モウリーニョ監督が確執噂されるザニオーロとの関係に言及 「嘘をついたほうが新聞は売れるのだろうが…」

2021.11.26 13:06 Fri
Getty Images
ローマジョゼ・モウリーニョ監督がチームの勝利を喜びつつ、確執が噂されるイタリア代表MFニコロ・ザニオーロとの関係について語った。クラブ公式サイトが伝えている。
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ローマは25日に行われたヨーロッパ・カンファレンスリーグ(ECL) グループC第5節でウクライナのゾリャと対戦した。セリエAでは不安定な戦いが続き、ECLでも2試合勝ちから遠ざかっている状況だったが、この日は攻撃陣が躍動。前半のうちにFWカルレス・ペレスとザニオーロのゴールで2点を先取すると、後半にもFWタミー・エイブラハムの2ゴールで突き放し、4-0で勝利した。この結果、ECL3試合ぶりの勝利を挙げたローマは1試合を残しての決勝トーナメント進出を決めている。
試合後のインタビューに応じたモウリーニョ監督はグループステージを突破したチームを称賛。課題はあるとしつつも、選手たちのプレーを称えた。

「第一に、最も勇気づけられたのはグループステージを突破できたことだ。勝つべきグループではあったが突破は重要であり、そのためにもこの試合で勝利する必要があった。この結果は十分に納得できるものではあるが、もっと得点できたとも思う」
「相手はベストではなかったが、我々にいくつかの問題を引き起こす可能性があった。彼らは攻撃的であり、対戦相手を押し込もうとしてくる。しかし、我々はそれに対する適切な解決策を見つけることができた。選手たちの素晴らしい個人プレーのおかげだ」

また、モウリーニョ監督はこの試合で得点を記録したザニオーロに言及。一部メディアから練習中に口論があったと報じられるなど確執が懸念されているが、指揮官はそうした噂をはっきりと否定した。

「彼は大きな可能性を秘めているが、戦術理解や態度の一貫性という点で学ぶ必要がある。才能があるのだから、自信の面で浮き沈みする必要はないのだ。今は多少苦労しているが、本当に良い選手だよ。だからこそ、自分の才能と可能性を理解する必要がある。そしてその一環として、フィットネスの問題を忘れてはならない」

「彼はときにネガティブな感情に悩まされることがあるようだ。ユベントス戦では今日のようにとても良いプレーをしていたが、ヒザを強打した後は大ケガをした選手にありがちではあるが、少し怯えてしまった」

「もし私がローマの記者たちに嘘をつかない、話を作らない、ありもしない問題を起こさないようお願いできるならば、彼については放っておく必要があると思うね。私は彼を助けるためここにいるのであって、裁くためいるのではない」

「嘘をついた方が新聞は売れるのだろうね。だが、特にローマで、もしあなたもローマファンなのであれば、そっとしておくべきだろう。おそらくロベルト・マンチーニだって、代表チームに貢献できるようなザニオーロを作り上げられれば喜ぶはずだ」

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