インテル退団濃厚のベシーノはラツィオへ? サッリが教え子たちとの再会を心待ちに

2022.05.21 21:32 Sat
Getty Images
今季限りでインテルでの契約が満了となるウルグアイ代表MFマティアス・ベシーノ(30)は、エンポリ時代の恩師であるマウリツィオ・サッリ監督が率いるラツィオへ移籍することになりそうだ。イタリアの複数のメディアが報じている。
ベシーノは2017年8月にフィオレンティーナから加入。最初のシーズンは、最終節のラツィオ戦でインテルにとって7シーズンぶりとなるチャンピオンズリーグ(CL)出場権を呼び込む決勝弾を決めるなど主力として活躍した。しかし、アントニオ・コンテ監督が就任した2019-20シーズンを境に徐々に序列が低下し、シモーネ・インザーギ体制となった今季もセリエAで17試合の出場にとどまっている。
かねてより今季限りでの退団が濃厚とされてきたベシーノだが、『Sempre Inter』によると、ラツィオのサッリ監督が来季のチーム編成にあたって、ベシーノら自身が指導してきた教え子たちをチームに呼び寄せたいと考えているとのことだ。

サッリ監督は、ベシーノ以外にもエバートンに所属するブラジル代表MFアラン(31)や、ユベントスの元イタリア代表DFダニエレ・ルガーニ(27)ら、かつて自身が指揮したクラブで重用してきた選手たちとの再会を心待ちにしているという。

ラツィオは元ブラジル代表MFルーカス・レイバ(35)の今季限りでの退団が確実視されており、中盤の位置から献身的な働きでチームを支えるベシーノの獲得にはとりわけ熱心だと指摘されている。


関連ニュース

CL16強のラツィオ、サッリ監督は不振のリーグ戦を引き合いに 「昨季と正反対」

ラツィオのマウリツィオ・サッリ監督が勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。 前節の勝利によりチャンピオンズリーグ(CL)グループEの2位に浮上していたラツィオ。決勝トーナメント進出が決まる可能性もある中、28日に第5節のセルティック戦に臨み、途中出場のFWチーロ・インモービレの2得点で2-0の勝利をあげた。 数時間後に行われた他会場の結果、ラツィオは決勝トーナメント進出も決定。試合について語ったサッリ監督は、CLで成功収めている一方、セリエAで苦戦しているチーム状況に言及した。 「我々は(リーグ戦を2位で終えた)昨シーズンと正反対のことをやっている。今夜手応えが得られることを期待していたが、今はリーグ戦での手応えを期待している」 「この二足のわらじを説明するのは難しい。チャンピオンズリーグの雰囲気は我々にエネルギーを与えてくれるが、リーグ戦でもそれを見つけなければならない。残念だが、これが精一杯だ」 チームを勝利に導いたインモービレやFWペドロ・ロドリゲスの途中起用にも触れ、インモービレをベンチに置いたのは過密日程が理由だと明かしている。 「我々は3日ごとにプレーするという事実を考慮しており、疲労困憊の選手を無理に出場させたくはない。今朝、チーロを少し休まようと決めた。彼とペドロという似たような2人の選手がベンチにいるのは、試合によっては贅沢になる」 「出場時間とコンディションを管理しなければならない。インモービレが30分プレーするのか60分プレーするのかは重要ではない。大事なのは彼がそれをどうこなすかだ」 インモービレの2ゴールを演出した今夏加入のFWグスタフ・イサクセンについては、ようやくチームに馴染んできたと語っている。 「イサクセンは若く、デンマークのリーグ出身だが、(イタリアの)言葉がわからず、トレーニングや食事の方法も変えた。慣れるのに何カ月か必要だったがポテンシャルはある。彼はもっとやれるだろう」 2023.11.29 14:22 Wed

途中出場インモービレ2発のラツィオに今節突破の可能性! 古橋不発のセルティックは最下位での敗退決定…【CL】

チャンピオンズリーグ(CL)グループE第5節、ラツィオvsセルティックが28日にスタディオ・オリンピコで行われ、ホームのラツィオが2-0で勝利した。 前節、フェイエノールト(勝ち点6)とのホームゲームを1-0で競り勝ち、グループ2位に浮上したラツィオ(勝ち点7)。今節の勝利且つ、数時間後に行われるフェイエノールトとアトレティコ・マドリー(勝ち点8)で首位のアトレティコの勝利で決勝トーナメント進出が決まるなか、グループ最下位チームをホームで迎え撃った。直近のセリエAで格下サレルニターナに1-2で敗れる失態を演じたサッリのチームは、その試合から先発4人を変更。MF鎌田大地に代わってルイス・アルベルト、カタルディとインモービレ、ザッカーニに代えてロベッラ、イサクセン、カステジャノスを起用した。 一方、奇跡の逆転突破へこの試合の勝利が絶対条件となるセルティック(勝ち点1)。だが、直近のマザーウェルとのホームゲームでは土壇場の失点で1-1のドローに終わり、難敵相手のアウェイゲームに弾みを付けられず。なお、この試合ではFW古橋亨梧がスタメン。負傷のDF岩田智輝、FW前田大然とMF旗手怜央は登録外のDF小林友希と共にメンバー外となった。 互いに前から圧力をかけ合うアグレッシブな入りを見せると、開始5分にはペナルティアーク付近でボールを受けた古橋が左足のシュートで最初の枠内シュートを記録。 一方、ラツィオも徐々に中盤でプレス回避を見せると、10分にはボックス手前右でゲンドゥージが上げたクロスをファーに走り込んだフェリペ・アンデルソンがフリーでダイビングヘッド。だが、このシュートを枠に飛ばせない。 互いにプレスの勢いが落ち着き始めると、以降は共に後方からボールを動かしながら相手の守備ブロック攻略を図る。ボール支配率はほぼ五分五分も、ルイス・アルベルトを起点によりスムーズに前進するラツィオが多くのフィニッシュに繋げていく。 ただ、アタッキングサードでは相手の集中した守備を崩し切れず、中盤の選手がミドルシュートを打たされる場面が目立った。そして、ややクローズな展開が続いた試合はゴールレスでの折り返しとなった。 互いに選手交代なしで臨んだ後半、前半同様に古橋に見せ場。48分、高い位置でのオライリーのボール奪取からボックス右でボールを受けた古橋が相手DFの股間を抜く右足のシュートを放つが、これは惜しくも枠の左に外れる。 以降は再びラツィオペースで試合が進むと、ボックス内でカステジャノス、イサクセンと続けて際どいシュートを放つが、いずれも枠を捉え切れない。 60分過ぎには両ベンチが動く。セルティックはフォレスト、ベルナルドを下げてマイキー・ジョンストン、オ・ヒョンギュを、ラツィオはカステジャノスとフェリペ・アンデルソンに代えて切り札のインモービレとペドロのベテランアタッカー2人をピッチに送り出す。 後半半ばから終盤にかけて試合は一進一退の攻防に。互いに前半に比べてフィニッシュの回数を増やしていくが、ゴール前あと一歩という場面が目立つ。だが、その焦れる展開のなかでホームチームの頼れる主砲が見事な決定力を発揮する。 82分、ボックス手前右でイサクセンが強引に放った左足シュートが相手DFにディフレクトしてボックス左に流れると、これに反応したインモービレが左足で押し込んだ。 前節のフェイエノールト戦に続きインモービレのゴールで先手を奪ったラツィオは直後にルイス・アルベルトを下げて鎌田を投入。すると、この直後の85分にはイサクセンの浮き球パスにボックス内で反応したインモービレがDFスケールズに競り勝って足元にボールを収めると、最後は巧みなシュートフェイントでカバーに入ったDFを外してゴール右隅へ左足のシュートを流し込んだ。 このエースの2ゴールによって大勢が決したなか、何とか一矢報いたいセルティックだったが、終盤の攻勢も実らず。試合はこのままタイムアップを迎えた。 この結果、2連勝で暫定首位に立ったラツィオは自力突破に王手をかけると共に、今節での突破の可能性を残した。一方、敗れたセルティックは最終節を前に最下位での敗退が確定した。 2023.11.29 04:51 Wed

古橋亨梧は「スコットランドのラウタロ」、ラツィオ戦控える中イタリア人指導者が警戒

チャンピオンズリーグ(CL)のラツィオ戦を控えているセルティック。イタリアでは日本代表FW古橋亨梧が警戒されている。 今シーズンはスコティッシュ・プレミアシップで14試合6ゴール。CLでも4試合で2ゴールを記録している。 そのセルティックは、第5節でラツィオと対戦。ホームでの試合ではゴールを決めており、ラツィオとしても警戒するところだ。 そんな中、イタリア『gianlucadimarzio.com』ではラツィオ戦を前に、スコティッシュ・プレミアシップのリヴィングストンで分析担当として働くイタリア人指導者のエウジェニオ・セナ氏にインタビュー。セルティックについて語る中、古橋を要注意人物に挙げた。 「1人目はストライカーの古橋だ。背が高くないにも関わらず、非常にテクニックに優れているが、チームの雰囲気にフィットしている」 「その右足で相手をとても悩ませる存在で、頭でもゴールを決めることができ、右も左も巧みだ。日本人はまるで『スコットランドのラウタロ』のようだ」 様々な形でゴールに襲いかかる古橋に対し、インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスを引き合いに出したセナ氏。そのほか、カラム・マクレガー、マット・オライリーを注意すべきと語っていた。 2023.11.28 13:10 Tue

勝てばCL決勝T進出の可能性もあるラツィオ、守護神プロベデルが発熱で欠場か

ラツィオのイタリア代表GKイバン・プロベデルが、チャンピオンズリーグ(CL)の大一番を欠場する可能性があるようだ。 ここまでCLグループEで4試合を消化して、2勝1分け1敗の2位につけるラツィオ。28日にホームで行われる第5節のセルティック戦に勝利すれば、他会場の結果次第で決勝トーナメント進出が決まる可能性もある。 対戦相手のセルティックはグループステージでいまだ勝利なく最下位に沈んでいるだけに、ラツィオとしては是が非でも勝利が欲しい一戦。ただし、著名ジャーナリストのジャンルカ・ディ・マルツィオ氏によると、この重要な試合で守護神を欠く可能性があるようだ。 今シーズンここまでセリエAとCLで全試合に出場するプロベデルが、高熱によって試合前日のトレーニングを欠席したとのこと。少なくとも先発は疑わしい状況であり、イタリア人GKルイジ・セペが今季初出場となる可能性が高まっている。 ラツィオは守護神のほか、DFニコロ・カザーレ、DFアレッシオ・ロマニョーリ、FWマッティア・ザッカーニの欠場が確実に。また、MFマティアス・ベシーノも出場停止となっており、大一番を前にマウリツィオ・サッリ監督は難しいやり繰りを迫られることになる。 2023.11.28 10:10 Tue

鎌田が9試合ぶりの先発もラツィオは最下位サレルニターナに今季初勝利を献上…【セリエA】

鎌田大地の所属するラツィオは25日、セリエA第13節でサレルニターナと対戦し、1-2で敗戦した。鎌田はフル出場している。 リーグ戦2試合勝利のない10位ラツィオ(勝ち点17)が、今季リーグ戦未勝利の続く最下位サレルニターナのホームに乗り込んだ一戦。代表戦でゴールを記録するなど好調の鎌田は[4-3-3]の左インサイドMFでリーグ9試合ぶりのスタメンとなった。 立ち上がりからボール支配率で上回るラツィオだが、決定機やシュートはおろかアタッキングサードまでボールを運べない時間が続く。するとサレルニターナは24分、ボックス外のボヒネンが直接ゴールを狙ってクロスバー直撃の決定機を作り出す。 その後も膠着状態が続く中、ラツィオは前半終盤に訪れた最初の決定機で先制する。39分、カタルディが供給したロングパスからインモービレがDFの裏に抜け出すと、ボックス内でギョンベルに倒される。主審はノーファウルの判定でプレーを流したが、オンフィールドレビューの結果、ギョンベルのファウルを認め、ラツィオがPKを獲得。このPKをインモービレがゴール左隅に決めた。 1点リードで後半を迎えたラツィオだったが、55分に同点に追いつかれる。マッツォッキの右クロスをニアサイドのカンドレーバがヘディングシュート。これはGKプロベデルが弾くもこぼれ球をカスタノスに押し込まれた。 さらにラツィオは66分にも、自陣バイタルエリア手前でFKを与えるとサインプレーからカスタノスがヒールパスで動かしたボールをカンドレーバが豪快に右足でシュート。無回転気味の強烈なシュートはGKプロベデルの手をはじき、直接ゴールに突き刺さった。 カンドレーバのゴラッソで逆転を許したラツィオは、69分にインモービレとフェリペ・アンデルソンを下げてカステジャノスとイサクセンを投入。しかし、最後まで追加点は生まれず。 逆転負けを喫したラツィオはリーグ戦3試合勝利なし。一方のサレルニターナは今季初勝利を飾った。 2023.11.26 01:00 Sun
NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly