ポチェッティーノ、リーグ・アン白星発進に満足 「最も重要なことは勝ち点3」

2021.08.08 14:50 Sun
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるマウリシオ・ポチェッティーノ監督が2021-22シーズンのリーグ・アン白星スタートに満足感を示している。
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昨シーズン、リールに10年ぶりのリーグ制覇を許したPSG。直近に行われたトロフェ・デ・シャンピオン2021でもリールに屈しており、覇権奪還を目指す新シーズンに不安を残す形で開幕を迎えることになった。昇格組トロワのホームに乗り込んだ7日のリーグ・アン開幕節ではエースのFWネイマールやキャプテンのDFマルキーニョス、MFアンヘル・ディ・マリア、MFマルコ・ヴェッラッティ、新戦力のDFセルヒオ・ラモスやGKジャンルイジ・ドンナルンマら注目選手が代表戦やコンディションの問題で欠場となった。
それでも、GKケイロル・ナバス、FWキリアン・ムバッペ、DFプレスネル・キンペンベという主力に加え、新戦力のDFアクラフ・ハキミ、MFジョルジニオ・ワイナルドゥムがスタメンを飾った。

試合は開始9分にセットプレーからDFウアリド・エル・ハジムにヘディングを叩き込まれ、いきなり先制を許す苦しい立ち上がりに。
それでも、19分にはMFアンデル・エレーラからの絶妙なミドルパスに反応したハキムがボックス右から相手DFを腕でブロックしながら強烈な右足のシュートを突き刺し、すぐさま同点に追いつく。さらに、直後の21分にはMFユリアン・ドラクスラーのフィードに反応したムバッペがボックス右ライン際でマイナスに折り返したボールを中央のFWマウロ・イカルディがワントラップから右足アウトを使った技ありのシュートで流し込み、瞬く間に試合を引っくり返した。

以降はなかなか追加点を奪えず、相手の粘りに遭い拮抗した展開に持ち込まれたものの、最後は地力の差で逃げ切って開幕戦を2-1の逆転勝利で飾った。

同試合後、ポチェッティーノ監督はクラブ公式チャンネル『PSG TV』で内容面の課題を口にしながらも、厳しい試合を制してのリーグ白星発進に満足感を示している。

「勝ち点3を獲得し、このような形でシーズンをスタートさせることができたのは非常に重要だった」

「おそらく、思うように90分間プレーできなかったかもしれない。良い時間帯とそうでない時間帯があったが、全体的には満足している」

「一方で、トロワは称賛に値するチームだった。彼らは試合を通して非常に良いプレーを見せた」

「我々にとって本当に難しい試合だった。しかし、シーズンの始まりは常に難しいものだ。対戦相手はいつもやる気に満ちており、それは昨日や今日の(その他のリーグ戦の)試合結果にも表れている」

「試合に勝つのは決して簡単ではない。どのチームもよく準備されており、もちろん今日はタフだった。しかし、最も重要なことは勝ち点3を獲得することだ」

また、新型コロナウイルスのパンデミック発生以降、長らく無観客開催が続いていたリーグ・アンだが、今回の一戦では多くのサポーターがスタジアムに集まっていた。

アルゼンチン人指揮官は敵地といえども、スタジアムにサポーターの熱気が戻ってきたことを歓迎している。

「サポーターの皆さんは素晴らしかったと思う。今日、我々が感じたアドレナリンは、ファンのいない約2年間、私たちが失ったものだった。フットボールとその情熱を愛するすべての人にとって、悪夢のような非常に悪い状況が続いていたが、今日スタジアムにファンが戻ってきたことをとても嬉しく思うよ」

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パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるルイス・エンリケ監督が5日に行われ、1-0で勝利したリーグ・アン第28節アンジェ戦後にコメントした。 この試合を制したPSGは6試合を残してリーグ・アン4連覇を達成。ルイス・エンリケ監督は優勝を喜びつつも、リバプールを撃破してベスト8まで勝ち上がっているチャンピオンズリーグ(CL)制覇への野心を隠さなかった。 「私は幸せで満足している。サポーター、選手、スタッフ、クラブに関わる全員に感謝する時が来た。今季は素晴らしいシーズンを送っている。我々はチャンピオンとなり、このトロフィーに完全に値すると思う。それでも我々には破るべき記録があると思う。CLやフランスカップで競争力を発揮するためにはこのモチベーションを維持することが重要だ」 リーグ・アン4連覇を達成したPSGは9日、アストン・ビラとのCL準々決勝1stレグを控える。 2025.04.06 15:00 Sun
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2025年の仏リーグ最高給取りはデンベレに! PSGが上位12位まで独占

2025年のリーグ・アン(フランス1部)のサラリーランキングが、フランス『レキップ』によって発表された。 2024年はパリ・サンジェルマン(PSG)のFWキリアン・ムバッペが月給600万ユーロ(約9億7000万円)と破格の金額でランキングトップに君臨していたが、その最高給取りがレアル・マドリーに移籍したことで、今年のランキングはより拮抗したものに。 ただ、今シーズンのリーグテーブルで首位を独走するPSGが発表されたトップ30のうち、上位12位まで独占する金満ぶりを改めて証明。そのなかで1位に輝いたのは、新エースFWのウスマーヌ・デンベレの月給150万ユーロ(約2億4000万円)となった。 そして、2位にはキャプテンのDFマルキーニョス、3位は同額でDFリュカ・エルナンデスとDFアクラフ・ハキミが並んだ。 PSG勢以外ではマルセイユのMFアドリアン・ラビオとMFピエール=エミール・ホイビュア、リヨンのFWアレクサンドル・ラカゼットが月給50万ユーロ(約8億1000万円)で並んでいる。 今回発表されたリーグ・アンのサラリーランキングの上位30名は以下の通り。 1. ウスマーヌ・デンベレ(PSG) 150万ユーロ 2. マルキーニョス(PSG) 112万ユーロ 3. リュカ・エルナンデス(PSG) 110万ユーロ 3. アクラフ・ハキミ(PSG) 110万ユーロ 5. ワレン・ザイール=エメリ(PSG) 95万ユーロ 6. ヴィティーニャ(PSG) 90万ユーロ 6. クヴィチャ・クワラツヘリア(PSG) 90万ユーロ 8. ジャンルイジ・ドンナルンマ(PSG) 84万9500ユーロ 9. ヌーノ・メンデス(PSG) 80万ユーロ 10. プレスネル・キンペンベ(PSG) 64万ユーロ 11. ブラッドリー・バルコラ(PSG) 55万ユーロ 12. デジレ・ドゥエ(PSG) 50万ユーロ 12. アドリアン・ラビオ(マルセイユ) 50万ユーロ 12. ピエール=エミール・ホイビュア(マルセイユ) 50万ユーロ 12. アレクサンドル・ラカゼット(リヨン) 50万ユーロ 16. メイソン・グリーンウッド(マルセイユ) 45万ユーロ 16. ジェフリー・コンドグビア(マルセイユ) 45万ユーロ 16. イスマエル・ベナセル(マルセイユ) 45万ユーロ 16. コランタン・トリソ(リヨン) 45万ユーロ 20. ゴンサロ・ラモス(PSG) 44万3500ユーロ 21. ファビアン・ルイス(PSG) 43万4300ユーロ 22. ネマニャ・マティッチ(リヨン) 40万ユーロ 22. セコ・フォファナ(レンヌ) 40万ユーロ 22. ブライス・サンバ(レンヌ) 40万ユーロ 22. ジョアン・ネヴェス(PSG) 40万ユーロ 26. レオナルド・バレルディ(マルセイユ) 35万ユーロ 27. ラヤン・シェルキ(リヨン) 33万ユーロ 27. ヴァランタン・ロンジエ(マルセイユ) 33万ユーロ 29. ガエタン・ラボルド(ニース) 32万ユーロ 29. アレクサンドル・ゴロビン(モナコ) 32万ユーロ 29. デニス・ザカリア(モナコ) 32万ユーロ ※金額はいずれも月給(推定) 2025.03.26 17:00 Wed

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