるプレミアリーグの最高責任者トニー・スコールズ氏は、「バランスの問題だ。我々は皆、セレブレーションを見るのが好きだとは思う。中にはとても面白いものもあるが、限度はある。それが嘲笑や批判に及ぶのなら、我々は対処する必要があるだろう」と語っている。 実際、今シーズンもエバートンのFWイリマン・エンディアイエがブライトン&ホーヴ・アルビオン戦でゴールを決め、ブライトンのエンブレムにも描かれるカモメのポーズをとったところ、イエローカードを提示される事態に。今後はより厳しい目が向けられる可能性があり、選手たちはセレブレーション時に慎重となる必要があるだろう。 2025.02.06 15:10 Thu

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