渦中のロ・チェルソとロメロ、トッテナムから懲戒処分か…隔離措置のため週末のリーグ戦には出場できず

2021.09.07 20:01 Tue
Getty Images
新型コロナウイルスに関する規則違反があったとして問題視されているアルゼンチン代表のMFジオバニ・ロ・チェルソとDFクリスティアン・ロメロだが、所属先のトッテナムから処分を受ける可能性があるようだ。イギリス『ガーディアン』が伝えている。
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両選手は、今回のインターナショナルマッチウィークにおいてアルゼンチン代表の招集を受け、カタール・ワールドカップの南米予選に参加していた。イングランドでは入国時の規制が厳しく敷かれており、政府が定めるレッドリスト国からの入国者に対しては10日間の隔離期間が設けられるため、その間に所属選手が出場不可となることを嫌ったプレミアリーグクラブは、満場一致で今回の選手派遣を拒否する姿勢をとっていた。
それでも代表参加を敢行したロ・チェルソとロメロは、5日に予定されていたブラジル代表戦のためサンパウロに到着した際、過去2週間にイギリスに滞在していないという虚偽の申告をしたと各メディアに報じられた。ブラジルでは、入国までの2週間以内にイギリスの滞在歴がある場合、14日間の隔離措置を取らなければならない規則となっている。

そんな中で行われたブラジル代表vsアルゼンチン代表の大一番。しかし、キックオフ直後に突然ブラジル保健当局のスタッフが介入し、即時中断を要請。上記2選手に加え、アストン・ビラ所属のGKエミリアーノ・マルティネスとMFエミリアーノ・ブエンディアの2名も虚偽申告をしていたとして、このままの続行は認められないということを主張しての行動だった。

結局、試合はその場で中断が決定。異例のドタバタ劇で多くのフットボールファンを混乱、失望させる最悪の結末を迎えることになった。
『ガーディアン』によれば、トッテナムはロ・チェルソとロメロに対して代表参加の許可を与えていなかったようで、クラブとしては命令を無視するという看過できない事態。代理人を通じた相談もなかったため、厳しい処分を受ける可能性が高いと伝えられている。また、両選手同様に許可なくコロンビア代表に合流したDFダビンソン・サンチェスも処分を受ける見込みだ。

なお、ロ・チェルソ、ロメロ、E・マルティネス、ブエンディア、そしてD・サンチェスの5名は、イギリス入国の際の10日間の隔離期間を避けるため、グリーンリスト国であるクロアチアを経由する模様。そこでフォットネスを整え、各クラブに戻る予定のようだ。

トッテナムの3選手に関しては、11日に行われるプレミアリーグ第4節のクリスタル・パレス戦の欠場は濃厚。一方のアストン・ビラも、同日開催のチェルシー戦に主力2選手が起用できない事態となってしまっている。

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